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2005.12.31

■自主制作CG映画 粟津順監督『惑星大怪獣ネガドン』

negadonncwfilms_ネガドン公式HP

10代の頃より初代ゴジラをはじめとする特撮映画の世界に引き込まれ、 怪獣に魅せられた青年・粟津順がおくる「惑星大怪獣ネガドン」。
世界初の全編CG制作による怪獣映画として、(本作には実写は一切使われていません) 1950年代のフィルム画質を彷彿させる映像エフェクト「粟津フィルター」を独自開発、ミニチュア使用の撮影方法も意識し、各所に特撮映画へのオマージュをちりばめた本作品はまさに 「新時代特撮」とよべる映像作品となっています。25min./シネスコサイズ/Stereo/DLP

シネマスコーレHP
 あちこちで話題になっている『惑星大怪獣ネガドン』を、名古屋の名画座シネマスコーレ(ひさびさ)で観てきました。学生の時のクラブの仲間と忘年会した後、2次会がこの映画のレイトショー。(お里が知れますね(^^))

予告編 V.S. 本編
 あらかじめHPで(いくつか映像がcwfilmsのHPで見えますが、まずは黙ってここをクリック→)予告編を観て、燃えて、これなら飲んだ勢いでさらに盛り上がれる!!と勇んで観に行ったわけです。
 しかし本編は実は予告編と随分イメージが違いました。あ、こーゆう話だったんだ。あれ?パロディかと思ったら、笑えないじゃん。って。(実は思ったのと随分違ったので、仲間全員酒がさめたのでした(^^;))

 確実に、予告編と本編とで提示するイメージは異なります。(素材は当然同じ映像なのですが、そのつまみ方が予告編では意図がずれている。)映画館やDVDで観る機会のない方々へもこの予告編の熱さは、オススメです。
 このポスターにも現われているけれど、まさに子供時代(特に冬休み、正月とかのこたつで観た東宝特撮映画のTV放映の)ワクワク感をこのようにパワーアップして再現しているセンスが素晴らしい。つくづく自分たちのこの体と脳がこういうもので育ってきてるんだっていう実感がわいてくる。あと思いだしたのは、怪獣映画を語る評論家 池田憲章氏の熱い語り口。実はこの人が語る怪獣映画は実際の映画よりワクワクする(^^)。僕らがこの評論家の言葉から、イメージする架空の脳内特撮、これを眼前にみせられたような映像が『惑星大怪獣ネガドン』である。

熱い映像
 物語についてはネタバレにもなるので、ここでは特に触れない。(ひとこと。もっと後半、破天荒な、荒唐無稽だけれど映像で説得してしまうストーリーを期待したのでした。物語B級、映像A級が期待値でした)

 で、映像である。特に前半、これはやはり燃える。特に監督が力を入れているのは、防衛軍(自衛隊だっけ?)の攻撃の絵。74式戦車とF104(かな?)の攻撃のショットの熱さは並じゃない。このアングルとかスピードとか細部の動きとか、素晴らしいの一言。ここの映像センスだけ取り出すと、今年もっとも熱い戦闘映像と思ったスピルバーグの『宇宙戦争』よりもシャープでいい映像を撮っているのではないか。おそらく監督はこういうものがまず第一に好きなのかなって思った。いやー、拍手喝采!!

 こんな映像をCGでひとりで作ってしまった粟津順監督のセンスには脱帽です。今後もこうした熱い映像を期待します。本当にいい時代になりましたね。

※シネマスコーレの上映は、DLPだったのかどうか不明ですが、苦言をひとつ。あの画面って、ピントがずれていたのでは?? もしかして映画の効果としてぼかしたフィルタが入っていたのかもしれないけれど、スタッフ名とか文字が予告編と比較して、あきらかにピンボケに見えた。こういうのなんとかしてもらいたいものである。

◆関連リンク
スタジオマガラ 自主制作CG映画『惑星大怪獣ネガドン』情報
 怪獣学研究室とか、作品展示室の 『大怪鳥マガラ襲来』 『マガラ撃滅大決戦』のダイジェストが良いです。
・- nikkeibp.jp -インタビュー「惑星大怪獣ネガドン」〜映画づくりの新ビジネスモデル(1)
 (2) (3) これはオススメ!!
・いとうせいこう『インディーズ・アニメの時代』『惑星大怪獣ネガドン』
DVD『惑星大怪獣ネガドン』(Amazon)

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受信: 2005.12.31 14:21

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