2019.05.27

■感想 今石洋之監督『プロメア』


映画『プロメア』第二弾PV 制作:TRIGGER

 今石洋之監督、中島かずき原作,脚本、TRIGGER 原作,アニメーション制作、舛本和也 アニメーションプロデューサー 『プロメア』@イオンシネマワンダー で観てきた。

 『グレンラガン』『キルラキル』ファンはもちろん、『スパーダーバース』に痺れた先端アニメ好きは必見。かつ何故かどこか東映動画初期長篇の薫りを感じたのは僕だけでしょうか(^^)。冒頭からのいきなりアクションと物語の立ち上げ方の映画的なところからかな?

 完全オリジナルで冒頭からここまで熱く惹き込まれる作品はなかなかありません。『グレンラガン』『キルラキル』ファンはあのシーンやこのシーンを想起して目頭が熱くなるわけですが、それだけでないパワーを感じる。むしろそれらを観たことのない映像ファンが劇場で椅子から落っこちそうになるくらい驚く所が観てみたい。

 シナリオと声優陣のセリフの熱さとそれを超える作画レイアウト、奇怪な動きと3D CGの快感。とにかくとめどない映像シャワーの圧を感じに劇場へ是非!

 僕は金田伊功ファンとして、今石監督の昇華(消火?w)進化したアクション作画、特に火炎龍と幾何学デザインチックな圧倒的なアニメートを観れただけでも大満足なのでした(^^)。以下に金田伊功氏の『幻魔大戦』の火竜と『プロメア』の予告篇で流されている火竜を比較。本篇には発火描写の中心イメージとしてドラゴンは出まくっているので、本篇ブルーレイが出た後に再度ここは検証してみたいですが、この二つを比較するだけだと、金田作画のタメの感覚が、やはり今でも火龍描写の最高峰と感じさせます。

 とは言え、それだけでなく特に幾何学模様を多用したグラフィカルなアクション描写は、金田伊功を起点にして(後述関連リンク参照)、そうとう先鋭的に進化発展させたものになっている、というのが僕の感想です。
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◆関連リンク

『プロメア』のドラゴンのシーン。0'50"あたり。

金田伊功のドラゴン集成。0'10"あたりに『幻魔大戦』の火龍シーン。

 映画本篇の冒頭映像。

当ブログ関連記事
感想 静野孔文・瀬下寛之監督、ストーリー原案・脚本/虚淵玄『GODZILLA 星を喰う者』『GODZILLA:The Planet Eater』
 金田伊功の龍のアニメートとキングギドラについて、少し書いています。
ガイキングオープニング 金田伊功の作画の進化
 『プロメア』にも影響していると考えられる金田伊功後期のグラフィカル表現の進化について述べています。幾何学模様の作画利用としては当時の先端を切り開いていたと思います。今回の今石監督のグラフィカルな作画演出はそれをさらに先鋭化した感じです。

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2019.05.22

■予告篇 ポーランド映画 Bartosz Konopka監督 "KREW BOGA : 神の血" オリヴィエ・デ・サガザン出演


KREW BOGA - oficjalny zwiastun 長文ですが、以下Youtubeの紹介文(Google翻訳)

"「神の血」は、オスカーにノミネートされた「ベルリンのうさぎ」と受賞歴のある「高みの恐怖」の作者であるBartosz Konopkaの最新作です。演出家の前作からのこの独特で逸脱した美学は中世に設定されていますが、ニコラス・ワインディング・レフナの妥協のない作品や連載「ゲーム・オブ・スローンズ」を彷彿とさせる形で。

 映画の主なキャスティングは次のとおりです。KrzysztofPieczyński( "Belfer"、 "Grain of Truth"、 "Jack Strong")、Karol Bernacki( "Amok")、Jacek Koman( "Moulin Rouge!"、 "Son of a Gun"、 "ヨーロッパでよく知られているワルシャワの国立劇場の女優、ヴィクトリアの俳優Jan Bijvoet( "Peaky Blinders"、 "In Darkness")、Jeroen Perceval( "The Bull's Head"、 "The Day")、そして最も現代的な出演者 - フランス人オリヴィエ・デ・サガザン

 ゴールデンライオンズにノミネートされた「神の血」は、JacekPodgórskiの写真でグディニアで開催された43.ポーランド長編映画祭で高く評価されました。絵画はまた、第41回モスクワ国際映画祭のプログラムに含まれていました。

中世初期。最後の異教徒の島では、騎士のWillibrord(KrzysztofPieczyński)が奇跡的に死を免れました。猛烈な運命を経験したが、戦闘中の戦士で、彼は、名のない者(カロル・ベルナッキ)の助けを借りずに亡くなったでしょう。世界観や宗教への取り組みに違いがあるにもかかわらず、男性は旅行の仲間となります。彼らは彼らの共通の目標によって結合された彼らの旅行を続けます - 彼らは山に隠された異邦人居留地を見つけて洗礼を受けたいです。住人のキリスト教化は切迫した運命からそれらを救うための唯一の方法ですが、英雄の使命は異邦人の司祭と彼らの指導者、Geowoldを保つことを試みるでしょう。彼らの行動は異星人の見解をすばらしい試練にさらします。

 しかし、「古い信仰」の最後の砦では、WillibrordとThe Unknownは予想外の味方を頼りにすることができます。それはPrahwe - Geowoldのカリスマ的娘です。すぐに、愛は憎しみ、暴力との対話、規則との狂気に直面し、そして多くの人が死ななければならなくなるでしょう..."

 当ブログでたびたび紹介しているフランスの人体変容 生パフォーマンス アーティストのオリビエ・デ・サガザンが出演しているポーランド映画の予告篇。

 作品は、サガザンがドルイドの魔術師を演じ、その変容パフォーマンスを劇中で観せるようである。予告篇にも一部映っているが、日本でも公開されその全貌が見られるといいのだけれど、、、。

◆関連リンク
・ヴァルトスツ・コノプカ監督の過去作ドキュメンタリー『ベルリンの野うさぎ』について

"今年のアカデミー短編ドキュメンタリーにノミネートされた作品が、昨年NHKのBSドキュメンタリーで放映されていました。先日再放送があったのでようやく視聴!

原題: Rabbit a la Berlin
制作: MS Films / ma.ja.de Filmproduktion (ポーランド/ドイツ 2009年)"

The Mute / Krew Boga(公式Facebook)
・以下、おまけ

 


Teaser performance Hybridation
オリビエ・デ・サガザンとステファニー・サントによる融合パフォーマンス。
Olivier de Sagazan "Hybridation with Stephanie Sant"
かなりショッキングな映像ですので、ご注意ください。
人間の融合のリアルタイムパフォーマンス !

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2019.05.20

■感想 「櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展」@東京ドームシティGallery AaMo

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「櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展」 @ 後楽園

" 日本唯一のアウトサイダー・キュレーター 櫛野展正さんによる「アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート」の刊行を記念した初の大規模展覧会『櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展』を、2019年4月12日(金)~5月19日(日)の期間開催します。

 本展では、櫛野展正さんによる、障がいの有無にかかわらず、70名を超える、表現せずには生きられない、表現者と呼ぶにふさわしい隠れた芸術家たちの作品2,000点以上が一堂に会します。書籍「アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート」に登場する注目のアーティストによる作品を中心に、「ヤンキー文化」や「シルバーアート(老人アート)」などの芸術作品「アウトサイダー・アート」の驚きの作品の数々が並ぶ展覧会です。"

 ゴールデンウィークの4/29()に、バラエティに富んだプリミティブアートを堪能しました。
 タイミングがあって、櫛野氏のギャラリートークも聴けて、各作家のエピソードと個性に圧倒されつつ、人の精神のワンダーに潜入していくダイナミズムに、爆笑したり感応し過ぎてちょっとグッタリ感も(^^;)

 ここでのアウトサイダーは、「障害のあるなしにかかわらず、表現せずには生きられない、表現者と呼ぶにふさわしい隠れた芸術家たち」の探索を目指してるとか。

 例えるなら、「探偵ナイトスクープ」の人の深奥を覗いたような濃いエピソードとパラダイスエピソードを10本続けて観たような疲労感(^^)。
 以下、そのほんの一角の写真と簡単な感想レポートです。

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 栃木県の「創作仮面館」ストレンジナイト氏の作品。新聞配達をしてひとりでマスクを作り続けていたアーティスト。亡くなった後に実は家族もあり、作家像そのものがフィクションだとわかったとか。密集した仮面の迫力が圧倒的。是非リンク先の「創作仮面館」の写真も見てください。素晴らしい奇想の迫力。

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 左は戦隊モノに憧れてコスチュームと動画を作り続ける兵庫県の伊勢田勝行氏の作品。動画は戦隊アニメーションで声もご本人。好きであるということのパワーを体感できます。
 まん中は広島県のスギノイチヲ氏の顔模倣写真。
 右は「蝋プロ」松崎覚氏の、三島由紀夫とマイケル・ジャクソン、高精細の蝋人形。髭の一本一本まで植えられてました。確認のため顔を3cmほどの距離に接近。何故か赤面するほどのリアル(^^)。リンク先 「蝋プロ」のHPには芥川龍之介、ダリ、ピカソ、ジョン・レノンの素晴らしい造形があります。

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 左 広島県「ホラー喫茶 伴天連」藤田喜代男氏の動物の骨を加工したオブジェ。この奇怪な造形は一度見たら呪われそうな迫力です。(関連リンク 喫茶 伴天連インスタグラム)
 中央 群馬県 稲村米治氏の「昆虫新田義貞像」本物の昆虫約5千匹をピン留し作成。2万匹以上を使った「昆虫千手観音像」もあるらしい。
 右 史上最年長で東京造形大の学生となった 東京都 一つ桺 恋路氏の「落ち武者」、こちらも蝉の抜け殻、手羽先の骨等の「亡骸」で作られた「死者」のアート。

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 左 久留米市の「カラフルおじさん」こと富松義孝氏の衣装と自転車。過剰な色もアウトサイダーの注目ポイントです。
 中央 広島の山の中で奇妙なスナック「ジルバ」を経営している城田貞夫氏のカラクリ人形作品。まさに「探偵ナイトスクープ」のパラダイスのごとしw。
 
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 まん中 杉作J太郎氏のカジュアル書道。ひとつづつがわらけます。
 左と右 愛知県 村上千洋子 茂樹夫妻のシルクスクリーンのブローチ。ナムジュン・パイクとヨーゼフ・ボイス。フランシス・ベーコンとウィリアム・バロウズという取り合わせがいい感じ。

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 広島で清掃員をしながら芸術しているガタロ氏の作品。右が毎日、掃除後の雑巾をスケッチした1年分の作品群。圧巻です。

◆関連リンク
クシノテラス
櫛野展正『アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート』(Amazon)
 こちらが櫛野展正 さんの著作。ここでも紹介したアーティストほか、とても興味深い人々が登場しています。是非。

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2019.05.15

■感想 アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ監督、ケヴィン・ファイギ製作『アベンジャーズ/エンドゲーム』

Marvel Studios' Avengers: Endgame - Official Trailer

 アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ監督、ケヴィン・ファイギ製作『アベンジャーズ/エンドゲーム』@109シネマズ名古屋 IMAXレーザー3Dにて、公開初日 4/26(金)の夕方の回に観てきました。観客席は熱いファンにより満席。涙や笑いや拍手にあふれた良い環境での鑑賞となりました。

 4/26で仕事終わって明日からGWというタイミング。今回、GWが来るのより、この映画の公開の方が楽しみだったというくらい、大団円への期待は盛り上がっていたという状態ですw。

 『インフィニティウォー』が最高だったのと、勿論今までの全シリ一ズのレベルの高さから、ここまで期待してる映画が今まであっただろうか、というくらい。ケヴィン・ファイギとMCU監督陣、恐るべし。


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 ネタばれはしないで感想を書きますが、先入観なしで観られたい方は、ここから先は読まないで下さい(^^)。












 前作に引き続き冒頭の寂寥感は凄いレベル。いったいここからどうクライマックスへ持っていくのか、エンタテインメントとして観客を不安のどん底へ落し込む勢い。
 その不安も何その、逆にそこからの高度差で、期待に違わずクライマックスの盛り上がりは素晴らしいものがあります。『アイアンマン』にはじまったストーリーの集大成として、今作、見事に大団円を観せてくれました。

 各キャラクターの見せ方もなかなかのレベル。全作品のいろんなキャラクターたちの多種多様なシーンが走馬灯の様に脳裏を駆け巡ります。そして世界の民族的な課題とかも見せてきたシリーズは見事にアメリカの映画としての結末を見せています。公開初日、熱心なシリーズのファンで満席の場内そこかしこからのすすり泣きとエンドロールへの大きな拍手。熱気の中であっという間の3時間の結末を迎えることが出来ました。


 と凄くホメた後の総論としては、どちらが好きかと言うと僕は『インフィニティウォー』。この結果は今作のメインアイデアとストーリー展開のある一点に不満が残ったからです。冒頭の寂寥感が、物凄いアイデアとたるみのないストーリー展開でこのクライマックスを迎えられていたらな、と思わざるを得なかったのでした。

 にしても今後の心機一転の新生MCUにも期待です(^^)。

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2019.05.13

■感想 「シド・ミード展 未来のリハーサル」@アーツ千代田3331

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 シド・ミード展 未来のリハーサル

"  2019.4/27(sat)▶5/19(sun) アーツ千代田3331 "

 ゴールデンウィークの東京で、4/27(土) シド・ミード展に行ってきました。この日は全く待ち時間なく入れて、まあゆったり見られたのですが(それでもリンチ展の数十倍の観客w)、次の日からは数時間待ちとか大変だったようです。

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 展示作品リストにあるように、150点の作品が展示され、なかなかの圧巻の鑑賞体験でした。
 かつてスターログで初めてシド・ミードの絵を眼にしてから、すでに数十年、彼が幻視した未来に我々は住んでいるわけですが、今見ても古びていない未来描写にため息ばかりの鑑賞でした。

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 アーツ千代田3331は、視野しんのように学校をリノベーションした美術館で、小さく写っていますが、シド・ミード展の隣では「神田祭の元年」展が開催されており、御輿とミードの未来透視力の対比がまたいい味を出していました(^^)。

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OBLAGON AR
 スマホにアプリを入れて、ARでCG化されたミード造形物に近づいて、いろんな角度から観られるのも面白かった。
 写真のようなイラストにアプリOBLAGON AR を入れて、 スマホを絵に向けると、その絵に上書きされてミードの制作過程の下絵であるとか、絵を3D-CG化して、観客が回り込んで絵の中の構造物やメカをいろんな角度から見られるような映像が現れる。
 この趣向は美術の展示会では初めてだったけれど、なかなか素晴らしい、いろんな可能性のある展示形態かと思う。今後の進化が楽しみです。

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2019.05.08

■感想 『特撮映画美術監督 井上泰幸展』@グランドニッコー東京 台場 GALLERY 21

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『井上泰幸展』@グランドニッコー東京 台場

"会期:4月18日(木)〜4月30日(火)
平成の終焉に、昭和の特撮を支えた特撮美術デザイナー井上泰幸の作品展を開催します。
一昨年、創業の地”海老名”で1週間限定で開催された『井上泰幸展』。
「ゴジラ」から「竹取物語」まで、約200点を公開します。
5月31日にハリウッド版GODZILLA公開前に、日本の誇る特撮技術を再確認が必要です!
当然、東宝様よりご協力も賜りましての開催です。
三池敏夫特撮美術監督ギャラリートーク
4月21日日曜日 13:00~
4月28日日曜日 13:00~
4月30日火曜日 13:00~/15:00~"

 井上泰幸展@グランドニッコー東京 台場、入場料無料が信じられない充実のアート展でした。

 写真は禁止だったので撮れなかったけれど、円谷特撮、東宝特撮を支えられた井上泰幸特撮美術監督の画面設計、美術造形設定の絵画とスケッチと造形物で拝見でき、映像で興奮したあの映画のシーンが正にこの肉筆の絵コンテとスケッチから生まれたという臨場感が素晴らしい。

 絵画としては、『怪獣総進撃』のゴジラとクモンガの対峙シーンとヘドラの初期デザインが白眉。浅学にして、井上泰幸さんというとメカやセットのイメージが強かったけれど、怪獣の絵のフォルムやタッチが迫真の迫力で感動的でした。

 さらに三池敏夫特撮美術監督のギャラリートークを拝聴。30名ほどの観客に円形のホールに並べられた作品を端から円の2周分、1時間以上に渡り熱心に、井上泰幸さんから直接聴かれた話を交えて語られた興味深いお話に引き込まれて聴講。話を聴きながらさらにじっくり作品を見られて、贅沢な時間でした。

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 一番の驚きは、井上泰幸さんが脚本の文字から絵コンテを起こしそれを元に大道具と小道具、セットを制作。その後、円谷監督が撮影、セットの造作の制限の中で撮影されるため、ショットがかなり最初の井上泰幸さんの絵コンテが画面作りに大きく影響していたとのお話。

 質問すると、円谷監督は最初、脚本から映像のイメージについて、井上泰幸さんと語り合った後は、絵コンテはほとんどチェックせず井上泰幸さんにセットを任せていたという。それだけ井上さんの画面作りを信頼されていたということのようです。

 それを聴いて、『サンダ対ガイラ』等の絵コンテから美術造形メモまで観ると、正にこの肉筆があの映像のイメージの源なんだと更に感慨深く感じられました。特に『三大怪獣 地球最大の決戦』のキングギドラ誕生シーンは、僕の東宝特撮NO.1に興奮した映像なので、最高でした。 

 素晴らしい展示会をありがとうございました。

◆関連リンク
井上泰幸(wiki)

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2019.05.06

■感想 「デヴィッド ・ リンチ 精神的辺境の帝国」展@ 渋谷 GYRE GALLERY

"デヴィッド・リンチ 精神的辺境の帝国
会期:2019年4月19日〜6月23日
会場:GYRE GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3階
開館時間:11:00〜20:00
入場料金 : 無料
休館日:無休"

 「デヴィッド ・ リンチ_精神的辺境の帝国」展@ 渋谷 GYRE GALLERY、ゴールデンウィークに観てきました。
 今回、会場は自由に写真撮影可ということで、多数撮ってきましたので、今回は写真レポートということにします。

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 会場にブラックロッジが存在し、赤いカーテンの部屋でリンチの2015年の「FiRE (PoZaR)」という短篇アニメーションを体験できます。

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 短編はリンチのドローイングをアニメーションとして動かしたものでストレンジな雰囲気を堪能できる作品です。この記事のラストにその一部動画を引用しておきます。全篇を是非会場でごらんください。

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 会場は思ったより規模が大きく、ペインティング7点、ドローイング3点、工業地帯の写真22点、水彩画12点をじっくり堪能できます。何と無料で。

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 リンチの油絵の具を盛った独特の絵画がとても好きなので、今回もこれらに見惚れて帰ってきました。

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  そしてGYREのビル内は地下から5Fまでの吹き抜けがこの展示のチラシのタワーによって、デイヴィッド・リンチの精神的辺境の帝国として空間を支配されています。この吹き抜けだけでもリンチファン必見です。

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 同じフロアにあるMoMAショップではリンチデザインのスピーカーが販売されていました。この値段では僕は手が出ないですが、ファンの方は是非ご検討ください。

◆動画「FiRE (PoZaR)」一部引用 

 

■もうひとつのリンチ展
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 そして会場で配布されていたチラシ。「デヴィッド・リンチ 昏い幻想 David Lynch Industrial Fantasy」というもう1つの展示会が5/10から、「精神的辺境の帝国」展のキュレーターでもある飯田高誉氏が主宰する スクールデレック芸術社会学研究所で金土日開催(火水木は事前予約性)とのこと!こちらは「Industrial Fantasy」と名付けられていることからリンチの写真中心なのかもしれません。まだスクールデレック芸術社会学研究所の公式HPには詳細が記載されていないため、今後の情報に注目です。

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2019.04.24

■感想 「歌川国芳の時代」展 @ 恵那市 中山道広重美術館

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「歌川国芳の時代」展@恵那市 中山道広重美術館

 "2019年4月4日(木曜日)から6月9日(日曜日)
 前期…4月4日(木曜日)から5月6日(月曜・振替休日)
 後期…5月10日(金曜日)から6月9日(日曜日)"

 今年二度目の歌川国芳を恵那市で見てきた。今回は、奇想画ではなく、中山道の宿場町を描いたもの。伏見とか美濃加茂とか知った町の絵があるのも嬉しい。と言いつつ、絵の内容はほとんど連想ゲームで例えば伏見は同じ町の名の京都伏見を描いたもので、なんら岐阜の町とは関係がない。

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 この中山道広重美術館、一般客がその場で浮世絵体験できるのが楽しい。生まれて初めての浮世絵 制作体験してきました。
 写真の左右の二枚が、僕が刷り師として仕上げたもの。バレンというものを小学校以来で使った気がする(^^)。本物の浮世絵と違い、プラスティックの刷り板に絵があらかじめ掘られていて、そこに色インクを自分で付けて、多重刷りをするというもの。

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 その一連の工程をできるのが4作分あり、そのうちの2作を試してみました。
 一枚づつ紙の位置を合わせて、バレンで紙の上から刷りつけると上記のような絵が、僕のような初心者にも刷れるようになっているわけ。
 子供でもできるため、体験としてはなかなかいいものだと思います。

 できることなら、次ぎは奇想画を刷ってみたいものです。

 最後の写真の右の装置は、AR展示。
 一人づつこの装置を覗くと、この装置の前にディスプレイされた江戸の町と浮世絵の上に、ARで江戸の人々が映し出されるというわけ。
 極めてシンプルな展示ですが、なかなか面白いものでした。やはりこうした方向のものは、かなり広大な未来の展望がありそうです。

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2019.04.22

■感想 「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」@ミホ・ミュージアム 滋賀県信楽

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「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」

"会期 2019年3月21日(木) - 5月19日(日)
開館時間 午前10時~午後5時 (入館は午後4時まで)
休館日 月曜日 ※4月29日(月)、5月6日(月)は開館 4月30日(火)、5月7日(火)は休館"

 「大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋(はそうあい)」展@MIHO MUSEUM、観てきました。
 ゴールデンウィークで混む前にと思い、4/20土曜の15時くらいに行って約45分待ち。美術館に入場して、曜変天目の展示会場前で30分、会場に入ってそこから奥に置かれた曜変天目のところまでの行列で15分待ち。

 世界に3つしか存在しないという曜変天目の宇宙を拝んできました。

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 ちょうど美術館構内のしだれ桜も満開で桃源郷にブラックホールを観る想い(^^)。美術館手前のしだれ桜は、美術館専用の歩道のトンネルの中から観た光景がまた素晴らしいものでした。半円形の望遠鏡から覗く景色。

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 展示タイトルの「曜変天目と破草鞋」は、会場前にあった説明書き(上写真)によると、貴重すぎて値の付けようのない「曜変天目」は「破草鞋」 (やぶれたぞうり)と同じであるという禅的解釈から来ているとのこと。
 「破草鞋」も展示されていると期待したのだけれど、美術館の方に尋ねると、それは雰囲気を味わってほしい、ということで実物の展示はされていないとのこと。残念!! w

◆関連リンク
【音声配信】「その輝きは、まるで宇宙!?世界に3つしか現存しない国宝『曜変天目』
 その秘密と魅力に迫る!」荻上チキ×橋本麻里×長谷川祥子▼2019年4月12日(金)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」平日22時~)

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2019.04.15

■動画 イジー・ブルデチュカ : Jirí Brdecka監督『川沿いの精米業者 : Jsouc na řece mlynář jeden』 エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーデザイン

Jsouc na řece mlynář jeden (animovaný), 1971

"この映画は、20年後に帰国した兵士の恐ろしい話を物語っていますが、彼の両親は彼を認めず、彼を奪って殺害しました。彼らが彼らの過ちを理解するとき、彼らはまた彼らの命を取ります。 EvaŠvankmajerováが芸術家として働いていた映画では、昔の店主の魔法と彼らの素朴な絵の伴奏が活気づきました。" (Googleチェコ語翻訳)

 エヴァ・シュヴァンクマイエロバーの参加したチェコのショートフィルム。
 彼女とヤン・シュヴァンクマイエルの息子さんであるアーティスト ヴァーツラフ・シュヴァンクマイエルさんがFacebookで書かれた紹介記事から知りました。

 チェコ語のみのため細部はわかりませんが、シンプルな物語で絵を中心にまとめられているため、ストーリーはほぼ理解できます。
 残酷な物語が、エヴァさんの独特の絵で描かれていて、不気味で怖い物語ですが、どこか滑稽さを湛えていて、興味深いです。クレジットではよくわかりませんが、今まで彼女の絵画や、シュヴァンクマイエル監督作で彼女が美術パートを担当された作品を見てきた作風の理解からは、この短篇の絵のベースは彼女のものと考えられる。
 両親の耳の穴から現れる悪魔の姿とか、チェコの女性シュルレアリストの独特のタッチで迫力を持って描かれている。
 ファンの方は、一見の価値あり、と思います。

◆関連リンク
・Jsouc na řece mlynář jeden (1971) | ČSFD.cz

"アニメ/ショート/ホラー
チェコスロバキア、 1971年 、10分
監督: Jiří Brdečka
シナリオ: Jiří Brdečka
カメラ: ボリス・バロミキン 、 ズデンカ・ハドヴァ
音楽: ジジ・コラファ
主演: ミロシュ・コペッキーとイワン・ルケシュ"

・Jsouc na rece mlynár jeden (1971) - IMDb

" 昔の民謡を基にした写真は、20年後に帰国した兵士についての恐ろしい話を私たちに伝えています。 彼の両親は彼を認識しません、彼らは彼を奪って殺します。 彼らが真実を知った後に、彼らも自分自身を殺します。 絵は古代の歌と彼らの素朴なイラストの魅力を復活させます。"

Eva Svankmajerová IMDb
Eva Svankmajerová wikipedia
Jirí Brdecka IMDb

・当ブログ エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー関連記事

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2019.04.08

■情報 大須シネマ オープン

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大須シネマ(公式HP)

 名古屋人が昭和を体感できる町、大須に映画館ができたので、簡単にご紹介します。
 大須シネマ、3/31のオープニングは、粟津順監督作品「惑星大怪獣ネガドン」「プランゼット」も上映されたようです。
 4月の公開作品はリンク先に詳細がありますが、主要作品は以下の4作品。レトロな大須に似合う映画から、最新作でなかなか映画館でみられない作品まで、まずは4月はバラエティに富んだラインナップになっています。
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 新しい映画館ということで、ワクワクします。
 この映画館、「世界の山ちゃん」が併設されているということで、手羽先を食べながら映画が観られるという新機軸もあって、近いうちに一度、見にいく予定ですw。

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2019.04.03

■感想 パティ・ジェンキンス監督『モンスター』

 "Monster" Trailer

 パティ・ジェンキンス監督『モンスター』(2003) WOWOW録画初見。
 録り貯めたブルーレイからランダムにタイトルからだけで選んで観た映画で実は事前情報ゼロw。  ヘビーな内容にグッと来て、エンドタイトルで主役がシャーリーズ・セロンであることを知る(!)。

 荒んだ40代のぴったりの女優をどこで連れてきたんだろう、とボケたことを考えていたので吃驚。さらにネット検索して、なんとこの作品でアカデミー主演女優賞受賞。1975年生まれなので、この作品の時点では28歳! 体重を13kg増やして撮影に臨んだとのことだけれど、トイレで身体を洗うシーンとか、体のたるみ含めて人生に疲れきった四十代にしか見えないので、改めてその女優魂の凄さに驚愕。『マッドマックス フューリーロード』『アトミック・ブロンド』と同じ女優さんとはとても思えない。
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左から実在した本作のモデル アイリーン・ウォーノス 、セロン演じるアイリーン、セロン、『マッドマックス』フェリオサ。

 この映画は、実在した殺人犯を実録で描いた作品とのことだけれど、育ちの環境により底の底まで落ちていく主人公の姿がまさにリアルに迫ってくる迫真の作品。

 特にラストのにがさはかなりのレベル。この救われなさ感はちょっと他にないのではというレベル。モデルとなったアイリーン・ウォーノスのドキュメンタリーもあるとのこと、しかも彼女の発言として、キリストの磔される時の気持ちがよく分かるとか、相当レベルのサイコな内容になっているとのことで、こちらも是非一回見てみたいと思う。

 監督は『ワンダーウーマン』が2作目の長編となるパティ・ジェンキンス監督の第一回監督作品。こんな女性テーマの作品を撮る監督だからこそ『ワンダーウーマン』のあの世界が撮れたのかもしれない。それにしても14年前のこの作品の次に『ワンダーウーマン』を撮らせた製作陣も凄い。

 今年公開予定の同監督の第三作『ワンダーウーマン1984』もさらに凄く楽しみになりました。

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2019.04.01

■感想 トラヴィス・ナイト監督『バンブルビー』

 

『バンブルビー』日本版予告

 トラヴィス・ナイト監督『バンブルビー 』IMAX 3D@109シネマズ名古屋、3本目のレーザーIMAXで鑑賞。

 主人公とバンブルビーの成長物語として、とても気持ちの良い作品。物語はトランスフォーマーと人類の出会いでバンブルビーが人間と関わる話なので、どこか第1作を思い出させる。

 トラヴィス・ナイト監督、あのライカのCEOで、『コララインとボタンの魔女』のリードアニメーター、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の監督等、的確な人物描写でファンタジー作品を作り上げてきた手腕は、この初実写作品でも健在で、荒唐無稽のオモチャ的世界であるトランスフォーマーワールドを、アメリカの80年代にうまく着地させ、地に足のついた物語として描き出している。
 
 そして3D映像がとても良かった。

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 人間とバンブルビー の大きさの差が適度で、両者がワンカットに収まるショットの立体感が素晴らしい。いくつもその臨場感にため息をつくシーンがあった。

 3本目のレーザーIMAX、今回はいつもの前から1,2列目(E,F列)でなく、5列目(I列)で観たのだけれど、音響は今まで以上に良かった。この辺りに音空間はチューニングされてるんでしょうね。巨大金属体のぶつかり合う硬質音が素晴らしい臨場感。今度からこの辺りの席かな(^^)。

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2019.03.27

■感想 アンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督『キャプテン・マーベル』 3D

 アンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督『キャプテン・マーベル』 3D @109シネマ名古屋、IMAXレーザーで観てきました。
 エキサイティングなマーベル・シネマティック・ユニバースは今回も健在、素晴らしいエンタテインメントを見せてくれます。
 ネタバレするのはまずいので、ぼんやりと書きますが、クライマックスへ向けての結構が今回も素晴らしい。主人公の成長度合いとしては、今作、MCUの中でも屈指かも。それだけにラストへの盛り上がりカーブが急峻で観ていて気持ち良い。
 映像について言うと、今回の3Dコンバージョンは、STEREO DとLEGEND 3Dの2社がクレジットされていたけれど、冒頭の宇宙シーンでの宇宙機の立体視映像が、ミニチュア然として、いささかリアリティに欠ける描写だった。何が良くないのかわからないけれど、そうしたシーンが前半特に目立って、そこは残念。
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 とは言え、迫力のCG映像はいつもながら素晴らしくシャープで、物語と相まって満腹感は保証されています。3Dのイマイチ感なぞ映画全体のほんの微かな瑕疵に過ぎず、映画の総合芸術感にため息を付いて、劇場を後にしました。
 前回、初IMAXレーザーは『スパイダーバース』だったので、実写作品は今回初めてだったけれど、以前のMCUと比べて映像の鮮明度が上がった感覚はほとんどなし。やはり凄いといっても、たぶん劇場で開幕後示されるIMAXレーザーの画像が鮮明だというCM映像と同様に、横に並べて見比べないとわからないレベルの違いかもしれない(^^)。

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2019.03.25

■感想 デヴィッド・リーチ監督『デッドプール2』

 デヴィッド・リーチ監督『デッドプール2』、WOWOW録画初見。いやぁ〜、笑いました。一人で観ていたのだけれど、バカみたいに笑わせてもらいました(^^)。これは、アクションコメディとして傑作ですね。R指定の気合の入ったブラックジョークも切れ味鋭くお薦めです。
 中でも予告で出てくる「Xフォース」の扱いとか、某キャメロン監督作の秀逸なパロディ部分、ケーブルという新登場人物とミュータント施設から暴走するラッセルというキャラクターをめぐる物語が最高。Xメンの世界のひとつの大きな可能性が示されていて、MCUならぬマーベルのこちらのシリーズもまだまだ進化する気配濃厚。
 21世紀フォックスがディズニーに買収され、今後はマーベルスタジオがXメンの制作も担当するということで、ケビン・ファイギのMCU構想の中へどう組み込まれていくか、ますます今後の展開に眼が離せませんね。
"マーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長は、以前から「X-MEN」シリーズをマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に引き入れることに意欲的と報じられていたが、「『X-MEN』シリーズは今後ファイギの指揮のもと、マーベル・スタジオが製作することになるのか」という問いに対し、アイガー会長は「それが自然の成り行きだと思う。誤解を招くといけないので断言することは避けたいが、フォックス側もそれが筋だと理解しているはず。単一企業がマーベル作品の製作を統合的に管理するのは道理にかなっているし、“2つのマーベル”が存在していたことの方が、むしろ不自然」と見解を述べた。"

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2019.03.20

■情報 「デヴィッド・リンチ 精神的辺境の帝国」展 @ GYRE GALLERY

"デヴィッド・リンチ 精神的辺境の帝国
会期:2019年4月19日〜6月23日
会場:GYRE GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3階
開館時間:11:00〜20:00
休館日:無休"

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〈GYRE GALLERY〉第1弾はデヴィッド・リンチにフォーカス。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS.

"映画監督、脚本家、プロデューサー、ミュージシャン、アーティスト、俳優としても活躍するデヴィッド・リンチは、シュルレアリスティックな作風と個性的な映画スタイルを確立した、“カルトの帝王” とも呼ばれている。この本展はタイトルにもなっている「精神的辺境の帝国」というコンセプトに合わせ、デヴィッド・リンチ本人とキュレーターを務める飯田高誉により選びぬかれたペインティング7点、ドローイング3点、工業地帯の写真22点、水彩画12点(予定)が展示される。これらは、リンチ初期の代表作『イレーザーヘッド』と、その映画ロケを行った制作現場のフィラデルフィア工業地帯へのインスピレーションに捧げたものとなっており、リンチの創作の原点を見据えた展覧会構成と言える。

「ペインティングと映画には、従うべきルールがある。このルールは、とても親密なもので抽象的なものである。なおかつ、無限の可能性を秘めている。ときにこれらのルールは存在しないとさえも思わせるほどだ。しかし、確かに、ルールは存在する。それらのルールは本には書かれていないが、我々の精神と心の中に内在する。行動と決断の直前、あるいは直後に、それらは直感を通してその存在を現す。これらのルールは、すべての表現媒体に適応する。それらに従えば、幸福がもたらされる」とコメントを寄せている。"

 デイヴィッド・リンチの日本での7年ぶりの美術展(前回は、2012年11-12月のデイヴィッド・リンチ展 〜暴力と静寂に棲むカオス@ラフォーレミュージアム原宿)。

 規模から言うと前回のラフォーレの展示に比べると随分こじんまりとしたものになる様だけれど、現在のリンチの日本での知名度(映画は『インランド・エンパイア』以降作られておらず、傑作『ツイン・ピークス シーズン3』はWOWOWのみの公開)からは、開催されることだけでもファンは喜ばないといけないだろう。

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 この左の写真は、『ツイン・ピークス season3』の造形物を想起させずにはおかない。今回、22点の写真作品が公開されるとのことだけれど、こうしたリンチ独特のデッドテックな工場地帯の写真、生で見るのは初めてなので、大変楽しみ。

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 そして絵画作品は、ペインティング7点、ドローイング3点、水彩画12点の合計22点を計画しているという。ラフォーレミュージアム原宿での展示の際、大判のペインティングが素晴らしい迫力だったのだけれど、今回、どの程度の大きさの絵画作品が並ぶのか、楽しみに4月を待ちたいと思う。

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2019.03.18

■動画 ヴィアレッジョ2019年のカーニバル 満潮 "Carnevale di Viareggio 2019 - Alta marea"


Carnevale di Viareggio 2019 - Alta marea - YouTube

 イタリアのカーニバル Carnevale di Viareggio のパレード。巨鯨のアート作品。
 鯨の口に入っているのは、海に投棄されたプラスチックとのこと。環境問題を提起したアート作品になっている。そうした問題意識よりもインパクトのある、この巨鯨の造形が素晴らしい。

 鯨表面の猥雑なテクスチャアとか、鯨の体の動きとか。なかなかの完成度で、近くで是非観てみたいものです。


Goldrake Generation... anche dall'alto! - Carnevale di Follonica 2019 - YouTube

 こちらは同じカーニバルの全高約15mのグレンダイザー!
 ビルや人々のコスチュームも含めて、欧州のグレンダイザー人気は根深く定着している様です。

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2019.03.13

■情報 ジョセフ・ステファノ監督『シェラデコブレの幽霊』 "The Ghost of Sierra de Cobre"


探偵!ナイトスクープで有名なアレ【冒頭7分】 - YouTube

 今までに何度か記事にしてきた幻の映画、ジョセフ・ステファノ監督『シェラデコブレの幽霊』、北米ではブルーレイとDVDが去年秋に出たのに、日本語未対応。

 早く観たいんですが、英語版ではヒヤリングが心もとないので観ることができません。上記リンクで雰囲気のみ味わって日本語版発売を待ちます。 冒頭7分の恐怖体験が待っています。

◆関連リンク
シェラデコブレ 当ブログ関連記事 Google 検索

ジョセフ・ステファノ監督『シェラデコブレの幽霊』ブルーレイ
 日本のAmazonでも北米版のブルーレイ、DVDが売られていますが、残念ながら日本語字幕が入っていない、リージョンが日本のプレイヤーで合わない等の課題がありますので、購入は自己責任でお願いします。ヒアリングがしっかりできれば、僕も買うのですが、、、。

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2019.03.11

■情報 デイヴィッド・リンチ イギリス初のアート展 "David Lynch: My Head is Disconnected"

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David Lynch: My Head is Disconnected - HOME

Google翻訳引用
“David Lynch:私の頭はディスコネクトされた

2019年7月6日 - 2019年9月29日
 1960年代後半から60以上の奇妙で素晴らしい作品をフィーチャーして、我々が先駆的な映画監督と芸術家デビッドリンチによる作品の最初の英国の主要な展覧会を主催するように現代。

 Elephant Man、Blue Velvet 、TV番組Twin Peaksなどの映画で最もよく知られていますが、私たちの多くはすでにリンチのオンスクリーンビジョンに精通していますが、ペンシルベニア美術アカデミーを卒業して以来、彼は絵画、彫刻、写真、そして絵を描くことで、日常生活の内的な働きをまとめます。 彼の作品では、平凡なことは暗くて風変わりな内部探査の機会を提供しています。 傷のある、焦げた、そして立体的な形をしたリンチの表面は、魂への窓のようなものです。

 私の頭は切り離されています
 彼の壁ベースの彫刻作品の主要な展覧会です。4つのテーマは40年以上にわたって発展してきた芸術的経歴を結びつけます。
 展覧会の最初の章では、 City on Fireという題名で、極端なディストピアンの風景と、それが住む人々に与える影響について探ります。 何もないここでは、一連の幅広いキャラクターを通して人間の精神と心の脆弱性を見ています。
 インダストリアルエンパイアは、労働、産業、そして環境のテーマに関する絵を描いています。
 展覧会の最後の章、 Bedtime Storiesは 、彼の暗い物語とキャラクターを彼ら自身の宇宙で一緒に折り畳むリンチによる新しい作品を特徴とします。 私の頭が切断されているのと同時に、HOMEのDavid Lynchも特別にキュレーションされた音楽イベントと映画の回顧展を特集します。“

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 デイヴィッド・リンチのイギリス初 マンチェスターでの展覧会の公式HPの記事。

 まだ少し先の7月からということだけれど、展覧スペースは4つに分けられて、映画とアートと音楽イベントが開催されるということで、かなり大規模な展覧会になっているようです。
 夏休みにイギリス旅行を企画されている方にはお薦めです。

 日本でもすでに何年も開催されていないため、デイヴィッド・リンチのアート展、どこかで開いて頂きたいものです。

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2019.03.06

■感想 特別展「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」@名古屋市博物館


特別展「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」スペシャル映像 - YouTube

特別展 挑む 浮世絵 国芳から芳年へ:中日新聞(CHUNICHI Web) 名古屋市博物館

"怪奇、快感。  旺盛な好奇心と柔軟な発想、豊かな表現力を武器として浮世絵のさらなる活性化につなげた歌川国芳 (1797年から1861年)。本展では国芳の武者絵を中心としながら、月岡芳年(1839年から92年)ら弟子たちの作品にもスポットを当てます。"

 『国芳から芳年へ』@名古屋市博物館 観てきた。浮世絵鑑賞初体験。怪異画、妖怪画、奇想画、残酷画のオンパレードで正に眼の保養となったw。

 やはり国芳の過剰なイマジネーションが突出してる。この奇想を描かずにおれない、内部的な衝動、素晴らしい。江戸末期のワイドスクリーン映像、国芳にも影響したという講談の語りとともに観ると、江戸の人々は脳内で素晴らしいスペクタクル映像を体験していたことが伺えて楽しい(^^)。

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 この展覧会、写真撮り放題ということで、沢山iPhoneに奇想を積み込んで家路に着いたのですw。

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