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2006年9月24日 - 2006年9月30日

2006.09.30

■世界初の民間宇宙ステーション
   ビジロウ・エアロスペース社 ジェネシスⅠ

Bigelowaerospace_genesisi史上初、米国の個人企業が宇宙ステーションの打ち上げに成功(Technobahnより)

 創立者となる社長が資本金(約88億円)のほとんどを個人出資して設立された米国の「中小企業」が史上初の民間宇宙ステーションの打ち上げに成功した。

 世界初の民間宇宙ステーションの名誉を獲得したのは米国の企業家ロバート・ビジロウ氏が1999年に設立したビジロウ・エアロスペース社が開発を行い、大陸間弾道ミサイルから改造されたロシアのドニエプル・ロケット(SS-18型ミサイル)を使って今年の6月に打ち上げられたジェネシス1となる。

 どのニュースも引用してコメントしたくなってしまうTechnobahnですが、これもインパクトありました。
Bigelowaerospace_blue_print02  すでに6月に打ち上げられているので、知っている人は知っている、当たり前ニュースかもしれませんが、僕は知らなかったので、結構ビックリ。すでに宇宙もベンチャーの時代に本格的に突入していたのですね。
 国内では宇宙産業は国家予算に支えられた所詮たたみ産業と同じビジネス規模で、たいしたうまみのない事業と考えられていましたが、アメリカでは観光という要素の投入で、りっぱなベンチャーキャピタルの対象になってきているようです。すげぇ。

ロッキード・マーチン社 アトラスV型ロケットを有人用に改装する計画(Technobahn)
 これを使って宇宙ホテルへのツアーが企画されるようです。ビジロウ氏はホテルビジネスで財を築いた人のようで、本気ですね、きっと。この着想は、ある意味当たり前だけれど、素晴らしいと思います。宇宙の材料実験や生物科学実験ではなかなか産業としての成功はみえてこないのだけど、たとえば100万円で宇宙ホテル滞在が可能になったら、かなりの数のお客が期待できるのではないかな。

 もう自分は諦めていたけど、もしかしたら生きているうちに宇宙へ行けるかもしれません。

Bigelowaerospace_blue_print01_1ビジロウ・エアロスペース社 BIGELOWAEROSPACE(公式HP)
GenesisⅠ詳細 ISSとの比較 
 大きさは、Genesis I : ISS = 13:146 feets。日米露が宇宙開発費の大部分をつぎ込んで建造する宇宙ステーションの1/10の大きさ。10年以上かかっているISSに比して、ビジロウ社のGenesis I は、たいへん効率的です。
 要するに外殻が150mm厚の風船なんですね。このMultilayer systemがミソですね。どんな材質を使っているか、気になります。放射線もスペースデブリもこれで防げるのか??
・Video from genesis I 基地の窓から観た宇宙 基地内
295ドルであなたの写真を宇宙ステーションへ搭載
 こんな企画もあるみたい。でも写真だけじゃね。

◆関連リンク
livedoor ニュース - 民間の宇宙居住計画!

彼は2015年までの間に「スペース・コンプレックス建設」に5億ドル(575億円)を拠出する予定だという。(略)宇宙船は人工繊維で作られ、隕石から守るために泡の層で保護されており、将来は放射線から守るため水の毛布を使う予定だ。(略)ビジロウ氏はスペース・ホテルや軌道研究施設といった市場があるだろうと見ているようだ。

膨張式の宇宙船が打ち上げられた(宇宙と天文学) / 科学ニュースあらかると - inflatable spacecraft,Genesis I
 BBCのニュースを翻訳した詳細な紹介記事があります。

・蛇足
 しかしこういうニュース、日本のマスコミでは報道されていない。
 スポーツと、芸能化した政治、腹立たしい殺人のニュースばかりの自称報道番組は、そろそろ廃業して、もう少しみんなが元気になるテクノロジーや文化のニュースを前面に出す日がこないものかと夢想。はやく切り替えないと取りかえしがつかなくなると思うけど、、、。
 殺人事件のニュースなんて、本当に報道する必要性があるのだろうか。あんなもの報道して高い給料もらってる馬鹿がいるかと思うと本当に憤りを覚える。(以下自粛)

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2006.09.28

■第19回東京国際映画祭 animecs TIFF 2006
  今敏監督『パプリカ』 4Kシネマ上映

『パプリカ』(ソニーピクチャーズ公式HP) NEWS

 『パプリカ』が第19回東京国際映画祭(TIFF)のdigital TIFFのオープニング作品に決定しました!
 先日発表されたanimecs TIFF 2006のオープニングも飾ることから、東京国際映画祭初のダブルオープニング作品になります。 『アニメ作家主義』をテーマにした企画animecs TIFF 2006では今敏監督の特集プログラムが組まれ、『パプリカ』や『東京ゴッドファーザーズ』ほか全作品が一挙上映されます。お楽しみに!

animecs TIFF 2006

第19回東京国際映画祭 | 特集上映 - animecs TIFF 2006#255.

digital TIFF : 4K上映 パプリカ Paprika
原作:筒井康隆   脚本:水上清資/今 敏   
音楽:平沢 進   撮影監督:加藤道哉   
美術監督:池 信孝   編集:瀬山武司
声の出演:林原めぐみ/江守 徹/古谷 徹
Schedule 10/21 11:20 - 12:50(開場11:00)
TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2

 さすがSONY PICTURESの作品、フルハイビジョンを超える4Kディジタル・シネマ(4096×2160)としての上映です。SONY製の下記プロジェクタの威力発揮。東京国際映画祭ではすでに2004年に4Kシネマ(ビクター製)が使われています。

◆関連リンク
教育機関世界最高水準のデジタルシネマの上映・評価設備完成
 -ハリウッドの国際研究機関等との連携強化-

             (デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構)
 4Kシネマについてはここが詳しいです。
フルHDTVの4倍を超える画素数4K(横4096画素×縦2160画素)を実現した、
 「4K SXRD」搭載の高精細プロジェクター2機種

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2006.09.26

■薄暗闇の街を徘徊する巨大な操り人形 ジャイアント・パペット
 Iceland Reykjavik Giant Puppet

Giant_puppet
[NEWS] 薄暗闇の街を徘徊する巨大な操り人形#more#more#more(Blog "DIGITAL DJ"さん記事)

 これは素晴らしい。巨大な存在が街に現れるビジュアルショックが体感できます。
 この時間帯に登場させたところも心憎い演出です。

Giant_puppet03  それにしても住民のあわてぶりがリアル。下記のムービーを観てもらうとわかりますが、手ブレがひどくって、ろくな映像じゃない(^^;)。携帯のムービーもあったりします。だけど、そこが住民のリアルを伝えていて、臨場感を獲得しています。偶発的に撮られた幻惑的な映像。

 このイベント(?)は、広報なしに2機のヘリコプターが突然舞い降りて、操り人形を出現させたのでしょう。本当に素晴らしい企画です。あー、こんな町に住んでみたい。アイスランド レイキャビックに06.9/18出現した状況のリアルな映像をお楽しみください。

◆ムービーリンク
puppet giant - Google Video 街を覗く巨人
YouTube - Attacked by Giant Puppet 車から見上げる映像
YouTube - Re: Attacked by Giant Puppet 携帯映像、あわてぶりがリアル
YouTube - BIG Puppet in Reykjavik. この明かりが幻想的

giant puppet  ・giant marionette その他の巨大マリオネット(Google Image)

Giant_puppet02

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2006.09.25

■ミシェル・ゴンドリー監督 『エターナル・サンシャイン』

エターナル・サンシャイン』(公式HP)

 チャーリー・カウフマンがアカデミー脚本賞を受賞した作品。この人、やっぱ才人です。(でも公式HPの記事(下記参照)を読むと、うまく進まないカウフマンのシナリオにミシェル・ゴンドリー監督のアシストが随分あったらしい)

 HPは恋愛映画の甘アマの雰囲気で売っているが、映画自体はトリッキーで細部の展開にアイディアが山盛りの素晴らしいSF恋愛映画(何故か黒沢清『大いなる幻影』に続き、2本続くこのジャンル(^^;)。)

この映画、トリッキーな仕掛けがとにかくいい。恋のはじまりとその終幕、このどこにでもありそうな話を、記憶を消す手術という仕掛けを用いることで、見事に再生への希望に満ちたドラマを構築している。いや、これ観て、できるものならこんな風に今の彼女(奥さん)とやり直したいというカップルは多数いたのではないか、、、。

 恋愛初期から倦怠期、そして最悪な時期までを一度経験し、そしてあらたにそれらの経験を体に覚えて(記憶から消して)、そいで新しい(本当は二度目の)恋をスタートする、、、こんな風に恋を「エターナル・サンシャイン」として体験し続けられるというのが、いろんな仕掛けでいやみなく自然に観えるのが素晴らしい。
 なんとも、まあこの監督たち、とてもロマンチストですね。(と何故か最後は淀川調で終わるのであった。)

★蛇足
 『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッドがチョイ役で出ているので随分以前の作品かと思ったら、なんだ2005年の映画だ。それにしてもイライジャ・ウッドの役、ひどすぎる(^^;)。

◆関連リンク
監督・原案   ミシェル・ゴンドリー (公式HPより)

 1963年、フランス・ベルサイユ生まれ。80年代、パリの美術学校で絵画を学ぶ傍ら、(略)自らのバンドのミュージックビデオを手がけるようになる。そのビデオを見たビョークが、ソロデビュー曲「ヒューマン・ビヘイヴィアー」のビデオ監督をゴンドリーにオファー。同ビデオはメジャーなミュージックビデオ賞を総なめ(略)CMディレクターとしても活躍し、初期に手がけたリーバイスの『Drugstore』(94)は、カンヌ映画祭でライオン・ドール賞に輝き、世界でもっとも多くの賞を受賞したコマーシャルとしてギネス・ブックに記載された。(略)

 チャーリー・カウフマン脚本による『ヒューマンネイチュア』(01)で、映画監督デビュー。次回作は自ら脚本を執筆した『The Science of Sleeping』。
 ジャック・ブラック主演で、ルディー・ラッカーのカルトSF小説「時空の支配者」を映画化する企画もある 。

 カウフマンが一人で書きあげた『ヒューマンネイチュア』と、『エターナル・サンシャイン』がまったく違う作品になっているのは、(略)通常カウフマンが執筆する脚本は、奇抜なキャラクターやとんでもない設定など、非常に独創的な物語世界だが、毎回、自己嫌悪の男が主人公になることからもわかるように、シニカルになり過ぎるきらいがある。そこに、自ら「永遠に12歳のままなんだ」と言うゴンドリーの純真さが加わって、『エターナル・サンシャイン』は切なくも優しさに溢れた絶妙なさじ加減に仕上がった。

 おおっールディ・ラッカー!!確かにこの監督なら傑作にしてくれるかも。
 どうせならルディ・ラッカーの『空を飛んだ少年』を映画化してほしい。この雰囲気にぴったり!

◆当Blog記事
ルディー・ラッカーの初映画化!! 『時空の支配者』 
・ミシェル・ゴンドリー監督『サイエンス・オブ・スリープ』予告編

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2006.09.24

■金田伊功パッケージイラスト『無敵鋼人ダイターン3』DVD
   &ガイキング『Oh! my god』

Kanada_gaiking
バンダイビジュアル レンタル専用『ダイターン3』
 レンタル屋で『ダイターン3』と『ザンボット3』の単体DVDをみかけました。レンタル専用のようです。DVD-BOXは手が出ないので、嬉しい。
 パッケージのイラストが各巻異なるアニメータの作品で嬉しい(ただし残念ながらクレジットがない。)ここで検索するとパッケージ写真が見えます。『ダイターン3』4巻は御大金田伊功氏ですね。このイラストは、他のパッケージからの流用のようですね。

「大空魔竜ガイキング」エンディング主題歌『Oh! my god』
 金田伊功とは - はてなダイアリーをみてたら、このジャケットが金田伊功氏。たしかに言われてみれば、たぶん間違いないような。
 新作の『ガイキング』では嬉しいことに、戸隠三郎名義でオープニング原画も一部担当(YouTube)。このシャープさがたまりません。ジャケットもOPも、グラフィック感覚がさらにシャープになっているようにみえます。金田伊功健在。全編(10分でもいい)、このグラフィックデザインのような感覚の絵で、アニメーションとして見せてほしいものです。

 旧ガイキング金田作画も、YouTubeに以前はあったのに、今はなくなってますね。

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