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2006年10月29日 - 2006年11月4日

2006.11.04

■スコット・コフィ監督『ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー』
 NAOMI WATTS Plays ELLIE PARKER 予告篇

Ellie_parker_poster

ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー 予告篇
 (イメージフォーラム11/11公開)

 ナオミ・ワッツが、デイヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』で出会った俳優仲間のスコット・コフィと意気投合。製作費の全くないまま勢いにまかせて製作した16分の短編コメディーが4年の歳月をかけて長編に仕立てあげられた『ナオミ・ワッツプレイズエリー・パーカー』。コツコツと手作り感覚で撮影されたハリウッド女優主演の究極のインディーズ・ムービーである。

 ナオミ・ワッツ扮する無名の女優エリー・パーカーが明日のスターを夢見て朝から晩までオーディションを受けまくり、貧乏と挫折の荒波にもまれながらもタフに生きる様をハイ・テンションな演出で描いた映画。

 製作途中で主演のナオミが無名の女優から現実にハリウッド・スターになってしまい、フィクションがセミ・ドキュメンタリーへと変貌を遂げてしまった作品。ナオミ・ワッツの裏ベストとも呼びたい新鮮さにあふれていて必見。

 リンチの『マルホランド・ドライブ』マニアにはたまらない映画です。特に女優のオーディションシーンの素晴らしさでナオミ・ワッツファンになった私としては(^^;)。なんせ、この映画、オーディションがテーマなのですから。

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スコット・コフィ 『ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー』について語る

 ここを読むと、監督と女優とほとんど二人でデジタルビデオを駆使して撮影されたようです。まあなんと幸せな監督なのでしょう。

Scott Coffey(IMDb)は、Inland Empire (2006)でJack Rabbit役。ナオミ・ワッツはRabbitの声役のようです。
Tank Girl (1995)でもこの二人は共演。今の今まで怪作『・タンク・ガール』にナオミ・ワッツが出てたこと、知らなかった。タンク・ガールなナオミ・ワッツ

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2006.11.03

■アンビリバボーなうちの中学校
   奇想コレクション

 うちの娘の中学校が不思議な空間になっている(^^;)ので、2題ご紹介。

フジテレビ アンビリバボー06.10.12 前世スペシャル 
  (稲垣勝巳著『前世療法の探究』より)

 この番組に娘の中学の教頭先生が登場。教頭の睡眠療法により前世の記憶を語る女性のVTRと、その語った内容の検証。日本では前世の証拠として、ここまで事実と整合している例は珍しいのだとか。長文だけど、語られたのはこんな内容。 

 中部地方で現役の中学校教頭を務める稲垣勝巳先生は、教育催眠を中心に催眠療法に取り組んできた。(略)過去の記憶にさかのぼってストレスの原因に迫るのだが、時に本人の知り得ない記憶が出てくることがある。
 しかし稲垣先生は、これが前世の記憶であるということには疑問を持っていた。(略)

 生徒の母親・理沙さん(主婦・仮名)が退行催眠を受けたのは2005年6月4日。(略)理沙さんはすぐに深い催眠に入ると、現在とは別の人生について話し始めた。桑畑で桑の葉を摘んでいるという。名前はタエ、13歳、安永9年、シブカワ村、上州、上野(こうずけ)国(現在の群馬県)に住む孤児だという。
 さらに3年後の話を聞くと、年号は天明3年、あさまのお山が大分前から熱くなって、火が出るようになり、白い灰が毎日積もるという。

 彼女はさらに天明3年7月、七夕様の時、龍神様と雷神様がアガツマ川を下り水が止まって危ないので、私がお供えになります、と話す。稲垣先生が「命を失いますよ」と問いかけると、「みんなのためになって嬉しい」と答える。噴火と止まった川の水。龍神と雷神の怒りを鎮めるため、タエは橋に縛られ、いわゆる人柱になったという。(略)

 長文引用&オカルトチックですみません(こういう記事書くと、Googleの検索結果でガードがかかるというのは都市伝説??)。
 番組ではひとつひとつの事実が正しいことを証明。結構驚愕だったりするのだが、気になったのが「龍神様と雷神様」「タエ」「人柱」という言葉。
 このキーワードがなんか昔TVドラマか映画で観たような気がする。もしかしてこの人、子供の頃に感情移入して観た史実に基づくドラマが記憶に沈潜して睡眠で語ったのかも。で、それを前世として勘違いしている。

 気になって、そういうドラマか映画がないかと、ネットで調査。

 残念ながら、このキーワードでひっかかるものは見つからない。僕の仮説は証明できず、こうした環境の学校にかすかな不安を感じざるを得ないので(^^;)、誰か何か思い当たるものがあったら教えてください。

 検索の過程で見つけた面白い年表。労作。
 →福岡大学漫画研究愛好会 <空想科学総合歴史年表> 総合歴史年表 

「わたしのできるのは、透視」

 同じ中学の2つ目の奇想なエピソードは数年前のこと。(友人たちに宛てた当時の僕のメールを抜粋。基本的にこのBlogでは自分の周囲のことは書かないのだけど、これは時効(^^;)になりつつあるので、、、。)

 先日、娘の中学の入学式へ行って、SFに遭遇した。
 
 入学式の後、学級開きという行事がある。クラスで初対面の先生と生徒が自己紹介、父兄は学級参観の形で同席する。

 うちの娘の先生は、二十代の女の先生でしっかりした感じ、しかも明るいとても良い雰囲気の方である。はじまってしばらく、生徒の心をキャッチする先生の愉快な冗談と、教え子が病気で亡くなったという悲しいエピソードを交えた話。
 先生のやさしい人柄がにじんでくるような自己紹介で、ここまでで父としての僕は娘をあずけて安心と直感。

 すこしクラスの緊張もほぐれてきたところで、、、。 次の話がスタート。

・みんな、幽霊は信じてる? 先生は見えるよ。ここの理科室は大丈夫。
・UFOは、先生、信じていない。だって見たことないもの。
・超能力は信じるよ、先生はできるから。
 「わたしのできるのは、透視

 え、何、冗談、、、、黒子に徹すべき子供の授業参観だというのに、僕は思わず大声で笑っちゃいました。いや、絶妙の間でした。まさかこの場でこんな話が語られようとは、、、。

 その後、先生はおもむろに湯呑み3つと、ビー玉1ケを取り出す。子供にビー玉を湯呑みのひとつに入れさせて、どれに入っているかを担任が当てる。
 3回やって、すべて的中。1/9の確率である。悪ふざけをするタイプには見えないから、何かの話の落ちがつくのか? 実は学生時代、手品部だったとか、と思っていると、そのまま学級開きはおしまい。え、え??何、これ。
 まさしく、狐につままれたとはこのことで、妻と僕はきょとんとして教室を後にしたのでした。(以上、メール引用)

 そして1年。結果はとても良い先生で、娘も彼女を大好きだったし、僕らも安心したわけですが、今回のアンビリバボーを見て、何故にこうした自己紹介が普通に学校で実施されていたか、なんだかわかったような、わからないような気になっています。

 こんな奇想コレクションのようなうちの学校が、実は好きです(^^;)。

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2006.11.02

■ザ・シンプソンズ ピンボールパーティ
   The Simpsons Pinball Party

Simpsons_pinball02

The Simpsons Pinball Party 詳細 (公式HP)

 ひさびさにゲームセンターへ行ったら、こんな素敵なピンボールマシンがありました。

 子供時代に駄菓子屋の店先でこういうアナログなゲームを楽しんだ世代なので、郷愁とともになんとも嬉しくなります。ヴァーチャル・ゲームと比べようがありません、この感覚/感触。

 写真ではよく見えないけれど、左側に立つ2つの原子炉バンパーがポイント。ここの動きがなかなかいい。こんなしかけはピンボールでの物騒度、世界一では。ちなみにいくら玉が当たっても振動するだけで、メルトダウンはしませんので、ご安心を(^^;)。

 このマシン、あとイッチー&スクラッチーがいてくれたら、言うことありません。

◆関連リンク
シンプソンズ ピンボール パーティ  設置場所検索
 世の中、こんな便利なものがあるんだ!
・The Internet Pinball Database (!) The Simpsons Pinball Party
 素晴らしくディテールを紹介してあります。あ、Itchy & Scratchy Targetsがあったんだ!!
「シンプソンズ」公式サイト 映画シンプソンズ予告篇 2007.7/27公開 US
新品のピンボールマシンが月々24,700円!もちろん送料、設置料すべて込み!ピンボールシンプソ...【楽天市場】ピンボール シンプソンズ
 なんと892500円でネット通販がありました。「36回払い、分割金利ゼロ、なんと月々24700円」。むちゃくちゃほしいけど、当然買えません。楽天アフェリエイトで頑張り続けて稼いで買おうかと思いましたが、50年くらいかかりそう(^^;)。

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2006.11.01

■紅葉の森林に佇む彫刻群
  札幌芸術の森 野外美術館・2

当Blog記事 「札幌芸術の森 野外美術館・1」 の続き

Artpark_saikatou
彩霞燈 一色 邦彦 作 1982年
 この作品、デフォルメの感じがなかなか味わい深い。このようにゆがめて造形できるセンスが素晴らしいと思います。
 この作家の他の作品

Artpark_uturoi Artpark_uturoi02
うつろひ 宮脇 愛子 作 1986年
 ステンレススチールの4本の支柱と、風にふかれてしなやかに揺れる8本のワイヤー。
 これはSFマインドをくすぐります。芝生の緑と薄茶にかすれた背景の森林、そして金属の輝き。作品と自然の融合or侵入のイメージがなかなか鮮烈。
 右はこの作品近傍の森。静止画では表現できませんが、風に対する揺れ方が絶妙で、はるか古代に森で暮らしていた祖先の記憶がDNAレベルでわさわさと騒ぎます(^^;)。この森への感覚、わかりますよね??

Artpark_soukousekai_1

走向世界  田 金鐸(ティアン ジンズオ)作 1986年
 これはなんだかほほえましいフォルムが気に入りました。
 髪型はウランちゃん(^^)。全体的に抽象化した造形が手塚治虫のキャラクタになんか似ています。

 背景の白樺とのどこかミスマッチも楽しい。

 というわけで、第二弾でした。まだ続けようかと思います。(野外美術が、たまらなく何故か解放の感覚をさそって、ひさしぶりにのびのびした気持ちを取り戻せた感じ。森林のおかげかな。いや、最近、ちょっと本業で疲れ気味なので、、、、。)

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2006.10.31

■デビッド・リンチ Inland Empire続報

Inlandempire_poster2

Inlandempire_poster1Inland Empire (film) - Wikipedia

 いまだに公式サイトとトレイラーが公開されていません。ドイツでは11月、アメリカでも12月に公開予定というのに、、、。

 で、Wikipediaに現時点でわかっている最新情報がまとめられていたのでリンクしました。そして、これが正式なポスターのようです。

 ちょっと地味だけれど、雰囲気は出てますね。

◆関連リンク
ドイツのマニアックなリンチサイト
 updateページに『インランド・エンパイア』に関するインタビュー番組が複数紹介されています。が、ドイツ語吹き替え版。

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2006.10.30

■モルフォビジョン Morphovision ゆがむ立体
  もしかして、新しい芸術ジャンルの誕生!!?

Morphovision
shamonさんよりおしえてもらった奇妙な映像作品
Morphovision 詳細 ゆがむ原理 岩井俊雄氏解説 (公式HP)

 「モルフォビジョン」は高速回転する物体に特殊な光を照射することで、目の前で硬い立体物が柔らかく変形したり、バラバラになったりといった視覚的イリュージョンを作り出すシステムである。ここでは、家のミニチュアを高速回転させ、タッチパネルの操作で、照射する光のパターンを選び、変形をさまざまに変えることができる。パターンの中には、物体をアニメーションのようにグニャグニャに変形させてしまうものもある。これらの効果は、物体の高速回転とシンクロして、物体上をスキャンする光を照射し、その光の形状をリアルタイムに変えることで実現している。

NHK放送技術研究所 News
NHK INFORMATION 立体像提示装置「モルフォビジョン"morphovision"」を開発

「モルフォビジョン」は、暗室の中で高速回転している物体に、回転するミラーを用いてスリット状の光をスキャン投影します。スキャンの間に物体が同期して回転するため、眼の残像効果により、物体そのものが変形しているように見えます。

 NHK放送技研とアーティスト岩井俊雄氏の共同開発品。

 原理はこちらで観ていただくとして、残像効果とプロジェクタを活かした新しい映像世界が広がっているようです。
 この例では、ゆがむ家となっていますが、これは相当奥の深い技術じゃないかと直感。
 プロジェクタで照射する映像は無限にあるわけだし、さらにそこにスクリーンに相当する立体造形物×回転速度コントロールが可能で、この組み合わせだけ考えても、もしかして全く新しい芸術ジャンルと呼んでも良いような広がりがありそう。

 アートとしての展開。広告媒体としての利用。コンピュータゲームとしての可能性。アニメーションの立体上映、、、、多種多様にアイディアが沸いてくるのではないか。岩井氏他、今後の展開がとても楽しみです。

 2006年10/中旬以降、放送技研のエントランスホールで実物が展示されるらしい。是非、観てみたい。こういうの大好きです。

◆関連リンク
・岩井俊雄氏のBlog TENORI-ON開発日誌より
 ・Morphovision at SIGGRAPH2006 シーグラフでの評判
 ・Morphovision in 360VR.com
  360VR.comに掲載されたモルフォビジョンの360°ヴァーチャルリアリティ映像
Emerging Technologies: SIGGRAPH 2006(シーグラフ公式HP)
デジタル・スタジアム「体験!デジスタ・ミュージアム2005」
岩井 俊雄著 『いわいさんちへようこそ!』(Amazon)
『岩井俊雄の仕事と周辺』(Amazon)
『どっちがへん?』(Amazon)

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2006.10.29

■紅葉の森林に佇む彫刻群
  札幌芸術の森 野外美術館・1

Artpark_title
 ようこそさっぽろ「野外美術館を歩く」(各彫刻作品の紹介ページ。動画もあり)

Artpark_menoshiro_90  北海道の札幌芸術の森へ行ってきた。一日しか自由時間がなかったのだけれど、観光ガイドブックで選んだここが大正解。特に素晴らしかった野外美術館をまずはご紹介。

 この日は天気も良く、10月末にしては気温は高く、気持ちのいい秋らしい一日。
 何が素晴らしいかというと、紅葉の北国の森林の中に彫刻作品が佇む、その様が圧巻。寒さがしのびよる10月の北海道の澄んだ空気と眼に鮮やかな紅葉、そしてそんな自然の中に、突如現われる非現実的な建造物。
 何故だか週末なのに閑散とした空間。自然の山野を一人、秋の異空間をさまようような体験が得がたいものになった。

 右の写真には、白樺は写っていないが、紅葉と白樺の山の中を進んでいくと、異世界からやってきた人造物が現われ、とにかく心躍らせた。以前に箱根の「彫刻の森美術館」は行ったことがあるが、あそことは空気感が全く違う。原野に近い山の中をさまよう感覚が圧巻。

 美術館の人と話すと、春はうっすら桜も咲き、また別種の良さがあるという。冬はカンジキを貸し出し雪の中で作品に出会えるらしい。またいつか違う季節にも訪れてみたい。

異空間に出現した作品群・1
目の城 '90 新妻 實 作 1990年
 上の写真の作品。この穴から覗く紅葉が良い。同じ作者の「目の城'86」というのが、碧南市役所にあるらしい。

Artpark_kakusaretaniwa00_1 Artpark_kakusaretaniwa
隠された庭への道 Way to the Hidden Garden
 ダニ・カラヴァン 作 1992-99年
 まず森のはじまりにこの全長300mの作品が登場する。青空を突く円錐が素晴らしい。左の写真では、四角の穴がインディアンのテントのような印象を作り出してしまっているが、後ろから観た右の情景の方がインパクトがある。どうせならこの開口部はやめた方が良かったのではないか。
 建造した日本仮設株式会社の特殊型枠施工事例に図面と建造風景がある。

 日本ではほとんど前例のない"ホワイトコンクリート"での作品制作は、カラヴァン氏の求める高い精度のフォルムを実現させるために試行錯誤を繰り返し、困難を極めたものでした。

Artpark_shaft2_00 Artpark_shaft2_01
シャフトII アントニー・ゴームリー 作 1990年
 縦横に入った溶接の線が猟奇的雰囲気を感じてさせてしまう作品。この彫像がみつづける風景の寂しさがなんだか身に沁みてくる作品。
 Antony Gormleyの他のオブジェ。同様のモチーフが感じられる。

 長くなりそうなので、札幌芸術の森 野外美術館・2に続く。

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