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2007年11月11日 - 2007年11月17日

2007.11.17

■SF画アーティスト
   ステファン・マルティニエア:Stephan Martiniere

Stephan_martinierehorz
http://www.martiniere.com/ (公式HP)
stephan martiniere(Google イメージ検索) wiki

12vert_2

 Amazonで見つけた海外のアーティスト。
 公式HPのGALLERYが充実している。リアルなメカや未来都市細密画から幻想画、コミカルなタッチの絵までかなり幅が広い。そして技巧もイメージも秀逸。

 僕は都市のリアリティと右の絵のような幻想画の色合いにしびれました。

 是非、公式HPをお楽しみあれ。ポスターも買えます。

 映画関係では、STARWARS EPISODE ⅡⅢi,ROBOTのプロダクションデザインも手がけているとのこと。SFのカバー画では、懐かしのハル・クレメントヴァーナー・ヴィンジスパイダー・ロビンスンラリー・ニーブン

 気に入った絵としては、このAmazing Storiesの紫の光の素晴らしい絵と、マンタと名づけられた生物の絵とか。

 日本でも画集が二冊出ています。

『Quantumscapes 日本語版―
THE ART OF STEPHAN MARTINIERE』

『Quantum Dreams 日本語版―
THE ART OF STEPHAN MARTINIERE』

本書は、映画、TV、アニメ、ゲーム、出版界の著名人が絶賛するアーティスト、Stephan Martiniere(ステファン・マルティニエア)の素晴らしい想像の世界から生まれた、デジタルペインティング アンソロジーの第1弾です。

 こちらのアニメ調リアル画はいったい何?POLYHEDRONと名づけられた絵です。マクロスのイメージですね。本当は数学的な多面体のことみたいだけど、、、。この本の中身はここで見えます。
 で、最後は海外本で共著のやつ。
STEPHAN MARTINIERE他『Robonocchio』

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2007.11.15

■フランク・ダラボン監督 スティーブン・キング原作 『霧 : The Mist』

The_mistThe Mist(公式HP)

 スティーブン・キング:Stephen King原作、フランク・ダラボン:Frank Darabont監督,脚本のモンスター映画。『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』というキングの渋い作品を撮ったダラボン監督(どちらも傑作)が、この原作をどう映画化したか、とても楽しみ。

 この原作中篇は1981年世界幻想文学大賞の候補作。『スケルトン・クルー』という作品集に収められている原作を読んだのは、すでに20年近く前。ジョン・カーペンター監督『ザ・フォッグ』とかぶっていて、いまひとつ記憶に残っていない(^^;;)。

 予告編を観ると映像は派手ではなく、どちらかというと人間ドラマに比重があるように観えるのだけど、どうだろうか。アメリカでは、07.11/21公開。

◆関連リンク
StephenKing.com's The Mist
スティーヴン・キング『スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員』(amazon)

7月19日のその夜、メイン州西部の全域が、未曽有のはげしい雷雨にみまわれた。嵐に脅える住民たち。だが、その後に襲ってきた“霧”こそが、真の恐怖だったのだ。その霧は街をおおいつくし、人々を閉じこめてしまう。奇怪な霧に閉じこめられた人々の動揺と冒険を描く中編『霧』

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2007.11.13

■核融合科学研究所 大型ヘリカル装置一般公開(2)
    夢の核融合発電実現まであと29年(目標) 

Lhd_presentation02vert_2 ◆核融合の現状と29年後の未来世界

特別講演:
夢の核融合エネルギーの実現へ
小森彰夫 総主幹 14:00-15:00

 まったく不勉強だった。
 地上のミニ太陽である核融合発電の実現は、ずいぶん遠い将来の話だと思っていたのだけれど、どうやらそうではないらしい。

 今回この未来の可能性にワクワクする講演で語られた数字は、写真下チャートのロードマップにあるように29年後の発電所の実現。

 講演の中で言われていたのは、今までも30年後の将来という数字はたびたび語られていたらしいが、昨年核融合科学研究所の所長が実験の現状を踏まえて、30年後の実現を目標として掲げられたとのこと。

 そして一年後、この講演で語られたのは、29年後の実現。確実に今年一年間で目標に向けて進化したという宣言のように聞こえた。

 小森総主幹の発表はユーモアを交えながら淡々としていたが、その発言の節々からかなりの自信を感じたのは、僕だけだろうか。

 その裏打ちされたデータがチャートの上のグラフ。
 トカマク式との比較で示されているLHDの実力で凄いのは、その放電保持時間だという。発電所実現にとって重要になるのが、この放電保持時間。継続的な発電ができなければ、発電所としては役に立たない。ヘリカルの磁場でプラズマを保持するLHDは、プラズマに電流を流して保持するトカマクに比べて、保持の点で有利なのだという。

 ではまだ目標の「自己点火」レベルに到達していない核融合三重積の性能の到達可能性は? 講演では重水素の利用(いままでの実験は水素でのデータ)と、LHDの大型化で実現の目処はある、とのこと。

 重水素実験は現在地元との協定の途中で近いうちに実現できそうとのこと。放射能のレベルは低いがちゃんと理解してもらったうえで進めていく考えだとのことらしい。

 そして大型化は、13.5m径の現在のLHDを30m径に変えると性能的には「自己点火」レベルに到達する可能性がある。

 これらと後に述べる安全性について実機の見学場所で専門家に聴いた話から考えて、門外漢ではなはだあてにはならないけれど、29年というのは可能性のある数字のように思った。(自分が生きている間に実現してほしいという希望的観測も大)

 この技術は日本でそのほとんどが構築された技術であるという。海洋国である日本は、核融合の原料となる重水素とリチウムを海から取り出すことが可能で、海辺の発電所で30mのLHD一機あたり150~200万kWの発電が可能だとか。海水1Lで石油25Lのエネルギを取り出すことが可能で、これが実現すれば日本は将来発電エネルギ輸出で国を支えていくことができるという。

 なんという素晴らしい未来ではないか。ひさびさにテクノロジーでワクワクさせてもらった。

Lhd_systemvert◆核融合発電の安全性

 こんなに素晴らしい技術が日本でその最先端を切り開いているとしたら、マスコミ等でもっと取り上げられてもいいのではないか(暗い世相で子供たちに未来の可能性を感じさせるには、「亀田なんとか」とか「朝青龍」とかバカバカしいNEWSより、こういうことの報道が重要なのだと思うのだけど、、、)。マスコミであまり取り上げられないのは、核アレルギーの影響なのかもしれない。

 土岐で核融合の実験をしてて近所だから危険じゃないかと思っていたいいかげんな僕がレポートするのも変だけど(実はプラズマの高温化の実験だけで核の融合は実施されていない)、見学中に研究者の方と少し突っ込んで話して僕なりに理解したので書いてみる。(詳しくはWiki-Pediaとか原子力委員会がまとめた資料とかみてください)

 安全上のポイントは二つとのこと。①臨界事故が起きない ②核融合発電でできる放射性物質は100年で消失。

 ①はプラズマを太陽のおよそ6倍の高温1億度で維持しないと反応が起きないことと、燃料である重水素をガスコンロのように供給しながら「燃やしている」ため供給装置が破壊されたら燃焼が止まることの二点から。
 右上の絵で観てもらうように高温の維持のための電気エネルギ投入と磁場維持、重水素の供給に非常に複雑なシステムが組まれている。たとえば地震等でそのひとつが破壊停止したら核融合は停止する。ここが核分裂と違うところで、壊れることがフェールセーフにつながるのが核分裂より安全上優位。

 ②は核融合では中性子をあびてブランケットと呼ばれる部分が放射性物質に変化するらしいが、核分裂により生成される高レベル放射性廃棄物が一万年以上の管理が必要なのに対して、核融合の放射性物質は100年で放射能を消失し、随分と管理の負荷が軽減されるとのこと。(それでも100年の徹底的な管理は重要)

 特に僕は装置を今回見て、事故の際には①のフェールセーフが確実に働くだろうと思って、放射性物質の知識も少ないのに納得してしまった。いずせれにしても安全性については今後も十分な実験と議論が実現のためには必須だろう。(以上ネットでも調べてはみたがほとんどが研究所の語っていることからの記述となっているので、客観的にみた時の異論があればご教示ください。ここんところ本当に知りたい)

 ということで、テクノロジーの一端に触れて久々に明るい未来の兆しを感じたので、かなり固めの話になってしまったけれど、書いてみた。

 「工場萌え」ならぬ「未来テクノロジー萌え」の究極映像研としては今後もウォッチしていきたい。(ウォッチはここ→核融合科学研究所 LHD実験情報・速報)

 最後に上の黄色の装置写真は、超伝導コイルの巻線機。こういう映像が未来テクノロジーこごろを刺激する。
 見学中に聞いたのは、このコイルを装置内部で作動させる際に、液体ヘリウムの269℃の極低温に保つのが最も技術的にはノウハウが必要なのだとか。少しでも液体ヘリウムの流れが乱れるとそこで温度が上昇し、超伝導状態が壊される。核融合科学研究所の世界最大のLHDは日立の技術がこれを実現。その心臓部は企業秘密(もしかしたら国家戦略上の秘密)で職員も所長クラスでないと見ることもできないとか。

◆関連リンク
東大立花隆ゼミSCI 第3回 自然科学研究機構シンポジウム
  宇宙の核融合・地上の核融合
 徹底討論・核融合「点火&アフター」
 書き終わって調べてたら、この分野でも立花隆の活動が活発。
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
 アメリカの最新核融合拠点 国立点火施設「NIF」の全容

核融合科学研究所 本島修所長インタビュー LHDの歴史と日本のレベル
・Blog ☆星のかけら☆核融合☆さんの核融合発電の環境影響と安全性

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2007.11.12

■核融合科学研究所 大型ヘリカル装置一般公開(1)
    LHD そのテクノロジーとアート

Lhdtile
土岐プラズマ・リサーチパーク 自然科学研究機構 核融合科学研究所
2007年度のオープンキャンパス
ヘリカル装置 (公式HP)

 以前記事(大型ヘリカル装置LHD)で紹介した、核融合科学研究所の一般公開に潜入。
 実は装置内部まで見学できるかと期待していたのだけれど、真空槽の中でクリーン度を保たれている内部には一般人が入れるはずもない。見学は装置外部と、そして試作機の置いてあるところにとどまった。

 上はその見学コースにあった大型ヘリカル装置の実物大試作品(全体リングの1/5部分試作)。だいたい外径3mくらいの大きな螺旋形立体構造物である。以前の記事の大型ヘリカル装置LHD内部の写真と比べると、螺旋部分の構造がイメージできると思う。このステンレスの螺旋は日立が製作したとのことだが、狭い空間での溶接技術に素晴らしいスキルを持った専門家の活躍があったとのこと。日本のテクノロジーはそうした職人技が支えているわけ。

 説明を聞いて、どんなことがこの装置で行われているかわかったのでここからレポート。実は核融合そのものの実験かと思っていたけれど、そこに至る過程として、一億℃(太陽の6倍強)の超高温で水素プラズマの作成実験をしているらしい。(まったく不勉強ですみません)

 合わせて核融合についての講演と、研究員の人としゃべっていろいろと教えてもらった。核融合の進歩が想像以上に進んでいて、新エネルギとしての未来の可能性を認識。科学装置の映像的センス・オブ・ワンダーを目的に行ったのだけれど、エネルギ革命のテクノロジーのセンス・オブ・ワンダーにしびれて帰ってきた。

◆LHDの構造と作動

 このステンレス製の構造物に超伝導コイルが螺旋状に巻かれ、真空容器に入れられる。容器は10^-10Torrの超高真空に引かれ、コイルは液体ヘリウムで-269℃に冷却され超伝導状態(抵抗値は35kmのコイルでわずか2mΩ)へ。

 そこへ電流が流し込まれ、3テスラという強磁場空間が作られる。そして内部には水素ペレットと巨大な熱エネルギが投入されて、高温のプラズマが作られる。プラズマは、この磁場によって螺旋内部に維持される。

 この時の電力は数字は聞き漏らしたが、冷却系まで含め、設置された土岐市全域の電力くらいが必要とされるらしい。

 構造について詳細は、超伝導ヘリカルコイルの完成と最終設置他。

Lhd02tile
 これは上のリンク先から引用した建造風景だけど、この雰囲気、まるでハリウッド映画の異星人の秘密基地(笑)。未来テクノロジーの脅威の映像がここに、って感じ。SFファンはこの光景にセンス・オブ・ワンダーを感じるはずです。

 なかでも美しいのは、右下のステンレスの光沢を湛えた螺旋状リング。世の中を革新するテクノロジーはこうした美しさとシンプルなダイナミズムを持っていることが、なんだかとても重要な気がする。未来のテクノロジーは魔法に見える、と言ったのはアーサー・C・クラークだけど、本当に革新のテクノロジーはアートとしても凄い、という気がする。
(残念ながらこの右下の写真は解像度が高くない。ネットで探してもこれしか見つからないのだけれど、もっと鮮明な写真をご存知の方、ぜひともご教示を)

 というわけで、見学で観たその他のLHD。大学でのこれらの試作評価が実をむすんで、大型のとてつもない螺旋のコイルが生まれたわけです。このアートの変遷をお楽しみあれ。

Lhd_old_tilt

 このテクノロジーに関する講演会のレポートは次回掲載予定。

◆関連リンク
プラズマ閉じ込め装置公開  岐阜の核融合科学研究所(動画)
・Blog ☆星のかけら☆核融合☆さんの 核融合実験装置の心臓部を公開
 こちらは核融合科学研究所に勤められている方のBlog。
プラズマ閉じ込め装置公開 岐阜の核融合科学研究所 (日経)
ライブカメラ プラズマが発生している映像 超伝導コイル 施設見学のご案内

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2007.11.11

■幻想植物 栽培日記7 ロマネスコ、復活!!

Romanesco_only_two

 ひさびさに栽培日記の続きです。

 瀕死となったロマネスコですが、なんとか2本だけ生き残り、青々とした葉を復活させました。そして!!写真上の一本は、ついにあのフラクタクルな形状を現し始めました!!

 苗を植えたのが少し遅かった下の一本は、まだ葉が真ん中で巻き始めようとしている状況。

 このまま素晴らしいフラクタクルを形成するのか。
 だが安心はできない。この地方に霜が降りる時期が近づいている!!

 虫の攻撃で壊滅しかけた幻想宇宙植物を襲う次なる地球の厳しい環境は、霜! イタリアを原産とするこの植物が、生き残れるかどうかは今年の冬将軍の到来時期がにぎっている。がんばれ、ロマネスコ!!

◆関連リンク 当Blog記事 
幻想野菜 ロマネスコ
幻想植物 栽培日記1 ロマネスコの種まき
幻想植物 栽培日記2 ロマネスコ、芽吹く
幻想植物 栽培日記3 ロマネスコ、フィールドへ
幻想植物 栽培日記4 ロマネスコ、地球の虫との対決
幻想植物 栽培日記5 ロマネスコ、巨大化
幻想植物 栽培日記6 ロマネスコ、瀕死!!

>>私信 shamonさん、ミのつく職人さん

 ロマネスコをお二人にお届けすることができるかどうかかなり微妙です。生き残った二本のうちどちらかが複数の実を付ければ可能性はありますが、この時期から生育が進むか疑問。今後もここで状況を報告しますが、まずは申し訳ないですが、期待しないでいて下さい。まことに申し訳ない。今年の教訓を活かして来年、再トライの予定。

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