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2005年12月11日 - 2005年12月17日

2005.12.17

■古川日出男『ロックンロール七部作』

『ロックンロール七部作』
 今度の古川日出男の新作は、ロックンロールをめぐる20世紀の物語。

 『ベルカ吠えないのか』が、犬を中心にすえた20世紀の歴史を描いた小説だったのに対して、今回はロック。文体も『ボディ・アンド・ソウル』 『ベルカ吠えないのか』 『LOVE』と同系列に属する。古川文体としかいいようのない独特のもので、現代的なフィーリングをうまく写しとっているように思える&荒削りな神話的雰囲気。(作品ごとにいろいろな文体を使い分けていたように思えたのだけれど、最近、この雰囲気に一本化?僕は前のように七色の文体を楽しみたいのだけれど、、、。)

 そして「七部作」は、地球の七大陸に相当する。各大陸ごとに完結した物語が紡がれる。各物語のアイディアやプロットがなかなか優れていて、それぞれ楽しめる。そして終章でそれらを糸で結ぶような試みが、、、。

 以下順に簡単なコメントです。

・第一部 アフリカ大陸
 「あなたの心臓、むしゃむしゃむしゃ」というロックを持ってアフリカ大陸へ不時着したボーカル「曇天」の物語。墜落した飛行機のラジオから流れるひとつの歌がアフリカの各部族の中へ溶け込んでいくプロットが秀逸。

・第二部 北米大陸 
 フードゥー楽器"ゲーター・ギター"をめぐるロッカーたちの物語。金額で描写される各ロッカーの生き様の破天荒さが楽しめる。

・第三部 ユーラシア大陸
 ロシアのロックンローラー「赤いエルビス」がシベリアを横断する。そして「ここから物語を再生させるレコード針は飛ぶ。飛びまくる」と描写された後、時代と場所がワープする。大胆。

・第四部 オーストラリア大陸
 「ロックンロールが初めて戦争のサウンドトラックになったのは、ベトナム戦争からだ」という一文から始まるこの短編の主人公「ディンゴ」は天才的なソフトウェアエンジニア。彼によりカンガルー他の動物たちの脳波から曲を選択して放送するシステムがくまれ、オーストラリア大陸にロックンロールのソングラインが刻まれる。なんだか雄大なイメージが好き。

・第五部 インド亜大陸
 大金を携えてインドへ帰還した「緑っぽい緑」がプロデュースする映画の物語。「監督」と「脚本家」のたくらみ。七本の娯楽映画から編集される一本の政治的傑作とプレスリーの複製たち。インド映画の極彩色が頭を駆け巡る。この一本、どうしても観てみたい。

・第六部 南米大陸
 タンゴとカラオケとムエタイとカポエィラ。「武闘派の王子様」の「武闘派の王」への敵討ち。リングの上のロックンロールなイメージとカラオケのミスマッチがどこにもない物語を紡いでいる。このへんてこな喰い合わせの妙技を味わってみてください。

・第七部 南極大陸
 ロックンロールスタジオで生まれ育った「小さな太陽」は南極の基地の料理人となる。潜在したロックのエネルギによる愛の暴発。そして極点でのレコードのような回転。この手の内在するものを持て余す登場人物も古川のよく描くタイプ。

・第〇部 地球
 そして20世紀最後の記念碑ベイビー「あたし」の21世紀物語。船と「20世紀からの密航者」。おしまいを飾る雰囲気の作品。

 あれ、これまとめてたら、この本って凄い奇想小説な気がしてきた(^^;)。皆さんはどのように読みましたか?

◆関連リンク
『ロックンロール七部作』(集英社)刊行記念
 古川日出男 柴田元幸トークショー(青山ブックセンター イベント情報)

 2005年12月2日(金)19:00~21:00
 新刊の刊行を記念いたしまして、古川日出男氏と柴田元幸氏をお迎えし、お薦めの音楽紹介や朗読などを交えたトークショーを開催致します。

小説すばる 今月のおススメ本スペシャル 大森望

 七部作のキーワードは、第一部から順に、希望、自立、鷹揚、無垢、覚醒、解放、贖罪。これらの「無節操で猥雑な、でも真摯な、ロックンロールの七つの航海」は、二十世紀のいちばん最後(二〇〇〇年十二月三十一日二十三時五十九分五十九秒)に誕生した記念碑ベビーたる「あたし」の一人称で語られる。 『ベルカ、吠えないのか?』と同じく、古川日出男はここでも、「誰が誰に語るのか」にきわめて自覚的だ。語り手の「あたし」とは誰で、聞き手の「凍りついている彼」とは何者なのか? その問いを軸に七つの曲を再生する『ロックンロール七部作』は、まさに歴史的名盤と呼ぶべき二十世紀の記録なのである。

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2005.12.16

■チェコのブックカバー 1920's and 1930's

Czech Book Covers of the 1920's and 1930's

BOOK_COVER_01  チェコの古いブックカバーを紹介しているページ。
 24名のイラストレーターの手になる本の表紙絵を楽しめます。

 僕の気に入ったものを7点紹介します。本としては、チャペックの"RUR"しか、わかりません(^^;)。

 それにしても、モダンというか前衛的というか、特に赤色が使われている右の絵が気に入っています。現代のSFの表紙としても充分使えるような斬新さがありますね。

 下の左のものは、なんかヴァージル・フィンレイみたいな雰囲気。
 右のは今夜にでも夢にみそう。ジョン・ウォーターズイメージですね。

BOOK_COVER_02

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■劇団10x50KINGDOM 舞台劇『ビューティフルドリーマー』

劇団10x50KINGDOM HOMEPAGE INDEX (野良犬の塒さん経由)

お待たせいたしました!!
じんのひろあき 10年ぶりに新作群集劇を書き下ろす!
ビューティフルドリーマー
作・演出 じんのひろあき 原作 押井守
2006.1/19-24

 あの『ビューティフル・ドリーマー』の演劇化。凄く観たいです。だけど東京、、、。
 野良犬の塒さんによれば、「『うる星やつら』のキャラは登場せず、全く別のある高校の文化祭を描いたものになるそうである」とのことですので、『うる星』ファンの方、ご注意を。

 もともとこの映画って、前衛演劇的テイストがあるので、案外ベストマッチかもしれないですね。無邪気の役の役者とかどんな人がやるのだろう。

◆関連リンク
楽天でチケットが購入できます
・じんのひろあき氏
 フィルモグラフィ 『紅い眼鏡』の美術も担当。『風人物語』シナリオとか。
 監督作品『大凶かよ!』 (有料でネットで観えます)

06.1/30追記
Festival Kidsさんの ビューティフルドリーマー観劇記事

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2005.12.15

■『怪獣のあけぼの』造形家・高山良策を追った実相寺昭雄監修番組

kaijyu_no_akebono
怪獣のあけぼの(ナゴヤ エレキング ブログさん経由)
 (SF研つながりのエレキングさん、ご無沙汰してます。)
 USENのGYAOでこんな番組が放映されているのですね。全12回。毎週土曜正午新作一本更新。一週間に過去のは三本づつしか観えないので見逃さないようにしないと、、、。今週は第7回「地求人は宇宙の敵」。過去の分は、第4回 「怪獣無法地帯」 第5回 「宇宙人襲来」 第6回 「怪獣日記」が観えます。クレジットの「協力」に池田憲章氏の名前もあります。

ウルトラ怪獣の産みの親、造形家・高山良策を追った実相寺昭雄監修による番組である。全12回(1回20分)の内容はかなり濃い。ウルトラに関わった監督・脚本家・制作者をはじめとする関係者や評論家へのインタビューを中心に、貴重な映像がたっぷり見ることが出来る。

 僕は第6回を観ましたが、ガッツ星人が型からはずされるシーンの8mmフィルム映像とか、高山氏の家の8mm、庭での怪獣の映像とか、ホームムービーの貴重な映像が満載でファンには堪らないものがあります。『ウルトラマン』『ウルトラセブン』のなんか手作りな特撮には、こうしたちゃぶ台の横で作られた感覚が息づいてんですね。

 製作過程について、高山氏の日記(1966年のメモと絵)で克明に語られる。『ウルトラセブン』の池谷仙克氏デザイン+高山良策氏の造形(工房アトリエ・メイ)。人間がどうぬいぐるみの中に入るか中身の絵とか興味深い。
 当時の怪獣制作関係者は、この方々のように前衛芸術家だったりするのですね。我々世代の美術感覚はこうしたところから、形作られているんでしょう。どうして円谷プロがそうした人に任せたのか、寡聞にして知りませんが、なんか感謝。

 あと飯島監督が語るきぐるみ特撮の危うさの感覚とか、現場からのメッセージとして面白い。確かに後年は糸が見えないかとか、ハラハラして観た記憶もありますね。

 僕は物心付いた時に一番鮮明に印象に残っているのが『ウルトラセブン』なので、当時放映前に紹介の特集が載っていた『ぼくらマガジン』(?)とかの誌面の手触りまで懐かしく思い出してしまいます。自分のセンス・オブ・ワンダーの原点にこれらの映像があったりするわけですが、この番組ってその原点の舞台裏をみせてくれるので、どっか怖いものみたさの感覚もありますね。

◆蛇足
 GYAOってはじめて観たけれど、CM部分を飛ばせないようになっている。TV録画で観る時にCM飛ばしが一般的になってるので、これはもしかしたら宣伝としてはTVより良いかも。今後、勢力を伸ばしそうですね。

◆関連リンク
高山良策氏の前衛絵画
Art Yuranさんの2001年練馬区立美術館「高山良策の世界展」記事
 練馬区立美術館の高山作品の所蔵品リスト
・amazonで「高山良策」を検索すると、斎藤 環『フレーム憑き―視ることと症候』のなか見!検索で記述が読めます。

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2005.12.14

■アシモ 6km/h & スラローム走行

asimo_running ホンダの「アシモ」が進化、走って曲がる(TBS、ムービー有)

スピードは時速6キロ、去年の2倍の速さです。歩幅を広げて足の回転速度を高めるとともに、姿勢を制御する技術も向上させました。
 まっすぐ走るだけではありません。走りながら体を傾斜させて曲がることもでき、右に左にと、曲がりながら走る世界初のスラローム走行もご覧の通りです。

新ASIMOのTECHNOLOGY(ホンダ公式HP)
 いくつかのムービーが公開されています。横から見た走りは、腰をかがめた感じがなさけないですが、スラローム走行は遠景で見ると、まるで人間の子供が走っているようで、かなりリアルになっています。
asimo_running_foot  あと足の拡大動画を見ると、以前のものがどちらか片足を接地していたのに対して、しっかり両足が地面から離れています(これは確かSONYのQRIOは既に実現していましたが、、、)。

 実物が見たいよー。

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■2006年夏 細田守 V.S. 宮崎吾郎
    時をかける少女 V.S. ゲド戦記

tokikake00 時をかける少女 (角川 公式HP)

監督は2005年春の劇場版「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」を手がけた気鋭の監督、細田守。劇場版初監督の「デジモンアドベンチャー」や劇場版「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」は、イベントムービーの領域を超えて、一般映画として高い評価を得、細田守の名を一躍高らしめました。

 当初『ハウルの動く城』を監督するはずだった細田守の初の本格映画(失礼)。怪獣映画として傑作だった『デジモンアドヴェンチャー』は好きでした。しかしこの絵のイメージは、『時かけ』(大林宣彦版)とは随分違います。現代的な『時かけ』に期待しましょう。

gedo_poster ◆宮崎駿監督の息子が「ゲド戦記」で監督デビュー(eiga.com)

 3年ほど前に翻訳者を通じて「『ゲド戦記』を映画化できるのは宮崎駿しかいない」というメッセージが届けられ、企画がスタートした。
 当時、宮崎駿監督は「ハウルの動く城」の製作に没頭しており、実質的に「ゲド戦記」企画のリーダーとなってストーリーの構成や絵コンテの作成を手がけたのが息子の吾朗氏であった。その働きぶりを見た鈴木プロデューサーが、監督への抜擢を決断したとのことだ。

 いやー、驚きました。アニメ監督で世襲(?)するのは、初めての例ではないでしょうか。さすが宮崎ファミリー。国会議員じゃないっつうの! 貶すのは簡単ですので、なんにしてもまずは作品の出来を楽しみに待ちましょう。ポスターの絵は監督本人と言うことですので、気合は入っていると思われます。ジブリのHPで大きな絵は見えますが、まるでナウシカ。
 しかし上の文では、ル・グウィンが映画化を許可したのは、宮崎駿のはずで息子に変えていいのだろうか、、、といういらぬ心配をしたくなる。

◆関連リンク
スタジオジブリ ゲド戦記 制作日記Blog 監督日記Blog
 
『時をかける少女』 『ゲド戦記』
『時をかける少女』たち―小説から映像への変奏』
DVD『デジモンアドヴェンチャー』

宮崎敬介氏のページ(木口木版の版画家)

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2005.12.13

■1st Ave Machine

1st Ave Machine
 CGスタジオのサイト。ムービーで下記のような映像が観られます。

 実写の植物にCGでロボット的な質感を加えていて、面白い映像です。まるでCG時代の水木しげるといった感じ。
 実写の映像の手ぶれとCGを同期させてあり、これによりリアリティがアップしています。CGの世界では今や一般的手法なのでしょうか。1st_ave_machine

 こちらは同じ手法で、街のスナップにロボットをCGで追加したもの。すでにそこにいそうな映像が生々しくて良いです。 
1st_ave_machine02

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2005.12.12

■ガス・ヴァン・サント監督 『エレファント』 Elephant

elephant01
Elephant(公式ページ)
 この監督の作品、20年近く前の『ドラッグストア・カウボーイ』以来、2本目。
 高校生の日常をドキュメンタリーのように劇的要素を廃して描き出している。
 まったく中身を知らないで観たのだけれど、最初は何を描こうとしている映画かわからなくてとまどった。ストーリーの背骨がみえない、とらえどころのない不安だけが感じられる映像。そして犬が出た後のシーンで、その不安が具体的な姿を持つに至る。映画だけが持ちうる表現だと感心。

 「普通はカットするようなストーリーに関係ないシーンを残し、観客に考える時間を与えた」とDVDのインタビューで監督が語っている。これがドキュメンタリーのような現実感を醸し出しているひとつの理由のように思う。北野たけしの映画はカットが変わる間に無為な時間が流れるのが印象的なのだけれど(そしてそれが独特の映画の文体を作っている)、その影響も受けているのではないか。

 この映画のテーマは観客に考えさせることとして設定されているようだが、同じような状況にある子供に、この映画を観せることで同様の行動をとらせてしまう危険性もあると思う。
 極平凡などこにでもいる高校生が、大きなハードルなしにこうした事件を一歩踏み出せば起こしてしまうということをまさに描き出した映画だと思う。そして受け止め方は多様に出来るような構成がとられている。だからこそ、心配になる。幸い日本では銃は簡単に手に入らないので良いが、アメリカでは深刻でないだろうか。マイケル・ムーアの『ボウリング・フォー・コロンバイン』が重要な映画になるわけである。
elephant02

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2005.12.11

■Bennett Robot Works

Bennett_Robot_Works

Bennett Robot Works
 ニューヨークのロボットおもちゃ(オブジェ)会社。海外のサイトを彷徨っていてめっけました。
 HPに上の写真のようなレトロなデザインのロボットが並んでいます(動くものではないようです。)なんとも渋いデザインが良いです。

Price Listによれば800~3000ドル(?)

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■白岩玄 木皿泉 『野ブタ。をプロデュース』

野ブタ。をプロデュース(公式サイト)

 うちの子供たち二人がとにかく集中して観ている『野ブタ。をプロデュース』。ゴーヨク堂店主 忌野清志郎目当てで観ていたのですが、そのうち引き込まれ自分もどっぷり(^^;)。PRODUCE 3の「恐怖の文化祭」と今回のPRODUCE 9「別れの予感」が今のところベスト。

 今週の9話「別れの予感」、傑作でした。観ている途中、ゴールデンタイムのドラマでこれはないだろう、と先がどうなるか本当にドキドキしてしまった。子供にこんなん見せていいのか??うちの小学生の方はかなり衝撃を受けてました。この子にとっては凄いドラマとの遭遇になったようです。

 原作の白岩玄『野ブタ。をプロデュース』(河出書房新社)は、高校という狭い檻の生活の中で、高校生としての自分を「着ぐるみ」している主人公を語り、現代的な関係性を描き出しているところが面白い小説である。

 TV版はそれに加えて(というか「着ぐるみ」部分は随分とトーンダウンさせて)、木皿泉(シナリオ)他スタッフが、3人の男女の友情もの+主人公が逃げないで前向きに進んでいくよう原作を描き直す試みをしている。
 特に視聴率を狙って導入されたようにも思える「野ブタ。」を男から女へ移し変えたことと、草野彰というキャラクタの追加。そして仇役キャラクタの導入。これらによってドラマは原作にない魅力を放っている。そしてそれが結晶化したのが今回のPRODUCE 9「別れの予感」(新聞に出てた「別れても友達」というタイトルとどっちが本当?)。

 前週でとんでもないキャラクタとして描かれた仇役(うちの子供たちのブーイングは最大級)が重要なシーンを演じる今回のストーリー。3人が4人として描かれて、それがすぐに破綻していく物語。4人目の絶望を描くことで4人目は離れていき、まさにチリのブタ人形の足の数3本が象徴するように3人の物語が結晶化していく瞬間。痛いけれど、いい話でした。

 で、詳細はネタバレ含めて、以下へ続く。

続きを読む "■白岩玄 木皿泉 『野ブタ。をプロデュース』"

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■日本のアニメーターの賃金

浜野保樹氏『日本発のマンガ・アニメの行方』015
日本のアニメーターは、どれほど貧しいか」(Hotwired)

 実態は知らなかったのですが、本当に劣悪な環境にあるようです。
 政府がアニメを芸術として、産業として、本当に振興していく気があるなら真剣に考えてほしいものです(税金がそのように使われるなら、増税も許す、、(^^;))。浜野保樹氏がこうした文章を書かれる活動が実を結んでいくのを期待したいです。ささやかながらこのBlogでできることがあれば協力したいと思います。
 以下は要旨(特に数字部分は誤解があるといけないので、原文を読んでみてください)

◆日本には500人前後いると言われている専業のアニメーターの低賃金は衆知

◆社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)まとめ
 労働時間は1日平均10.2時間、月間労働時間は推計250時間
 平均年収 100万円未満26.8%、100万円以上200万円未満19.6%
        200万円以上300万円未満18.6%
 うち動画 出来高払いが8割で、1枚あたり平均186.9円
        年収は100万円未満73.7%

◆映画演劇関連産業労組共闘会議04年11/10「要望書」
(1) 新人アニメーター最低(保障)賃金 月額124,960円
(2) アニメーター モデル賃金
 原画 1カット3500円×月40カット+月保障7万円=月額210,000円
 動画 一枚250円×月450枚+月保障5万円=月額162,500円

◆ハリウッドでは動画の新人の時給約2500円で、日本の組合の要望額、月額124,960円を割ると50時間、アメリカでの週給がほとんど日本の月給

※BP所見
 上記要望額ですらハリウッドの約1/4。芸団協まとめの数字から、実態は1/8以下。どうやって生活されているのでしょうか??

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