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2007年12月23日 - 2007年12月29日

2007.12.29

■ラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟監督『SPEED RACER』 極彩色のマッハGoGoGo

Speed_racer
SPEED RACER
 予告編

 アメリカは08.5/9、日本は7/26公開。

 吉田竜夫の『マッハGoGoGo』は、もっと落ち着いたトーンのアニメだった記憶なのだけれど、このウォシャウスキー監督の極彩色の予告編は一体どうしてしまったのでしょう。

 CGもことさらマンガっぽさを強調したものになっているし、せっかくのマッハ号のデザインや秘密兵器の渋さがこれでは伝わりません。

 アメリカの『SPEED RACER』は、こんなトーンだったのでしょうか。

Speed_racer_kuribou_2  オープニングをYoutubeで比較してみると
 マッハGoGoGo v.s. SPEED RACER

 ウォシャウスキー兄弟が観たのはこの後者なわけで、日本版と比べると随分明るく軽い主題歌になっている。うーん、映画の出来が心配だ。それにあの『バウンド』と『マトリックス』(特に1ね)がクールだったウォシャウスキー、いったいどうしてしまったんだ!?

 でも覆面レーサーやクリ坊と猿の三平もちゃんと登場するようなので結構原作に忠実かも。僕らが子どもだった時に観たあのかっこいいマッハ号がスクリーンでクールに活躍するのを期待する。

◆関連リンク
Speed Racer Opening
 アニメを利用した予告編。声はトム・クルーズとニコール・キッドマン(??本当か?)

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2007.12.28

■David Lynch's A Goofy Movie

Goofy_movie_01tile YouTube - David Lynch's A Goofy Movie

 ディヴィッド・リンチが撮ったグーフィーのアニメーションがYoutubeに!

 と思ったら、アマチュアのフィルムメーカーCodyRicheson氏が作ったマッドビデオ。

 ディズニーのアニメからリンチっぽいシーンを選択し、音楽と効果音を追加することで確かにディヴィッド・リンチ風の映像がそこに現われている。

 選択された映像は、青と黒の光のシーンを中心に、テレビのノイズやピントがぼけた画像(ピンボケはディジタル処理が加えられているのかも)。

 これと同じ手法で、『David Lynch's サザエさん』とか『David Lynch's ヱヴァンゲリヲン』とか『David Lynch's 電脳コイル』、というのが制作できそう。どなたか冬休みにチャレンジしてみたら。(>>おまえ、やれよって声が聞こえてきそうですが、、、)

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2007.12.25

■美術手帖 特集 松井冬子~絵画に描かれた痛みと贖罪~

美術手帖 2008年 01月号
 特集 松井冬子~絵画に描かれた痛みと贖罪
 (公式HP) 

かつて、幽霊画は一種の厄払いの装置として機能していたという。現代において、松井冬子の絵を一度でも観た者は、そこに描かれた「痛み」「恐怖」「暴力」に視覚神経から感染し、覚醒する。それは厄払いか、輪廻の環か?そして、彼女はなぜ、このような絵を描かなければならなかったのか。

 とても夢幻な感じの幽霊画の画家が美術手帖で特集されています。以前から少し気になっていたので、簡単ですが記事にしてみます。クリスマスムード一色の師走の街中とは相容れないイメージ。

 関連リンクを参照してもらうと、この松井冬子氏についてわかるかと思いますが、作品の妖しい雰囲気と画家の容貌のイメージのギャップの大きさ。

 淡い雰囲気だけれど迫力のある幻想画にはGoogle イメージ検索で触れることができます。思わずひきこまれて抜け出せなくなりそうなこの幽玄な世界観は素晴らしい。

 美術手帖、実はまだ購入していないのだけれど、「彼女はなぜ、このような絵を描かなければならなかったのか」というインタビューが読めるなら是非購入したいものです。

◆関連リンク
DUNE vol.31 特集:PACIFIC  
松井冬子(公式HP)
Yaso 復刊・夜想 第3号/特集#耽美 (公式HP)
YouTube - 松井冬子 自画像を語る
 『日本人と自画像 ~東京芸術大学 4800枚の証言~』より抜粋 (Aug.2007)
博美第181号 平19.3 松井 冬子 (マツイ フユコ)
 知覚神経としての視覚によって覚醒される痛覚の不可避  708/To46/181T

 博士論文のタイトルがとても興味深い。

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2007.12.24

■新刊メモ ポール M.サモン
  『メイキング・オブ・ブレードランナーファイナル・カット』

ポール M.サモン『メイキング・オブ・ブレードランナーファイナル・カット』 
公式HP

 SF映画の金字塔として、今なお輝き続ける「ブレードランナー」。 本書「メイキング・オブ・ブレードランナー」は、その製作の過程を克明に追った究極のドキュメンタリーとして、 1997年に初版が発行された。(略)

 本書は「ブレードランナー」の再生に合わせ、ファイナル・カット誕生に至る経緯とその間の関連事象を解説する新たな章と、主演のハリソン・フォードが、映画公開から25年を経て、初めてその口を開いた貴重なロング・インタビューを追加収録した、「究極のメイキング」のファイナル・カット版である。

 映画のメイキング本に眼がないので、手を出しそうですが、以前の1997年版からの進化の度合いをみてからにしたいと思います。

 いまだにこうして語られる『ブレード・ランナー』なのだけれど、僕は最初の公開の時にはディックの原作が大好きだったのと、映画としてストーリーに眼が行き過ぎていて、実はあまり良い評価をしていなかった。たしかにヴィジュアルには圧倒されたけれど、当時物語視点が強くて、大したSFじゃないじゃんってな生意気な感想を持っていた大学SF研人だった。浅はかな(^^;)。

 後年、映画はやはりヴィジュアルだと段々視点も変わってきて、評価は高くなっていくのだけど、でも最初の印象の影響がでかい。(いまだに『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を完璧に映像化した作品を観てみたいと思い続けている。)

◆関連リンク
店主54才、玩具道(オモチャミチ)の光と影 : ブレードランナーの宇宙に移住する日。

映像に過剰な改変は見当たらず、世界はあの時のままに保存されていた。
大きな変化は鼓膜が聴き分けることとなった。
新しい効果音が幾層にも重ねられ、厚みを帯びて画面から溢れ出し、ついには観客を包み込む。

 やはり『ブレードランナー』と言えば、この方の文章は必読です。あの頃と変わらないクールで熱いあの文体がネットで読めることに感謝です。
Don Shay『Blade Runner: The Inside Story (Transmetropolitan) 』(amazon)
加藤 幹郎『「ブレードランナー」論序説 (リュミエール叢書 34)』(amazon)
【初回限定生産】『ブレードランナー』製作25周年記念
 アルティメット・コレクターズ・エディション(5枚組み)
(amazon)

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