« 2006年12月24日 - 2006年12月30日 | トップページ | 2007年1月7日 - 2007年1月13日 »

2006年12月31日 - 2007年1月6日

2007.01.06

■透明球(インビジブル・スフェアー:INVISIBLE SPHERE)
  215 Points of View

215_points_of_view

215 Points of View (動画あり)
jonathan schipper 215 points @ pierogi 2000

概要
5.5フィート径のスチールフレームに215のモニタと監視カメラが取り付けられている。

それぞれのモニタ表示は球の反対側に置かれたカメラから生中継ビデオが供給される。球は転がすことができる。

これは監視装置であるが、そのスケールとモビリティは秘密性を台無しにしている。

 モニタの近くにある突起がカメラと思われます。
 これにより、球の向こう側の視界がモニタに映し出されて、透明な球体を実現しているということのようです。観てわかるとおり、光学迷彩には程遠いしろものです。

 実用性は端から無視されていますが、その存在感がなかなか。リンク先のムービーは転がされている映像もあります。

 先日の記事 直径6m球体スクリーン シティスフェアー360°とともに、映像スフェアーシリーズとしてお楽しみください。

◆関連リンク
東大舘研究室 光学迷彩

 当Blog記事
メタ・マテリアルによる透明マント
東大舘暲研究室 相互テレイグジスタンスの第二世代

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.01.04

■宮崎駿 初期原画<2> 『ルパン3世』第23話「黄金の大勝負」

Miyazaki_lupin

『ルパン3世』第23話 
 「黄金の大勝負」より引用→

 CATVのANIMAXで『ルパン3世』ファーストシリーズが放映されていたので、せっせとDVDに焼いています(コピーワンス)。

 で、宮崎駿のアニメータとしての原画の仕事はどこかと探してみたのですが、これがなかなか難しい。下記の労作のデータベースで書かれている9,14話にそれらしきシーンが僕には見つからない。

 で、僕がそうじゃないかと思ったのが、最終話にある上の写真のシーン。
 どこかに根拠があるわけではなく、この頃に描かれた『侍ジャイアンツ』と『空飛ぶゆうれい船』の宮崎原画のイメージに近いというだけ。全く僕の推測なので、確かな情報をお持ちの方は指摘いただきたい。

 もともと宮崎は絵コンテを描いているわけで、レイアウトだけでいうと、絵コンテで相当描き込まれているはずなので、動きのないシーンだと単に絵コンテが別の原画家によって再現されているだけなのかもしれない(写真の左上と右下とか)。
 本来動きの感覚で判断すべきでそうすると、銭形と署長のシーンがそれらしい。特にゴルフクラブを振り回す署長の作画の破天荒さ。きっちりとしたレイアウトと独特の動き。ここらが前述の2作品の宮崎作画シーンを彷彿とさせる。(、、、、でも実のところよくわかりません(^^;))キャラクタの肩のラインが特徴的だと思うのだけれど、、、。

 「宮崎駿 初期原画」シリーズとして記事にしようとしたのだけれど、早くも第二回でこの体たらく、、、。元々アニメータの描く動きの感覚の面白さをもっとクローズアップしてもいいのではないかと、はじめた記事なのだけれど、本人もしくは当時のスタッフにあたる術のない一介のブロガーの私には過ぎた企画になってしまったという次第。

 手元にある宮崎関係本やネットの情報を今回かなり調べたのだけれど、『ルパン3世』の原画屋としての仕事の細部は全くわからない。世間に認められた宮崎駿の仕事すらこの状況。アニメを文化や芸術として評価していこうとするなら、アニメ本来の面白さとしてクローズアップされてもいいのが原画家の仕事のはずなので、こうしたところの研究がなんとか進まないものだろうか、と思っている。

 僕の知る限りアニメータの(顔を似せて描く作画監督でなくアニメータの)仕事で、一冊本になったのは、はるか昔の徳間書店の『金田伊功スペシャル』だけじゃないだろうか(☆1/6追記 他にも何冊かありました。コメント欄を参照)。本当ならアニメータ叢書みたいなのが出版されて、各名アニメータごとに原画の採録とDVD付録で担当シーンを紹介する本が出たら、素晴らしいのに。(少なくともそんな本が出たら喜んで買う作画ファンが世の中には数百人(推定)はいると思う(^^;))

Miyazaki_lupin_banngai
 最後にこれも23話より引用。このシーンは、宮崎らしき人物や大塚作画監督の趣味のジープ等が出ている。だけど作画タッチから宮崎駿担当シーンではないと判断したのだけれど、いかがなものか。(でもアニメの巨匠たちがこんなお遊びをしていたおおらかーな雰囲気がとってもいいシーン。)

◆関連リンク
高畑勲・宮崎駿データベース スタッフリスト3
    (高畑・宮崎作品研究所 叶精二氏)

宮崎駿原画 9,14話 
  9話「殺し屋はブルースを歌う」 1971年12月19日放映 演出修正(高畑,宮崎)
14話「エメラルドの秘密」           1972年 1月23日放映 演出(高畑,宮崎)

「テレコム創成期とルパン三世」
Wikipedia 宮崎駿
『ルパン三世』 サブタイトルとスタッフリスト
宮崎駿作品を中心に、ルパン三世全般をテーマとするページ
・(お流れになった)押井版ルパン3世(劇場)の制作開始を前に開かれた
  鼎談 押井守×宮崎駿×大塚康生
(電源を入れてください~都市ノォト~さん)

・当Blog記事 宮崎駿 初期原画<1> 『侍ジャイアンツ』第一話

『LUPIN THE THIRD first tv. DVD-BOX』
 ルパン三世 1stTVシリーズ DVD BOX
 「LUPIN THE THIRD first tv. DVD-BOX」
(2001)

● DVD5枚組(デジタルニューマスタリング・全23話完全収録)
● 貴重な資料、発掘ネタ満載のオールカラー32Pブックレット封入
・スタッフインタビュー(おおすみ正秋氏ほか)
・スタッフ情報などを含む各話詳細解説
・宮崎 駿氏の絵コンテ紹介(第11話七番目の橋が落ちるとき、第12話誰が最後に笑ったか?の一部)

 もしかしたらこのブックレットに宮崎原画の情報があるかも。ご存知の方、ご一報を。

-----------------------------------------------------------
★以下、1/6追記。
 コメント欄でアニメ様からいただいた情報に基づき、宮崎氏の「第一原画」という第14話「エメラルドの秘密」の銭形と不二子ダンスシーンを引用。詳細はコメント欄参照。
Miyazaki_lupin_14

| | コメント (11) | トラックバック (3)

2007.01.03

■07年スタート

07nennshi_06kakamihara_koukuusai06
 すでに1/3なのですが、あけましておめでとうございます。
 皆様のアクセスのおかげで、07年はじめに左のカウンタが777777となりそうで幸先がいいスタートかな、と思っています。本年もボチボチ更新してきますので、究極映像研究所をよろしくお願いします。

 年の初めくらいは、自分の写真で、と蔵から出してきました。06年秋の某航空際で撮ったブルーインパルスの映像です(例によってハイビジョンムービーの1コマ)。

 ブルーインパルスは初見。スモークが立体的に空に広がって、雄大な3D映像が青空に描かれ、とてもワクワクしました。これ、立体ハイビジョンカメラで撮影できたらきっと素晴らしいでしょうね。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2006.12.31

■ジェームズ・キャメロン監督『アバター』
  パフォーマンス・キャプチャー技術と3Dフュージョンカメラ

Jamescameron ジェームズ・キャメロン監督の新作「Avatar」、
 09年夏以降に延期
(eiga.com)

 キャメロン監督自身が明らかにしたもので、最新映像技術の開発に予定よりも時間がかかってしまう見通しからだという。
 「Avatar」は、キャメロン監督が11年前に脚本を完成しつつも、映画化実現に必要な技術が存在しなかったためにずっと温めていた作品で、過去14カ月、技術開発に取り組み、ようやく目処が立ってきたところだという。

James Cameron Updates His Sci-Fi Epic(firstshowing.net)

 「このフィルムは完全に新しい異星人の文化と言語の作成を必要とする。そして、私は"フォトリアル"なCGIキャラクタが欲しい」「高度な"パフォーマンスキャプチャー"アニメーション技術の開発に14ヶ月かけた。俳優はキャラクタを演じ、我々はそれをアニメートする」「我々はスタジオを設立した。そして、先週ピーター・ジャクソンとスティーブン・スピルバーグが私のツールを使って、1週間それらでプレーした。彼らは顔いっぱいににやりと笑っていた」「とても多くの新しいものが現在可能であるので、本当にエキサイティングな時間である」

James Cameron's Avatar moves ship to 2009 (slashfilm.com)

 アバターはキャメロンとVince Pace,Rob Legatoによって開発された「融合カメラシステム:Fusion Camera System」(別名 Reality Camera System)を撮影に使用する。フュージョンカメラは特に立体的な3Dにフィルムを撮るために開発されたデジタルハイデフィニッション(ハイビジョン)カメラである。

 eiga.comのニュースを元に、アメリカのキャメロンにインタビューしたと思しき原文にリンクしました。「高度なパフォーマンスキャプチャー」っていったいどんなものなのでしょう。
 既に『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムでモーションキャプチャーの技術はかなり進化しているはずなのだが、さらにどんな地平を切り開いているのか??興味津々。

 ひとつ参考情報で見つけたのは、「パフォーマンスキャプチャー」と「モーションキャプチャー」の違いを述べたこのページ。

SIGGRAPH2004 Computer Animation Festivalに見る先端映像動向と米国CGスタジオ動向(財団法人デジタルコンテンツ協会(よーするに税金使って映像研究?している機関。いいなー))

 (『ポーラー・エクスプレス』に関して)原作者に映画化権の交渉をしたところ、原作者の油絵質感のまま映画にするならという絶対条件を飲んで映画化が始まった。
 セルアニメでやるか、実写合成とするかという事も考えたが、結局、パフォーマンスキャプチャーという新手法を考え出した。これはモーションキャプチャーではないというのが彼らの主張で、この手法ではフェイシャルキャプチャーとモーションキャプチャーを同時に行い、これらのモーションデータからアニメーションの動きを生成している。そのためViconMXの赤外線カメラを200台並べてキャプチャーした。監督のロバート・ゼメキスはこの手法が気に入ってもう実写には戻れないといっているが、実際に次回の制作が9月から始まっているが、同じ手法を使っている。

 要するに体の動きと顔の表情両方を同時にキャプチャーするのが、パフォーマンスキャプチャーということのようですが、キャメロンの進化版は一体どのようなものなのか。異星生物のフェイスキャプチャーというのは、俳優の顔からどうやるのか、そのあたりが鍵なのかも。

 『タイタニック』以降、TVシリーズやドキュメンタリーはあっても本編が一向に公開されないジム・キャメロン。『タイタニック』他で巨万の富を得て既に金銭的に充足し、映画自体を撮ることに強いモチベーションを持っていないようにみえます。で、関連リンクに過去のうちの記事で紹介してますが、3Dとか海底撮影とか自分の好きな撮影テクノロジー開発に興味が移っているようです。これがキャメロン作品のファンには残念。(究極映像的には当然楽しみなのですが、、、。)

◆関連リンク
・当Blog記事 スターウォーズを立体映画にする技術
 キャメロン『エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ:Alien of the Deep』と新作情報
Avatar (Project 880) (2007)
The Dive (2008)
Battle Angel (Summer 2009)
ジェームズ・キャメロン、「銃夢」は後回し
ジェームズ・キャメロン、今度はダイビング映画に着手
映画館限定3D本格普及へ ハリウッド、DVDやホームシアターに対抗 
wikipedia ジェームズ・キャメロン

★★★★★★★★以下、Avatarのスクリプト要約★★★★★★★★
 ※自動翻訳による和文ですので、英文を見てください。
   キャメロン版デューン、といった感じ??

続きを読む "■ジェームズ・キャメロン監督『アバター』
  パフォーマンス・キャプチャー技術と3Dフュージョンカメラ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年12月24日 - 2006年12月30日 | トップページ | 2007年1月7日 - 2007年1月13日 »