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2006年8月27日 - 2006年9月2日

2006.09.02

■POWERS of 10 : パワーズ オブ テン

Powers of Ten(YouTube)
Powers_of_10

 あまりとなえさんのコメントを読んで、久しぶりに思い出しました。
 この極大と極小を行き来する感動のムービーについて調べてみました。まず映画本編(9分)がYouTubeにあります。
 数十枚の写真のズームとオーバーラップで構成されています。

 そしてクレジットには、Made by the office of Chales and Ray Eames for IBMとあります。
 チャールズ&レイ・イームズ! 椅子とか家具のデザインで有名なあのイームズ、とのこと。

Eames Office Powers of 10 (official HP Eames Online)

 というわけで、なんと公式HPがありました。撮影風景とかメイキングが掲載されているページもあります。素晴らしい。

◆その他類似/パロディ作品

Secret Worlds: The Universe Within
 ウェブ上のソフトでスピードを変えて見られる

Simpsons Powers Of Ten(YouTube)
 おー、シンプソンズ!!

Cosmic Zoom(YouTube)
何故か韓国語の字幕つき

 あとゼメキス監督の『コンタクト』にも近いシーンがありますが、CGが利用されており本編より素晴らしい出来(音楽の使い方とか凄く良いし)。

◆関連リンク
MoMA Online Store Japan - チャールズ&レイ・イームズ
Charles Eames『Power of Ten: A Flipbook』(Amazon)
DVD 『EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界』(Amazon)

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2006.09.01

■Zoom,Zoom,Zoom (interact10ways.com)

Zoomzoomzoom

information (interact10ways.com)

May 22, 2006
Zoom,Zoom,Zoom * from : Bifurcated Rivets
写真の一部をひたすらズームしていくと、その先には...。
              (What is going on ? さん経由)

 このinformationというページ、素晴らしいです。無限に遊んでいたくなります。
 マツダZoom Zoomのサイトでこれをやったら、評判になっただろうに。

 誰かアニメの絵でこんなの作ってみませんか(^^;)。作られたら、ご一報を。

10 ways
 他にもこのサイトには素晴らしいインタラクティブ作品があります。下記は"Light"という作品。どちらも写真のインターフェイスとしてワクワクして、そしてこのインタフェース自身が芸術となっているところが凄い。

Light

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2006.08.31

■映画メモ ポン・ジュノ監督『グエムル -漢江(ハンガン)の怪物-』

Guemuru
『グエムル -漢江(ハンガン)の怪物-』(公式HP)

 柳下毅一郎氏のKiichiro Yanashita's Murderous Pageで以下のように書かれていて、俄然興味がわいたこの映画、今週末公開でTVスポットがガンガン放映されています。

7/12(水)
 ポン・ジュノは「韓国の黒沢清」だと思っている。いや、作風も何もぜんぜん違うんだけど、どこか似ているような気がする。で、この映画の場合だと、かつて黒沢清+高橋洋で構想されていた怪獣映画というのがあるんだけど、どうもそのことを思い出したね。

 「韓国の黒沢清が撮った怪獣映画」、ワクワクしないわけにはいきません。
 公式HPの予告編もセンス・オブ・ワンダーに溢れています。今週末、観にいこうかなーー。

◆関連リンク
@ぴあ/ポン・ジュノ監督、浦沢直樹 対談/映画/最新ニュース(ぴあ9/7号に詳細)

浦沢直樹「共通点は悪」。韓国“怪物”監督と意気投合!
作品を作る際に「常に浦沢作品を片手に持ちながら脚本を書いたようなもの」というジュノ監督は、浦沢漫画における「悪の描き方に共感をおぼえる」と語り、サイコスリラー漫画「MONSTER」の具体的な場面を次々と挙げると、浦沢氏も「監督の作品と僕の漫画の共通点は悪と対決するときによく食べること。食べるという行為は悪に引き込まれないように平常心を保つ行為なんです」と指摘。

 この対談によると、『グエムル』は『20世紀少年』を片手に持ってシナリオを書いたそうです。

珍品堂本舗 CHIN-PIN-DO-HONPOさんの黒沢清『水虎(KAPPA)』第一稿紹介

黒沢清監督が準備していた水虎(KAPPA)という映画の台本(第一稿)です。内容的にはワニガメが人を襲うジョーズ系の映画なのですが、企画していた映画会社が倒産したために流れてしまいました。

 これが構想されていた黒沢清怪獣映画ですね。観たい!&シナリオ読みたい!

Suiko_1黒沢 清『映像のカリスマ』(Amazon)
 「キネ旬」に掲載された高橋洋との『水虎』をめぐる往復書簡がこの本に納められているようです。(映画をめぐる怠惰な日常さんより)
・んで、 水木しげるの妖怪ワールド 妖怪大全集より 水虎(すいこ) (右)

ポン・ジュノ監督作品 DVD (Amazon)

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2006.08.30

■アンドリュー・ニコル監督『ロード・オブ・ウォー』 "Lord of WAR"

LORD_OF_WAR_Trailar

Lord_of_war_dロード・オブ・ウォー』公式サイト
公式ブログ 米国サイト
 『ガタカ』のアンドリュー・ニコル監督の05年公開作のDVDを観ました。

 「今 世界には五億五千万丁の銃がある
  ざっと12人に1丁の計算だ
  私が目指すのは"1人1丁の世界"」

 アンドリュー・ニコルらしいシャープな映画になっていました。アイディアとストーリーとディーテールの積み重ねがとても良い。前作の『シモーヌ』が今ひとつの出来だったので心配していたのだけれど、こちらはしっかり楽しめました。

 ニコラス・ケイジが本当にいい味出しています。もともと僕はこの俳優さん、好きではないのだけれど、この役は素晴らしい。何を考えているのかわからないが、一見平凡な市民に見えるというあの雰囲気を最大限活かしている。すさまじくタフな武器取引の現場で、図太い神経でのし上がっていく主人公は、この人しかいないと言うくらいはまった役になっている。写真の表情、この今にも泣きそうな顔がこの映画では素晴らしい。

 ラスト、痛烈なブッシュ等馬鹿大統領たちへの批判になっている。平凡に見えるニコラス・ケイジの視点からこのような批評を構築する手並みがとにかく見事。面白かった!

◆関連リンク
アンドリュー・ニコル(Andrew Niccol)フィルモグラフィ
アンドリュー・ニコル監督『ガタカ』 ・DVD『シモーヌ』
アンドリュー・ニコル監督『ロード・オブ・ウォー』(Amazon)

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2006.08.29

■『岸田秀 最終講義DVD本』 『FUTURO ~北欧・謎のUFO住宅を追え~』

『岸田秀 最終講義DVD本』(Amazon)

■講義全般はもちろんのこと、うわさに聞く「お酒好き」「女の子好き」の岸田秀にまで迫った、まさに「完全収録」のDVDである。
■DVDとセットになった書籍には、最終講義のレジュメや大学時代の論文を収録。「僕は昔から同じことを言ってるんですけどね」と本人は言うものの、原点から最新理論まで詰め込まれたファン必読必見の一冊となっている。
●表紙のイラストは内田春菊が担当。これまでの岸田秀の書籍では見たことのない、豪華絢爛な表紙が誕生することになった。
●岸田秀と渡辺豊の映像に関する対談も行われ、岸田秀が伊丹十三監督の自殺について語らない理由や、映画『静かな生活』(大江健三郎原作)の解説だけ書かなかった経緯など直撃。必読の対談となっている。

 思わず本屋で目を疑った派手な表紙。
 「唯幻論」で有名な岸田秀教授の最終講義DVD。このようなものがDVDで出るとは良い時代になったものです。まだTVでも岸田秀を観たことないので、動く「唯幻論」は初めて観ることになります。
 どうせなら「世界一受けたい授業」にも出演してもらって、「唯幻論」で子供たちの目を白黒させてやってもらいたいものです。

  ・岸田秀研究室ホームページ(ファンサイト) ・岸田秀-wikipedia

ミカ・タニラ監督『FUTURO ~北欧・謎のUFO住宅を追え~』(Amazon)

Futuro_1 これは1968年、北欧の彼方フィンランドで建築家マッティ・スローネンによりデザインされたUFO型住宅 「FUTURO」 である。
 1957年のソビエトのスプートニクス打ち上げで始まる宇宙時代を反映して、50’sから70’sにかけて近未来的なデザインのものが世界中で数多く生まれたが、「FUTURO」 もまたその世相の中で設計された強化グラスファイバー製レジャーハウスである。
 アメリカ、ソビエト、オーストラリアなど世界中の国々に輸出され、この日本でもライセンス契約が結ばれ製品化されるはずであった。が、75年、突如世界を襲ったオイル・ショックのため、あえなく製造中止。わずか数十軒製造されたのみで、歴史の表舞台から消えたのだった。これは、そんな 「FUTURO」 のたどった数奇な運命を、同じくフィンランドの若手映像作家、ミカ・タニラが追った歴史的ドキュメンタリー・フィルムである。

 これはヴィレッジヴァンガードでみかけた2001年発売のDVD。なんか郷愁を誘うデザイン。
 こんな家に住んでみたいものです。って家族が絶対に許してくれないでしょう。、、、、ということで、ここに掲載して物欲を鎮めることにします(^^;)。

 ここでDVDの一部が観えます。  Googleイメージ検索 

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2006.08.28

■西澤 丞写真集『Deep Inside』
   コッククロフト・ウォルトン静電型加速器 

DeepinsideDeep Inside 西澤 丞写真集

人目をはばかるように存在する日本の先端技術。地下トンネル、原発、清掃工場…。
「立入禁止」の扉の向こうに広がる空間は私たちの想像をはるかに超えた世界です。
見る事を意識されずに作られたそれらの空間は、時に、幼い頃に思い描いていたSF映画の未来都市のような顔を見せます。
本書は、そんな先端技術の現場を、新進フォトグラファー西澤丞が撮り下ろした渾身の写真集です。

 本屋で見かけた素晴らしい写真集。
 ハイテクをアートへと昇華させた着眼と手腕が見事です。

 感動の右の写真は、筑波のKEK:高エネルギー加速器研究機構の設備。なんともSF心をくすぐられるセンス・オブ・ワンダーが溢れかえっています。 

 この装置、コッククロフト高圧発生装置(Cockroft-Walton preaccelerator for the KEK 12GeV Proton Synchrotron complex.)というもののようです。詳細はこんなふうになっています→コッククロフト

4.1.1 直線型加速器 (a) コッククロフト・ワトソン型
 1932年CockcroftとWaltonが700KeVの加速陽子をLiに当て初めて原子核破壊に成功した方法であり,倍電圧整流回路を積み重ね変圧器による供給電圧の整数倍電圧を得る方法であるが,大型コンデンサを必要としエナジー上限が2MeV程度,ただ電流値が大きい(数mA~20mA)特徴があり放射線出力が大きいので放射化学分野で再び脚光を浴びるようになってきている.

 2MeVの圧倒的パワーがその存在感の源でしょうか。加えて原子核の破壊というなんとも現実を打ち砕くパワフルなイメージがセンス・オブ・ワンダーに直結。

高エネルギー加速器研究機構 KEK OPEN HOUSE 2006
 一般公開が、偶然にも今週末2006.9/3(日)。このコッククロフト・ウォルトン静電型加速器も見学できるようです。興味のある方はぜひ。

 KEK Image Archive : Accelerator
 行けない方は、公式HPにもイメージアーカイブがありましたので、こちらをお楽しみください。
 ここの写真によれば、コッククロフト高圧発生装置は、日本コンデンサ工業㈱製とのこと。こんな装置のエンジニアの方は、SF好きの息子がいたら、自慢できそうですね(^^;)

◆関連リンク
JOE NISHIZAWA/西澤 丞(著者公式HP) GALLERYが素晴らしい。
西澤丞の写真集制作日誌(著者のブログ) 
・Blog 見学に行ってきた。さんの : インフラ写真集『Deep Inside』発売
 西澤氏の撮影風景があります。こちらも必見。
PingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジン Archive 西澤丞:Deep Inside 日本の未来異次元空間 インタビュー記事

今回撮影した場所にある全てのもののフォルム、色、ライティング、どれをとっても、完全に機能性だけを考えた結果の組み合わせで、配色ひとつとっても見た目のデザインを考慮したものは一切ありません。結果、見たこともない様な、美しい非日常の光景ができている、それを見て欲しいですね。

西澤 丞写真集『Deep Inside』(Amazon)

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2006.08.27

■アーシュラ・K・ル=グウィン/清水真砂子訳 『ゲド戦記』
  第一部~第三部 Ursula K. Le Guin "EARTHSEA"

Earthsea_paperback
A Wizard of Earthsea
(1968)
The Tombs of Atuan (1971)
The Farthest Shore (1972)
Tehanu: The Last Book of Earthsea (1990)
The Other Wind (2001)

総 論

 『ゲド戦記』を読了したので感想。まず最初の三部作。映画を観ようか迷いつつ、十数年積読にしていた本を手にとった。(本末転倒(^^;)。)

 すでにオールタイムベスト級の名作と位置づけられている中で、いまさら僕ごときが改めて言う必要もないのだろうけど、傑作。各作品が独立したテーマと端正な物語を持っていて、しかも一人のWizerdであるハイタカの十代、壮年、初老の時代をまるごと描き出していて素晴らしい。

 ここにあるのは、ハイタカだけでなく、今の世界に遍在する人間の一生の普遍的なものを描き出していると思う。それを光と影のまるごとを圧縮して描き、しかも竜と魔法の異世界を見事な存在感で物語として立ち上げている。ル=グウィンは『闇の左手』と数作しか読んだことなかったのだけれど、やはり代表作の本書は素晴らしい。

私 事

 元々この本、うちの子供が生まれた時にある友人に誕生祝にもらったもの。その子も今年既に受験。残念ながらわが子は、『ハリーポッター』は大好きだけれどもいまだこの本は手をつけていない。子供にも読める平易な文章で書かれているが、芳醇で奥深いこの物語の世界は十代で触れるのがベストだろう。映画をみせて本の世界へ誘ってあげたいと思ったのだが、、、。

Ursulakleguin_ged

--------------------------ネタばれ注意!! ---------------------------
 では各巻のレビュウを続ける。(レビュウというか、気になったり感銘を受けた言葉のメモと感想なので、長文が気にならない方のみ、よかったら読んでやってください)。

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