■講演:ここにある仮想世界~「スノウ・クラッシュ」から「電脳コイル」へ
講演:ここにある仮想世界~「スノウ・クラッシュ」から「電脳コイル」へ
講演者:GLOCOM仮想世界研究会 山口浩 鈴木健
そしてオーグメンテドリアリティが実用段階に入ると、コンピュータは計算素子として自然現象を用いるようになる。「物理現象の再現に膨大な計算量を必要と するなら、現実の現象をそのまま使ってしまえば良い」という発想だ。(略)
さすがに近未来の技術 を想定した講演であるために、ビジネスモデルやサービスの形態など「今日明日の、地に足のついた話題」ではなかったが、おそらく、今後数年のうちに、現実 問題として業界が取り組むべき時期がやってくることだろう。
鈴木氏はIPAの未踏ソフトウェア創造事業の天才プログラマー/スーパークリエータということなので(テーマは「伝播貨幣」のデモンストレーションソフトウェアの実装)、今後の『電脳コイル』AR世界実現のための事業プランが語られるのでは、と期待していたのだけれど、このレポートを見る限りは、『電脳コイル』と現状のARの紹介中心の講演だったようだ。
「現実
問題として業界が取り組む」活動は、水面下で着々と動いているのだろうか???
でないと本当に海外に先を越されそう。
◆Georg Klein Home Page
YouTube - Parallel Tracking and Mapping for Small AR Worspaces
オックスフォード大の研究員によるAR:Augmented Realityのための現実世界のトラッキング技術。街に巨大なキャラクタ映像が被さるところは、まさに『電脳コイル』。(上の画像はここから引用)。
この映像が日本で撮られているのは、コイルへの敬意を表して??
◆関連リンク
・磯光雄さんの指の動き:鈴木健の天命反転生活日記 - CNET Japan
先 日、電脳コイルの監督の磯光雄さんと会った。思いのほか脱線して、作画しているときの精神状態、波の動き、身体性、心の理論、ミラーニューロンなどの話な どをして、盛り上がった。なにより、磯爆発や波の動きを説明し、表現するときの指の動きがすばらしく、戦慄してしまった。
この内容が知りたい!そして手の動きを映像で観てみたい。
・「電脳コイル」の「タネ」技術 駒沢大 山口浩氏のリンク集
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