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2006年9月

2006.09.30

■世界初の民間宇宙ステーション
   ビジロウ・エアロスペース社 ジェネシスⅠ

Bigelowaerospace_genesisi史上初、米国の個人企業が宇宙ステーションの打ち上げに成功(Technobahnより)

 創立者となる社長が資本金(約88億円)のほとんどを個人出資して設立された米国の「中小企業」が史上初の民間宇宙ステーションの打ち上げに成功した。

 世界初の民間宇宙ステーションの名誉を獲得したのは米国の企業家ロバート・ビジロウ氏が1999年に設立したビジロウ・エアロスペース社が開発を行い、大陸間弾道ミサイルから改造されたロシアのドニエプル・ロケット(SS-18型ミサイル)を使って今年の6月に打ち上げられたジェネシス1となる。

 どのニュースも引用してコメントしたくなってしまうTechnobahnですが、これもインパクトありました。
Bigelowaerospace_blue_print02  すでに6月に打ち上げられているので、知っている人は知っている、当たり前ニュースかもしれませんが、僕は知らなかったので、結構ビックリ。すでに宇宙もベンチャーの時代に本格的に突入していたのですね。
 国内では宇宙産業は国家予算に支えられた所詮たたみ産業と同じビジネス規模で、たいしたうまみのない事業と考えられていましたが、アメリカでは観光という要素の投入で、りっぱなベンチャーキャピタルの対象になってきているようです。すげぇ。

ロッキード・マーチン社 アトラスV型ロケットを有人用に改装する計画(Technobahn)
 これを使って宇宙ホテルへのツアーが企画されるようです。ビジロウ氏はホテルビジネスで財を築いた人のようで、本気ですね、きっと。この着想は、ある意味当たり前だけれど、素晴らしいと思います。宇宙の材料実験や生物科学実験ではなかなか産業としての成功はみえてこないのだけど、たとえば100万円で宇宙ホテル滞在が可能になったら、かなりの数のお客が期待できるのではないかな。

 もう自分は諦めていたけど、もしかしたら生きているうちに宇宙へ行けるかもしれません。

Bigelowaerospace_blue_print01_1ビジロウ・エアロスペース社 BIGELOWAEROSPACE(公式HP)
GenesisⅠ詳細 ISSとの比較 
 大きさは、Genesis I : ISS = 13:146 feets。日米露が宇宙開発費の大部分をつぎ込んで建造する宇宙ステーションの1/10の大きさ。10年以上かかっているISSに比して、ビジロウ社のGenesis I は、たいへん効率的です。
 要するに外殻が150mm厚の風船なんですね。このMultilayer systemがミソですね。どんな材質を使っているか、気になります。放射線もスペースデブリもこれで防げるのか??
・Video from genesis I 基地の窓から観た宇宙 基地内
295ドルであなたの写真を宇宙ステーションへ搭載
 こんな企画もあるみたい。でも写真だけじゃね。

◆関連リンク
livedoor ニュース - 民間の宇宙居住計画!

彼は2015年までの間に「スペース・コンプレックス建設」に5億ドル(575億円)を拠出する予定だという。(略)宇宙船は人工繊維で作られ、隕石から守るために泡の層で保護されており、将来は放射線から守るため水の毛布を使う予定だ。(略)ビジロウ氏はスペース・ホテルや軌道研究施設といった市場があるだろうと見ているようだ。

膨張式の宇宙船が打ち上げられた(宇宙と天文学) / 科学ニュースあらかると - inflatable spacecraft,Genesis I
 BBCのニュースを翻訳した詳細な紹介記事があります。

・蛇足
 しかしこういうニュース、日本のマスコミでは報道されていない。
 スポーツと、芸能化した政治、腹立たしい殺人のニュースばかりの自称報道番組は、そろそろ廃業して、もう少しみんなが元気になるテクノロジーや文化のニュースを前面に出す日がこないものかと夢想。はやく切り替えないと取りかえしがつかなくなると思うけど、、、。
 殺人事件のニュースなんて、本当に報道する必要性があるのだろうか。あんなもの報道して高い給料もらってる馬鹿がいるかと思うと本当に憤りを覚える。(以下自粛)

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2006.09.28

■第19回東京国際映画祭 animecs TIFF 2006
  今敏監督『パプリカ』 4Kシネマ上映

『パプリカ』(ソニーピクチャーズ公式HP) NEWS

 『パプリカ』が第19回東京国際映画祭(TIFF)のdigital TIFFのオープニング作品に決定しました!
 先日発表されたanimecs TIFF 2006のオープニングも飾ることから、東京国際映画祭初のダブルオープニング作品になります。 『アニメ作家主義』をテーマにした企画animecs TIFF 2006では今敏監督の特集プログラムが組まれ、『パプリカ』や『東京ゴッドファーザーズ』ほか全作品が一挙上映されます。お楽しみに!

animecs TIFF 2006

第19回東京国際映画祭 | 特集上映 - animecs TIFF 2006#255.

digital TIFF : 4K上映 パプリカ Paprika
原作:筒井康隆   脚本:水上清資/今 敏   
音楽:平沢 進   撮影監督:加藤道哉   
美術監督:池 信孝   編集:瀬山武司
声の出演:林原めぐみ/江守 徹/古谷 徹
Schedule 10/21 11:20 - 12:50(開場11:00)
TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2

 さすがSONY PICTURESの作品、フルハイビジョンを超える4Kディジタル・シネマ(4096×2160)としての上映です。SONY製の下記プロジェクタの威力発揮。東京国際映画祭ではすでに2004年に4Kシネマ(ビクター製)が使われています。

◆関連リンク
教育機関世界最高水準のデジタルシネマの上映・評価設備完成
 -ハリウッドの国際研究機関等との連携強化-

             (デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構)
 4Kシネマについてはここが詳しいです。
フルHDTVの4倍を超える画素数4K(横4096画素×縦2160画素)を実現した、
 「4K SXRD」搭載の高精細プロジェクター2機種

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2006.09.26

■薄暗闇の街を徘徊する巨大な操り人形 ジャイアント・パペット
 Iceland Reykjavik Giant Puppet

Giant_puppet
[NEWS] 薄暗闇の街を徘徊する巨大な操り人形#more#more#more(Blog "DIGITAL DJ"さん記事)

 これは素晴らしい。巨大な存在が街に現れるビジュアルショックが体感できます。
 この時間帯に登場させたところも心憎い演出です。

Giant_puppet03  それにしても住民のあわてぶりがリアル。下記のムービーを観てもらうとわかりますが、手ブレがひどくって、ろくな映像じゃない(^^;)。携帯のムービーもあったりします。だけど、そこが住民のリアルを伝えていて、臨場感を獲得しています。偶発的に撮られた幻惑的な映像。

 このイベント(?)は、広報なしに2機のヘリコプターが突然舞い降りて、操り人形を出現させたのでしょう。本当に素晴らしい企画です。あー、こんな町に住んでみたい。アイスランド レイキャビックに06.9/18出現した状況のリアルな映像をお楽しみください。

◆ムービーリンク
puppet giant - Google Video 街を覗く巨人
YouTube - Attacked by Giant Puppet 車から見上げる映像
YouTube - Re: Attacked by Giant Puppet 携帯映像、あわてぶりがリアル
YouTube - BIG Puppet in Reykjavik. この明かりが幻想的

giant puppet  ・giant marionette その他の巨大マリオネット(Google Image)

Giant_puppet02

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2006.09.25

■ミシェル・ゴンドリー監督 『エターナル・サンシャイン』

エターナル・サンシャイン』(公式HP)

 チャーリー・カウフマンがアカデミー脚本賞を受賞した作品。この人、やっぱ才人です。(でも公式HPの記事(下記参照)を読むと、うまく進まないカウフマンのシナリオにミシェル・ゴンドリー監督のアシストが随分あったらしい)

 HPは恋愛映画の甘アマの雰囲気で売っているが、映画自体はトリッキーで細部の展開にアイディアが山盛りの素晴らしいSF恋愛映画(何故か黒沢清『大いなる幻影』に続き、2本続くこのジャンル(^^;)。)

この映画、トリッキーな仕掛けがとにかくいい。恋のはじまりとその終幕、このどこにでもありそうな話を、記憶を消す手術という仕掛けを用いることで、見事に再生への希望に満ちたドラマを構築している。いや、これ観て、できるものならこんな風に今の彼女(奥さん)とやり直したいというカップルは多数いたのではないか、、、。

 恋愛初期から倦怠期、そして最悪な時期までを一度経験し、そしてあらたにそれらの経験を体に覚えて(記憶から消して)、そいで新しい(本当は二度目の)恋をスタートする、、、こんな風に恋を「エターナル・サンシャイン」として体験し続けられるというのが、いろんな仕掛けでいやみなく自然に観えるのが素晴らしい。
 なんとも、まあこの監督たち、とてもロマンチストですね。(と何故か最後は淀川調で終わるのであった。)

★蛇足
 『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッドがチョイ役で出ているので随分以前の作品かと思ったら、なんだ2005年の映画だ。それにしてもイライジャ・ウッドの役、ひどすぎる(^^;)。

◆関連リンク
監督・原案   ミシェル・ゴンドリー (公式HPより)

 1963年、フランス・ベルサイユ生まれ。80年代、パリの美術学校で絵画を学ぶ傍ら、(略)自らのバンドのミュージックビデオを手がけるようになる。そのビデオを見たビョークが、ソロデビュー曲「ヒューマン・ビヘイヴィアー」のビデオ監督をゴンドリーにオファー。同ビデオはメジャーなミュージックビデオ賞を総なめ(略)CMディレクターとしても活躍し、初期に手がけたリーバイスの『Drugstore』(94)は、カンヌ映画祭でライオン・ドール賞に輝き、世界でもっとも多くの賞を受賞したコマーシャルとしてギネス・ブックに記載された。(略)

 チャーリー・カウフマン脚本による『ヒューマンネイチュア』(01)で、映画監督デビュー。次回作は自ら脚本を執筆した『The Science of Sleeping』。
 ジャック・ブラック主演で、ルディー・ラッカーのカルトSF小説「時空の支配者」を映画化する企画もある 。

 カウフマンが一人で書きあげた『ヒューマンネイチュア』と、『エターナル・サンシャイン』がまったく違う作品になっているのは、(略)通常カウフマンが執筆する脚本は、奇抜なキャラクターやとんでもない設定など、非常に独創的な物語世界だが、毎回、自己嫌悪の男が主人公になることからもわかるように、シニカルになり過ぎるきらいがある。そこに、自ら「永遠に12歳のままなんだ」と言うゴンドリーの純真さが加わって、『エターナル・サンシャイン』は切なくも優しさに溢れた絶妙なさじ加減に仕上がった。

 おおっールディ・ラッカー!!確かにこの監督なら傑作にしてくれるかも。
 どうせならルディ・ラッカーの『空を飛んだ少年』を映画化してほしい。この雰囲気にぴったり!

◆当Blog記事
ルディー・ラッカーの初映画化!! 『時空の支配者』 
・ミシェル・ゴンドリー監督『サイエンス・オブ・スリープ』予告編

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2006.09.24

■金田伊功パッケージイラスト『無敵鋼人ダイターン3』DVD
   &ガイキング『Oh! my god』

Kanada_gaiking
バンダイビジュアル レンタル専用『ダイターン3』
 レンタル屋で『ダイターン3』と『ザンボット3』の単体DVDをみかけました。レンタル専用のようです。DVD-BOXは手が出ないので、嬉しい。
 パッケージのイラストが各巻異なるアニメータの作品で嬉しい(ただし残念ながらクレジットがない。)ここで検索するとパッケージ写真が見えます。『ダイターン3』4巻は御大金田伊功氏ですね。このイラストは、他のパッケージからの流用のようですね。

「大空魔竜ガイキング」エンディング主題歌『Oh! my god』
 金田伊功とは - はてなダイアリーをみてたら、このジャケットが金田伊功氏。たしかに言われてみれば、たぶん間違いないような。
 新作の『ガイキング』では嬉しいことに、戸隠三郎名義でオープニング原画も一部担当(YouTube)。このシャープさがたまりません。ジャケットもOPも、グラフィック感覚がさらにシャープになっているようにみえます。金田伊功健在。全編(10分でもいい)、このグラフィックデザインのような感覚の絵で、アニメーションとして見せてほしいものです。

 旧ガイキング金田作画も、YouTubeに以前はあったのに、今はなくなってますね。

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2006.09.23

■学生手作り宇宙船からの地球画像 
  & V2ロケットが撮った世界初の宇宙(?)映像

Air_space_by_students
宇宙から見たリアルな地球の画像
◆イギリスの大学生が自作の宇宙船で撮影
(Technobahn)

 たった1000ポンド(約20万円)で宇宙船を開発して、宇宙からデジカメでリアルな地球を撮影することに成功した。
 上の画像は高度32kmから撮られた地球の画像となる。一般的には高度100km以上を宇宙と呼ぶことから、高度32kmは成層圏の範囲内となるが、丸みを帯びた地平線の画像はかなりリアルだ。

◆最初に宇宙に到達したのはドイツのV2ロケット? (Technobahn)

 アメリカ軍は第二次世界大戦終結にあたってナチスドイツが開発を行っていたV2ロケットを捕獲。そのロケットをニューメキシコ州のホワイト・サンズ空軍基地でジョン・ホプキンス大学の協力の元で1946年にビデオカメラを搭載して打ち上げ実験を行った。
 その画像が60年を経過してようやく今年の2月に機密解除となり公開されたわけであるが、驚くべきはそのビデオ画像だ。→こちら(www.flightglobal.com)

 とても興味深い記事がシリーズで掲載されています。
 学生たちは気球でのテストフライトに成功。わずか20万円で実現とは素晴らしいものです。これならROBO ONEのような草の根での宇宙進出コンテスト開催も夢ではないかも。(ROBO-ONE宇宙大会(サンライズの作ったプレゼンアニメがいい)が開催されていますし、、、。)

 V-2の映像は1946年、スプートニク1号が1957年なので10年先行している。人工衛星と比べると衛星軌道まで行っていないが、それでも宇宙(近辺)からの映像をとらえたという事では画期的ではないだろうか。(ロケット・ミサイル技術の年表(WikiPedia) 宇宙開発史関連年表 等にも記載はない)。ということで、V-2の映像関連リンクです。

V-2ロケット(YouTube)
White Sands NM V-2 rocket, 1946/11/21 (1946)
 まさにV2からの宇宙映像。上のリンク先とは違うムービー。
First Pics. Rocket Bomb in U.S, 1946/05/13 (1946) 
 ホワイトサンズでの打ち上げの様子。
V-2 Rocket Test, 1946/05/02 (1946)
 アメリカでの打ち上げテスト失敗の様子。

WW2 German Army V2 Rocket
 ドイツでの打ち上げ。

◆関連リンク
・当Blog記事 今でもできる宇宙旅行 (一部分を再掲載)

 宇宙旅行時代は夢かも、と思っている貴方に、ひとつ提案です。
 飛行機の飛行高度をご存知ですか?高度1万~1万3000mつまり13kmの成層圏を飛んでいるのが飛行機の高度なわけです。これは宇宙を100kmからとすると、約1/8の高度なわけです。1/8を高いとみるか低いとみるかは個人の主観。だけれども一桁は違わないと言うのは、私は結構凄いことだと思う。

 飛行機の移動で窓際の席に座れたらラッキー。外の景色をじっくりと楽しんでください。そこはすでに1/8の宇宙。これを亜宇宙と呼んだら人は笑うかもしれません。んが、私はドイツから日本への出張の帰路、シベリア上空でずっーーと明けていく地球を眼下に見続けていたことがあるのですが、これが星と地球の丸みと、そしてシベリアの大地が見事にスペースシャトルからの光景に少しだけ近い映像として、そこにあるわけです。
 はっきり言って魅了されました。夢想だけれど、今、自分がロケットに乗っているんだと思い込もうとすると、それなりに納得/感激できる映像が広がっているわけです

 これがその時の写真。どうですか、宙の色の違いはいかんともしがたいですが、上の高度30kmの宇宙と比べても大きくは違わないのではないでしょうか?ちょっと強引??(^^;)
Airplane_space_tour

宇宙旅行の展望(The Prospects for Passenger Space Travel)

 Patrick Collins教授  2001年2月 米国
 第四回FAA商業宇宙輸送予測会議
 (FAA Commercial Space Transportation Forecasting Conference)

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2006.09.20

■Comic(コミック)リュウ創刊号
  女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀/パレスチナ死闘篇

『月刊 COMIC(コミック) リュウ 2006年 11月号』 (公式HP)

京極夏彦×樋口彰彦『ルー = ガルー』
 妖怪は過去にばかりいるわけじゃない。京極夏彦が描く美少女キャラがいっぱいの近未来SFを、新鋭・樋口彰彦がコミック化。
ふくやまけいこ『ひなぎく純真女学園』
 <かわいい>の名匠・ふくやまけいこが教えてくれるナイショの話。
吾妻ひでお『不条理日記2006』
 いまや日本を代表する「日記文学」となった『失踪日記』の原点!? 傑作『不条理日記』の2006年度版が登場。
梶尾真治×鶴田謙二 『おもいでエマノン』
 鶴田謙二が最も愛するSF・梶尾真治の「エマノン」シリーズをついにコミック化。
吾妻ひでお 『失踪入門』 失踪する、する時、すれば、せよ! 
 精神科医・香山リカの実弟にして失踪予備軍(?)中塚圭骸をインタビュアーに<失踪のすべて>を毎号レクチャー。
押井守 立喰師外伝 ケツネコロッケのお銀/パレスチナ死闘篇
 創刊号には特別付録DVD付き! 世界の押井守が「COMICリュウ」創刊のために、短編映画を撮り下ろします。あの映画『立喰師列伝』の作中で、パレスチナに渡ってゲリラとなったお銀さんのその後がわかります!!
 (制作裏舞台→GA Graphic) 

 以前は、創刊号に士郎正宗の名もありましたが、いつのまにか創刊号の紹介ページから消えています。

 しかしこの雑誌、80年代初頭に学生していた我々に直撃のラインナップですね。もちろん『不条理日記』2006年度版と『女立喰師列伝』DVDが目玉でしょう。これは買うしかない。

 と思っていたら、既にAmazonでは売り切れで、マーケットプレイスで1000円のプレミア価格が付いている!、、、まだ買っていない私はどうすればいいんじゃーー。明日、本屋何軒かをさ迷うことになりそうです。

押井守監督DVD『立喰師列伝 コレクターズセット』(Amazon)

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2006.09.19

■『イノセンス』Blu-ray Discオーサリングスタジオレポート

Blu-ray Discパッケージはこうして作られる,ソニーPCLがオーサリング・スタジオを公開 (Tech-On!)

 編集作業を進めているアニメ映画「イノセンス」は,Blu-ray Discの映像符号化速度の最高値である40Mビット/秒に迫る37.5Mビット/秒で符号化している。「イノセンス」のBlu-ray Discパッケージ・メディアは,2層媒体で2006年12月に発売予定である。

 『イノセンス』のオーサリング風景とそのスタジオの概要がレポートされています。

 やはり高精細が威力を発揮する場合、『イノセンス』のようなコンテンツが有効になるのでしょうね。これをBlu-ray Discの目玉のひとつにしたかったから、今まで、ハイビジョンで放映されなかったのでしょうか、、、、。ブルーレイには、それほど物欲を刺激されていないのですが、『イノセンス』のソフトはそそられます。

◆関連リンク
ソニーPCL ブルーレイ(BD)トータルサービス
Innocence_blueray_1 押井守監督『イノセンス(Blu-ray Disc)』(Amazon)

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2006.09.18

■新刊メモ 『世界のアニメーション作家たち』
       『「ねずみ男」精神分析の記録』

小野 耕世『世界のアニメーション作家たち』
 人文書院 書籍情報 近刊案内

 (略)これまでおこなったアニメーション作家らの複数回にわたるインタビューを中心に構成する。作家の生の声から、創作の秘密、活動の軌跡を辿るとともに、著者の20年以上にわたる交友・活動をもふりかえる。戦後のアニメーション史を形づくる一冊。

ヤン・シュヴァンクマイエル 「アニメーションは触覚的な活動だ」
ミシェル・オスロ       「私は北斎を心の師だと思っている」
ルネ・ラルー      「アニメーションこそがほんとうの映画だ」
ラウル・セルヴェ  「私はルネ・マグリットを怒らせてしまったよ」
スーザン・ピット  「最初の『キング・コング』の映画が大好きよ」
ジミー・T.ムラカミ   「私は日系人収容所で『白雪姫』を見た」
フレデリック・バック      「絵はちいさくてもかまわないんだ」
ニック・パーク           「口がないからこそ雄弁なのさ」
エドゥアルド・ナザロフ 「アニメ作りには女房の協力が必要だよ」
ユーリ・ノルシュテイン「いつも父への想いが私を追っているのです」
アレクサンドル・ペトロフ「油絵アニメは、最も自然で調和のとれる手法だった」
イジー・バルタ        「『笛吹き男』の色彩には苦労したよ」
カレル・ゼマン     「ジュール・ヴェルヌの海に、私はあこがれた」
ポール・グリモー「ぼくはジュール・ヴェルヌの生まれ変わりかな」
レイ・ハリーハウゼン     「ダイナメーションの映像魔術を話そう」

 かつてSF雑誌のコミックとアニメの記事で、小野耕世氏の文章はよく読んでいたので、なんか懐かしいのですが、長年の作家たちとの交流がまとめられています。
 シュヴァンクマイエルとのインタビューも3回分ほど掲載されている(立ち読みの時間がなかったもんではっきり確認してない、、、)。

 古いところではレイ・ハリーハウゼンから、イジー・バルタまで掲載。現実に会ってインタビューされている記録としては、なかなか貴重な一冊。というわけで掲載作家名、全て引用しました。

ジクムント・フロイト 北山修監訳『「ねずみ男」精神分析の記録』
 人文書院 書籍情報 近刊案内

 上の本を調べていて、たまたま同じ人文書院の新刊でこんな本が出てました。
 まずタイトルでびっくり。水木しげるにフロイトが取材して書いた架空の精神分析記録、、、、かと思わず思いました。いや、薄学なもので、、、(^^;)。

 フロイトの技法的な細かな仕事ぶりを目の当たりにする臨場感に満ち満ちた精神分析の真髄。一人の精神分析家が他人の人生に参加し、観察し、記録し、考え、生きるということとはどういうことか。フロイトが遺した「ねずみ男」と呼ばれる唯一の精神分析の記録の完全訳。

 HP フロイト Sgmund Freudの一生と精神分析より

■ねずみ男  ねずみ男の分析は、治療が成功した唯一の事例といわれている。(略)-ねずみ男とよばれる(フロイトが呼んだ)強迫神経症患者は、当時29歳の法律家で、自分の父親と自分の愛する女性の身に恐ろしいことがおきそうだという恐怖におびえていた。(略) “ねずみ男”とフロイトが呼んだひとつの理由は、『鼠刑のはなし』が頭から離れないという患者の訴えから。

 「唯一」というのが凄いですね。記録が残っていないのか、完治した例が少なくて公表できなかったのか、門外漢なのでなんとも言えませんが、あのフロイトにしてこういうことなのですね。精神分析って、なーんか馴染めない気がし続けていたのですが、京極夏彦が『狂骨の夢』で書いたのを読んで妙に納得してました。でも本当はこういう本家本元の原点にあたって自分の目で確かめることが必要なのでしょうね。

 すみません、ただタイトルだけで、とりあげました。きっと読むことはないでしょう。だれか読んだら、コメントPlease!

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2006.09.17

■黒沢清監督『大いなる幻影』:Barren Illusion
  黒沢清映画はSFだったようだ。

Ooinaru_genei

1999年 製作: ユーロスペース, 映画美学校
プロデューサー: 掘越謙三, 松田広子
脚本: 黒沢清
撮影・照明: 柴主高秀
美術: 松本知恵(映画美学校第1期高等科修了。『LOFT』美術)
音楽: 相馬大
出演: 武田真治, 唯野未歩子, 安井豊, 松本正道, 稲見一茂
1999年/日本/95分/カラー/35mm

 この映画は映画美学校の黒沢講師の授業の実習として作られたものらしい。DVD特典の黒沢清ロングインタビューによれば、「最強のインディペンデント映画作家の養成」を目指す映画美学校で、プロ的な脚本主導の映画ではなく、ラフな脚本から現場でどう映画が立ち上がってくるかを学生たちに示した作品、とのこと。

 観終わって、まさに自主映画的な作品であり、そしてどこをとっても黒沢清の映画になっていると感じた。そして恋愛SF映画(^^;)。
 僕は黒沢清の自主映画作品は(『ドレミファ娘の血は騒ぐ』は違うよね?)、一本も観たことがないのだけれど、他もこのようにイメージを映像で詩的に積み重ねていく作品なのだろうか。エンターティンメントを期待する観客は必ず置いていかれる、だけれども自主映画的な、感覚の映像を観たい自主映画フリークには素晴らしい作品なのだと思う。

 DVDのロングインタビューで、ライターの相田冬二氏がインタビュアーとして黒沢清監督にこの映画の解読を聞き出している。黒沢監督はDVDで煙にまかれた観客のため、かなり丁寧に自作の成り立ちと構造を説明していて、この一時間あまりのインタビューは、黒沢清の映画術を知る上でも貴重な映像になっている。

-------★ ネタばれ注意 ★-------

恋愛映画のリアリティ
 まず物語の骨格がなかなか観えてこないこの映画で、はじめに印象に残るのは、セリフの少なさ。これは現実が映画ほどひっきりなしに人と人の間で言葉の会話がなされているわけではない、というリアリティの描写になっている(北野武が『あの夏、いちばん静かな海。』で同様のアプローチをしているのを想い出す。そのために北野監督は主役ふたりにある設定をしているが、この映画ではそうした設定はなく、ごく日常が会話に溢れているわけでないことを自然に描写している)。
 そんな現実につながるリアリティの描写と、映画ならではの不可思議なシーン。これが黒沢映画の真骨頂で、花粉らしきものが舞うシーンが秀逸。最初は羽毛が舞っているように見える。もしかして空の天使の羽が舞っているのでは、というような夢想も呼ぶ。

 武田真治と唯野未歩子の生活が淡々と語られ、言葉がないためもどかしさを感じるが、逆に会話がほとんどないことで、ふたりの距離感が妙に生々しくリアルなものとして体感される。この感覚を生成しているだけでもなかなか面白い映画だと思う。いっしょにいるシーンがいくつもあるのだけれど、いつからどのような深さにふたりの関係があるのか、非常にあいまい。終盤まで近づいていても抱擁やキスシーンはなく、そのことで観客へはこの距離感に心が騒がせられる。語らないことのイメージ喚起力をうまく映画の情動に結び付けている。

SFの裏設定
  黒沢インタビューによると、この映画の中では世界地図らしき映像でそれらしくほのめかされるだけなのだが、映画の裏設定で舞台となる2005年の世界は、国境があいまいになり、ユーラシア大陸全体がゆるやかな連合を形成しそこで戦争が起っている。しかし日本は世界の中で忘れられ、消えかけているというSF的な設定がされているという。そしてこれをSFであると明言。1999からみた2005年の実感ということを言っている。
 また、『回路』について、同様の世界観が背景にあり、そこではすでにユーラシアはだめになっており、破滅する世界から、南米へ逃げる話にしている、という。

 これらの映画だけ観ていても観客には、ほとんど伝わらないSFの設定が、黒沢映画にある種の幻想的な感覚、異世界の現実をみせられているような感覚を持たせているのではないか。監督の頭の中に広がるもうひとつの世界のリアリティが映像の端々に微妙な陰影を与え、われわれには奇妙なリアルな世界が現前する。

 その異世界感覚は、われわれが小津映画でかつてどこにも存在していなかった幻想の日本をみせられているような不思議な感覚を持たせられるのと似ている。どこかで思考の形態も生活の根っこも全て微妙にずれている世界を観ている感覚である。

 黒沢清で明確にSFとうたえるジャンル作品はないと思うのだけれど、このインタビューで「SF」と明言しているのにはちょっと実は驚いた。でも我々SFファンがひかれる理由はこんな世界描写があるからかもしれない。本格的にジャンルSFな映画も撮ったら凄い傑作が生まれるのか、、、(それとも超駄作??(^^;))観てみたいものです。(『CURE』も『回路』もほとんどSFなのだけれど、、、、、。あと『蛇の道』なんて作品も異世界感覚出まくり。復讐映画とみせかけて、これも裏にはSF設定が横たわっていそうなのだ。)

◆関連リンク
・評論家大場正明氏のホームページcriss cross 『大いなる幻影』 ふたりは外部も内部もなく、ただそこにある (『大いなる幻影』劇場用パンフレット文+若干の加筆)

 そんな彼女は、自分の在り方というものにおぼろげな疑問を感じるようになる。彼女が、外国人女性の部屋でユーラシア大陸の地図を見るとき、そこには日本は存在していない。

モニターの中の映画館さんの『大いなる幻影』

 侵入した外の世界が、まるで日常のような様子で非日常の姿を現すという構造は、「学校の怪談」シリーズを通じて黒沢清が歩み寄ったジャパニーズ・ホラーの諸作と同様なのだけれど、しばしば暴走に向かう「非日常」が、不確かだけれどそこにあるにちがいない「愛」によって、まるで返す波のように幾度も「日常」へと押し戻されるさまには、悠揚とした時間と空間の広がりが感じられて、これが95分の尺に納まるスケールだとは、にわかに信じがたい。

映画美学校
 映画美学校フィクション・コース初等科開講にむけて
 黒沢清(第一期主任講師)

我々は映画作りのノウハウを伝授しようとは考えていない。我々が目指すのは最強のインディペンデント映画作家の養成である。だからこの講座を選んだ時点で、あなたはただ「映画を撮りたい」と主張するだけではすまなくなった。最初にあなたを待ち受けているのは「どんな映画を撮りたいのか」という質問である。

相田冬二編『映画×音楽―セッション・レポート103』(Amazon)
 相田氏は、ぴあ発刊の雑誌『invitation』等のライターとのこと。ネットで検索してみると、非常に評判のいい映画評論家さんのようです。(寡聞ですみません。)
黒沢清監督『大いなる幻影』(Amazon)

■ロングインタビューからのメモ
・撮っている時は、何分になるかわからないままやっていた。自主映画もそうだった。編集時点も考えずにやったが95分に収まった。自分の手腕に感心もしたが、プロのやり方が染み込んでいると実感。
・脚本はラフ、ただまとめる時にジャンルが顔をだす。最後メロドラマにもっていったことでまとまった。
・『ドッペルゲンガー』の役所広司。ある種の決まった役でなく、それを外した映画を撮りたかった。翻弄される側の役は今までにやってもらったので、素晴らしいのはわかっている。今度は、翻弄する側をやらせてみたい、ということで、そのどちらをも一本の映画で、やってもらった。撮影は楽しくてしょうがなかった。ジャンルのごった煮。

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2006.09.16

■「ロボットミュージアム in 名古屋」10月12日オープン
  記念企画展「robotlab(ロボットラボ)」展

Robotlab03_2「ロボットミュージアム in 名古屋」、10月12日オープン
                     (RobotWatchより)

ロボットミュージアム (公式HP)
オープン記念企画展「robotlab(ロボットラボ)」展を開催。

会期:2006年10月オープン日-2007年2月4日(日)
“ロボットをアナロジカルに捉えること”をテーマに、アート/デザインの視点でロボットを捉えた企画展を年に3回開催予定。ロボットを定義できない存在であると定義Robotlab01し、さまざまな切り口から紹介していきます。現代美術作家やロボット研究者をキュレーションした展示、また、アーティストを招聘して制作過程を見せるというプロジェクト型展覧会の開催も予定しています。オープン記念企画展の今回は、日本初公開となるドイツ・カールスルーエを拠点に活動するアーティスト集団“robotlab”の作品をご紹介します。

 いよいよオープンが迫り、詳細が発表になりました。
 注目は、この“robotlab”の展覧会。一番上のミュージアム外観で、ガラスばりの会場内に映るのが、“robotlab”の作品と思われる。

 下記ドイツのウェブに、いくつかのプロジェクトのムービーが掲載されている。単なる工場用マニピュレータにみえるけれど、動きを観るとなかかな面白い。

Robotlab02 robotlab videos (公式HP)

 ひとり檻の中でゆっくり何故かなまめかしく動く工業用ロボットアームの生物感覚がおもしろい。檻に入れた工場用ロボットアームがゆったりしたランダムな動きをするだけで、まるで動物園の動物のようにみえるところが面白い。

 単に工場で観るのと、なんか違う。
 これも「不気味の谷」周辺の人間感性の面白いところなのかもしれない。そんなところをダイレクトに刺激するアート展示になっていたら素晴らしい。

 あと今後もアートプロジェクトを企画していくということなので、いつかヤノベケンジ氏の登場も期待できるのではないだろうか。名古屋栄の街中に、ヤノベアートが鮮烈に登場する日を楽しみに待ちたい。

◆関連リンク
当Blog記事
ロボットミュージアムin名古屋 10月オープン BMWミニクーパーロボットネタ他
ヤノベケンジ ジャイアントトとらやん

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2006.09.15

■雑誌新刊メモ「文學界_黒沢清とは何者か」
  「STUDIO VOICE 映像表現のニューヴィジョン!」

Bungakukai_kurosawa_1文學界_06年10月号

特集  黒沢清とは何者か

二十一世紀は黒沢を見なければわからない 黒沢清/蓮實重彦
壁と窓、あるいは集積と切断 大寺眞輔
回路は開かれた 樋口泰人
黒沢清の慎み深さが世界の法則を回復する 前田晃一
映画は勝手に生まれる 【『LOFT』をめぐって】 西島秀俊
小説とミイラの恋 山根貞男
映画であるだけで充分怖い 椹木野衣
シネマの記憶喪失 特別版──死体と語らう 阿部和重/中原昌也

 本屋で見かけたのだけど、これ、面白そうな特集です。
 『文學界』で黒沢清というのもなかなか凄い。でも、あの独特の映像文体は、たしかに文学的かも。しかし「黒沢清とは何者か」って、特集タイトルは、あまりに安直(^^;)。

 あ、ついでに紹介。 CATVのチャンネルNECOで9月は映画『LOFT ロフト』公開記念 特集黒沢清の映画術というのをやってます。チャンネルNECOオリジナルの『特番 黒沢清の映画術』(10分)というのもなかなかマニアックでよかった。

STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2006年10月号
 『映像表現のニューヴィジョン!
(amazon)

第一特集 映像表現のニューヴィジョン
宇川直宏「You Tube」動画発掘レヴュー!
AC部が教える「モーション・グラフィックス講座!」
映像クリエイター・マップ、DVDマストリスト!

先鋭映像クリエイター対談
PV/MV対談: 辻川幸一郎×野田 凪
VJ対談: 生西康典×鈴木ヒラク
INTERACTIVE対談: EXONEMO×長谷川踏太(TOMATO)
JINGLE対談: 中尾浩之×西郡 勳×井上 卓
ANIMATION対談: タナカカツキ×牧鉄兵×菅原そうた
ART対談: 会田 誠×田中功起

神山健治の「映画は撮ったことがない」Lesson06{良い脚本」とはなにか?
-その3「誤解」がもたらす構造

 今月のスタジオ・ボイスは、うちのBlogにぴったりの話題が満載。全部リンクを張ろうかと思いますが(^^;)、たいへんなので止めときます。それくらい新しい映像表現について、たくさん記事にされています。
 知らないものばかりで、おそまつなBlogに「究極」を名乗っているのが恥ずかしくなります(^^;;)。おまけに今号の特集の英語タイトルは「ULTIMATE MOTION GRAPHICS」だし、、、。

スタジオボイス 公式ページ

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2006.09.14

■『邪魅の雫』発売記念!?
  京極夏彦ラジオドラマシリーズ『百鬼徒然袋 雨・風』

大極宮の目玉情報(06/9/14)によると、

◆豪華キャストによる京極原作ラジオドラマ「百器徒然袋 雨・風」
 10月8日21時放送開始!
 ABCラジオ・ニッポン放送系全国7局ネットで、毎週日曜日21:00~21:30(予定)、全24回の放送になります。お楽しみに!
 ABCラジオ(大阪)、ニッポン放送(東京)、STVラジオ(北海道)、TBCラジオ(仙台)、東海ラジオ(名古屋)、RCCラジオ(広島)、KBCラジオ(福岡)、他

京極夏彦ラジオドラマシリーズ『百鬼徒然袋 雨・風』 (ABCラジオ・abc1008.com)

榎木津礼次郎・・・佐々木蔵之介
僕(語り)・・・・田口浩正
京極堂・・・・・・高嶋政宏
益田・・・・・・・石井 正則(アリtoキリギリス)
ナビゲーター・・・夏木マリ

 高嶋政宏の京極堂、なかなか声が合っているかも。「僕」の田口浩正もイメージより随分体が太いけど(<<声じゃわからんって(^^;))、はまるかも。どっちかっていうと多々良先生って感じだけど、、、。(最近お気に入りの『謎のホームページ サラリーマンNEO』で田口浩正氏がいい味出しています(^^;))

 あのシリーズの雰囲気は映像では相当難しいので、音声のドラマは正解かもしれませんね。ラジオドラマによる脳内映像を楽しみたいと思います。

 放送は7局予定らしいけど、ABCラジオはabc1008.comにPOD CASTやウェブラジオあるので、クリアな音で楽しむことが出来そうです。(今のところ、こうしたラジオ放送以外で流れるかどうかの情報はありませんので要注意。)

 9/26には『邪魅の雫』がいよいよ満を持して発売されるし、今秋は京極三昧の夜長を楽しめそうです。

◆関連リンク
当Blog記事
『百器徒然袋 風』感想(講談社ノベルス)
『邪魅の雫』 06年夏 いよいよ発売!
『邪魅の雫』05年9/22発売はない! 講談社の勇み足
京極夏彦氏執筆 『怪』ブログ
『百器徒然袋―雨』 『百器徒然袋 風』
『邪魅の雫』 堤幸彦監督『巷説百物語 狐者異』(Amazon)

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2006.09.13

■唐沢俊一『私のこだわり人物伝 円谷英二 -特撮の神様』

NHK知るを楽しむ『私のこだわり人物伝 円谷英二 - 特撮の神様』
 NHK教育テレビ 火曜日 午後10:25~10:50

講座内容            本放送       再放送
第1回ゴジラは日本人である 9/5 午後10:25~、9/12 午前5:05~
第2回先生は「キング・コング」 9/12午後10:25~、9/19午前5:05~
第3回ウルトラのおやじさん  9/19午後10:25~、9/26午前5:05~
第4回ここに特撮あり!~唐沢俊一が選ぶ円谷特撮名場面
                  9/26午後10:25~、10/3午前5:05~

 あー、第一回を見逃したー。こんな番組があるの、知りませんでした。

 9/12の第二回を偶然観ました。唐沢俊一氏が熱く語る「この世ならざる映像にとりつかれた」(撮り憑かれた?(^^;))円谷英二の映画人生は一見の価値ありです。

 エピソード的には円谷ファンにはどこかで聞いたり読んだ話が多いのですが、唐沢氏独特の語り口で、円谷の特撮映像センスがリアルに画面から立ち上がってきます。やはり圧倒的にパイオニア精神に溢れた方だったのだと、改めて感動します。

◆関連リンク
唐沢俊一氏ホームページ :: 東文研日記 06年09月05日(火) 
 唐沢俊一、円谷英二を語る

制作会社の方に聞いたら、「特撮系やるんだったら私しかいないでしょう!」と立候補したのですって、そのDさん。

 という方がチーフディレクターだそうです。そのこだわりも番組のにおいに影響しているのでしょうね。制作会社はここ→マンガ夜話も作っている[ テレビ番組制作会社 アマゾン ]

唐沢俊一氏ホームページ :: 東文研日記 06年08月09日(水)

昭慶監督の「ウルトラマンの股間について円谷英二が悩んだ話」が爆笑もののエピソードで、監督も「しかしこりゃNHKじゃ放送できないだろうなあ」と言っていたが、アマゾンのMさんは“いや、最近のNHKはこれくらい大丈夫ですよ”と。放送なるか? 

 これは第四回の収録のエピソードとして紹介されている。この日記にある写真-円谷英二実物大人形と唐沢氏の2ショットはなかなか渋い。

Karasawa_tsuburaya_text NHKテキスト『私のこだわり人物伝 2006年8・9月
 ジャイアント馬場~巨人伝説/円谷英二~特撮の神様』
(Amazon)

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2006.09.12

■宇宙から初めてのハイビジョン生中継
  HDTV in ISS:International Space Station

NHK INFORMATION「宇宙ステーションからハイビジョン生中継

Hdtviniss  NHKとNASA(National Aeronautics Space Administration)とで共同開発した ハイビジョン生中継システムが、日本時間9月10日に打ち上げられた スペースシャトル「アトランティス」に搭載され、国際宇宙ステーションに向かいました。

 ハイビジョンカメラは、これまでもスペースシャトルに搭載され、宇宙での撮影に成功していますが、いずれも収録後に地球に持ち帰ってから放送されており、宇宙からのハイビジョン生中継が実現すれば世界初となります。

宇宙航空研究開発機構:JAXA 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター
 高精細度ハイビジョンカメラシステム(HDTV)開発レポート

スペースシャトル「アトランティス号」(STS-115/国際宇宙ステーション
 組立てミッション(12A))の打上げについて | JAXA

 9/10に無事打ち上げられたスペースシャトルに映像マニア垂涎のシステムが搭載されている模様。ついに史上初のハイビジョン宇宙生中継が実現される。

 今までも宇宙のハイビジョン映像は放映されていたが、今度は宇宙ステーションに常設となるらしい。NHKが定時的にハイビジョン宇宙中継をしてくれたら、と思うとワクワクします。ハイビジョンの臨場感 + 生放送のリアリティ、宇宙映像の現時点での究極映像となることでしょう。今のところ、放映が実現するのは、調整等を進めて年末とのこと。きっと来年の初日の出は宇宙ステーションからの生映像で拝めることになるでしょう。

 そんなめでたいシーンばかりでなく、たぶん戦火の地を宇宙から放映することもあるだろう。各国要人が、そんな宇宙からの映像で戦乱のむなしさを認識してくれるようならいいのだけど、世の中、そんなに甘くないよね、きっと。9.11後の復讐の連鎖を観るたびに、人の業の深さを思うのだけど、つかの間、宇宙からの高精細な映像で、過酷な現実を少しでもみつめなおせると良いのにね。(あれ、こんな記事にするつもりでなかったのだけど、、、。)

国際宇宙ステーション:ISSの組立フライト 12A(STS-115) - JAXA
NASA - Space Shuttle
NHK INFORMATION「◆宇宙仕様ハイビジョンカムコーダの開発(平成10年10月27日)~スペースシャトルに初の搭載~」 こちらはテープ持ち帰りでの初HD映像の記事。

月周回衛星セレーネ(SELENE:SELenological and ENgineering Explorer)
   月からのハイビジョン映像!!(宇宙科学研究本部:JAXA)
 紹介ビデオ 

【レポート】筑波宇宙センター特別公開 - 来年は「きぼう」や「SELENE」の活躍に期待 (MYCOMジャーナル)

 搭載するハイビジョンカメラにより、鮮明な月の映像が得られるということだ。特に、アポロでも印象的だった"地球の出"(月の地平線上から地球が出てくること)などは楽しみなところで、もちろん月からのハイビジョン映像の送信などは世界で初めての試みだ。2005年は「はやぶさ」の活躍が国民の注目を集めたが、2007年度は「SELENE」がそうなるかもしれない。

NHK INFORMATION「月探査衛星にNHKのハイビジョンカメラ搭載決定」.

収録装置を含めて重さが約16.5kg、広角レンズと望遠レンズを装備していて、月の上空約100kmの軌道を周りながら、青い地球が月の地平線から昇る「地球の出」や月面のクレーターなどを高精細なハイビジョン映像でとらえようとする計画です。

 も一個、これも素晴らしい宇宙映像の企画を知りました。

 2007年度H2Aロケットで打ち上げ予定の月周回衛星にハイビジョンカメラが搭載されるらしい。高度100kmからのハイビジョン映像の撮影が実施され、地球へ映像がダウンリンクされてくる予定。こっちはまさに初めての月と地球の高精細映像になるわけで、激しく興奮します(^^;)。しかもアメリカの力を借りていない国産での月探査の実現。各種の探査ミッションが計画されているようだけど、ハイビジョン中継が最も一般にはアピールするんじゃないかな。

 これが受けたら、太陽系内全惑星(+かわいそうな冥王星)にハイビジョンカメラを飛ばしてほしいものです。なんならスーパーハイビジョンでもいいけど、開発陣は悲鳴を上げそう、、、(^^;)

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2006.09.11

■映画メモ 塩田明彦監督『どろろ』

Dororo_posterどろろ(公式HP) TBS 映画『どろろ』

2007年新春 公開
【主演】
妻夫木聡,柴咲コウ
【原作】手塚治虫
【脚本】
NAKA雅MURA,塩田明彦
【アクション監督】程小東
【監督】塩田明彦
 ある国に目・耳・口・手・足といった体の部位を奪われた肉の塊のような子供が生まれた。彼の父で武将の醍醐影光が強大な力を手にいれようと48体の魔物と契約を交わし、生まれてくる子供の体の部位をそれぞれの魔物に捧げた。その捨てられた子供を拾った医師の寿海は、医術を駆使して作り物の体を与えて彼を百鬼丸と命名する。
 やがて成長した百鬼丸は、魔物を倒すことで自分の体の部位が取り戻せることを知る。自分の体を取り戻すため旅に出た百鬼丸は、その途中、自分の左手に仕込まれた妖刀を欲しがる泥棒・どろろと出会い、一緒に旅をすることに。こうして二人の魔物退治の旅が始まった。

 上のは映画館のチラシの写真と同じ図柄。色合いが素晴らしく良いので気に入ってしまいました。特に衣装が素晴らしい(これが載せたくて記事にしました)。これ、スタッフリストでは黒沢和子氏によるもの。すごく良いですね。

 もともと子供の頃、アニメ『どろろ』はなんかおどろおどろしくて、ちゃんと全部観てませんでした。塩田明彦監督が今回、どう描いてくれるか、なかなか見ものです。ニュージーランドロケらしいけど、『ロード・オブ・ザ・リング』のような雄大な自然を背景に描かれるのでしょうか。残念ながら公式サイトでもまだ予告編は公開されていません。

 ということで、塩田監督のまわりを固めるスタッフ陣のリンク集です。

・衣装デザイン:黒澤和子

・コンセプトデザイン:正子公也
 正子公也氏は絵巻作家とのこと。公式HPのギャラリーの絵がいいです。

・VFXプロデューサ:浅野秀二
 浅野秀二氏はリンクスデジタルワークスの方のようです。
 この方、黒沢清監督作品のスタッフとしての経歴が何作品か。あと塩田監督の『黄泉がえり』でもVFXプロデューサー。自身監督した『こいつは朝から』(1980)というのには黒沢清監督が出演しているようです。
 リンクスデジタルワークスのCGメイキングの紹介がなかなか充実。

・VFXディレクター:鹿住朗生 
 鹿住朗生氏は映画『ポケットモンスター』アンドロメディア』のCGIディレクター

どろろ-Wikipedia

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2006.09.10

■墨岡雅聡監督 『前向きでいこう』

Maemuki01
YouTube - 『前向きで行こう』 - Let's go positively (1991)

 インディーズフィルムのコンテスト番組「えび天(えびぞり巨匠天国)」第十三回(1991/4/6深夜)に登場した素晴らしい自主映画。YouTubeに掲載されていたので、リンクをご紹介。(僕は今でもVHSのビデオを保存していますが、掲載したのは僕ではないので、念のため(^^;)。上記写真は自分のVHSからのキャプチャーです)

 この快活な作品は、今でもネットのそこかしこで話題になっています。僕も自分の(今は更新していない)HPで採りあげて、モノローグを全編書き出したりしていました。→『前向きでいこう

 そのHPの記事が縁で、職場が同じだった方からメールをいただいて、2000年夏に墨岡監督が亡くなられたことを知りました。もっとこの監督のセンスでいろいろな映像をみせてほしかったので、本当に残念なことです。職場はコクヨだったそうですが、「えび天」という番組がもっとヒットしていたら、プロ監督としてのデビューの可能性もあったはず、、、、。心からご冥福をお祈りします。

Maemuki03
 この写真はえび天のサマージャンボリーというスペシャル番組で、えびぞりー賞を受賞して挨拶する墨岡監督。この時は、いっしょに登場した保田克史監督の『パルサー(PULSAR)』という作品の動きを真似て、会場に爆笑をさそっていました。エスプリにとんで、しかしどっか繊細なしゃべりが印象的でした。

 「えび天」は、そのオープニングにシュヴァンクマイエルの『対話の可能性』を使っていて、僕はそれで初めて彼の作品に触れました。熱心に観てたので、思い出深い番組です。(YouTubeには「えび天」の作品が他にもいくつかアップされています。)

◆関連リンク
・「hi-lite」 監督:墨岡雅聡 (ぴあフィルムフェスティバル(PFF)公式ホームページ)

1986年/8ミリ/カラー/32分 監督・脚本 : 墨岡雅聡
制作 : 岐部俊夫/山本康晴 撮影 : 田中 徹/山本康晴
編集 : 山本康晴/墨岡雅聡
出演 : 墨岡雅聡/山本康晴/長沼秀幸/島田一久

ショート・ショート作品集とでも言おうか、32分の中に短いエピソード、ギャグが10数本も散りばめられた一篇。(略) 特に後半の“23歳のなった僕の右手と左足と後頭部”のエピソードは、機関銃のように発せられるウィットの利いたモノローグとそれに合わせてリズミカルに展開する映像が見事にシンクロし、軽いけれどしなやかな“23歳の僕”の存在論を雄弁に語って小気味良い。(略)

 この作品は未見ですが、1986年のものなので、『前向きにいこう』の原型かもしれません。どなたかご存知の方、コメントいただけると嬉しいです。

・「右手と左足と後頭部」(Google)で検索すると、ネットのいろんなところでこのフレーズが使われていて、ファン層の広さが確認できます。
・自主映画データベース 三宅裕二のえびぞり巨匠天国

以下、モノローグの採録。(自分のHPから再録。)

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2006.09.08

■シトロエン ハイブリッドコンセプトクーペ「C-Metisse」
  CITROEN Hibrid Vehicle C-Metisse

Cmetisse_side00_2
Cmetisse_front

【パリショー】Citroen社、ハイブリッドのコンセプトクーペ「C-Metisse」(Tech-On!)
CITROEN公式HP TopPage Designe Photos Hybrid Technology

 インパクトのあるデザインに目を見張ります。ロングボディと大胆に低い車高が地に吸い付くようなプロポーションを形成しています。

Length: 4,740mm  Width: 2,000mm
Height:  1,240mm   Wheelbase: 3,000mm

 そしてディーゼル・ハイブリッド。

Diesel hybrid drivetrain
V6 HDi diesel engine developing 150 kW (208 bhp)
with a DPFS and 6-speed automatic transmission
Two electric motors in the rear wheels:
- each with torque of 400 Nm - and developing 15 kW (20 bhp)
ZEV mode (range of 3 km at 30 kph)

 ハイブリッドのメカニズムは、後輪の中にモーター・ジェネレーターを組み込んだホイールインタイプ。ピュアEVモードで3km走れるというのもワクワクします。

 デザインとメカニズムでまさに未来がここにある、というコンセプトカーです。乗ってみたいですね。

Cmetisse_side

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2006.09.07

■デビッド・リンチ監督『インランド・エンパイア』
  Devid Lynch's Inland Empireベネチア映画祭上映

Lynch_weather  いよいよ傑作『マルホランド・ドライブ』に続くデビッド・リンチの新作がベネチア映画祭で上映されました。というわけで、ウェブの記事の紹介です。例によって怪しげな翻訳を交えて紹介してますので、リンク先の原文に当たられることをご推奨。(ベネチア映画祭では、栄誉金獅子賞を受賞。60歳は過去最年少とか。)

 英語で読むと、さらに妄想が膨らみます(^^;)。

(右の写真は、DavidLynch.comのDairy Weather Reportより。)

-----------ネタばれ、注意。と言っても、断片しかわかりませんが、、、-----------

'Elephant Man' director David Lynch gets lifetime achievement award

 it's a 'plotless collection of snippets that explore themes Lynch has been working on for years'. Some of the subplots revolve around a Hollywood actress starring in a cursed film, the trafficking of women from Eastern Europe and rabbit-headed people, one of who has been voiced over by Naomi Watts. It is believed that Inland Empire contains a number of scenes depicting hallucinations and is a little different from Lynch's previous ventures.

 それは「リンチが長年扱っているテーマを探る切れ端のプロットのないコレクション」である。ウサギの頭の人々-そのうちの一人の声がナオミ・ワッツ、東欧からの女性売買といったサブプロットのいくつかが、呪わしいフィルムに主演するハリウッド女優を中心にして回っている。 『内陸帝国』は、幻覚症状について表現する多くの場面を含んでいて、リンチの今までの冒険と少し異なっている。

What's the film about? No idea, says star

 演じたローラ・ダーンが、「自分が何を演じた映画だかわからない。長いことリンチと仕事をしてきた経験から言ってもユニーク。もう一度映画を観て考えるのが楽しみだ」と語っている。
 評論家の質問にリンチは“It’s supposed to make perfect sense . . . That’s what’s so terrible about press conferences. It’s all about the film, not about the words.” と言っている。「完全な意味/感覚?になるべきである」??、、、なんだか凄い妄想が膨らむ言葉です。

Google News Inland Empire 最新ニュースはこちら。

YouTube - David Lynch's Inland Empire
 I ask David Lynch why he decided to name his next movie "Inland Empire."

 デビッド・リンチが"Inland Empire"のネーミングについて語っているVTR。わたしのヒアリング性能ではよくわかりませんが、どうやら最近両親のログキャビンで見つかった、5歳の頃のリンチ自身のスクラップブックの最初のページにあった言葉から付けられた、ということのようです。

YouTube - David Lynch Rabbits
 以前はデビッド・リンチ.comで公開されていたショートフィルムRabbits。これが「ウサギ頭」なのかどうかは不明。今は公式サイトでの公開はされておらず、YouTubeに頼るしかありません。うえのリンクは、ナオミ・ワッツではなく、レベッカ・デル・リオ:Rebekah del Rio版。

◆DavidLynch.comがリニューアルされて、新ページがありました。
INTERESTING QUESTIONS BLOG(公式ブログ)
ZYGRON'S ART Gallery

◆当Blog関連記事
デヴィット・リンチの美術展 カタログ感想 
デヴィット・リンチ絵画展@パリ ジ・エアー・イズ・オン・ファイアー展 
デヴィッド・リンチ監督と牛@『インランド・エンパイア』
『インランド・エンパイア:Inland empire』上映館情報
DEVID LYNCH 新作 "Inland Empire"
デヴィッド・リンチ 『インランド・エンパイア:Inland Empire』
  ビデオブログ と リンチサイン入りグルメ・コーヒー
 
DEVID LYNCH 新作 『Inland Empire』 
YouTube - デビット・リンチ作品 
デビッド・リンチ Inland Empire続報
デヴィッド・リンチ監督『インランド・エンパイア』予告篇

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2006.09.06

■2006世界3DフィルムエキスポⅡ
  World 3-D Film Expo II

2006 World 3-D Film Expo II presented by SabuCat Productions

3d_world_fess2005  2006 September 8 - 17。今週末、ハリウッドで、こんなイベントが開催されます。世界の立体映画マニアが集う素晴らしいイベント(^^;)です。左の写真の壮観な雰囲気をまずはお楽しみください、ってこんなの観て喜ぶのは僕だけか、、、、。

 行ってみたいー!!

FULL FEATURE LIST 上映作品のリスト

3d_robot_monster_1Robot Monster (1953)
CAST: GEORGE NADER, CLAUDIA BARRETT DIRECTED BY: PHIL TUCKER
RUNTIME: 63 mins.

 といったふるーい作品から、下記のようなバリバリの新作まで幅広く上映が予定されているようです。(立体視はできないが、リンク先に予告編:Trailerが掲載されています)

3d_night_of_the_living_dead_Night Of The Living Dead 3-D (2006)
CAST: BRIANNA BROWN, JOSHUA DESROCHES, SID HAIG
DIRECTED BY: JEFF BROADSTREET
RUNTIME: 80 mins. COLOR: color
GUEST LIST: Cast and crew of the film
SHOWING: Friday September 8, 2006 MIDNIGHT SHOW
WORLD PREMIERING AT THE FESTIVAL!

 ジョージ・ロメロのクレジットは見当たりませんが、もしかして3Dリメイク作品でしょうか。

 Night Of The Living Dead 3-D(公式HP)には、赤青メガネで観るStereo 3D Galleryも用意されています。

 日本でもこんなイベントが開催されないかなーー。というか、そんなに観たいなら、お前、やれと言われそうだけど、、、そんな暇ないし。定年退職後にでも地元の公民館で主催しようかなーー(^^;)。究極映像研の夢のひとつとしておきましょう。

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2006.09.03

■ポン・ジュノ監督『グエムル -漢江(ハンガン)の怪物-』

 『グエムル -漢江(ハンガン)の怪物-』(公式HP) 公式ブログ

 『グエムル -漢江(ハンガン)の怪物-』、さっそく観てきました。こういうの、封切り日に行ってしまいます。結局、怪獣映画に血が騒ぐ(^^;)。

 実は韓国映画を観るのは初めて。映画館だけでなくDVDでもビデオでも実はまったく観たことがなかったりします。完全に食わず嫌い。映画ファンとしてはなんとも偏食。(世のおばちゃんが大騒ぎしているのを観て、それだけで観る気がしないという、「萌え」とかと同根の気持ち悪さを感じて、、、。)

 んで、この映画、冒頭から突っ走る。
 なかなか素晴らしい演出とカメラワーク。CGはThe Orphanageというスタジオ、クリーチャーはweta workshopのデザインという一級品。漢江の河原ののどかな風景が、怪獣の出現によって阿鼻叫喚の地獄と化す、日常への異物の進入を描いた映画として見事な映像。ワクワクしてくる。

 中盤、中だるみとコミカルな描写で緊迫感がトーンダウンするが、そこも独特の世界になっていて、好き嫌いは分かれるだろうが、僕はなかなか面白かった。

 浦沢直樹との対談(ポン・ジュノ監督、浦沢直樹 対談(ぴあ9/7号))で、「『グエムル』は『20世紀少年』を片手に持ってシナリオを書いた」、とポン・ジュノが語っている。確かにインスタント食品とか草の根の反逆とか、いろいろと『20世紀少年』を思い出させるシーンがあり、ファンは楽しめる。
 
 あと韓国での米軍の介入のリアリティというのが体温として伝わってくる。日本映画よりずっとリアルなものとして米軍の存在が韓国においてはあるのだろう。米国批判としてもこの映画、なかなか面白い。

 柳下毅一郎氏のKiichiro Yanashita's Murderous Pageで「「韓国の黒沢清」だと思っている。いや、作風も何もぜんぜん違うんだけど、どこか似ているような気がする」と書かれていた。僕も同感。どこかで黒沢清につながっている。それは現実のリアルな受け止め方、とかそういったレベルの価値観の部分のような気がする。

◆関連リンク
・当Blog記事 映画メモ ポン・ジュノ監督『グエムル -漢江(ハンガン)の怪物-』 
ポン・ジュノ監督作品 DVD (Amazon)
MovieWalker レポート  ヒロインを演じたペ・ドゥナが、監督の才能を絶賛! 
Movie Special : UMA(未確認生物)研究所 グエムルのCMサイト

◆9/5追記(以下のリンク先もネタばれ有、注意!)
 野良犬の塒さんの記事で知りました。(「気づけよ!!」という声が聞こえてきそう(^^;))
映画「グエムル」、ネチズンの間で日本アニメひょう窃疑惑拡散(中央日報)
韓国映画「グエムル」 VS 日本映画 機動警察パトレイバー劇場版「WXⅢ 廃棄物13号」(enjoy Korea)  設定デザイン画も掲載。
 怪獣のデザイン、誕生の理由等、類似性が挙げられています。確かに言われてみて思い出しました。(『WXⅢ』、ビデオでずいぶん前に観ましたが、ほとんど忘れている(^^;;)。)

--------ネタばれ有、これから観る人は読まないでください-------------

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2006.09.02

■POWERS of 10 : パワーズ オブ テン

Powers of Ten(YouTube)
Powers_of_10

 あまりとなえさんのコメントを読んで、久しぶりに思い出しました。
 この極大と極小を行き来する感動のムービーについて調べてみました。まず映画本編(9分)がYouTubeにあります。
 数十枚の写真のズームとオーバーラップで構成されています。

 そしてクレジットには、Made by the office of Chales and Ray Eames for IBMとあります。
 チャールズ&レイ・イームズ! 椅子とか家具のデザインで有名なあのイームズ、とのこと。

Eames Office Powers of 10 (official HP Eames Online)

 というわけで、なんと公式HPがありました。撮影風景とかメイキングが掲載されているページもあります。素晴らしい。

◆その他類似/パロディ作品

Secret Worlds: The Universe Within
 ウェブ上のソフトでスピードを変えて見られる

Simpsons Powers Of Ten(YouTube)
 おー、シンプソンズ!!

Cosmic Zoom(YouTube)
何故か韓国語の字幕つき

 あとゼメキス監督の『コンタクト』にも近いシーンがありますが、CGが利用されており本編より素晴らしい出来(音楽の使い方とか凄く良いし)。

◆関連リンク
MoMA Online Store Japan - チャールズ&レイ・イームズ
Charles Eames『Power of Ten: A Flipbook』(Amazon)
DVD 『EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界』(Amazon)

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2006.09.01

■Zoom,Zoom,Zoom (interact10ways.com)

Zoomzoomzoom

information (interact10ways.com)

May 22, 2006
Zoom,Zoom,Zoom * from : Bifurcated Rivets
写真の一部をひたすらズームしていくと、その先には...。
              (What is going on ? さん経由)

 このinformationというページ、素晴らしいです。無限に遊んでいたくなります。
 マツダZoom Zoomのサイトでこれをやったら、評判になっただろうに。

 誰かアニメの絵でこんなの作ってみませんか(^^;)。作られたら、ご一報を。

10 ways
 他にもこのサイトには素晴らしいインタラクティブ作品があります。下記は"Light"という作品。どちらも写真のインターフェイスとしてワクワクして、そしてこのインタフェース自身が芸術となっているところが凄い。

Light

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