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2005.03.30

■BS アニメ夜話 第三弾
   『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモー レツ!オトナ帝国の逆襲』

 昨日の『エヴァンゲリオン』はまだVTR観てないので、今日の(僕の今シリーズ一番の期待作品)『映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲』から。

◆番組について
 まずは唐沢俊一氏の裏モノ日記 2005.3/8分より引用。

 志らくさんが毒舌で宮崎アニメの悪口などポンポン言うので、こっちの役割が薄まったか。ただし、ノスタルジーこそこの映画の第一のポイント、という私と、いや、そんなものはダメで、しんちゃんの活躍を見なければという志らくさんとの対立もあり。しんちゃんの活躍だけなら他の作品だっていいのだしねえ。  国生さん、よほど周囲に以前のカリ城の際の首しめを褒められたのか、また今回も (しかも席が離れていたのをわざわざ立ってきて)首をしめる。岡田斗司夫が大喜び で、「あと数回このノリでやってくれれば、オレ国生さんにプロポーズします」と。

 (^^;)残念ながら国生首絞めシーンは放映分からはカットでした。どこで首絞めたか、知りたかったのに。
 いつも悪役の唐沢氏が今回は全肯定派。あまりに凄いプッシュに思わず引いてしまう。にしてもこれは完全に俺の映画だ、誰にも語らせたくない、という熱い想いが素晴らしい。
 ただ惜しむらくは、放映分では肯定の理由が「(映画やマンガ作品にとっての)ノスタルジーの重要さをこの作品が初めて見つけた。この後、食玩ブームが起こった」という風に聞こえたこと。ちょっと違和感を持ってしまった。すでに万博をコアにしたノスタルジーについては『20世紀少年』であったり、岡田斗司夫氏の『二十世紀の最後の夜に』とか『失われた未来 LOST FUTURE 2000』、横浜ラーメン博物館、(ローカルだけど愛知県師勝町歴史民俗資料館)、、、、昭和がエンターティンメントになることはいろいろなところで既に自明であったと思うので、ちょっと違和感。確かに調べてみると、この映画が2001年春公開で、タイムスリップグリコが2001年11月なので、話は合いますが、、、、。
 岡田斗司夫氏のOTAKING SPACEPORT 近況 2005.03.30によると

 発言がかなり無理矢理に編集されてしまって、収録現場の空気や発言内容と違ってしまっています。(略)特にテーマに関しての肝心の討論部分が、カットされてしまっているので、トーク全体の結論が180度違ってしまっている。
 ということで、大事なところがカットされているようなので、実際の議論がどう展開したかは、放送ではわからなかったのが、残念。

◆で、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモー レツ!オトナ帝国の逆襲』について
 万博もだけれど、「白い色は恋人の色」が実はノスタルジーのど真ん中だったりするので、劇場でうちの子供と一緒にこの映画を観たときは、じわじわきました。
 ただ映画全体で観ると前半は凄かったのだけれど、後半の家族の絆に物語が回収されていくのが、なんかハズレでクライマックスにはそれほどカンドーしなかった記憶。(ひろしの記憶と靴下のにおいのくだりは涙腺を攻められたけど、、、。)
 子供にだってノスタルジーとか未来への期待は現在進行形であるはずじゃ、と思っていたので、しんちゃんのセリフはそれなりによかったけど、どうも家族でまとまったのが無理にラストをくっつけようとしたように見えて違和感を覚えた。野原家でまとめるのでなく、もっと大人対子供でまとめてもよかったんじゃあないの、と思ったわけです。
 ということで、心憎い繊細に組み立てられた演出力にはうなりますが、全体としては大傑作とまでいかんかった、残念。というのが僕の感想です。(放送の岡田斗司夫の研究室のくだりで、一度はイェスタディワンスモアから逃れたのに、再度ノスタルジーで家族を捨てるかを躊躇するひろしという切り口が紹介されて、家族の絆で対抗させるのもテーマ的に有だったんだ、と気づいた次第。でもなんかラストへ向けての違和感は残ると思う。)

◆関連リンク
師勝町歴史民俗資料館 愛知万博開催記念-特別企画展 キオクのなかの万博と遊ぶ 「大阪万博の思い出を集めた展示会を開催しています。会場で撮影した写真や、パンフレット、土産品などを展示しております」とのこと。近いので行ってみようかな。
・当Blog記事 BS アニメ夜話 第三弾
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモー レツ!オトナ帝国の逆襲』(Amazon) このAmazonのDVDの紹介ページには、原恵一監督の名前がないです。子供アニメだからか軽視されてますね、ある意味、宮崎駿より凄い監督なのに。

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