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2007年7月29日 - 2007年8月4日

2007.08.04

■墨岡雅聡監督『しあわせのうた』 - Song of happiness (1991)

しあわせのうた - Song of happiness (1991)

 ずっと観たいと思っていたこの自主映画が、Youtubeにアップされた。(残念ながらトラフィックがよくなくて、8/4現在、数回に1回しかムービーが動きません)

 プライベートフィルムの公募紹介番組『えび天』に登場した墨岡雅聡監督の『前向きでいこう』に続く、第二作目。『えび天』ではこの二作のみが墨岡作品だったわけだけれど、今後、できれば他の自主制作作品と会社員だった頃に作られたという所属会社のPRビデオ等も監督に近しい方からアップされるか、DVD等で発売されるのを期待したい。

 なにはともあれ、4分ほどの作品。へたに紹介するより、興味のある方は観てみて下さい。 『前向きでいこう』のように万人に薦められる作品ではないと思うけれど、こちらの作品の切実さとかそこにある深みとかも捨てがたい。

 墨岡ファンの皆さんには、今はなき彼の弾き語りのファンキーな歌が聴けるのも嬉しいポイント。

 Youtubeのこの映像は、実はあまり画質がよろしくない、画面が小さいし。
 あと私事。僕は『えび天』でのこの作品のVTRを持っているのだけれど、実はちょっと前に観ようとして、ベータデッキにテープを噛みこまれてしまった。今だ復活できていない。これでうちにあるベータのいろんなテープが観られなくなってしまったし、、、誰かベータデッキからテープを取り出すうまい方法をご教示ください。

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2007.08.02

■核融合科学研究所 大型ヘリカル装置LHD

Herical_coil
プラズマ閉じ込め装置公開 岐阜の核融合科学研究所 (日経)

 核融合発電の実現に向けた研究を進めている核融合科学研究所(岐阜県土岐市)は31日、超高温のプラズマを磁力で閉じ込めておく大型ヘリカル装置の内部を公開した。(略)

 ドーナツ形の「プラズマ真空容器」(直径約8メートル、高さ約2メートル)の内壁には、直径約1メートルのステンレス製の筒がねじられて設置されている。

 筒の中には強力な磁石の働きをする超電導コイルがあり、ねじれの中心に1億度にもなるプラズマを閉じ込める。

 今朝の新聞で見た写真が素晴らしかったので、ちょっとだけ調べた。

 うちからそれほど遠くない場所にこういう施設があるのは知っていたけど、こんなかっこいい装置とは知らなかった。この螺旋のダイナミズム。そして超伝導コイル。まるで『グレンラガン』と『電脳コイル』が合体したかのような映像(んっ??)。(『電脳コイル』の「コイル」はいまだ謎だけれど、もしかしてあれだけのネットワークとサーバを支える技術として「超電導」の「コイル」を意味しているのかも)

 見学は平日ならいつでも下記要領で受け付けているようなので、一度覗きに行ってみたい。写真は撮らせてもらえるのだろうか。

◆関連リンク
ライブカメラ プラズマが発生している映像 超伝導コイル 施設見学のご案内

・当Blog記事 核融合科学研究所 大型ヘリカル装置一般公開(1)
         LHD そのテクノロジーとアート

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2007.08.01

■幻想植物 栽培日記5 ロマネスコ、巨大化

Romane_big_
 台風と青虫の攻撃に耐えて、26本、生き残っている。一番大きいもので葉渡りは1m近くになっている。
 種55本→苗38本→現在26本ということで、生存確率約50%。地球の環境は彼らにはなかなか厳しいようです。

 写真をクリックすると拡大して見られますが、押しの強い風貌が現れてきた。いよいよ本領発揮か。私も近づく時は噛みつかれないように注意したいと思う(^^;;)。

 そして最後まで生育するのは、何本か。

◆関連リンク 当Blog記事 
幻想野菜 ロマネスコ
幻想植物 栽培日記1 ロマネスコの種まき
幻想植物 栽培日記2 ロマネスコ、芽吹く
幻想植物 栽培日記3 ロマネスコ、フィールドへ
幻想植物 栽培日記4 ロマネスコ、地球の虫との対決

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2007.07.31

■Strange Craftの正体やいかに?
  ドローンの裏に『電脳コイル』の「暗合屋」が暗躍??

 以前記事にした「Bizarre Thing in Sky 空の奇妙なもの」の続報です。 
 てっきりフェイクということでけりがついたと思っていたら、まだまだネットでは盛り上がっているようです。

Drone_antigravity_generator_in_an_rsr Explanation of the Recent "Strange Craft" Sightings
 (BLOG Long Tail World
  「ドローンの謎:Explanation of the Recent
  "Strange Craft" Sightings
」経由)

 「Isaac」という人物が、多数の写真と内部資料でこの飛行物体を研究/製作(?)していたPALO ALTO CARET LABについて暴露記事を詳細に書いています。文書のそれらしさは、なかなかのもの。(経由先のLong Tail Worldさんの長文の和訳に感謝です。)

 全部捏造だとしても、その妄想力と手間のかけ方は尋常じゃない。ここまでやれば、敵ながらあっぱれ。乗せられてやろうじゃありませんか(^^)。

 写真の装置は、Fig 4.4 I-beam segments linked to the antigravity generator in an RSR.と記載され、「反重力装置」らしい。このデザインセンスとか、なかなか好きです。これCGなのかなー、そう見えないような気もするし、、、。でも左右の切断されたような部品は、自動車用のVベルトプーリーに瓜二つで嘘くさかったり、、、。

Drone_palo_alto_caret_lab

 そして問題は、この装置の仕組みを記した写真左の回路のような呪文のようなもの。まさにもうひとつのメタタグというか、『電脳コイル』の「暗合屋」の使う「式」のように見える。うーん、こんなところにも磯監督の伏線が、、、。(違う違う(^^;;)独自の文字が使われていて、これにより反重力が作動するということのようです。(何しろオーバーテクノロジーなので、我々には理解できない。世界は既にオーグメンテッド・リアリティに覆われているのだろうか(^^;))

 本国では、まじめに謎の文字の詳細研究他、膨大なコメントのスレッドが立ってたりします→Think tank for Isaac document。うーん、どこの誰が何の目的でこんな手の込んだことをしているのか?無性に知りたい。『トランスフォーマー』のキャンペーンでないことは確かだし、、、。これらの解明サイトには、アメリカ人の壮大な悪ふざけの正体にこそ、迫ってもらいたいものです。

◆関連リンク 当Blog記事
Bizarre Thing in Sky 空の奇妙なもの 正体判明
 これがガセだったらすみません。

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2007.07.30

■『電脳コイル』12話  磯光雄 脚本・コンテ「ダイチ、発毛ス」
  ギャグ & 奇想 & バカSF & 感動作  すげぇ

Coil_star_wars02 12話 「ダイチ、発毛(作画@wiki)

脚本:磯光雄   絵コンテ:磯光雄
演出:木村延景 作画監督:秦綾子

板津匡覧  尾崎和孝  青山浩行  室井康雄
岡 辰也   渋谷崇将  下田功一  鎌田 均
柴田則子  坂元恵美  吉岡敏幸  秦 綾子
磯 光雄

 第一話以来の監督磯光雄による絵コンテと作画担当回。自ら手がけるところから考えると、相当の思い入れがあるコンセプトとストーリーであるのだろう。

 ギャグに始まり、奇想&バカSFであり、そして感動作になっているというとんでもない一話になっていた。
 特に後半の素晴らしさは、特筆。『電脳コイル』を観ていない奇想小説ファンやバカSFファンも是非この一話だけは観ることをお薦め。(でもこの一話だけとりだして観たら、いったい『コイル』ってどんなものだと思われるだろうか、、、、是非そんな観かたをした方がいたら、ここにコメント下さい。あー、そんな観かたをしてみたい(^^;))

★★★★★ 以下 ネタばれ ★★★★★

 前半のダイチ発毛ネタはコミカルさと夏休みの日の繰り返しに覚える郷愁をうまく描いていた。が、発毛ギャグがいまひとつ乗り切れない感も。

 しかし、傑作に飛躍する後半。

 SFではエドモンド・ハミルトン『フェッセンデンの宇宙』とか藤子不二雄の漫画でよくある創世記ものというか、宇宙を手の中で作成し観察するというSimcityを思わせる世界創生ネタなのだけれど、それを顔面に住まうヒゲ生命体で描いたところがすごい。

 戦争による知的生命のおろかさを描きつつ、その頂点として描写されるヤサコの顔面での核戦争。ここのシーンは、ついにロケットでヤサコのヒゲ生命世界が技術的に進化した素晴らしいシーンと思わせておいて、いきなり核爆発を見せるストーリー展開が秀逸。しかもそれが顔のヒゲの世界で起きるというバカっぽさと、星間戦争へのエスカレートという進展。(どうでもいいけど、この未来の小学生たちが「星間戦争」という言葉をなにげなく使うのが嬉しい)。

 作画面でもヒゲの文明の進化のシーンで、馬のような動物を使った乗り物のシーンとか、秀逸。もちろん核戦争シーンは白眉。

 そしてさらにヤサコが神としてその世界から見られている部分の哲学(ヒゲ世界のニーチェが言う「ヤサコは死んだ」)と、その争いの歴史が小学生の生活の諍いを鏡として照射し、たそがれる夕焼けのシーン。

 この俗な発毛のイメージと、哲学と奇想と作画の切れ、こうした混沌が見せる世界でラストに描かれたせつなさ。ワイドスクリーンバロックではないけれど、このイメージの混沌は紛れもなくSFのダイナミズム。少なくとも僕が観たバカSFアニメでは最高峰と呼んでいいでしょう。

 あー、コイルでこういう話が観られるとは思ってなかった。磯監督、秘めたSFパワーはどこまでいくのか。これから全話後半へ突入していくのだけれど、どこまで爆発してくれるか、ますます期待は高まる!

◆関連リンク
グレン・コイル Tempo rubato 平松禎史氏のBlog

で、コイル第10話。
今度の土曜日放送です。
これやってたのはもう1年以上前なんだよなぁ。
当時動画だった人のほとんどはもう原画になっていて、新人原画マンだった雨宮君なんかはグレンの中核スタッフでバリバリやってるし。
こちらも感慨深いモノが多々あります。
磯さんとの闘いの日々も今はもう何もかも懐かしい…てなもんで(^_^)

作画@wiki - 磯光雄.

原画に「忙しい人は読まない」とト書きをしており、多大な設定を書き込んでいる(有名なのが劇場エヴァのト書き(以下。

>足が沈み込まないのは、EVAが移動を想定できるすべての施設に対応が計られている為である。
>この地下地面(ジオイド面になっている)はグラスファイバー等強化材の他に
>パッシブに磁場を発生する装置が施工されている。
>磁場は250GHzの交流で、EVAの機体が磁化したり、静電気をためたりはしない。

上記は弐号機が全体重を左足にかけて体勢を保ってるカットの一部のト書き。
また弐号機のどアップ原画に  ←8m→ など細かい指示が多々見られ、これらが拝める劇場エヴァ原画集上巻は作オタの必須アイテムになっている。

関連リンク 当Blogその他記事

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  ギャグ & 奇想 & バカSF & 感動作  すげぇ"

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2007.07.29

■新刊メモ ジェイムズ・ティプトリー・Jr. 『輝くもの天より堕ち』
  Brightness Falls from the Air, James Tiptree Jr.

Brightness_falls_from_the_air輝くもの天より堕ち(ハヤカワ・オンライン)

 翼をもつ美しい妖精のような種族が住む銀河辺境の惑星ダミエム。連邦行政官のコーリーとその夫で副行政官のキップ、医師バラムの三人は、ダミエム人を保護するため、その星に駐在していた。そこへ〈殺された星〉のもたらす壮麗な光を見物しようと観光客がやってくるが……オーロラのような光の到来とともに起こる思いもよらぬ事件とは? 

 ティプトリーの長編が初めて翻訳出版された。

 あの超絶技巧を駆使した短編群に対して、ティプトリーが長編でがどのような世界を読者に提示してくれるのか。
 本書は、あの衝撃的な死からわずか2年前に発表された彼女の二作目にして最後の長編。日本語訳で578ページの大作である。

 人類を透徹した思考で徹底的にクールに描き出した作家の、晩年の作品を心して読み進めたいと思う。

◆関連リンク
ジェイムズ・ティプトリー・Jr.(wikipedia)
【作家紹介】ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
 2002年出版の研究本The Battle of the Sexes in Science Fictionのchapter 6を参考にした紹介記事
Brightness Falls from the Air, James Tiptree Jr..
 冬樹 蛉氏のレビュウ
原書27ページ分がここで読めます
ジェイムズ・ティプトリー・Jr. 『輝くもの天より堕ち』(amazon)

・当Blog記事
 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/浅倉久志訳
  『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた』
james_tiptree_jr.jpg

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