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2007.04.15

■東海地区 2007春 幻想の美術館たち

 今年の春、東海地方のアートは、なかなかシュルレアリスム的様相を呈しています。

Ultra_objects ◆PARCO MUSEUM オブジェクツ・サブジェクツ
  イマジネイション オブ ウルトラ 
(parco-art.com) (パルコギャラリー)

名古屋パルコ 西館8Fパルコギャラリー
2007.04.12(thu) - 2007.05.07(mon)
本展は1966年に誕生したテレビの空想科学番組、ウルトラマンのテレビシリーズ放映40周年を記念し、アートとしての目線で改めて捉えるもの。ヒーローと怪獣の造形を、写真とオリジナルプロップ(縮尺模型)で公開するほか、ウルトラマンの制作にかかわった20人を写真パネルで紹介

 円谷作品には成田亨高山良策を経由してシュルレアリズムが注入されている。我々の世代のアート感覚は間違いなくウルトラの影響を受けているため、シュルレアリスムに対する受容度がずいぶん高いように思う。右の写真を観るだけで郷愁というか、独特のクオリアが頭の中に立ち上がってしまうのがその動かさざる証拠であると思うのだけれど、どうだろうか。
 (たしか以前このようなウルトラのプロップのみをアート的に編集した写真集が出版されていたと思うのだけれど、検索しても見つかりません。どなたかご存知でしたらご一報を。)

※07.4/29追記
 オタクイーンさんの「恋するネヴュラ」: 桜井Pとの約束(接触篇) (発動編) の記載からこの写真集の詳細がわかりました。3年前に発売されたこれ。そして写真集から派生したのがこの展示会とのことです。(写真集の詳細も上記「恋するネビュラ」の記事を参照ください。)
 『OBJECTS―Imagination of Ultra』(Amazon)

シュルレアリスム展  謎をめぐる不思議な旅
 岡崎市美術博物館 Surréalisme

Okazaki  4月 7日(土)~ 5月27日(日) 
 現実とはいったい何なのでしょうか。現実と夢の境界は果たして存在するのでしょうか。
 この展覧会は革新的な芸術運動であったシュルレアリスムの代表的な美術家約30名、約120点を展示します。「超現実(シュルレアル)」に希望を託しつつ、純粋な生を求めて様々な表現を試みたシュルレアリスム。
 作品 ルネ・マグリット[レディ・メイドの花束] ルネ・マグリット[白紙委任状] マックス・エルンスト[森]等
 「ゴールデン・ウィーク・シネマ ~シュルレアリスム映画の不思議な世界~」と題し、シュルレアリスムに傾倒した監督の作品の映画上映会を実施。4/22(日)14:00からは、ルイス・ブニュエル監督の「アンダルシアの犬」(1924年)と「黄金時代」(1930年)を。5/6(日)14:00からは、ルネ・クレール監督の「幕間」(1924年)、「眠るパリ」(1923年)をそれぞれ上映。

 岡崎市のランドスケープ美術館は、以前にも(10年以上前)同様の企画が開催されていた。その時に僕はマックス・エルンストとか「アンダルシアの犬」の上映を観た記憶。今回、宮崎県立美術館、姫路市立美術館のコレクションと合わせての展示ということです。

Dali生誕100年記念『ダリ展 創造する多面体』
 作品 名古屋市美術館  

5月 12日(土)~ 7月11日(水)
油彩画約40点に加え、今回特別に展示されるダリ財団秘蔵の手稿やドローイング、さらには広告デザイン、舞台衣装などを交えた約180点の作品を通して、絵画のみならず、あらゆるものに対して稀有な才能と熱情をもって取り組んだダリの多面的な世界をご覧いただきます。

Jakuchuu_1
愛知県美術館 若冲と江戸絵画展 公式HP 展示作品はここ

4/13~6/10
魅力に満ちた江戸絵画のコレクションとして世界的に知られているプライスコレクション
約600点のコレクションの中から選りすぐりの109点

<おまけ>◆Arutinbolt埼玉県立近代美術館 渋沢龍彦 -幻想美術館-

 4月7日(土)~5月20日(日)
 マニエリスムの時代からシュルレアリスム、近世から同時代の日本の美術家まで、澁澤が紹介した美術家の作品を展示し、その嗜好や視点を探ります。

 東海地区ではないのですが、shamonさんから教えてもらったので、掲載します。僕は、いまだ実物を観たことのない、アルチンボルトが観てみたい。

◆関連リンク
ダリ作品のフィギュア(Parastone Mouseion collection:美術作品のフィギュア各種)
・当Blog過去記事 ロンドンの展示会 ダリ・ユニヴァース:Dali Universe
  澁澤龍彦コレクション『幻想の画廊から』 『怪獣のあけぼの』造形家・高山良策を追った実相寺昭雄監修番組

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コメント

 shamonさん、TB、コメント、ありがとう。

>>澁澤、行って来ました。レビュー書きました。
>>とっても濃かったです^^;。
>>私よりBPさん向けかも。

 たしかに。shamonさんの記事にある中村宏、高松潤一朗、秋吉巒三氏の絵の持つパワーに感動してました。

 shamonさんの記事 ひねもすのたりの日々:「澁澤龍彦 幻想美術館」を是非ご覧ください。>>ALL

投稿: BP | 2007.05.12 23:33

こんばんは。
澁澤、行って来ました。レビュー書きました。

とっても濃かったです^^;。
私よりBPさん向けかも。

投稿: shamon | 2007.05.11 21:35

 ミのつく職人さん、こんばんは。

>>岡崎いってきました。
>>展示は岡崎市美術博物館所蔵のものも多くて、ここってシュルレアリスムに理解あるようですね。本物ってよいです。

 このGWには行けませんでした。
 毎日三河へ通っているのに平日は行けないしなーー。

 そういえば豊田市美術館もシュルレアリスムの展示が予定されているとか。今年の三河は幻想化されています。なぜ??

シュルレアリスムと美術 07.7/3-9/17

夢や無意識の世界を探ることによって得られるイメージを視覚化したその作品は、人間の想像力を解放し、現実世界を一新する新たな現実(超現実)を我々に垣間見せます。本展は、シュルレアリスムの作品が持つイメージの喚起力に目を向け、その本質(リアリティ)に迫ります。

投稿: BP | 2007.05.06 00:57

岡崎いってきました。
自称「美術ヲタ」ではありますが、ここで読まなかったら気がつかなかったかも。展示は岡崎市美術博物館所蔵のものも多くて、ここってシュルレアリスムに理解あるようですね。本物ってよいです。

投稿: ミのつく職人 | 2007.05.04 09:30

 オタクイーンさん、こんばんは。こちらこそ、コメント&TBありがとうございました。

>>桜井Pには近日中に名刺を渡す予定です。
>>(会場に言付けるだけですが(笑)。

 あ、いいなー。お仕事、TV関係の制作ですか?

>>これがきっかけで、円谷とお仕事ができれば夢のような出来事ですが。
>>となると、私は桜井Pの下で働くことに。キツそうですね(笑)。

 円谷のエンドクレジットにオタクイーンさんの名前が登場する日を楽しみにしています。桜井Pって、厳しいのでしょうか。

投稿: BP | 2007.04.30 22:22

コメント&TBありがとうございました。
桜井Pには近日中に名刺を渡す予定です。(会場に言付けるだけですが(笑)。
これがきっかけで、円谷とお仕事ができれば夢のような出来事ですが。となると、私は桜井Pの下で働くことに。キツそうですね(笑)。
またお邪魔します。どうぞよろしくお願い致します。

投稿: オタクイーン | 2007.04.30 12:03

 shamonさん、オタクイーンさん、毎度コメントとTB、ありがとうございます。

>>モナ・リザの部屋の近くでした。

 あれ?では通過していたはずですね。残念、完全に見落としてます。出張の時、夕方空き時間にわずか1時間入場できただけなので、とにかくあの広い会場では本当に一部しか観えてません。ま、仕事で行ったついでなので贅沢は言えないですね(^^;)


 オタクイーンさん、こちらこそご無沙汰してます。「オブジェクツ・サブジェクツ」の詳細レポート、楽しく読ませていただきました。

 最近、仕事がうまく回っていなくなかなか行ける機会が作れませんが、ゴールデンウィークにまとめて、これら展覧会に行くことになりそうです。

 ではでは、また。

投稿: BP | 2007.04.21 18:21

ご無沙汰しております。
こちらの記事で「オブジェクツ・サブジェクツ」の開催を知りました。名古屋が地元の私。早速今日行ってまいりました。
以前にもウルトラ関係のプロップ展示は何度か見ていますが、今回は若干アート寄りの展示コンセプトでなかなか楽しめました。
貴重な情報、大変ありがとうございました。感謝いたします。
駄文ながら感想を綴りましたので、失礼ながらTBさせていただきます。またお時間あるときにでもご笑覧下さい。

投稿: オタクイーン | 2007.04.19 23:56

こんばんは。

>アルチンボルドがあることすら気づきませんでした
えーとですね、確か
ルーブル美術館トノン翼(コの字の下部分)2F、
モナ・リザの部屋の近くでした。

>じっくり超絶技巧を楽しんできます!
特に「鳥獣花木図屏風」はしっかりご覧になってくださいね^^。

投稿: shamon | 2007.04.18 20:24

 shamonさん、こんばんは。

>>果物と野菜で人を模したアルチンボルドの絵なら
ルーブル美術館で観ました。

 あ、僕もルーブル、行ったことあるのですが、時間なく駆け足で観たので、アルチンボルドがあることすら気づきませんでした。もったいないーー。


>>あの円谷プロCM(劇場でオーケストラを聴いてる怪獣たち)も
上映してくれたらいいのに。
ネットで今も探してますが見つかりません(TT)。

 これ、僕も観たいと思って探しましたが、ググってもろくな情報が出てきません。さすがのYouTubeもないし、、、。円谷プロにリクエストするしかないかも。

>>プライスコレクション
これは素晴らしい内容です。是非行って下さいね。
東京で観た感想をTBいたします。

 TB、ありがとうございます。
 以前、「誰でもピカソ」とshamonさんのこの記事をみて、実物を拝んでみたかったので、嬉しいです。

 じっくり超絶技巧を楽しんできます!

投稿: BP | 2007.04.17 23:48

まいどです^^。
東海地区はシュールな春になりそうですね。うらやましい。

果物と野菜で人を模したアルチンボルドの絵なら
ルーブル美術館で観ました。
廊下(爆)に他の絵と共に無造作に飾られてて拍子抜け。
「モナリザ」(特別室+更にガラスケース入り)とは
随分な違いです。

>イマジネイション オブ ウルトラ
行きたい・・・・(゜゜)。
あの円谷プロCM(劇場でオーケストラを聴いてる怪獣たち)も
上映してくれたらいいのに。
ネットで今も探してますが見つかりません(TT)。

>シュルレアリスム展
腰痛でいき損ねました・・・。とてもいい内容だそうです。

>プライスコレクション
これは素晴らしい内容です。是非行って下さいね。
東京で観た感想をTBいたします。

投稿: shamon | 2007.04.15 17:09

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