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2006年12月24日 - 2006年12月30日

2006.12.30

■デヴィッド・リンチ監督と牛@『インランド・エンパイア』
   Nate & Matt meet David Lynch (and a cow)

YouTube - Nate & Matt meet David Lynch (and a cow)
 Youtubeで定点観測しているDavid Lynch×Inland Empireのキーワードで、面白いビデオがみつかりました。

 "Inland Empire"に主演したローラ・ダーンのアカデミー賞ノミネートへのキャンペーンを監督自らがハリウッドの路上でやっているという信じられない光景。今回、配給をリンチ自身がやっているということから、このような状況になっているのでしょうか。、、、それにしても、楽しんでやっているとしか思えませんが(^^;)。

 タイトルどおり、この映像はNateとMattというリンチファンがドライブ中に偶然見かけた光景をビデオに収めたもののようで、この臨場感がたまりません。

Lynch__cow
 "CHEESE IS MADE FROM MILK."、このリンチが口にするセリフは一体何なのでしょう。そして牛の横に置かれた垂れ幕の文字。

WITHOUT CHEESE THERE WOULDN'T BE AN INLAND EMPIRE
FOR YOUR CONSIDERATION LAURA DERN

 この言葉でローラ・ダーンをアカデミーに売り込んでいるわけですが、にしても"CHEESE IS MADE FROM MILK."っていったい。リンチ一流のギャグなのか、それともついに向こうの世界に逝ってしまったのか。つくづく不思議な監督です。ますますこの映画の公開が待ち遠しい!!

◆関連リンク
INLAND EMPIRE 「インランド・エンパイア[eiga.com 話題作超先取り]
 ここに牛の意味が書かれていました。でも謎。

 デビッド・リンチ監督自身が北米での配給を行うことが決定。製作会社のスタジオ・カナルは配給を離れ、518メディアという会社が劇場ブッキングをサポートする。
 リンチは全米10都市を回るプロモーション・ツアーをすると発表した、しかも牛を連れて。牛を連れて回る理由は、リンチいわく「この映画の撮影中にチーズをたくさん食べて、しあわせな気持ちになったから」だそう。またDVD権はライノ・エンターテインメントが入手。このDVDには3時間の本編とは別に特典映像が付き、発売は劇場公開後の07年夏を予定。リンチは「自分で配給することになったので、作品をどのような形で見せていくかを、自分で決められるようになった」と意欲満々。

・Sherilyn's Favoriteさんの「インランド・エンパイア プロモ&プレミア
 牛とプロモートするリンチの写真が掲載されています。

<当Blog記事>
デヴィッド・リンチ監督『インランド・エンパイア』予告篇
『インランド・エンパイア』ベネチア映画祭上映
新作 "Inland Empire" ・Inland Empire続報
YouTube - デビット・リンチ作品 vol.1

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2006.12.29

■東京駅前 直径6m球体スクリーン ビデオバルーン
   フランス カザール・ビジョン社 シティスフェアー360°

City_sphereLIGHTOPIA - シティスフェアー 動画有
 (アムニス㈱ビデオバルーン公式HP)

直径6m 東京駅前に巨大な球体スクリーン

 イベント「光都(こうと)東京・LIGHTOPIA」の一つ(略) 映像装置はフランス製で、空気で膨らませた直径6メートルの球体に360度映像を映し出す(読売新聞)

光都東京・LIGHTOPIA - シティスフェアー (公式HP)

 光の予兆の象徴的な企画として、世界最新技術を駆使して作られた直径約6mの大型球状プロジェクター「シティスフェアー」を東京駅前に設置し、日本の四季をテーマに映像と音をシンクロさせながら上映します。
2006年12月26日(火)~12月30日(土) 17:00~21:00

 TVニュースで見て、球体スクリーンというのが面白そうだったので、調べてみました。

 これは、アムニス㈱というところが代理店をしているフランス カザール・ビジョン社のビデオバルーンVideo-balloons(公式HP)というもののようです。ギャラリーには下のような写真がいっぱい掲載されており、そちらで観る限りなかなかよさそう。
 CITY SPHERE 360°(movieあり)というのが今回使われたシステムで、巨大な風船にプロジェクタで投影するタイプのもののようです。

Video_baloon

ビデオバルーン:強烈なビジュアル・インパクト
 (在日フランス商工会議所 ニュースレター)
 

フランスでは6年前から市場に登場。
ビデオバルーンには、次の3種類があります。
へリオスフェアー180
 床に設置して、あるいは吊り下げて使用することが可能。サイズは最大10メートルまで。
空中で使用できるヘリオスフェアー180(ヘリウムガスを注入)
 屋外のイベントなどに。あらゆるタイプの映像の映写が可能。
シティスフェアー360
 360度の角度で映像の映写が可能。床に設置して、あるいは吊り下げて使用することが可能。

◆関連リンク
MY★RECORD: ★ 東京駅「シティスフェアー」-3
 こちらのブログに写真とレポート。強風で中止になったり、人が集まってなかったり、残念ながらイベントとしては不発との感想。
シティスフェアー360の映像(YouTube)
 火星とか地球の映像がなかかな素晴らしいです。観てみたいものです。日本の科学館でも導入すればいいのに。
・上の映像は、球体プラネタリウムScience on a Sphereのもののようです。この正体がシティスフェアー360だと思われるが、実は未確認。
OmniGlobe
 別の球体スクリーン。ビデオプロジェクター1台で実現しているらしい。

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2006.12.26

■アニドウ『DVD世界アニメーション映画史(全10巻)』

World_anime_2

「アニドウからのお知らせ 2006.12.2」より引用。
 (アニドウ・ホームページ)

●「DVD世界アニメーション映画史」(全10巻)が完成しました。
 第一巻エミール・コール他、第二巻ウィンザー・マッケイなどアニメーションの歴史を眺望する待望の大企画です。

 製作:アニドウ
 発売:コロムビア・ミュージック・エンターテイメント
 販売:紀伊国屋書店
 解説:望月信夫、供野孝司

 しかし、これは図書館など公共団体向けの商品ですので、定価はとても高いのでここには書きません。一般向けの販売はあるのか?それは謎です。

 リンクははりましたが、上記のいずれのHPにも情報がありません。でも、これはまさに伴野孝司氏,望月信夫氏 共著、なみきたかし氏 編集の『世界アニメーション映画史』(右上書影)のDVD版なのでしょうね。

 「図書館など公共団体向けの商品」とのことなので、うちの街の図書館で聞いてみようかな。で、リクエストして入荷されたら最高に幸せ。皆さんもリクエストをしてみましょう!!(でも高いとうちの街では入荷されないかも、、、。)

◆関連リンク
・ビクターのHPを探していたら、チェコアニメのDVDが廉価版で再販されていました。“チェコ・アニメーション サンキュー・プライス”ということで、 1万円近くしていたものが、3,990円に。壮観なので、DVDのパッケージ画を並べてみます(クリックでamazonへリンク)。
イジー・トルンカの世界Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ
ヘルミーナ・ティールロヴァー
チェコアニメ新世代Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ
チェコアニメ傑作選Ⅰ,Ⅱ
ガリク・セコ短編集

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2006.12.25

■新刊メモ 『森のバロック』 『ひとりっ子』
    『最後のウィネベーゴ』

中沢 新一『森のバロック』

 南方熊楠の思想に内蔵された未来的可能性。
 森の中に、粘菌の生態の奥に、直感される「流れるもの」。自然・民俗研究の末織り上げられた南方マンダラとは? 後継者を持たない思想が孕む怪物的子供の正体。
 後継者のいない南方熊楠の思想、「旧石器的」な思考の中に、著者は未来の怪物的な子供を見出す。対称性理論への出発点となった記念碑的著作。

 長いこと単行本しか出ていなかったこの本が文庫化されたので御紹介。
 今年読んだ本の中で最も刺激的だった本(下記リンク参照)。熊楠本人の一次資料にはまだあたったことがないので、どこからが中沢新一の考え方でどこからが熊楠のものか、僕には知る由はないのだが、ものごとの全体的なとらえ方とか、もの凄く考えさせられる論考。センス・オブ・ワンダーを味わいたい方には必読と言っておきましょう。

<当Blog記事>
中沢新一『森のバロック』 総論第一章, 第二章
 本当は第三章以降も続けて書くはずだったのだけれど、ここで止まってます(^^;)。

グレッグ・イーガン/山岸 真訳『ひとりっ子』 (早川書房HP)

 イーガンの日本オリジナル短編集第三弾。いままでの2冊が素晴らしかったので、これも期待。長編も好きだけど、短編もいい味出してるので。
 次のイーガンは、奇想コレクションの『TAP』ですね。ということで、これも紹介↓

コニー・ウィリス/大森 望訳『最後のウィネベーゴ』
      (河出書房新社HP)

河出書房新社 奇想コレクション

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2006.12.24

■能楽師 山井綱雄 『能舞エヴァンゲリオン』(EVA AT WORK)

EVA AT WORK work12 「能舞エヴァンゲリオン」 山井綱雄(能楽師)
    (編集長メモ:【NEWS】「能舞エヴァンゲリオン」公開開始!より)

Eva_nou_306.12/22-12/26限定公開。22分間のムービー。
(トラフィックが悪く、観終わるのに40分くらいかかります。)

山井綱雄公式サイト
山井綱雄のコラム 「能舞エヴァンゲリオン」動画

能舞エヴァンゲリオンでは、新作は用いず、古来からの伝承曲5曲を抜粋して用いました。
「清経」「黒塚」で、碇シンジ少年の人生の苦悩を
「生田敦盛」で、エヴァ初号機の覚醒しての戦闘場面を
「百万」で、シンジの母・碇ユイの息子を思う心情を
「恋重荷」で、母・碇ユイの息子を守るという決意を
それぞれ表現しました。 

 凄く野心的なアプローチだと思う。上の山井綱雄氏のコラムでは、「私としては、どんなご批判・反対意見も覚悟の上での作品発表です。 ただ私は、能もエヴァも、冒涜も侮辱もするつもりはありません」と書かれている。能楽の世界では、この試み、かなり異端扱いされるのでしょう。

 EVA19話「男の戰い」で覚醒した初号機の映像は、素晴らしく幽玄な雰囲気を作り出していた。アニメータ磯光雄によって描かれたあの驚異的な映像は、日本でしか描けない夢幻な空間になっていた。

Eva_yugenn  あのシーンがあったから、今回、能という形態が選択されたのかどうか、よくはわからないが、とても面白い試みだと思う。(ただリンク先で観る能の映像は、少々退屈であったりするのだけれど、、、。おそらく僕が能というものを知らないからなのだろう。)

 今回の能のマスクは、いささか初号機というには表情的に厳しい。もっとアニメのマスクと近いデザインでもよかったのではないか。左の形態を顔だけでなく、体まで写し取って能の衣装が作成されていたら、もっと凄い表現になっていたのではなかろうか。振り付けに磯光雄の協力を仰ぐとか(^^;)。

 、、、、というのが期待値としてあったわけです。

・当Blog記事 アニメータ磯光雄

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