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2005年8月14日 - 2005年8月20日

2005.08.17

■『秘密の動物誌』 ジョアン・フォンクベルタ著, ペレ・フォルミゲーラ著
       管 啓次郎訳, 荒俣宏監修

FAUNA_SECRETA
秘密の動物誌』(Amazon)
 Joan Fontcuberta/Pere Formiguera ”FAUNA SECRETA

「世界各地に生息する珍獣・幻獣を多数採取し、膨大な観察記録を残したのち謎の失踪を遂げた動物学者、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の資料が発見された!」との設定で、空飛ぶ象・多足蛇・火を吐くトカゲなどを紹介したキワモノ本。博士の生い立ちや学術的な記述等、リアルな設定がなされていたことから、その真贋を含め発売当時話題を呼んだ。

 1991.12刊、有名な本なのでいまさらですが、古本屋で見つけて、面白そうだったので購入。

 不思議な動物の博物的記録の本なのですが、中身は確信犯のフェイク。二人の作者のあとがきにはしっかり書かれています。その内容がふるっている。写真自体は少し凄いのもあるけれど、今の眼で見ると、実はその空想度合いはちょいと稚拙。この二人の言葉の方が出てくる生物の写真より面白いところがちょっと残念。今、このコンセプトで凝りに凝って画像処理を重ねて作ったら、もっと凄いことになるんじゃ、って気がする。、、、現実にネットのどこかには既にあるかもしれない、、、。誰か知りませんか?

「真実は、あれこれのメディアに整形手術をほどこしつつ、それをわれわれにむかって証拠として提出する。写真は中でも最もよく利用されるメディアであり、写真からの敷衍によって、われわれは現実を直接記録する視覚技術-レンズ-によって図像メッセージを生成するあらゆるシステムについて語ることができる。ところがこうした映像メディアは-いまやだれもが気づいているとおり-どれも容易に操作されうるものばかりだ。」

◆関連リンク
本の冒頭は写真と合わせて、ここに掲載
本文に出てくる動物たちも、ここに主要画像を掲載(公式サイト?)
・Joan Fontcubertaの他の作品 Frottograms

・別の人の作品 Leena Krohn & Susanna Helke: Mustia eläimiä ja muita faabeleita
・Googleイメージ検索
 →
Joan Fontcuberta(お薦めはこっち) Pere Formiguera(ここはほとんどない)
荒俣宏1900年代の活動
 (「秘密の動物誌『FAUNA SECRETA』」展92年9月8日~10月7日@パルコギャラリー等の情報が書かれています。)
・2ch 【マジ?】秘密の動物誌しってますか?【うそ?】
ジョアン・フォンクベルタ インタビュー

写真とテクノロジーは真実に奉仕する?---現実も真実ももはや存在しない,ただ視点や解釈だけが存在する---

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2005.08.16

■NMAO:国立国際美術館 『転換期の作法
     - ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現代美術 -』

Mila_Preslova NMAO:国立国際美術館 転換期の作法 - ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現代美術 -
 05年8月2日(火)~10月10日(月・祝)

 CUKR 創刊2号に載っていた情報です。CUKRによると、会場でシュヴァンクマイエル『ジャバウォッキー』、トルンカ『手』、ポヤル『お魚の話』等のチェコアニメも観えるようです。
 ふだん触れることのできない下記の作家たちの作品にも興味が沸いてきます。

 詳細は国際交流基金の公式ページの方が詳しく載っています。「2005年日・EU市民交流年」事業として開催されているとのことです。下記の作家名のリンクは、Googleのイメージ検索です。各作家の作品らしきものが観えます。(一部画像が過激なのでクリックは自己責任で。)

ポーランド
パヴェウ・アルトハメル Pawel Althamer (1967-)、ミロスワフ・バウカ Miroslaw Balka (1958-)、アゾロ Azorro、アルトゥール・ジミェフスキ
Artur Zmijewski ←画像がちょっと過激なので注意!(1966-)
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スロヴァキア
パウリーナ・フィフタ・チエルナ Pavlina Fichta Cierna (1967-)、イロナ・ネーメト Ilona Nemeth (1963-)
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ハンガリー
ラクネル・アンタル Antal Lakner (1966-)、セープファルヴィ・アーグネシュ Agnes Szepfalvi (1965-)、ネメシュ・チャバ Csaba Nemes (1966-)
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チェコ
クリシュトフ・キンテラ Kristof Kintera (1973-)、ミーラ・プレスロヴァー Mila Preslova (1966-)

◆関連リンク
・巡回予定 05年10月29日(土)~06年1月8日(日)
  広島市現代美術館(広島)
・06年1月21日(土)~3月26日(日)
  東京都現代美術館(東京)

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2005.08.15

■チェコ総合情報誌 CUKR[ツックル]第2号

CUKR02_Sileni CUKR[ツックル]**チェコ総合情報誌

チェコだけで80ページ。日本語でよむはじめてのチェコ情報誌。
●特 集
 「チェコってなんでアニメなの?」
 巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルの世界
   -インタビュー、アトリエ訪問
 どこから選ぶ? チェコアニメの取り扱い説明書
   -プリカワ、グロテスク、歴史・伝統、特撮、絵本
 新世代の作家たち 
 「チェコアニメと私」(ペトル・ホリーさん)
 「チェコアニメ字幕事始」(木村有子さん)
 「上映会でGO!」(りんご星人さん)ほか

 定期購読のCUKR[ツックル]第2号が送られてきました。
 チェコアニメ特集。シュヴァンクマイエルのインタビューが特に嬉しいです。いままで観たことのなかった新作『Sileni』のスチルが何枚か掲載されています。左の表紙もこの新作からです。
 ちょっと盆休み旅行モードでしっかり読めてませんが、後日追記しまーーす。

◆関連リンク
CUKR[ツックル]編集日記(blog)

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