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2007.11.23

■核融合科学研究所 大型ヘリカル装置一般公開(3)
  大平貴之講演 メガスター開発ストーリー

Megastar02 自然科学研究機構 核融合科学研究所
2007年度のオープンキャンパス

特別講演:メガスター開発ストーリー
 一日所長 大平貴之さん  13:00-14:00

◆メガスターの投影

 一度観たいと思っていたメガスターを核融合科学研で観た。一日所長に大平貴之氏を招いての講演に付属するイベントとしての上映である。
 会場は1億℃のプラズマを生成する大型ヘリカル装置の制御ルーム。ドームではなく広い部屋の天井にメガスターⅡ(フェニックス)による星が映し出される。部屋の広さはTVでみるJAXAの管制室より広い感じ。ただし操作用のPCモニタが無数にあり、星の光はその画面に散乱して、微妙な投影状態。

 これではとてもメガスターを本来の形で観たとは言えないだろう。ただその散乱するさまがだんだんなかなかいい感じに見えてきたけど、、、。

Megastar_2  そして核融合についてのプレゼンテーション。メガスターの描く星の光の正体を、核融合研の研究員の方が解説してくれる(写真)。新エネルギ研究の最先端で観るメガスターは、こうしてなかなか味なイベントになったのでした。

◆特別講演 メガスター開発ストーリー

 プラネタリウムマニアを極めて自分で世界一のプラネタリウムを作ってしまった大平氏の小学生の頃から現在に至るまでの講演。

 起業家としての気負いはなく、とにかくプラネタリウムとものづくりが好きな氏の人柄で終始会場は和やかな雰囲気。ひとつのものにのめり込んで極めた人の姿がなかなか感動的。世の中でそれ以上のものはできない、と言われているものでも志で革命的な飛躍をできることを子供たちに伝えているのが好印象。最近は講演依頼が多く、ホリプロに登録されているというのがご愛嬌。

 核融合科学研の一日所長としてあるまじき発言もラストで飛び出ていた(^^;)。

 いずれ1kmにおよぶドームの中に壮大な規模のギガスターと呼ばれるプラネタリウムを建造したい。そこの光源の電力は、大平氏の計画ではレーザー核融合で発電するという計画。ヘリカル式の核融合を目指す研究所の一日所長としてはまずいのですが、、との一言もあったけれど、笑ってしまった。でもこの夢も遠い未来で自身の手で実現されることを影ながら祈っています。

 人間の眼ですでに視認識できないメガの星を超えた、神の眼だけが観ているギガの星の情景。想像しただけでクラクラする究極映像です。

◆関連リンク
メガスターホームページ
メガテクノロジーの結晶 「スーパープレシジョンスターマスク」

 メガスターのリアリティの原動力。それは独自の超精密技術により生み出された恒星原板です。直径わずか5センチのプレート上に、肉眼では全く見えませんが、多いものでは1枚で22万個、メーカー製大型プラネタリウム10台分以上に相当する数の孔が、大きさと位置を正確に分類してあけられているのです。

メガからギガへ- ウルトラプラネタリウム「GIGASTAR」構想
全天映像システム「OGDS」の開発
ホームスター ポータブル
『ホームスター ポータブル』(amazon)
大平 貴之『プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星』
大平 貴之『家庭用プラネタリウム ホームスター プロ』

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コメント

 もじらさん、こんばんは。

>>メガスターの初回投影時には大平さん自身が解説をされていました。

 あ、そうだったのですか。初回に是非見るんでした。

>>その時、核融合科学研究所の1日所長依頼の話が来た時、
>>喜んで二つ返事で承諾したということを話されていました。
>>大平さんも核融合には大変興味を持たれているようですね。

 なにしろ町全体をドームで覆い、凄い光源のプラネタリウムでギガの星空を描くことを思い描いているようなので、エネルギ源として核融合は重要なのでしょうね(^^;)。

 でもこの方の夢の実現力には期待したいものです。

投稿: BP | 2007.11.25 22:54

こんにちは、もじらです。

当日、大平さんが来所されるというのはパンフレットで知っていたのですが、
LHDの前で記念撮影に応じてもらえ握手までしてもらって良い思い出になりました。
(見学中の大平さんじゃましてすみません)

メガスターの初回投影時には大平さん自身が解説をされていました。
その時、核融合科学研究所の1日所長依頼の話が来た時、
喜んで二つ返事で承諾したということを話されていました。

大平さんも核融合には大変興味を持たれているようですね。

究極映像研究所の所長さんは講演も聴かれたようですが、
私も聴けば良かったなと後悔しているところです。
私も星は大好きですから。


投稿: もじら | 2007.11.25 18:38

 shamonさん、毎度です。

>>小さなボディに多機能を詰め込むのは日本のお家芸ですが、
大平さんの場合宇宙を閉じ込めてしまったってのがすごいです^^。

 原版作るのに半導体の微細化の技術が使われているようですね。自宅にクリーンルームがあるとか。

>>メガスターⅡ、「新日本様式100選」
http://www.japanesque-modern.org/topics/100sen_list01.html
にも選ばれました(番号はJ026)。

 shamonさんの記事、ひねもすのたりの日々: 「新日本様式」100選に「時をかける少女」が選出参照ですね。 

 『電脳コイル』も候補になってるじゃないですか。
 昨晩のたまの空中戦、よかったー。そして集合無意識。25話の余韻覚めやらぬうちに記事にしなきゃ。

投稿: BP | 2007.11.25 07:57

まいどです^^。

メガスターⅡ、「新日本様式100選」
http://www.japanesque-modern.org/topics/100sen_list01.html
にも選ばれました(番号はJ026)。
小さなボディに多機能を詰め込むのは日本のお家芸ですが、
大平さんの場合宇宙を閉じ込めてしまったってのがすごいです^^。

投稿: shamon | 2007.11.23 10:14

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