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2005年7月3日 - 2005年7月9日

2005.07.09

■ハイビジョンハンディカムHDR-HC1
   使用レポート① 犬の毛並みがフワフワだ!! の巻

HDR-HC1_050709  SONYの新製品にひさびさにショックを受けて、今日ハツモノに手を出してしまいました。本当は品質がこなれる頃に買うのがいいと思いながら、矢もたまらず。
 それにしても凄い時代が来たものです。なにしろ35mmフィルムと同じ解像度、質感も迫るようなムービーキャメラを自分の手に収めることが出来るのです。これが興奮せずにいられましょうか。
 「いずれどこの街の子供でも手の中のカメラで映画を撮る時代がくるだろう」と言っていたのはフランシス・コッポラだったと思いますが、映画に憧れる人間にとってこれ以上のプレゼントはありません。自分では撮れないとわかっていても、気分だけでも。
 ボチボチと楽しみながら、レポートしていこうと思いますので、お付き合いいただければ幸い。

◆1-1 購入記
 まずはボーナスでたての我が家を襲った世俗の話から(^^;)。
 ネットでいろいろ調べて、Amazonの17.8-(通常10%ポイント還元+7/10までの1万円ポイント還元)≒15万円(たぶんネット最安??)に傾きかけたのですが、価格.comの掲示板でヤマダ電機が15.8-10%ポイント≒14.2万円の情報を見てヤマダで交渉。最初16-10%だったのを、掲示板どおりの価格に交渉しゲット。(カメラのキムラの15.5+三脚+バッグというのもなかなかでした) 。ポイントで即、テープとメモリスティックを買いました。
 店のポップで見たのですが、これ、岐阜の美濃加茂工場で作っているようですね。なんだ、隣町だ。輸送費分、この近所は安くてもいいのに。(美濃加茂工場に勤める知り合いのIsimov君、関係してんのかなーー。読んでるか??)

◆1-2 ファーストインプレッション
 コンパクトな中に部品が詰まったずっしりとした手ごたえ。持ってたDVハンディカムのDV-L1より1.3割増し重い体感。レンズ部の重量があり、手の中心より前に重心が来て少し気になるかも。
 操作感は電子音やスイッチのソフトなタッチがいい感じ。デジカメモードやマニュアル操作もなかなかのインターフェースかな、と。
 冒頭の写真に写したのは、他のウェブであまり触れられていなかったリモコンと取り説。リモコンはデザインも色も気合が入ってない。取り説は恐ろしく薄い。で、そこそこ良いが、知りたい機能が探しにくい。

 雨なので部屋中心(しかも夕方)に撮って、まずは2年前に買ったSONYのハイビジョントリニトロン WEGA KD-32HD900で観てみました。心配していたのは、HDR-HC1のi.LINK対応テレビリストにこの機種が挙がっていなかったこと。でもちゃんとi.LINK接続で観えました。残念ながら対応機種でないからか、WEGA側での再生等の操作が出来なかったけれど、HDR-HC1のリモコンで操作できるのでOK。
 で、肝心の画質ですが、なんか部屋も人も肉眼より明るく撮れて、きれいになったみたいな感じ(AUTOモードです)。ただ光量が足りないところで撮ったものなので、粒子が粗い感じはします。
HDR-HC1_Shel  一番感心したのは、犬の毛のふわふわ感がかなり再現されていたこと。まさに200万画素クラスのデジタル写真が動き出した感じ。あと音もいいです。WEGAのスピーカで聞いているだけだけど、少なくともうちの犬は本物の犬の声と間違えてました。ちゃんとしたオーディオでの再生は後日レポート。(写真はムービーから取り出したひとコマ。この変換は動画再生中にスチル用のシャッターを押すだけでメモリに取り出せて凄く簡単で便利。写真はトリミングと縮小してます)

 ウェブで早くもユーザーが撮ったムービーが公開されていますが、心配だったのはそれらでカメラのパンとかでジャギーが気になること。でもこれは大丈夫でした。原因はウェブ用にファイル変換していることによるもののようで、ハイビジョンモニタで観る限り、今のところ、気になりません。

◆1-3 ハイビジョンハードディスクレコーダの機器との連係
 うちのRec-POT HVR-HD250Mからテープへムーブして映像を残したかったのだけれど、事前の情報で駄目だとはわかっていた。しかし万が一と思うのが、人の悲しいサガ(^^;)。
 i.LINKで繋いで撮ってあったハイビジョン放送の番組をムーブしようとやってみました。
 機種名の認識はRec-POT側でしますが、設定して移動を実行するとエラーメッセージが出て、動いてくれません。HDR-HC1側にコピーガードの仕組みとか入れてないようで、どうしようもありません。次世代光ディスクの規格を混迷させているメーカとしては、ハイビジョンハンディカムでムーブに対応して、ハイビジョンの保存に現状の解を与えてほしかったと思いますが、ハンディカムにそれを求める人は少数なのでしょうね。

◆次回 DLPプロジェクタでの試写の巻に続く。

◆関連リンク
・当Blog HDR-HC1の記事。
・PC編集のガイド いよいよ発売!ハイビジョンハンディカムで楽しむ“お手軽”動画編集 / デジタルARENA 
・購入の参考にさせていただいたHDR-HC1最安を探せ!!さん。
・HDR-HC1のサンプルムービー 市民TV citv.org ここの橋本さんという方が良い味出してます。
・Victor JY-HD10等のサンプルムービー ビデオの輪 ここの「光のルネサンス」がお奨め。
フジテレビ『スローダンス』 妻夫木聡と深津絵里のドラマだけれど、主人公が映像学科出身で監督志望という設定。で、その友人がいじっていたカメラがHDR-HC1でした。さりげなく出てたけど、今後自主制作映画の話へ展開する気配もあり、活躍が期待される。ドラマとしては脚本(セリフ)がダメダメで、続けて観る気を減退させてますが、、、。

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2005.07.07

■古川日出男 直木賞の候補に!!

みんゆうNet

 今日、本blogのアクセス解析検索ワードランキングで「ベルカ、吠えないのか?」と「古川日出男」のアクセスが68件と異常に伸びていたのでググッたら、直木賞の候補になってました。古川日出男のノミネートは嬉しいけれど、『ベルカ、吠えないのか?』は古川作品にしては珍しく自分の好みにあわなかったので、ちょっと複雑な心境。でも好きな作家さんが候補に挙がると、なんか嬉しいものです。

第133回芥川、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が7日、決まった。直木賞は候補7人のうち6人が初のノミネート。選考会は14日夕、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。  

【直木賞】
▽絲山秋子「逃亡くそたわけ」(中央公論新社)
▽恩田陸「ユージニア」(角川書店)
▽朱川湊人「花まんま」(文芸春秋)
▽古川日出男「ベルカ、吠えないのか?」(文芸春秋)
▽三浦しをん「むかしのはなし」(幻冬舎)
▽三崎亜記「となり町戦争」(集英社)
▽森絵都「いつかパラソルの下で」(角川書店)

◆関連リンク
・日本文学振興会 直木賞公式ページ

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■HDR-HC1 Q&A サポート

Q&A | HDR-HC1 | サポート&修理

 いよいよ7/7発売です。SONYのページでFAQを見つけました。
 僕の知りたかったD-VHS等i-link機器からの録画はやはり無理みたいです。うちのRec-POT HVR-HD250Mからテープへムーブして映像を残したかったのですが、、、。

Q: i.LINK接続にてD-VHSから出力された信号は記録できますか?
A: 記録できません。お使いのハンディカムでは、HDVフォーマット1080i方式に準拠した信号以外は記録できません。

Q: 他社製ハイビジョン記録対応HDD付DVDレコーダーと接続できますか?
A: i.LINK接続にてHDV1080i方式の信号を入力できる機能があれば接続できます。

 HDD付DVDレコーダーでHDV1080i方式対応って、SONYのRDZ-D5の他にあるのかな?

◆関連リンク
・当Blog HDR-HC1の記事

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2005.07.05

■樋口真嗣監督 『日本沈没』 始動!!

nippon_chinbotsu_poster スポニチ Sponichi Annex ニュース 芸能

 樋口監督も、小学2年の時に父親と観賞しており「見ていなかったら今、映画を作る仕事をしていなかった」と言うほどの思い入れがある。8月下旬のクランクインを控え「怖がらせることを重視せず、人間の叫び、うねりを説得力ある映像で取り入れたい」と自信をにじませた。

月刊アスキー:小松左京インタビュー(昨年10月)

 たとえば日本列島の沈没によって朝鮮半島や台湾の一部は必ず影響を受ける。済州島はなくなるだろう。それを元に南北が統一したり,少なくとも政治が変わっていくようなストーリーも考えたい。草なぎ剛君のような韓国語が上手い俳優をキャスティングして,韓国への影響などをなんとか取り入れたいと思っているんだな。それから日本人を引き取りたいという国の存在。『あいつらはとてもよく働くし頭は良いし』と大歓迎されるストーリーも考えられる。「Welcome!」って言われるような民族でありたいなあ,と思うよ。

 06年夏公開予定。主演は草なぎ剛と柴咲コウ。小松大先生が草なぎを指名したようです。で、韓国への影響も描く(?)。柴咲コウはスポニチによれば、ハイパーレスキュー隊員役。原作ではヒロイン阿部玲子はどっかの令嬢だったはずで、レスキュー隊とは!?

 樋口監督というところが期待です。小学2年の樋口少年が感じたセンス・オブ・ワンダーと同レベルの衝撃を、現時点の我々に体験させてくれる凄い映画になることを期待したいと思います。樋口特撮による深海潜水艇わだつみ乱泥流の映像、マントル対流による地震と沈没のスペクタクルシーンを想い描いて待ちましょう。

 僕も個人的には中学時代の「究極映像」が『日本沈没』で、研究ノートまで作って、新聞雑誌をスクラップしたりTV版の感想を一話ごと書いたりしていたので(なんだBlogになっただけでやってることはいっしょだ)、感慨無量だったりします。(映画公開にむけて、盛り上げるためにいずれこのノートから昔のスクラップ等を引っ張り出して載せてみようと思っています。乞ご期待、、、って誰も期待しないか(^^;))

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2005.07.04

■佐藤敦紀監督 ARMORED CORE - LAST RAVEN CG映像

 フロム・ソフトウェア ARMORED CORE - LAST RAVEN(公式サイト)

 押井守・樋口真嗣監督のもとで『イノセンス』、『ローレライ』等CGを手がける佐藤敦紀氏(モーターライズ)が演出したゲームのCGムービーが上記で公開されています。解像度が荒くて残念ですが、迫力はなかなか凄い。両監督のファンにお奨め。
 カメラワークとか戦闘の瞬間の切り取り方とか見事です。『SW episode2』とかで印象的だったCGの戦闘映像でカメラを手持ちのようにぶらしたりピントをずらしたり、臨場感を増すCG演出が冴えています。
 さらに樋口真嗣氏監修・佐藤敦紀氏演出によるプロモーションムービーがケータイサイトでパスワードを入手すると観えます。これはゲーム画面を含めたもう少し長いもの。CG自体はほとんど上記リンクで観えるものと同じです。

 PS2「アーマード・コア ラストレイブン」映画「ローレライ」のスタッフが参加したムービーを公開(Game Watch) より

 映画「ローレライ」監督の樋口真嗣氏が監修、CGディレクターの佐藤敦紀氏が演出として参加。荒廃した都市で激しい戦いを繰り広げるロボット(アーマード・コア)が描かれている。
 樋口氏と佐藤氏はこのムービーのほか、同作のテレビコマーシャルの制作も担当している。

◆佐藤敦紀氏 関連リンク
・イマジカ特撮部予告編ディレクタ(『マトリックス』『リング』『EVA』予告編とか)→デジタルエンジン研究所(「G.R.M.」のために作られたスタジオ。「ガメラ3」('99)CG等)→モーターライズという経歴
・Motor/lieZ モーターライズ ウィキペディア(Wikipedia)
 『アヴァロン』『イノセンス』『キューティーハニー』等々のCGを担当。公式ページが見つかりません。
フルデジタル・アニメーションによる黒澤明未完成作品の復刻 「飛ぶ」
3ds maxとreactorで、物理シミュレーションを生かしたTVCM登場(メニコン CM)
予告編について語る

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2005.07.03

■セオドア・ローザック『フリッカー、あるいは映画の魔』

flicker_review
 これは傑作。久々に読書の快楽に身をゆだねました。「このミス」1998年度ベストワンになった小説なので今更薦めるのも何ですが、映画ファン、映像ファン、伝奇(?)ミステリファン、んでもって究極映像ファンは必読。上下2段、560ページの大作ですが、読み終わるのがとにかく惜しい、そんなエンターテインメント。

 特に私、このようなタイトルのBlogをやっている手前もあり、途中から居住まいを正して読んでしまいました。なにしろ私の似非「究極映像研究」とは桁違いの、「究極映像研究」小説としか名づけようのないような物語が本書なのですから。

 主人公はB級のお色気映画から映画ファンになり、とあるきっかけから名画座のオーナーであり敏腕の映画研究家の女性と知り合う。そして映画英才教育を彼女からベッドの中で手ほどきを受け、そのうち大学の映画学科の教授になる。映画研究だけで飯をくっていけるというこのなんとも羨ましい主人公に、感情移入して読んでしまう市井の映画ファンは数多いことでしょう。

 彼の研究の対象は、超絶技巧を持つ幻のドイツ人映画監督マックス・キャッスル。この監督の失われたフィルムの数々を探索し、手に入れる過程が、また映像ファンのこころをくすぐる。映画ファンなら、自分の好きな監督の作品を探して一本づつ鑑賞し、その監督について技法やらエピソードやら、いろんなことを発見していく楽しさを一度や二度は経験していると思う。未見のフィルムを紐解く時の感動の拡大版がこの小説のひとつの読ませどころになっている。これに感激しない映画ファンはいないと思う。

 そしてマックス・キャッスルの超絶技巧についての探索。登場するキャッスル映画のカメラマンだった小人の老人により語られる数々の究極映像。ゾーエトロープ、稲妻ライティング、サリーランドと言った彼独特の映像魔術が、ローゼックの筆致で描かれている。喉から手が出るほど、これらの映像の実物を観たいと思った読者は数知れないと思う。悪魔に身を売ってでも観たい、というほど映画ファンのコアを揺すぶる描写である。

 歴史学者であり環境心理学者である著者ローゼックは、相当な映画ファンなのだろうか。下記のリンク先の著書をみると、本書後半で重要な役割を担う神秘主義、カルトに関する専門書もある。なおかつ映画マニアであることが彼に本書を書かせたのであるとしたら、我々はローゼックを映画の魔へと導いた監督(誰なんだろう?)に特大の感謝を捧げなければならない。本書はローゼックのみに出来た、映画と文化人類学/精神科学の千載一遇の幸福な出会いから生まれた傑作である。

◆関連リンク
ヘレン・ケラ一Presents:世界のポン引きショー(ここの書評が素晴らしい)
すみ&にえ「ほんやく本のススメ」-「フリッカー、あるいは映画の魔」
作家 池澤夏樹氏の書評
・『フリッカー、あるいは映画の魔』(文春文庫)(Amazon)
セオドア・ローザックの本(Amazon) 面白そうな本が他にもあります。
『意識の進化と神秘主義』セオドア・ローザク著、志村正雄訳

20世紀後半の「精神世界」の中心テーマである霊的進化論,神秘主義,新しい意識を求める運動の思想的潮流を探り,豊富な題材と巧みなレトリックでその全体像をつぶさに描き出している。真の神秘主義と,エセ・神秘主義(カルト集団を含む)を峻別する「鑑識眼」,判断基準を説得力をもって提示した先駆的な著作

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