■宇宙軍大元帥 野田昌宏氏 宙へ旅立つ
日本のSFファンの代表的存在として「宇宙大元帥」のニックネームで親しまれたほか、作家としても活躍した。ガチャピンのモデルといわれる。
今朝の新聞で知りました。先日のクラーク、今日泊亜蘭氏と、今年はSF作家たちの訃報が相次いでいますが、とても残念です。今夜は宇宙に向かって、野田さんに黙祷を捧げたいと思います。
右の写真は、野田さんから送ってもらったソユーズ宇宙船の欠片。日本初の宇宙飛行士の秋山豊寛氏が持ち帰られたものをフロッピィのケースに入れ、色紙として綺麗にまとめられています。SFマガジンの大元帥の連載エッセイのプレゼントに応募していただいたもの。うちの家宝です(^^;)。破片はソユーズのもので、TBS鈴木順アナウンサーの好意によるものとのこと。
数年、リビングに飾っておいたので、すっかり日焼けしてしまっていますが、野田さんのサイン代わりの「あの逆三角形眉毛の顔」と自分の名前が描かれているのが嬉しい(名前はモザイクにしました)。
一部拡大版も掲載。
Shambleau Pressとか、加藤直之氏のカットが入っていたり、こういうこだわりが楽しい。氏のエンターテインメント精神がこんなところにも活き活きと表れています。
SFの翻訳では、学生の頃、『キャプテン・フューチャー』や『スター・ウルフ』でワクワクし、著作『銀河乞食軍団』のべらんめいなスペースオペラを楽しませてもらいました。あと<日本テレワーク>ものも大好き。
でもやはり僕にとっての野田大元帥は、SFマガジンの連載でのSFイラストの熱い紹介記事の数々が忘れられません。「SFは絵だ」の言葉は有名ですが、氏の紹介で観るアメリカのSFイラストの光り輝いていたこと。
僕らは絵そのものを観ていたのでなく、神田の古書街で米兵が残していったSF雑誌を見つけた時のセンス・オブ・ワンダーを加味した野田氏の脳内イメージをそこに観ていたのだと思う。数々のエピソードとともに、それらのイラストを眺めるのは、本当に楽しい時間でした。
そしてもうひとつは、野田氏の手による宇宙開発のドキュメント。
『NASA これがアメリカ航空宇宙局だ』他、フロリダの現地からの氏の宇宙開発の現場のルポルタージュは、これも宇宙への夢と希望にあふれていて、ワクワクしました。
今頃、野田大元帥はクロパン大王に乗って、銀河のどのあたりを飛んでいるのだろうか。これから僕らは宇宙を見上げるたびに、そんな想いを想い描くことになるんだろうね。合掌。
◆関連リンク
・野田昌宏 - Wikipedia
・SPACE FORCE GENERAL STAFF OFFICE
・ガチャピン日記にはまだ訃報の記載はありません。
・2ch 【訃報】大元帥、宇宙に還える 野田昌宏さん-74歳
・野田大元帥やすらかに(Youtube)
・(6/8追記) 野尻ボードにて野田さん追悼の文を、TBSの鈴木順氏が書かれています。
上のソユーズの破片についても触れられています。破片の正体は「ソユーズの二段ロケットのアクリル保護カバー」とのこと。
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