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2006.10.15

■澁澤龍彦コレクション『幻想の画廊から』

Gensou_no_garou_01『澁澤龍彦コレクション―幻想の画廊から』

 「幻想的な美術や芸術作品に惹かれる」生来の資質から渉猟しはじめられた膨大な「ヨーロッパの幻想画家の画集」や「悪魔学や錬金術やエロティシズムに関するテキストならびに研究書」のエッセンスを自由自在に組み合せ、渋沢龍彦自身の強い“好み”から見事に統一を与えられた伝説の美術論集。
 「マニエリスムからシュルレアリスムへ」という革命は本書から始まった。

 食わず嫌いで読んだことがなかった渋澤龍彦。
 たまたまいつも行く本屋に、2001年刊行の本書が何故か平積みになっていた。アルチンボルドの有名な絵に引かれて、手にとってみると、下記の画家たちの名前が幻惑的な章題とともに並んでいた(ほとんど知らない体たらく(^^;))。思わず、購入、帰りの電車でざっと目を通した。

 各章が画家たちの紹介になっているのだけれど、エッセイは簡単な紹介程度で少し物足りない。画家たちの作品は、文庫版の場合モノクロ印刷で各1-2枚掲載されている。どれもモノクロながら妖しい魅力を放っている。が、これもモノクロで欲求不満になる。これをインデックスとしてネットで各画家の作品にあたると、広大なシュルリアリスティックな空間が目の前に開けそうで、ワクワクしながら電車を降りた。

 というわけで、今日もネットでフランスの郵便屋シュヴァルが一生かけて構築した幻想の城などをググってドキドキしていた。これから何回か、この幻想の作家たちのネットでのリンク集を作成したいと思う(不定期です(^^;))。

 それにしても、巻末の<河出文庫 渋澤龍彦コレクション>のラインナップを眺めると、どれも面白そう。ポチポチとこれから手にとることになりそうな予感。いまさらですみません。

◆関連リンク集
・各作家ごとに記事を作成し、できたところから下記にリンクさせるつもり。ということで最初はまだリンクがありません。明日にでもまずは郵便屋シュヴァルへのリンクを作る予定。

空間恐怖と魔術―スワンベルクとブロオネル
女の王国―デルヴォーとベルメエル
イメージの解剖学―ふたたびベルメエル
卵・仮面・スフィンクス―レオノール・フィニーの世界
夢みる少女―バルテュスの場合
混沌から生成へ―タンギーの世界
マグリットの冷たい夢―終末の青空
神の香具師ゾンネンシュターン―月の精の画家
サルバドール・ダリの両極性―堅いものと軟らかいもの
光り輝くルネサンスの幻影―ダリ展を見て
『百頭の女』と『スナーク狩り』―マックス・エルンスト
ピカビアと機械崇拝―あるダダイスト
存在し得ない空間―M・C・エッシャー
ボマルツォの「聖なる森」
崩壊の画家モンス・デシデリオ
だまし絵・ひずみ絵―ホルバインその他
メタモルフォシス―アルチンボルドを中心に
一角獣と貴婦人の物語
北欧の詩と夢―ベックリンとクリンガー
密封された神話の宇宙―ギュスターヴ・モロオ展を見て
幻想の城―ルドヴィヒ2世と郵便屋シュヴァル
人形愛―あるいはデカルト・コンプレックス
玩具考―古き魔術の理想
仮面のファンタジア

・「幻想の画廊から」で検索してたら、こんな画集のHPがありました。
 →幻想の画廊から。この中の「深井克美」作品が素晴らしい!

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コメント

 shamonさん、ども。

>>埼玉県立近代美術館にて
>>「澁澤龍彦-幻想美術館」
>>が開催されています。~5月20日(日)まで。

 情報、ありがとうございます。面白そうですね。

 今年の春は東海地方もいくつか幻想的な展示会があり、またご紹介しますね。ではでは。もし行かれたらレポート楽しみにしてます。


投稿

投稿: BP | 2007.04.14 22:27

まいどです。BPさん。

埼玉県立近代美術館にて
「澁澤龍彦-幻想美術館」
が開催されています。~5月20日(日)まで。

詳細は
http://www.momas.jp/003kikaku/3.01.next.k.htm
へ。


投稿: shamon | 2007.04.11 06:46

 shamonさん、こんばんは。
 今週は風邪と仕事で過酷。ひねもすのたりなBlogをする時間がなく、ストレスたまりまくり。返事と更新が遅れてすみませぬ。

>>マグリットの冷たい夢―終末の青空
>「光の帝国」でしょうか?

 この本では『強姦罪』と『陰悪な空模様』です。
 「光の帝国」は僕もどっかで観た記憶。

 高校の時に、シュールリアリスムの好きな級友のなべた君(ここ見てるといいけど)の影響でダリとマグリットは好きでした。何故かその頃はマグリットの方が圧倒的に好きだったのですが、今はダリでないと駄目です。不思議ですね、好みって。

>この本をきっかけにお気に入りの画家が見つかるといいですね。

 レオノール・フィニーとかまだこの本の白黒で観てるだけですが、凄そうです。終末にネット鑑賞の予定(^^;)。

投稿: BP | 2006.10.20 00:25

BPさん、おはようございます。
故あって4時起きshamonです。
澁澤龍彦、一時期ハマッてました。

>マグリットの冷たい夢―終末の青空
「光の帝国」でしょうか?
今、上野の国立西洋美術館に来ています。
http://event.yomiuri.co.jp/royal/index.htm

>サルバドール・ダリの両極性―堅いものと軟らかいもの
今開催中のダリ展で堪能してきました^^。
TBお送りします。

>存在し得ない空間―M・C・エッシャー
来月Bunkamuraにてエッシャーの個展が開催予定。
http://210.150.126.198/shokai/museum/lineup/06_escher/index.html

エッシャーは数年前銀座で観た「若手芸術家によるエッシャーへのオマージュ展」(タイトルうろ覚え^^;)が素晴らしかった記憶があります。
若手芸術家によるエッシャーの作品を立体的に表現したオブジェの展示やアニメーション映像が上映されてました。
中でも会場に設営された小空間「歪みの部屋」は人間の錯覚を利用したスグレモノで、意気揚々で入室したら腰が抜けそうな感覚を味わわせてくれました(笑)。あの衝撃は今も忘れられません。

>人形愛
「イノセンス」を連想しちゃいそう。

この本をきっかけにお気に入りの画家が見つかるといいですね。

投稿: shamon | 2006.10.16 05:29

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受信: 2006.10.16 05:18

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