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2005年3月27日 - 2005年4月2日

2005.04.02

■ピクセラ ハイビジョンデジタルテレビキャプチャボード
    PIX-DTTV/P1W

digital_capture 株式会社ピクセラ--news(2005/03/31) --

日本初となるハイビジョン映像(HDコンテンツ)を録画・再生可能なデスクトップパソコン向けの地上デジタルテレビキャプチャボードを発表。
製品型番:PIX-DTTV/P1Wは、日本初、ARIB(社団法人電波産業会)の標準規格に準拠し、地上デジタル放送、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送をハイビジョン映像のままパソコンで視聴、録画、再生することができるデスクトップパソコン用テレビキャプチャボードです。
なお、本製品は2005年第2四半期(2005年4~6月)よりOEMでの出荷を予定しています。
 ついにこういう製品が出てきました。これがあれば、ハードディスクを増設していくことで、ハイビジョン画質でたくさんの録画が可能になるわけです。僕はRecPOT M HVR-HD250Mで録画してますが、すぐディスクが満杯になって消すのに苦慮してたので、こういう製品が嬉しいです。にしてもOEMとのことなので、PCごと買い換えないととりあえず手に入らないのか、、、、??あーあ。
 AV Watchが記事にしてますが、今ひとつ要領をえない内容。ハイビジョンをそのまま録画できることも書かれていないし、現在PCで実現しているのはNECだけと書いてあったり、、、。VAIOの方が(ハイビジョンチューナーと組み合わせが必要だけれど)優れているのに。

ついにパソコンでハイビジョン録画の時代到来 - nikkeibp.jp - 柔らかいデジタル 開発者へのインタビューあり。詳細な仕様について説明があります。残念ながらムーブ機能はまだない。

「今後の最優先課題はムーブ機能への対応ですね」と野村香久営業部営業企画グループ課長代理は将来への夢を語る。こうした機能はソフトのアップデートだけでできるようになるはずだから、ユーザーは心配することはない。

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2005.04.01

■CSサイエンス・チャンネル「映像表現の科学」

 下のアンダーカバーを検索していて、2chのストレンジなアニメーションについて。Vol.5を覗いたら、こんな番組にアクセスできました。名無しシネマさん、ありがとう。

 「映像表現の科学」 イジー・バルタのインタビューや新作ゴーレムの映像の一部がReal Playerで、44分の番組が、CSサイエンス・チャンネルに加入しなくても、今すぐ観えます。(いつまで公開されているか不明)
 イジー・バルタの未完の大作『ゴーレム』の映像と一部製作風景が興味深い。完成版が早く観たい!!
eizouhyougenn_no_kagaku_gorem

科学技術の進歩にともなって、多様な表現を手にしている映像の世界。
多くの科学者や映像作家たちのインタヴューを軸に、技術や視覚の働きによって成り立つ映像の仕組みや、それを表現の手段として使いこなす映像作家たちの姿を通して映像表現の本質にせまります。出演、ピータークーベルカ、イジイ・バルタほか。
出演者名・所属機関名および協力機関名
野村正人 東京農工大学 工学部 情報コミュニケーション工学科
廣瀬通孝 東京大学 先端科学技術研究センター
佐藤隆夫 東京大学 文学部 心理学教室
泰羅雅登 日本大学 医学部 第一生理学教室
相原信洋 学校法人瓜生学園 京都造形芸術大学
栗原康行 映像作家 監修 、日本映像学会会員

eizouhyougenn_no_kagaku

 動画、映画、立体視のメカニズムについて科学的に解析されてます。アニメが動いて見えるのは下限運動のおかげとか、そういう話。

 またプラハのアニメ作家ミハル・ジャプカのインタビューと作品(下写真)、ウィーンの映像作家ピーター・クーベルカのインタビュー、相原信洋氏の作品も観えます。エンドクレジットにはレン・コーポレーション、チェスキーケー、東京写真美術館の森山朋絵氏らの名前があります。制作は千代田ソフトプランニング。

eizouhyougenn_no_kagaku_balta
 イジー・バルタが『ゴーレム』でトライしているCGについて語っています。「(CGは)特有の表現方法や美学を持っているはずだが、まだ閉ざされている。」『ゴーレム』で新たな地平を切り開いてもらいたいものです。で、いずれPIXERと組んで一大幻想映画を構築、なんて。
◆関連リンク

吉雄孝紀さんのヒグマ通信よりこの番組について。

ヨーロッパを飛び回って、イジー・バルタやピーター・クベルカを取材するという気合いの入りよう。なんたって登場するみなさんは、この道何十年のツワモノたちです。

ただし、みなさん一様に何処か憎めない愛嬌があって、それこそ「デジタル~」やら「CG~」の回りにいる代理店系のおじさんたちとはエライ違いなのです。そう、一言で言って、映画が、映像が、好きで好きでしょうがない映画バカオヤジたちなのが、画面から如実に伝わってくるのです。さしずめ映画バカのワールドカップ決勝戦ってところでしょうか。彼らの熱い語りを聞くだけでも一見の価値ありなのです。

『映像体験ミュージアム―イマジネーションの未来へ』森山 朋絵編集

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2005.03.31

■アンダーカバー シュヴァンクマイエルへのオマージュ

undercover_pari_colle_vo ununさんの~~ゆらゆら大陸~~で教えてもらいました。

 パリコレクション/繊研新聞

 アンダーカバーは(略)オマージュとして捧げたチェコのシュールレアリスト、ヤン・シュヴァンクマイエルの作品のように、幻想的でグロテスクな要素をコラージュ風に積み重ねる。

 その作品群がVogue.deで254点観ることができます。(ドイツ語サイトですが、ALL KOLLECTIONENとUNDERCOVERを選べば簡単に見えます。)  右の写真がその中でも白眉な一枚。05年春夏コレクションということです。(美しさとグロテスクのハイブリッド(?)に感嘆!)
 ununさんによれば、南青山のショップには、シュヴァンクマイエルのオブジェやその作品をモチーフにしたアクセサリーがあるとか。
 そのアクセサリーを付けたパリコレでの作品もde.のサイトにありました。ファッション番組を丹念に見ていけば、動く映像できっと観えたのでしょうね。
undercover_pari_colle_vo02
 東京ではシュヴァンクマイエルなファッションに街でばったり出くわす可能性もあるということでしょうか。女性のファンでこのファッションでプラハを闊歩、ガンブラギャラリーを訪問してご本人のコメントをとってくる方が現れるのを楽しみに待ちたいと思います。きっと東京よりプラハの街が似あうだろうしネ。
 というわけで、究極映像研でパリコレを紹介する日が来るとは夢にも思いませんでしたが、シュヴァンクマイエルのファッションへの展開に感心して、とりあげました。

◆関連リンク
sugarcubesさんによると、展示は4月くらいまでらしい、、、、。急いで行くしかない!
・undercoverのデザイナー高橋盾氏の名前で検索すると、いくつか作品が見えます。
ELLE ONLINEの紹介でも鶏の頭マスクのコレクションが観えます。これも凄い。あとこことかこことか、いくつもあります。シュヴァンクマイエルテイストは少しだけですが。
・写真集『UNDERCOVER Jun Takahashi featured by W.W.』(Amazonでは在庫切れ) リトルモアに写真付きの紹介。

川久保玲、三宅一生らに次ぐファッションデザイナーとして独自の道を歩む高橋盾とそのブランド「アンダーカバー」の世界をスタイリッシュに表現した写真集。高橋盾へのインタビュー他を英語で収録。カバーはフェルト素材。

アンダーカバーの商品(楽天)

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2005.03.30

■BS アニメ夜話 第三弾
   『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモー レツ!オトナ帝国の逆襲』

 昨日の『エヴァンゲリオン』はまだVTR観てないので、今日の(僕の今シリーズ一番の期待作品)『映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲』から。

◆番組について
 まずは唐沢俊一氏の裏モノ日記 2005.3/8分より引用。

 志らくさんが毒舌で宮崎アニメの悪口などポンポン言うので、こっちの役割が薄まったか。ただし、ノスタルジーこそこの映画の第一のポイント、という私と、いや、そんなものはダメで、しんちゃんの活躍を見なければという志らくさんとの対立もあり。しんちゃんの活躍だけなら他の作品だっていいのだしねえ。  国生さん、よほど周囲に以前のカリ城の際の首しめを褒められたのか、また今回も (しかも席が離れていたのをわざわざ立ってきて)首をしめる。岡田斗司夫が大喜び で、「あと数回このノリでやってくれれば、オレ国生さんにプロポーズします」と。

 (^^;)残念ながら国生首絞めシーンは放映分からはカットでした。どこで首絞めたか、知りたかったのに。
 いつも悪役の唐沢氏が今回は全肯定派。あまりに凄いプッシュに思わず引いてしまう。にしてもこれは完全に俺の映画だ、誰にも語らせたくない、という熱い想いが素晴らしい。
 ただ惜しむらくは、放映分では肯定の理由が「(映画やマンガ作品にとっての)ノスタルジーの重要さをこの作品が初めて見つけた。この後、食玩ブームが起こった」という風に聞こえたこと。ちょっと違和感を持ってしまった。すでに万博をコアにしたノスタルジーについては『20世紀少年』であったり、岡田斗司夫氏の『二十世紀の最後の夜に』とか『失われた未来 LOST FUTURE 2000』、横浜ラーメン博物館、(ローカルだけど愛知県師勝町歴史民俗資料館)、、、、昭和がエンターティンメントになることはいろいろなところで既に自明であったと思うので、ちょっと違和感。確かに調べてみると、この映画が2001年春公開で、タイムスリップグリコが2001年11月なので、話は合いますが、、、、。
 岡田斗司夫氏のOTAKING SPACEPORT 近況 2005.03.30によると

 発言がかなり無理矢理に編集されてしまって、収録現場の空気や発言内容と違ってしまっています。(略)特にテーマに関しての肝心の討論部分が、カットされてしまっているので、トーク全体の結論が180度違ってしまっている。
 ということで、大事なところがカットされているようなので、実際の議論がどう展開したかは、放送ではわからなかったのが、残念。

◆で、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモー レツ!オトナ帝国の逆襲』について
 万博もだけれど、「白い色は恋人の色」が実はノスタルジーのど真ん中だったりするので、劇場でうちの子供と一緒にこの映画を観たときは、じわじわきました。
 ただ映画全体で観ると前半は凄かったのだけれど、後半の家族の絆に物語が回収されていくのが、なんかハズレでクライマックスにはそれほどカンドーしなかった記憶。(ひろしの記憶と靴下のにおいのくだりは涙腺を攻められたけど、、、。)
 子供にだってノスタルジーとか未来への期待は現在進行形であるはずじゃ、と思っていたので、しんちゃんのセリフはそれなりによかったけど、どうも家族でまとまったのが無理にラストをくっつけようとしたように見えて違和感を覚えた。野原家でまとめるのでなく、もっと大人対子供でまとめてもよかったんじゃあないの、と思ったわけです。
 ということで、心憎い繊細に組み立てられた演出力にはうなりますが、全体としては大傑作とまでいかんかった、残念。というのが僕の感想です。(放送の岡田斗司夫の研究室のくだりで、一度はイェスタディワンスモアから逃れたのに、再度ノスタルジーで家族を捨てるかを躊躇するひろしという切り口が紹介されて、家族の絆で対抗させるのもテーマ的に有だったんだ、と気づいた次第。でもなんかラストへ向けての違和感は残ると思う。)

◆関連リンク
師勝町歴史民俗資料館 愛知万博開催記念-特別企画展 キオクのなかの万博と遊ぶ 「大阪万博の思い出を集めた展示会を開催しています。会場で撮影した写真や、パンフレット、土産品などを展示しております」とのこと。近いので行ってみようかな。
・当Blog記事 BS アニメ夜話 第三弾
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモー レツ!オトナ帝国の逆襲』(Amazon) このAmazonのDVDの紹介ページには、原恵一監督の名前がないです。子供アニメだからか軽視されてますね、ある意味、宮崎駿より凄い監督なのに。

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2005.03.27

■ジャン・ピエール・ジュネ監督『ロング・エンゲージメント』

A_Very_Long_EngagementJeanPierreJeunet.net :: Official Website
 寡作なジュネ監督の第5作目。『ロスト・チルドレン』が僕には最高傑作ですが、今回のもこの監督ならではの映像とエスプリの効いた物語で楽しめました。
 戦争シーンはスピルバーグ『プライベート・ライアン』の戦闘シーンに明らかにインスパイアされていますね。弾の軌跡の描写とか死体の損壊のハードな描写とか。戦争モノは『プライベート・ライアン』以前・以後であきらかに求められる質が変化したと思うのは僕だけでしょうか。

 物語、実際に手を打ち抜いて戦争から生還していた人たちがいたんでしょうね。僕が戦争へ行かされたとしたら、きっとどうやって負傷したら帰れるか、という手段ばっかり考えて戦場から意識を逃避させているような気がする。あんな状況にさらされるなんて想像すらしたくない感じ。映画体験だけで充分。

 ハードな戦場シーンと平和なフランスの村の描写が交互に描かれるのだけれど、この対比がいやでも戦争の惨さを強調する。まじめに今回ジュネ監督は反戦争映画としてこれを構想したのでしょうね。戦場での死と、村での生と性。たまたま映画を観た後にこんな記事を読みました。

野良犬の塒: 『めざめの方舟』は『天使のたまご』立体版?より。(前の記事と重複引用です)

 サイゾーに掲載されている押井守氏の“ツレヅレ観賞日記。”に、『めざめの方舟』について書かれている。(略)「今更宇宙から地球を見た映像を見たとしても何の感慨もわかないのと同様、自然の映像をただ見てもどうにもならない。人間にとっての環境とは人間自身であるのなら、環境を表わすものとは戦争とセックスである。そこで万博では戦争とセックスの映像を表示する……つもりだったが当然のごとく却下された」という。

 という視点を導入すると、この『ロング・エンゲージメント』はまさに「環境」の映画であるわけです。
 押井守のひねくれた視点は、よくわかります。万博の開会式を見て日本側の挨拶のあまりの陳腐さにあきれたのはこういうラディカルな視点なしに、お題目のように「自然」を語る輩ばかりが博覧会主催側の人間として露出しているからなのでしょうね。
 こういう現在に戦争映画が果たすべき強烈な役割を意識しないわけにはいきませんね。これを温めてきたジュネ監督のモチーフもそんなところにあるような気がしてなりません。戦場の描写、マジだもの。

 お得意の幻想シーンは今回はほとんどなし。マチルドの夢が若干、ある程度かな。
 バジェロメンティの音楽も徹底して低く暗いトーン。音楽は幻想的ではあまりなく、精彩を欠く印象。もっとイマジネーション炸裂してほしい気もします、このコンビには。

 アメリじゃないけど、マチルドが「、、、、が起きたら、マネクが生きている」とやる御まじないとか、このあたりの感性がジュネ監督に共鳴してしまう部分ですよね。『アメリ』で特に全開したこういうエスプリ(??)の効いた小ネタの集積による独特の世界構築は、今回、少ない。『アメリ』を期待した女性ファンは物足りないでしょうね。オドレイ・トトゥの不思議少女ぶりもかなりトーンダウンだし、、、。

 あと脇がなかなかいいです。探偵とか「調達屋」のプーとか郵便配達とか。マチルドのおじさんはジュネ監督の常連役者(あれ、名前が出てこない、、、、(^^;))。ジョディ・フォスターも中年おばさんの良い味出してます。

 原作がミステリーだけれど、ミステリーネタもそこそこ。ビンゴの戦場シーンがいろんな視点から語られ、真相があきらかになっていく過程が面白かった。ラストのシーンは凄く抑えた描写だけれど、僕は気に入りました。(でも、この監督にはまたイマジネーションの飛躍のある映画に戻ってきてほしいと思ったり、、、、)

◆関連リンク
★究極映像研究所★: January 3, 2005 - January 9, 2005 バックナンバー
予告編
『アメリ』(2001)
『ロスト・チルドレン』(1995)
アンジェロ・バダラメンティ
Yahoo!ムービー A Very Long Engagement
・公式サイト 日本アメリカ(Warner Independent Pictures Site)
■『ロング・エンゲージメント』の原作『長い日曜日』

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