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2007年10月7日 - 2007年10月13日

2007.10.12

■庄司道彦作 バーチャルヒューマノイド: Virtual Humanoid
  別名 汎用妄想補完端末 ばーちゃる☆ひゅーまのいど
  実体化するデンスケとヌル(『電脳コイル』)

Virtual_humanoid_system02 日本発、世界初
- ロボット技術がもたらす想定外のコンテンツ革命

ASIAGRAPH 2007 in Tokyo / アジアグラフ 2007 東京
Virtual Humanoid(wingover.jp)
横浜国立大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
制作総指揮: 庄司道彦   制作: NTTドコモ 総合研究所

 バーチャルヒューマノイドは、複合現実感と呼ばれる技術を用いて、ロボットに3DCGのキャラクター映像を合成するシステムです。(略)

 Virtual_humanoid_system普通のビデオカメラなら、目の前に置いてある緑色のロボットがそのまま見えるはずですが、画面の映像はコンピューターで加工してあります。(略)ロボットにぴったり重なるように3DCGのキャラクターを合成しているのです。
 ロボットの手を取って動かすと、CGのキャラクターもそれに合わせて動きます。相手は映像のはずなのに、自分は手で触れている… とても不思議な体験です。

 バーチャルヒューマノイドの技術を使うと、映画スター、タレント、スポーツ選手、アニメーションのキャラクターのような、本来は直接会うことのできない人を人工知能搭載の3DCGキャラクター化して、いつでも誰でも自宅に呼び出して触れ合うことができるようになります。(略)

 ここまで読まれたら、ぼんやりとした妖しさを感じるはずです(^^;)。
 ということで、下記のプレゼンテーションのビデオ(の前半)で笑ってください。これ、傑作です。

別名 汎用妄想補完端末 ばーちゃる☆ひゅーまのいど
Engadget Tokyo reader meetup(Youtube)

 今後の展開が楽しみ/心配です。やっぱヴァーチャルリアリティって、ここへ行くのかって、感じ。

 『電脳コイル』ファンなら、デンスケを実体化できたり、迷える謎のイリーガル「ヌル」に現実体を与えるとか、そんな使い方を想像してしまうことでしょう。 

◆関連リンク
ロボットが、話す相手に変身──ドコモのバーチャルヒューマノイド (ITmedia)

ASIAGRAPH 2007 in Tokyo その他も観てみたい。
先端技術展
 岩井俊雄+NHK放送技術研究所 モルフォビジョン
CGアートギャラリー、CGアニメーションシアター
テクニカルセッション
 2007年10月13日(土) 09:20~17:35
 TWISTER:相互テレイグジスタンス
 可能な没入型全周囲裸眼3次元ブース 舘暲

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2007.10.11

■楽しいアニメーションソフト うるまでるびペイント(仮)
  UrumaDelvi Paint  Create Animation in a Minute

Urumadelvi_paintUrumaDelvi Paint: Create Animation in a Minute
(公式HP)
詳細機能 β版ダウンロード(残念ながら、今後公開)

トレンドたまご うるまでるびペイント(仮)

商品名 うるまでるびペイント(仮)
特徴 5分ほどでアニメーションが作成できるパソコン用ソフト。東京大学が協力。
価格  - 
発売日 来年春に発売予定
問い合わせ うるまでるびプロダクション

 昨日のワールドビジネスサテライトで観ました。2Dアニメーションソフトがなかなか進化しないので、シンプルなインタフェースで、簡単に自分の絵をアニメにできるソフトを開発しているとのこと。

 上のうるまでるびさんの公式HPの紹介ページで、アニメ作成過程のムービーを見られるが、なんとも楽しげに簡単に作れるように見える。いいなー、こういうの。

 ベータ版がダウンロード可能になったら、いの一番に遊んでみたいものです。

◆関連リンク 開発者
東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 五十嵐 健夫准教授
 ここで元になったソフトをダウンロード可 
兵藤嘉彦氏 VZ Editorの作者

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2007.10.10

■[爆音アトモス]対談
   MO’SOME TONEBENDER 百々和宏 ×古川日出男

古川日出男公式サイト

 10月3日 爆音アトモスで「MO’SOME TONEBENDER×古川日出男」
オンエア
 モーサムの vo. & g. 百々和宏さんと古川日出男さんが、酒場でひたすら呑みながら“表現”とその周辺について語るさまが、スペースシャワーTVの番組「爆音アトモス」のメインコーナーとして放映されます。
 初回:10/3(水)21:00~22:00
 再放送:10/6(土)22:00~23:00, 10/9(火)24:00~25:00

フルカワヒデオ日記

二十五日。スペースシャワーTVの「爆音アトモス」用に MO'SOME TONEBENDER の百々さんと酒場で対談。撮影されながら酒を呑むというのは初めてだが、のっけから盛りあがる。

[ 爆音アトモス ] SPACE SHOWER TV

[プレゼント]百々和宏×古川日出男サイン入り -どん底-パンフレット

「爆音アトモス」のメインコーナーVJを務めたMO'SOME TONEBENDERの百々和宏と古川日出男から百々和宏×古川日出男サイン入り-どん底-パンフレットを3名様にプレゼント!
応募 10/10(水) ※21:00まで

 という番組が放映されました。もっと早く紹介するつもりが遅くなり、ファンの方には申し訳ない。古川日出男、口ヒゲと顎ヒゲをはやしたのですね。(まさかヒゲ人類が繁栄したわけではないでしょう(^^;))

 残念ながら僕はMO'SOME TONEBENDERというグループを全然知らなかったのだけれど、お互いファン同士という間柄のようで対話はなかなかまったりと楽しいものだった。

 朗読ギグを聴くと、その前と後で古川本の読み方は変わってしまう、とか。百々和宏氏の歌詞で人称を意識するようになったのは、古川日出男の影響だとか。黒ビールをピッチャーでおいしそうに飲みながら語る二人。あとポイントを羅列メモ。

・古川作品 読者は若くなってる。360度の前線で戦う感じ。

・スキルとしてはベストセラー恋愛小説をかけると思うが、心中しちゃうカップルの恋愛話でなく心中しようとしているカップルが思いとどまるような小説を書きたい。

・音楽に近い小説、届く距離を意識する。内臓を撃てる表現、飢えがあるから何かが欠けてるから表現できてる。俺(古川)も欠けてるけど、君(読者)のそういうところを埋めたい。

 ということで、最後は古川日出男とMO’SOMEで爆発する何かをやりましょう、ということで締めくくられた。向井秀徳とのギグのような熱いセッションがこの先、開催されるのだろうか。

◆関連リンク 当Blog記事
熱い!古川日出男×向井秀徳 朗読ギグ ビデオ DAX配信
朗読ギグ 古川日出男×向井秀徳 放映&ネット配信

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2007.10.09

■庵野秀明総監督 『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序
    EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE』

Eva_jyoヱヴァンゲリヲン新劇場版 (公式HP)

 『新世紀エヴァンゲリオン』に観客が何を求めているか、によってこの作品は随分と異なる見方をされるのではないか。

 僕のエヴァは一言で言うと、「庵野秀明が挑んだ『ウルトラマン』~巨大な人型決戦兵器の死闘、でもラストはSF的に『デビルマン』や『2001年宇宙の旅』にも挑んでみようかな?」という作品なので、今回のリビルドの迫力は◎でした。

 特に全体を総括すると、三体のタイプの違う怪獣(使徒)に対して、毎回全力で最終回(ゼットン)を戦うウルトラマンみたいな展開で手に汗握った。絵の作りこみの緻密さ(特に建造物と電力設備)と音響の迫力は相当なもの。気の抜けたリメイクかなんかと思って観にいくと庵野総監督以下の気迫に圧倒される。(一割くらい、明らかにTVシリーズの原画を使いまわして気の抜けるショットもありますが、、、。)

 特にアチコチで書かれているように、ヤシマ作戦の迫力が素晴らしい。ここはもう一度劇場で観たいくらい。単に人造人間ヱヴァンゲリヲンの死闘だけでなく、シンジとレイの話としても物語の結構がなかなかうまく描写されていて、ラストの宇多田の音楽にはグッとくる。

 クライマックスの映像には、自分の血に流れている巨大なものが街に現われることによるセンス・オブ・ワンダーの刷り込みの強さを実感。僕の場合は、『鉄人28号』と『ウルトラマン』、東宝特撮と『ジャイアント・ロボ』と『ザンボット3』あたりが根っこにある。特に幼児期の『鉄人28号』は決定的。あの頃の自分が『ヱヴァンゲリヲン』を観たら、どんなに感動するかと思うと、恐ろしくて想像すらできない(^^)。今の小学生って、この映画観たら、どんな興奮を覚えるのだろう。いや、小学生には早いか、、、。

 小学生はともかく、エヴァを知らない中高生や大人にも今回の映画はお薦め。しっかり物語もこの映画だけで成立しているので、これから見てみようという人も大丈夫(だよね)。

★★★★★★以下、ネタばれ、注意★★★★★★

 TVシリーズに比べて、セカンドインパクトによる破壊の爪跡の描写が随所にあって、しかも第三東京市の存在の危うさとそこに住む子供たちの切迫感が表現されているのが効果を出している。しかもリリスをヤシマ作戦の直前でシンジにみせることで、人類の滅亡を実感できるものにしている。そしてその重要な作戦をわずか14歳の子供に背負わせる緊迫感。

 いやー、いいもの見せてもらいました。僕はTV版でヤシマ作戦の安直さに呆れて、相当嫌いな回だったので、そんな人にも今回の映画の丁寧に作りこまれた物語と動画の迫力はお墨付き。
 あと音響の素晴らしさも特筆。これは劇場で観るのがいいかも。プラグスーツの皮の音を克明に描いてあるのは、やりすぎの気もしたけど、、、。

 これから先の物語の展開だけれど、エンドクレジットの後に流れた予告によると、月とか六号機だとか、いろいろと新しい要素が入り込んできて、パラレルワールドへ踏み込みそうな予感。随分と展開が変わると思う。

 TVシリーズで嫌だったのがシンジの心の揺れ動くグヂャグヂャだったのだけれど、そこも今回のストーリーでは今までより意志のあるシンジが描かれているようにも見えるので、もしかしたらそれを脱して、少年の成長物語になるのかも。
 旧版は制作陣、特に監督のもろもろの切羽詰った心情がストレートに14歳の主人公に投影されたとかで、10歩進んで20歩下がるような悩みまくりの観たくもない屈折ムービーだった(世間ではそうした部分が受けていたようだけど、僕はそこの部分、評価できない。映画版のラストのアレを描くために必要だったという理解もできなくはないけど、、、)。
 そこをエンタテインメントとして、今回は成長物語にしてくれたら、(エヴァでなくなる部分は確かにあるけど)、僕は期待したい。 

◆以下蛇足

 今回改めてティーンエージャーの親となった自分の眼で見ると、ただでさえややこしい十代前半で、人類の将来をたったひとりの肩にかけられるということの重圧が凄まじいものに感じられる(いや、ロボットアニメでそれを言っちゃお仕舞いなのは理解しつつ(^^;;))。下世話な話、学校の勉強や友人関係もストレスとしてあるのに、そこへ持ってきて、親父はああだし、突然へんてこな人造人間に乗せられたら、そりゃ、屈折もするわな、とか。ある意味、凄い子供虐待ムービー。

 いや、思春期の子の父となって観るエヴァもなかなか味わい深いものです(^^;;)。

◆関連リンク
公開直前!ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序 特集! Bpart (ネタバレ有) 
 ウルトラマンとエヴァの関係を調べてたら、プロデューサの大月俊倫氏が今回の『ヱヴァ』は『帰ってきたウルトラマン』だ!と独特の熱い語りでのたまってます。
帰ってきたウルトラマン - Wikipedia

郷の挫折と再起を描いた第2話や、当時ブームが続いていたスポーツ根性もの的要素を取り入れた第4話、二大怪獣とMATの激突を劇場怪獣映画並のスケールで描いた第5話・第6話など、新たなタイプの秀作が生まれている。このように、それ以前のシリーズにはない新たな試みが多かったが、残念ながら1クール目の視聴率は期待に沿うものではなかった。その原因としては、シリアスなドラマが子どもたちに充分受け入れられなかった(略)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 - Wikipedia
スタジオカラー(公式HP) まだ構築中。
χαρα (カラー)制作日記 変電所やダムの見学。

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2007.10.08

■新刊メモ 『奇想遺産』 『プラスマッドハウス1今敏』
  『スター・ウォーズ・ヴォールト』 『白の協奏曲』

『奇想遺産―世界のふしぎ建築物語』
 鈴木 博之/藤森 照信/隈 研吾/松葉 一清/山盛 英司
(amazon)

 思わず息をのみ、そして気付く。「この建物、なんかヘン!」一体どうして、これほどに異様で、おかしな建物ができたのか? その魅力の虜になった専門家たちが解きあかす77の物語。
 生涯にわたって石を集め、ナゾの宮殿を建てた郵便配達夫を突き動かした情熱とは?

 この郵便配達夫の建築は、以前澁澤龍彦の『幻想の画廊から』で知ったシュヴァルの理想宮のことでしょうね。そんな奇想建築が多数紹介されているワンダーな本。シュヴァルの理想宮のようなものが77も!! (実はまだ本の実物は未見)

『プラスマッドハウス 1 今敏 :PLUS MADHOUSE ONE』 (公式HP)

マッドハウスとコラボレートするクリエイター・ガイドブックの第1弾は、筒井康隆の小説『パプリカ』を見事に映像化した今 敏を特集。

○今 敏監督ロングインタビュー 
○関係者インタビュー
 宇佐田正影/飯塚昭三/平沢進/信本敬子/丸山正雄
○対談 筒井康隆×今 敏  etc.,

 マッドハウスだけを取上げるアニメ・クリエータのシリーズ本。こういう企画が成立するのがマッドハウスの層の厚さを示しているのでしょうね。いずれ『電脳コイル』で磯光雄本も登場するのでしょうか。これは楽しみ。

『スター・ウォーズ・ヴォールト』(amazon)

ルーカスフィルム秘蔵品を含む、誕生からの30年を追体験できるお宝を完全複製!
その第1作誕生から30周年を迎える2007年、作品史上でも類のない贅沢な一冊がここに登場!
本書は、未公開を多数含む豪華写真を満載。(略)
スター・ウォーズを愛するすべての人の夢を叶える“トレジャー・ブック”です。

山田 正紀『白の協奏曲』(amazon) (公式HP)

1978年に「小説推理」誌に発表されていながら、今まで単行本化されることのなかった“ファン垂涎幻の作品”。オーケストラ団員が、東京をまるごとジャックするという奇想天外かつ大胆なストーリー。頭脳プレイ重視、ゲーム性抜の冒険小説。

 山田正紀の超冒険小説は『火神(アグニ)を盗め』等、熱中して読んだものですが、埋もれた作品があったのですね。当時の若い山田正紀の手になる冒険小説、読んでみたいものです(でも図書館の予定(^^;))。

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