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2008年3月16日 - 2008年3月22日

2008.03.21

■究極球体映画館「ラ・ジェオッド:La Géode」

La_geode 巨大な銀色の金属ボールの映画館
「ラ・ジェオッド」 - GIGAZINE

La Géode - Accueil.(公式HP)

 これは美しい!フランスのラ・ヴィレット公園にある映画館。
 こんな劇場で映画を観れるとは、パリの人々は幸福ですね。

 公式サイトにあるように、この劇場はIMAXシアター。立体映像も上映されているということだ。

 究極の映像は、こんな劇場で楽しみたいもの(^^;)

◆関連リンク
YouTube - La Geode- Amon Tobin- Slowly
 この建築を素材にした白黒の短編映画。

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2008.03.20

■ヤン・シュヴァンクマイエル『ワンダフル・サーカス』予告編@ラテルナマギカ
  Kouzelny Cirkus (Wonderful Circus) @ Laterna magika

Wonderful_circus_image1 Laterna magika -Wonderful Circus
  Photogallery
Video (予告編)  

 以前記事にした『Kouzelny Cirkus (Wonderful Circus)』。チェコプラハで1977年からロングラン上演されているEvald Schorm, Jiri Srnec, Jan Svankmajerの3人の共同監督による芝居+人形+映像のチェコの舞台。

 観劇記は上記記事を参考にしていただくとして、シュヴァンクマイエル担当パートの魔術的雰囲気が素晴らしい。

 最近、ヤン・シュヴァンクマイエルの情報がないので、ひさびさにラテルナマギカ劇場のHPを覗いたら、アップデートされて予告編映像が見られるようになってました。
 しかし、残念ながらヤン・シュヴァンクマイエルパートは観られません。この独特の舞台の雰囲気だけですが、お楽しみください。

 リンクのPhotogalleryにあった上の写真はシュヴァンクマイエルパートです。
 ここは人形の面をかぶった役者のシーン。後ろが投影された映像。こういう雰囲気の作品です。

◆関連リンク
YouTube - 15.12.2007 Laterna Magika in Prague
 劇場の外観

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2008.03.19

■講演:ここにある仮想世界~「スノウ・クラッシュ」から「電脳コイル」へ

Image1 OGC 2008 先日の当Blog記事

講演:ここにある仮想世界~「スノウ・クラッシュ」から「電脳コイル」へ
講演者:GLOCOM仮想世界研究会 山口浩 鈴木健

OGC2008現地レポート.

  そしてオーグメンテドリアリティが実用段階に入ると、コンピュータは計算素子として自然現象を用いるようになる。「物理現象の再現に膨大な計算量を必要と するなら、現実の現象をそのまま使ってしまえば良い」という発想だ。(略)

 さすがに近未来の技術 を想定した講演であるために、ビジネスモデルやサービスの形態など「今日明日の、地に足のついた話題」ではなかったが、おそらく、今後数年のうちに、現実 問題として業界が取り組むべき時期がやってくることだろう。

 鈴木氏はIPAの未踏ソフトウェア創造事業の天才プログラマー/スーパークリエータということなので(テーマは「伝播貨幣」のデモンストレーションソフトウェアの実装)、今後の『電脳コイル』AR世界実現のための事業プランが語られるのでは、と期待していたのだけれど、このレポートを見る限りは、『電脳コイル』と現状のARの紹介中心の講演だったようだ。

 「現実 問題として業界が取り組む」活動は、水面下で着々と動いているのだろうか???
 でないと本当に海外に先を越されそう。

Georg Klein Home Page
 YouTube - Parallel Tracking and Mapping for Small AR Worspaces

 オックスフォード大の研究員によるAR:Augmented Realityのための現実世界のトラッキング技術。街に巨大なキャラクタ映像が被さるところは、まさに『電脳コイル』。(上の画像はここから引用)。
 この映像が日本で撮られているのは、コイルへの敬意を表して??

◆関連リンク
磯光雄さんの指の動き:鈴木健の天命反転生活日記 - CNET Japan

先 日、電脳コイルの監督の磯光雄さんと会った。思いのほか脱線して、作画しているときの精神状態、波の動き、身体性、心の理論、ミラーニューロンなどの話な どをして、盛り上がった。なにより、磯爆発や波の動きを説明し、表現するときの指の動きがすばらしく、戦慄してしまった。

 この内容が知りたい!そして手の動きを映像で観てみたい。
「電脳コイル」の「タネ」技術 駒沢大 山口浩氏のリンク集

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2008.03.18

■虚構の劇団 旗揚げ公演『グローブ・ジャングル』

The_globe_jungle 虚構の劇団 旗揚げ公演
『グローブ・ジャングル』
   (虚構の劇団Blog)

彼らは、また旅に出る。
人々が語り伝えた物語を、次の誰かに受け渡すために。
突然現れて、風のように語り、そして、去る。

作・演出:鴻上尚史

出演:大久保綾乃、小沢道成、小名木美里、小野川晶、杉浦一輝、高橋奈津季、三上陽永、山﨑雄介、渡辺芳博

公演日程:2008年5月10日(土)→5月25日(日)

 鴻上尚史の新しい劇団の旗揚げ公演。
 ポスターが素晴らしい出来なので御紹介。鮮やかな色彩が眼に嬉しい、まるでフランス映画のポスターのよう(ジャン=ピエール・ジュネ監督映画のテイスト?)。

 芝居は観にいけないので、DVDを心待ちしたいと思います。

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2008.03.17

■諸星 大二郎 短編小説集 『蜘蛛の糸は必ず切れる』

諸星 大二郎『蜘蛛の糸は必ず切れる』(amazon)

 メフィストに掲載された四編と書き下ろしの一編を加えた諸星大二郎の第二短編集。
 雑誌掲載時に読んでみたかったのだけれど、今回まとめて読んで逆によかったかな、という印象。マンガの諸星作品を彷彿とさせるが、小説ならではの力強いイメージ喚起力に溢れていて秀逸な幻想小説集になっている。

 漫画から想像していたのとは違って、意外と端正な文体でつづられている。彼の漫画から想像していた泥臭さとか不可思議さとは少し違ったすっきりとした文体。
 しかし登場人物の感性と描かれる舞台はあくまでも諸星大二郎の世界。そして小説であるからこその内面描写で、よりリアルに立ちあがってくる部分がある。

 あと本の装丁が素晴らしい。真黒な背景に、諸星のカラーの蜘蛛と蝶の絵。本のページの端面もすべて黒。(挿絵ももちろん諸星。)

「船を待つ」
 いつくるかわからない船を待つ奇妙な人々。
Donzoko 倉庫での寝泊まりのシーンは、黒澤明の『どん底』のドロドロの世界を思い出させる。
 食堂のオモちゃんとの会話で主人公も読者も一息つくのだけれど、このオモちゃんというキャラクターも黒澤っぽい。
 漫画の絵にしない方がイマジネーションをかきたてる世界で、諸星が小説にしたのがよくわかる。

「いないはずの彼女」、「同窓会の夜」

 この2編は一人称の漫画では表現しにくい叙述もの。
 後者は、読者にはフェイントをかけたりして仕掛けが楽しめる。
 先日、実は卒業後三十ん年ぶりの同窓会へ行ってきたので、この「同窓会の夜」は、妙に各シーンがリアルに感じられた(^^;)。小説にしかできない世界。

「蜘蛛の糸は必ず切れる」

 芥川龍之介「蜘蛛の糸」の諸星版リメイク。地獄のリアルな描写が素晴らしくもおぞましい。ここは諸星のあの絵で見せてほしかったかも。
 クライマックスの主人公 ※(「牛へん+建」、第3水準1-87-71)陀多の体がバラバラになり、蜘蛛の糸を掴んだ手だけが意志を持って登っていくシーンは秀逸である。

 伏線の破戒僧の使い方とか、舌を巻くうまさ。釈迦の残酷性の描写が余韻をひく。これと「船を待つ」がお薦め。 

◆関連リンク
・諸星大二郎 最新情報他 - 葵屋 
芥川龍之介 蜘蛛の糸 全編。(こんなに短い話だっけ?)

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2008.03.16

■新刊メモ 『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX原画集』
 『金森達SFアート原画集』 『ポル・ポト―ある悪夢の歴史』

プロダクションIG『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX原画集』(amazon)
Production I.G [最新情報].発売決定 (野良犬の塒さん経由)

シリーズ全26話の中から作画監督によってチョイスされたカットを中心に原画およびレイアウトを収録。アニメーション映像の基礎となる原画の魅力を楽しめるだけでなく、その仕組みを知るためのテキストとしても活用できる1冊です。

 最近、原画集の出版が増えていて、作画ファンとしては嬉しい。
 これによりアニメータの働く条件や、職人・アーティストとしての認知度が高まるといいですね。僕はセル画にならない鉛筆のタッチを見るのも好きなので、こういうのほしい。
 あと欲を言えばタイムチャートも載せてほしい。コマの数字の並びで動画を頭の中で再生して楽しめるのも作画ファンの醍醐味だったりするので(^^;)。

金森達著, 大橋博之編さん 『金森達SFアート原画集』(amazon)
図書出版 ラピュータ

「ミステリ・マガジン」「SFマガジン」の挿絵を創刊時から長年担当し、『スタートレック』シリーズや光瀬龍作品などSFを中心に数多くのイラストを手がけている金森達。日本SF挿絵の黎明期を彩る152点(カラー・モノクロ)を収録。

 初期のSFマガジンのイラストでこの方の絵が印象深かった。
 この絵を見ると、SFマガジンを思い出すくらい。好きとか嫌いではなくって、既に私のSF DNAに組み込まれています(^^;)って感じ。僕らの世代のSFファンは、みんなこうかも。

フィリップ ショート, 山形浩生訳『ポル・ポト―ある悪夢の歴史』(amazon)

 極度の秘密主義を貫いた彼の生涯は、これまで闇に包まれていた。しかし本書は、その軌跡を追いながら、クメール・ルージュ組織、粛清、権力奪取、大量虐殺、失墜、死までを、綿密な取材とインタビュー、膨大な資料を駆使して克明に描き出した、「決定版」といえる大著だ。

 最後はヘビーな一冊。内容もだけれど、本も893ページという厚さで重い。図書館で借りて、まずは恒例(?)山形氏の訳者あとがきに目を通す。
 著書のフィリップ・ショートは、クメール・ルージュのやったことをナチ等の「大量虐殺」とは随分違う種類のものだったという視点で書いているようだ。
 いずれにしても、その現場で何がおきていたか、それを詳細に描き出している本書は興味深い。(でも800ページ、読めるかなー。電車じゃ重いし、、、)

◆関連リンク
『金森達SFアート原画集』出版記念会 ~金森達先生を囲むファンの集い~
  日時:2008年1月27日(日) 13:00~14:00

 すでに終了していますが、こんなイベントがあったようです。

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