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2006.01.12

■フィリップ・K・ディック アンドロイド・プロジェクト

PKD01 Philip K Dick android project
 (公式HP pkdandroid.org)
公式Blog

 昨日に続いてP・K・ディックの話題です。実は『スキャナー・ダークリー』映画化情報を探していて、こんなとんでもないプロジェクトを発見。写真右がアンドロイド。ディックファンには衝撃的です。あのディックをアンドロイド化するとは、、、。アンドロイドというSFのガジェットを用いて、人間の存在について悩み続けていたディックをアンドロイドにするなんて。絶句。

◆プロジェクト
 Hanson Roboticsがやっているプロジェクトのひとつで、詳細はここ→Philip K Dick android project description.doc
 Hanson Roboticsというのは、韓国科学技術院(KAIST)の二足歩行ロボット ヒューボ(Hubo)に、アインシュタインの顔をかぶせたところのようです。あれも醜怪だった。

◆展示
 WIRED NextFestで展示され、下記の様な内容だったよう。
PKD02
Set design for the PKD-Android environment “Club VALIS”。クラブ・ヴァリスでくつろぐディックという設定。

PKD04Comic-Con: A Scanner Darkly panel - Cinematical (2005.7/15)
 コミックコンベンションの『暗闇のスキャナー』パネルディスカッションに登場したP・K・Dロボット。これももの凄くブラック。こんなディックに睨まれながら、何をディスカスしたのでしょう。 

 展覧会の記録には、「August 7-21, World Expo Japan」とあります。
 これ、愛知万博のこと? しかしこんなものがひっそりと展示されていたとは。「プロトタイプロボット展」だろうか。ネットで検索しても見つからないので、何かの間違いかもしれない。

◆世界に偏在するディック
PKD03  このPKDアンドロイドのソフトウェアがオープンソースでダウンロード可。これ、詳細読めてませんが、ロボットのソフトウェアとしてインストールすれば、アンドロイドのディックが地球上のどこにでも出現するということでしょうか。こんなSF的な世界を果たしてディックは想像できたでしょうか。

 「俺は本当にフィリップ・K・ディックなのか?
  本当に人間なのか?」

 世界に偏在するアンドロイド・ディックが、突然こんなことをしゃべりはじめたら、、、。
 ディックは実は本物のプレコグだったのかもしれない。こんな未来を予知して、偏在してしまった贋の自分の存在に対し著しい不安にとらわれあの小説群を書いた。、、、現実はSFより奇なり。

◆関連リンク
ディスカバリーチャンネルの放送シーン(リンク先は現在観えない)
 ディスカバリーチャンネルでロボットネタを観てれば、いずれ観える。
Philip K. Dick - Science Fiction Author - Official Site
本物そっくりのロボットに出会えるNextFest(it mediaの記事)によると、ソースプログラムは下記の動作をさせるものらしい。誰かソフトの使い方が分かったら教えてください、いや、プログラム全くうといので。(是非!)

 このロボットはソファに自然な様子で腰掛け、顔をゆがませて人間の表情――しかめ面、まばたき、笑顔――を作り、ディックの作品1万ページから言葉を選ぶプログラムを使って訪問者のコメントに答える。目の奥に仕込まれたカメラが、知り合いを「認識」する。

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フィリップ・K・ディックは、もっとも好きなSF作家の一人である。代表作は、映画『ブレードランナー』の原作となった『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、『高い城の男』、『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』等がある。映画化された作品も多く、『トータル・リコール』、『マイノリティ・リポート』、『ペイチェック』等もディック原作である。 現在、海外SF作品は、おもにハヤカワSF文庫と創元SF文庫から刊行されている。しかし、以前は、この他にサンリオSF文庫があった。サンリオSF文庫とは、ハローキ... [続きを読む]

受信: 2006.01.14 10:49

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