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2004年12月26日 - 2005年1月1日

2004.12.31

■20th Century Fox: 『ロボッツ Robots』 予告編

robots_trailer

 『アイス・エイジ ICE AGE』のスタッフが作っている05.8月公開のCG映画。
 予告編
 なかなか質感がいいですね。考えたら、フルCGアニメ映画で今までロボットものがなかったのが不思議。
20th Century Fox: Robots公式ページ

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■DVDメモ 『水木サン大全』

 DVD: 水木サン大全(Amazon)
 知らぬ間に(04.6月)こんなものが出ていましたので、ご紹介。

内容紹介
酔うほどに幸せ。水木サンが大いに語らう、食らう、笑う。此度は、妖怪漫画でも、エッセイでもなく、水木しげる本人が映像を通して語り尽くす。聞き手は、鬼才、荒俣宏。水木サンの溢れんばかりの魅力を惜しげもなく。幸せ過ぎて、意味もなく笑いが込み上げてくることでしょう。魅力濃縮怒涛の70分、作画風景も特別収録。
【収録内容】
~鬼太郎茶屋 深大寺店~
●英雄かもしらん(3:07)
●蒐集家(コレクター)(2:45)
●眠り癖(1:06)
●闇と妖怪(7:22)
●好きなことをやりなさい(3:16)
●八十歳の青春(2:32)
●幸福酔い(4:58)
●ニュー水木(4:29)
●ゲラゲラ文明(2:34)
●ワニ(3:49)
●最後の一言(1:39)

◆関連リンク
・「大(Oh!)水木しげる展
 わが地方でも、05年6月3日~7月24日 岐阜市歴史博物館で開催予定。楽しみ!
 こんなお言葉が同サイトにあります。やはり凄いじいさんや。

要は、虫とか植物みたいに自然に順応しながら「屁」を出しているのが一番幸せなのかも知れない。
時には、屁を止めてみたり、溜めてみては大きな屁をひねってみるというのも面白いだろう。
要するに、全ては屁のようなものであって、どこで漂っていても大したことはないようである。

 下の記事の若くして亡くなったカフカさんにも聞かせてあげたかったセリフですね。

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2004.12.30

■フランツ・カフカ 「変身」 山下肇訳

kafka カフカはプラハで生まれ暮らした作家である。プラハへ行った自分の記憶が新しいうちに、一度読んでみようと思い、手ごろ(文庫で80頁弱)な「変身」から手を出した。(ちなみに今年2004年はカフカ没後80周年らしい)
 1915年に発表された本作は、文学作品の中でもその冒頭の一文の知名度が一番の作品かもしれない。
 物語はその冒頭の一文のインパクトが拡大されることもなく、家族の物語として最後までモノトーンで描かれている。「毒虫」になった主人公グレゴール・ザムザは、それにより近代の人間の価値となった「職」と、家族の中での自分の関係を喪失する。
 ただそれだけの話、という感想が率直なところ。話の広がりも展開もほとんどなく実は結構退屈。岩波文庫の表紙には「自己疎外に苦しむ現代の人間の孤独な姿を形象化した」とあるが、現代の「疎外」は、すでにこの「変身」で衝撃を受けるには重過ぎるところまで進んでしまっているということなのかもしれない。なんて。
 奇想小説としてみた場合、河出書房新社の<奇想コレクション>のハミルトンベスタースタージョンが1930年代~の短編となっている。それよりも「変身」は20年昔。同じくチェコのカレル・チャペックの『R.U.Rが1921年。『R.U.R』が有機型のロボットを描いている先進性からすると、この「変身」の奇想度は低いと言わざるを得ない。
 小説の舞台は作中でプラハに限定された記述はない。しかしプラハの石畳に沈む寒い冬を想うと、どこかに「毒虫」に変身したザムザがいても不思議はない気がする。プラハとのつながりで言うとそんな感じだった。

ワレーリイ・フォーキン監督の映画『変身』公式サイト
 日本公開は渋谷ユーロスペースで11月にはじまり既に終了。順次大阪名古屋でも2005年1-2月に公開予定。名古屋では名古屋シネマテーク で1/29-。
『変身』 (岩波文庫) (Amazon)
・"Die Verwandlung"で検索すると、このような表紙イラストがあります。
 いろんなイメージがあるものですね。僕はてっきりでかい芋虫と想っていた。
die_verwandlung
 それにしても一番右のは酷過ぎます!

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2004.12.29

■クリエーターズファイル『宮崎駿の世界』(竹書房)

 クリエーターズファイル『宮崎駿の世界』(竹書房)というムックが出ている。『ハウルの動く城』は未見でも、昔の惰性でこういう本はつい買ってしまう。

鈴木敏夫×石井克人『ハウルの動く城-天才の創り方-』、押井守×上野俊哉『宮崎駿の功罪』、安藤雅司×吉田健一×村田和也『元スタジオジブリスッタフ雑談会/人間・宮崎駿に学んだこと。』など著名人たちが語る宮崎駿の世界!!

 この押井守×上野俊哉対談『宮崎駿の功罪』がなかなか凄い。
 特に押井守が語る生宮崎がリアル。ジブリでの抑圧装置としての宮崎を語り(ジブリでは宮崎がスケープゴートを作っていたとか)、庵野と宮崎は真面目なので「収容所の所長になれるタイプ」と言ったり、「12歳の女の子と恋愛してどこが悪い」と宮崎が叫んだ話が載っている。いまやアニメ界のテンノウになった宮さんをここまで辛辣に語れるのは押井守しかいないかもしれない。いや、むしろそれを強く自覚していて、押井の場合、ワザと言ってる節があるので、タチが悪い/非常に面白い。

『宮崎駿の世界』(Amazon)

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■スピルバーグ監督 『宇宙戦争』予告編
      War of the Worlds Teaser Trailer - Large

war_of_the_tomorrow_trailer 予告編 War of the Worlds Teaser Trailer

 侵略ものは、SF映画の原点ですね。この予告もワクワクします。
 SFファンの願望の定番のひとつは、生きているうちにモノホンの宇宙人が地球に攻めてくるリアルをこの目で見たい、というものであると、断言できると思う(未だにこの手のにワクワクするのは、僕だけでしょうか)。『インディペンデンス・デイ』のエイリアンが登場するまでのシーンは、かなりこの願望を満たしてくれた。スピルバーグが現代の特撮技術を駆使してどこまでやってくれるかが、この映画の最大にして唯一の注目ポイントと思う。とりあえず期待。
 有名なオーソン・ウェルズのラジオ版『宇宙戦争』を本物の侵略と信じたアメリカ人のパニックと同じものを映画館で05年夏に体験できたら凄いんだけどなーー。でも偶然聴くラジオと自ら行く映画館とでは元々全く違いますね。あーあ、昔からこのラジオ版『宇宙戦争』と同じくらいの体験がしてみたくってしょうがない!!

公式サイト A Steven Spielberg Film WarOfTheWorlds.com
・『宇宙戦争』ファンサイト www.war-of-the-worlds.org。このウェルズの作品のマニアのサイト。ジョージ・パル版『宇宙戦争』の予告画像も観えます。ラジオ版のパニックの様もここで読めます(NY Time他の記事のテキスト)。きっとこのサイト製作者もラジオ版の生の体験をしたかった人だ。

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2004.12.28

◆新刊メモ『高い城,文学エッセイ』 『アジアの岸辺』
      『酒気帯び車椅子』

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『高い城,文学エッセイ』スタニスワフ・レム著、沼野 充義他訳
 表紙が凄くいいです。

発明と読書と秘密文書作成に明け暮れた、恐るべき子ども時代の記憶と、SF・構造主義・文学等をめぐる大胆かつ精密な議論&エッセイ。作家レム誕生前史とその思考を示す、レム・ワールドのふたつの極地。
ナチス・ドイツ侵攻前の古都ルヴフで医者の家庭に生まれ、ギムナジウムに通いながら発明と読書に明け暮れた少年時代。その驚くべきエピソードの数々を記憶の赴くままに綴った濃密な自伝=小説『高い城』と、SFの大きな可能性を解き起こし、構造主義の現実を痛烈に批判し、ドストエフスキーやボルヘス、ロリータやストーカーを大胆かつ精密に読み解いた、論争的エッセイの数々を収録した特大巻。

『アジアの岸辺』トマス M.ディッシュ著、若島 正訳, 浅倉 久志訳
 収録作品は「本を読んだ男」、「リンダとダニエルとスパイク」、「犯ルの惑星」、「リスの檻」。本邦初訳8篇を含む全13篇

『酒気帯び車椅子』中島 らも著

 故中島らも氏が、最後に挑んだ暴力と愛の復讐物語。家族と自分の体を壊された男が裏社会に仕掛けた戦いは、驚天動地の恐るべきものだった…。中島らも、破天荒な遺作。

 脱稿はしていたようですが、つじつまの合わないところがあり未完とのこと。遺作として今回、刊行。しかしタイトルと表紙にインパクトあります。B級SFか!?


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2004.12.26

■スティーブン・ソーダバーグ監督『KAFKA 迷宮の悪夢』

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 1991年のソーダバーグ作品。
 プラハの迷宮を映画で確認しようと思って、タイトルだけ知っていた本作をビデオで観た。(うちの近所じゃ、これのDVDは置いてない。)
 モノクロで、古い映画のタッチと暗鬱な物語のイメージを作り出している。『ソラリス』しか観ていないソーダバーグなのだけれど、こちらも印象はなんか近い、起伏の少ないモノトーンなストーリー。
 映し出されるプラハの街が"迷宮"というよりは、主人公カフカの置かれる状況が"悪夢"であり"迷宮"。城も出てくるが、街から見上げた遠景のみ。後半の舞台が本物の城かどうかはよくわからない。
 全体的にテリー・ギリアムの傑作映像『未来世紀ブラジル』を想いだす。冒頭の保険局のシーン、クライマックスの"顕微鏡"の映像。ソーダバーグの『未来世紀ブラジル』への憧れを描いたようなちょっと拙い映像ではあるけれど、、、、。
 あとカフカファンには、いろいろとくすぐりっぽいエピソードが入っていたので、ファンにはお薦めかも。(ファンの方はとっくに観てるでしょうけれど、、、。)
◆関連リンク
『カフカ 迷宮の悪夢』 - goo 映画
『KAFKA/迷宮の悪夢』(みんなのレビュー) いくつかのレビューが読めます。おおむね不評。
『KAFKA 迷宮の悪夢』DVD(Amazon)
『KAFKA 迷宮の悪夢』ノヴェライズ 扶桑社ミステリー(Amazon)

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