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2005年9月

2005.09.26

■ユリイカ 2005年10月号 特集 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

eureka_SACユリイカ 2005年10月号 特集 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(Amazon)

■公安9課に花束を…
・アニメは「この世界」へと繋がっている
 公安9課が解散する日 東浩紀 神山健治

■虚実の彼岸
・『攻殻機動隊S. A. C.』のヘーゲル的真実 大澤真幸
・This Is Not A Reality 
 孤人複合体【S. A. C.】という代替現実群 ドミニク・チェン

■ENDLESS∞S. A. C.
・並列化する世界の中で
 アムス-東京往復メール 上野俊哉 神山健治
・諸主体は歩む、それも尾行する警官抜きで「ひとりで歩む」
 Stand Alone Critical Drop Turn 上野俊哉

■楽園の向こうの愛
・二〇三〇年の童貞たち  夏一葉
・異形の愛 『S. A. C.』と萌え  海猫沢めろん

■模倣者だって踊りたい!
・『攻殻機動隊』とエラリイ・クイーン
 あやつりテーマの交錯 小森健太朗
・ポストモダン・サリンジャー
 『攻殻機動隊S. A. C.』と「ライ麦畑の〈笑い男〉」 大和田俊之
・あしたのために――その1
 あるいはアニメーションの「青春時代」  矢野健二

■神山健治・動機ある者
・企画はケチらずに出せ! 押井塾秘話   押井守 + 神山健治
・世界はそれもまた愛と呼ぶんだぜ
 『S. A. C.』へと至る神山健治の道程 宮昌太朗
・『S. A. C.』のGHOST 神山健治監督の発言を中心に 藤津亮太

■図版構成
・The S. A. C. Room: CHAT! CHAT! CHAT!
 泉政文 + 水川敬章 + 禧美智章

 びっくりしたー、ユリイカでいきなりの『攻殻機動隊S.A.C.』特集。(<<お前が知らなかっただけ!)
 ユリイカというと、サブカルチャーの牙城というか、硬派なイメージを持っているふるーい世代の私です。というわけでびっくりこきました。最近は「オタクとサブカル」とか不思議な特集や売らんかなの宮崎駿とかあったから、別に驚くまでもないのですが、、、、。にしてもいきなりのS.A.C.に驚いた人は多いと思う。あくまでもまだまだマイナーな存在だと思っていたので。あ、でもS.A.C.の方がユリイカより有名か(^^;)

 帰宅電車でちょこっと読んだのは、東浩紀と神山健治の対談。東浩紀しゃべりすぎ(それなりに面白いけど)。もっと我々は神山健治という監督のことが知りたいのだけれど、、、。

 というわけで、読み終わったらまた書きます。

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2005.09.24

■めざめの方舟 3部作まとめて上映

[CHUNICHI WEB PRESS] 愛・地球博特集 - 9月23日

「めざめの方舟」 3部作まとめ上映 中日新聞プロデュース共同館「夢みる山」のテーマシアター「めざめの方舟(はこぶね)」は23日から閉幕まで連日、最終回に限って、3部構成の全作品をまとめて特別上映する。 「しょう鰉(ほう)-水の記憶」、「百禽(ひゃっきん)-時を渡る」、「狗奴(くぬ)-未生(みしょう)の記憶」

 三日間、しかも最終回だけの特別上映。
 この展示、あちこち評判が悪かったのだけれど、最初からケチケチしないで3部作連続公開しておけばもう少し評判も出たのでは?お客さんの回転も悪くなり、行列ができればその分評判にもなるし、、、。

 愛知万博もついにおしまいです。この上映行きたいけれど、殺人的な会場の様子を見ていると、ちょっと。


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■『GAUDIA(ガウディア)
    造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル』

GAUDIAGAUDIA(ガウディア) 造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル
 (求龍堂公式ページ) 2,625円 (本体2,500円)

チェコの映像作家シュヴァンクマイエルの日本初の夫妻展(9月10日~11月6日神奈川県立近代美術館 葉山、11月12日~2006年1月15日 新潟市新津美術館で開催)に合わせて制作された図録です。
カラー96ページ(収録作品数約170点)のほか、映画のメーキング写真も掲載。また、ヤン・シュヴァンクマイエル本人による書き下ろしエッセー「蒐集物の陳列室」、「触角についての総括」、映画の美術を担当しているエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーの文学作品も収録。
さらに、スタニスラフ・ウルヴェルの映画論が翻訳されているほか、シュヴァンクマイエル夫妻の創作の背景にある1920年代以降のアヴァンギャルド運動や社会背景の解説は、チェコ(スロヴァキア)文化史の数少ない概説と言えるでしょう。

  シュヴァンクマイエル展を観てきた友達のとなえさんから贈ってもらいました。まさかこんなに早く眼にすることはないだろうと思っていた図録を眺められて、感謝感激。本当にありがとう!!

chicket  もったいなくて、まだチラチラとしか見てませんが、とてもいいです。
 他の国内で発行されている作品集(関連リンク参照)と比べると、『シュヴァンク=マイヤー百科事典』『大冒険物語』や一部コラージュはダブっていますが、概略6割くらいは本に初めて収録されたもののようです(ザッと観ただけなので、信頼性30%(^^;))。ただチェコで昨年開催された夫妻展『Jidlo』(FOOD)の図録とは、シュールリアリスム的な絵(ヤンとエヴァ)がかなりダブっています。オブジェもダブっていますが、撮影のアングルが違うので見比べてみるのも面白いです。

 特に国内刊行の本であまり掲載されていなかったこのヤンのシュールリアリスムの絵がなかなか興味深い。今までの映画、オブジェ、コラージュとかなり肌合いの違うものに感じられるが、皆さん、いかがですか? これらの絵は年代不明になっていますが、いつの作品か非常に気になるところです。
 メディアム・ドローイングという手法の絵だそうだけれど、これに関するヤンエヴァのコメントが記載されているがなかなか興味深い。オートマティスム・ドローイングとも書かれていて、瞑想状態で手が自分の意思と分かれて描き出したものということらしい。割とどこかで観たようなタッチの絵もこの手法のものとして紹介されているが、下の4点はとにかくインパクト大。色合いといい形態といい鬼気迫るものがあり、凄い。ますますこの実物を観るためにも葉山へ出向きたくなったのでした。
GAUDIA02

◆関連リンク
・ヤン・シュヴァンクマイエル,エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー著, 籾山 昌夫編纂
 『GAUDIA―造形と映像の魔術師シュヴァンクマイエル幻想の古都プラハから』(Amazon)
神奈川県立近代美術館:開催中の展覧会
 造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル展 幻想の古都プラハから

 開催 9/10-11/6。
・レセプションでのシュヴァンクマイエルと柳下毅一郎氏のツーショット
Salon de Blancoさんの「Svankmajer展でシュヴァンクマイエルに会う
 これはうらやましいです!
・チェコ総合情報誌CUKR[ツックル]編集日記さんのレセプションパーティーレポート  Diary of Caviargirlさんの「葉山とシュヴァンクマイエル
レセプションに参加された方のレポートは他にもいろいろあります。 
ヤンの食卓bbs シュヴァンクマイエル展のレポート有。
新作『ルナシー』

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2005.09.16

■豊田市美術館 最後の「トらやん・ファイヤー」

Trayan_fire 豊田市美術館
ヤノベケンジ キンダガルテン
 あの「トらやん・ファイヤー」(当Blog記事)が再演されます!!見逃した方には、是非お薦めです。万博の最終日に実施されるのは、ヤノベ氏独特のこだわりか!??

◆フィルム上映「ドキュメント・メガロマニア」 青木兼治+ヤノベケンジ映像コラボレーション作品、2005年 第1回:2005年8月28日[日] 午後2時~第2回:2005年9月18日[日] 午後2時~会場=美術館 講堂

トらやんが火を噴くパフォーマンス再演決定!
9・25 イベント
 2005年9月25日[日] 午後1時~  会場=美術館講堂、展示室1
◇午後1時~
 ヤノベケンジ アーティスト・トーク 「子供都市からキンダガルテンへ」 /講堂
  金沢21世紀美術館で半年にわたり繰り広げられたプロジェクト「子供都市計画」から豊田市美術館での個展「キンダガルテン」までを、ヤノベケンジ自身があつく語ります。
◇午後2時30分~
 トらやん・パフォーマンス+トらやん・ファイヤー /展示室1
  子どもの命令によって歌って踊る巨大ロボット、トらやんのパフォーマンスと、皆様からのアンコールにおこたえして再演する驚きのパフォーマンス「トらやん・ファイヤー」を行います。
◇午後3時~
 “mas”によるライブパフォーマンス /展示室1
  ヤノベケンジの映像作品に数多くの音楽を提供している、今注目のバンド“mas”によるスペシャルライブ!
◇午後4時15分~
 ヤノベケンジ サイン会 /展示室1入口付近
  作品集「ヤノベケンジ1969-2005」&ドキュメント「子供都市計画」出版記念サイン会
◇午後5時~
 「AWAYA」によるサウンド・パフォーマンス+トらやん・ファイヤー /展示室1
  「AWAYA」とジャイアント・トらやんによるコラボ・パフォーマンス。「ヤノベケンジ-キンダガルテン」展における最後の「トらやん・ファイヤー」を行います。お見逃しなく!

 ドキュメント「子供都市計画」出版!!とありますが、これは新たな本なのでしょうか?? ググっても情報がありませんが、嬉しいニュースです!!

◆関連リンク
 以前の記事「■ヤノベケンジ作品集出版記念イベント」の写真が海外のいくつかのサイトで取り上げられ嬉しかったので(^^;)リンク。どこの国だかわからない変な言語で書かれているBlogとか、凄く奇妙な感覚。
 うちのblogは、「Kyukyoku Eizo Mirai Kenkyusho (Ultimate Visual Images Future Lab) Blog」略して、「UVIFL blog」と呼ばれています。勝手に何故だか、「Mirai」が追加されてる??
we make money not art: Giant Torayan
[blog wardofsky]: Don't piss this off
computers.walla.co.il ←イスラエル?? ここが妙な言語
JyBook - Uguni spļaujošais robots
Foro de Vandal !!!Los Robots nos atacan!!!
Engadget - www.engadget.com The 30-foot tall fire-breathing robot -
『KENJI YANOBE―1969-2005』(Amazon)

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2005.09.15

■ビンチェンゾ・ナタリ監督 NOTHING/ナッシング

NOTHING
NOTHING(公式サイト)。 eiga.com。 予告編Trailer

CUBE/キューブ』のビンチェンゾ・ナタリ監督が、今度は何もない真っ白な世界を描いた。世の中に嫌気がさした主人公たちが、「何もかもなくなってしまえばいい」と思った途端、周囲からあらゆるものが消えていくというサスペンス映画『NOTHING/ナッシング』だ。

NOTHING EXPO 2005 “無”の世界博 開催決定!
期間・場所:
9/17(土)~9/27(火) WIRED CAFE 360°
9/28(水)~10/4(火) SHIBUYA TSUTAYA 2F
映画の既成概念を破壊する未体験デリート・サスペンスは、こうやって作られた!ヴィンチェンゾ・ナタリ監督自らが描いた画コンテ、メイキング写真、プロダクションノートなど、制作現場の裏側を大公開!(入場無料)

 こんな世界を一度は夢想したことがありませんか(特に受験生のとき(^^;))。スタイリッシュだった『CUBE/キューブ』(1997)のビンチェンゾ・ナタリ監督の新作は、なかなかクールな感じです。

◆関連リンク
DVD『CUBE/キューブ』(Amazon)
 ナタリ監督衝撃のデビュー短編作「ELEVATED」収録
Vincenzo Natali (IMDb) 短編とTVを入れて、『NOTHING/ナッシング』は7作目で2003年の作品。日本公開はシネセゾン渋谷で2005.9/17~。単館ロードショー。
J.G. Ballardの『High Rise/ハイライズ』の公開が2006年に予定されているようです。
・テリー・ギリアム『Tideland』(2005)のメイキング『Getting Gilliam』(2005)も作ったらしい。詳細はこちら。こっちも観たいぞぉー。

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2005.09.11

■造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル展 Svankmajer
    幻想の古都プラハから

神奈川県立近代美術館:開催中の展覧会
造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル展 幻想の古都プラハから

Svank_ten02

「GAUDIA(ガウディア)」[訳注:ラテン語で「悦び」「楽しみ」「慰み」の意]は、マニエリスム的な蒐集物の陳列室の一部を成す、主要なテーマ群のひとつである。それは、意識的であれ無意識的であれ、グロテスクで滑稽であり、風刺的、諧謔的であるような作品のことであり、しばしばエロチックな特徴を有している。

 ついに開催されました。9/10-11/6の3ヶ月間。この写真のヤン・シュヴァンクマイエルとエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーの佇む静謐な雰囲気がたまりません。
 機会を見つけて、是非行ってみたいと思っています。チェコへ行くことを思えば、随分手頃なので、是非、と思っているヤンファンは多いと思います。しかし葉山は遠い、、、。

◆関連リンク
Fuji-tv ART NET:造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル展
ヤンの食卓bbs シュヴァンクマイエル展のレポート有。
 あとすみえりさんという方の書き込みで、耳寄りな情報がこのbbsにありました!! 求龍堂という出版社から『GAUDIA(ガウディア) 造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル』という本が出てるようです。会場での販売と一部書店販売がされるとのこと!!すみえりさんがこの出版社の方で制作されたもののようです。
新作『ルナシー』

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■"LEXUS L-finesse"
    -Modern Japanese art meets automotive design-

 トヨタのレクサスブランドが日本でデビューしましたが、それに先立ち、今年の春に欧州でのブランド戦略としてなのでしょう、ミラノでこんなアプローチがあったようです。

milano_lexus レクサス、ミラノデザインウィークアートにてアートエキジビション
 (トヨタプレスリリース)

会場では、8月から国内導入されるレクサス「GS」と、デトロイトショー にて発表したコンセプトカー「LF-A」をモチーフとした造形モデルを展示するとともに、レクサスの世界観を映像化した「L-finesse Art Movie」を上映。また、アーティストによる「先鋭―精妙の美」の解釈として、新しい日本の美を描く画家の千住博氏の未来への想いを込めた絵画、斬新かつエレガントな建築を手掛ける妹島和世氏の照明などが初公開

lexus.jpのミラノデザインウィーク

DESIGN HUBさんの記事

このエキシビジョンの展示方法が全く秀逸。真っ白な空間に真っ白なフォルムのみのレクサスがあるだけでドキッとするのに、さらに部屋中に霧を充満させて、全ての境界線を曖昧にするという大胆かつ効果が高い展示方法。

 ミラノのエキジビジョンはなかなか好評だったようですが、レクサスでデビューしたGSISを見ててもあまりときめくようなアート的なインパクトがないと感じている人が多いのではないでしょうか。ジウジアーロのデザインだと言われていた初代GSはスポーティでインパクトがありましたが、現モデルは上にある「曖昧」さが悪い方に作用しているような気がします。日本らしい良さとして「曖昧」を狙ったようですが、凡庸というかのっぺりしたというか、インパクトがありません。

 初代RXがSUVのデザインを革新したように、レクサスにはデザイン的インパクトも期待したいものです。トヨタのデザイナーは、マツダのMX-CROSSPORT(クロスポート)にはやられたと思っているのではないでしょうか。この艶のあるデザイン、日本的な洗練された曲線は素晴らしい。「L-finesse:先鋭―精妙の美」というのはこういうデザインを言うのではないでしょうか。(クロスポートは来年デビューらしい、街をこんな車がどんどん走り出したら、凡庸な日本の街の風景も刺激を受けるような気がするけれど、、、。)
MX-Crossport
 上で引用したレクサスのフェンダーも、なんかマツダのアクセラスポーツのフェンダーに見えてしまうのは僕だけでしょうか。(車格の差はいかんともしがたいけど、、、。)

◆関連リンク
NIKKEI DESIGN ・RESPONSE ・LIVE LABO
・石上純也「キリンアートプロジェクト2005
・『妹島和世+西沢立衛/SANAA金沢21世紀美術館』(Amazon)
・妹島和世イメージ検索 ・千住博イメージ検索
妹島和世の本 ・千住博の本(Amazon)
designtope.net記事(プレスリリースと同じ)

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■国書刊行会-<未来の文学>第Ⅱ期、開幕

DelanyDHALGREN

 国書刊行会の叢書<未来の文学>ですが、10月にR・A・ラファティ『宇宙舟歌』が出た後、第Ⅱ期(全6巻)がスタートとのことです。

国書刊行会--最新ニュース

・第1回配本は、『ケルベロス第五の首』のジーン・ウルフによる傑作中短篇をあつめた日本オリジナル短篇集『デス博士の島その他の物語』(浅倉久志・伊藤典夫・柳下毅一郎訳)。収録作品は「デス博士の島その他の物語」「アイランド博士の死」「死の島の博士」「アメリカの七夜」「アイフラッシュ・ミラクルズ」の五篇、さらに、83年刊行の限定本に付された「まえがき」も収録した決定版です。華麗なるウルフ・ワールドをご堪能ください。今秋刊行予定。

アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』 渡辺佐智江訳 
・アンソロジー<未来の文学>
 Ⅰ『グラックの卵』 浅倉久志編訳
   (ボンド、カットナー、スラデック、ジェイコブズ他) 
 Ⅱ『ベータ2のバラッド』 若島正編
   (ディレイニー、エリスン、ロバーツ、ベイリー他)
クリストファー・プリースト『限りなき夏』 古沢嘉通編訳
   (日本オリジナル短篇集)
サミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン』 大久保譲訳

 まさにかつてのサンリオSF文庫を見ているようなラインアップ。凄いなー、『ダルグレン』DHALGRENですよ。なんか全部買いそう。ワクワク。

◆関連リンク
銀の知識人たちさんのサンリオSF文庫未刊行作品集
サンリオSF文庫全リスト
サミュエル・レイ・ディレイニー 邦訳作品リスト
Delany Cover Art
サンリオSF文庫 オークション相場リスト

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2005.09.10

■新刊メモ 『LOVE』『昭和の東京』『ジェス・フランコ』
『ヴァイブ』『ハッカー宣言』『東京奇譚集』『デカルトの密室』 

LOVE SHOUWA_No_TOKYO JES_FRANKO vaive

古川日出男著 『LOVE
 今年も順調に古川の新作が読めます。今度はどんなスタイルか。楽しみ。即買。
 作家の読書道 古川日出男 古川の原点になった作家たちについても記されています。

上演できるものを探して戯曲を徹底的に読みました。清水邦夫さんの『ぼくらが非情の大河をくだる時』の中のものなんて、ほとんど台詞を覚えている。自分の体にとりこまれてきたのって、この戯曲の言葉たちなんだなと感じます。
原点は日本人では3人。清水邦夫、村上春樹、詩人の吉増剛造

実は『LOVE』を書いている間、一匹天に召されて(註.ペットの猫)。それもあって、そいつに捧げようと思ったんですが、そいつのための本というのもおかしいから、後書きに「手にとっているあなたたちに捧げるものです」と書きました。自分としては珍しいけれど。…今回もそうですが、人に読ませよう、でもあらゆる動物たちのためにも書こうと思いますね。

 そう言われてみれば、「カラス」「犬」たちに向けられた小説でもあったわけですね、古川作品。僕の偏愛する『アビシニアン』も、タイトルどおり猫だし。今作は『アビシニアン』スタイルだったら嬉しい。

小松崎茂、根本圭助著 『昭和の東京
  細密画で描かれる東京。良い絵ですね。
 『ぼくらの小松崎茂展』@愛知県刈谷市美術館 いよいよ来週からスタート。

木野雅之編『異形の監督ジェス・フランコ―ユーロ・トラッシュ映画がほこる巨匠のすべて
 ジェス・フランコ作品一覧。
 この監督、一本も観てませんが、この本のマニアックな雰囲気についフラフラ。妖しい。この表紙は図書館で入れてくんないだろうなー。自分で買うには、リスキー。立ち読みかーー。

山田正紀著 『未来獣ヴァイブeNOVELS完結予定特集 朝日ソノラマ
 僕は過去『機械獣ヴァイブ』が一冊目であまり面白くなく、二巻は買いませんでした。「怪獣SF」だった記憶も薄く、あまり良い読者と言えません。

「未来獣ヴァイブ」は本邦初の「本格怪獣伝奇SF」をめざして書きだしたものだが、執筆中、読者、書評家の反応は皆無だった。誰もこれが「本格怪獣伝奇SF」だということに気がついていないのではないか、そもそも誰も読んでなどいないのではないか……という弱気のムシが出てきて、例によって例のごとし、あえなく中断するはめになってしまった。

Haccker TokyoKitan Dekarto_Mishitsu StudioVoice

マッケンジー・ワーク著, 金田智之訳 『ハッカー宣言

村上春樹著『東京奇譚集
 前作は掌編でしたが、今回は、、、、、。ぶっとい村上春樹が早く読みたい。

瀬名秀明著 『デカルトの密室新潮社 企画展示室『デカルトの密室』
 瀬名秀明は、なんか堅い雰囲気がなじめませんが、人工知能とロボットと密室ということで、ちょっと読みたくなってます。図書館で借りよっと。

◆『STUDIO VOICE(スタジオ・ボイス)』 特集 奈良美智 + graf「A to Z」p>
 奈良美智と現代アートの作家特集。ヤノベケンジは奈良の次に紹介されています(たった1ページだけど)。トらやんファイヤーのリハ中の写真も掲載されています。
 もうひとつの特集がマペットのジム・ヘンソンの伝説 Jim Henson;The Prodigy of Imagination。かなり充実してます。ファンにはお薦め。僕は2つの特集の合わせ業で即買。

○ ジム・ヘンソンの伝説
○ ジムが生きた、TVカルチャー黎明期
○ ジム関連作品の相関図
○ マペットの誕生
○ カエルのカーミット物語
○ 『世界一長いストリート』を歩きながら
○ ジム・ヘンソン・カンパニーの現在
○ 『ダーククリスタル』とアメリカンファンタジーの系譜
○ Review5-ジム・ヘンソンの映像作品レビュー
○ 新作『ミラーマスク』を創った2人

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2005.09.08

■東大舘暲・川上研究室
   相互テレイグジスタンスロボット「テレサ2 (TELESAR 2)」

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 東大舘暲・川上研究室公式ページより。(動画あり)

 相互テレイグジスタンスロボット「テレサ2 (TELESAR 2)」とは、人と同じサイズの人型スレーブロボットと、それを制御する外骨格型のマスタコクピットから構成されるマスタ・スレーブロボットです。マスタアームの各関節にもアクチュエータが配置されていますので、操作者の手先にスレーブロボットが感じた力をフィードバックすることが可能です。
 「光学迷彩」の通称で知られる再帰性投影技術(RPT)により、操作者の姿をロボットの体の中に、プロジェクタ光線を目線に重畳させる光学系である再帰性投影プロジェクタを介して投影するという形で、2005年6月に愛知万博(愛・地球博)における「プロトタイプロボット展」において展示を行いました。

 プロトタイプロボット展で「テレサフォン」として展示されたヴァーチャルリアリティとロボット技術を組み合わせた「テレサ2 (TELESAR 2)」というシステム。技術としては、「テレサ2(TELESAR 2, TELE-existence Surrogate Anthropomorphic Robot)」と「RPT(再帰性投影技術)」(『攻殻機動隊』の光学迷彩を実現しようというもの)がその中核技術。

 上の写真は、左から遠隔操縦、遠隔地でのロボットと人とのコミュニケーション、ロボット、ロボットに映し出された操縦者の映像。なんだか瓢箪みたいなロボットの形状が親しみを感じさせます。リンク先の動画では、もう少しリアルに見えますが、さらなる洗練が必要なのでしょう。会場で実際に観た人の感想が聞きたいものです。

 舘暲教授のアール・キューブ構想をめざした技術のひとつということなのでしょう。(何故HRP2との組合せとかは実現していないのだろう。)このデモだけだと壮大なイメージは伝わらないような気がするけれど、もっと本格的にこのコンセプトが未来のロボット技術へと花開いていくのを是非この目で見たいものです。巨大ロボットを作って、遠隔操縦&人にその感覚をフィードバックするというデモか、スペースシャトルかISSへロボットを送って宇宙を体感させるとか、そういうのを希望します、、、。金、かかりますが、ワクワクするなー(^^;)。

◆関連リンク
PC Watch ・PC WEB ・デジタルARENA
・behind the counterさんの記事「舘研集大成とも言えるが、その場で見るとかなり間抜けで笑える。」
・だべり6月さんの万博での感想「かなり仰天しました」。
・あちゃぴーさんの記事。 ・組み込みネットさんの記事と写真
・『愛知万博 最新ロボットガイド(Amazon)にも記載があるようです。
・当Blog記事 東大舘暲研究室 相互テレイグジスタンスの第二世代 テレサ2とツイスター4に関する報告 これぞ遠隔操縦巨大ロボットってテイストのTELESAR1の映像について(動画はここで観られます)
相互テレイグジスタンスmutual telexistence TELESAR 2にはこの研究の成果が利用されているわけです。
sougo_tele

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2005.09.04

■京極夏彦『邪魅の雫』05年9/22発売はない! 講談社の勇み足

★06.8/27追記 ついに発売が決定!!

大極宮 新刊情報(06/8/25)

 京極夏彦 『邪魅の雫』 講談社ノベルス 06.9/26

週刊大極宮 第264号 2006.8.25

◆発売 
いろんな障害を乗り越えて、乗り越えられなかった障害は諦めて(笑)、残った障害はこれから乗り越えようとか考えながら、ようやく発売日が決定したもよう。

講談社トップページ(2006.8/17)

京極堂シリーズ最新刊 速報第4弾
京極夏彦著『邪魅の雫』 9月発売!
初めて京極作品に出会う方にも京極夏彦の世界がよくわかる解説書を書店店頭で差し上げます。(発売時)(08月17日)

★06.6/28追記
 京極夏彦著『邪魅の雫』 06年夏 いよいよ発売!?

★05.9/4追記 (8/26の記事を日時変更して、追記)

 講談社の新刊案内を信じて05.9/22発売と報じた『邪魅の雫』ですが、「週間大極宮第218号 2005.9.2京極夏彦氏が『邪魅の雫』9/22発売はありえないと明言されています。読者にとっては非常に残念。

 「週間大極宮」で書かれているのは、講談社との間で締め切りの取り決めはされておらず、原稿執筆の依頼は、「できるだけ早く、できたらすぐ出すので、9月中完成をなんとか目指してください」ということのようです。なので我々が読めるのは、10月以降ということしかわかりません。講談社の下記のページには、定価も出てましたが、ページ数も確定していないので、いいかげんなもののようです。あーあ。

 あと京極氏がここまで怒って書いている文章ははじめてみました(ある程度柔らかい口調ですが、内心は激怒でしょう)。必読。

-----以下は追記以前の記事。9/22発売は間違いです-------------------

jyami 文庫・新書 2005年 9月期発売予定表(新書)
              (講談社BOOK倶楽部)

書 名       著者名   定価(税込) 発売日
邪魅の雫 京極夏彦       1,208    9/22

 長らく待ちましたが、ついに発売されるようです。

 『姑獲鳥の夏』と対になるのが、『陰摩羅鬼の瑕』。
 『魍魎の匣』と対になるのが、『邪魅の雫』。
 ということで、『魍魎の匣』が好きな僕には期待の一冊。

 映画『姑獲鳥の夏』は結局観てない。あまり当たらなかったみたいなので、『魍魎の匣』映画化はどうなるのだろう、、、、。

◆関連リンク
京極夏彦作品考 邪魅とは 

 石燕の注釈に従うならば,邪魅は魑魅の亜種であり,抽象的な山の怪異の一種であろうと思われる

・eiga.com トップ10速報 映画『姑獲鳥の夏』
 第一週 6位。 第二週 9位。(ランクインは二週間のみ)
・京極夏彦 最新刊 『ユリイカ 2005年9月号 特集 水木しげる』(京極夏彦の対談)、『京極噺六儀集』『京極夏彦対談集 妖怪大談義』(Amazon)

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■新刊メモ グレッグ・イーガン 『ディアスポラ』

Diaspora
早川書房 刊行予定

9月下旬 『ディアスポラ』グレッグ・イーガン/山岸 真訳
   遠未来、ソフトウェア化された人類は、銀河
   の危機にさいして壮大な計画をもくろむが!?

 イーガンの新作がでます。難解超絶ハードSFということで、頭がひっくり返るような異色作を期待します。もともと「ソフトウェア化された人類」ネタ好きだし、、、。(クリス・ボイスのワイドスクリーンバロック『キャッチワールド』とか)

第44回日本SF大会 HAMACON2レポート

 イーガンの新作は、9月下旬に『ディアスポラ』というタイトルで、ハヤカワ文庫SFで出る予定だそう。帯には「この本がわからなくても、他のイーガンはわかります」と入れようかと思ってるとか(笑)。それくらい、非常に難解な話だそう。でも結末は、素晴らしい知的興奮が味わえるそうなので、皆様ご期待ください、とのことでした。

nozomi Ohmori SF page (since Mar.31 1995).

 イーガンと言えば、山岸真の陰謀で『ディアスポラ』の解説がまわってきて、翻訳原稿を読んだ。超絶ハードSF。何カ所か、なにが書いてあるのかさっぱり理解できない箇所がありますが、飛ばして読めば平気。主観的宇宙論三部作とくらべると、話のほうはむしろ思いきりストレート。骨格は古典的なハードSFに近いんじゃないかと思った。タイプが違うので前三作とは比較しにくいが、やっぱり傑作です。

・MI's Atticさんのグレッグ・イーガン未訳作品レヴュー
Greg Egan本人のHP Diaspora
・航天機構さんの『キャッチワールド』詳細解説

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2005.09.03

■たけしにベネチアが驚いた!? 『TAKESHIS'』

takeshis
 公式ページ 11月公開予定とのこと。
 ベネチア映画祭のサプライズ作品上映を実施し、世界を驚かせるプレミア上映となったようです。会場で突然、北野映画の新作が目の前に登場し、全部観られた参加者が羨ましい。そんな体験してみたい。
 上記の北野武の言葉を読むと、なんかP.K.ディックみたいなイメージを思い浮かべませんか、、、? もともと不条理感(+虚無感)を持つ北野作品。こうしたネタはかなりいい線いくと思うのだけれど、、、。(海外のレビュウで何かないかと思って「TAKESHIS'×PHILIP DICK」でググってみましたが、何も出ませんでした。残念。)

◆関連リンク (ネタばれ発言もありますので、注意★)
asahi.com
 これまでベールに包まれていた「TAKESHIS’」の内容も明らかになった。たけしが2役を務め、芸能人ビートたけしが、自分にそっくりなコンビニ店員の北野武と出会うことで、現実と想像の世界が交錯していくパロディー的な作品。激しい銃撃戦や「座頭市」で見せた金髪姿など、過去の作品のエッセンスも散りばめている。「理解するのではなく、体感するような映画として楽しんでほしい。」と話した。

goo映画
 「子供の時に見た悪夢を随分と入れた。編集で訳が分からなくなったのが、映像に出ている」

中日スポーツ
 「作品は、まぼろしと現実を行き来する展開で、たけし自身「『楽しかった』とか『つまんなかった』とかいう言葉に当てはまらない形容がほしい」

SANSPO.com
 「これまで十何本撮ってきたが、それの最後の締めくくり。今までとは違う他の映画を撮りたいと思っていた。総集編でもある」 

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