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2008年12月21日 - 2008年12月27日

2008.12.27

■新刊メモ 『歌うネアンデルタール』 『異端者の快楽』
  『エレクトリックな科学革命』

: スティーヴン・ミズン『歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化』

 音楽は進化の過程でことばの副産物として誕生したというのが、これまでの主要な意見であった。しかし、ミズンは、初期人類はむしろ音楽様の会話をしていたはずだとし、彼らのコミュニケーションを全体的、多様式的、操作的、音楽的、ミメシス的な「Hmmmmm」と名づけた。絶滅した人類、ネアンデルタールはじゅうぶんに発達した咽頭と大きな脳容量をもち、この「Hmmmmm」を使うのにふさわしい進化を遂げていた。

 20万年前の地球は、狩りをし、異性を口説き、子どもをあやす彼らの歌声に満ちていたことだろう。一方、ホモ・サピエンスではより明確に意思疎通するために言語が発達し、音楽は感情表現の手段として熟成されてきたものと考えられる。

 認知考古学の学者スティーヴン・ミズンの本。
 (あ、これ新刊でなく2006年発行。最近本屋で見かけたので、、、。)
 意識と言語と映像認識の関係も当Blog記事の関心領域なので(^^)、メモメモ。

 ネアンデルタールが歌を歌っていたというのは、かなり詩的な映像になりますね。映画としても面白いかも。

見城徹『異端者の快楽』

僕はきっと絶望して死ぬだろう。死ぬとはそういうことなのだ。
しかし、絶望しきるために熱狂して生きなければ人生に何の意味があるだろうか。
その時まで僕は悲痛な日を送らなければならぬ。異端者の快楽を唯一の友にして。

 この既に伝説的な編集者の本、表紙も内容も刺激的です。
 雑誌で見城氏が愛犬(シェルティー)といっしょにニコニコして写っている写真をみた。んで、こわもてなこの編集者に最近、親近感を持ったのでした(^^)。

デイヴィッド・ボダニス『エレクトリックな科学革命―いかにして電気が見出され、現代を拓いたか』

電気が「流れる」とはどういうことか。何もないところを伝わる「電波」というものがあることに、いったい誰がどのようにして気づき、確かめたのか。ここには数式を知らなくても面白く鑑賞できる、知的かつ人間的なドラマが脈々と続いている。傑作『E=mc2』のボダニスが贈る、電気・電子の発見・開発物語。

 あ、これも2007年の本(^^;)。ロシア・アバンギャルドな表紙がいい。
 今回の3冊は本屋で表紙にひかれて、紹介したくなった本たちです。本の表紙ってどうしてこんなに魅力的なのでしょうね>>本好きの皆さん。

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2008.12.26

■予告編 テリー・ギリアム監督
  『パルナッサス博士の想像力:Filming of The Imaginarium of Doctor Parnassus』

Filming_of_the_imaginarium_of_docto YouTube - The Imaginarium of Doctor Parnassus - Teaser Trailer.
Wikipedia Official Site - Coming Soon

 予告篇というよりはメイキング。
 プロダクションデザインやセット模型をみることができる。そしてさらにCGのラフ画像。最近の映画は、テザー広告の素材にこういうものが使えるのが面白い。
 どこをきってもギリアム印な雰囲気で期待できます。

 公式サイトはまだ正式オープンしてないです。

◆関連リンク
YouTube - Filming of The Imaginarium of Doctor Parnassus
 ロケ現場の舞台の裏。

当Blog記事
テリー・ギリアム新作情報 『パルナッサス博士の想像力:The Imaginarium of Dr. Parnassus』

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2008.12.24

■新刊メモ ウィリアム・ギブスン『スプーク・カントリー』
  ギブスン、磯光雄に挑む!?

ウィリアム・ギブスン『スプーク・カントリー』

 1990年代にカルト的な人気をはくしたロック・バンド〈カーヒュー〉のヴォーカルだったホリス・ヘンリーは、バンドの解散後、フリーのジャーナリストになっていた。そんなホリスに、広告業界の大物ヒュベアトス・ビゲンドが創刊する新雑誌〈ノード〉に取材記事を書いてほしいという依頼がきた。それは、仮想現実用の特殊バイザーをつけると、現実の光景に重ねあわせるように別の光景が見られる一種の臨場感アートの取材だった。〈ヴァイパー・ルーム〉の前に倒れているリバー・フェニックス、ヘルムート・ニュートンに捧げるヴァーチャル・モニュメント……。このアートの制作に協力している天才ハッカー、ボビー・チョンボーに紹介されたときから、ホリスは謎の事件へと引きこまれていく。

 邦訳は『パターン・レコグニション』から既に4年ぶり。
 前作も「フッテージ」と呼ばれる「究極映像」を描いた当Blogネタにピッタリの題材だったけれど、なんと今度は『電脳コイル』のようなミックスド・リアリティもの。

 ギブスンは果たして『電脳コイル』を観ているか? 巽先生、是非DVDを送ってあげてください。

 というわけで、本日Amazonからこの本、到着。今週読みます。(『TAP』はちょっと脇において(^^;))

当Blog記事
『パターン・レコグニション』

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2008.12.22

■ジェームズ・キャメロン監督『アバター:Avatar』予告篇
  & 『禁断の惑星』リメイクの情報

Avatarhorz
YouTube - James Cameron's Avatar Teaser Trailer

 以前も記事で紹介したキャメロンの『アバター:Avatar』、公開は来年09年12/18とまだ一年も先。最近の情報をひさびさにネットでクリップしてみました。まずはYouTubeのテザー予告篇。イメージ映像で、まだまだ本編映像は公開されてないようです。

Two lenses image - Photos: The technology behind 3D movies - CNET News.
ジェームズ・キャメロン監督が「アバター」の映像革新を語る :eiga.com.

フュージョン3Dカメラシステム (Fusion 3D Camera System)
 「フュージョン3Dカメラシステム」は、キャメロン監督と撮影監督ビンス・ペイスにより共同開発されたシステムで、2台のSONY HDCF950 HDカメラを使用することでステレオスコープによる3D映像を作り出すことができる。このシステムが初めて実用化されたのがキャメロン監督によるIMAX 映画「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」(03)

Image4  本Blogとして興味のあるのが、この3Dハイビジョンビデオカメラ。
 調べるとカメラは右の写真のようなもの。

 『アバター:Avatar』でデビューするカメラかと思ったら、実はすでに『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』に使われている。

センター・オブ・ジ・アース 3D (Blu-Ray, R-1) JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH 3D Hi-Res Cover-Art added.

立体デジタル撮影装置フュージョン・カメラ・システムによる3D映画(開発にはジェームズ・キャメロンも参加)。

 上映中のこの映画でも使用しているようです。
 にしてもこんなカメラで撮ったら、撮影後すぐに現場で立体映像を確認できるんでしょうね。スタッフと俳優全員が液晶メガネをかけて、ロケ地で立体視している光景が眼に浮かびます。シリアスな映画でもギャグな光景? キャメロンは大作でなく、ドラマチックな掌編も立体映画にする予定とか↓また趣味のダイビング映画(^^)。

ジェームズ・キャメロン監督が「アバター」と3D映画の効果を語る!eiga.com
ジェームズ・キャメロン監督が3D超大作「アバター」その後を語る eiga.com.

 3D超大作「アバター」(09年12 月全米公開)を製作中のジェームズ・キャメロン監督が、「アバター」の次に、実在のキューバ人ダイバー、ピピン・フェレーラスとそのフランス人妻オード リー・メストレをめぐる「ザ・ダイブ(The Dive)」という実話ラブロマンスを3D技術により映画化する予定だという。

IESB.net - Movie News, Reviews, Interviews and More! - IESB Exclusive: FORBIDDEN PLANET May Have a Director.

 そして先週末のニュースで、キャメロンによる『禁断の惑星』のリメイクの情報。
 『地球の静止する日』のリメイクが当たれば、俄然『禁断の惑星』の再製作も現実味を帯びてくるか? 僕はこの時代のSFではダントツで『禁断の惑星』が一番好きなので、キャメロン映画化を熱望。

 『禁断の惑星』のロボット ロビーと、あの深層無意識の具現化映像を最新3D CGで是非観たい。でも音楽はぜひテルミンでね。

◆関連リンク
ジェームズ・キャメロン監督の新作「アバター」、撮影完了! : eiga.com.

キャメロンは現在、ニュージーランドの WETAスタジオで特殊効果撮影と編集を進めており、完成までにあと1年半以上はかかるそうだが、最新技術が大好きなキャメロンは、本作の実写とCGアニメを併用した新方式の3D映画という新たな技術に大満足。「これがいい作品になるか、偉大な作品になるか、ひどい作品になるかは分からないが、観客が想像 したこともなかった映像になることは間違いない。そして、この映画の技術面には、この業界全体が興味を持つに違いない」と自信たっぷりだ。09年12月 18日と公式発表された全米公開が今から楽しみだ。

Avatar novedades.
Welcome To Giant Studios

当Blog記事
ジェームズ・キャメロン監督『アバター』
 パフォーマンス・キャプチャー技術と3Dフュージョンカメラ

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