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2005年12月

2005.12.31

■自主制作CG映画 粟津順監督『惑星大怪獣ネガドン』

negadonncwfilms_ネガドン公式HP

10代の頃より初代ゴジラをはじめとする特撮映画の世界に引き込まれ、 怪獣に魅せられた青年・粟津順がおくる「惑星大怪獣ネガドン」。
世界初の全編CG制作による怪獣映画として、(本作には実写は一切使われていません) 1950年代のフィルム画質を彷彿させる映像エフェクト「粟津フィルター」を独自開発、ミニチュア使用の撮影方法も意識し、各所に特撮映画へのオマージュをちりばめた本作品はまさに 「新時代特撮」とよべる映像作品となっています。25min./シネスコサイズ/Stereo/DLP

シネマスコーレHP
 あちこちで話題になっている『惑星大怪獣ネガドン』を、名古屋の名画座シネマスコーレ(ひさびさ)で観てきました。学生の時のクラブの仲間と忘年会した後、2次会がこの映画のレイトショー。(お里が知れますね(^^))

予告編 V.S. 本編
 あらかじめHPで(いくつか映像がcwfilmsのHPで見えますが、まずは黙ってここをクリック→)予告編を観て、燃えて、これなら飲んだ勢いでさらに盛り上がれる!!と勇んで観に行ったわけです。
 しかし本編は実は予告編と随分イメージが違いました。あ、こーゆう話だったんだ。あれ?パロディかと思ったら、笑えないじゃん。って。(実は思ったのと随分違ったので、仲間全員酒がさめたのでした(^^;))

 確実に、予告編と本編とで提示するイメージは異なります。(素材は当然同じ映像なのですが、そのつまみ方が予告編では意図がずれている。)映画館やDVDで観る機会のない方々へもこの予告編の熱さは、オススメです。
 このポスターにも現われているけれど、まさに子供時代(特に冬休み、正月とかのこたつで観た東宝特撮映画のTV放映の)ワクワク感をこのようにパワーアップして再現しているセンスが素晴らしい。つくづく自分たちのこの体と脳がこういうもので育ってきてるんだっていう実感がわいてくる。あと思いだしたのは、怪獣映画を語る評論家 池田憲章氏の熱い語り口。実はこの人が語る怪獣映画は実際の映画よりワクワクする(^^)。僕らがこの評論家の言葉から、イメージする架空の脳内特撮、これを眼前にみせられたような映像が『惑星大怪獣ネガドン』である。

熱い映像
 物語についてはネタバレにもなるので、ここでは特に触れない。(ひとこと。もっと後半、破天荒な、荒唐無稽だけれど映像で説得してしまうストーリーを期待したのでした。物語B級、映像A級が期待値でした)

 で、映像である。特に前半、これはやはり燃える。特に監督が力を入れているのは、防衛軍(自衛隊だっけ?)の攻撃の絵。74式戦車とF104(かな?)の攻撃のショットの熱さは並じゃない。このアングルとかスピードとか細部の動きとか、素晴らしいの一言。ここの映像センスだけ取り出すと、今年もっとも熱い戦闘映像と思ったスピルバーグの『宇宙戦争』よりもシャープでいい映像を撮っているのではないか。おそらく監督はこういうものがまず第一に好きなのかなって思った。いやー、拍手喝采!!

 こんな映像をCGでひとりで作ってしまった粟津順監督のセンスには脱帽です。今後もこうした熱い映像を期待します。本当にいい時代になりましたね。

※シネマスコーレの上映は、DLPだったのかどうか不明ですが、苦言をひとつ。あの画面って、ピントがずれていたのでは?? もしかして映画の効果としてぼかしたフィルタが入っていたのかもしれないけれど、スタッフ名とか文字が予告編と比較して、あきらかにピンボケに見えた。こういうのなんとかしてもらいたいものである。

◆関連リンク
スタジオマガラ 自主制作CG映画『惑星大怪獣ネガドン』情報
 怪獣学研究室とか、作品展示室の 『大怪鳥マガラ襲来』 『マガラ撃滅大決戦』のダイジェストが良いです。
・- nikkeibp.jp -インタビュー「惑星大怪獣ネガドン」〜映画づくりの新ビジネスモデル(1)
 (2) (3) これはオススメ!!
・いとうせいこう『インディーズ・アニメの時代』『惑星大怪獣ネガドン』
DVD『惑星大怪獣ネガドン』(Amazon)

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2005.12.30

■スーパーハイビジョン:Super Hi-Vision

051224_SHD_Camera_Recoder君はスーパーハイビジョンを見たか!』  
NHKデジタル衛星HD 12/24(土)15:30-16:00

 スーパーハイビジョンは、走査線4000本級、平面にすると、ハイビジョンの16倍のきめこまやかさの、究極の高精細映像である。 音声も、22.2チャンネルという迫力の臨場感で再生される。
(略) 愛知万博の前半で上映された、一面のヒマワリ畑、ミツバチの躍動、小学生900人が唄う合唱など、1つの群を撮影しても個が見えるほど高画質の「地球・いのち育む惑星」。
 万博後半で上映された、金閣寺の紅葉、滝にかかる虹など、日の光で変幻自在に姿を変える地球の美しさを繊細に描いた「地球・光あふれる惑星」。
 この2つのソフトの紹介を中心に、開発の苦闘、撮影秘話、視聴した人々の感想をまじえ、未来技術スーパーハイビジョンの全てをお伝えする。

 という番組をハイビジョンで観ました。感想とスーパーハイビジョンについて最近の情報をまとめます。

ハードウェア
051224_SHD_Camera_Scope  写真は番組をスクリーン投影してHDR-HC1で撮った画像(現在ハイビジョンの画面キャプチャはこの原始的な手しかない)。カメラの大きさを見てください。まるでテレビ黎明期のカメラではないですか。重量は40kgで放送用HDカメラの5倍とのこと。しかもこれはカメラ部だけで、録画はひまわり畑の向こうに見える車に搭載されたハードディスクレコーダ(写真中断)を使用(KEISOKUGIKEN HDP-H6Bのロゴがあった。計測技研製?)
 このハードディスクレコーダは20分撮影用とか。NHKプレスリリースを読むと、18分撮影で3.5テラバイトとある。あれ?テラ級でいいの? なんか少なくないか。うーん、単純計算でも、画素数4320×7680×1億色×60コマ×18分とすると447ペタバイト必要なはず(スーパーハイビジョンの色数は不明)。よくわかりません。(ペタとテラの関係はここ)。

 あと太陽のプロミネンスと月の映像を撮るために、群馬天文台と共同開発した望遠レンズ。これだけでもずいぶんと苦労したようで、全国の天文台に相談してやっと実現したと紹介されていた。
 僕は「地球・命はぐくむ惑星」の方しか観てないので、この天体撮影の映像はスーパーハイビジョンで体験していない。今回、ダウンコンバートしてHDで放映されているけれど、月の映像が地球の大気で揺らぐ様がなかなかの臨場感。でもSHDで観たかった。

051224_H2_A没入感
 番組で蝶の羽化を撮ったカメラマンが「肉眼で観るよりも細部の息づかいが聞こえてくる」、これを「臨場感」を超えた「没入感」であると語っている。また一色隆司ディレクターは、H2-Aの映像の没入感を与えられることにより、「画面からH2-Aが消えても、上空まで飛んでいったことが体感できた」という観客の感想を紹介している。

 たしかに羽化の映像は、肉眼よりも高精細な画素(肉眼が600万:スーパーハイビジョンは3300万画素)で大画面に写されると、それはもう顕微鏡の世界に近づく。観えていなかったものが観えることによるスーパーリアリティは「没入感」と呼べるのかもしれない。

 H2-Aの映像については、ハイビジョン放送の今回の映像を観るだけでも素晴らしい。右の写真ではその感動の1/10も伝わらないと思う(なんでHDキャプチャーできないんだ!<<お前らが悪さするからだとの声あり)。
 噴煙にロケットの火炎の光があたって陰影がダイナミックに変わっていくところの映像と、5.1ch放送の爆音の臨場感が素晴らしい。
 万博会場のスーパーハイビジョンでは、さらにここに肉眼の5倍の解像度と、22.2ch立体音響が加わるわけで、これは体感してみないとわからないが、スーパーリアルな「没入感」を感じるのかもしれない。

関連リンク
スーパーハイビジョン紅白 すでに生放送技術が実現

NHKでは、大みそかに行う「まもなく紅白!スキウタ・カウントダウンスペシャル」の公開生放送に引き続き、下記の通りスーパーハイビジョンの公開を実施します。
12月31日(土)開演/午後7時20分 終演/午後11時45分
会場 みんなの広場 ふれあいホール 入場無料

物欲優等生さんの「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
 デジタルシネマ版を上映しているようです(AV Watch)。万博でNHKのスーパーハイビジョンを投影したのはビクターの「4K2K D-LIAプロジェクター」。この映画はSONY製での上映でしょうか。んで、4320×7680画素のスーパーハイビジョンに比べると、解像度は低いはずです。
2005年技研公開「公開展示」
【レポート】NHK技研公開2004 -
 一筋縄でいかない人の知覚と「スーパーハイビジョン」 (MYCOM PC WEB)

九州国立博物館のスーパーハイビジョン常設展示 (公式HPには記載なし?)

 スーパーハイビジョンシアターは、スクリーンサイズ350インチ、客席数38、音響は5.1チャンネルで、静止画中心の番組2本を上映します。
 番組内容は、博物館が所蔵する美術品のほか、沖ノ島の遺跡と宗像大社神宝館で公開されている沖ノ島出土品などの解説(略)。
 収蔵品や写真にとって、時が経るにつれて起こる退色や劣化は避けがたい宿命ともいえますが、スーパーハイビジョンにより記録することで、後世に残すことが可能となります。

西川善司の大画面☆マニア 第38回 日本ビクターブース
スーパーハイビジョン VP-8400製品紹介(ASTRODESIGN)

アストロデザインは、2005年3月25日から9月20日まで開催された日本国際博覧会「愛・地球博」(愛知万博)のシンボルパビリオン”グローバル・ハウス”で上映された次世代映像技術「スーパーハイビジョン」の映像処理装置をNHK(日本放送協会)様と共同開発しました。

・当Blog記事
 ■万博レポート スーパーハイビジョンv.s.レーザー ドリームシアター
 ■万博 NHK『スーパーハイビジョンシアター』

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2005.12.29

■スーパーステレオハイビジョン

sensor_EKL3101
 小野マトペさんにコメント欄で教えてもらったITmedia記事の距離画像センサEKL3101(松下電工HP)。

 原理はプリミティブ。赤外線LEDを一瞬光らせて、それが対象物にあたって跳ね返ってくるまでの時間をCCDの各画素ごとに測定する。

■ディジタル映像の3次元位置情報付与

 これ、凄く可能性のある技術じゃないでしょうか。いや3D立体映像マニア的に(^^;)。

 この技術は、赤外領域の光を使って、CCD等の画素ひとつづつに3Dデータをもたせることが出来るものです。しかも一台のカメラで。現状のハイビジョンカメラに赤外発光部を追加、あとはソフトウェアを付け足すだけで各画素に色情報の他に、三次元位置データを持たせられるわけです。
 三次元位置データの容量アップなんてたかがしれています。わずかなファイル容量で、ハイビジョンでもスーパーハイビジョンでもデジタル映像全て、3次元位置情報を付与することができるわけです。そしてこれは、当然ステレオ視のできる画像データへ変換(左右の眼の視差分ずらした映像を生成)できるわけだし、加えていつでもいろいろなデジタル3次元画像処理が可能になるわけです。

■夢のスーパーステレオビジョン

 このは3次元画像処理は凄い。たとえばハイビジョンの放送で映像データとして今までの各画素の色情報とともに三次元位置データが各家庭へ送られてくる。そのデータを家庭の立体映像処理装置で処理すると、自分のほしい視点での立体映像が観られるわけ。(立体視ディスプレイは当然、必要)
 その立体映像は、好みによって送られてきた三次元映像空間内で、視点や立体感も自由に可変できる。今のテレビで音をボリュームスイッチで変えられるように、自分の好みの奥ゆきに立体映像を変えられる。
 このグランドキャニオンの映像は、もっと近寄った視点で奥ゆきを広げて観たいなとか、遠景でとかいじれるわけ。演劇の中継でも、この役者の演技をアップでとか自由自在。

 これは新しいテレビの誕生を予感させるではないですか。
 スーパーハイビジョンの次は、立体スーパーハイビジョン。しかも映像三次元空間をどの視点にも可変できるスーパーステレオハイビジョンですか。すでに家電メーカでは、このデータのフォーマットの標準化とかもはじまっているのだろうか、、、たぶんまだでしょう。松下のHPを見てもまだモーションキャプチャーの入力装置とかしょぼい使用用途しか書いてないので、、、、。

■家庭用スーパーコンピューティングのキラーコンテンツ

 SONYの久夛良木氏のスーパーコンピュータPS3のCELLチップ。
 能力的にはハイビジョン映像処理だけでは能力余りまくりなので、映像の「熟成」というような用途が考えられているようだけれど、場合によっては上記のようなスーパーステレオハイビジョンがキラーコンテンツになるかも。

 まずはCELLでも上記のリアルタイム処理はしんどいかもしれないので、視点や立体感の指定のみ事前設定しておいて、会社行ってる間にCELLが映像生成の計算をしこしこする。で、帰宅後にステレオメガネを掛けて、ステレオハイビジョンを好みの視点の映像で楽しむ。

 うーん、これぞ究極のホーム立体映像鑑賞。どうですか、久夛良木さん、このコンセプト(^^)。
 特許、書こかなー(でも既にこのBlog記事で公知扱い(^^;)。てゆうか、上の記述だけなら公知技術×ブレードランナーで新規性は認められないか、、、)。いろいろと枝葉の特許含めて、いっぱいアイディアが出てきそうです。

◆関連リンク
スターウォーズを立体映画にする技術 In-Three Dimensionalization®
 当然、立体映画制作にも使えます。Dimensionalizationの精度が格段に向上するのではないでしょうか。
撮影後にどこへでもピントを合せられるカメラ Light Field Camera
 以前紹介したこのアメリカの学生の技術より、松下の技術の方が簡単に実現できますね。
Daily Stereoscopic 3D News 最近見つけた立体映像のニュースサイト。

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2005.12.28

■Texnai : Stereo3D ハイビジョンプレーヤ

stereo3D_hi_vision streo3D_index (Texnai:株式会社テクネHP)

JVC Digital Hi-Vision Movie GR-HD12台から成るステレオハイビジョンカメラと30" microPol3D LCD(イメージ画像)

 ひぇー、こんな製品を既に扱っているメーカが!
 写真はビクターのGR-HD1ですが、カメラを二台並べるというローテク名発想が素敵。GR-HD1は720Pだけど、もし同じように三脚に2台のソニーHDR-HC1を搭載すれば、フルハイビジョンでも撮影できますね。

stereo3D_hi_vision_player_system Stereo3D ハイビジョンプレーヤ

Stereo3D HiBoxは、従来の立体ハイビジョンをできるだけ簡単にしかも経済的に実現するために開発された立体ハイビジョン・プレーヤーです。立体表示に必要なハードウェアは、基本的にはこの3D HiBoxとプロジェクターまたは3D LCDなど立体表示装置だけ。L&R2本のMPEGファイルをHiBoxにコピ-するだけで、簡単に最高品質の立体映像をお楽しみいただけます

 上のようにして撮影した2本のHD映像から、立体上映できるシステム。198万円~。
 3D映像を生成する3D HiBoxというのがこの会社の製品。それにプロジェクタ等をセットにしたシステム販売価格が上記。

 凄いですね。今まで博覧会映像でしか観られなかったステレオハイビジョンが、家庭で撮れて、乗用車一台分の値段で観られるようになるとは。年末ジャンボを当てて、私も購入しようっと!!

◆関連リンク
HDR-HC1(Amazon)

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2005.12.27

■触覚家具 チェアーズー Chair Zoo

 近所のショッピングモールで見掛けたシュヴァンクマイエル風の毛の生えた椅子(ちゃうちゃう(^^;)) でも思わず触覚の実験をしてみたくなっちゃいます。

chair_zoo☆三京家具通販ショップ・Chair Zooシリーズ

お子様がより親しみやすいように全体を覆っている布は、手触りのよいフェルトを使用さらに、汚れても洗濯可能な着脱式になっています。

 本当はお子様向けの動物椅子なのでした。
 街でハンドバックが毛皮になったやつとか、見掛けると、ついチェコのシュールリアリストを思い出してしまうのは、私だけでしょうか。

 GAUDIA EVAŠVANKMAJERJAN シュヴァンクマイエル展『悦楽共犯者』のジイ装置が飾られていました。あのお笑いのようなオブジェを、芸術作品鑑賞モードのまじめな顔で観ている観客達(私もその一人なのだけれど)の超滑稽な様態を思い出しました。あれ、装置の後ろへ回れるようになっていて、観客の顔を眺められるようなレイアウトだったけれど、わざとかなー。

◆関連リンク
chair zoo(楽天)
『悦楽共犯者』 
『シュヴァンクマイエルの博物館―触覚芸術・オブジェ・コラージュ集』

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2005.12.26

■京極夏彦氏執筆 『怪』ブログ

『怪』-KWAI Network- - 怪メンバーブログ
「怪のヒミツ・その1」
 (京極夏彦)

 さっきネットをフラフラしていて、知りました。12/7から京極氏が怪メンバーブログの執筆者に加わられたようです。京極ファンとして、この情報収集力のなさは恥ずかしいのですが、最近うちのBlogへ検索で来る人は、「京極夏彦 邪魅の雫」のキーワードの方が多いので、もしかして知らない方がいたら、と思い記事にします。

 今のところ、京極氏が書いた記事は2件だけです。知りたい『邪魅の雫』の執筆状況は不明です。角川のページなので、このネタは書かないでしょうが。

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2005.12.25

■プロダクションI..G展 Production I.G at 名古屋パルコ

IG_in_nagoya_etc01
parco-art.com - PARCO MUSEUM - Production I.G展

プロダクションI.G展 オフィシャルサイト Blog

名古屋パルコ 西館7F・パルコギャラリー
期 間 : 2005.12.08(thu)- 2005.12.25(sun)  

 行ってきましたプロダクションI.G展。
 金曜の会社帰りに、閉店ギリギリで行ったのだけれど、お客さんはそこそこいました。

IG_in_nagoya_etc02 まず入ってすぐの『BLOOD+』の展示。
 しっかり1枚1枚の絵に、原画、色指定、彩色等スタッフ名が明記されている。これってスタッフを大事にするプロダクションI.Gらしいなと。原画等の展示は、ある意味、アート作品の展示なのに、それに作者の名前がないというのは非常におかしい、と思っていたので、この展示説明はとてもいい。(と思ったら、不徹底で『BLOOD+』以外の作品には、原画の作者等の表記がないものが多数。次からこういう展示の際は是非にお願いしたい。)

 オブジェも写真のように、いろいろ。『イノセンス』関係が、やはり圧巻。さすが人形テーマの作品だけあって、このガイノイドの作りこみは並ではない。

 下の写真は、『立喰師列伝』の撮影小道具。これも凝ってます。『立喰師列伝』については、プロモーションビデオを何本か、会場で上演してました。山田正紀とかの登場もあり、貴重な映像をみせてもらいました。押井の実写は今まで全然当たりがない自分ですが、なんだか期待です(でも、「今回こそ!」と何度思ったことか!?)。

IG_in_nagoya_tachigui

◆関連リンク
・shamonさんのひねもすのたりの日々 プロダクションI.G展
 いつもコメントいただくshamonさんの記事。展示内容について、丁寧に書かれています。僕も『S・A・C』のDVDパッケージ画の繊細なタッチが気に入りました。いいですね。
押井守監督がトークショー開催 名古屋で21日(読売新聞)
 トークショーがあったのですね。平日になのでどうせ行けなかったけれど、、、。ウェブで探したけれど、これに参加した人のレポートは見つかりませんでした。残念。

「animecs T!FF・Production I.Gスペシャル」スペシャルレポート
 押井守×鈴木敏夫トークショー「『立喰師列伝』の挑戦」
(WEBアニメスタイル_TOPICS)

押井 昔、この国には「道端でものを喰う時代」があった。子どもの頃にそれを見て、おいしそうに見えたんだよね。うちはわりとカタイ家だったから、立ち喰いみたいな事はさせてもらえなくて。大学に入って、そういう店にも行けるようになって、嬉しかった。それはやっぱり、非日常的な時間がそこにあったから。(略)立ってものを喰うと、世界が違って見える。今、普通に見えてる風景が全部嘘で、僕らが昔見ていた世界が蘇るような感覚があって。その世界の方が、僕にとっては真実味がある。戦後っていうのは、その開放感が失われていく過程だと、僕は思ってる。
(略)
鈴木 スチルなんでしょ? 飽きない?
押井 だから動かしてるんだって!(笑) できあがった映像を見ると、ちょっと生っぽいというか、ヌメッとしてるんだよね。生々しいテクスチャを持ったアニメーションになった。これは僕の理想の映像かもしれない。あれだけ予算と手間をかけた『INNOCENCE』でも到達し得なかったものが、この映画にはある。作品的な評価はともかく、映像表現としては確実に映画史に残るよ。だって今までなかったんだから。これから先もないだろうけど(苦笑)。

当Blog ■PARCO MUSEUM - Production I.G展
     ■展示会「押井守 イノセンスの世界」at名古屋ロフト
「立喰師列伝」公式サイト
animeanime news アニメ!アニメ!ニュース押井守新作
プロダクションI.Gの株価 206万円でストップ高!

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2005.12.24

■ハイビジョン冬便り2 クリスマスのかまくら

0512Xmas01
というわけで、Merry X'mas !

今朝も雪が10cmほど積もりました。
なぜか4段ジャックくんの予定が、こどもたちの希望でかまくらに、、、。
かまくらの天窓から覗く青空もご覧下さい。

0512Xmas02

◆関連リンク
・本物のかまくらはこちら 雪国の民俗・水神を祀るかまくら

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2005.12.23

■Pleix films 世界のウェブカメラの映像を集積

Pleix films

Pleix is a virtual community of digital artists based in Paris. Some of us are 3D artists, some others are musicians or graphic designers. This website is the perfect place to share our latest creations.

Netlag (QuickTime file)
Pleix02_netlag

SOMETIMES (QuickTime file)
Pleix

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2005.12.22

■チェンジ3Dサイト『シャークボーイ&マグマガール』

sharkboyandlavagirl01今週は3D立体映画特集です(^^;)。
『シャークボーイ&マグマガール
(公式サイト)

各地の映画館で、特典付き前売券発売情報&3Dメガネ配布中

 『スパイキッズ 3-D : ゲームオーバー』を撮ったロバート・ロドリゲス監督が新作の立体映画を撮った。日本では来年二月公開。
 今度も前作と同様、赤青のメガネをかけて観る方式。
 で、公式サイトは、左上の「チェンジ3Dボタン」を押すと3D画像に、「チェンジ2Dボタン」で2Dに戻るようになっている立体視サイト。君も赤青の眼鏡をゲットして、サイトへGO!

 僕は下記の本の付属メガネで上記映画サイトを楽しみました。さすがにこの方式は、ちょっと立体の感動は薄い。

◆関連リンク
・有名な赤青メガネ付属 立体本 『立体で見る〈星の本〉』

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2005.12.21

■スターウォーズを立体映画にする技術
  In-Three Dimensionalization®

In_Three_Directors
In-Three Inc. Dimensionalization®

 アメリカのイン-スリー社の2D映像を3Dへ変換する技術。3月に開催されたShoWest 2005という映画のコンベンションで、『スター・ウォーズ』の一部がこの技術で立体映画として上映されたようです。写真はイン-スリー社のTOPページにある映画監督たちの立体眼鏡の姿。なかなかいいですね、この映像。3D映画の時代が来ます!って感じ。

CHRISTIE_CP2000_DIGITAL_CINEMA_PROJECTOR  で、上記リンクのイン-スリー社のHPに下記のような記事があります。自社の良さをアピールするためのプレス・リリースですから、割り引いて読むべきですが、それにしても各監督とも凄い絶賛。これから過去のいろんな映画の3D版が製作される計画もあるようですが、楽しみなことです。(上映は先日の『チキン・リトル』3-Dの記事で紹介したDLPプロジェクタが使われるようです。右図のCHRISTIE CP2000 DIGITAL CINEMA PROJECTOR )

 このイン-スリー社のHPは、あまりにそっけない内容で、どういうアルゴリズムで立体化するのか、よくわかりません(図解がないのでわからない。ちゃんと全部読めばわかるのかも)。どういう仕組みでやるのか、是非知りたいものです。(一応ここに書いてあるが、オリジナルを右目の映像として使用し、左目側を計算によって作り出しているようだ。)
 映像の動きで奥ゆきをディジタル的に解析して、画素をそれに基づきズラしていくのだろうか、、、。ディジタルの恩恵がこんなところでも発揮されるのかも。

 もしどんな2D映画も3Dへ変換できるのなら、是非、日本のアニメも立体化してほしいものである。(あ、でも所詮セルの引き速度で奥ゆきを計算するだけになりそうだから、書割的な立体感しか出ないのかも、、、。)でも、『イノセンス』の択捉シーンは、3D-CGなので、立体映画化できますね。うわー、絶対観たい!!

Testimonials to In-Three (フィルムメーカーたちの証言)
 イン-スリー社のHPに、各フィルムメーカーのコメントが載っています。以下に概略訳します(超訳??)。

ジョージ・ルーカス
 最初にIn3DimensionalizationRの過程を見たとき、本当に、私は驚いてしまいました。その3Dは、私が以前に経験したものよりも良いクオリティでした。Dimensionalization®は、どんな映画のリアリズムもかなり高めるでしょう。このテストフッテージを観る時、ショッキングに良さを体感するでしょう。

リック・マッカラム(『スターウォーズ』プロデューサー)
 これには気絶するほど驚いた。彼らが作成することができたリアリズムは私が観たことがあったもののいずれとも、異なっていた。我々は多くの3Dを見たが、In-Threeは唯一無二だ。

ピーター・ジャクソン
 長い間の映画の歴史のなかで、最もエキサイティングな開発の1つであると思う。それらは明るく、シャープでクリアである。どんな濁りも二重イメージもない。

ジェームス・キャメロン
 私は3Dの写真が好きであるが、In-Threeによって提供される技術的ソリューションは我々のステレオ映画制作ツールのパレットにとって、有益だ。これを使うことで、2Dで撮ってきた映像が違和感なく、3Dで撮った映像に融合する。

ランダル・クレイザー 『グリース』監督
 3Dでスター・ウォーズを観るのは十分驚くべきものであったが、ジョン・トラボルタが3Dで「グリースを塗るシーン」を見た時、私は撃ち殺されました。それはまさしくセットに戻っているような感覚でした。

◆関連リンク
「スター・ウォーズ」3Dバージョンが公開へ(eiga.com)

 ジョージ・ルーカスが、「スター・ウォーズ」シリーズ全作品を、テキサス・インスツルメンツ社と共に3D映画としてリマスターし、再上映すると発表した。映画配給会社と興行主向けに毎年ラスベガスで行われるイベント、ショーウエストで、デジタル3D映画のプロモーションに参加したルーカスは、30周年を記念して、07年に「スター・ウォーズ」(エピソード4)の3Dリマスター版を公開し、その後、毎年1作ずつ3D版をリリースしていく予定だという。

CHRISTIE CP2000 DIGITAL CINEMA PROJECTOR HELPS LAUNCH FUTURE OF 3D TECHNOLOGY AT SHOWEST 2005
クリスティ・デジタル(日本)

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2005.12.20

■詩のボクシング : Poetry Boxing

poem_Boxing
詩のボクシング・公式サイト

大会コミッショナー楠/かつのり氏HP 第5回全国大会の模様 (写真多数掲載)

 12/18(日)にNHK BS2で第五回大会を観ました(途中から観て、ほぼ決勝だけ)。
 以前も観たことがあるのですが、この企画、とてもいいですね。詩が/文学が生まれる瞬間を戦いにして見せるというのが、このようにエキサイティングだとは!素晴らしい!企画の勝利です。(あとは出る人たちの才能とキャラクタに依存するけれど、、これがまた素晴らしい。)

 上は優勝者の橋崎智昭氏。最後の破れかぶれの「腋ペットボトル」ワザが効きました。(見た人にしか、意味、わからんでしょうね、、、。すみません)

 準チャンピオンは長野大会チャンピオンのGOKU選手。個人的にはこの方の方が好きでした。パフォーマンスも詩としてもハイレベルだったと思うけれど、、、。

 あと個人的にチェックしてしまったのは、優勝のトロフィーがヤノベケンジ氏作ということで、これ、トラやんですね(^^;)。
 加えて、右写真の中央の公式レフェリーが藪下秀樹氏。この人、自主映画コンテスト番組の『えび天』で、傑作を撮っていた監督さんですね。今は確か宝島社の編集さん。なんで、ここに出てるんでしょう。しゃべったりしないのですが、しかし何故か強烈な個性を主張していました(^^;)。
※写真は楠かつのり氏HPより引用。トロフィーと藪下レフェリーの写真をお見せしたくて、無断引用です。ごめんなさい!

・北海道大会チャンピオン 橋崎智昭氏 優勝コメント 

打ち上げ会場に向かうエレベータの中で、楠代表に「優勝者が僕で、『詩のボクシング』的には困らないのですか?」と、思わず聞いてしまいましたからね。「別にいいんじゃない」とか、なんかそんな返答だったと記憶していますけど。

そういえば、大会後の打ち上げでも、同席者から「詩に語彙が少ない」だとか「表現にひねりがない」だとか、なんだか結構なことを言われ放題でしたね。優勝したのに!

再放映
 2006年1月2日(月)午前2時30分から午前4時30分まで、NHK-BS2。

楠 かつのり著『詩のボクシング 声と言葉のスポーツ』(Amazon)

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2005.12.19

■映画『チキン・リトル』 ディズニー デジタル 3-Dシステム

Chicken_Little  立体映画マニアの僕はすぐにでも仕事を放り出して、観に行きたくなるのですが、幸い金欠で行けません(^^;)。ホント、こういう時、地方在住を呪いますね(^^;)。というわけで、記事特集です(寂しい)。
 それにしてもフル3D-CG長編映画で立体上映というのは初の試みでは。もともと3D-CG映画は既に3次元データを持っているので、カメラを少しずらして再レンダリングをかければ、過去の作品でも3D上映できるわけです。
 僕は『Mr.インクレディブル』が激しく観たいです。

映画「チキン・リトル」が新3D上映システムで日本初試写(AV Watch)

 ディズニー デジタル 3-Dシステムは、DLP方式のプロジェクタを採用した通常の映画館に、後から3D映像投写機能だけを追加できるのが特徴。システムの基本は偏光板と偏光メガネを使用したもので、通常の映画は24fpsで投写するが、3-DではDLPプロジェクタで144fps投写を行なう。

実際に観た方のレポートを発見!!少し出鼻を挫くかな?

【コラム】シリコンバレー101
普通の映画館で3D映写、未来の映画を垣間見せる「チキン・リトル」
(MYCOM PC WEB)

このメガネのおかげでDisney Digital 3Dでは従来よりも鮮明かつ快適に3D映像を鑑賞できるそうだ。ところが映画が始まると、動きの速いシーンでは絵がパラついたりする。「こんなんでスターウォーズは大丈夫……」とはげしく不安になる。しかも、ディズニーワールドの「Hunny、I Shrunk the Audience」の方が立体感にも深みがあったような気がする。(略)思うに、終始3D効果をアピールするのが目的のHunny、I Shrunk the Audienceと違って、映画では話に合わせて3D効果にも強弱がつけられているのかもしれない。

CINEMA TOPICS ONLINE

 現在日本ではAMCイクスピアリ16と、ワーナー・マイカル・シネマズ多摩センターの2館のみでの上映となっている。

◆関連リンク
TI プレスリリース
HiVi web HiVi2月号にて麻倉怜士氏によるリポートが掲載
AMC IKSPIARI 16|チキン・リトル ディズニー デジタル 3-D(TM)
REAL D News  REAL D Cinema Following Historic Success of "Chicken Little" in 3-D
 3Dプロジェクション技術で協力したReal Dサイト

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2005.12.18

■ハイビジョン冬便り ゆきだるま

yukidaruma01 しばれますね。こちらは今日は雪。で、子供とこんなものを作りました。
 ティム・バートン『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のジャックの雪だるまのイメージです。向こうは4段積ですが、、、。マフラーの生活感がちょっと気に入ってます(^^;)

◆関連リンク
トロイ・ミラー監督
 『ジャック・フロスト パパは雪だるま』

 (Amazon)

ロックバンドのボーカル、ジャック・フロスト。ある日彼は事故に遭い、愛する妻ギャビーと息子チャーリーを残して逝ってしまった。しかし一年後、奇跡が起きる!彼はチャーリーの作った雪だるまとなって復活したのだ。

 こんな映画があることを知りませんでした。泣かせる話ですね。今度、観てみようっと。

yukidaruma02 

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2005.12.17

■古川日出男『ロックンロール七部作』

『ロックンロール七部作』
 今度の古川日出男の新作は、ロックンロールをめぐる20世紀の物語。

 『ベルカ吠えないのか』が、犬を中心にすえた20世紀の歴史を描いた小説だったのに対して、今回はロック。文体も『ボディ・アンド・ソウル』 『ベルカ吠えないのか』 『LOVE』と同系列に属する。古川文体としかいいようのない独特のもので、現代的なフィーリングをうまく写しとっているように思える&荒削りな神話的雰囲気。(作品ごとにいろいろな文体を使い分けていたように思えたのだけれど、最近、この雰囲気に一本化?僕は前のように七色の文体を楽しみたいのだけれど、、、。)

 そして「七部作」は、地球の七大陸に相当する。各大陸ごとに完結した物語が紡がれる。各物語のアイディアやプロットがなかなか優れていて、それぞれ楽しめる。そして終章でそれらを糸で結ぶような試みが、、、。

 以下順に簡単なコメントです。

・第一部 アフリカ大陸
 「あなたの心臓、むしゃむしゃむしゃ」というロックを持ってアフリカ大陸へ不時着したボーカル「曇天」の物語。墜落した飛行機のラジオから流れるひとつの歌がアフリカの各部族の中へ溶け込んでいくプロットが秀逸。

・第二部 北米大陸 
 フードゥー楽器"ゲーター・ギター"をめぐるロッカーたちの物語。金額で描写される各ロッカーの生き様の破天荒さが楽しめる。

・第三部 ユーラシア大陸
 ロシアのロックンローラー「赤いエルビス」がシベリアを横断する。そして「ここから物語を再生させるレコード針は飛ぶ。飛びまくる」と描写された後、時代と場所がワープする。大胆。

・第四部 オーストラリア大陸
 「ロックンロールが初めて戦争のサウンドトラックになったのは、ベトナム戦争からだ」という一文から始まるこの短編の主人公「ディンゴ」は天才的なソフトウェアエンジニア。彼によりカンガルー他の動物たちの脳波から曲を選択して放送するシステムがくまれ、オーストラリア大陸にロックンロールのソングラインが刻まれる。なんだか雄大なイメージが好き。

・第五部 インド亜大陸
 大金を携えてインドへ帰還した「緑っぽい緑」がプロデュースする映画の物語。「監督」と「脚本家」のたくらみ。七本の娯楽映画から編集される一本の政治的傑作とプレスリーの複製たち。インド映画の極彩色が頭を駆け巡る。この一本、どうしても観てみたい。

・第六部 南米大陸
 タンゴとカラオケとムエタイとカポエィラ。「武闘派の王子様」の「武闘派の王」への敵討ち。リングの上のロックンロールなイメージとカラオケのミスマッチがどこにもない物語を紡いでいる。このへんてこな喰い合わせの妙技を味わってみてください。

・第七部 南極大陸
 ロックンロールスタジオで生まれ育った「小さな太陽」は南極の基地の料理人となる。潜在したロックのエネルギによる愛の暴発。そして極点でのレコードのような回転。この手の内在するものを持て余す登場人物も古川のよく描くタイプ。

・第〇部 地球
 そして20世紀最後の記念碑ベイビー「あたし」の21世紀物語。船と「20世紀からの密航者」。おしまいを飾る雰囲気の作品。

 あれ、これまとめてたら、この本って凄い奇想小説な気がしてきた(^^;)。皆さんはどのように読みましたか?

◆関連リンク
『ロックンロール七部作』(集英社)刊行記念
 古川日出男 柴田元幸トークショー(青山ブックセンター イベント情報)

 2005年12月2日(金)19:00~21:00
 新刊の刊行を記念いたしまして、古川日出男氏と柴田元幸氏をお迎えし、お薦めの音楽紹介や朗読などを交えたトークショーを開催致します。

小説すばる 今月のおススメ本スペシャル 大森望

 七部作のキーワードは、第一部から順に、希望、自立、鷹揚、無垢、覚醒、解放、贖罪。これらの「無節操で猥雑な、でも真摯な、ロックンロールの七つの航海」は、二十世紀のいちばん最後(二〇〇〇年十二月三十一日二十三時五十九分五十九秒)に誕生した記念碑ベビーたる「あたし」の一人称で語られる。 『ベルカ、吠えないのか?』と同じく、古川日出男はここでも、「誰が誰に語るのか」にきわめて自覚的だ。語り手の「あたし」とは誰で、聞き手の「凍りついている彼」とは何者なのか? その問いを軸に七つの曲を再生する『ロックンロール七部作』は、まさに歴史的名盤と呼ぶべき二十世紀の記録なのである。

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2005.12.16

■チェコのブックカバー 1920's and 1930's

Czech Book Covers of the 1920's and 1930's

BOOK_COVER_01  チェコの古いブックカバーを紹介しているページ。
 24名のイラストレーターの手になる本の表紙絵を楽しめます。

 僕の気に入ったものを7点紹介します。本としては、チャペックの"RUR"しか、わかりません(^^;)。

 それにしても、モダンというか前衛的というか、特に赤色が使われている右の絵が気に入っています。現代のSFの表紙としても充分使えるような斬新さがありますね。

 下の左のものは、なんかヴァージル・フィンレイみたいな雰囲気。
 右のは今夜にでも夢にみそう。ジョン・ウォーターズイメージですね。

BOOK_COVER_02

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■劇団10x50KINGDOM 舞台劇『ビューティフルドリーマー』

劇団10x50KINGDOM HOMEPAGE INDEX (野良犬の塒さん経由)

お待たせいたしました!!
じんのひろあき 10年ぶりに新作群集劇を書き下ろす!
ビューティフルドリーマー
作・演出 じんのひろあき 原作 押井守
2006.1/19-24

 あの『ビューティフル・ドリーマー』の演劇化。凄く観たいです。だけど東京、、、。
 野良犬の塒さんによれば、「『うる星やつら』のキャラは登場せず、全く別のある高校の文化祭を描いたものになるそうである」とのことですので、『うる星』ファンの方、ご注意を。

 もともとこの映画って、前衛演劇的テイストがあるので、案外ベストマッチかもしれないですね。無邪気の役の役者とかどんな人がやるのだろう。

◆関連リンク
楽天でチケットが購入できます
・じんのひろあき氏
 フィルモグラフィ 『紅い眼鏡』の美術も担当。『風人物語』シナリオとか。
 監督作品『大凶かよ!』 (有料でネットで観えます)

06.1/30追記
Festival Kidsさんの ビューティフルドリーマー観劇記事

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2005.12.15

■『怪獣のあけぼの』造形家・高山良策を追った実相寺昭雄監修番組

kaijyu_no_akebono
怪獣のあけぼの(ナゴヤ エレキング ブログさん経由)
 (SF研つながりのエレキングさん、ご無沙汰してます。)
 USENのGYAOでこんな番組が放映されているのですね。全12回。毎週土曜正午新作一本更新。一週間に過去のは三本づつしか観えないので見逃さないようにしないと、、、。今週は第7回「地求人は宇宙の敵」。過去の分は、第4回 「怪獣無法地帯」 第5回 「宇宙人襲来」 第6回 「怪獣日記」が観えます。クレジットの「協力」に池田憲章氏の名前もあります。

ウルトラ怪獣の産みの親、造形家・高山良策を追った実相寺昭雄監修による番組である。全12回(1回20分)の内容はかなり濃い。ウルトラに関わった監督・脚本家・制作者をはじめとする関係者や評論家へのインタビューを中心に、貴重な映像がたっぷり見ることが出来る。

 僕は第6回を観ましたが、ガッツ星人が型からはずされるシーンの8mmフィルム映像とか、高山氏の家の8mm、庭での怪獣の映像とか、ホームムービーの貴重な映像が満載でファンには堪らないものがあります。『ウルトラマン』『ウルトラセブン』のなんか手作りな特撮には、こうしたちゃぶ台の横で作られた感覚が息づいてんですね。

 製作過程について、高山氏の日記(1966年のメモと絵)で克明に語られる。『ウルトラセブン』の池谷仙克氏デザイン+高山良策氏の造形(工房アトリエ・メイ)。人間がどうぬいぐるみの中に入るか中身の絵とか興味深い。
 当時の怪獣制作関係者は、この方々のように前衛芸術家だったりするのですね。我々世代の美術感覚はこうしたところから、形作られているんでしょう。どうして円谷プロがそうした人に任せたのか、寡聞にして知りませんが、なんか感謝。

 あと飯島監督が語るきぐるみ特撮の危うさの感覚とか、現場からのメッセージとして面白い。確かに後年は糸が見えないかとか、ハラハラして観た記憶もありますね。

 僕は物心付いた時に一番鮮明に印象に残っているのが『ウルトラセブン』なので、当時放映前に紹介の特集が載っていた『ぼくらマガジン』(?)とかの誌面の手触りまで懐かしく思い出してしまいます。自分のセンス・オブ・ワンダーの原点にこれらの映像があったりするわけですが、この番組ってその原点の舞台裏をみせてくれるので、どっか怖いものみたさの感覚もありますね。

◆蛇足
 GYAOってはじめて観たけれど、CM部分を飛ばせないようになっている。TV録画で観る時にCM飛ばしが一般的になってるので、これはもしかしたら宣伝としてはTVより良いかも。今後、勢力を伸ばしそうですね。

◆関連リンク
高山良策氏の前衛絵画
Art Yuranさんの2001年練馬区立美術館「高山良策の世界展」記事
 練馬区立美術館の高山作品の所蔵品リスト
・amazonで「高山良策」を検索すると、斎藤 環『フレーム憑き―視ることと症候』のなか見!検索で記述が読めます。

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2005.12.14

■アシモ 6km/h & スラローム走行

asimo_running ホンダの「アシモ」が進化、走って曲がる(TBS、ムービー有)

スピードは時速6キロ、去年の2倍の速さです。歩幅を広げて足の回転速度を高めるとともに、姿勢を制御する技術も向上させました。
 まっすぐ走るだけではありません。走りながら体を傾斜させて曲がることもでき、右に左にと、曲がりながら走る世界初のスラローム走行もご覧の通りです。

新ASIMOのTECHNOLOGY(ホンダ公式HP)
 いくつかのムービーが公開されています。横から見た走りは、腰をかがめた感じがなさけないですが、スラローム走行は遠景で見ると、まるで人間の子供が走っているようで、かなりリアルになっています。
asimo_running_foot  あと足の拡大動画を見ると、以前のものがどちらか片足を接地していたのに対して、しっかり両足が地面から離れています(これは確かSONYのQRIOは既に実現していましたが、、、)。

 実物が見たいよー。

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■2006年夏 細田守 V.S. 宮崎吾郎
    時をかける少女 V.S. ゲド戦記

tokikake00 時をかける少女 (角川 公式HP)

監督は2005年春の劇場版「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」を手がけた気鋭の監督、細田守。劇場版初監督の「デジモンアドベンチャー」や劇場版「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」は、イベントムービーの領域を超えて、一般映画として高い評価を得、細田守の名を一躍高らしめました。

 当初『ハウルの動く城』を監督するはずだった細田守の初の本格映画(失礼)。怪獣映画として傑作だった『デジモンアドヴェンチャー』は好きでした。しかしこの絵のイメージは、『時かけ』(大林宣彦版)とは随分違います。現代的な『時かけ』に期待しましょう。

gedo_poster ◆宮崎駿監督の息子が「ゲド戦記」で監督デビュー(eiga.com)

 3年ほど前に翻訳者を通じて「『ゲド戦記』を映画化できるのは宮崎駿しかいない」というメッセージが届けられ、企画がスタートした。
 当時、宮崎駿監督は「ハウルの動く城」の製作に没頭しており、実質的に「ゲド戦記」企画のリーダーとなってストーリーの構成や絵コンテの作成を手がけたのが息子の吾朗氏であった。その働きぶりを見た鈴木プロデューサーが、監督への抜擢を決断したとのことだ。

 いやー、驚きました。アニメ監督で世襲(?)するのは、初めての例ではないでしょうか。さすが宮崎ファミリー。国会議員じゃないっつうの! 貶すのは簡単ですので、なんにしてもまずは作品の出来を楽しみに待ちましょう。ポスターの絵は監督本人と言うことですので、気合は入っていると思われます。ジブリのHPで大きな絵は見えますが、まるでナウシカ。
 しかし上の文では、ル・グウィンが映画化を許可したのは、宮崎駿のはずで息子に変えていいのだろうか、、、といういらぬ心配をしたくなる。

◆関連リンク
スタジオジブリ ゲド戦記 制作日記Blog 監督日記Blog
 
『時をかける少女』 『ゲド戦記』
『時をかける少女』たち―小説から映像への変奏』
DVD『デジモンアドヴェンチャー』

宮崎敬介氏のページ(木口木版の版画家)

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2005.12.13

■1st Ave Machine

1st Ave Machine
 CGスタジオのサイト。ムービーで下記のような映像が観られます。

 実写の植物にCGでロボット的な質感を加えていて、面白い映像です。まるでCG時代の水木しげるといった感じ。
 実写の映像の手ぶれとCGを同期させてあり、これによりリアリティがアップしています。CGの世界では今や一般的手法なのでしょうか。1st_ave_machine

 こちらは同じ手法で、街のスナップにロボットをCGで追加したもの。すでにそこにいそうな映像が生々しくて良いです。 
1st_ave_machine02

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2005.12.12

■ガス・ヴァン・サント監督 『エレファント』 Elephant

elephant01
Elephant(公式ページ)
 この監督の作品、20年近く前の『ドラッグストア・カウボーイ』以来、2本目。
 高校生の日常をドキュメンタリーのように劇的要素を廃して描き出している。
 まったく中身を知らないで観たのだけれど、最初は何を描こうとしている映画かわからなくてとまどった。ストーリーの背骨がみえない、とらえどころのない不安だけが感じられる映像。そして犬が出た後のシーンで、その不安が具体的な姿を持つに至る。映画だけが持ちうる表現だと感心。

 「普通はカットするようなストーリーに関係ないシーンを残し、観客に考える時間を与えた」とDVDのインタビューで監督が語っている。これがドキュメンタリーのような現実感を醸し出しているひとつの理由のように思う。北野たけしの映画はカットが変わる間に無為な時間が流れるのが印象的なのだけれど(そしてそれが独特の映画の文体を作っている)、その影響も受けているのではないか。

 この映画のテーマは観客に考えさせることとして設定されているようだが、同じような状況にある子供に、この映画を観せることで同様の行動をとらせてしまう危険性もあると思う。
 極平凡などこにでもいる高校生が、大きなハードルなしにこうした事件を一歩踏み出せば起こしてしまうということをまさに描き出した映画だと思う。そして受け止め方は多様に出来るような構成がとられている。だからこそ、心配になる。幸い日本では銃は簡単に手に入らないので良いが、アメリカでは深刻でないだろうか。マイケル・ムーアの『ボウリング・フォー・コロンバイン』が重要な映画になるわけである。
elephant02

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2005.12.11

■Bennett Robot Works

Bennett_Robot_Works

Bennett Robot Works
 ニューヨークのロボットおもちゃ(オブジェ)会社。海外のサイトを彷徨っていてめっけました。
 HPに上の写真のようなレトロなデザインのロボットが並んでいます(動くものではないようです。)なんとも渋いデザインが良いです。

Price Listによれば800~3000ドル(?)

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■白岩玄 木皿泉 『野ブタ。をプロデュース』

野ブタ。をプロデュース(公式サイト)

 うちの子供たち二人がとにかく集中して観ている『野ブタ。をプロデュース』。ゴーヨク堂店主 忌野清志郎目当てで観ていたのですが、そのうち引き込まれ自分もどっぷり(^^;)。PRODUCE 3の「恐怖の文化祭」と今回のPRODUCE 9「別れの予感」が今のところベスト。

 今週の9話「別れの予感」、傑作でした。観ている途中、ゴールデンタイムのドラマでこれはないだろう、と先がどうなるか本当にドキドキしてしまった。子供にこんなん見せていいのか??うちの小学生の方はかなり衝撃を受けてました。この子にとっては凄いドラマとの遭遇になったようです。

 原作の白岩玄『野ブタ。をプロデュース』(河出書房新社)は、高校という狭い檻の生活の中で、高校生としての自分を「着ぐるみ」している主人公を語り、現代的な関係性を描き出しているところが面白い小説である。

 TV版はそれに加えて(というか「着ぐるみ」部分は随分とトーンダウンさせて)、木皿泉(シナリオ)他スタッフが、3人の男女の友情もの+主人公が逃げないで前向きに進んでいくよう原作を描き直す試みをしている。
 特に視聴率を狙って導入されたようにも思える「野ブタ。」を男から女へ移し変えたことと、草野彰というキャラクタの追加。そして仇役キャラクタの導入。これらによってドラマは原作にない魅力を放っている。そしてそれが結晶化したのが今回のPRODUCE 9「別れの予感」(新聞に出てた「別れても友達」というタイトルとどっちが本当?)。

 前週でとんでもないキャラクタとして描かれた仇役(うちの子供たちのブーイングは最大級)が重要なシーンを演じる今回のストーリー。3人が4人として描かれて、それがすぐに破綻していく物語。4人目の絶望を描くことで4人目は離れていき、まさにチリのブタ人形の足の数3本が象徴するように3人の物語が結晶化していく瞬間。痛いけれど、いい話でした。

 で、詳細はネタバレ含めて、以下へ続く。

続きを読む "■白岩玄 木皿泉 『野ブタ。をプロデュース』"

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■日本のアニメーターの賃金

浜野保樹氏『日本発のマンガ・アニメの行方』015
日本のアニメーターは、どれほど貧しいか」(Hotwired)

 実態は知らなかったのですが、本当に劣悪な環境にあるようです。
 政府がアニメを芸術として、産業として、本当に振興していく気があるなら真剣に考えてほしいものです(税金がそのように使われるなら、増税も許す、、(^^;))。浜野保樹氏がこうした文章を書かれる活動が実を結んでいくのを期待したいです。ささやかながらこのBlogでできることがあれば協力したいと思います。
 以下は要旨(特に数字部分は誤解があるといけないので、原文を読んでみてください)

◆日本には500人前後いると言われている専業のアニメーターの低賃金は衆知

◆社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)まとめ
 労働時間は1日平均10.2時間、月間労働時間は推計250時間
 平均年収 100万円未満26.8%、100万円以上200万円未満19.6%
        200万円以上300万円未満18.6%
 うち動画 出来高払いが8割で、1枚あたり平均186.9円
        年収は100万円未満73.7%

◆映画演劇関連産業労組共闘会議04年11/10「要望書」
(1) 新人アニメーター最低(保障)賃金 月額124,960円
(2) アニメーター モデル賃金
 原画 1カット3500円×月40カット+月保障7万円=月額210,000円
 動画 一枚250円×月450枚+月保障5万円=月額162,500円

◆ハリウッドでは動画の新人の時給約2500円で、日本の組合の要望額、月額124,960円を割ると50時間、アメリカでの週給がほとんど日本の月給

※BP所見
 上記要望額ですらハリウッドの約1/4。芸団協まとめの数字から、実態は1/8以下。どうやって生活されているのでしょうか??

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2005.12.10

■ファイナル・カット THE FINAL CUT

Final_Cut ファイナル・カット THE FINAL CUT(公式ページ)
 オマー・ナイムという新鋭が脚本・監督。この人はまだ20代の若い監督で、これがデビュー作。2004年の作品だけれど、日本では2005.12/23~から公開。

 人生全てを、その個人の視点で映像記録できるゾーイ・チップというのが使われている時代の物語。ロビン・ウィリアムスがその個人の死後、葬式での上映用に映像を編集する仕事に就いている。それをめぐるサスペンス。

 一時、Life Logとかそういった人生記録のテクノロジーが紹介されていたけれど、まさにそれが実現した未来の物語。下記リンクで紹介しましたが、人生全て記録すると736TBになるらしい。携帯にデジカメが付いて、なんでもディジタルでデータに残すようになった現在。これに人々が慣れその先を欲望するようになると、いずれこのテクノロジーは実現するんでしょうね。
 でも自分の視点の映像が死後残っていて、それを全部誰かにみられたらかなりイヤだろう。少なくとも自分でその都度カットしたり編集できる技術は必須なんでしょうね。ただ記憶ってぼんやりとセピア色にくすむからいいのであって鮮明に残っていたら却って興ざめかも。

◆関連リンク
予告編(アメリカ版)
 日本サイトの予告より、編集とか凝っていて格段に良いです。タイトルがFinal Cutなのに、編集に凝ってない映像をみせられてもね。
ファイナル・カット@映画の森てんこ森
・「人生を記録するVR-VRラボシンポジウム」記事
 (PC Watch 森山和道氏の「ヒトと機械の境界面」)

現在進みつつある、人生を記録するテクノロジーの現状や問題点、今後の可能性や方向性について、東京大学の相澤清晴教授、同・廣瀬通孝教授、作家の美崎薫氏、情報通信研究機構の上田博唯氏、名古屋大学の間瀬健二教授が講演を行なった。
人間の生活を1日16時間、70年間、ブロードバンド品質で録画しても736TBですむという。

Life Log(DARPA), MyLifeBits Project
デジタルドリーム社「人生の全てを記録したいと思いました」 
 既に日本で始まっているこの手の事業。実は、ナビゲータ対話型の日記をベースとした唯の健康管理サービス。

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2005.12.09

■PARCO MUSEUM - Production I.G展

production_IG_in_PARCO parco-art.com - PARCO MUSEUM - Production I.G展
プロダクションI.G展 オフィシャルサイト Blog

名古屋パルコ開催決定!
名古屋パルコ 西館7F・パルコギャラリー
〒460-0008 名古屋市中区栄3-29-1
期 間 : 2005.12.08(thu)- 2005.12.25(sun)
営業時間 :10:00am - 9:00pm(入場は8:30pmまで)

 名古屋でも今日から開催。<SAC>と『立喰師列伝』目的で行ってみようかと思います。近いし。
 特に名古屋ではイベントは予定されていないようです。押井守の実物、一度見てみたいのだけれど、、、。

◆関連リンク
「立喰師列伝」公式サイト
プロダクションIGの株公募情報(PDF)
 12/9に発行価格決定らしいですが、仮条件で47~51万円/株。47~51×1100株=5.1~7.1億円。(あれ、でも大作映画を撮れる金額じゃない)
 石井Pはこれで一攫千金? 押井守も株を持っているのでしょうか。押井が金持ちになると、二度と仕事しなくなりそうで、心配。是非稼いだら、映画に出資してください。

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2005.12.08

■報道ステーション モーターパラグライダー空撮

飛行撮影家 矢野健夫オフィシャルサイト

テレビ朝日報道ステーション
矢野健夫のモーターパラグライダー空撮の第2回は、錦秋の「京都」。
嵐山と嵯峨野の名刹と紅葉を、流麗な映像美でお見せします。
12月8日木曜日 夜9:54からの番組で放送されます。

 小型エンジン付きのモーターパラグライダー(パワードパラグライダー)から吊られたハーネスに腰掛けて、飛行撮影されるカメラマン矢野健夫氏の報道ステーション空撮第二回。前回の知床空撮が良かったので、今日は朝から楽しみにしてました。今回はしっかり観ようと、プロジェクタを立ち上げて、スクリーンの前で待ちかねました。
 、、、、ああ、しかし、報道ステーションは1125iのフルハイビジョン放送ですが、この空撮はフルハイビジョンではない(たぶん720pですらないのでは??)。 大画面で観ると、全然鮮明ではありません。嵐山空中散歩を仮想体験したかったのですが、、、。
 せっかく貴重な世界遺産をこうした素晴らしい空撮で撮れる機会を得られているなら、テレビ朝日にはハイビジョンカメラを用意してもらいたいものです。もしかしたら、今日のカメラより、ソニーのHD-HC1で撮った方が綺麗に放映できたのではないかとすら思ってしまう映像。素晴らしいアイディアの撮影方法なのに、残念でしょうがありません。

>>テレビ朝日関係者殿
 もしこの記事を眼にされたとしたら、この空撮の企画は大好きなので、是非とも次からはフルハイビジョンでの撮影をお願いします。(伏してお願いです)

◆関連リンク
・矢野健夫氏作品
『virtual trip モーターパラグライダー空撮 沖縄八重山諸島 西表島・竹富島』

『virtual trip 西表島+竹富島』

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■映画『東京ゾンビ』公式サイト tokyo-zombie

tokyo_zombi
映画「東京ゾンビ」公式サイト

 浅野忠信、哀川翔主演のすごいタイトルの映画。なんですか、これ??
 12月10日、シネセゾン渋谷公開、監督:佐藤佐吉、原作:花くまゆうさくということです。
 CGは『アップルシード』『ピンポン』のデジタルフロンティア

◆関連リンク
「東京ゾンビ」のハゲ役で、大いに悩んだ哀川翔(eiga.com)

 そのリアルさは、哀川の子供にもショックを与えてしまったようだ。「『こんなお父さんは見たくない』とお子さん言わせてしまったのも、翔さんが悩む原因になった。奥さんが気を使ってくれて、家の中のよく目につくところにイメージ画像を飾ってくれたら、お子さんも慣れてきて『こういうお父さんもいいかも』となったので無事に実現しました。

 なんて素敵な家族なんだ!

花くまゆうさく公式HP
・花くま ゆうさく『東京ゾンビ』 (Amazon)

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2005.12.07

■ハイビジョン予告編 スピルバーグ『ミュンヘン』
   Trailers - Munich - HD

munich
Apple - Trailers - Munich - HD (予告編)
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 スピルバーグの「ミュンヘン」は凄かった!

2005年に観た映画ではベストワンだ。
とにかく強烈で、壮絶な映画だった。
この映画は内容が政治的に危険なので今まで極秘に製作されていた。
ミュンヘン五輪で選手11人をパレスチナ・ゲリラに殺されたイスラエルが報復のため、諜報機関モサドの精鋭5人にパレスチナ人11人暗殺を命じた実話の映画化だ。

 町山智浩氏の日記からのネタが続きますが、12/23公開のスピルバーグの新作の熱いレビュウが掲載されています。ミュンヘンオリンピックの銃撃をテーマにスピルバーグがまたそのスーパーリアルな映像で、衝撃的な映画を撮ったようです。
 ミュンヘンへは仕事で行ったことがあるのですが、今は治安も良く、たいへん落ち着いた静かな美しい都市です。BMW本社に近いオリンピック跡地も綺麗な公園になっており、あの場所で惨劇が起きたことをイメージするのは難しかった記憶。あの閑静な都市 ミュンヘンを舞台に(あ、舞台じゃないのか??)どんな凄惨な映画が撮られたのか、、、、。予告編を観る限りでは、町山氏の書いているような映像は観受けられず、かなり抑えた映像になっています。

◆関連リンク
公式ページ 非常に地味なつくり。内容で勝負って感じです。
eiga.comスポニチasahi.comのニュース。日本は06.2月公開予定。

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■鳥肌実初主演映画『タナカヒロシのすべて』

鳥肌実初主演映画 『タナカヒロシのすべて』(AV Watch<帰ってきた買っとけ! DVD>)

一部に熱狂的なファンを持つ軍装妄想芸人にして、自称廃人演説家(早朝演説家と名乗る場合もある)の鳥肌実をご存知だろうか?。 (略) 「演説会」と銘打った全国公演では、 (略) 放送禁止用語やタブーとされていることを連発、笑いへと転化し、ブラックユーモアの演説芸で聴衆を翻弄。

 ネットではきっとかなり有名なのでしょうが、私、このAV Watchの記事を見るまで、鳥肌実って知りませんでした。しかし、オフィシャルサイト見ると、凄いですね。身を挺したお笑いって感じ。すんごくマッドな香りがします。
 マイナーかと思ったら、AmazonでかなりDVDや著作も買えるみたいですね。自ら買ってみる気はしないですが、一度観てみたいものです。

◆関連リンク
鳥肌事典
DVD『タナカヒロシのすべて』

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■テリー・ギリアム監督『ブラザーズ・グリム』
   The Brothers Grimm

..:: ブラザーズ・グリム ::..公式ページ

 テリー・ギリアム監督、ひさびさの新作『ブラザーズ・グリム』を観た。この映画、今、結構ヒットしているのですね。ギリアムの映画がベストテンのランクに入るのって、あまり記憶にない。これで作りやすい環境になると良いですね。
 行った映画館は地元のいなかのシネコンなのだけれど、ティム・バートン『チャーリーとチョコレート工場』と『コープス・ブライド』もいっしょに上映されている。ギリアム1本とバートン2本のラインアップは、とにかく凄い。いい時代になりました。

 で、『ブラザーズ・グリム』。なかなか前半好きです。グリム兄弟の設定も妖しくて良いし、村の雰囲気とか中世っぽい幻想的な雰囲気が○。このロケってプラハで行われたらしいですね。まだこういう風景が東欧にはいっぱいあるのでしょう。
 ジョナサン・プライスの将軍もよかったけど、なんといっても気を吐くピーター・ストーメアのカヴァルディという役。この人の怪演が見ものです。

 後半は失速。あまりにハリウッド的なストーリーに幻滅でした。プロデューサの圧力が強かった(「バトル・オブ・グリム」?)のか、最近映画がこけているギリアムが次回作のために日よったのか?ちょっと残念なラストでした。もっと幻想的に幻惑するクライマックスをみせてほしかった。

◆関連リンク
・公式ページのギリアムインタビュー

グリム童話は、私が初めて読んだ本の中の一冊であるのは間違いないです。また自分の世界の見方を形作ってくれたものでもあります。非常にパワフルな力を持っていますし、未だにグリムの世界観から抜け出せていないようなところもあります。

「ドン・キホーテ」という作品が頓挫してしまった後、自分がずっと温めていた企画が3、4本あり、これを映画化しようと頑張っていたのですが、残念ながら製作費が集まりませんでした。ちょうどその時に『ブラザーズ・グリム』に巡り会えたのです。これで、また仕事ができると思い、とてもホッとしました。自分が題材を集めて、映画化しようと思って企画を作っていくよりも、元々スタジオ側、製作会社が作りたいと思っている企画の方が、もちろん製作は容易なわけで、今回はそのようなパターンでした。

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■〈映画の見方〉がわかる本
   『80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀』

Bladerunner_no_mirai〈映画の見方〉がわかる本 
80年代アメリカ映画カルトムービー篇 
ブレードランナーの未来世紀 (Amazon)
 町山智浩氏の本。表紙がとてもかっこいい。 『ブルー・ベルベット』『ビデオドローム』『未来少年ブラジル』、そして『ブレードランナー』と並べられると、自動的に我々の世代は買ってしまいそう。まさにこの時期、「狂い咲き」ですね。

第1章 デヴィッド・クローネンバーグ『ビデオドローム』―メディア・セックス革命
第2章 ジョー・ダンテ『グレムリン』―テレビの国からきたアナーキスト
第3章 ジェームズ・キャメロン『ターミネーター』―猛き聖母に捧ぐ
第4章 テリー・ギリアム『未来世紀ブラジル』―1984年のドン・キホーテ
第5章 オリヴァー・ストーン『プラトーン』―Lovely Fuckin’War!
第6章 デヴィッド・リンチ『ブルーベルベット』―スモール・タウンの乱歩
第7章 ポール・ヴァーホーヴェン『ロボコップ』―パッション・オブ・アンチ・クライスト
第8章 リドリー・スコット『ブレードランナー』―ポストモダンの荒野の決闘者

◆関連リンク
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記によれば、年内には刊行予定とのこと。

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2005.12.06

■『イーオン・フラックス』 (AEON FLUX)予告編

AEON_FLUX_Trailar
公式ページ
 『アニマトリックス』などで有名なピーター・チョンのアニメを実写映像化した公開予定の映画。
 まずは上記公式ページを観て、どんなアニメが実写かされようとしているか+下記を読んでください。

WEBアニメスタイル_もっとアニメを観よう
小黒祐一郎、今石洋之、井上俊之3氏の対談より

―『Aeon Flux』って何ですか?
井上 これはマニアックだよね。解説がいるんじゃないの。
今石 MTVの番組の中で流れていた、ピーター・チョンの短編アニメです。それが1本にまとまってビデオやDVDになってるんですよ。
井上 俺が見たのは、エレベーターの前で男が手錠をかけられて、やりとりしているっていうやつなんだけど、濃いよね。日本のアニメのおたくなんだよね。ピーター・チョンってのは。
今石 どういう育ち方をしたんだろうかと思いましたけどね。
井上 韓国系のアメリカ人なんでしょ? ナイキのCMみたいな、凄くメジャーな仕事もやってるね。
井上 筋金入りの作画おたくだよね。見た感じタイミングの取り方は、金田さんと言うより、山下さんみたい
今石 自分の世界観があって、その中に山下将仁が混じってる。「山下将仁を混ぜてる外人なんてどんな人だ」っていう驚きがありました。僕としては、90年代にいちばんショックを受けたアニメだった。

 というわけで、山下将人のアニメートみたいな動き!!のアニメ作品が原作。
 で、上の写真を見てください。あの異様なポーズをなんとなくコピーしてるように見えませんか?
 カリン・クサマ監督というのは女流日系(?)監督のようです。この人も作画おたくだったら、きっと面白い映画になっているでしょう(どんなんや!?)。

◆関連リンク
イーオン・フラックス (AEON FLUX)@映画の森てんこ森
ピーター チョン

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2005.12.05

■村上春樹『東京奇譚集』

村上春樹『東京奇譚集』(公式サイト) (<みなさんの「奇譚」>コーナーが楽しめます)
 村上春樹の新作。5編のちょっと奇想な小説集。
 いつもの村上春樹の端正な文体に心地よく身を任せて読んでいくと、いつしか一歩隣の奇妙な世界に紛れ込んでしまう。それほど傑作という感じでもなく、まさしく小品といった小説達。

◆「偶然の旅人」 Chance Traveler
 これはこの短編集の冒頭にふさわしい一編。作者本人のジャズにまつわる偶然が織り成す奇譚から入るという体裁になっており、不思議な世界への導入に適した構成。でも、村上の読者は既に彼の小説が不可思議な現象を効果的に使っている例を知っているわけで、ちょっと蛇足っぽく感じたのも事実。
 この話に出てくるような偶然は、確率的にはありえることじゃないかと思える。登場人物のセリフにある「偶然の一致というのは、ひょっとして実はとてもありふれた現象なんじゃないだろうか」というのは、まさに人の数と人の関わる数え切れない事象に対して、確率的に今日も何かが起こっているはずでうなずいてしまう。が、しかしその先をみせるような小説にも期待したいのでだけど、、、。

◆「ハナレイ・ベイ」  Hanalei Bay
 これが一番、気に入りました。主人公の女性の淡々とした行動の中の深い悲しみが光る一編。村上春樹はこういう描写、素晴らしいです。ラストの「ハナレイ・ベイ」という言葉の置き方がなんともかっこいい。

◆「どこであれそれが見つかりそうな場所で
  Where I'm Likely To Find It
 これが僕には一番奇妙な小説でした。ただ一人の男が失踪し、遠く離れた場所で見つかるだけ。何かが起こっているのだけれど、何も具体的には奇想な現象が表出しない。でもその裏に広大な広がりのある悪、みたいなものが感じられる、という奴。これも村上春樹定番。
 きっとあの幽気が漂うような文体がこうした想像を誘発するのでしょう。端正だけれど、悪意や暴力を湛えた水脈を人に想起させるこの人の文体の不安感って、なんなのでしょうね。もしかしたら、模写してみるとわかるのかも。
 この小説の冒頭。「夫の父は三年前に、都電に轢かれて亡くなりました」。あとに全く関係のないこの一文。こうしたものが、何かを誘い出しているのだろうか。

◆「日々移動する腎臓のかたちをした石
  The Kidney-Shaped Stone That Moves Every Day
 ここにも謎を湛えた魅力的な女性が登場。そしてその正体は、、、。
 うまいなー、このストーリーで正体が○○ですか。直接関係しないようでどっか無意識レベルで繋がっているような、この絶妙のイメージのバランスがいい。でもフィーリング会わない人には、ちっとも面白くないでしょうね。

◆「品川猿」(書下ろし)Shinagawa Monkey
 これが二番目に好き。なんといっても「猿」が良い。
 この小説も、カウンセラーとか区役所の土木課とか高校生の名前とかアルツハイマーとか、無意識レベルで何やら響いてくる組み合わせの妙がある。
 「羊男」につながるような「品川猿」。こいつもユーモラスな語り口も楽しめます。

◆関連リンク
『東京奇譚集』

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2005.12.04

■石橋冠演出『終りに見た街』 山田太一作

終りに見た街(公式ページ)
 さきほど観終わりました。(感想が遅れましたが、VTRに撮った『野ブタ。』観てたもんで(^^;))

 今回も1982年制作版と同様に、とても重厚なドラマに仕上がっていました。CGの発達とディジタル技術のおかげでリアルさは増していたと思います。(どっかに1982年版のVTRが残っているはずで、比較して観てみるのも面白いでしょうが、、、今は時間がない。)

 映像的に好感が持てたのが、昭和の街並みが古めかしくなかったところ。
 本来、昭和の映像がくすんでいるのは写真がモノクロだったり退色しているからであって、その当時は新しかった街並みがハイビジョンのドラマの中で、ちゃんとくすんでいずに新しい雰囲気があったのは、(たんなる予算の問題ではなく)スタッフがそのように作り上げたからではないかと思う。
 ラスト前で子供たちが、お父さんたちとは違って私たちは過去を生きているのではなく、これが自分たちの現在なのだ、と痛切に訴えるシーンがあるけれど、そんな街並みの描写がそうしたセリフにもリアリティをもたらしていたのではないかと思う。

 当時の生活の中で一億火の玉な現実が体に染み込んでいった子供たちの痛切なセリフ。
 これは、洗脳の怖さをうたっているという風にも受けとれるのだけれど、子供たちの真剣さがある種の輝きを持っているのに対して、中井貴一と柳沢慎吾の顔がいかにも現代的に弛んでいるように見えてしまうと捉えると、もっと怖い映像に見えてくる。

 つまり、「洗脳」と一言では言い切れない戦争状況でのリアリティ--当時の人たちにとってはあの世界認識が、それだけが紛れもなく現実だったわけである。「洗脳」といったテクニカルな矮小化されたわかりやすいメカニズムでなく、まさに生活感覚として「戦う」ことの重要度が人々の心に根付いていた、そういったところを描き出しているところが、このドラマの凄みになっているのだと思う。

 そして、そこから一転する世界。前述の凄みを(たぶん観客の無意識へ)一瞬感じさせて、そのままズトンとあのラストを持ってくる。『想い出づくり』('81)と『早春スケッチブック』('83)の間に挟まれた'82年、山田太一が最も脂がのっていた瞬間に生まれたこのドラマのシナリオの力が、充分現代にも通用することをラストシーンの(二度目の23年ぶりの)戦慄とともに感じで観終えた。

 エンドタイトルで小泉首相の映像が出ていた。ここはブッシュとのツーショットでないといかんでしょう。

◆関連リンク
THE BELLさんの 終りに見た街 '82版の情報に詳しいBLOG
公式サイトの掲示板(OWARI)
 今回はじめて観た方たちのショックの様子が伝わってきます。
 (しかし公式サイトなのに、「終わりに見た街」になってるのはいかがなものか?)
公式サイトのAP日記

 群馬県桐生市に、昭和な町並みが残っているのをご存知ですか?嘉衛門町というレトロな町並みがあり、古い建物がそのまま残っている通りがあります。今日は、そこでの撮影でした。平成の現代から、昭和19年にタイムスリップした6人が、途方に暮れながら昭和の町を行く・・・というシーン。

テレビドラマデータベース 山田太一

山田太一は小説ではこの種の非日常をベースにした作品が多く、のちの「飛ぶ夢をしばらく見ない」や「異人たちとの夏」に先立つ作品として注目される。

 『飛ぶ夢をしばらく見ない』や『異人たちとの夏』よりもこの作品の方が早かったわけで、『終りに見た街』により幻想的な手法が持つ力を山田太一が認識していったのでしょうか。
「ふぞろい」トリオがそろい踏み
・こんな番組もあったようですが、東海地方では未放映。
 「終りに見た街」放送直前SP第2弾(12/3(土)PM 3:30 ~ 4:25)
・旧作 1982/8/16 ゴールデンワイド劇場 『終わりに見た街』
・芝居 前進座公演 前進座劇場
・山田太一『終りに見た街』 ・その他作品(Amazon)
・当BLOG記事 『終りに見た街』リメイク 

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2005.12.03

■アンドリュー・ニコル"Lord of WAR"
   『ロード・オブ・ウォー -史上最大の武器商人と呼ばれた男-』 

LORD_OF_WAR_Trailar

LORD_OF_WAR_photoロード・オブ・ウォー』公式サイト
米国サイト
 『ガタカ』のアンドリュー・ニコル監督の最新作。12/17公開。

 「今 世界には五億五千万丁の銃がある
  ざっと12人に1丁の計算だ
  私が目指すのは"1人1丁の世界"」

 映画館の予告編で、ちょっと変わった視点の映画だな、と思って観てたら監督がアンドリュー・ニコルニコラス・ケイジがいい味出していそう。

◆関連リンク
アンドリュー・ニコル(Andrew Niccol)フィルモグラフィ
DVD『シモーヌ』 あ、これってニコル監督だったんだ。

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■ジョン・ラセター監督『Cars』 ハイビジョン予告編

Cars_Trailer
Apple - Trailers - Cars - HD
 PIXARのジョン・ラセター御大、ひさびさの監督作。リンク先はハイビジョンの予告編。
 来年の7/9公開。

 しかし予告編で、まだその全貌はとても現われていない。
 ゲームで自動車のCG映像は見慣れているわけで、それに対して、PIXARがどんな超絶技巧を見せてくれるか。
 トレーラーを観る限りでは、車の塗料の感じとかのディテールは素晴らしいが、動き自体はあまりリアルでもなく(物理シミュレーション的な)、コミカルでもなく、、、、。
 ラセター監督作は、いつもストーリーがいいので、期待です。

◆関連リンク
ピクサーの公式ページ
MoMA:ニューヨーク近代美術館 ピクサーの回顧展
 Pixar: 20 Years of Animation December 14, 2005–February 6, 2006開催。
・トラックバックいただいたBlog "e
onta"さんのニューヨークからのレポート
 Pixar Special exhibition in MoMA

Pixarの映像展示があった。SDサイズの4面にあたるスクリーンで、展示されている各種イメージボードの世界を行き来する「ライド」のような映像展示である。10分にも満たない作品だが、ほんとうにすばらしい。すごい。壁にかけられた各種のイメージボードを、各映画毎に、絵の中に飛び込み、再びその世界を体験させてくれる。

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2005.12.02

■撮影後にどこへでもピントを合せられるカメラ 
   Light Field Camera

FourierSlicePhotography_camera
 試作されたカメラ     1600万画素CCDとレンズアレイ   9万個のレンズアレイ

撮影後にピントを合わせ直す新しいカメラ技術(Wired)

 イング氏は自身が考案したこのカメラを「ライト・フィールド・カメラ」と呼んでいる。解放空間で四方八方に散らばる光について、その光量を記録する機能を持つためだ。
 従来のカメラでは、光線はカメラのレンズを通過し、フィルムまたはデジタルセンサー上の1点に集まる。そこでカメラは光を測定するが、光が入ってくる方向については、詳しい情報を得ることがない。いっぽう、イング氏のカメラはメインのレンズとセンサーの間に約9万個の超小型レンズアレイを搭載している。これらの超小型レンズで入射するすべての光線を測定し、光の方向を記録する。そして撮影後、どのようにフォーカスを修正(写真)したいかによって、ソフトウェアを用いて光線を追加する仕組みになっている。

 何やら、意味がこの文章だけでは分かりませんが、光学とデジタル画像編集技術の魔法で、凄い技術が生み出されようとしているようです。下の開発者のレン・イング氏のHPに詳細説明資料があります。

理論を説明したページ by Ren Ng , Stanford University
◆資料 Fourier Slice Photography (Powerpointファイル 8.3 MB)

FourierSlicePhotography_theory  クレヨンの一部を拡大したのが、レンズアレイを通して写された写真。9万個のレンズの一つ一つに各方向からの画像が写しこまれている。
 このデータをPCのソフトウェア上で、光線の方向を解析しながら、仮想の位置での画像を作成することで(青いポイントのImaginary film)、ピントを調整できる仕組みらしい。

 『ブレードランナー』でデッカードが写真を解析するシーンがあるけれど、自由に視点とピントが変えられるカメラがこの技術で実現できるような気がしてきた。案外、開発者のレン・イング氏も『ブレードランナー』のファンなのかもしれない。

◆関連リンク
・これを使って撮られた写真のギャラリー

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2005.12.01

■ホログラム撮影キット(HOLOGRAM)

hologrum_sample
ホログラム撮影キット
 (有限会社アートナウ ホログラムと3D画像をつくろうより)

 こんなものが発売されているのですね。コンパクトな半導体レーザーが付属し、それにより撮影するというもの。家庭で手軽にレーザーホログラムが撮れるなんて思っても見なかったので、びっくり。これも半導体テクノロジーの恩恵なのでしょう。
 前からホログラムは好きで、東急ハンズとかで観掛けていくつか購入してたのですが、1万円くらいで手頃に自分の好きなものを撮れるのは魅力。(と言っても1万円なのでまだ通販での購入を思い切れずにいますが(^^;))
 こういうので食玩のタイムスリップグリコとか撮ったら面白そう。フィギュア撮って、コミケとかで売る輩もいたりして。

◆キットのなかみ
hologrum_kit
 この子供用粘土がポイント。これで被写体をくっつけておいて撮影するのだとか。

◆関連リンク
ホログラム撮影キット試用記 日本大学 吉川 浩氏

 キットには半導体レーザから乾板,薬品などホログラムの撮影に必要なものがほとんど入っています.それ以外に必要なものは,水とはさみとテープくらいでした.ただし,キットですから組み立てが必要です.といっても,シャッターにする紙を切ったり,レーザや乾板,被写体を固定するための粘土をこねてくっつけたりという程度です.固定に粘土を使うのは意外だったのですが,やってみるととても簡単で,撮影も上手くいきました.カメラが組みあがったらいよいよ撮影です.

ホログラフィカメラ ES45-I. (有限会社石川光学造形研究所)
 なんとこちらは55万円!!
ホログラフィの原理
久保田ホログラム工房 こちらもいろいろと詳しい。
ホログラム商品(Amazon)

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