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2008年12月

2008.12.31

■2008年 究極映像研のアクセス解析

■2007年 究極映像研のアクセス解析

 一年間、究極映像研にアクセスいただき、ありがとうございました。
 昨年に続き、アクセスの状況をまとめ、一年を締めくくりたいと思います。

Ufil_access_2008_2 ◆総アクセス数
 右図に示したのがGoogleで記録された年間のアクセス状況。総アクセス448421件、平均1228件/日です。

 昨年が総アクセス53万件、平均1450件/日なので、15%ほどダウン。特にグラフを見てわかるのが11月からの落ち込み。本業に忙殺され記事が減り、かつ一本づつにかける時間が減っていたので、そうしたところがまさにアクセス数に出ているのでしょうね。

 やはりこういうのは如実に数字に出るので怖いです。と言っても年が明けても相変わらず仕事は忙しいので、どうなることやら。あたたかく見守っていただければ幸いです。

◆記事ごとアクセス数
 
これも年間で示せるといいのですが、ココログの機能としては4ヵ月の分析しかできないので、今年の9月からの集計です。

 特に比率を見てもらうといいかと思います。

                                                                                                                                                                       
 記事アクセス数比率
1トップページ40,62322.3%
2■世界初海中ホテル「ハイドロポリス&   ドバイ衛星観光 4,9102.7%
3■   『ファンタスティック・アート・オブ・ベクシンスキー』3,8722.1%
4■HDR(High Dynamic   Range)写真3,7432.1%
5■デジタル3Dシネマ方式比較  リアルD   v.s. ドルビー3D1,9721.1%
6■『電脳コイル』探索  複合現実と強化/拡張現実1,8101.0%
7カテゴリ ロボット1,8031.0%
8■空中撮影 摩天楼 ブルジュ・ドバイ1,8011.0%
9■ポーランド現代絵画孤高の巨人 ベクシンスキー1,6650.9%
10■F14戦闘機が音速を超えた瞬間1,6560.9%
11■電動バイク Axle EV-X71,6160.9%
12■DIYパルスジェットエンジン by   Bruce Simpson1,4450.8%
13■リンチ監督の新作は資生堂リバイタルグラナスCM1,3460.7%
14■池谷裕二 『進化しすぎた脳  』 感想・11,3140.7%
15■作曲 : 菅野よう子, Ilaria   Graziano " i do "1,2840.7%
16■『スタジオジブリ・レイアウト展』宮崎駿   金田伊功1,1520.6%
17■巨大ロボット2点 La Machine   & Festo1,0660.6%
18カテゴリ テクノロジー1,0100.6%
19カテゴリ 立体映像9620.5%
20■神山健治 『攻殻機動隊 S.A.C.   SSS』謎解き9410.5%

 今年アクセスが伸びたのが「ドバイネタ」。
 検索サイトからのアクセスが伸びているようです。検索ワードでランクを見ると、これもはっきりとデータが示しています。

◆検索ワードとアクセス数

                                                                                                                                                                       
 検索ワード/フレーズ 件数比率
1 ベクシンスキー1,6891.9%
2 ハイドロポリス1,4471.6%
3 HDR9561.1%
4 Hydropolis Hotel8801.0%
5 ブルジュ・ドバイ8731.0%
6 パルスジェット5920.7%
6 究極映像5920.7%
8 HDR写真5090.6%
9 パルスジェットエンジン4020.4%
10 ドバイ 海中ホテル3580.4%
11 site:bp.cocolog-nifty.com3510.4%
12 町山智浩3490.4%
13 究極映像研究所3300.4%
14 海中ホテル3250.4%
15 グーグルムーン3150.4%
16 未来の車3130.3%
17 hdr3060.3%
18 金田伊功2970.3%
19 ベクシンスキー 公式2870.3%
20 ズジスワフ・ベクシンスキー2620.3%

 これもココログの9~12月の結果。バブルがはじけたドバイのニュースで、「ハイドロポリス」をネット検索する人が増えたのでしょうね。 あとベクシンスキーがトップ。これは次のAmazonの結果にも表れています。

◆アマゾンアフェリエイトの冊数

                                                                                                           
 品目件数
1The Fantastic Art of   Beksinski46
2電脳コイル (ロマンアルバム)11
3電脳コイル ビジュアルコレクション8
4進化しすぎた脳 (ブル-バックス)5
5リボルテックヤマグチ No.43   鉄人28号4
5アニメーションノート no.9   (2008)4
5光車よ、まわれ! (ピュアフル文庫 あ   2-1)4
5巨人譚 (光文社コミック叢書SIGNAL)4
5美術手帖 2008年 09月号 [雑誌]4
10Harold & Purple   Crayon: More Harold Stories3
10EPSON インクカートリッジ   ICBK503
10ゆらぐ脳3
10攻殻機動隊STAND ALONE   COMPLEX原画集3
10深井克美―未完のランナー   (ミュージアム新書)3
10篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝 3
10進化しすぎた脳 (ブル-バックス)3
10電脳コイル企画書3

 ベクシンスキーが圧倒的にトップ。洋書なのに凄い。
 これは昨年の結果と同じ。今年は特に右側の柱部分に、常にベクシンスキーのこの画集を置いたのが結果を伸ばしたと思われます。もしかしてこの洋書の冊数を日本一紹介しているサイトになるのかも(^^;)。

 あとは『電脳コイル』関係が地道にランクイン。こうした好きな作品を多くの方に(といってもわずかですが)紹介できているのは記事を書く原動力になります。
 また皆さんにいただいたポイントで、次の記事の資料(兼自分の趣味ですが(^^;;))を入手して紹介したいと思います。

 というわけで一年を簡単に数字でまとめてみました。
 ではでは来年もできる限り、世界の究極映像作品を追いかけていきますので、お付き合いいただければ幸いです。良いお年を!!

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2008.12.27

■新刊メモ 『歌うネアンデルタール』 『異端者の快楽』
  『エレクトリックな科学革命』

: スティーヴン・ミズン『歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化』

 音楽は進化の過程でことばの副産物として誕生したというのが、これまでの主要な意見であった。しかし、ミズンは、初期人類はむしろ音楽様の会話をしていたはずだとし、彼らのコミュニケーションを全体的、多様式的、操作的、音楽的、ミメシス的な「Hmmmmm」と名づけた。絶滅した人類、ネアンデルタールはじゅうぶんに発達した咽頭と大きな脳容量をもち、この「Hmmmmm」を使うのにふさわしい進化を遂げていた。

 20万年前の地球は、狩りをし、異性を口説き、子どもをあやす彼らの歌声に満ちていたことだろう。一方、ホモ・サピエンスではより明確に意思疎通するために言語が発達し、音楽は感情表現の手段として熟成されてきたものと考えられる。

 認知考古学の学者スティーヴン・ミズンの本。
 (あ、これ新刊でなく2006年発行。最近本屋で見かけたので、、、。)
 意識と言語と映像認識の関係も当Blog記事の関心領域なので(^^)、メモメモ。

 ネアンデルタールが歌を歌っていたというのは、かなり詩的な映像になりますね。映画としても面白いかも。

見城徹『異端者の快楽』

僕はきっと絶望して死ぬだろう。死ぬとはそういうことなのだ。
しかし、絶望しきるために熱狂して生きなければ人生に何の意味があるだろうか。
その時まで僕は悲痛な日を送らなければならぬ。異端者の快楽を唯一の友にして。

 この既に伝説的な編集者の本、表紙も内容も刺激的です。
 雑誌で見城氏が愛犬(シェルティー)といっしょにニコニコして写っている写真をみた。んで、こわもてなこの編集者に最近、親近感を持ったのでした(^^)。

デイヴィッド・ボダニス『エレクトリックな科学革命―いかにして電気が見出され、現代を拓いたか』

電気が「流れる」とはどういうことか。何もないところを伝わる「電波」というものがあることに、いったい誰がどのようにして気づき、確かめたのか。ここには数式を知らなくても面白く鑑賞できる、知的かつ人間的なドラマが脈々と続いている。傑作『E=mc2』のボダニスが贈る、電気・電子の発見・開発物語。

 あ、これも2007年の本(^^;)。ロシア・アバンギャルドな表紙がいい。
 今回の3冊は本屋で表紙にひかれて、紹介したくなった本たちです。本の表紙ってどうしてこんなに魅力的なのでしょうね>>本好きの皆さん。

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2008.12.26

■予告編 テリー・ギリアム監督
  『パルナッサス博士の想像力:Filming of The Imaginarium of Doctor Parnassus』

Filming_of_the_imaginarium_of_docto YouTube - The Imaginarium of Doctor Parnassus - Teaser Trailer.
Wikipedia Official Site - Coming Soon

 予告篇というよりはメイキング。
 プロダクションデザインやセット模型をみることができる。そしてさらにCGのラフ画像。最近の映画は、テザー広告の素材にこういうものが使えるのが面白い。
 どこをきってもギリアム印な雰囲気で期待できます。

 公式サイトはまだ正式オープンしてないです。

◆関連リンク
YouTube - Filming of The Imaginarium of Doctor Parnassus
 ロケ現場の舞台の裏。

当Blog記事
テリー・ギリアム新作情報 『パルナッサス博士の想像力:The Imaginarium of Dr. Parnassus』

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2008.12.24

■新刊メモ ウィリアム・ギブスン『スプーク・カントリー』
  ギブスン、磯光雄に挑む!?

ウィリアム・ギブスン『スプーク・カントリー』

 1990年代にカルト的な人気をはくしたロック・バンド〈カーヒュー〉のヴォーカルだったホリス・ヘンリーは、バンドの解散後、フリーのジャーナリストになっていた。そんなホリスに、広告業界の大物ヒュベアトス・ビゲンドが創刊する新雑誌〈ノード〉に取材記事を書いてほしいという依頼がきた。それは、仮想現実用の特殊バイザーをつけると、現実の光景に重ねあわせるように別の光景が見られる一種の臨場感アートの取材だった。〈ヴァイパー・ルーム〉の前に倒れているリバー・フェニックス、ヘルムート・ニュートンに捧げるヴァーチャル・モニュメント……。このアートの制作に協力している天才ハッカー、ボビー・チョンボーに紹介されたときから、ホリスは謎の事件へと引きこまれていく。

 邦訳は『パターン・レコグニション』から既に4年ぶり。
 前作も「フッテージ」と呼ばれる「究極映像」を描いた当Blogネタにピッタリの題材だったけれど、なんと今度は『電脳コイル』のようなミックスド・リアリティもの。

 ギブスンは果たして『電脳コイル』を観ているか? 巽先生、是非DVDを送ってあげてください。

 というわけで、本日Amazonからこの本、到着。今週読みます。(『TAP』はちょっと脇において(^^;))

当Blog記事
『パターン・レコグニション』

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2008.12.22

■ジェームズ・キャメロン監督『アバター:Avatar』予告篇
  & 『禁断の惑星』リメイクの情報

Avatarhorz
YouTube - James Cameron's Avatar Teaser Trailer

 以前も記事で紹介したキャメロンの『アバター:Avatar』、公開は来年09年12/18とまだ一年も先。最近の情報をひさびさにネットでクリップしてみました。まずはYouTubeのテザー予告篇。イメージ映像で、まだまだ本編映像は公開されてないようです。

Two lenses image - Photos: The technology behind 3D movies - CNET News.
ジェームズ・キャメロン監督が「アバター」の映像革新を語る :eiga.com.

フュージョン3Dカメラシステム (Fusion 3D Camera System)
 「フュージョン3Dカメラシステム」は、キャメロン監督と撮影監督ビンス・ペイスにより共同開発されたシステムで、2台のSONY HDCF950 HDカメラを使用することでステレオスコープによる3D映像を作り出すことができる。このシステムが初めて実用化されたのがキャメロン監督によるIMAX 映画「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」(03)

Image4  本Blogとして興味のあるのが、この3Dハイビジョンビデオカメラ。
 調べるとカメラは右の写真のようなもの。

 『アバター:Avatar』でデビューするカメラかと思ったら、実はすでに『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』に使われている。

センター・オブ・ジ・アース 3D (Blu-Ray, R-1) JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH 3D Hi-Res Cover-Art added.

立体デジタル撮影装置フュージョン・カメラ・システムによる3D映画(開発にはジェームズ・キャメロンも参加)。

 上映中のこの映画でも使用しているようです。
 にしてもこんなカメラで撮ったら、撮影後すぐに現場で立体映像を確認できるんでしょうね。スタッフと俳優全員が液晶メガネをかけて、ロケ地で立体視している光景が眼に浮かびます。シリアスな映画でもギャグな光景? キャメロンは大作でなく、ドラマチックな掌編も立体映画にする予定とか↓また趣味のダイビング映画(^^)。

ジェームズ・キャメロン監督が「アバター」と3D映画の効果を語る!eiga.com
ジェームズ・キャメロン監督が3D超大作「アバター」その後を語る eiga.com.

 3D超大作「アバター」(09年12 月全米公開)を製作中のジェームズ・キャメロン監督が、「アバター」の次に、実在のキューバ人ダイバー、ピピン・フェレーラスとそのフランス人妻オード リー・メストレをめぐる「ザ・ダイブ(The Dive)」という実話ラブロマンスを3D技術により映画化する予定だという。

IESB.net - Movie News, Reviews, Interviews and More! - IESB Exclusive: FORBIDDEN PLANET May Have a Director.

 そして先週末のニュースで、キャメロンによる『禁断の惑星』のリメイクの情報。
 『地球の静止する日』のリメイクが当たれば、俄然『禁断の惑星』の再製作も現実味を帯びてくるか? 僕はこの時代のSFではダントツで『禁断の惑星』が一番好きなので、キャメロン映画化を熱望。

 『禁断の惑星』のロボット ロビーと、あの深層無意識の具現化映像を最新3D CGで是非観たい。でも音楽はぜひテルミンでね。

◆関連リンク
ジェームズ・キャメロン監督の新作「アバター」、撮影完了! : eiga.com.

キャメロンは現在、ニュージーランドの WETAスタジオで特殊効果撮影と編集を進めており、完成までにあと1年半以上はかかるそうだが、最新技術が大好きなキャメロンは、本作の実写とCGアニメを併用した新方式の3D映画という新たな技術に大満足。「これがいい作品になるか、偉大な作品になるか、ひどい作品になるかは分からないが、観客が想像 したこともなかった映像になることは間違いない。そして、この映画の技術面には、この業界全体が興味を持つに違いない」と自信たっぷりだ。09年12月 18日と公式発表された全米公開が今から楽しみだ。

Avatar novedades.
Welcome To Giant Studios

当Blog記事
ジェームズ・キャメロン監督『アバター』
 パフォーマンス・キャプチャー技術と3Dフュージョンカメラ

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2008.12.19

■新刊メモ 『柴田元幸ハイブ・リット』 『村上春樹ハイブ・リット』
 & レイモンド・カーヴァーの関連映像

『柴田元幸ハイブ・リット』(amazon)

収録作品:※朗読はすべて作者
ハッピー・バースデイ/バリー・ユアグロー
私たちがやったこと/レベッカ・ブラウン
大いなる離婚/ケリー・リンク
ペット・ミルク/スチュアート・ダイベック
雪人間/スティーヴン・ミルハウザー
オーギー・レンのクリスマス・ストーリー/ポール・オースター

『村上春樹ハイブ・リット』(amazon)

収録作品:
レイニー河で/ティム・オブライエン(朗読:ティム・オブライエン)
ささやかだけれど、役に立つこと/レイモンド・カーヴァー
                  (朗読:グレッグ・デール)
レーダーホーゼン/村上春樹(朗読:ジャック・マルジ)

 さすがにレイモンド・カーヴァーの朗読は残っていないのですね。
 とても残念。でもケリー・リンクとポール・オースターは、是非聴いてみたいもの。

◆レイモンド・カーヴァーの関連映像
 というわけで、Youtubeでカーヴァーを検索してみました。さすがYoutube、いくつもの映像があります。これは別途じっくり見て記事にしないといけないですね。(今週、本業がテンパッてて簡単な紹介にとどめます)

・YouTube - Raymond Carver
 カーヴァーの母がレイモンドについて語っています!
・YouTube - Raymond Carver (1 of 5)
 こちらもカーヴァーのドキュメンタリー。このビデオの最後にカーヴァーの語る映像が収録されています!
YouTube - Raymond Carver (2 of 5)
 こちらは冒頭から本人の語り。そして後半には"Why don't you dance?"を原作にした短編映画が収録。
YouTube - Cathedral: After the Blind Man Came.
 こちらは傑作「大聖堂」にインスパイアされた学生のショート・フィルム

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2008.12.17

■ギレルモ・デル・トロ監督『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』に続き
  『ホビットの冒険』2部作 『ピノキオ』

Hell_boy_2映画「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」
 オフィシャルサイト

HELLBOY II: THE GOLDEN ARMY
 - Official Production Site

 『パンズ・ラビリンス』を観て、この監督の異世界描写と丁寧な物語の構築にやられました。

 で、遅まきながらアメコミの映画化作品『ヘルボーイ:Hell Boy』一作目もDVDで鑑賞。
 これまた、映像美と幻想味が魅力的な一本で感動。

 そして来月公開されるのが、この『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』。こちらもさらに凝った映像になっています。リンク先ではメイキングビデオも観られて、興味深い。

「ホビットの冒険」の監督に、ギレルモ・デル・トロが正式就任! : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com.

(ピーター・ジャクソンらは)デル・トロ監督について「童心を忘れない映画の魔術師」とベタ褒め。「“ミドル・アース”への旅をするのに、デル・トロ以外の監督は考えられない」と持ち上げた。(略)
 「ホビットの冒険」2部作の全米公開は2011年、2012年になるようだ。

 『ロード・オブ・ザ・リング』を撮ったニュージーランドのピーター・ジャクソンの本格的なファンタジー描写に続き、メキシコのギレルモ・デル・トロ監督のダークな魅力に溢れた堂々としたファンタジーに今後も期待です。

ギレルモ・デル・トロ監督、ストップ・モーション映画「ピノキオ」を企画 - シネマトゥデイ.

 ファンタジー・アーティストのグリス・グリムリィによる「ピノキオ」をストップ・モーション・アニメで映画化しようと考えているそうだ。

 そしてグリス・グリムリィの『ピノキオ』。
 ギレルモ・デル・トロ監督の勢いは止まりません。(アメリカでは『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』は当たらなかったようだけれど、、、。)

◆関連リンク
『映像+ 5 VFXと特殊撮影の現場』(amazon)
 書籍ガイド / Book Guide

特集は最新CGを駆使したヴァーチャル・アクターによるVFX映像と、「仮面ライダー」「ゴーオンジャー」の特殊撮影現場。巻頭ではエイリアン、プレデ ター、シザーハンズ、ジュラシックパークからアイアンマンまで、キャラクターデザイン、造形を手がけた巨匠・スタン・ウィンストン追悼と、09年正月公開 の「ヘル・ボーイ/ゴールデン・アーミー」キャラ全部紹介。

No.5 — Cinefex日本語版.

無数の奇妙な 生物とファンタジーの世界を創るためにデル・トロ(Del Toro)は、メイクアップとアニマトロニック・エフェクトをDDTエフェクト・エスペシャルズ(DDT Efectos Especiales)に頼み、カフェFX(CafeFX)にビジュアルエフェクトを依頼した。

Ddt_efectos_especialesDDT EFECTOS ESPECIALES
 メキシコのSFXスタジオ

 

ギレルモ・デル・トロ監督『ヘルボーイ:Helboy』
JIVE AMERICAN COMICS

ヘルボーイ:プラハの吸血鬼 映画「ヘルボーイ2:ザ・ゴールデン・アーミー」(原題)アメリカ公開記念出版!! アメコミ『ヘルボーイ』シリーズ2年ぶりの7作目。世界の破壊者たる 己の運命を辿り彷徨うヘルボーイのプラハ、アフリカなど世界各地を舞台とした魔物との闘いを描くヘルボーイ・サーガ第2章の第2弾作品。

店主55才、玩具道(オモチャミチ)の光と影 : 高さ18センチのグリス・グリムリィ・ワールド。

当Blog記事
ギレルモ・デル・トロ(Guillermo Del Toro)監督『Pan's Labyrinth:パンズラビリンス(牧羊神の迷宮)』予告篇

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2008.12.15

■ミロスラフ・カチョル監督『チェコ人形アニメの巨匠たち
  :Golden Age of Czech Puppet Animation』

チェコアニメワールド

『チェコ人形アニメの巨匠たち
 Golden Age of Czech Puppet Animation』




監督:ミロスラフ・カチョル
2008年/チェコ共和国/カラー/68分/
配給:アットアームズ 公式サイト 

2008.12/20(土)-2009.1/16(金)
ユーロスペースにてレイトショー

同時上映
ブジェチスラフ・ポヤル
 「りんごのお姫様」(1973年/15分)
イジー・バルタ
 「ゴーレム」パイロット版(1996年/7分)

 これは、比類なき芸術家たちのドキュメンタリーである。

 イジー・トルンカ、ヘルミーナ・ティールロヴァー、カレル・ゼマンといった、世界のアニメーションの歴史にチェコアニメの名前を刻んだ巨匠たちから、現在 も活躍するブジェチスラフ・ポヤル、ヤン・シュバンクマイエル、イジー・バルタといった監督たちに至るまで、日本未公開の作品や貴重な制作中の映像ととも に、作家の心、作品への情熱や思いもよらない創意工夫の数々が数多く語られている作品に仕上がっています。

 これはチェコのアニメーション製作現場をとらえたドキュメンタリー。
 こうした映像が紹介されることは少ないので、とても貴重なフィルムになっていると思われる。特に日本のファンには、嬉しい一本。

Photo ポヤルの全作品を解説した評論集
『ブジェチスラフ・ポヤル チェコアニメ芸術を高めた手仕事』
(+act.:.)

 そしてもうひとつ、チェコのアニメ監督のボヤルについて、論じた評論集。

 サブ・カルチャーとしてのチェコ人気のおかげで、10年前では考えられないようなこうした本が出てくるのはとても嬉しいものです。

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2008.12.12

■InTru3D『MONSTERS VS ALIENS:モンスターズvsエイリアンズ』予告編
 Rob Letterman&Conrad Vernon:ロブ・レターマン&コンラッド・ヴァーノン監督

Monsters_vs_alienMONSTERS VS ALIENS
: In Theaters March 27, 2009

 立体映画の方式としては、real DとIMAX 3Dでの上映。『シャークテール』と『シュレック2』のふたりの監督による共同監督作。

 予告篇はコメディとSFチックなシーンがなかなか良い感じでミックスしている。
 こんな映画が立体映画で観たかった。やはり3DにはCGアニメーションがマッチすると思う。これは家族で行きます。

◆関連リンク
The Inside Scoop · InTru3D Archive.
 IntelとDreamWorksのコラボ。
 InTru3Dは立体映画の上映方式でなく、制作システムのようですね。
Intru™ 3D, 3D Animation with Intel and Dreamworks
 アニメの歴史を語って、最後にInTru 3Dのロゴを示したIntelの予告編。
3-D vision doesn't waver
 hr/photos/stylus/25134-Monsters_Aliens_341x182.jpg

◆関連当Blog記事
デジタル3Dシネマ方式比較  リアルD:REAL D   v.s. ドルビー3Dデジタル:Dolby 3D Digital Cinema.
デジタル3D CGシネマ 立体映画 REAL D  ロバート・ゼメキス監督『ベオウルフ/呪われし勇者』


 

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2008.12.11

■新刊メモ 『機甲天使ガブリエル』 『TAP』
  『エンジン・サマー』 『人造人間エルヴィス』

加藤 直之, 宮武 一貴『機甲天使ガブリエル』(amazon)

(略)ハインライン『宇宙の戦士』のパワードスーツを宮武と私の2人で世に送りだしてから8年後の1985年。宮武は『機甲天使ガブリエル』で様々なパワードスーツを考え出した。(略)大学や企業や軍隊で実物のパワードスーツが生み出されつつあるこの時点でも参考になるアイデアが、ここにはある。

機甲天使ガブリエル(公式HP) デザイン画&設定資料集。

 学生の頃、スタジオぬえファンだったので、こういうの見るとワクワク。

グレッグ イーガン, 山岸 真訳  奇想コレクション『TAP』

脳に作用して言語能力を向上させる極小マシンTAPを使用していた老詩人が、密室で死んだ。これは殺人事件か? その真相は……表題作「TAP」ほか全10編を収録した、現代SFの最先端作家イーガンの日本オリジナル傑作選。

 イーガンの短編集。これはさっそく購入!

ジョン クロウリー, 大森 望訳  奇想コレクション『エンジン・サマー』

 はるかな未来。機械文明は崩壊し、さまざまな遺物のなかで、独自の文化が発達した世界。少年“しゃべる灯心草”は、みずからの旅の顛末を語りはじめる。聖人になろうとさまよった日々、“一日一度”と呼ばれた少女との触れあい、“ドクター・ブーツのリスト”との暮らし、そして巨大な猫との出会い―そこからじょじょに浮かびあがってくる、あざやかな世界。彼の物語は、クリスタルの切子面に記録されていく…いまも比類ない美しさを放つ、ジョン・クロウリーの幻想文学の名作、ついに復刊。

 これ、実は未読。また紹介文で読みたくなったので、今回は必ず読みます(^^;;)。

奥田鉄人『人造人間エルヴィス』

 エ ルヴィス・プレスリーの魂とブルース・リーの身体機能を持つロボット、東京に降臨。 「マトリックス」+タランティーノ+ロックンロールなソウルセイバー・ストーリー。

 現代の日本。巨大芸能コングロマリット総帥の思惑により製造された、人造人間エルヴィス・リー。「エニタイム喧嘩上等」のやくざやミュージシャン、彼に惚 れ込んだ者たちに囲まれ暮らしたハッピーな日々は長く続かなかった。エルヴィスを造り上げた先端技術を軍需企業が狙い始めたのだ──。

 こりゃすごい。僕はここから実在したP・K・ディックのアンドロイドを思い出した。

◆関連リンク
夏目房之介の「で?」   奥田鉄人(ロボット)『人造人間エルヴィス』

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2008.12.10

■森田童子「淋しい雲」 ミセス・カーマイケルの正体

Morita_douji  昨日の『ザ・マジックアワー』のタイトルとなっている「マジックアワー」は、昼と夜の狭間の夕闇の迫るあの時間のことである。そこから想い出したのが、森田童子の歌。

森田童子 淋しい雲 (YouTube)

君の好きなミセス・カーマイケル
僕もいいと思うよ
夏休みが終わったら もう逢えなくなるね
そしたら時々懐かしいミセスの話をしようよ
夏の町の夕暮れ時は 泣きたいほど淋しくて
君一人ではとてもやってゆけそうもないから

 とくに「マジックアワー」が美しいのは夏。その情景をみごとに切り取ったのが、この歌なのだけれど、ひさしぶりに聴いてみて、あらためて森田童子の歌に聞惚れてしまった。

 透明感のある歌というのはよくある表現だけれど、僕はいつも透明感という言葉から、どうしても森田童子を想い出す。
 若い繊細な神経が張りつめたような感性を歌う森田の歌は、自分の10代後半~20代前半(引退は83年)にこの歌手がいたことで、感覚のタイムマシンのように、当時のいろんな気持ちを思い出させてくれる。

 各世代に「森田童子」のような感覚のタイムマシンになるような位置の歌手がいるのだろう。だけれどもなんだか「森田童子」のそうした機能を持つ歌声は唯一無二なのではないかと思えてしまう。(唯一無二と思えるところが、まさに各世代にとってのこの位置の歌い手ということなのでしょうね(^^;))

 ということで、しばし想い出に浸ってしまったのだけれど、本題はこの歌に出てくる「ミセス・カーマイケル」なる人物について。
 今回、ひさびさにこの歌を聴いて、ふと「ミセス・カーマイケル」って誰?と思って検索してみた。過去にも気にはなっていたのだけれど、当時はグーグルなんてなくて、調べることはできずに、たぶん海外の歌手だろうくらいに思っていたのだ。

館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

新スタートレック(Star Trek:The Next Generation) 第125話 タイム・スリップ・エイリアン(後編) の登場人物でね~べか?
同じ、童子の 「グリーン大佐答えてください」って歌の、グリーン大佐も、スタートレックの登場人物だから。 (オ サム)

「新スタートレック」って、1987年からでした。 森田童子は1952年生まれで、 この歌の舞台は、高校か大学だろうから、 60年末から70年はじめですよね。 そうすると、違う感じ。(岡花見)

ルシー・カーマイケルなら知ってる。
アメリカのTVに出てた、やたらとテンションの高いおばはんです。(F本)

 一瞬、森田童子と『スター・トレック』がつながるかと思ったのですが、どうやら、ミセス・カーマイケルの正体はこれみたい。

Mrs_carmichaelSuper! drama TV | ルーシー・ショー

コネチカット州 ダンフィールドに住む、離婚女性のルーシー・カーマイケルは、2人の子供クリス、ジェリーとの3人暮らしを楽しむトンでる主婦。お隣に住んでいるのは同じ 離婚主婦のビビアンとその息子シャーマンの2人。彼女たちは、ルーシーの口座のある銀行に勤めるカタブツの銀行員ムーニーさんを何かと巻き込み、さまざま な騒動を起こしてしまいます。

 ルーシー・ショーのルーシーがカーマイケルだったんだ!!
 まさか森田童子とコメディがつながるとは!!インターネットって便利。

◆関連リンク というわけでいろいろと。
lucy carmichael - Google イメージ検索
Mrs. Carmichael (Character)
 from "Star Trek: The Next Generation" (1987) (IMDb)
Amazon.co.jp: Mrs. Carmichael: Ruth Silcock: 洋書
 どんな内容なんだろ。
Mrs carmichael - Google イメージ検索
Mrs. Carmichael HP 全く歌と関係ない人のHP
マザースカイ =きみは悲しみの青い空をひとりで飛べるか=
 僕が初めて聴いたアルバムはこれです。
 ●ぼくたちの失敗●ぼくと観光バスに乗ってみませんか ●伝書鳩
 ●逆光線●ピラビタール●海を見たいと思った●男のくせに泣いてくれた
 ●ニューヨークからの手紙●春爛漫●今日は奇跡の朝です
・フランスのmondialitoによりカバーされた「ぼくたちの失敗」notre echec
 声は澄んでいて美しいが、透明感では圧倒的に森田。
・森田童子の肉声 RADIO TALK 1/2
 森田童子 スタジオライブ こちらのラジオの方が良い。
 肉声の朴訥と語る詩のような言葉、グッときます。
森田童子 - Wikipedia
森田童子研究所

人はそれぞれ崇高な孤独を持っていればいい。

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2008.12.08

■三谷幸喜監督 『ザ・マジックアワー:The Magic Hour』
  『ザ・マジックアワー』と『サンセット大通り』と『マルホランドドライブ』

Magic_hour_taneda オフィシャルサイト
種田さん(blog「三谷幸喜の、みちたりた1日」)
プロダクションノーツ
 美術監督アレクサンドル・トローレネル 

 三谷監督が、敬愛するワイルダーに取り組むなら、私はトローネルに挑もう(略)

 上記の言葉は、『ザ・マジックアワー』の美術監督 種田陽平氏の言葉。

 ここで美術監督の挑戦が宣言されているのが、『天井桟敷の人々』等の美術監督アレクサンドル・トローネル(Wikipedia)。残念ながら僕はほとんどこのブタペスト生まれのトローネル氏による美術を論ずるほど氏の作品を観たことがないが、Alexandre Trauner (Google イメージ検索)でデザイン画を観ることができる。

 映画『ザ・マジックアワー』の美術の素晴らしさにまずため息をついた。
 ノスタルジックなセットがとても良い雰囲気を出して、冒頭からもうこの映画独特の世界を見事に表現している。そしてそれは、プロダクションノーツに記されているこの映画のキーとなるこんな言葉にダイレクトにつながる。

 「まるで映画の世界。ここにいるといつも思うんです。あのビルも、あっちのホテルも、でっかいセットに見えません?」綾瀬はるかさん演じる鹿間夏子のセリフだ。
 一方ワイルダーの『サンセット大通り』では、撮影所で働く女性ベティーが主人公のシナリオライターといっしょにオープンセットを歩きながらこんなことを言っていた。
「この通りを見て!ベニヤづくりのまがい物の街よ。私は世界のどんな街並みよりも、この偽物の通りが好きなの」

 現実と虚構/現実と映画の狭間を描いた『ザ・マジックアワー』と『サンセット大通り』の関係を見事に表現したセリフである。

 『ザ・マジックアワー』の前半の素晴らしさには舌を巻いた。
 守加護(すかご)町のギャングの現実世界に、売れない役者 村田大樹が映画の虚構世界を混入させていく姿がとにかく凄い。50,60年代映画のギャングをリアルに描いた世界に、村田が幻の映画キャラクターとして迷い込むことによって生まれる極上のコメディ。
 笑いの本質は価値観の転倒だと言ったのは誰だったか知らないけれど、その本質を見事に描き出したシチュエーションコメディの傑作となっている。若干の設定の強引さも気にならないくらい凄みのある映画世界がスクリーンに現出する幸運な瞬間がとにかくこの映画の前半に溢れていた。

 守加護というケイタイがあるのにクラッシックカーが走るレトロな映画セットのような街で繰り広げられるセンス・オブ・ワンダー。三谷幸喜の本気がみなぎる。前半は世界コメディ映画の頂点に到達したような錯覚を持たせるくらい凄い(と言ったら言い過ぎだろうか(^^))。

Magic_hour 後半、もっとこの現実と幻想の狭間を過激に突き進んで欲しかったのだけれど、三谷はあくまでエンターテインメントとして踏みとどまって、感動話に持って行ってしまったのが実は残念でたまらない。

 とてもエンターテインメントの枠では収まりきらないワイルダーの傑作『サンセット大通り』に挑むのなら、もっとそのまま幻想と現実の拮抗へ脚を踏み込んでも良かったかも。

 そのチャンスはあった。村田大樹のマネージャー長谷川謙十郎が撃たれたまま生きているシーンである。この映画では極めて現実的な落ちがつくのだけれど、ここはそのまま、そこが映画世界と思いこんでいる長谷川が自分の現実の死を実感できずに生き続けるというシュールな展開にしてほしかった。ここをキーポイントにして、もうひとつの幻の『ザ・マジックアワー』が僕は観たかった。

◆ディヴィッド・リンチの『サンセット大通り』との関係

 同じ『サンセット大通り』にインスパイアされて制作されたのが、リンチの『マルホランド・ドライブ』である。『ザ・マジックアワー』は、いわば『サンセット大通り』を父とした『マルホランド・ドライブ』と姉弟の関係にあるのかもしれない。

 多くの映画的引用に満ちた三谷のこの映画には、『マルホランド・ドライブ』から引かれたシーンはたぶん一か所もない。ここから考えると、三谷は『マルホランド・ドライブ』を観ていないのかもしれない。もし知っていて、まるで雰囲気の違う「姉」『マルホランド・ドライブ』に挑むことも画策していたら、もしかしたらもっと幻想に寄った作品になっていたかもしれない。
 蛇足であるが、北野武の『TAKESHIS'』は、その『マルホランド・ドライブ』の子供のような作品。美輪明宏のヨイトマケの歌が、泣き女Rebekah Del Rioの「Llorando (Crying)」に相当する(全くとんでもない「子供」である)。いわば『TAKESHIS'』は『サンセット大通り』の孫である(^^;)。

◆関連リンク
マルホランド・ドライブ : そう。ハリウッドでは何でも起こり得るのさ!(2) - 映画のことならeiga.com 町山知浩氏によるディヴィッド・リンチインタビュー。サンセット大通りとマルホランド・ドライブについて。
独占!三谷幸喜、最後のインタビュー 三谷幸喜は、今、何を思うのか。 - BRUTUS - X BRAND
サンセット大通り (映画) - Wikipedia
  『ザ・マジックアワー』に市川崑監督がでているのも、『サンセット』のセシル・B・デミル監督の出演シーンによっているのでしょうね。
ビリー・ワイルダー監督『サンセット大通り』(amazon)

種田 陽平『TRIP for the FILMS ARTWORKS from”Shikoku” to ”The Magic Hour” featuring ”KILL BILL Vol.1”1998-2008』(amazon)

『ホット・セット 種田陽平 美術監督作品集』(amazon)
 

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■マルク・キャロ監督『ASTROBOY IN ROBOLAND:
  アトムの世紀~夢のロボット開発に挑む科学者たち~』

Astroboy_in_roboland アトムの世紀 ~夢のロボット開発に挑む科学者たち~
 (NHK BS hi ハイビジョン特集 フロンティア

アトムの世紀 ~夢のロボット開発に挑む科学者たち~
BShi 12/18(木) PM8時
BShi 12/26(金) PM2時再放送

50年以上前、手塚治虫が生み出した「鉄腕アトム」。この究極のロボットには科学の未来が詰まっていた。そして、21世紀。「鉄腕アトム」に影響を受けた子供は科学者となり、人間と同じような能力を持つ人間型ロボットの開発に挑んでいる。番組ディレクターは映画「ロスト・チルドレン」「デリカテッセン」で監督を務めたフランスの奇才マルク・キャロ。斬新な演出で日本のロボット開発最前線に迫る。

番組データ
・原題:ASTROBOY IN ROBOLAND
・制作年:2008年
・制作会社:Les Films d'Ici(フランス)

 先日の記事 マルク・キャロ監督『ダンテ01:DANTE 01』予告編でひさびさに新作が登場したマルク・キャロ監督だけれど、TVドキュメンタリーが近々NHKで放映される。
 しかもロボット開発の最前線!

 フランスでのアニメーションや漫画を通じた日本文化受容の事情はよく紹介されているところだけれど、そうした影響でこんな番組が作られるようになっているのでしょうか。

 フランスの若者にとって、日本文化やテクノロジーはいまや本当にあこがれの対象なのだろうか。そんなことも垣間見れると面白いでしょうね。

 『DANTE 01』がいまいちだっただけに少々不安もあるけれど、『ロスト・チルドレン』のマルク・キャロ監督に期待しましょう。

◆関連リンク
バラエティ・ジャパン | ハリウッド版「鉄腕アトム」の映像ついにお目見え
 冒頭の写真は、ハリウッド版CGアトムの公開画像。

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2008.12.05

■矢作俊彦『傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを』

Photo 名作ドラマ「傷だらけの天使」を小説化 矢作俊彦さんに聞く

 「2年前の暮れに、『傷天』の続編を映画化したいからあらすじを含めた企画書を書いてくれという話がありました。で、書いているうちに熱が入ってセリフやらギャグやらがいろいろ浮かんで、結局100枚くらいに膨れあがってしまった。それからまもなく、探偵事務所のオーナーで悪女キャラの重要な登場人物だった岸田今日子さんが亡くなり、なんとなく映画の話も立ち消えに……。だったらそれを小説にしないかという話になったんです」(略)
 「70年代の放映時、僕は20代半ばで毎日飲み歩いてたからそう熱心にドラマを見てたわけじゃない。(略)今回の小説で再び映画化の話が盛り上がればと思っています」

 僕らの同世代にとって、『傷だらけの天使』はアニメにおける『ルパン三世』と同等の位置をTVドラマにおいて持っているような気がする。
 どちらも夕方の再放送で眼にした大人の世界として(^^;)。

 そして矢作俊彦がその続編を小説化。
 この懐かしいOPを表紙とした本を手にとらないわけにいきません。

 結果はオリジナルTVドラマの設定と精神をすくい取った見事な続編でした。
 エンタテインメントとしての完成度と読ませどころも秀作にまとまっています。

 そしてなんとこれはネットワークとヴァーチャルリアリティとクローンを描いたSFでもあった!
 CGによるヴァーチャルな日本。と、そこにいる亨。ある部分、去っていった昭和と自分の過去も重ねたりして、目頭が熱くなります(^^;)。昭和と現在の邂逅の物語。

 ネットと外国人に溢れる現代日本に鉄鎚が下ろうとするそのテロ描写は、なかなか手に汗握ります。

 クライマックス付近で綾部貴子が主人公小暮修に言うセリフ。

 「(略)あなたのようなチンピラには信じられないようなものをいくつも見てきた。オリオン座の近くで燃えつきた宇宙船。タンホイザーゲートのオーロラ。そんな思い出もじきに消える。時が来ればー雨降る中のー涙のように、ーほら、その時がきた」

 唐突感はいなめないけれど、これもちょっと渋い。

 映画化の企画としてはじまったということだけれど、岸田今日子の死で流れたとのこと。
 どちらかというと、ここに出る綾部貴子は吉行和子でもいいかも。岸田の怪しさより、むしろ吉行の品の良さの方がこの小説に合っているので、今でも映画化が復活してほしい。

◆関連リンク
矢作俊彦オフィシャルサイトは現在工事中。
・以前、この公式HPで連載されていた小説『気分はもう戦争』は現在こちら→Internet Archive Wayback Machine矢作俊彦オフィシャルサイト(過去のアーカイブ)
矢作俊彦『傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを』
・ファンサイト ●傷だらけの天使● 東京シンヂケート
 米フォード社 サンダーバード 1965年モデル 幻のBGM「マヅルカ」
  みんなが真似した!オサムの朝食 しっかりと小説中にも出てくるコンビーフやトマト。
Dailymotion - 傷だらけの天使, a video from retudou. ドラマ, 主題歌, OP, 井上堯之, 大野克夫 オープニングの動画
・当Blog記事
 矢作俊彦プロデュース『気分はもう戦争』映画化
 矢作俊彦『ららら科学の子』映画化
  この2本の映画化企画も最近うわさを聞きませんネ。

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2008.12.04

■映画予告編 『Star Trek』 『1408号室』 『2012』

Startrek2009 Star Trek - Trailer 2 -

 09.5/8全米公開。
 エンタープライズの建設中の映像がいい。まるで70年代のアメリカSF雑誌の表紙のような画。
 そしてスピーディーな展開。
 ワクワクする予告編に仕上がっている。

 すでにJ・J・エイブラムス監督の術中にはまっている(^^;)。でもやはりSF映画は画面にこんな華やかさがほしいものです。

「1408号室」オフィシャルサイト 予告編有。

 こちらはスティーブン・キング原作のホラー。
 既に公開がはじまっているけれど、記事にするのが遅くなり、すみません。

 キューブリックの『シャイニング』より怖そう。

2012 2012

ジャクソンは自分の 家族、自分自身の身を守るために必死で生き残る術を模索しはじめるが、大地震、火山の噴火、津波など次々と恐ろしい天災が地球を襲ってくる…。『インデペ ンデンス・デイ』や『デイ・アフター・トゥモロー』など、数々の大ヒットSF超大作を生み出してきたローランド・エメリッヒ監督の新作パニック映画。

 こちらは派手さで鳴らすエメリッヒ監督の新作映像。
 壮大な規模で、シンプルな(ある意味芸のない)巨大な話を撮るエメリッヒがハルマゲドン映像をどう撮るかが注目点かな。
 予告編はなかなか荘厳な雰囲気が出てます。

◆関連リンク
webDICE - 骰子の眼 - この恐ろしさをどう表現したらよいのか…スティーブン・キング原作『1408号室』

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2008.12.03

■リー・タマホリ監督 『NEXT -ネクスト-』
  原作 「ゴールデン・マン」フィリップ・K・ディック

Next 「NEXT -ネクスト-」公式サイト
公式ブログ

 ネットではかなり否定的な意見が多いようだけれど、この映画、僕はなかなか楽しめた。

 冴えないアメリカ人を演じさせたらアメリカ一(?)のニコラス・ケイジがフィリップ・K・ディックに妙に合う。

 この映画の見所は、ささやかな予知能力を持つ極めて善良な市井の主人公が、好意を寄せた女性のためにテロとの戦いを決意する姿である。ためらいながら、2分前の未来予知能力を最大限に活かして、行動する姿が良い。ニコラス・ケイジでないとこの味は出ないだろう。

 2分後をみることができるというルールが、彼女の存在により途中で変わっている。ここは賛否わかれるところだろう。
 そしてラストは「えっ」。ここから先はオープンエンディングとして観客の想像力にゆだねるということか。Amazonでの評価はこのエンディングで相当ひどいものになっている。
 でもある意味、上に書いた「決意する物語」という視点で観れば、これも佳作なラストかも。ディックらしさはこちらがいいかも。(それにしてもスタッフたち、ハリウッド映画でこの終わり方は非常に勇気がある。)

◆関連リンク
ゴールデン・マン:ハヤカワ・オンライン.

美 しい黄金像のような姿の青年、クリス・ジョンソンには驚くべき能力――未来を見る能力がそなわっていた。だが、現人類にはない超能力をもつクリスを執拗に 追う組織が迫っていた……映画『NEXT―ネクスト―』の原作「ゴールデン・マン」をはじめ、豪雨の夜に妖精たちに出会った男の不思議な冒険「妖精の 王」、名作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の原型となった「小さな黒い箱」など、7篇を収録する傑作集

 20年ぶりに「ゴールデン・マン」を再読。
 映画とは未来が予知できることを利用した脱出シーンが少し似ているぐらいで、ストーリーと設定は全く違う。この金色のしゃべらない新人類を描いた静かな映画も観てみたいものだ。
 でも映画は原作とは異なるけれど、ディックっぽさは結構良かったと思う。

フィリップ K.ディック『ゴールデン・マン』(amazon)
 08.3月に映画に合わせて新装版が出ていたのが、既に在庫なし。
 リー・タマホリ監督 『NEXT -ネクスト-』(amazon)

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2008.12.02

■押井守演出・脚本『鉄人28号』

28poster 天王洲 銀河劇場 '09.1/10-25
梅田芸術劇場 '09.2/5-8

鉄人、舞台で復活!
映画「イノセンス」「スカイクロラ」の押井守監督が初の舞台演出に挑む。
押井節が炸裂する架空の昭和史とレビューの融合。

あの日 空に飛び立ち再び還らなかった鋼鉄の巨人。
その跡を追ってついに戻らなかった少年。
正義も悪もともに消えていまひとり落魄の身を裏切りの風に窶す。

出演:南果歩・池田成志・ダイアモンドユカイ・サンプラザ中野くん他

 押井守、初の芝居演出。チケットがこの11月から発売開始されています。
 南果歩が金田正太郎君の役らしいけれど、どんな芝居になることか!
 サンプラザ中野は『ガメラ』の映画のように、もしかして主題歌を熱唱するのだろうか。あと第三舞台ファンとしては、『グレンラガン』でロージェノム役をやっていた池田成志が何の役か、気になります。

 押井で演劇と言うと、『御先祖様万々歳!』の舞台演出的手法と台詞まわしのアニメがある。今回、本来の役者を使った本物の舞台で彼の演出手法がどう活かされるか。
 あと架空の昭和史というのも何だかドキドキ(『立喰師列伝』を思い出す)。この芝居、チケットがほとんど1万円越え(プラス大阪までの交通費!)と凄く高いので躊躇ってしまうけれど、凄く観たい。鉄人、好きだし。

28◆関連リンク
押井版 アニメ『鉄人28号』(押井守 - Wikipediaより)

劇場アニメ化の企画が舞い込んだ際、「戦争の兵器として作られた28号が、平和の祭典である東京オリンピックの開会式で上空を飛ぶ」というエンディングを 予定していたという。また原作のメカ造形が気に入ったこともあり、白紙になっても企画再開の機会を窺っていた。後に舞台化として結実。

 昭和史として、今回演劇版で東京オリンピックを絡めてくるか、気になる。

超ごめん。 
 Blog「なんでも作るよ。」の実物大 鉄人の製作中止について。この方の作る鉄人が是非観たかった。ここに鉄人のうしろ姿が。

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2008.12.01

■新刊メモ 『直筆で読む「人間失格」』  『贋作王ダリ』
 諸星大二郎『巨人譚』

『直筆で読む「人間失格」』 (集英社新書)

 本書は、太宰治の代表作「人間失格」の直筆原稿を、写真版で完全収録したものである。
 この「人間失格」の直筆原稿は、太宰の死後、遺された家族の手で、太宰本人が愛用した着物の生地を使い表装された和綴じ本4冊から直接撮影したものである。

 これ、凄い企画ですね。書店で手にとってなんかカンドー。
 作家の肉筆には、書き手の気持ちがなんらかの形で表れていると考えると、理想的な形なのかも。しかし現代では肉筆の作家っていったい何人いるか、、、??

スタン・ラウリセンス『贋作王ダリ―シュールでスキャンダラスな天才画家の真実』 (アスペクト)

 20世紀美術界最大の奇才、サルバドール・ダリ。なんとその全作品の約75%は「贋作」だった!
  ダリ専門アートディーラー兼詐欺師で、晩年のダリの隣人であった著者が克明に綴る、知られざるサルバドール・ダリの波乱万丈の生涯。欲望と狂気とスキャンダル渦巻く美術界を描いた驚愕のノンフィクション! 22カ国語に翻訳された世界的ベストセラー、ついに日本上陸!アル・パチーノ主演で2009年映画化決定!

夢のもののふさん 超現実ライフスタイル — スタン・ラウリセンス『贋作王ダリ』
 Stan Lauryssens: Crime writer(公式HP)

 原題は"Dali & I: The Surreal Story"。まさに超現実的な事実があったようです。
 調べてみたら映画は、なんと!

Dali & I: The Surreal Story (2009).

Director: Andrew Niccol

 監督があのアンドリュー・ニコル!!これは期待できます。
 『ガタカ』『シモーヌ』『ロード・オブ・ウォー』と現実の幻想性について描いてきたニコル監督の手になるシュウルレアリストの幻想的物語に期待。

諸星大二郎『巨人譚』(amazon)

 諸星大二郎、幻の作品集、遂に刊行!!
 短剣に印された“巨人の絵”を巡る 四つの物語。古代メソポタミア、古代ギリシャ、古代アフリカ──それぞれ の時代を生きる人々が繰り広げる人間模様。新作「ギルガメシュの物語」49 頁(予定)・カバー・口絵・解題を描下ろし+単行本未収録作品。

 諸星大二郎の描く巨人というと「僕とフリオと校庭で」をすぐ思い出しますが、今度はどんなタッチの物語が展開されるか。

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