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2007年7月8日 - 2007年7月14日

2007.07.14

■『電脳コイル』探索<5> 電脳メガネの直系(?)の先祖
  川崎和男デザイン テレグラス:Teleglass T4-N

両眼用ヘッドマウントディスプレイ『テレグラス[Teleglass]T4-N』
        (増永眼鏡株式会社) (詳細 スカラ株式会社)

Teleglass_t4n  KAZUO KAWASAKIがデザインを手掛けたTeleglassをマイクロスコープ、デジタル顕微鏡のパイオニア[スカラ株式会社]と福井に眼鏡産業を築いた創業1905年[増永眼鏡株式会社]が共同開発。

 両眼用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の欠点であった重い、視界が完全に塞がれるという点を解消。長時間身につけることを考慮したwearable monitor式眼鏡です。

 Teleglass[wearable monitor]とは外部機器からの映像を直接両眼で大画面(2m先に45インチ相当)、高解像度(約31万画素640(H)×480(V))で、音声は鮮明(Audio(L/R)28mW+28mW)に鑑賞することが出来る眼鏡です。

価格:134,400円(税込み)

 ひさしぶりに買ったMACの雑誌で、このヘッドマウントディスプレイを観て、調べてみました。
 金沢が重要な地名として登場する『電脳コイル』。このアニメのキーデバイスの電脳メガネは福井で作られている可能性があるわけですが、テレグラスは現在、福井県の老舗のメガネメーカで作られている商品。まさに電脳メガネの直系のご先祖様かも。

 写真をみると、これ、相当かっこいいです。さすが川崎和男氏のデザイン。
 氏のエッセイをMAC POWER誌で読んでいたのは、もう随分前のこと。そのデザインポリシーと機能的デザインとエッセイの面白さに惹かれました。
 最近では増永眼鏡㈱でサングラスのブランドも手がけられているようです。あと異色なのが人工心臓のデザイン。「神は永遠に幾何学を業となし給う」とリンク先のページに記されています。

 人工心臓といい、この電脳メガネといい、人間のサイボーグ化に最も深くかかわっているデザイナー氏と、30年後にオーグメンティドリアリティな電脳メガネを産み出すかもしれない福井のメガネメーカに注目したいと思います。

◆関連リンク
Teleglass-テレグラスT3-F 
 世界初の電動ウェアラブルディスプレイ片目タイプ
 電動スカウンター TeleglassT3-Fの電動の動画(楽天)
KAZUO KAWASAKIのメガネとサングラス (楽天)  
川崎和男氏の本(amazon)

◆『電脳コイル』 当Blog記事

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  川崎和男デザイン テレグラス:Teleglass T4-N"

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2007.07.13

■品川亮監督[画ニメ]The Dunwich Horror
   『H・P・ラヴクラフトのダニッチ・ホラー その他の物語』

公式HP [画ニメ] JAM

Dunwich_horror_16/9(土)~6/22(金)
場所:アップリンク
(上映は既に終了)

監督・脚本:品川亮  
美術・造形:山下昇平
音楽:ジム・オルーク
声の出演:
ミッキー・カーチス 遠藤憲一 柄本祐

監督は、月刊誌STUDIO VOICE編集長で、自らも映画作品を手掛ける品川亮。観る人に圧倒的なインパクトを与える立体造形を、新進気鋭の美術作家、山下昇平が創りだし、音楽はオルタナティヴ・ミュージック界の奇才にして数々の映画音楽を手掛けてきたジム・オルークが担当。

 STUDIO VOICE編集長って、映像作家だったのですね。知りませんでした。
 と、画ニメにパペットものがあるのも全く知りませんでした。予告編を観ると、人形自体は動かないけれど、カメラワークによる動きと周辺の火やドアが動いています。

 雰囲気いいですね。是非観てみたいものです。美術・造形の山下昇平氏はエヴァンゲリオンの能面を作られた方のようです。

◆関連リンク
画ニメのラインナップ(幻冬社公式HP)
山下昇平氏作品(漫画家東村アキコさんのブログ)
DVD『H・P・ラヴクラフトのダニッチ・ホラー その他の物語』(amazon)

・当Blog記事 ダンウィッチ・ローズ

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2007.07.12

■ヒューマノイドロボットHRPの遠隔操縦者インタビュー

Hrp3_cockpit 人間型ロボットHRP-3プロトタイプ
         (川田工業株式会社)

 操作者が意識して行う動作を遠隔操作で指示して、バランスをとるような無意識動作を自律制御で行う自律・遠隔ハイブリッド型全身操作技術により操作機能が向上しています。また、操作に適した遠隔操作コックピットを開発しました。(川崎重工担当)

人間型ロボットの操縦とは?
~等身大ヒト型ロボットを操縦し続けてきた
川崎重工業・蓮沼仁志氏インタビュー
(RobotWatch)

(略)机の奥にあって手が届きにくかったら机の上に手をついてバランスを取りながら手を伸ばしたりします。そういう無意識にやっている部分をロボットの自律機能として付け加えてやろうと考えました。そうすることによって、遠隔操作で足らない部分を自律機能で補えば、ロボットの全身動作が生成できるだろうと。

(略)「何を」「どうする」ということを選択することで、選べる意図をある程度限定してやって、あとはどういう動かし方をするかをメニューで選ぶわけです。

 我々はロボットの操縦というものをテレビや映画を通して、子供の頃からドップリと観て育った世代である。
 最初は『鉄人28号』。あの素朴極まりない2本の操縦桿が、子供の頃にどんなに輝いてみえたか(^^;)。操縦装置は、♪敵に渡すな、大事なリモコン♪敵も味方もリモコン次第♪と主題歌にも歌われるほど重要なアイテムだった。
 時を経て、いまや我々はリアルな二足歩行ロボットが多数存在する世界に生きている。
 が、ロボット本体はマスコミで取り上げられても、本来ロボットの「敵/味方を決定する」その操縦装置と操縦者について触れられることはほとんどない。

 科学ジャーナリストの森山和道氏によるこのインタビューは、そんなロボットの心臓部を握るキーマンに迫った貴重な証言である、必読(なんちゃって)。(でも少なくともテレイグジスタンスに眼がない僕は、こんなレポートを待ち望んでた。)

Hrp_super_cockpit  上の引用部分を読むと、自律制御と操縦の切り分けがエンジニアリング上は最大の工夫点のようである。いままでロボットアニメを観ていても、そんな風なところに触れられることがなかったので、刺激的。次にリアルロボットものを描くアニメ監督はそんなところをガチガチに描くのも新鮮かも。

 インタヴューで、初期のアールキューブプロジェクトだったころのHRPの遠隔操作プラットフォームについても、その臨場感について語られている。

 あれは実際に「歩いているなあ」という感じがありました。目をつぶっていると、お尻が上下に突き上げられているだけなんですが、目を開けて絵が動きながらだと、つまり加速感があると「歩いているな」という感覚がありました。

 いわゆるジャンボーグA型で、「スーパーコックピット」と呼ばれたまさしくマッドサイエンスティックなあのアイテム。もしかしてロボットへ搭乗して操縦している感覚があるとしたら、この方は史上初のアニメチックなロボット搭乗を体感した人類になるのかも。(全くうらやましい)

 是非ロボットアニメを見たのと、実際の操縦の違いについて、尋ねてみたいものだ。
 ありえないけれど、もしここを読まれていたら、コメントいただけると幸いです。

◆関連リンク
HRP 遠隔操作プラットフォーム(コクピット) (pdf)
次世代人工現実感研究会 平成14年7月4日

遠隔操作ヒューマノイドロボットによるフォークリフト運転の実現
  蓮沼 仁志 氏 (川崎重工業株式会社システム技術開発センター)
 NEDO委託の人間協調・共存型ロボットシステムの開発(通称:ヒューマノイド ・ロボティクス・プロジェクト,HRP)において,力感覚提示機能をもつ7自由度 双腕マスタアームと2自由度把持感覚提示装置,移動感覚を提示する体感提示装置,包囲型ディスプレイを使って高臨場感が得られる遠隔操作システムを開発した.

「人間協調・共存型ロボットシステム研究開発」 事後評価報告書(pdf)
 初期のHRPに関する詳細報告書

<当Blog記事>
相互テレイグジスタンスの第二世代 テレサ2とツイスター4
SFと科学技術におけるテレイグジスタンス型ロボット操縦システムの歴史
  -ジャンボーグAとその後の発展-

 アールキューブの映像有
産総研認定ベンチャー「HRP-2m Choromet」(チョロメテ)
走る人間サイズロボット HRP-2LR 

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2007.07.10

■GAINAX NET|EVA AT WORK|work02
  『エヴァ・コース』 by.パンタグラフ

EVA AT WORK work02 『エヴァ・コース』 by.パンタグラフ (旧スタジオ・ビッグアート)

Eva_cource  エヴァンゲリオンは、"相手を自分に取り込む"、"敵をむさぼり喰う"、"一緒になる"、といった「融合」を連想させるシーンやキーワードが印象的だ。それは我々の日常生活に置き換えれば「食事」という行為に通じているのかもしれない。(略)

 これ、新しい情報ではないですが、たまたま覗いてインパクトがあったので、、、。こんなお皿で味わう料理は、ちょっと想像がつきません。これはえぐぃ。
(昨日の『グレンラガン』15話すしお作監の熱さに思わずGAINAXを久々に覗いたのさ(^^))

 ここに制作レポート。アイディアラフスケッチが楽しい。

 ロンギヌスナイフとフォークも素晴らしいのですが、エヴァ関係は以前も画像を使ったら、知らないうちにNIFTY(?)に消されたことがあるので、今回もまずいかも。(なので小さめに掲載(^^;))

 というわけで、しっかりCMさせていただきます。
 こんなイベントが開催されるようです。

EVA AT WORK 情報サイト

会場01 表参道ヒルズ内 IDEA FRAMES ギャラリー
タイトル「IMAGINATION OF EVANGELION」
会期:2007年7月21日(土曜)~8月3日(金曜):14日間
----------------------------------
会場02 ギャラリー POINT
タイトル「EVA AT WORK」展
会期:2007年8月24日(金曜)~9月8日(土曜):16日間

 これら会場で、生アダム・プレートを観られるのでしょうか。
 (※7/15追記 ギャラリー POINTさんのコメントから、展示はPOINTのみとのこと)
 このギャラリー POINTでは過去にこんな展示会も開催されていたようです。面白そう。

The Horror Show
「マタンゴ」「美女と液体人間」「透明人間」「電送人間」「ガス人間第一号」
珠玉の東宝ホラー作品をテーマにアーティスト達がグラッフィックアートを制作・展示。
会期:2007年3月17日(土)- 3月24日(土)
アーティスト:広岡毅 草野剛 井口弘史 伊藤桂司 日野日出志

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2007.07.09

■究極自販機:ULTRA VENDOR 食品缶版
   「ラーメン缶」「おでん缶」「妖怪汁」自販機

Villagevan_raumen_jihannki ヴィレッジヴァンガードの究極自販機

 いちばん近所の(と行っても30分かかる)ヴィレッジヴァンガードである各務原店(VOL1)へ久しぶりに立ち寄ると、入り口横に怪しげな自販機が、、、、。

 その名も「究極自販機:ULTRA VENDOR 食品缶版」。
 このインパクトを皆さんにもお伝えせねば、と携帯のカメラでパシャリ。(写真をクリックすると拡大して見えます)

Villagevan_raumen_kann

 以前に店内で売られていた妖怪汁については、記事にしたことがあったけれど、ラーメン缶とのセットと、加えてこの自販機のデザイン(特にラーメンマーク)には驚いた。

 このラーメン缶、世の中では既に評判のようですね(下記関連リンク参照)。僕は怪しすぎて買いませんでした。下記リンクの設置場所によると、ヴィレッジバンガードでも置いてあるのは、全国ここだけとか(たぶん妖怪汁とのセットはここだけ)。

 というわけで、世にも奇異な、鬼太郎ドリンク(ポップ付き)&おでん缶&ラーメン缶な究極自販機の話題でした。

万代書店 各務原店

 というわけで、各務原へ行くと、ついここにも立ち寄ってしまいます。
 小さなビニール袋に入って店内無数にぶら下がる食玩とガチャ、昔の超合金にフィギュア、古本、DVD。この猥雑な感じがたまりません。店内に今時、『バビル二世』やらの音楽がガンガンかかっているのも素晴らしい。

Mandai_shyotenn ヴィレヴァンの雑然とした玩具箱のようなあの雰囲気もだけれど、まさに一週間の疲れた大人のサラリーマン生活を癒してくれる子供時代のワクワクを思わず感じる空間。店内のビデオで『仮面ライダー』を食い入るように見つめる幼児は、どっちかというとこの瞬間仲間です。

 特に何を買うというわけでもないんですけどね、、、。(変な客(^^;))

◆関連リンク
ITmedia News:「ラーメン缶」アキバに現る “情報発信型”自販機続々

東京・秋葉原で今話題の「ラーメン缶」。これを仕掛けた自動販売機メーカーのフジタカ(京都府長岡京市)の最新機には、大画面の液晶ディスプレーが搭載され、「ついに出ました! らーめんの缶詰が!!」といった動画CMが流れる。

フジタカ「札幌らーめん缶」 全国 ウルトラベンダー設置場所
㈱アプリス 商品情報
 ゲゲゲの鬼太郎ドリンクとして、「猫娘汁」「ねずみ男汁」「1反木綿の絞り汁」新登場!「スカポンタンドリンク」とか「ブラックジャック ぶどう糖」とか、「江頭2:50 えが茶ん」とか。
ゲゲゲの鬼太郎ドリンク10本(楽天)
札幌ラーメン缶(楽天)
・当Blog記事 究極食物 「目玉のおやじ汁」「妖怪汁」

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2007.07.08

■ポーランド現代絵画孤高の巨人
  ズジスワフ・ベクシンスキー:Zdzilsaw Beksinski

 『ミサイルマン―平山夢明短編集』の表紙が鮮烈だったので、ポーランドの画家ズジスワフ・ベクシンスキーについてちょっと調べてみた。(全く知らなかった!のです)

Beksinski_1ズジスワフ・ベクシンスキー(永瀬 唯解説)
  画集 『ベクシンスキー』
(河出書房新社 公式HP)

 死、腐敗、損壊。言い知れぬ寂寥感と恐怖に支配され永遠の廃墟と化した時空。そこにはただエロスの魂だけが虚ろに木霊している。
 エルンスト・フックスH.R.ギーガーと並び称されるファンタスティック・リアリズムの画家、写真家、彫刻家。その夢魔的な画風で世界中のファンを魅了し圧倒的な支持を得たが、自らは幻想画家であることを否定し、ポーランドで隠者のように暮らし、先頃ワルシャワの自宅において刺殺体で発見されたポーランド現代絵画孤高の巨人ベクシンスキー日本唯一の作品集。

 残念ながら絶版(というかトレヴィルが倒産)。復刊.comで復刊されたようだが、既に在庫切れ。

ベクシンスキー公式サイト

 ポーランドに置かれたベクシンスキー公式サイト。右の絵はその表紙からだが、インタフェースも凝りに凝っていて、素晴らしい。
 公式サイトには、数十点の絵画に加え、写真作品、デジタルアート等も展示されている。

ベクシンスキーのギャラリー

 これもポーランドのサイト。絵画ディジタルアートで300点ほど。圧巻!
 特に最近のデジタルアート作品が素晴らしい切れ味。どちらかというと絵画はウェットさを持っているが、デジタルアートはとにかくシャープで触ると切れそう。

  3回見ると死ぬと言われている絵はこれ(自己責任で(^^;))。

 ベクシンスキーは、ポーランドのクラクフ工業大学で学んだということだが、同じ街に住んだ異世界生命体を描く巨匠スタニスラフ・レムともなんらかの関係があったかもしれない。もしかしたら、レムの表紙画を描いたこともあるのだろうか。(ネットで検索しても見つかりませんでした)

 上の絵は、レムが描く異星のイメージである、と言われても何の違和感もないのだがどうだろうか。

◆関連リンク
画集『ベクシンスキー』(楽天)
09.1月エディシオン・トレヴィル 画集『ズジスワフ・ベクシンスキー』再復刻版 出版
 (09.1/2リンク追加)
・Google画像検索 ベクシンスキー Beksinski
ズジスワフ・ベクシンスキー, 永瀬 唯 『ベクシンスキー』(amazon)
Zdzilsaw Beksinski 『The Fantastic Art of Beksinski』
 さっそくこの画集をAmazonで注文してしまいました。
・ULTRA GEWALT sampeikinba's painting blogさん ベクシンスキーについて
Beksinski (ベクシンスキー) - 関心空間 
『ミサイルマン―平山夢明短編集』
『高い城・文学エッセイ』
永瀬唯(wikipedia)
・更新が止まって久しい永瀬氏のBlog 錯合回廊--CisMatrix Corridor
 再開を楽しみにしています。

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