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2008.06.20

■マイクル・コニイ 『ハローサマー、グッドバイ』 山岸真新訳 !

Hello_summer_goodbye『ハローサマー、グッドバイ』(amazon)
             河出書房新社

マイクル・コーニイ 著  山岸 真 訳
定価893円・本体850円

内容紹介
戦争の影が次第に港町を覆うなか、少年と少女は出会う。惑星規模の機密計画が姿をあらわす日が近いことは、いまだ知らずに……少年の忘れえぬひと夏を描いた、SF史上屈指の青春恋愛小説、待望の完全新訳版。

 復刊.comのメールで知りました。
 なんか無性に懐かしいマイクル・コニイ 『ハローサマー、グッドバイ』が、山岸真の新訳で読めるとはたいへん嬉しい。

 にしてもこの表紙は、さすがに照れくさい。
 思わず書店で「娘へのプレゼントなんです。包んでください」といいわけしながら、自分の分を買ってしまうかも(^^;)。

 ネットで誰か何か書いていないかと思ったら、同世代の殊能将之氏が書いてました。
 殊能氏とコニイは、アンマッチな感じなんですが、、、(^^)。

a day in the life of mercy snow. 

オレもおっさんだからさ、「心の故郷」が復活するのはうれしいんだけど、若者たちはなにをやっとるのかね。オレが知らない新しくおもしろいSFやミステリってないのか?

マイクル・コニイ 復刊特集ページ

ブロントメク! マイクル・コニイ  復刊リクエスト投票.

 惑星アル カディアを回る六つの惑星が五二年に一度揃って空にかかる時、高潮に乗って何兆というプランクトンの群れが、海面にカタツムリの足跡のように輝いた。この マインドと呼ばれるプランクトンと巨頭鯨は共生関係にあった。マインドは密集することにより人間のテレパシー能力を増幅させる、リレー効果を持っていた。 人々は催眠術にかかったように次々に海に入り、やがて黒いヒレの群れとひとつになり血の海に呑み込まれてゆく。子供を守る見返りにマインドは餌を要求する のだ。こうして過去二年の間に全人口の3割は他の惑星へ移住、経済は崩壊に瀕していた。そんな折、巨大企業ザリントン機関が経済復興の援助を申し出、アル カディア議会はそれを承諾。やがて移民として無定形生物と巨大トラック・ブロントメクの群れが送り込まれて・・・。

 僕は『ハロー、サマー』より断然『ブロントメク ! 』派でした。
 これ、本当に素晴らしい傑作 ! 続けて河出から山岸氏訳で出版されることを望みます。

◆関連リンク
マイクル・コニイ, 千葉 薫『ハローサマー、グッドバイ』(サンリオ文庫版)
『ブロントメク ! 』(サンリオ文庫版)

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コメント

>say*3 様
>固定客がかなりついてるヒト以外はそうとう難しいかと。
コメントありがとうございます。
確かにそうですよね。
名前だけで新刊が売れるなら作家さんも苦労されないわけで、それを補うために表紙絵もあるわけで。
魅力ある表紙絵は作品のよさもパワーアップしてくれるし。
ただSFって女性にはとっつきにくいイメージがあるので、
手に取りたくなるような表紙絵にしてもらうと
うれしいなって思います。

コニィは未読だったのでこれを機会に読んでみようと思います。BPさんに感謝^^。

投稿: shamon | 2008.06.22 22:46

>>shamonさん

「タイトルと作者」、できないコトはないと思うんですよね。
FTですけど大人向けの<十二国記>はそれで売ってますし。
ただ、例に挙げておられた森さんも含め、固定客がかなりついてるヒト以外はそうとう難しいかと。

投稿: say*3 | 2008.06.22 21:06

>圧倒的にSFは男性寄りの表紙ですね。
読者に男性が多いからなのでしょうが、
女性の目も忘れないでほしいです。
バローズの「火星のプリンセス」デジャー・ソリス姫くらいならいいんですけど。

森博嗣さんじゃないですが、
シンプルにタイトルと著者名だけってのは
日本では難しいのかな。


投稿: shamon | 2008.06.22 17:20

表紙の話ですと、ティプトリーJr.「たったひとつの冴えたやりかた」なんてのは、かなり手にとりやすいと思うんですよね。
川原由美子さんの絵は両性とも魅かれると思うし。
でも<十二国記>のように「一般向け」「少女向け」とふたつ出す方法もあったりしますし(あれだけ売れてないと無理でしょうが)。

投稿: say*3 | 2008.06.22 15:17

 山岸真さん、こんにちは。
 まさか山岸さんからコメントいただくとは思ってもみなかったので、恐縮/大感謝です(^^)。

>>いつも読ませていただいております。(日本沈没のシナリオについての記事や、電脳コイル関係の記事、とても参考になりました)

 こちらこそ、翻訳書と英米の最新SF動向、いつも楽しませていただいてます。
 うちのBlog、見ていただけて嬉しいです。時々は翻訳SFの感想なども書いていますが、いいかげんなこと書いてなかったか汗!って感じですが。

>>ハローサマーの売れ行きがよかった場合、“とりあえず”ハローサマーの続篇の翻訳を実現できるのではないかと、訳者と担当編集者は希望を持っていますので、よろしくお願いします。

 続編 ! 実は不勉強で、続編の存在を知りませんでした。
 素晴らしい情報を書いていただき、ありがとうございます。
  マイクル・コニイ - Wikipediaにも続編について記載されていないですね。調べてみると、"I Remember Pallahaxi"というのですね! 是非続編が刊行されるよう、これ、ちゃんと記事で紹介させていただきます。微力ですが、『ハローサマー、グッドバイ』応援キャンペーン、ということで、、、(^^;)。

>>といってもぼくもじつは、『ブロントメク ! 』への思いいれのほうがはるかに強く、オールタイム・ベスト投票でもだいたい5位以内にいれています。

 そうでした。ベスト投票でコメントを読ませていただいた記憶。

>>先日『ブロントメク ! 』を読みかえし、その際、最初の数章を原書とちらちら比べてみたのですが、訳文がコーニイの文章の雰囲気をみごとに表現していることに驚かされました。この遠山訳をコーニイ作品のイメージとして刷りこまれた、ともいえるでしょうか。いずれにせよ、絶対復刊されていい本だと思います。

 これもとても貴重なコメントでありがたいです。僕たちが読んでいた遠山 峻征訳『ブロントメク !』は、まさしくコニイの本だったわけですね。まさに復刊が望まれます。


 ではでは、本当に貴重な情報、ありがとうございました!


>>ALL

 Amazonのマーケットプレイスに『ブロントメク ! 』が今現在、12冊在庫。
 最近はサンリオも値段がこなれてきていますね。(アフェリエイトの実績リストで確認すると、一昨日のうちの記事からのアクセスで既に2冊売れたようです。)

投稿: BP | 2008.06.22 09:40

 say*3さん、shamonさん、毎度コメント、ありがとうございます!

>><氷>の復刊に続けて嬉しい・・・んですが(汗。
>>この表紙はなんとかならんのか(滝汗。

>>女性としては歓迎です^^;。
>>SF小説のカバー絵って「いかにもっ!」が多くて
>>レジに持っていくと「あなたがこれ読むの?」って
>>顔をされることが多々あって・・・。

 あ、shamonさんの言われることはもっともですね。say*3さんや私たち男性はどうしても抵抗ある反応をしてしまいますが、女性の立場だと確かに他の本が買いにくい。圧倒的にSFは男性寄りの表紙ですね。

 そうやって考えると、コニイは女性に読んでもらいたい作品だったりしますから、この表紙は大正解なのか。あと僕がいつも拒絶反応している奇想コレクションの松尾たい子さんの表紙も、こうした海外SFの普及のためにはもしかして的確なのかも。

>><新しい太陽の書>でもそうなんですが、やっぱイメージがですねぇ。

 これも今風の絵で若い人を取り込みたい作戦なのですね。僕は天野嘉孝の以前の絵が好きですが、、、。

 なんにしても翻訳書がもっと売れて、いい作品がどんどん出てくるのを祈って、あまり表紙に文句ばっか言ってるのも良くないのかも。

 やはりこういうのって、いろんな方の意見がいただけるのっと、勉強になりますね。

投稿: BP | 2008.06.22 09:36

>にしてもこの表紙は、さすがに照れくさい。
女性としては歓迎です^^;。
SF小説のカバー絵って「いかにもっ!」が多くて
レジに持っていくと「あなたがこれ読むの?」って
顔をされることが多々あって・・・。

投稿: shamon | 2008.06.22 08:21

いつも読ませていただいております。(日本沈没のシナリオについての記事や、電脳コイル関係の記事、とても参考になりました)
ハローサマーの新訳についてコメントいただき、ありがとうございます。既読の方も新訳であらためて読んでいただく価値はきっとあると思います。(なお復刊ドットコムに表示されているのはじっさいは予価で、定価893円・本体850円と決定しました)
ハローサマーの売れ行きがよかった場合、“とりあえず”ハローサマーの続篇の翻訳を実現できるのではないかと、訳者と担当編集者は希望を持っていますので、よろしくお願いします。
といってもぼくもじつは、『ブロントメク ! 』への思いいれのほうがはるかに強く、オールタイム・ベスト投票でもだいたい5位以内にいれています。
先日『ブロントメク ! 』を読みかえし、その際、最初の数章を原書とちらちら比べてみたのですが、訳文がコーニイの文章の雰囲気をみごとに表現していることに驚かされました。この遠山訳をコーニイ作品のイメージとして刷りこまれた、ともいえるでしょうか。いずれにせよ、絶対復刊されていい本だと思います。

投稿: 山岸真 | 2008.06.21 01:34

<氷>の復刊に続けて嬉しい・・・んですが(汗。
この表紙はなんとかならんのか(滝汗。

<新しい太陽の書>でもそうなんですが、やっぱイメージがですねぇ。
そうは言っても、昔のハヤカワ文庫が松本零士とかモンキー・パンチとか採用してたのと同様、時流に合わせて「ジャケ買い」させようとするのは仕方ないことなんでしょうが。

投稿: say*3 | 2008.06.20 08:12

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