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2004年7月11日 - 2004年7月17日

2004.07.17

■STUDIO4℃ 映画『マインド・ゲーム』の
              CGメイキングプロセスを公開

 Too/ディスクリート/STUDIO4℃、今夏公開予定の映画『マインド・ゲーム』のCGメイキングプロセスを公開(ascii24.comより)

 湯浅政明劇場初監督作品『マインド・ゲーム』のCGについて、メイキングのセミナーが開かれたようです。上記リンクには製作過程の写真も載っています。公開は8/7(ですが、名古屋はまだ未定のようです)

 『マインド・ゲーム』は最初から3ds maxで作ろうと考えて、“max”というチームを新たにSTUDIO4℃の中に作った。そのきっかけは、とにかくコストパフォーマンスが高いからです
 まず最初は従来のアニメーション制作と同様に、アニメーターによる手書きのレイアウトで背景/キャラクター/オブジェクトなどの造形や配置を決める。次に美術によって描かれた背景素材をイメージスキャナーで取り込んで、3Dオブジェクトに張り込む。最後に完成させた各素材を組み合わせてアニメーションを仕上げる、という手法で行なっていた。

公式HP

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■京極夏彦『百器徒然袋 風』(講談社ノベルス)

 講談社 公式ページ
 しがない電気工事の図面引き 本島を語り手にした薔薇十字探偵シリーズ(?)3本を収めた中編集。
 「五徳猫 薔薇十字探偵の慨然」
 「雲外鏡 薔薇十字探偵の然疑」
 「面霊気 薔薇十字探偵の疑惑」
 と並んだ三作が前作の薔薇十字探偵の”憂鬱””鬱憤””憤慨”に続き漢字しりとりになっている、と京極夏彦ネットコミュニティ 掲示板 京極情報交換にあった。あ、本当だ。気付かない私は本島クン並に鈍いのか、、、。どーでもいいけれど、会社休んでばっかの本島の首が心配なシリーズでもあります。&関口といつ邂逅するのか?しないのか?

 今回もこのシリーズはユーモラスな作風。語り手が関口ではなく、この本島であるところが、作風を決定している。同じ京極堂を描いていても、本島を通して語られる京極堂は、どこかユーモアが漂っている。人はその関係性で表情を変える部分があるけれど、それを切り口の違う連作それぞれで小説化しているというのも、文化人類学的/民俗学的作家(?)京極夏彦ならではかもしれない。こんなんして、主人公達の見え方を変えている小説って他にもあったと思うけど、なんだっけ?誰か知ってたら、ご教示を。

 今週は仕事がべらぼうに忙しくて疲れきっていたけれど、この連作を電車の中で読むのでほっと一息付けてました。いや、京極でここまで肩の力を抜いて楽しめる本作は貴重です。しかし、榎木津礼二郎がでるたびに阿部寛の顔を思い浮かべてしまったのだけれど、かなりイメージ違いますね。もっとエキセントリックな役者はいないのかぁぁーー!にゃんこ。

◆関連リンク(以前、読んだネタ。榎木津の本物は、小説よりすごいらしい! 会ってみたいと思いませんか?)
・これらシリーズのモデルとなった京極夏彦の友人達の写真はこちら。 
 「ちなみに京極堂を抱きしめてるのが益田くん(仮名)で、そのとなりが関口巽(仮名)さんです。」大森望氏の狂乱西葛西日記より。
・「驚いたのは、なんと榎木津のモデルになった人は、某大手有名企業のサラリーマンなんだって。あんな人が普通のサラリーマンをやっているとは、夢にも思わなかった(笑)。益田のモデルになっている人も、作中と同じく榎**さんの部下なんだって。しかも、実物どおりに書くとリアリティーがなくなるから、ずいぶん控え目な描写になっているそうな。どういう人なんだろう(笑)。」 「2000年2月のミステリー三昧、必殺三昧貫井徳郎氏HPより。
・故辰巳四郎に変わり、今回から装丁を担当した坂野公一氏(welle design)のコメント

これまで故辰巳四郎さんが手掛けられていましたが、豆腐小僧の装幀が縁となり、坂野公一と石黒亜矢子コンビでその役を引き継がせていただくことになりました。(辰巳さんは装画、デザイン、撮影のすべてをこなしていたと聞いて驚きつつ)

・装画の石黒亜矢子氏のウェブのギャラリー。現代的でカラフルな妖怪画!!平成の鳥山石燕??
・石黒亜矢子氏の妖怪画集『平成版物の怪図録』(Amazon)
・当BLOG内関連記事 ■京極夏彦『姑獲鳥の夏』 実相寺昭雄監督で05年夏映画化
『百器徒然袋 風』講談社ノベルス(Amazon)
ウォーカープラス 東京 本『京極夏彦』インタビュー
「最初から『雨・風』の2作で完結という構想で書き進めていたものですから、百器徒然袋はこの『風』でおしまい。しかしまわりの要請があって、自分も納得できる形で作品を作れる実力があれば、再開することもありえます。でもその場合は、また新しい作品、違うやり方を考えないといけないので、語り手としての本島はお役御免。ほかの形、役割を与えて使うしかないですね。今までイスとして使っていたものを、壊してたきぎにするとか、そういう風に(笑)」

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2004.07.11

■庵野秀明監督 『式日』 (2000)

 式日 Official Site 脚本・監督 庵野秀明 / 原作 藤谷文子『逃避夢』 / スタジオカジノ第一回作品
 庵野監督と岩井俊二の映画が好きなので必然的に観たい映画の一本だったのですが、なーんか、悪い予感がして今日まで観ないでいました。魔がさして(^^;)さきほど観終わりました。これも松尾スズキの毒気の影響かも(松尾スズキは本作でナレーションを担当)。
 案の定、もはや最後まで観えない/観たくない、、と途中で嫌になって止めそうになりました。いや、こういう映画大嫌いなもんで。ラスト手前で某大物女優が出てくるシーンのイメージはもう「やめてくれぇーー」のボリュウムが最大振り切れそうでした。
 でもその後の本当のラスト。これは少しだけすがすがしい風がふいたような気が、、、。すぐ前のシーンでうんとダウンさせておいて、このラストと「こっこ」とかいうボーカルの歌を落差でプラスイメージへ持っていく作戦っすか?いや、引っかかっちゃいました。『ラブアンドポップ』は好きだったのだけど、、、、似た傾向ですね、最後だけ。
 岩井俊二の朴訥とした演技はなかなかでした。藤谷文子のネガを岩井のこの演技が少しだけ中和に働くという絶妙さ。藤谷文子の書いた原作があるとのことだけれど、なんか怖すぎ。これのDVDはスタジオジブリCINEMAライブラリーから出てるけど、どっかの良い子のお母さんが間違って買って、知らずに観てしまった小学生はどうなるのでしょうか、、、、。

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