« ■シュヴァンクマイエル映画祭 7月開催!! | トップページ | ■矢作俊彦 『ららら科學の子』 (2003 文藝春秋) »

2004.05.08

■ゴッド・ディーバ GOD DIVA (IMMORTAL AD VITAM)
              エンキ・ビラル監督(2004)

 予告編のビジュアルに惹かれて観てきたので感想です。(at 名古屋 ピカデリー4)

 映像はなかなか凄い。CGを使ったことで今までのエンキ・ビラル作品よりコミックの雰囲気が出ていると思った。知らなかったけれど、人物は数人を除いてCGだった。『ファイナルファンタジー』よりリアリティでは人物のCGは劣ってたと思うけど、コミックのイメージを作り出すのには成功している。本物の人間との違和感も不思議とあまり感じなかった。
 ストーリーは、はっきり言ってたこ。以前観た『バンカー・パレス・ホテル』よりは良かったけれど、、、。侵入口とかピラミッドとか神が地上に現れるとか、アイテムはかなりワクワクするものが多い。なのに何故だか、ワクワクしない。
 たぶん、ドラマツルギーの問題だと思う。本で言えばリーダビリティというか、この物語の先を知りたい!という気持ちが、この映画を観ていても沸いてこないのだ。結局、物語に入り込むための段取りが良くないのだと思う。鷹の頭を持つホルスが何のためにニューヨークへ舞い降りたのか?とか、ニコポルってどういう人で何したいの?とか。そこらの物語の推進力が弱い。もしかしたらニコポル3部作とかコミックを読んでないとだめなのかなーー。
 描きたかったテーマも鮮烈ではない。よく分からないけど、ニコポルの革命みたいな話とホルスの神の子の話と侵入口をダイナミックにつなぐテーマ設定は出来なかったのかなーー。ヴィジュアルがきっちりしたレイアウトとデザイン、カメラワークも良くってなかなか素晴らしいだけにもったいない。もうエンキ・ビラルの映画は、劇場へは行かないぞっと、誓うのであった。

◆関連リンク
 ・ゴッド・ディーバ オフィシャルサイト : HERALD ONLINE

|

« ■シュヴァンクマイエル映画祭 7月開催!! | トップページ | ■矢作俊彦 『ららら科學の子』 (2003 文藝春秋) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24373/557227

この記事へのトラックバック一覧です: ■ゴッド・ディーバ GOD DIVA (IMMORTAL AD VITAM)
              エンキ・ビラル監督(2004)
:

» 近未来の混沌とした世界を描く「ゴッド・ディーバ」 [西沢千晶のシネマ日記]
フランス映画「ゴッド・ディーバ(GOD*DIVA)」を観た。 「ゴッド・ディーバ」は、旧ユーゴスラビア出身のフランスのビジュアル作家エンキ・ビラルの「ニコポル... [続きを読む]

受信: 2004.05.09 13:16

« ■シュヴァンクマイエル映画祭 7月開催!! | トップページ | ■矢作俊彦 『ららら科學の子』 (2003 文藝春秋) »