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2004年5月9日 - 2004年5月15日

2004.05.15

■光るキノコの幻想的画像

Sankei Web 幻想的に光るキノコ 例年より早く和歌山で

 和歌山県すさみ町江住の海岸林で、光るキノコの一種、シイノトモシビタケ(クヌギタケ属)が、例年より1-2週間早く幻想的な光をともし始めた。

 クラゲのように光って、不思議な光景。黒沢清監督『アカルイミライ』の光景を彷彿とさせます。
 これ、食べれるのかなー。もしかして幻覚が見えるキノコだったりして。和歌山県すさみ町江住の海岸林が近い人、試してみてください。<<おぃ、おぃ。

◆関連リンク
・ぐぐったら、こんなに光るキノコの画像が、、、。
・光るキノコツアーも可能なようです。東京都の亜熱帯・八丈島 : YOMIURI ON-LINE (読売新聞) (しかし、なんでこんなことまで調べてるんだろ?? 検索癖は、もうですね(^^;))

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■キャシャーンCASHHERNの興収20億円

日刊スポーツ 芸能ニュース

紀里谷監督新人異例、興収20億円の勢い  初監督作品「CASSHERN(キャシャーン)」が、監督デビュー作としては異例の興行収入20億円に達する勢いのため、13日までに上映期間延長が決まった。また米国を含む世界各国で公開される可能性も出ている。

 僕のBlog、アクセス解析によると、検索して訪問してくれる人のうちキーワード「キャシャーン」が一番多いので、この記事ははずせません(笑)。

 次作が期待です。制作費も増えそうなので、規模の大きいSFでもやれそうですね。

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■イノセンス解体論/メイキング・イノセンス

 イノセンス解体論/メイキング・イノセンス。なかなか興味深そうなので紹介。
 埼玉での開催、ウェブに出る参加者のレポートが楽しみ。
 この講演ベースで、CGメイキングを本にして紹介してほしいものである。『METHODS~押井守『パトレイバー2』演出ノート』みたいな本、希望。(Amazonは在庫切れ)(復刊ドットコムは在庫あり) 

今回、この作品に関わったクリエータとそのクリエータをサポートしたツールメーカーのコラボレーションにより、オープニング、主要カットの構成、エフェクトの構成までを余すところなくメイキングとして来場者の方々にお見せしたいと思います。

 注目の択捉パートは、3ds max とLightWave 3D使用とのこと。
 3ds max

祭りシーンをのぞく択捉都市からキムの館急襲>まで。Motor/liez製作。
Motor/liezは、「イノセンス」プロジェクトに早い段階から参画し、特に押井守監督からの依頼で、いわゆる「飛び道具」のCG作成を主に担当した。例えば、オープニングのヘリ、択捉のティルトローター、巡洋艦、イルカサイボーグなどのカットを制作。クオリティの高いCGのメイキングをじっくりご覧いただきます。

 LightWave 3D
 祭りとプラント船内全て。 IKIF+製作。
『イノセンス』でIKIF+は、今までI.Gと組んでやってきた2DCGと3DCGの融合という方向で仕事をしました。違う所は最後の1パーセントまで追い込んで作ったパートがあることでしょうか。祭りのシーンは1カットのために仕事を浪費し、贅沢に作りました。プラント船内のシーンはそれに比べると多少リーズナブルに作ってありますが、それも祭りのシーンに比べればの話です。あの豪華なシーンがいかに作られていったかを、カットの変遷を詳しく、わかりやすく解説します。


◆関連リンク
・プロダクションIGのイベント告知
・AdobeのページにAfter Effectsでの製作のレポート 映画『イノセンス』で独自の映像世界を表現する

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■シュヴァンクマイエル映画祭 続報

 シュヴァンクマイエル映画祭プログラムが公開されました。全33作品 ! トークイベントなども今後発表とのこと。

オテサーネク』('00)、『悦楽共犯者』('96)、『ファウスト』('94)、『フード』('92)、『プラハからのものがたり』(シュヴァンクマイエルへのインタビュー作品/'94)、『スターリン主義の死』('90)、『肉片の恋』('89)、『フローラ』('89)、『闇・光・闇』('89年)、『アナザー・カインド・オブ・ラブ』('88)、『男のゲーム』('88)、『セルフポートレート』('88)、『アリス』('87)、『陥し穴と振り子』('83)、『地下室の怪』('82)、『対話の可能性』('82)、『アッシャー家の崩壊』('80)、『オトランタ城』('73~79)、『レオナルドの日記』('72)、『ジャバウォッキー』('71)、『コストニツェ』('70)、『ドン・ファン』('70)、『家での静かな一週間』('69)、『ワイズマンとのピクニック』('69)、『部屋』('68)、『庭園』('68)、『自然の歴史(組曲)』('67)、『エトセトラ』('66)、『棺の家』('66)、『石のゲーム』('65年)、『J.S.バッハ-G線上の幻想』('65)、『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』('64)

 プラハからのものがたりが実は凄く好きです。シュヴァンクマイエルへのインタビュードキュメントなのですが、これがとても彼の人となりを表していて、味があるのです。ラストのシュールレアリストのうしろ姿が特にかっこいい。

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2004.05.13

■J・D・サリンジャー「笑い男」と神山健治『攻殻機動隊 S.A.C.』

 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』をひととおり観終えた勢いで、キーとして使われていたサリンジャーの"The Catcher in the Rye"を村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)、'Laughing Man'を野崎孝訳「笑い男」(『ナイン・ストーリーズ』(新潮社)所収)で読んだ。
 村上訳は『ライ麦畑をつかまえて』野崎孝訳(白水社)よりどこかホールデンが村上キャラ化しているように感じた。野崎訳よりまるくなっている印象。村上作品のイメージを引きずった先入観かもしれないけど。微妙な文末の処理の仕方とかが影響しているかもしれない。

 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』との関係からいえば、登場したハッカー青年(笑い男??)の性格づけをどうせならもっと"Catcher"的にクレージーにしても良かったのでないかと思った。ナーバスさも随分違うタイプのものだし、、あの攻殻のストーリーだったら、主人公ホールデン少年を模倣した人物を出した方がリアリティがあったと思う。演出的には難しくなったかもしれないが、アニメで白水社のあの本をそのまま登場させるくらいなら(ある意味楽屋おち的)、そんなとこまで観たかった。

 「笑い男」は傑作。短い話だし、是非、『攻殻機動隊 S.A.C.』ファンには読むことをお勧めします。50年くらい前に書かれた話とはとても思えない鮮烈なイメージ喚起力のある短編。次の引用でそのあざやかなイメージをみよ。

★★★「笑い男」を読んでみたいと思っていた人はネタばれ注意★★★


 笑い男は、金持ちの宣教師の一人息子で、まだいたいけないころに、中国人の山賊どもに誘拐されたのであった。(略)
 山賊どもはひどく腹を立て、子どもの頭を大工が使う万力で挟むと、とってに力を入れて、右の方へ何回か頃合いの程度にねじったのだ。まだ誰もが味わわされたことのないこうした目にあった子どもは、大人になると、ヒッコリーの実のような形の頭をして、髪の毛がなく、鼻の下には口の代わりに大きな楕円形の穴が開いているといった顔になった。(略)
 こうした笑い男のものすごい顔を初めて見る者は、たちどころに失神してしまった。(略)
 ところが、奇妙なことに、山賊どもはこの笑い男を自分たちの本拠にそのままとどめておいたのである---ただし、彼がその顔を、芥子の花びらで作った薄紅色の薄い仮面で包むという条件をつけてだが。(略)その仮面のせいで、彼は阿片の匂いをふりまいて歩いたのだ。

 この後、盗賊としての腕を磨いた笑い男の神出鬼没の活躍が描かれる!!??小人とか蒙古人の大男とかと仲間を組むのだけれど、何故かここでスタージョンの『夢見る宝石』を思い出した。
 まだ『ナイン・ストーリーズ』はこの一編しか読んでないが、河出書房新社の<奇想コレクション>に並べてもいい一編だった。泣けます。切れ味のいい最高の短編。でも何故、「笑い男」と呼ばれるのだろう。(このミスマッチもいいのだけど。)
 攻殻との関係は、犯罪者としての手際の良さ、義賊的雰囲気といったところの共通性だろうか。ハッカーの名としていいネーミングセンスになっていると思う。サリンジャーファンは監督か脚本家か、誰なのだろう。
 最後に「笑い男」コラージュ??ムンク殿、ごめん。でもこんなイメージだったのです。
the_laughing_man_1.jpg
◆関連リンク
・押井守ファンサイト野良犬の塒に、『攻殻機動隊 S.A.C』の各話あらすじと、サリンジャーの本との関係についてのレビュウがあります。
・S.A.C.の各話レビュウ。サリンジャーへの言及。FREIHEITSTROM/DIARY
・名前は凄いが、中味がさみしい海外のサリンジャーファンサイトSalinger.Org
 サイト内検索でみると、攻殻S.A.C.でサリンジャー作品に言及との記述はあるが、たいしたことは載ってなかった。
・松岡正剛の千夜千冊『ライ麦畑でつかまえて』
『ナイン・ストーリーズ』野崎孝訳(新潮文庫)と原本"Nine Stories"(Amazon)
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』村上春樹訳(白水社)(Amazon)
『ライ麦畑でつかまえて』野崎孝訳(白水uブックス)(Amazon)
『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』村上春樹, 柴田元幸(文春新書)(Amazon)


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2004.05.12

■スチームボーイ スターターキット

 [ 『STEAMBOY STARTER KIT』 6月25日発売 ] バンダイビジュアル

内容紹介
1.りんたろう監督による大友監督激励アニメ「48×61」(6分)
2.りんたろう他による大友克洋応援メッセージ映像(8分予定)
3.『スチームボーイ』メイキング映像(20分予定)
4.『スチームボーイ』プロモーションビデオ ステレオ5.1ch音声(6分)
・大友克洋デザインTシャツ(Lサイズ)
・タイトルロゴステッカー

48vs61.jpg
 激励アニメ(??!!)というのが激しく観たいのですが、どうしよーかなーー。48大友、61りん、とのこと。この絵じゃ、大友がかわいそう。まるで小林よしのりのキャラではないか!
 にしても、本当に6月公開は間に合うのだろーーか?頑張れ、大友!!

DVD: スチームボーイ スターターキット(Amazon)

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2004.05.11

■3次元と4次元の宇宙!?

 3D立体写真館 ハッブル宇宙望遠鏡で見る驚異の宇宙 伊中 明著。というのを本屋で見かけて立ち読みで立体視しました(かなり怪しい、、、)。
 ハッブルの写真をディジタル加工して、架空の立体写真を作成したもの。左右の目が数パーセクというような超巨人が見た宇宙、というようなものなのでしょうか。そういった想像をしながら見ると雄大です。
 作者の伊中 明氏のページはここ、星のホームページ

 で、国立天文台も負けられないっ!と、こちらは4次元宇宙!! 4D2U PROJECT 4次元デジタル宇宙プロジェクト
 、、、、といっても、中味は3次元。3D-CGによる宇宙の立体画像です。なんで4次元を謳っているのか、不明っス。

◆おまけ
 以前、自分のHPのQuickTime VRのコーナーというので、こんな3D-CGを立体視しながら、マウスで動かせる画像を作ったことがあるので、CM、CM。 平行法立体視しながら、ぐりぐりしてみてください。
 しかしQuickTime VRって、なんか妙に今では懐かしいですね。
 

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■攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 1-26
                  (2003 神山健治監督)

 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 公式HP
 ここ1ヶ月ほど、ずっとレンタル屋で借りられずにいた『S・A・C』DVDvol.13をやっと借りて観た。あんまり待ったので、盛り上がっていたvol.12も再見。だめですね、記憶力。すでにだいたい忘れていたので、見直してよかった(^^;)。これで第1話から26話まで全部観終えたので、感想/レビュウです。

★★以下、ネタばれ★★

 ということで、第24,25話が最高。笑い男事件で、長編としてのS・A・Cの結末がきっちりと描かれている。しかし26話は拍子抜け。そーいうオチか、、、、まあ、荒巻課長のセンスからいけば、ありそうな話ですが、、、。トグサくん、お疲れ様でした。バドーの「素子ぉーーー!」には笑かしてもらいました。

 この話、笑い男の長編としてみた場合、電脳のハッキングという観点の情報戦の部分と、タチコマにゴーストらしきものが立ち現れる部分が特に面白かった。事件自体は電脳硬化症が薬害エイズとかをベースにしてたり、疑獄事件の顛末は割りと普通で今ひとつ。幹事長は絡みますが、9課がその存亡をかける事件にはみえない。このくだりが国際的事件になってたら、さらに面白かったかも。
 タチコマがバトーを救出にくるところは、涙涙。あのふざけた<タチコマな日々>も伏線としてしっかり機能してた。(これは原作もおなじだったかな?)原作のフチコマシーンが醸し出すユーモラスな装いが、SACにはあり、押井守作品に比べて、士郎正宗タッチが活きているかなと思う。
 涙涙ではあるが、このラストって、鉄腕アトムやジャイアントロボで、すでに以前に涙したのと、本質的に同じかなって。確かに装いは高度になってるが、、、、。

 あと課長や9課面々が基本的に正義のために動いている、という設定も、装いは随分エスピオナージなのだが、実は古典的(ここが良いのだけど)。

 いや、面白かったのですが、手放し大絶賛でないというか、、、、まあ欲張りな感想か。僕は笑い男事件だけを全部一度通しで観たいと思った。(第2話「暴走の証明 TESTATION」の戦車vsタチコマのCGにはとにかく痺れたれど。)
 2nd GIGはどんなもんなんでしょうか。

◆関連リンク
 ・攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 13(Amazon)
 ・攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG(Amazon)

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2004.05.09

■ターニャ・ウスヴァイスカヤ『ノルシュテイン氏の優雅な生活』
      (2003.11 ラピュタ新書 ふゅーじょんぷろだくと)

 こういう本が出ているのを知らなかったのだけど、偶然本屋で見かけた。
tanya.jpg
 ロシアのアニメ映像作家ノルシュテインのスタジオでのいろんな様子を、弟子のターニャ・ウスヴァイスカヤがユニークなイラストで描いた本。160ページあまりの本に、見開きのスケッチ風イラストと短いエッセイが約80本。詩的な作品のノルシュテインの真実の姿が、今明かされるって感じ。結構、ひょうきんな"ユーラ"おじさんの素顔がのぞける。
 あの作品たちの作られたスタジオの雰囲気がよくわかる。なんだか家内制手工業というか、漫画家のスタジオに近い感じ。製作が難航しているという『外套』でのノルシュテインの苦悩のシーンもあるけれど、このターニャ嬢のイラストのタッチだと、深刻でないのが実にいい味。この雰囲気から作られる『外套』の一日も早い完成をみんなで祈りましょう。

 このラピュタ新書は、この後、池田憲章『東宝特撮快進撃!』とか、五味洋子『アニメ選集』とか発刊予定とのこと。どちらも昔からのアニメ特撮ファンダム名ライターのファンには、期待の本ですね。発刊を楽しみに待ちましょう。

◆関連リンク
 ・『ノルシュテイン氏の優雅な生活』(Amazon)
 ・ユーリー・ノルシュテインの作品(Amazon)

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■イノセンス カンヌ国際映画祭直前!!
             押井D&石川P動画インタビュー

 BB Newsさんから、トラックバックで教えてもらいました。
 イノセンス公式ページ 動画インタビュー

 「選ばれたことが凄いこと」と二人とも語っていますが、以前のアニメ候補作が『シュレック』だったり、今回同時に『シュレック2』が選出されていることを考えると、あんなもんといっしょかい!! それで喜んでいては、、、、と思ってしまう。やっぱパルムドールを取ってもらいたい!

 インタビューでは押井守監督の似合わないヒゲと、石川プロデューサーの(賞取りのための)営業してないのにここまで来たのは凄いことだ、というのが印象的でした。

今年のカンヌ国際映画祭審査委員長は、大の押井ファンであるクエンティン・タランティーノ――自作『キル・ビル』のアニメーションパートを『イノセンス』の制作を手がけたプロダクション I.Gに依頼――でもあることから、最高賞「パルム・ドール」も狙える、と大いなる期待が寄せられています。(公式ページ記事)

 タラちゃんに期待しましょう。

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