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2006年7月

2006.07.31

■ミシェル・ゴンドリー監督『サイエンス・オブ・スリープ』予告編
  La Science des reves / The Science of Sleep

Science_sleep
The Science of Sleep, - The Official Site(フランス) (アメリカ) 予告編
La Science des reves / 仮題:サイエンス・オブ・スリープ
 (Unifranceフランス映画情報,配給情報)

おとなしい夢見がちな青年(ガエル・ガルシア・ベルナル)が彼の魅力的な隣人(シャルロット・ゲンズブール)と恋に落ちた時、夢と現実が交錯する。眠りの科学のおかげで信じられない夢の世界に一歩足を踏み入れるミッシェル・ゴンドリー監督のセンチメンタルコメディー。

 予告編の映像が良いです。『ヒューマン・ネイチュア』、『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー(Wikipedia)監督のフランス映画。本国公開が2006.08/16。日本公開は今のところ不明です。

 映像的には、モンティ・パイソン系に観えます。(実はこの監督の映画、一本も観ていないので、いいかげんな紹介(^^;;)) ダンボールの書割や、毛糸のようなもじゃもじゃがコマドリアニメーションで動くのも好きな感じ。予告編はお薦めです。

◆関連リンク
Michel Gondry (IMDb)
Michel Gondry (You Tube)でPV他、観えます。この2本とかいいです。
 ・Beautiful Shot Air France Commercial
 ・BJÖRK - BEACHELORETTE
  ビョークのPV。PVで描くメタフィクション、素晴らしい。

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2006.07.30

■新刊メモ ユリイカ06.8月号
  「特集*古川日出男 雑種の文学(ハイブリッドの文学)」

ユリイカ06.8月号 特集*古川日出男 雑種の文学 - 青土社 (Amazon)

Furukawa_machi_1  古川日出男、初の単独評論特集号。表紙がユリイカっぽくない写真で、なかなかインパクトあり。街を歩くグラビアもありますが、<爆笑問題のススメ>での探索シーンを彷彿とさせます。
 対談、評論と盛り沢山。ちまちまといくつか読んでますが、やはり圧倒的に対談での本人の語りが良いです。とりあえずここだけでもファンにはお薦め。
 あと豊崎由美氏が、直木賞選考委員に古川を評価できるか?という文章を書いています。たしかに過去の日本の小説の文脈では、なかなか読みきれないでしょうね。

 これ、読んでたら、『砂の王』と『アラビアの夜の種族』と『アビシニアン』を再読したくなってきました。

【ダイブ/タイプ/ライブすることをめぐって】
 貴賤なき宇宙の素潜り / 古川日出男+吉増剛造
【散文で書かれた、川】
 川、川、川、草書で / 古川日出男
【世界文学からのエコロケーション】
 伝統と共感覚の才能 古川論ノートパッド / 巽孝之
 世界が古川日出男に贈る言葉たち / 豊崎由美
【フィクションのトポロジー】
 アンダーワールド 古川日出男と地下の想像力 / 大和田俊之
 この街がすべてポップなゴミでできていることは、
  なんてつまらなくも素敵なことだろう / 仲俣暁生
 西荻ガールズの痙攣と叛乱 『サウンドトラック』論 / 木村カナ
【古川日出男のタイポグラフィカル・ジオメトリクス】
 予告篇による二〇世紀 / 斎藤環
 ROUTE/VECTOR あるいは
  フルカワヒデオ・リローテッド その1 / 佐々木敦
 指/声のホケトゥス あるいは、進化するオートマティスム / 小沼純一
【言葉たち、猛り狂わないのか】
 幻想の自然 / 福嶋亮大
 Arabian Nightmare 不眠の種子 / pola
 もはや人間ではないウィザードリィ・ブースター・キッズの殺戮目録
   / 虹釜太郎
【『LOVE』を歩く】
 トーキョー、アフター・ラブ / 古川日出男 (撮影=佐藤信太郎)
【フルカワヒデオによる古川日出男】
 古川日出男のカタリカタ 「雑」の力を信じて
  / 古川日出男+内田真由美(=聞き手)
【資料】
 古川日出男全著作解題 / 石井千湖+杉江松恋+古山裕樹

◆関連リンク
・当Blog記事  『爆笑問題のススメ』 古川日出男の巻 『ロックンロール七部作』 『ボディ・アンド・ソウル』 『ベルカ吠えないのか』  『LOVE』

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■新刊メモ『円谷一 ウルトラQと“テレビ映画”の時代』
  『BSアニメ夜話Vol.01 ルパン3世カリオストロの城』

白石 雅彦『円谷一 ウルトラQと"テレビ映画"の時代』(Amazon)
FUTABASHAnet : 公式HP

 円谷英二氏の長男で、41歳の若さで亡くなったTVウルトラシリーズの監督円谷一。
 この人が生きていたら円谷プロの作品群がどう進化・発展していたかというのは、円谷ファンとしての夢想。そんなパラレルワールドを想ってしまうファンも多いと思います。

キネマ旬報社『BSアニメ夜話Vol.01 ルパン3世カリオストロの城』(Amazon)
公式HP

キネマ旬報社『BSアニメ夜話Vol.02 機動戦士ガンダム』(Amazon)
公式HP

 アニメ夜話はこんな展開も始めたのですね。番組採録と評論、記事その他。
 『カリ城』はほしかったのですが、何故か近所の本屋には『ガンダム』のみ。

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2006.07.27

■矢作俊彦 小説『気分はもう戦争』! Monkey Fight

Kibun_wa_mou_sensou 矢作俊彦【暫定】オフィシャルサイト

小説『気分はもう戦争』第1章を全文掲載!!

大友克洋との伝説のコラボレーションから
四半世紀。
ついに、あの名作が還ってきた。
しかも小説と同時に実写映画も進行中!
全世界の矢作ファンよ、刮目して待て!

 当Blog記事「矢作俊彦プロデュース『気分はもう戦争』映画化」のコメントで上記嬉しい情報をいただきました。「 」さん(お名前が書いてない)、ありがとうございます。

 第一章冒頭は福岡からスタート、どうやら大友版とは違うストーリーのようです。映画にそくした内容なのでしょうか。いずれにしても、期待です。

◆関連リンク
・『気分はもう戦争』(Amazon) ← まだ小説版は登場していません。
mixi 矢作俊彦コミュを覗いたら、第二章も3週間後くらいにアップされるようです。

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2006.07.26

■ディスカバリーチャンネル 巨大建造物:宇宙ステーション

Iss0509シリーズ:現代の巨大建造物
宇宙ステーション (Discovery Channel)

パズルのような建造過程を世界各国での取材と、宇宙空間での映像を交えてお伝えする。
 08/20(日) 23:00~00:00  
 08/21(月) 06:00~07:00
 08/21(月) 11:00~12:00  
 08/25(金) 19:00~20:00
 08/26(土) 07:00~08:00

 湿っぽい生暖かい風が吹く、酷暑の夏がやってきました。
 こんな夏は、宇宙の真空に浮かぶISS:International Space Stationを想って、涼みましょう。

Discovery.com: International Space Station Video Gallery Photo Gallery

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■平塚市美術館/ブラティスラヴァ世界絵本原画展
 & チェコ絵本の黄金時代

平塚市美術館/企画展示

2006年8月12日(土)~2006年10月1日(日)
開館時間 9:30~19:00(入場は~18:30)
開館15周年記念 世界の絵本がやってきたブラティスラヴァ世界絵本原画展特別展示 チャペック兄弟、ラダ、トゥルンカ チェコ絵本の黄金時代

リュボスラウ・パリョ 1+1=2(原画)
リリアン・ブレガー たいへん四角い100のお話(原画)
ヨセフ・ラダ 魔法の剣(原画) 他
会期中毎日、絵本をもとにしたチェコの珍しいアニメーションを上映いたします。

 ブラティスラヴァ世界絵本原画展というのは、スロバキアの首都ブラティスラヴァで2年に1度行われる世界絵本原画展とのことです。日本人の作品も多数展示されているようです。
 加えて、チェコ絵本の黄金時代、関連リンクのununさんの記事によれば、原画70枚の展示とのことです。こういうのも覗いてみたいのだけどなーー、毎度遠くて行けまっしぇん。

◆関連リンク 
・ununさんの紹介記事。~~ゆらゆら大陸~~ - チェコの絵本展。
チェコの絵本・アート本を取扱う古書専門のネットショップ【kulička-クリチカ-】
 多数の表紙絵が見られます。
千葉市美術館でも開催されていたようです。

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2006.07.25

■「攻殻機動隊 S.A.C. meets NISSAN」
  デザインコラボレーションイベント

Production I.G 「攻殻機動隊 S.A.C. meets NISSAN」(公式HP)

Aramakis_car 会場では、劇中に登場するコンセプトカーの展示や、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』のパネル展示など、見どころも豊富!

「攻殻機動隊 S.A.C. meets NISSAN」
日時:2006年8月5日(土)~8月14日(月)
場所:日産自動車 銀座ギャラリー

 『攻殻機動隊 S.A.C.』の魅力のひとつに、カーデザインがある。他のアニメと比較して、そのデザインセンスの良さは抜群だと思うのは僕だけだろうか。この日産とのコラボレーション、新型のコンセプトカーになるのか、どこかのモーターショー展示品の流用か、気になるところ。もちろん、新型をみんなが期待している。頼みますよ>>中村史郎さん。(この方のデザインのいすずビークロスは素晴らしいデザインでした。日産ではティアナとか月並みだけど好きです。ムラーノなんて、バトーに似合いそうだよね。)

 さて上の画像は、ご存知9課のボス・荒巻の愛車。これって、日産というよりマツダデザインだよね(リアフェンダーはレクサスISっぽい?)。これのデザイナーがきっとユーノス500ファンだと僕は確信してます。

◆関連リンク
・当Blogユーノス500記事 山本嘉範編著 『THE MASTERPIECE essence of style』

◆8/5追記
・当Blog記事 http://bp.cocolog-nifty.com/bp/2006/08/_sac_meets_niss_02da.html

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2006.07.24

■NHK週刊ブックレビュー 特集 古川日出男『LOVE』を語る

Love_1 NHK週刊ブックレビュー 2006年07月23日
特集 古川日出男 「LOVE」を語る

 <爆笑問題のススメ>に続き、TVで約30分、自作について語っていました。この番組でも発想と視点が自由奔放にぶっとび、太田光がいない分、古川の語りが炸裂し、こちらの方が突き抜けていたと言ってもいいでしょう。

 『LOVE』の一節の自作朗読も、「詩のボクシング」みたいでいかしてました! 古川氏自身の文体のテンポが直接聴け、貴重なワンシーン。文体と同様に非常に音楽的なイメージ。
 『LOVE』について語っている中で印象に残ったのは、神の視点での鳥瞰と猫の視点で見上げるその中間に人間を置くということで、なかば無意識に作品にバランスを持たせた、というところ。まさにそこにこの「巨大な短編」の醍醐味があり、無意識にそのバランス感覚を導入するという古川的手法が興味深い。

 「何者としても定義されたくない」という意味のことを何度か口にしていたけれど、その気分、すごくよくわかります。ここの共感が古川小説に一番惹かれる自分の理由かも、とぼんやりと感じていたことを認識。

 もひとつ、小説について語ったところで印象的だったのは、「すでに物語は書きつくされた」といって頭を抱えてうなっている現代文学への挑発。「何を言っているんだ、その抱えた頭で頭突きをくらわせば、壁は壊せるじゃないか」と激しくいう古川。おぉー、やっぱ、そういう感覚で書いてんだ。いいぞ、いけいけって、なんだか嬉しくなりました。

 どうしてあのような文体の小説が書けるのか? これは古川氏の語りを聴くと、とても納得できてしまいます。世界を新鮮な視点できりぬき、そしてそれをまるごと提示する小説。古川日出男の小説の冒険に同時代でつきあえるのが、なんともエキサイティング。(時々、着いて行けんくなるけど、、、(^^;))

◆関連リンク
当Blog記事 ■『LOVE』
■『中国行きスローボート』 ■『gift』  ■『ボディ・アンド・ソウル』
■新刊メモ 『ベルカ、吠えないのか?』 ■新刊メモ 『LOVE』 

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2006.07.23

■スチュアート・サミュエルズ『ミッドナイトムービー』
  MIDNIGHT MOVIES From the Margin to the Mainstream

ミッドナイトムービー[MIDNIGHT MOVIE] - cinemacafe.net 
トルネード・フィルム [ラインナップ] 予告篇はここ
原題:MIDNIGHT MOVIES From the Margin to the Mainstream

Midnightmovies  1970年代初頭のアメリカは、近代文化の転機である。時代は反骨精神と戦後社会の抑圧的なムードに包まれる反面、音楽、芸術、映画といった様々なジャンルから若者文化が世界中で急速に広まっていった。映画界においては興行的な成功ではなく観客に媚びない映画作りを目指し、「悪趣味」「社会のタブー」――今までの常識を覆した“ミッドナイトムービー”と呼ばれる作品が誕生したのであった。監督、プロデューサー、脚本家、俳優、そして作品を上映した配給主や観客のインタビューからわかるムーブメントの真実。

アレハンドロ・ホドロフスキー監督作『エル・トポ』(70)
ジョージ・A・ロメロ監督作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』(68)
ペリー・ヘンゼル監督作『ハーダー・ゼイ・カム』(72)
ジョン・ウォーターズ監督作『ピンク・フラミンゴ』(72)
リチャード・オブライエン脚本・出演作『ロッキー・ホラー・ショー』(75)
デイヴィッド・リンチ監督作『イレイザーヘッド』(77)

S-Fマガジン 06年08月号スタニスワフ・レム追悼特集だったので、ひさびさに購入したら、滝本誠氏の映画紹介コラムでこの映画の紹介がありました。なかなか面白そうです、この映画。当時のムーブメントを追体験できそうなのがいいです。
 プロデューサー・監督・脚本のスチュアート・サミュエルズは、ノンフィクション畑の人らしい。ユーロスペース2006.7.15-を皮切りに全国単館系で公開されるようです。

 上記リンク、予告編がしびれます。

◆関連リンク 
eiga.com [話題作超先取り]にこの系列の作品が紹介されていたので。
ひさびさのリンチの新作は待ちきれない。
INLAND EMPIRE 「インランド・エンパイア」(原題)

スタジオ Canal Plus 日本配給 角川ヘラルド映画
全米公開 2006年9月29日 日本公開 2007年
監督 デビッド・リンチ
出演 ローラ・ダーン、ジェレミー・アイアンズ、ハリー・ディーン・スタントン
内容 デビッド・リンチの名作「ワイルド・アット・ハート」のローラ・ダーンとハリー・ディーン・スタントンが再び共演。そして、かつてのリンチ作品の常連カイル・マクラクランが久々に出演。音楽もリンチ作の常連アンジェロ・バダラメンティ。

THE BLACK DAHLIA「ブラック・ダリア

スタジオ Universal 日本配給 東宝東和
全米公開 2006年9月15日 日本公開 2006年秋
監督 ブライアン・デ・パルマ
出演 ジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンク

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2006.07.20

■小松左京 『SF魂』

小松左京『SF魂』

 タイトルに惹かれて買った本書。小松左京のいまだ衰えぬ若いSFへの想いに、こちらの目頭が熱くなります。本書は小松左京の半生記であるとともに、そのジャンルの可能性の虜になりSFを創り上げてきた博覧強記のSFブルドーザー小松左京のSFエッセンスを凝縮した本。

 自分の話で申し訳ないけど、考えたら僕は中学高校時代が一番小松左京を読んでいた時期で、大人になってからは、ほんの2,3冊しか小松本を読んでいない。本格的な小松SFの出版が減っていたこともあるし、自分がどっかで小松左京を卒業してしまった錯覚を持っていたからのように思う。

 でも本書でそのエッセンスが紹介された小松哲学・人類学を読みながら、その全貌はまだまだ自分には全然理解できていないような壮大なものだと感じた。でもそれらのエッセンスは、確実に自分の中のSFコア部分に染みこんでいるのもまざまざと実感。体の中にSFを読み始めた頃のエキサイティングな熱さが蘇ってきた。

 そんな大げさなと思った元小松ファンのそこの貴方、だまされたと思って読んでみてください。最終ページのラストセンテンスに涙することは間違いないから。

 本書前半はいろいろなエッセイで読んだエピソードが多いのだけれど、後半の80年代以降が僕には新鮮だった。そして忍び寄る「老い」。心がこれだけ若々しくかつての熱い想いを継続して宿されているのに、体がゆうことを効かなくなっていることの残酷さを少しだけ文面から感じた。
 ご自愛されて、これからもこんな熱いSFコアを、世界のSFファンに注ぎ込んでいただきたいものである。

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2006.07.19

■ソニー 新型ハイビジョンハンディカム
 DVD/HDDカム HDR-UX1,HDR-SR1 

Hdr_ux1_hand
ソニー ニュースリリース 
 新HDハンディカム 家庭用ビデオカメラのハイビジョン戦略
詳細ページ(ソニースタイル)

世界初のAVCHD対応DVD/HDDカム(AV Watch)

 ソニーは、AVCHDに対応した世界初のビデオカメラ2機種を発売する。価格はいずれもオープンプライス。記録メディアに8cm DVDを採用した「HDR-UX1」が9月10日発売で、店頭予想価格は17万円前後、30GB HDD採用の「HDR-SR1」が10月10日発売で18万円前後の見込み。

 HC1から一年あまりで、DVDとHD対応機があわせて登場。
 1080iのフルハイビジョン対応コンシューマー機としては、SONYだけが独走状態です。この勢いは凄い(って言うか、他社は何してんだろ??)。結局、デバイスも自社製で他社は軒並み追従できないという体たらくなのでしょうか。

 HC1ユーザーの私としては、新機能で5.1ch録音がうらやましい。
 大きさはHC3というよりHC1と同じくらいに戻り、同時にデザインも家庭機っぽかったHC3よりマニア好みのHC1っぽく戻った感じですね。

 その重量は、HDR-UX1 DVDタイプ 約660g、HDR-SR1 ハードディスクタイプ 約640g 。ちなみに、DVテープタイプのHDR-HC1 約650g、HDR-HC3 約500g。 Hdr_ux1

◆関連リンク   
AVCHD対応ハイビジョンDVD/HDD「ハンディカム」 / デジタルARENA 
DVD/HDDにH.264で1080i記録 AV&ホームシアターNews 
ITmedia D LifeStyle:8センチDVDにハイビジョン 
デジタルハイビジョンハンディカム2機種を発表 - CNET Japan 
H.264でHDDやDVDに記録

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2006.07.18

■『小松左京全集 完全版』プロジェクト

 今週は究極映像研 小松左京週間となっております(^^;)。

 小松左京『SF魂』、もちろんタイトルに惹かれて買いました。
 ひさびさに小松氏のSFへの熱い想いに触れています。(感想は明日にでも、、、。)
 巻末の年譜を読んでいて、全集の企画があることを知りましたので御紹介。

『小松左京全集 完全版』(城西国際大学出版局)

 『小松左京全集 完全版』は、小松左京事務所と城西国際大学出版会との協働のもと、オンデマンド出版で刊行することになりました。

『小松左京全集 完全版』出版プロジェクトは、
・大学における「小松左京学」の確立と展開をめざしています。
・小松左京事務所と協働して「小松左京アーカイブ」の一環として行っています。
・「オンデマンド出版」という次世代出版システムを先導的に活用し、新しい時代の出版人材の育成を目指す「メディア学部」の教育の一環として取組んでいます。

 常に未来を思考してきた小松さんらしい企画です。他にもこのような形で全集を出している作家はいるのでしょうか。
 あと城西国際大学の「小松左京学」への取組み、「小松左京アーカイブ」、これらも興味深いですが、今のところ、同大学HP他ネットには情報がないようです。詳しく知りたいものです。「小松左京学」は、是非学んでみたいものです。作品の解析だけでなく、どうやったらあのような博覧強記に成れるのか、という「学」も学んでみたいものです。

◆関連リンク
・このオンデマンド出版は、コニカミノルタビジネスソリューションズ(株)「リアルタイムパブリッシング」システムを利用するとのこと。
小松左京がメディア学部主催のシンポジューム「オープン・プラットフォーム化による出版の新しいビジネスモデル」に参加しました。 城西国際大学と小松氏はいろいろと関係があるようです。
BookPark: オンデマンド版・小松左京全集 もうひとつのオンデマンド出版。こちらは2000年からの企画。

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2006.07.17

■樋口真嗣監督 『日本沈没』

 森谷司郎監督の前作がデザスターパニック映画だったとすれば、今回は特撮SF映画。何故、特撮SFかは観た方には説明不要ですよね。僕は災害映画でしかなかったら、その物語の懐かしさだけを楽しむことになるのかな、と思って観に行ったのだけれど、どっこい特撮SFとして映画は構築されており、たいへん楽しめました。東宝の特撮SF映画の現代版達成を観たければ、この映画、絶対におすすめです。

 樋口真嗣監督の設定した本作のテーマは、まさにこの特撮SF映画へ『日本沈没』を化けさせることと、そして『日本沈没』を阪神・淡路大震災後の物語として再構築することにあったのだろう。そしてその二つの視点から観て、この映画は成功している。『日本沈没』の原作の良さを持った上で、換骨奪胎してこのテーマを見事に表現していると思う。かつ特撮と映画としての画面構成の的確さも素晴らしい。エンターティンメントとしてもレベルが高い。(ただ主人公小野寺俊夫が前半の何やってんだかわかんないドラマ作り(「イギリスからオファーが」と言いまわって日本の重大事に何もしていないぷーたろうにしかみえない)と、草彅剛の演技にさえ目をつぶれば(^^;))

 二つ目のテーマは、阪神・淡路大震災の被害者のことを考えたら、ある意味、地震を見せ物にしかねないこの映画がどう撮られるのか心配だったが、しかしこの映画は見事にそこに配慮し答えている。震災の被害者がこれから日本の中で、どう活躍される可能性があるかを提示した映画ではないだろうか(詳細はネタばれ部分で)。

----------ネタばれ注意!!------------

◆特撮SF映画としての達成

アップル - Pro/Film&Video - 映画監督 樋口真嗣 

「それだけに同じものを作ったのでは、絶対に前作を超えられないと思いました。そこで、監督を引き受けるにあたって、一つ条件を出しました。それは『日本が沈没する』という基本線は変えないけれど、結末を変更するということ。危機に遭遇した人間が立ち向かい、乗り越えていく姿を描きたかった。この映画は、僕なりの新しい『日本沈没』です」(樋口監督)

日本沈没公式サイト 試写会レポート

かつての映画ではみんな逃げてました。沈む日本から逃げるというお話でした。今回我々が作った映画は、ここにいる登場人物を演じた皆さん全員が、それに対して恐れず立ち向かいます。これから我々もどのような試練が来るかわかりません。そうしたときにどういう姿勢で向かっていけばいいか、そういったことを自分の中で願いを込めて、ここにいる登場人物を演じた皆さんとともにやりました。(樋口監督)

 樋口監督は子供時代に前作と衝撃的に出会って、33年ぶりにリメイクを自身の手で撮った。ここからは推定だが、小学生だった樋口少年は、前作を観たときに興奮するとともに違和感を持ったのかもしれない。今まで観ていた東宝特撮映画のいい部分、怪獣や破滅の日に立ち向かっていく人間の姿がないのが凄く不満だったのではないか。何故逃げるだけで立ち向かわないのか、『妖星ゴラス』をすら切り抜けた東宝特撮テクノロジーはどこへ行ったのか、と(^^;)。
 本作でそれを解消するクライマックスは、まさに樋口少年のフラストレーションの炸裂であるのかもしれない。細かいところではいろいろと言いたいこともあったけれど、この心意気と水平線に炸裂する爆炎がみえただけで本望(^^;)。

 (一個だけ書くと、映画としては小野寺がクライマックス手前まで何をやっているのかわからない緊迫感のなさが弱点。イギリスからオファーを受けたというネタではなく、D計画上で結城といっしょに動けない、何か重要な役目を割り振っておけば良かったのに。)

◆阪神・淡路大震災後

 この二つ目のテーマに関して、僕が、1970年代でなく今もし日本が沈むとなったら、本当にそこに立ち向かう/自分の身を呈して人を助けるという仕事をどれだけの人間がやれるか、ということを疑問に思いつつ映画を観ていたのがいい方向に作用している。
 自分含めて世の中を見回した時に、われ先に逃げ出す人間が圧倒的に多くて、そんな現代の空気の中でどうD計画を成立させるのかな、と。

 これに対しての映画の回答は、阪神大震災の被災者(それもその頃の子供たち)が現時点の「日本沈没」という災害に最も対処できる人々であり、その人たちが引っ張っていく形でD計画並びに市井の人々の脱出を実現していくのではないか、というもの。
 阿部玲子の設定と冒頭の少女を助けるシーン、これがこのテーマをくっきりと提示している。映画では玲子の行動のみから、それを描いているが、たぶん映画世界でのD計画推進の原動力はそうした被災経験者からうまれたものではないかと感じさせた。

 誰がこの時代に他人の救助に命を投げ出すだろう、という不遜な考えは、災害に直接見舞われていない地域に住んでいた自分の脳天気で批評家的な駄目さを痛感させる。地震映画に対する受け止め方は、きっと関西と新潟、普賢岳等地域の人と、災害を経験していない我々とで大きく異なるのではないか、と改めて思った。

 これを描けているだけで、この映画は素晴らしいと思う。(はたして被災地域の方々がこの映画をどうとらえられたか、非常に興味がある。この感想自体、ただの脳天気な感想と読めてしまうのかもしれない、、、。)

◆関連リンク
『日本沈没OFFICIAL BOOK―沈没へのカウントダウン』
映画「日本沈没」撮影協力 JAMSTEC
 地球深部探査船「ちきゅう」 有人潜水調査船「しんかい6500」

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2006.07.16

■小松左京 谷甲州著 『日本沈没 第二部』

Okino_tori_shima『日本沈没 第二部』

 33年ぶりの続編。既に第一部に感動していた私の脳細胞もほとんどが新しく更新されてしまっていると思うのだけれど、とても感慨深く読みました。前作の登場人物が何人か出てくるが、まずその段階で涙(^^;)。「渡」「邦枝」という名前を想い出したのはきっと20年ぶりくらいかもしれない。いまだかろうじて生き残っている中学生時代のニューロンが反応している。

 そうした感慨で読み進めた物語は、当時続編としてイメージしていたものとは、少々ニュアンスが異なった。すでに物語世界では沈没から25年が過ぎ、混乱のピークから歳月が流れている。列車でシベリアを行く小野寺のラストシーンから第二部の物語が始まるとイメージしていたのだけれど、、、。

---------以下ネタばれ注意------------

 本書のテーマは、海の底の日本への郷愁と、コスモポリタニズムであると思う。この二つについて思ったことを書いてみたい。

◆日本への郷愁

 まず潜水艇からの映像がグッとくる。

 映しだされたのは、既視感のある風景ばかりだった。電柱の列と道路標識、二階建ての木造家屋、壁面に時計のあるコンクリートの校舎、そして田圃の畦道と用水路。
 ありふれた風景だった。日本のどの地方なのか、映像から判断することは不可能だった。それだけに、叫びだしたくなるほどの郷愁をかきたてられた。映しだされているのは典型的な日本の風景であり、誰もが心に思い描いている故郷の姿だった。(P75)

 日本の典型的風景であるが、沈没後25年のこの時代はこうしたものが限りなく郷愁を誘うイメージとなっている。25周年の式典でこの実映像が流されるシーンは圧巻。水没した都市、ここに残るのは昭和四十年代の日本であり、第二部で世界中に散らばっている日本人にとっても、物語第一部を想い出しながら読む我々読者にも、ともにあった自分たちの昭和とイメージがオーバーラップする。
 郷愁というのは、現在と過去のギャップを体感した時にうみだされるイメージなのだけど、本書では物語世界の物理的に失われた日本と、現実世界のあまりに40年代から変貌した日本の二つが別の郷愁をうみだして複雑な感慨をもたらす。物語世界の日本人の方が、現実世界の日本人より、日本人らしいと感じてしまったのは僕だけだろうか。

 水の底に沈んだ都市というのは、まるで記憶の奥底に沈んでいる過去のようなもの。第二部が映画化されることは、恐らく地味すぎる物語であり得ないように思うけれど、もし映画化されたらここが最も美しいシーンになるだろう。(既に樋口監督の映画にはそんなシーンが仕込まれていたが、、、。) 

◆コスモポリタニズム

 もうひとつのテーマは日本人の持つコスモポリタニズムについて。

 これはようやく後半の中田首相と鳥飼外相のディスカッションで明確になるビジョンである。ほぼこれが本書の日本人論のコアである。長くなるが引用する。

中田首相の言葉
 我々が真に継承すべきなのは、日本人という集団の有り様ではないのか。誇りをもって語れる日本という存在を、次世代の若者たちに残していくべきだろう。さもなければ、数世代をへずして日本は・・・日本人は消滅する。すでにその兆候は、いくつか報告されている。年ごとに日本への帰属意識はうすれ、日本国籍を放棄するものは増加しつつある。(P386)

鳥飼外相の言葉
 宗教には寛容であるはずの日本人が、なぜ既成の宗教を受入れようとしないのか。それほど日本人は、強烈な信仰を持ちあわせていたのでしょうか。
 これについては、日本人の生活様式そのものが宗教である、との指摘もあります。ユダヤ人が心の拠り所としたユダヤ教は、実は祖先から受けついだ『生活の知恵』を集大成化したものでした。それと同様に日本人も、自分達の生活様式を信仰の対象としていたのではないか。
 無論その行為は、無意識のうちにおこなわれます。それも当然で、ここでいう『日本人の生活様式』とは単なる社会常識でしかないからです。たとえていえば『嘘をつくな』とか『借りた金はかならず返せ』といった社会常識を、宗教的な行事とは誰も思わないでしょう。
 ですが日本人のアイデンティティを考える場合、これは充分信仰の対象となりえます。(略)
 均質化された社会で培われた日本の生活様式は、どれもみな含蓄があって美しい。(P392)

 誤解をおそれずにいえば、パトリオティズムやナショナリズムも捨てるべきです。そんなもので共同体を維持できるのは、せいぜい三世代-おそらく百年までです。それをすぎて四世の時代になると、急速に現地化がすすむものと考えられます。(略)
 日本人の特異さ-均質でありながら内部に別組織を抱えこみ、ときには国家よりも帰属する組織の利益を優先する点は、コスモポリタニズムにこそふさわしいのです。インターナショナリズムやグローバリズムではなく、ましてやパトリオティズムやナショナリズムでもない。そのような枠組で、自分たちの行動に枷をはめるべきではないのです。
 まして我々の同胞は、世界中に分散しています。この好機をとらえて、コスモポリタニズムに移行すべきではないでしょうか。(略)
 コスモポリタニズムには別の側面もあります。宇宙から地球を俯瞰する視点を、この考え方は持ち合わせているのです。(P393)

 生活様式とコスモポリタニズム、この二点で日本人の美点を表現しているが、わずか二人の会話で、しかもここから深化した議論がなされていないのが、凄く残念。また本来小松左京が持っている宇宙的な視点での人類/日本人考察というのは、もっと哲学的であったように思うのだけれど、それが充分に表現されているようには読めなかった。

 本来、ラストのあのシーンへいたるコスモポリタニズムを具体的に描写する世界各地での日本人たちの行動がもっと描かれていたら、芯のとおったストレートな感動につながったのではないだろうか。メガフロートとかそれをめぐる中国とのいざこざを描くよりも、書かれるべきことは他にあったのかも。

 物語を読み進めるためのドライバが前半非常に曖昧-ストーリーの目的地がなかなか提示されず、分散した日本の状況を羅列的に描くシーンが長く続くのであるが、この二人のディスカスを冒頭に持ってきて、この周辺の事象や議論で縦糸を作り出していたら、物語はリーダビリティとダイナミズムをもっと獲得していたのではないか。
 
Earth_simulator  あと蛇足的に(もうひとつの物語の縦糸なので「蛇足」というのも変なのだけど)、自然科学SFの部分では、今回、地球シミュレータが面白かった。日本沈没の地球的規模での影響がヘッドマウントディスプレイで3Dで映像として描かれるシーンがあるが、ここは脳内映像として興奮。合わせて、こうした最先端技術が軍事的な意味を持つところも面白かった。

 あと最後に、先日のラジオ<アヴァンティ>で、第三部について小松左京がこう語っていた。是非期待したいものです。
 http://www.avanti-web.com/thisweek2.html

「もしこれが出版として成功したら、今度は本当に2人の合作で第三部を書こうと約束している。もし第三部を書くとしたら、宇宙にメガフロートを作って、そこを「日本」にしようか、なんて。今度は日本人を「宇宙人」にしちゃおうって。」

◆関連リンク
・本書のパラレルワールドにある地球シミュレータ。(右の写真)これ、映画『日本沈没』に協力した海洋開発研究機構:JAMSTECに属するのですね。複雑性シミュレーション研究グループの動画で研究成果の映像が観られますが、残念ながら立体映像ではない(^^;)。

沖の鳥島の映像。沖の鳥島写真集。沈没後の日本領土はこのように守られたのでしょう。

mixiコミュ 『日本沈没 第二部』 なかったので、自分で立ち上げました。初コミュ(^^;)。
吾妻 ひでお他『日本ふるさと沈没』 

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2006.07.15

■トークライブ「小松左京&谷甲州,『日本沈没』を語る」と
  サタデー・ウエイティング・バーAVANTI 「小松左京SP」

 今夜の東京は、さながら小松左京ライブ。

宇宙作家クラブpresents 「小松左京&谷甲州,『日本沈没』を語る
  (shamonさんの情報より)

7/15に映画「日本沈没」も公開。そして小説「日本沈没」第二部も発売。
小松左京氏とともに第二部作者の谷甲州氏をお招きしてのトークライブ。
この対談イベント、必見!
【出演】小松左京(作家)【Guest】谷甲州(作家)
【聞き手】松浦晋也、笹本祐一
18:30Open/19:00Start 前売¥2300/当日¥2500(共に飲食別)
前売はロフトプラスワン店頭にて7/9~発売

◆僕も極秘情報(^^;)をひとつ。
 今夜アヴァンティ:SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTIに小松左京が17:00来店との情報を掴みました。 予約の噂  今週の来店

 7月15日の土曜日は、作家の小松左京さま、タレントの草なぎ剛 さま、サイエンス・ライターの鹿野司さま、のご予約が入ってい ます。

 というわけで、今夜我々も究極映像研のオフ会、急遽開催。AVANTIにくり出して、聞き耳をたてましょう(^^;)。

◆これら情報は、mixi『日本沈没 第二部』コミュと連係しています。

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■細田守監督『時をかける少女』
  今石洋之監督『天元突破 グレンラガン』

◆『時をかける少女Tokikake_1
公式HP 予告編 Blog WEBアニメスタイル応援企画

「トキカケ」とかけて「葱ぬきのカケ」と解きます。
そのココロは-
どちらも出来立ての熱いのを戴くのが一番。
茹で過ぎに注意。期待してます。   
              (映画監督 押井守)

 上の引用は唯の立ち食い親父の戯れ言ですので、無視下さい(^^;)。
 アニメスタイルの入魂の応援企画が凄いラインアップ。読み応え充分。
 期待が高まりますが、今日から公開される映画館はごく少数。うちの近所では愛知県で2館のみ。うーん、細田作品は、まだこの扱いか。
 予告編に出てくる映像、ポイントは入道雲と信号機。どうして夏の青春映画は、みんなこうなんだ?
細田守『時をかける少女 絵コンテ∞』(ANIMESTYLE ARCHIVE)
 発行はWEBアニメスタイル(公式HP) 

 小黒編集長による細田監督への取材記事を収録。「演出とは何か?」をテーマにした、読み応えのある記事となっている。

 細田監督の絵コンテって観たことないので、興味あります。

Grenragan ◆『天元突破 グレンラガン
男の生き様を見よ! GAINAX新作ロボットアニメ
 「天元突破 グレンラガン」制作発表会

公式HP
 これ、合体ロボのようです。
 暴走アニメータ今石洋之氏がどんな破天荒なシリーズで、ロボットアニメを突破していってくれるのか、期待したいものです。
 オールドファンには、このロボットの頭は『ザンポット3』にみえます。

監督 今石洋之
シリーズ構成・脚本 中島かずき
キャラクターデザイン 錦織敦史
メカデザイン 吉成 曜
プロデューサー 武田康廣 赤井孝美

アニメスタイル 制作発表記事
slashdot
アニメーションの新たな胎動 今石洋之監督 『DEAD LEAVES』はヤリまくり!イキっぱなし!!_ホット インタビューズ

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2006.07.14

■「がいな石の妖怪 がいな鬼太郎」

Gaina_kitarou
公式HP
 いいなー、境港ってなんだかおおらかな感じで良いですね。一度旅してみたい町です。
 蟹持ってるところが凄くいい。きっと水木さんは毎年蟹を送ってもらう契約とかしたんじゃないかな(^^;)。送ってきた蟹を嬉しそうに見ている水木老の顔が思い浮かびます。
 この「がいな」って、GAINAXの語源にもなった言葉ですね。

ゲゲゲっ、日本一巨大な鬼太郎像が完成 - 社会ニュース : nikkansports.com

 「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家水木しげるさんの出身地、鳥取県境港市の水産物直売施設「大漁市場なかうら」に13日、日本一巨大な鬼太郎の石像が完成し、幼稚園児らが除幕した。
 地元の方言で大きなことを「がいな」と言うことから、水木さんが「がいな石の妖怪 がいな鬼太郎」と命名。

「オイッ鬼太郎!」松葉ガニ小脇に"がいな"石像除幕.

 この日お披露目があった「がいな鬼太郎」は、頭に目玉おやじを載せ、松葉ガニを抱えて観光客をもてなす鬼太郎の姿をイメージしたもので全高七・七メートル、重さ約九十トンの白御影石製。総工費に約二千万円をかけ、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の原作者・水木しげるさんが命名した。

では、もひとつおまけにこんなのも。なんでも妖怪かよっ!
Youkai_jazz
公式HP
 2006.7/22公演です。

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2006.07.13

■叶精二『宮崎駿全書』 と 宮崎駿『もののけ姫』について

 叶精二『宮崎駿全書』(Amazon)
著者の公式HP (高畑・宮崎作品研究所) フィルムアート社

本書は、長編9作、短編9作、計18の宮崎駿監督作品を以下14の項目で多角的に解析した必携のデータベースです。
 ●クレジット●あらすじ●制作の経緯●作品の源泉
 ●技術的達成●カットされたシーン●制作スタッフ●声優
 ●音楽と主題歌●宣伝と興行●公開、その後
 ●海外の反響●主な批評●総評

 まさに力作な資料集&評論集である。漫画映画が監督だけのものではなくスタッフ全員が作り上げるものという視点で多角的に分析してある。そして多数のスタッフへのインタビューをバックボーンに(インタビューそのものは入っていない)、アニメ技術の進化、立ち止まらず変貌を続ける宮崎駿組作品の深化の緻密な分析が興味深い。

◆宮崎のアニメータとしての作品への影響

 宮崎駿が、まさにアニメータ監督として作品そのものの画面丸ごとを作り出す圧倒的な映画術。これは他のアニメ監督とは大きく異なる独特の手法である。作画面について実質的に監督の関与が隅々にあることが言われていたが、特に本書では『千と千尋の神隠し』での作画監督安藤雅司氏との相克が興味深い。この事例から宮崎監督の作画への関与の度合いを、我々は映画の画面として体験していたことがわかる。

 最初、作画を今までよりも作画監督にまかせる方針だった『千と千尋の神隠し』。それがどんどん宮崎が介入していく様子が描かれている。その結果として、映画冒頭と後半のキャラクタの捉え方の違いが、映画の画面の違いとして、観客に提示されている。あの違いが宮崎作画の関与度合いだと体感できる。

 初期の『ルパン三世』や『侍ジャイアンツ』(第一話後半)、『空飛ぶゆうれい船』の戦車シーン等、宮崎の原画として知られている。あの天真爛漫な線と破天荒な動きの原画(そして空間の独特の把握)が宮崎原画の本質的なイメージとしてあるのだけれども、それが後年、本質としてはそれを持ちながら、どう変化していったかがなんとなくこの事例でイメージできた気がする。具体的には宮崎自身の原画部分がどこかが明らかになっていたら、もっとくっきりとわかるのだけれど、、、。(『ハウルの動く城』のカルシファーは自身の作画らしいけど、あれは炎であって人間じゃないし、、、。)

◆『もののけ姫』のコンセプト

 『もののけ姫』のコンセプトについての記述も興味深かった。思わず『もののけ姫』3回目を観直してしまった。

 「課題は鮮明であった。<百姓と侍>という枠組みを外し、新たな歴史観に基づくこと、現代を反映させた作品であること、そしてそれらを総合して『七人の侍』の呪縛を断ち切ること。」(P191)

 黒澤明『七人の侍』以降固定化された時代劇の変革、これが宮崎が設定した『もののけ姫』のコンセプトのひとつ。侍ものの『戦国魔城』の企画を捨てて、新しい時代劇を創造しようとしたチャレンジの息吹が、全編にみなぎっている。

 しかしアクションの映像面で述べると、アシタカやサンの動物と絡めた新しいアクションシーンは確かに観るべきものがあるけれど、それでも甲冑の侍の映像の方に目が行ってしまう。画面に登場する侍の甲冑のイメージは圧倒的だ。そして黒澤アクションに比べても作画の誇張でよりダイナミックにみえる。
 この宮崎の新しい挑戦は、後続作品が出るかはともかく、記録的観客動員数で成功を収めたわけだから、今度は黒澤時代劇フォーマットでもいいので、ダイナミックなアクションの連続する『戦国魔城』がやはり観てみたい。最近の作品が詩的な世界に流れているというのが本書の分析の一つであったが(特に『ハウル』)、ここらで私たち初期ファンを打ちのめしてくれる痛快作を次回期待。

(宮崎作品では『カリオストロ』とか『ON YOUR MARK』とか、大人の男が主人公の作品がもっとも素晴らしいと思っている僕ですが、『戦国魔城』を青年侍を主人公にして、現代が忘れている侍のように襟を正して潔い大人をみせてくれる作品を期待。今の子供たちにも、これって必要だと思うのだけど、、、。)

 本書に戻って、もうひとつの『もののけ姫』のコンセプト。
 漫画『風の谷のナウシカ』の達成のもとに、森と鉄文明の相克(自然と文明の衝突そのもの)とその両方を混濁して維持し続けるしかない人間の業をアニメーションで描ききること。これも本書を読むことで思いつくところがいろいろとあって、今回映画を見直すとかなりすっきりと整理して理解することが出来た。

 初見時、あいまいにみえていたアシタカの行動が、その混濁をテーマとしているととらえることで、明確に浮かび上がってくる。ただここで、絵コンテを最後まで描ききらずに作画にはいることの無理が感じられた。

 もっと全体の俯瞰が出来ていれば、きっとこの一見曖昧に見えるテーマがもっと前面に出てきたのではないか。正義と悪でなく、両義的に人間が抱えざる得ない二つのものを対立とそれをかかえこむ描写がもっとあったら、と補完しつつ観てしまった。
 具体的には、単純だけれど、烏帽子登場シーンは食料運搬でなく、山から木を切り出すところ。そしてそれを盛大に燃して鉄を造る描写。女たちがふいごを踏んでいるシーンよりも鉄をダイナミックに作っている映像と、それを襲うサンを直接描いた方が対立軸はしっかりしたのではないか。そして両義的に抱え込むアシタカの行動がもっとくっきりする。

◆作画データの分析

 本書は、各作品のデータの充実も素晴らしい。そこでそのデータでこんなグラフを作ってみました。一般劇場作品のみだけど、作画枚数の推移。
Miyazaki_sakuga_maisuu_1
 特徴的なのは『ON YOUR MARK』以降の分あたり枚数のほぼ倍増。
 ジブリの充実もあったのだろうけど、短編をはじめて作ることで、作画密度を上げる実験をして、その成果で全体のレベルを上げたように思える。まさに<ジブリ実験劇場>であったわけである。

 本書には他にも多数のデータがあり、こんな分析をいろいろと楽しめるという嬉しさもあって、本当にお薦めの一冊。僕も図書館で借りたので、ちゃんと買って手元に置いておかなきゃ。

◆関連リンク
書評 『宮崎駿全書』

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2006.07.08

■ついに刊行!小松左京+谷甲州著『日本沈没 第二部』

小松左京+谷甲州著『日本沈没 第二部』

 中学の時に『日本沈没』を読んで小松左京にしびれ、それから僕のSFどっぷりの生活が始まりました(^^;)。個人的に読書の原点のような本なので、続編の刊行、感慨深いです。

 いつだったかのSF大会で小松氏が、「第二部」についてはいつ脱稿するか聞かないでくれ!と訴えていたのを、つい昨日のことのように想い出しますが、既に刊行から30年以上経ってしまったのですね(遠い目)。

 で、この本の刊行予定を全く知らなかった私は、今日、本屋で突然、眼にして驚愕!!もう一生読めない本のリストに入っていたので、ひさびさのセンス・オブ・ワンダーでした。

 さー、こうしてる暇があったら、読まなきゃ。読書に沈んできまーーす!!

◆関連リンク
小松左京原作 『日本沈没』研究会: 『日本沈没』第二部について その1
・2006映画 名古屋版ポスター
 僕も映画館に貼ってあるのをみましたが、これはのけぞります。
 だって金シャチが、、、。
 生頼範義氏にこんな怪獣金シャチ(お笑い)を描かせてしまった東宝宣伝部って、、、。
mixiコミュ 『日本沈没 第二部』 なかったので、自分で立ち上げました。初コミュ(^^;)。

吾妻 ひでお他『日本ふるさと沈没』
吾妻 ひでお『うつうつひでお日記』

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2006.07.07

■宮崎吾郎監督『ゲド戦記』試写会と漫画映画DNA

CINEMA TOPICS ONLINE|スタジオジブリ『ゲド戦記』試写会舞台挨拶!

 “クモ”を演じた田中裕子は(略)宮崎駿監督と宮崎吾郎監督の違いについて聞かれると、「顔が違うかな。駿監督はふくろうみたいで、吾郎監督はトンビかな。」とコメント。
 宮崎吾郎監督は「(略)父には何を言われようが関係ないと思っていましたが、『素直な作りで良かった』という言葉を聞いて、心から嬉しかったです。」とほっとした様子をみせた。

 8月の公開へ向けて、既に完成して試写会が催されたようです。映画の出来にも興味がありますが、親と子のドラマも面白そう。スタジオではお互いが無視しているという情報もありますが、これから出てくるメイキング映像でのスタジオ風景が楽しみです。(下世話な、、、)

世界一早い「ゲド戦記」インタビュー 鈴木敏夫プロデューサーに聞く(読売新聞)

――出来上がった絵コンテを見た感想は。
鈴木 これは僕よりも他の人の言葉で紹介した方がいいと思いますが、名アニメーターの大塚康生さんは、「映画として素晴らしい」と絶賛した上で、誰が描いたのか聞いてきたので、吾朗君ですよと言ったら、「蛙の子は蛙だったんだ」と心底、驚いていました。また、庵野(秀明)に見せたら、吾朗君の年齢を38歳だと知り、「どうしてもっと早くやらなかったんだ」舌を巻いていた。そして、「これは完全に宮崎アニメですね」と。

 「蛙の子は蛙」! アニメって遺伝するんだ。誰かヒトゲノムデータから漫画映画DNAを発見してください。100人の宮崎遺伝子を持った素人をスカウトして、日本を真のアニメ大国にするプランはいかが>>石原慎太郎氏。(^^;)

――駿監督の(映画『ゲド戦記』での)クレジットはどうするつもりですか。
鈴木 悩んでいます。苦し紛れに珍案奇案も考えました。「父 宮崎駿」とか(笑)。

 はてさて試写会のスクリーンにはどう映し出されたのでしょう。「父 宮崎駿」とクレジットされていたら場内大爆笑、鈴木プロデューサを僕は尊敬します。
 あとこのインタビュー、特に引用はしませんが、ル・グウィンと宮崎駿の会見の模様は親と子のドラマとして、抱腹絶倒。おすすめです。

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2006.07.03

■雑誌EYESCREAM 高橋盾×ヤン・シュヴァンクマイエル
  甲本ヒロトソロデビューCD『真夏のストレート/天国うまれ』

KoumotoEYESCREAM (USEN MAGAZINE SITE)

 そりゃ、ブルーハーツは好きだけれど、さすがにこの表紙の雑誌を本屋で観た時はひきました(^^;)。しかし、しっかり買って帰った私。理由はこの目次。

コレクター天国 僕らを夢中にさせるモノ
 甲本ヒロト
 テリー・リチャードソン
 高橋盾×ヤン・シュバンクマイエル
 ラブ・サイケデリコ

 今年の春に開催された「アンダーカバー・ミーツ・シュヴァンクマイエル」展で来日したチェコのシュールリアリストと日本のデザイナーの対談。写真に惹かれて買ってしまったわけです。この対談自体は2ページの見開き写真と4ページの対談で構成され、写真はその展示作品を含めて、12枚が並んでいる。

 圧巻は見開きの高橋盾のアトリエのシュバンクマイエルとの写真。アンダーカバーのデザインを彷彿とさせるオブジェ、絵画、ガジェットが板張りの巨大な空間に並び、中心に対話するシュールリアリストとデザイナー。この写真だけでもポスターとしてほしいくらい。こんな空間、とても気持ちよさそうです。

 そして対談。UNDERCOVERとシュヴァンクマイエルのファーストコンタクトはホロスコープで予言されていたという話から始まって、ふたりの幼少の話、ゴミやアートのコレクション、そして新作『ルナシー』について語られている。ファンはこっそり立ち読みしませう。甲本ヒロトのおもちゃコレクション写真も素晴らしいのでおすすめ。

◆関連リンク 
・当Blog記事 UNDERCOVER MEETS ŠVANKMAJER 
-THE BLUE HEARTS甲本ヒロト名言集- by INTERESTING!!

 インターネットを僕は一切見ない。不特定多数の人が、匿名で語ることっているのは効力ゼロだと思うのね。何も言ってないのと同じだし。言えば言うほど、その人の人生が削れていくだけだと思う。

 うーん、複雑な気持ちだけれど、頷いてしまう(^^;)。これは肝に銘じましょう。
甲本ソロデビューCD『真夏のストレート/天国うまれ』

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■山田太一作 木村光一演出 『流星に捧げる』

Ryuusei_ni_sasageru 『流星に捧げる』(紀伊国屋サザンシアターHP)

 人はみな何処から来て 何処へ行くのかも分からず、短い間それぞれの輝きで空を横切る流れ星のようなものとはいえないでしょうか。
 ――多くの流れ星に、この舞台を捧げます。    
                 山田太一

 動かない風見鶏のある古い屋敷にひとり住む老人。(略)車椅子での淋しく孤独な生活です。ある日老人はインターネットの地域掲示板に、とあるキーワードを書き込みます。
 “動かない風見鶏”、“車椅子の老人”、“ひとり”
 その言葉に何かを思い、老人の家にピンときた人々が、様々な思いを持って訪ねてきます。
 ある人は善意のこころを持ち、ある人は何かもくろみながら。

 NHK<劇場への招待>で放映された演劇を観た。引用したように設定がネットをうまく使って、従来ではありえない人間関係を設定していて面白い。

 この芝居では、「流星」は「老人」、そして「流星」が光る瞬間を「認知症」が決定的な症状となる瞬間として設定している。これを描くことで、山田太一らしいフィクションによって日常が光る瞬間を凝縮して描き出すいいシーンになっていた。
 演劇としては、風間杜夫の芝居が、悪人でもなく善人でもない、登場人物のあいまいさが人の存在の幅を表現してよかった。山本学のボケっぷりもユーモラスで迫真でなかなか。山田太一の芝居はテレビでの放映が結構あるので、地方ファンには嬉しい。NHKさん、ありがとう。

 芝居の録画放映の後、風間杜夫と山田太一の対談があった。こちらも地人会の今までの山田脚本について、いろいろと触れられていて興味深かった。それにしても山田氏も随分年をとられてますね。ご自愛されてこれからも野心的作品を期待したいものです。

◆関連リンク
・「分け入つても分け入つても本の山」さんの劇評 
山田太一著, 黒井健イラスト『リリアン』
 山田太一初の絵本。
<当Blog記事>
山田太一『終りに見た街』リメイク
石橋冠演出『終りに見た街』 山田太一
山田太一脚本・堀川とんこう演出 『やがて来る日のために』
山田太一『逃げていく街』(1998マガジンハウス)

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2006.07.02

■映画検定とその模擬試験

映画検定 模擬試験(キネ旬公式HP)
USENのSOUND PLANET CINEMODE 映画検定関係番組

●第2回開催決定!! 2006年12月3日(日)予定
 ※1級~4級まで行います
 ※札幌、東京、名古屋、関西、福岡、その他で開催予定

 テレビのニュースで知りました。こういうのが出来たのですね。受験者は全国で一万人とか。
 なんでも検定というのは、なんだかなー。みんな、そんなに学生時代の試験でしばられる生活に戻りたいんでしょうか。ただの郷愁??

 という無粋な話はいいとして、模擬試験、やってみました(<<結局自分もやってるじゃん(^^;))。結果は80点。たしか70点以上が○なので、一応合格。ホッ。韓国映画を全く観ていないので、その関係はカン。カンがさえわたってます。

 模試でなく実際の試験は、今回、どうも問題集(公式テキストブック)なるものから結構でていたらしい。うーん、結局キネ旬の商売か。

キネマ旬報映画総合研究所編集『映画検定公式テキストブック』

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