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2006年3月26日 - 2006年4月1日

2006.04.01

■版画家 早川純子氏HP 鹿角版画室

早川純子さんのホームページトップ鹿角版画室

いしい しんじ著 早川純子画 『トリツカレ男』

 偶然本屋で眼に留めたこの本。なんとも素晴らしい表紙に惹かれて、フラフラと購入。(不勉強ながらいしいしんじ氏のことは全く知らない。)
 この表紙の早川純子さんは版画家のようです。リンクのHPに素敵な版画が掲載されています。
 この動物(イヌ?)の目がとてもいいです。顔つきがたいへん好き。画面の雰囲気はどこかノルシュテインを思いださせますね。

 というわけで、この方の著作と、挿画の本をいくつか紹介。表紙をお楽しみ下さい。
 僕は 『トリツカレ男』  『まよなかさん』  『しんじなくてもいいけれど』の順に好きです。版画がほしい!!

早川純子著 『まよなかさん』  早川純子著 『不眠症』

チーズの絵本早川純子著 『チーズの絵本』 アズキの絵本 『アズキの絵本』

内田麟太郎著 早川純子画 『しんじなくてもいいけれど』

ガルシア=マルケス著 早川純子画 『物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室』

スザンナ・タマーロ著『トビアと天使』

◆関連リンク
・グーグル イメージ検索「早川純子」
いしいしんじ氏のごはん日記
・早川純子さんのHPのリンク集をたどっていくと、これまた堪らないページに遭遇
 ウラ図画工作室 図画工作家廣瀬剛さんのホームページ

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2006.03.31

■グーグルアース Google Earth
   インターナビ フローティングカーデータ&Web Cam

Google_earth_internavi_1
internavi Premium Club インターナビ・ラボ
internavi Premium Club インターナビ・フローティングカーデータ on Google EarthTM.

 インターナビ・フローティングカーデータをGoogle EarthTM上に表示するデモンストレーションを行っています。
 現在は、東京・大阪・名古屋3エリアのインターナビ・フローティングカーデータ(統計情報)をGoogle EarthTMで展開可能なkmlファイルの形式で提供しております。

 ホンダのITSインターナビで、グーグルアースを用いた渋滞情報サービスがはじまりました。グーグルアースをインストールしてあれば、上のリンクのカーデータのところから東京、大阪、名古屋のいずれかをクリックするだけで、グーグルアースが起動して、渋滞情報が即、分かります。ノートPCで車載すれば、渋滞をある程度避けて走行できるわけです。
 フローティングカーというのは、NAVIの付いたホンダ車でインターナビの会員が携帯をつないでいると通信で、車の走行場所と速度等をホンダのサーバへ送信するというもの。その情報が渋滞情報になる、つまり車がネットと繋がってセンサの働きをするわけ。
 今回のサービスは、そのデータとグーグルアースをくっつけたホンダのアイディア。グーグルアースのインターフェースで、NAVI的な映像を扱えるのがなかなかの快感。これ、全て無料サービスなのが嬉しい。

Google_earth_web_cam
ウェブカムとQT VR パノラマ写真
 グーグルアースで遊んでいて、上のサービスがあるのを知りました。
 グーグルアースの左下のLAYERSのところで、Community Showcaseで、WEB CAMとWorld Wide Panoramasをチェックします。そうすると衛星写真上にカムとパノラマカメラのアイコン(写真上)が表示されます。これをクリックすると、写真下に抜粋したようなリアルタイムの実景と360度パノラマ写真が見えます。
 こうしてまた一歩、どこでもドアの世界が近づいているわけです。こりゃ、また寝れなくなりそう(^^;)。 

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2006.03.28

■スタニスワフ・レム Stanislaw Lem 死去

Stanislawlem

ポーランドのSF作家、スタニスワム・レムさん死去、84歳(ロイター)

 小説「ソラリスの陽のもとに」と、その映画版である「惑星ソラリス」「ソラリス」で知られ、IT界ではSun MicrosystemsのOS、Solarisの名前にも足跡を残すスタニスワフ・レム氏が84歳で死去した。

「ソラリス」を生み出したSF界の巨星、スタニスワフ・レム氏が死去(ITmedia News)

 「午後3時直後(グリニッジ標準時13時)、血液循環系の問題で心臓病の治療中だったスタニスワフ・レム氏が死去した」とジャギエロニアン大学病院のアンドレイ・クリーグ部長はReutersに語った。
 レム氏の著作は2700万部が販売され、40カ国以上に翻訳された。ロボットが支配する機械世界を描いた「宇宙創世記ロボットの旅」が1974年に初めて英訳され、称賛を浴びた。

 SFの巨星が、東欧の地で亡くなりました。合掌。
 僕は『砂漠の惑星』と『ソラリス』が特に好きです。「思弁小説」というのはまさにレム作品のための言葉ではないでしょうか。

 先日、自伝と評論を載せた『高い城・文学エッセイ』を購入したので、追悼の意を込めて読んでみようと思います。

◆関連リンク
The Official Stanislaw Lem Site(ポーランド)
・上記公式サイトの掲示板 Solaris ForumLem has diedという記事があります。ここには19時間ほどで三十数人の追悼文が寄せられています。

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■CeBIT 2006他 ハイビジョン光ディスク関係リンク

 いよいよ光ディスクもハイビジョンソフトの時代がやってきます。(米Warnerは当初本日3/28にHD DVDソフト発売の予定だったが、4/18に延期。価格は28.99ドルからスタート)。
 ハイビジョンに最近どっぷりと、はまっているので嬉しくてしかたありません。

 最近、早朝暗いうちに会社へ出かけ、遅くに帰ってくる生活。おまけに会社でもほとんど外へ出ないので、平日は昼間の風景にハイビジョンでしか出会いません(^^;)。
 先日、たまたま出張で外へ出た時、外の明るい鮮明な風景を観て、お、なんかハイビジョンっぽい、と感じてしまいました。末期的ですね(^^;;)。

 というわけで、ここ最近のハイビジョン光ディスク関連のニュースリンク集です。溜めてあったので、ニュースと言うにはいささか古いものもありますが、最近の動向は把握できるかと思います。

 プレイヤーはPS3の影響で、とんでもなく安い値段からスタートするようだけれど、肝心のレコーダはどうなるのでしょう。今のところ、ハイビジョンレコーダとしての発表は少ないですね。PCに搭載されて出てくるのがスタートになるかも。
 方式は結局メーカの利害だけで、ユーザを混乱させるBD(ブルーレイ)とHD DVDの2方式に分離。さーてどちらを買うか、悩みどころです。にしてもDVDソフトはかつてのLDと同じで値崩れでしょう。今でも500円とかあるけど、、、。

◆CeBIT 2006 06.3/9-
グーグルニュース CeBIT
・会場レポート(AV Watch)
VAIOは夏モデルでBD対応-「BDは勝利の準備ができた」
 →続報・米Sony、Blu-ray Discドライブ採用VAIOを初夏に発売
    -価格は2,300ドル。メディアは4月から

CeBIT 2006【PC編】NECが記録型HD DVDをデモ
 -HDMI出力搭載ビデオカードも登場

ITmedia News:東芝、HD DVDドライブ搭載ノートPCを発表

東芝、HD DVDドライブ搭載ノートPCを発表 HD DVD対応Qosmioは小売価格2500~3500ユーロ、2~3週間以内に発売される予定 

◆2006 International CES
2006 International CES【Blu-ray編】
International CES 2006【HD DVD編】
東芝、499ドルのHD DVDプレーヤーを3月に投入
Warner、HD DVDで3月28日より24タイトルを発売
 →続報 ・米Warner、HD DVDソフトの発売を4月18日に延期
Paramount、Blu-ray/HD DVDタイトル発表
 -HD DVDで「Mission Impossible」トリロジー

SPE、Blu-rayタイトル第一弾の20作品を発表
 -フィフス・エレメント/ロボコップなど。2層は今夏

FOX、Blu-rayプレーヤーと同時期に20タイトル発売
 -リーグ・オブ・レジェンド、アイス・エイジなど

◆その他リンク
米Sony、1,000ドルでBDプレーヤーを7月発売
 -HDMI 1080p出力対応の「BDP-S1」

記録型DVD、2層化から始まる多層化、大容量化への道次世代、
 次々世代ディスクは100層、テラバイトへ

Blu-rayソフトは5月23日発売。価格は29,99ドル~
Merrill LynchのPS3コスト分析
PC処世術 - 雑感:次世代DVDの規格争いはビデオテープの再現か

 さらに次世代型DVDが浸透する時代(4~5年後)を考えてみると、それは恐らくテラバイト級HDDが安価に売られ、PCへの搭載が常識となる頃のことだ。その時代における30~50GBのメディアのインパクトというのはどんなものだろうか。それは、かつてHDDが1GB程度だった頃のフロプティカルディスクとMD-DATAの中間くらいの容量に相当する。

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2006.03.26

■凸版印刷 『トッパンVRシステム』究極ナスカ映像

naska_VR  shamonさんのレポート「世界遺産ナスカ展-地上絵の創造者たち-」にあった「究極の映像体験」ナスカVR(バーチャルリアリティ)の件、調べてみたら画像を含む情報が見つかりました。

世界遺産ナスカ展で、地上絵を仮想体験しよう!(ASCII24)

デジタルによる地上絵の再現は凸版印刷(株)が中心になって行なった。凸版印刷では“トッパンVRシステム”という独自開発のシステムを利用して、3DCGによる故宮博物館や唐招提寺のVRコンテンツを作成している。ナスカの地上絵のVR化に際しては、等高線などの地形情報をモデリングし、その上に現地で撮影した1万点以上の写真を、一部衛星写真を交えながらテクスチャーとして貼り付けている。約80km四方の範囲を再現しており、現地で運行している観光用セスナ機の高度とほぼ同等の200mの高さに加え、地上絵の上に実際に立ったのと同程度の高さ80cmからの閲覧もリアルタイムレンダリングで可能となっている。

トッパンVRシステム(公式HP)

ようこそ、ナスカの空へ。「ナスカ展」で最新VRを展示上映(トッパン webEJ トピックス)

VRの特長はハイビジョン映像を上回る高精細な映像と、リアルタイムレンダリングによるインタラクティブ性だ。あたかも現地に行ったかのような景観が目の前に広がり、しかも現地では降り立つことの許されない場所も詳細に見て回ることができる。

 「ハイビジョンを上回る高精細な映像」というのは、上のASCII24の記事によれば、「『HP xw4300 Workstation』3台を映像再生用に利用(1280×1024ドットの画面を横に3面ならべて横10×縦3mのスクリーンにプロジェクターで投影」というもののことのようです。つまり3840×1024ドットの高精細映像。
 これは確かにナスカ「究極映像」。展示会は平面スクリーンなのに対して、トッパン小石川ビルのVRシアターでは、曲面スクリーンで見ることが出来るようです。これも一度観てみたいものです。

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■フーベルト・ザウパー監督 『ダーウィンの悪夢』

darwins_nightmare
Le Cauchemar de Darwin / DARWIN’S NIGHTMARE / ダーウィンの悪夢
公式HP
Official Site
Unifranceフランス映画情報 ダーウィンの悪夢
(詳細データ)

 NHK BS世界のドキュメンタリーで放映された『ダーウィンの悪夢』を観ました。
 想像以上に過酷なタンザニアのヴィクトリア湖畔の町ムワンダの地獄のような現実。どんな現実かは柳下毅一郎氏の日記に詳細が書かれているので参照下さい


◆ドキュメンタリーで語られる地獄のメカニズム

 1ドルで魚工場の夜警を務める男(上記写真中央)。最初の登場シーンから既に凄い殺気が画面に漂っている。まるでデビッド・リンチの映画の登場人物のようだ。
 元兵士で「何人殺したかは覚えていない」と語るこの男の見ているアフリカの現実が、観客にこの殺気とともに届けられる。「貧困に喘ぐアフリカでは兵士の高給は貴重。飢えた人々の多くは戦争が始まれば国が兵士として雇ってくれるので、戦争を望んでいる」(←趣旨概要。以下同様)

 ビクトリア湖で捕れた魚(ナイルパーチ)を欧州へ食料として輸送する飛行機のロシア人パイロット(?)が語っている。
 「魚を積み込む飛行機で、欧州からアフリカ(アンゴラ)へ戦車らしきものを運んだことがある。会社がそれで稼いでいる。、、、俺はこれでも世界の子供たちの平和を願っているんだ。」

 そしてもう一人の男が語るアフリカの戦争と経済援助、食糧援助の実態。
 「ある国でひとりの人間が死ぬ。そうすると誰かがこれを敵国による殺人だと言う。それが国連にとっての戦争。そこから食糧援助が始まる。本当は戦争なんてないのさ」

 ドキュメンタリーでありながら、幻想と現実が奇妙に入り組んだアフリカの今が観客に提示される。いや、ドキュメンタリーであるからこそ、幻想と現実の混沌の様があらわになるのかもしれない。(逆にフィクション映画は現実と違ってわかりやすい。特にハリウッド映画(とテレビのニュース)は、この混沌を隠蔽するかのようにわかりやすい。)

◆メカニズムの自律的矯正

  このドキュメンタリーは、この混沌とした人物たちの語りから、過酷の原因を以下のような物語として観客に提示しているように思う。

 ①アフリカで戦争と飢餓が広がる
 ②経済援助の名の下に多くの資金が投入される
 ③その資金で武器が先進国から購入される
 ④その武器輸送のカムフラージュのため(?)に魚が飛行機でアフリカから運ばれる
 ⑤食料として欧米、そして日本の食卓にヴィクトリア湖の魚が並ぶ
   ヴィクトリア湖畔の貧しい人々は残った魚の腐ったアラを揚げて食べる
 そして④⑤の結果として①が拡大する。

 我々がこの映画を観て地獄を感じるのは、①の映像を観ることで⑤までのメカニズムの中に自分たちも含まれていることを直感するからなのではないだろうか。そして①から⑤までの循環の中の人々は、おおかた自分と家族の生活を維持するために日々を生きており、その各行動は間違っていない。多くの人々の(ある面での)善意の行動がひとつの経済サイクルになった時に、そのどこかで生まれる地獄。

 この連鎖を断ち切る(軽減する)のには、地獄が一部に偏るこの経済サイクルのメカニズムを、どうズラして平均化するか、そういう命題の建て方をするしかないのでは。メカニズムのどこをどう変更すると、自律的に地獄が平均化するか??
 どこかの陰謀説に落とすのではなく、日々の生活の善意に根源があるのを踏まえて、このしんどいメカニズムに切り込むしか答えはないのかも。

 こんなメカニズムの話を、僕はマイクル・コニイの『ブロントメク!』(サンリオSF)で読んだことを思い出した。『ブロントメク!』も生態系と経済援助の物語です。(以下、復刊.ドットコムより)

 惑星アルカディアを回る六つの惑星が五二年に一度揃って空にかかる時、高潮に乗って何兆というプランクトンの群れが、海面にカタツムリの足跡のように輝いた。
 このマインドと呼ばれるプランクトンと巨頭鯨は共生関係にあった。マインドは密集することにより人間のテレパシー能力を増幅させる、リレー効果を持っていた。人々は催眠術にかかったように次々に海に入り、やがて黒いヒレの群れとひとつになり血の海に呑み込まれてゆく。子供を守る見返りにマインドは餌を要求するのだ。
 こうして過去二年の間に全人口の3割は他の惑星へ移住、経済は崩壊に瀕していた。そんな折、巨大企業ザリントン機関が経済復興の援助を申し出、アルカディア議会はそれを承諾。やがて移民として無定形生物と巨大トラック・ブロントメクの群れが送り込まれて・・・。

◆『ダーウィンの悪夢』予告篇 Trailer


◆関連リンク
Hubert Sauper フィルモグラフィ
当Blog関連記事

◆07.02/03追記 映画の内容とタンザニアの現実の乖離について書かれてます。
フーベルト・ザウパー監督による映画『ダーウィンの悪夢』について 吉田 昌夫

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