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2007年5月20日 - 2007年5月26日

2007.05.23

■シンセサイザー奏者IZANAGI と薔薇園の究極映像

Izanagi  毎年、バラの季節に家族と花フェスタ記念公園というところへ出かけます。ここ、薔薇の種類と本数が日本一で、とにかく百花騒乱、壮観な景色が楽しめます。究極映像方面のネタもいくつかあったので、ご紹介。

IZANAGI 山頂&花園シンセサイザー演奏
  演奏情報 (公式HP)

5月11日(金)~6月18日(月)
花フェスタ記念公園薔薇園

 シンセサイザー奏者のIZANAGI氏がバラ園の中で、生演奏をされています。薔薇園を囲むように置かれたスピーカーから、春の気持ちいい日差しの中に、透明感と立体感のある素晴らしい音楽が流れて、すがすがしい気持ちにひたれます。
 シンセサイザーの屋外演奏というと、冨田勲氏が有名ですが、こうして1ヶ月間、バラの季節に合わせて演奏を続けられるのは素晴らしい試み。(演奏がない日もあるらしいので、花フェスタへTELで要確認)

究極映像方面植物

 品種7千種、6.1万株のバラの中には、こんなものもあります。(昨年も一部紹介)
Rose_dunwich
 左から、ダンウィッチ・ローズ、レイモンド・カーヴァー、オードリー・ヘップバーン。
 特に今年発見したダンウィッチ・ローズは、たぶんラブクラフトの作り出した架空の街ダンウィッチから名づけられたもので、その棘の禍々しさがクトゥルーしてました。(と思ったら、実在の地名ダンウィッチ・ビーチからとられた名前のようです。)

Daimyougin  薔薇ではないけれど、この右の写真も究極映像好みの怪異な植物。ロマネスコに続くヒットです。ユーフォルビア(大明神)という名前の多肉植物(サボテンではないらしい)。
 我々の世代には、『ウルトラQ』を思い出させますね。

◆関連リンク
IZANAGI『光の彼方に』(Amazon)

3千メートル級の山の頂上など,超自然の環境で作曲し演奏をするIZANAGIこと梛川貴史。掲載されている演奏写真は,満天の星の下,雲海の上など確かにすごい場所。音楽もスケールが大きく,おおらかで大自然を前にした感動が聞こえるようだ。

ユーフォルビア(大明神) (楽天)
・当Blog記事 「メッセージ.jp」 冨田勲 立体音響へのチャレンジ

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2007.05.22

■デヴィット・リンチの美術展カタログ
  『The air is on fire, David Lynch』

デビッド・リンチの世界へようこそ、
展覧会「The Air Is On Fire」 - フランス
(AFPBB News)

 「見るものが全てです」リンチは語る。
 「作品が全てを物語っている…でもそのほとんどは、言葉を持ちません。見る者が作品の前に立てば、そこから魔法が始まるのです」

The_air_is_on_fire_david_lynch

 TVブロスの滝本誠氏の連載『Cry Old-Baby Cry』でデヴィット・リンチの絵画展@パリ ジ・エアー・イズ・オン・ファイアーのカタログについて触れられていました。ほしくて堪らなくなり日本での入手方法を探査。

著者: David Lynch
     /Cartier Foundation for Contemporary Art
出版社: THAMES & HUDSON
ハードカバー  443ページ
言語: 英語     付属品: CD (AUDIO) 2枚
ISBN:9782742764969

国内で手軽に入手
『The air is on fire, David Lynch 』(Amazon.co.jp)
 現在、予約受付中\8917。5/30現在 \7157に値下げ。
David Lynch The Air is on Fire (楽天ブックス)
 現在、販売中10290円。なんでこんなに値段が違うんだぁー!

海外から安く入手
David Lynch: The Air Is on Fire (Hardcover) (米国Amazon)
 List Price: $70.00 Price: $44.10

 というわけで僕は、値段も考慮して、楽天をパスして米国Amazonで購入することにしました。送料が希望入手日数で変わりますが、約一週間で届く送料$15コースにしました。締めて、$44+15=$59。$59*120円/$=7080円なり。
 米国Amazonでの購入は初めてなのでちょっとドキドキしますが、一週間後が楽しみ。レビュウをお楽しみに!! 

5/30追記 1週間経っても米Amazonから何も送られてきません。上で修正したように既に日本のAmazonの値段がほぼ同じなので、無茶苦茶悔やみます。失敗ダー

◆関連リンク
タキヤンのよろめき日記 ちょっとラリックス リターンズ
 6月に出版される滝本誠氏リンチ本の原稿仕上がり状態はこちら。5/11現在、300枚のうち、残り30枚らしい。頑張ってください!楽しみにしてます!
The air is on fire, David Lynch - カタログ , BIEF
 翻訳したい方は、こちらで版権を扱っているようです。
・Blog 亡兎観現世さん : David Lynch a la Fondation Cartier
・Blog 50歳のフランス滞在記さん 異形の作家、デヴィッド・リンチ展。

・当Blog記事 デヴィット・リンチの絵画展@パリ ジ・エアー・イズ・オン・ファイアー

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2007.05.21

■北尾トロ 杉並北尾堂
  『ヘンな本あります―ぼくはオンライン古本屋のおやじさん2』

杉並北尾堂、Blog オンライン古本屋の日常(公式HP)
『ヘンな本あります―ぼくはオンライン古本屋のおやじさん2』(Amazon)

 著者は、1999年に開店したオンライン古書店・杉並北尾堂店主。本作では、多くのフォロワーを生むことになった前著「ぼくはオンライン古本屋のおやじさん」以降のドタバタを軽妙なタッチで描いた。

 たまたま図書館で手にとった本。オンライン古本屋さんの本を巡るチャレンジの記録。
 北尾トロ氏の本を読んだのは初めて。いいですね、この軽快感と脱力感。肩に力を入れすぎず、楽しみながらいろいろなチャレンジを続けるところがとにかく楽しく読める。

 古本屋としての記録だけでなく、ここを拠点にした地域密着のミニコミ誌の話とか、新刊本をオンデマンド出版するミニ出版社としての試みとか、期間限定のブックカフェとか、とにかく読んでいて次は何が出てくるのかという、ワクワク感がある。本好きにはたまらない記録である。
 なんで本の紹介に、amazonのアフェリエイトのリンクが張られていないのだろう。本をあれだけ出していて、しかも面白い北尾トロ氏のBlogならアクセスの拡大とアフェリエイトの稼ぎも馬鹿にならないだろうに。

北尾 トロ『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』

北尾トロ,高野麻結子『新世紀書店--自分でつくる本屋のカタチ』

 

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2007.05.20

■『電脳コイル』探索<2> 第2話「コイル電脳探偵局」
  ポストンくんと『グラン・ヴァカンス』グラスアイ

Sachi_poston_kunポストンくん 顔郵便マーク (郵政公社)
  情報通信行政

 情報通信省構想は、郵政省(現:総務省)の解体にまつわる議論の中から生まれたものだった。郵政省の郵便業務を郵政公社にするとともに、米国の連邦通信委員会(FCC)のように情報通信行政を政府の外部機関となる独立委員会で取り扱うようにしたいというのが当時の考えだった。
 省庁再編時には情報通信省構想は実現せず、情報通信行政は総務省の管轄となった。

 サッチーの顔に見覚えがあったのでちょっと調べてみたら。ありました郵政省のポストンくん。『電脳コイル』の時代には、ふたたび情報通信行政は郵政関係の管轄に戻っているのかもしれないですね。小泉改革は失敗して郵政はふたたぴ公共機関へ戻るのか??(^^;)

◆第2話「コイル電脳探偵局」

 さて第二話は、物語に謎が提示されるとともに、メガバア(オババ)の登場で快調にドライブ感が上昇してきました。「悪ぁるい子は、いねぇーかー」!!(^^;)。

 音楽まで模倣したような『トトロ』そっくりのシーンが今回も登場、ネットでは批判の的になっていますが、まさに誰でもわかるあの雰囲気、おそらく作り手側はわざと、まさに確信犯でやってますね。
 「うんち」や「デンスケ」の落書きもそうだけれど、このシーンはちぴっことそのお母さんをつかむためのシーンでしょう。ジブリアニメの定番ツールに擬態することで、電脳の敷居の高さを忘れさせて、お茶の間の子供たちとお母さんの心に潜入。
 かつミックスドリアリティや額からビームやミニスカートを活用し、大人のオトモダチも囲い込む全方位掌握戦術と僕はみました。

 そうとうしたたかな戦術だと思うけどなー。もしかしたら、2ch等で『トトロ』シーンが批判にさらされて話題を盛り上げることも織り込み済かと。『電脳コイル』の対象年齢って、ここまでの二話分で、相当の広さを持ってますね。(小学生の男子が少し置いてけぼりか??)

 このまま漫画映画的楽しさとミステリアスなSF的な冒険感を拡大していったら、広い年齢層に次週を待たれる人気を獲得できるのではないでしょうか。僕は「悪ぁるい子は、いねぇーかー」!!でメガバアに心を鷲掴みにされました(^^)。

 古今東西の土俗的仮面を収集、電脳工房でハッキングツールを作り上げ、駄菓子屋ならぬMEGASHI屋を営み、額から青いビームを出して電脳妖怪を追いかける脳神経科学者の妻。この素晴らしくワイドスクリーンバロックなババアに、SFマインドをゲットされない奇想小説ファンはいないでしょう(^^;)。

◆メタバグと硝視体(グラスアイ)

 

 不思議な力を持つ電脳物質メタバグ。今回はメガバアの「精進の賜物」なメタバグの職人的取り扱いシーンが観られたわけだけど、メタバグで思い出したのは、飛浩隆のSF『グラン・ヴァカンス』に出てくる硝視体(グラスアイ)と呼ばれる電脳世界の魔法の宝石。

『グラン・ヴァカンス 廃園の天使Ⅰ』読書会より

硝視体:シュレッディングされたゲストの情報的似姿の残骸から発生したと思われる存在。区界へとゲストと同等、もしくはそれに近い、イレギュラーな力の奮い方をするためのデバイス。

『グラン・ヴァカンス』登場人物一覧より 

硝視体[グラス・アイ]
〈クリスタル・シャンデリア〉 〈火の親方〉 〈スノースケープ〉 〈ファム・ファタル〉

 ミックスド・リアルな『電脳コイル』の世界と異なり、『グラン・ヴァカンス』は「数値海岸:コスタ・デル・ヌメロ」と呼ばれる完全電脳空間が舞台なのだけど、硝視体と呼ばれる宝石のようなものが町のここかしこで見つかる。そして電脳空間内の超能力ツールとして使用されていて、それを職人的に扱える特殊能力者が登場する。

 硝視体の僕の脳内映像イメージは、まさに『電脳コイル』で映像化されたメタバグそのもの。

 『グラン・ヴァカンス』の硝視体は夏の秘密の海岸でたくさん採れて詩的な響きを伴っていたけれど、『電脳コイル』のメタバグは駄菓子屋で婆ちゃんが売っている。この差が物語りを今後どう推進し、電脳ツールとしてどう活躍するか。駄菓子屋の硝視体にも期待しましょう。

飛 浩隆『グラン・ヴァカンス―廃園の天使<1>』(Amazon)
飛 浩隆『ラギッド・ガール ―廃園の天使<2>』(Amazon)

◆関連リンク

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