■押井守 新作『スカイ・クロラ:The Sky Crawlers』公式発表
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』公式サイト
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』 制作発表!(Production I.G)
うわさの通り、森 博嗣氏作品の映画化が正式発表されたようです。
以下、記事のリンク集。
・鬼才・押井守、次回作を熱く語る - コミミ口コミ(asahi.com)
「(略)恋愛は、反社会的で身を滅ぼすもの。肉体がきしむような愛を描きたい。だから、僕らしからぬ濡(ぬ)れ場も入れました」
「(略)ポニョも、宮さんの転機という気がする。縁があるんだと思う。僕の今度の作品には空中戦がありますが、はっきり言って(飛行機好きの)宮さんよりうまい自信がある」
・アニメのイベントや講演会のレポート(アニメ!アニメ!)
押井監督は戦闘機の空中戦は3Dアニメーションで、今まで誰も観たことのない映像になると語った。
・押井守監督に聞く 新作アニメ「スカイ・クロラ」(読売新聞)
(略)空手で体も鍛え始めた。やっぱり、他人と関わるためには、自分の腹が出ていることを許しちゃいけないんだよ。冗談に聞こえるかもしれないけど、腹を引っ込めるということは、生きる自信に繋がるんだ(笑)。
私は、この永遠にも似た生を生きなければならない現代人のおかれた状況そのものが、若者を中心とした、様々な痛ましい事件の本質的な理由なのではないかと考えています。(略)
物質的には豊かだけれど、今、この国に生きる人々の心の中には、荒涼とした精神的焦土が広がっているように思えてなりません。
・NEWS(押井守公式サイト ガブリエルの憂鬱)
こちらには別の実写作品の情報のみ掲載されている。
現在、押井守監督の実写映画作品を絶好調撮影中です!タイトルなど詳細はまだ明かせませんが、皆様のご期待以上の映画になることは間違いなさそうです!
・押井守最新作『スカイ・クロラ』正式発表(野良犬の塒)
・押井守新作は「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」 (ひねもすのたりの日々)
・Googleニュース検索「押井守 スカイ・クロラ」
記事を読むと今までの自分の手法を抑えたエンタテインメント作品であり、若者へのメッセージというところに力点が置かれているようだ。
スタジオジブリというメジャーから、とことん私的で芸術へふった『イノセンス』を発表した後、それですっきりと気持ちの切り替えができたのか、今回は観客への奉仕の姿勢(ビッグヒットを狙いたい下心?)満点と読めます。
I・Gの株価も上がるような予感。
にしてももしこれが大ヒットしたら、あおりを喰うのは同時期公開される『崖の上のポニョ』になるわけで、宮崎駿との激突というよりも、今回きっちりと売ることにも力を入れると言っている押井守と鈴木Pとの売り込みの死闘も見もの。(まあジブリ作品のほうが強いのはさすがに覆せないだろうけれど、若者票をどこまで取り込めるかがポイントでしょう)
空中戦で他の追随を許さないと、確か宮崎駿は豪語していた。それにまっこうから挑むのも楽しみ。
もし素晴らしいシーンが実現していたら、きっと宮崎駿の次回作は飛行機ものでしょう(^^;)。老体に鞭打って、かつてのギガントや紅の豚やロボット兵ラムダの飛行シーンを凌駕する大空中戦エンタテインメントを作ってくれたら、これはまたまた楽しみ。ここでは二人の大人気ない競争心(^^)を是非期待したいものです。
◆関連リンク
・当Blog記事 押井守 大学の講義で××× (次回作 伏字情報)
×××の一部は今回の情報で、「戦闘機」と確認できたわけです。
・非公式情報 押井守新作映画は『スカイ・クロラ』?
・鶴田謙二氏の絵を予告編風にまとめたもの。(スカイ・クロラ公式HP)
・森 博嗣『スカイ・クロラ』
・『ナ・バ・テア―None But Air』
・『ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven』
・『フラッタ・リンツ・ライフ』
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コメント
shamonさん、こんばんは。
>>「GOHTHE」のロングインタビュー、読んできました。
>>これから定期的に「スカイ・クロラ」の制作状況を
>>誌上で紹介するとありました。次回は9月だそうで。
>>詳細は書店でご覧ください。
これは読まなきゃ。今回キャンペーンも長期戦ですね。
>>>しかし『精霊』はいぶし銀すぎて、
>>かなり大人向けですよね。
>>オリジナルエピソードでも伏線はりまくりなので
>>中学生以上でないとついていくのは大変かもしれません^^;。
たしかにかなり高年齢向け。
アニメーション的飛躍がナユグの描写でどんどん出てくるといいなー。
投稿: BP | 2007.06.25 23:52
こんばんは^^。
「GOHTHE」のロングインタビュー、読んできました。
これから定期的に「スカイ・クロラ」の制作状況を
誌上で紹介するとありました。次回は9月だそうで。
詳細は書店でご覧ください。
>しかし『精霊』はいぶし銀すぎて、
かなり大人向けですよね。
オリジナルエピソードでも伏線はりまくりなので
中学生以上でないとついていくのは大変かもしれません^^;。
投稿: shamon | 2007.06.24 20:53
aさん、shamonさん、こんばんは。
>>というかエンターテイメントなんか目指さずに、イノセンスの択捉のシーンのようなただ美しいだけの映像を延々2時間半くらいやる映画ってのも見てみたい
押井ファンとしては、そんな願望もあります。
ただ押井映画が大ヒットっていうのも、一度くらいは観てみたいもの。ひねくれてるから今までどうすれば一般的に受けるかわかっていても、ある意味強引に趣味を入れてきたのを、今度は抑えるのでしょうね。押井映画って充分エンタテインメントな要素もそこかしこに持ってますから。(といいつつ実はしっかり趣味で埋まってる可能性も10%(^^;))
>>とり急ぎ「ナ・バ・テア」も読みました。
お、早いですね。
>>三島フリークの友人(アニメは詳しくない)が言うには
「柘植としのぶって三島の『憂国』に出てくる男女に似てる。
でもって『人狼』には三島の影を感じる。」
らしいです^^;。
読んでないので何とも言えないですが、雰囲気、わかるような。
>>利確売りなのか急降下しました(苦笑)。
飛行機の弾丸飛行みたい(ばきっ)
(^^)来年の公開まで、『精霊の守り人』他でがんばらないと。
今週の『精霊の守り人』、良かったですね。神山監督がやりたいことが段々くっきり出てきたというか。バルサのチャグムへの厳しいしつけの言葉、低きへ流れている日本人の魂に釘を打ちたいって想いなのでしょうね。
しかし『精霊』はいぶし銀すぎて、株価には今のところ直結しなさそう。DVDも厳しい状況になるのではと心配です。
投稿: BP | 2007.06.24 17:48
公式サイトにラストのネタばれが…いいのか?押井
投稿: | 2007.06.23 12:50
こんばんは^^。
とり急ぎ「ナ・バ・テア」も読みました。
丸善では新刊も出てましたよ。
カバーにはしっかり「アニメ化」のシール。
> 「パト2」はもろですね、しかも情念が出ていた。
> 「BD」は、確かに言われてみれば、あれも業の深い恋愛物。
三島フリークの友人(アニメは詳しくない)が言うには
「柘植としのぶって三島の『憂国』に出てくる男女に似てる。
でもって『人狼』には三島の影を感じる。」
らしいです^^;。
> そうか、三島も神山つながり。
「ナ・バ・テア」には2ndGIGを思い起こさせる○○が
出てきますよ(笑)。「ここから来たかっ!」でにまっ。
>TVの方を先に観たので、映画はダイジェストすぎた印象。
「せか中」、私は映画のみみました。
短い時間でうまいことまとめた、という印象です。
>にしても、押井映像で「肉体がきしむような愛」。
これ、私もぴんと来なかったんですけど、
「ナ・バ・テア」読んだらなんとなーくわかりました。
なので映画には「ナ・バ・テア」で描かれる
クサナギ・スイトの過去が挿入されるかもしれないですね。
> 、、、、似合わん。
うん、同感(・・)。
>だけど株価は急上昇か。
利確売りなのか急降下しました(苦笑)。
飛行機の弾丸飛行みたい(ばきっ)
投稿: shamon | 2007.06.22 22:10
公式サイトに、「ベッドシーンがあるわけではない」と書かれてるけど、一体どんなシーンになるんだろう。
というかエンターテイメントなんか目指さずに、イノセンスの択捉のシーンのようなただ美しいだけの映像を延々2時間半くらいやる映画ってのも見てみたい
投稿: a | 2007.06.22 14:34
ネラーさん、とおるさん、shamonさん、おはようございます。
>>ひし美ゆり子のブログに、押井監督の短編映画に最近出演した、と書かれてました。
たぶん、『真・女立喰師列伝』(野良犬の塒)のことなのではないでしょうか。
ひし美ゆり子、女立喰師の姉御として登場でしょうか。
>> ガブリエルが死んだ、という話も以前、2chで出ていましたね。
2chソースがここまで的確に当たると、2chもあなどれないなぁー
ガブリエルの冥福を祈りたいと思います。
うちも犬がいます。言葉もないです。
>> それにしても憶測で2chに書いたことだったけどこうもピッタリ当たってよかった。
かなりの確度で正解でしたね。
>>水曜日、後場の株価が急激に上がったので
>>「もしかして?」と思ったら案の定でした^^。
ずっと下がっていたので、これで復活するといいですね。でも映画は来年までおあずけか。
>>押井+恋愛って意外な組み合わせのようですが、
>>女の目から見たら「BD」も「攻殻」も「パト2」も
>>全部恋愛モノですよ^^;。ただ濡れ場がないだけで。
「パト2」はもろですね、しかも情念が出ていた。
「BD」は、確かに言われてみれば、あれも業の深い恋愛物。
>>脚本の方は三島由紀夫の豊饒の海シリーズ「春の雪」の映画脚本を
担当された方ですね。サリンジャーと共に縁があるのでしょうか。
そうか、三島も神山つながり。
「春の雪」は観てないですが、「世界の中心で、愛をさけぶ。」は今ひとつでした。TVの方を先に観たので、映画はダイジェストすぎた印象。
にしても、押井映像で「肉体がきしむような愛」。
「せか中」のように観終わった観客が涙して劇場から出てくる光景を我々は押井映画で見ることになるのでしょうか。
、、、、似合わん。だけど株価は急上昇か。
投稿: BP | 2007.06.22 06:25
ひし美ゆり子のブログに、押井監督の短編映画に最近出演した、と書かれてました。
投稿: とおる | 2007.06.21 23:36
ガブリエルが死んだ、という話も以前、2chで出ていましたね。
2chソースがここまで的確に当たると、2chもあなどれないなぁー
それにしても憶測で2chに書いたことだったけどこうもピッタリ当たってよかった。
愉しみです
投稿: ネラー | 2007.06.21 17:26
おはようございます^^。リンク感謝です。
水曜日、後場の株価が急激に上がったので
「もしかして?」と思ったら案の定でした^^。
6/20 14:44フィスココメント↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070620-00000032-fis-biz
神山監督の猛追をもってしても
IG=押井はまだまだ健在?
脚本の方は三島由紀夫の豊饒の海シリーズ「春の雪」の映画脚本を
担当された方ですね。サリンジャーと共に縁があるのでしょうか。
>押井守と鈴木Pとの売り込みの死闘も見もの
”宮崎駿”作品ならそもそも宣伝いらないんじゃ(笑)。
鈴木の売り込みは昨年の「ゲド」で・・なので
彼には引っ込んでてもらいましょう。
例のゲド本もよっぽど余ってるのか
新宿渋谷界隈で昨日派手に配ってましたよ。
>肉体がきしむような愛を描きたい。
押井+恋愛って意外な組み合わせのようですが、
女の目から見たら「BD」も「攻殻」も「パト2」も
全部恋愛モノですよ^^;。ただ濡れ場がないだけで。
投稿: shamon | 2007.06.21 06:35