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2009年12月

2009.12.31

■2009年 究極映像研のアクセス解析 他

2008年 究極映像研のアクセス解析

 一年間、究極映像研にアクセスいただき、ありがとうございました。
 昨年に続き、アクセスの状況をまとめ、一年を締めくくりたいと思います。

09blog ◆総アクセス数

 Googleアドセンスの記録によると、総アクセスは452,510件。1日平均1,239件/日です。昨年より平均が11件アップ(^^;)。だいたい昨年と同じですね。

 突出してアクセスが伸びているのが、7/22 金田伊功氏が前日に亡くなって関連記事へのアクセスが増。金田さんの逝去は本当に今年ショックな出来事でした。
 8/28, 9/4近辺が探偵ナイトスクープのシエラ・デ・コブレの幽霊。たぶんこの時の5000件越えがうちのBlogの過去最高でしょう。大阪・名古屋・東京で3週間ズレて放映されて、アクセスとしては長期間この記事がアクセスを増やしています。
 で、最後に12/16がジブリの米林宏昌新監督の新作がプレスリリースされて関連記事へのアクセスが増加したもの。

 もともとうちのBlogの特徴として、特殊なこの手の記事では検索エンジンで上位に来てるので、こういうのがテレビで放映されたりすると、アクセスが伸びる傾向。米林宏昌監督の件は、12月にジブリ新作の発表があるとPodcastで聴いて(ジブリ汗まみれ)、これを狙って11月に記事を仕込む、という確信犯でした。
 やはりアクセス伸びると嬉しいんで(^^;)。

◆記事ごとアクセス数
 
これも年間で示せるといいのですが、ココログの機能としては4ヵ月の分析しかできないので、今年の9月からの集計です。
順位 記事タイトル アクセス数 比率
1 トップページ 42,336  21.5%
2 探偵!ナイトスクープ 『シェラデコブレの幽霊』 17,467  8.9%
3 『シエラ・デ・コブレの幽霊』 覆面上映会 6,467  3.3%
4 デジタル3Dシネマ方式比較  5,117  2.6%
5 スタジオジブリ次回作 新人監督は米林宏昌氏らしい  3,586  1.8%
6 NTTドコモ docomo CM 鉄人28号 2,345  1.2%
7 ジェームズ・キャメロン監督『アバター:Avatar』予告篇 1,984  1.0%
8 HDR(High Dynamic Range)写真 1,958  1.0%
9 立体映像 1,576  0.8%
10 神山健治監督 『攻殻機動隊 S.A.C. SSS』真犯人の謎解き 1,172  0.6%

 ここでも『シェラデコブレの幽霊』が圧倒的。ナイトスクープ様々です(^^;)。
 あとは『アバター』による立体映画関係が伸びているのが、今年の特徴ですね。

 あ、『アバター』の感想を書くのが年越しになってしまった(^^;)。僕は映像革命に感動しました。IMAX、お薦めです。詳細はまずはtwitterでつぶやいているので、そちらをどうぞ。

◆検索ワードとアクセス数

検索ワード/フレーズ    件数    比率
1  シェラデコブレの幽霊 8,934 8.4%
2  米林宏昌 1,606 1.5%
3  探偵ナイトスクープ 幽霊 1,533 1.4%
4  シェラデコブレ 1,109 1.0%
5  HDR 733 0.7%
6  シェラ・デ・コブレの幽霊 608 0.6%
7  シエラデコブレの幽霊 546 0.5%
8  アバター 映画 予告 535 0.5%
9  究極映像 502 0.5%
10  THE GHOST OF SIERRA DE COBRE 466 0.4%
11  シェラデコブレの幽霊 映像 431 0.4%
12  ベクシンスキー 426 0.4%
13  宇木敦哉 410 0.4%
14  where the wild things are 映画 383 0.4%
15  アバター キャメロン 379 0.4%
16  RealD 351 0.3%
17  ナイトスクープ 幽霊 347 0.3%
18  ベクシンスキー 公式 346 0.3%
19  ハイドロポリス 344 0.3%
20  hdr 303 0.3%

 ここでも「シェラデコブレ」が圧倒的。
 あと次のAmazonアフェリエイトでも触れますが、「ベクシンスキー」が昨年に引き続き伸びていて、なんだか嬉しい。

◆アマゾンアフェリエイトの冊数

順位
 タイトル 冊数
1 ベクシンスキー (Pan‐exotica) 26
2 The Fantastic Art of Beksinski 24
3 かいじゅうたちのいるところ 14
4 進化しすぎた脳 (ブルーバックス) 14
5 映像+ 7 12
6 黒髪 10
7 EDEN OF THE EAST [DVD] 8
8 Structura: The Art of Sparth 7
9 アニメーション映画の演出術
 ―押井守監督作品『スカイ・クロラ』にみる映像技法 7
10 メイキング・オブ・ピクサー―創造力をつくった人々 7
11 ブラザーズ・クエイ ショート・フィルム・コレクション [DVD] 6
12 神山健治の映画は撮ったことがない 6
13 Character AGE VOL.3―”永遠の模型少年”のためのキャラクター・ホビー専門誌 (Gakken Mook) 5
14 Cut (カット) 2009年 12月号 [雑誌] 5
15 Cinefex No.11 日本版 4
16 NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション 4
17 アニ・クリ15 DVD×マテリアル (DNAメディアブックス) 4
18 アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風 4
19 ユリイカ2009年3月号 特集=諸星大二郎 4
20 機動警察パトレイバーザ・レイバー・インダストリ レイバー開発全史 4

 復刊された『ベクシンスキー』画集と、海外版がダントツです。ベクシンスキーの凄さを知ってもらうのに少しでも貢献できているとしたら嬉しいです。
 あとたびたびリンクを貼ってきた『進化しすぎた脳』も伸びている。
 謎なのが、6位の 谷村 志穂『黒髪』 10冊。これ、一度に購入されたのですが、もしかしてどこかの読書サークルの共同購入? どなたか心当たりの方はコメントください、とか。記事では紹介してないので、僕は未読。これを縁に読んでみようかな(^^:)。

 というわけで一年を簡単に数字でまとめてみました。皆さん、本年もいろいろとお世話になりました。
 ではでは来年もできる限り、世界の究極映像(^^;)を追いかけていきますので、お付き合いいただければ幸いです。良いお年を!! (紅白やなにやかや、おコタで見ながらまとめました。なんとか年内間に合ったー!)

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2009.12.30

■野口聡一宇宙飛行士 ISS:国際宇宙ステーション実験
 「宇宙庭:DEWEY FOREST:デューイの庭」

Deweys_forest Twitter / Astro_Soichi:
今日はJAXAの新しい実験
“DEWEY FOREST"を設置

今日はJAXAの新しい実験“DEWEY FOREST”を設置。映画 “silent running”から採った名前です。JEMの窓際に小さな庭園が出来ました。これから毎日植物の成長をみるのが楽しみです。

 素敵なニュースがtwitterで飛び込んできました。
 ソユーズでISS:国際宇宙ステーションへ飛んだ野口聡一宇宙飛行士自身のつぶやき。なんとダグラス・トランブル監督の『サイレント・ランニング』にちなんだネーミングの宇宙実験が実施されているとのこと。
 日本での研究に冠された名前は「宇宙庭」! なんとも即物的です。
 そしてマスコミからは残念ながら「デューイの森」という粋な名前は流れてきません→ 宇宙庭 - Google ニュース。いったいこのネーミングはどなたによるものなのでしょう。

NASA - Japan Aerospace Exploration Agency - Education Payload Observation (JAXA-EPO)

Plants grown on Earth in the plant unit which will be used for Dewey's Forest. From left to right: oriental false hawksbeard, carnation, false strawberry and peppermint. Image courtesy of JAXA. View Larger Image

 NASAのページには、しっかりと"Dewey's Forest"と記されている。

festival @rt outsiders 2009

EPO4 Dewey’s Forest, named after the movie Silent Running, is a garden specially designed for weightlessness. An experiment of the garden should be sent to the International Space Station during the Automn 2009, in collaboration with JAXA, the Japanese Space Agency.

 このある展示会での紹介も。こちらはしっかり"Silent Running"の文字。

 研究は。京都市立芸術大の松井紫朗准教授他によるものとのこと。
 調べてみると、下記詳細がありました。

KAKEN - 宇宙作庭記--宇宙環境における「庭」の創作研究(16602012)

1.二軸回転式の植 物育成器を作成し、植物を植えた「庭」のプロトタイプを設置、生育の変化と「庭」の形状を映像により記録した。静止している物体を見るのとは違い、観る者 のスケール感を変化させ、視線を部分に引き込むような効果が得られることがビデオによる映像でも確認できた。今後、宇宙ステーションの限られたスペースに 設置される小さい「庭」でも、地上での庭の散策体験に匹敵するような効果が期待される。  

KAKEN - 宇宙における植物庭園実現化に関する造園学的基礎研究(18658014)

閉鎖環境での植物育成技術、 微小重力環境での植物生態に関する研究で先行している大阪府立大学の村瀬治比古、北宅善昭両教授を招き「宇宙庭研究会」を持った。そこで得られた新たな知 見は以下の通りである。 ・重力方向が逆の場合でも、光によって、植物の成長方向を制御でき、正常に育成できることが示されているが、閉鎖環境、微小重力下での対流の抑制により、 成長にはさまざまな障害が予想される。

 研究分野が「表象芸術」というのもいいですね。宇宙において庭を愛でることで、宇宙飛行士にどんな感情が生成されるかを研究する。まさに「わび・さび」の世界。これ、ダグラス・トランブルのコンセプトにも合いますね。彼に知らせてあげたいなー。どうしてるんだろう、トランブル。
 そして研究費総額330万円とのこと。これくらいなら、こんな「わび・さび」のある研究も事業仕分けの対象にはなりませんよね。

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2009.12.25

■粟津順監督 『プランゼット:planzet』予告篇

Planzet
プランゼット (公式サイト)
アニメのニュースと情報

 『惑星大怪獣ネガドン』では監督一人の制作だったが、今回はより高い映像クオリティを実現すべく、2008年6月にコミックス・ウェーブ・フィルム内に 立ち上がった制作チームによる監督中心の制作となる。さらに日本でトップクラスのVFX技術とされる白組をはじめとする有力スタジオが協力する。

 2005年に公開された『惑星大怪獣ネガドン』の粟津順監督の最新作。
 予告篇が公開されたが、今回もなかなか燃える画面が作られている。粟津監督の持つ昭和特撮魂が最新のCGチームのアシストで、画面に炸裂することを期待したい。

◆関連リンク
自主制作CG映画 粟津順監督『惑星大怪獣ネガドン』

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2009.12.24

■スタジオジブリ新作 米林宏昌監督
 『借りぐらしのアリエッティ』情報
 主題歌 セシル・コルベル「Arrietty's Song」

Photo 借りぐらしのアリエッティ 公式サイト
スタジオジブリ広報部長
 ・西岡純一のアリエッティ日記

 2010年夏のジブリの新作がプレスリリースされた。監督はアニメータ米林宏昌氏。
 ジブリらしさが、宮崎氏の作品を核にしているとしたら、やはりアニメーションとしては作画重視の映画が本来。腕の良いアニメータが監督、作画についても監督自身がきめ細かくコントロールする道を選んだ、ということか。

 ストーリー的にも、縁の下で暮らす小人の生活っていう借りもの生活が面白そうな展開を期待させる。

Cecile_corbel 主題歌 セシル・コルベル
  「Arrietty's Song」

配信開始日     2009.12.19
レーベル     株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ

 フランスのハーピストでシンガーのセシル・コルベルが日本語を交えて歌う主題歌も公開された。iTuneストアからもダウンロードできる。

◆関連リンク
セシル・コルベル:Cecile Corbel(Amazon)

Cecile Corbel『Songbook 1』
Cecile Corbel『Songbook Vol.2』
Cecile Corbel『Harpe Celtique et Chants du Monde: Cecile Corbel』
YouTube - にんげんドキュメント 「絵に生命(いのち)を吹き込め」

一枚一枚の原画に秘められた若きアニメーター達の格闘を見つめる 2010年公開「借りぐらしのアリエッティ」の監督に就任した米 林宏昌さんらも出演。

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2009.12.23

■早川ライブラリー 野田昌宏文庫

Amazing_s1

早川ライブラリー 野田昌宏文庫

野田昌宏文庫について

●海外のSF雑誌(パルプ雑誌) 【閲覧可能】
SF雑誌一覧  
約60種類のパルプ雑誌を中心に、およそ3000冊のアメリカを中心とする海外のSF雑誌が収録
●SF関連の書籍 【整理中】
小説の原書、ならびにSFに関連した批評、アートブック、劇画など、およそ4000冊
●NASA・宇宙・軍事関連の書籍 【整理中】
およそ3000冊
●その他 【整理中】

 昨年亡くなった野田大元帥のSFコレクションが「野田文庫」として蘇った。
 現在は、その一部がデータベース化され、SF雑誌の表紙の書影と目次がネットで見られる。さきほどAmazing Storyだけを通年で見たけれど、さすがのボリュウム。凄い。
 充実した蔵書量はもちろんとして、各一冊一冊を野田さんが眺めていた時の熱い想いを想像すると、また感慨深い。
 野田さんと早川記念文学振興財団に感謝。

 いずれ収録作品での検索とか挿絵画家の検索とかもできるようにしてほしいもの。まだ始まったばかりのデータベースとして今後も進化し続けることを期待しよう。

利用方法

 閲覧希望の方は、メールによる「閲覧申込」をしていただき、指定の日時に、東京都千代田区神田東松下町にある早川記念文学振興財団までおいでください。

閲覧場所     早川記念文学振興財団
閲覧室     東京都千代田区神田東松下町46番地5
閲 覧 日     月曜日 水曜日 金曜日(祝日を除く)
閲覧時間     午後1時より午後5時まで
閲覧冊数     5冊(1回の利用につき)
閲覧料金     300円(1回の利用につき)

◆関連リンク
当Blog記事
宇宙軍大元帥 野田昌宏氏 宙へ旅立つ

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2009.12.22

■ピカソのゲルニカ 3Dグラフィック
 Lena Gieseke "Picasso's Guernica 3D"

(シュールな絵画の抽象画の油絵奮闘記経由)

 Lena Giesekeさん制作の "Picasso's Guernica"が素晴らしい。これは強くお薦め。
 まるでピカソの頭の中を覗いているようだ!!

Lena Gieseke - works (公式HP)
 他にも数点の作品があるが、まだ数は少ない。
Lena Gieseke - reel
 ここにゲルニカの制作過程のムービーがあるので、上のムービーを気に入った方は是非。

◆関連リンク
YouTube - Guernica Picasso 同じゲルニカを扱っているが、こちらはモーフィングを使った作品。

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2009.12.21

■ダン・オバノン監督 逝去
 Dan O'Bannon 1946-2009 Sci-fi director dies, aged 63

Dan O'Bannon 1946-2009

18 December 2009 Dan O'Bannon 1946-2009
Sci-fi screenwriter dies, aged 63

Dan O'Bannon (IMDb)

 あのダン・オバノンが63歳の若さで亡くなった。
 『Alien』『Lifeforce』等での脚本家としてよりも、僕にはなんといっても『Return of the living dead』の監督としてのダン・オバノンという印象が強い。

 というわけで昨晩、追悼で『Return of the living dead:バタリアン』を久々にDVDで見直した。

 ダン・オバノン『Return of the living dead』はSFだ。
 映画としてはB級なのだろうけれど、僕にはA級SFにみえる(^^;)。冒頭のスピーディなゾンビ現象のSF的説明と全ての始まりの描写。死にながら生きている状態のリアルな語り。そしてあの傑作のラスト!

 コメディとしてもホラーとしても成立しているが、上記のポイントでコンセプトとしても面白いし、シナリオもいい。そして何より1本の映画としての魅力が素晴らしい。

"人生や仕事に多くを求めちゃいけない。やっても苦しいだけさ。こっちを取れば あっちを逃がす、その繰り返しだからね。私も人生設計がヘタで思ったとおりには進んでこなかった。"映画監督になれたのが精いっぱいでそれ以外は天国もあればーー地獄もね"

『Return of the living dead』DVD特典映像 より。

 DVDで初めてダン・オバノンが語る姿を見た。これは2002年収録のようなので、当時56歳。年齢の割に老いているようにみえる。この言葉からいろんな苦労が想像されてなにか悲しい。

 ダン・オバノンに黙祷。

◆関連リンク
ZOMBIE手帖ブログ:傑作ゾンビ映画『バタリアン』の同窓会イベント

 (略)『バタリアン』同窓会イベントの写真です。主催は『バタリアン』と『フィースト』の両方に出演したクルー・ギャラガー。ゲストは監督のダン・オバノン、特殊効果のトニー・カードナー、ウィリアム・スタウト、ジェームズ・カレン、ブライアン・ペック、ビバリー・ランドルフ、トム・マシューズほか。 http://www.shocktillyoudrop.com/imageGallery/Return_of_the_Living_Dead_Reunion

・チャールズ・ウォードの奇怪な事件 part1‐ニコニコ動画
 ダン・オバノン監督第二作『ヘルハザード・禁断の黙示録』(原題:The Resurrected)(ラブクラフト『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』原作)、実は未見。DVDは出てなく、近所のレンタル屋にVHSはない。オバノンに申し訳ないけどニコ動の世話になるしかない。
Dan O'Bannon - Google 画像検索

『ヘルハザード』(Amazon) VHSビデオ。中古しかない。
『Resurrected』(Amazon) 米国版ビデオ。

とても悲しい - にゃんにゃんゾンビ村(映画監督・古澤健氏Blog)

でも、インタビューでも触れてる「バタリアン」の監督編集版を本人は所持していなかった。しかも「そんなものは存在しない」と言い切った。その直後「でも僕んちにコピーあるんですけど」って言ったら、「是非送ってくれ。ずっと見直したかった」ってあっさりと前言撤回。逐一ひねくれた返答をする頑固オヤジでした。

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2009.12.18

■夜想 第6号 olaf brzeski : オラフ・ブジェスキ

Yaso_monster_3『夜想 Monster & Freaks』
(ステュディオ・パラボリカ:Studio Parabolica)

yaso# monster & freaks 夜想

★olaf brzeski ☆オラフ・ブジェスキ
 解説 スタフ・シャブウォフスキ
★jun takahashi ☆UNDER COVER
 高橋 盾/服が服を食べる服

 マメ山田の迫力あるこの表紙の夜想 最新号を本屋で見た。(Amazonには公式に書影がなく、編集の今野裕一さん自らが画像を上げている)
 さすがにこの表紙で買うのをためらう。ただ家に戻って来て、実は後悔している。というのも、オラフ・ブジェスキというアーティストとUNDER COVER 高橋 盾氏の小特集がとても幻想的でもう一度見たいと思ったから。ネットで検索しても、この雑誌に掲載されている写真は見つからない。
 特にオラフ・ブジェスキは日本語での検索結果は、この夜想についてのページのみ。相変わらず今野さんって、凄いエッジがたったアーティストにアクセスされてますね。夜想は今後も要チェック(買えよ>>自分)

◆olaf brzeski : オラフ・ブジェスキ
Olafbrzeski_little_boy Olaf Brzeski(Profile) 1975年ポーランドWroclaw生まれのアーティスト。
 ネットにあまり情報がないが、わかった範囲で紹介します。

olaf brzeski - Google 画像検索

YouTube - Appendix 2: Chce wyjsc ! Chce wrocic do domu + Warsaw View By Day.
 1:49のところにこのLittle boy fragment nuclear explosion - lampと名付けられた作品の展示風景が映っている。

Czarna Galeria - artists - Olaf Brzeski 
 (ポーランドのギャラリーのHP)
 ここのworksとpdfのところで作品がいろいろと見られます。
Brzeski

Brzeski  生物的な作品も多いようだけれど、迫力の一枚がこちら。"In The Memory of Jozef Moneta"(2006)。まるでシュヴァンクマイエルを凶暴にしたようなこの雰囲気がたまりません。もっとこんな作品が見たいのだけれども、、、。

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2009.12.17

■宇宙総合学研究ユニット 「人類はなぜ宇宙へ行くのか?」

Space_unit_topj

宇宙総合学研究ユニット シンポジウム

日時: 2010年1月9日(土)、10日(日)
    両日とも9:30〜17:30(予定)
会場: 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール

長期的な視点で将来の宇宙科学、宇宙利用を計画する際の哲学的、思想的基盤の構築とともに、「宇宙生存学」とでも呼ぶべき新しい学問の創成に向けた出発点となることを目指します。

2010年1月9日
磯部洋明(京都大学宇宙ユニット)「シンポジウムの趣旨説明」
柴田一成 (京都大学宇宙ユニット/理学研究科)「太陽系の将来」
丸山茂徳(東京工業大学理工学部)「地球と人類の近未来・遠未来」
大野照文(京都大学総合博物館)
 「人間は生物としてこれ以上進化するか?地球上に人間以外の知的生命は現れるか?」
山川宏(京都大学宇宙ユニット/生存圏研究所)「技術的側面から未来の宇宙探査と生活を想像してみる」
岡田浩樹(神戸大学大学院国際文化研究科)「日本人が宇宙へ移住する時」
柳川孝二(JAXA)「タイトル未定」 他

1月10日
的川泰宣 (JAXA)「宇宙進出と日本の未来」
松浦晋也(ノンフィクションライター)「日本の将来計画への期待」
斎藤光(京都精華大学人文学部)「宇宙進出と性の問題(仮)」
竹宮惠子(マンガ家、京都精華大学マンガ学部長)「マンガ・アニメと宇宙への憧れ」
木下冨雄(国際高等研究所、京都大学名誉教授)「宇宙問題への人文・社会科学からのアプローチ」
山折哲雄(宗教学者、元国際日本文化研究センター所長)「人類が宇宙へ行くことの意義は何か?」

 なかなか刺激的なシンポジウムです。
 でもこの中にSF作家が一人もいないのが、なんとも寂しいものです。往年の小松左京ならこのテーマへの参加/声掛けは必須でしょう。
 今、こうしたテーマに関われるSF作家は誰かな、と考えた時に、山本弘氏の名前を思い浮かべたりしますが、どなたが適任なのか?
 思弁的には神林長平とか円城塔とかも思い浮かびますが、、、。ある意味、小松左京に匹敵するような、このポイントで語れるSF作家が不在なのかもしれません。ちょっと残念です。
 海外ならやはりグレッグ・イーガンなのか。

 twitterでの松浦晋也さんのレポートを楽しみに待ちましょう。

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2009.12.16

■JAXA 名前を宇宙へ「あかつき」「イカロス」「きずな」

Photo

「お届けします!あなたのメッセージ、暁の金星へ」
 〜「あかつき」メッセージキャンペーン〜

※名前10文字(半角英数字20文字)以内、メッセージ20文字(半角英数字40文字)以内で申し込みが可能です。

Let solar sail Carry Our Messages’s campaign!
 君も太陽系をヨットに乗って旅しよう!

「イカロス」は、「一辺約14.1mの大きな帆でヨットのように太陽の光を受けて,太陽系を航行する」宇宙船です。「イカロスキャンペーン」では、全世界の人 々から応募いただいたお名前とメッセージをアルミプレートやDVDに収録し、「イカロス」に載せ、金星軌道に向かって宇宙の大海に旅立つというものです。

「きずな」を経由して宇宙からクリスマスメールを送ろう!
 くらしに役立つ人工衛星を開発する宇宙利用ミッション本部

 JAXAでは、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)のネットワーク応用実験の一環として、一般広報・利用促進等を目的としたクリスマスメール配信を実施します。

 これまでにものぞみ (PLANET-B)セレーネに名前とメッセージを載せて来たBP家であるが、今度も家族4人の名前を申し込んだ。最近は、Virgin Galactic:ヴァージンギャラクティック SpaceShipTwo:スペースシップツーとか民間宇宙旅行の話題が活発になっているが、2000万円/6分間無重力という高額で、とても我々庶民には手が出ない。
 というわけで手軽に宇宙旅行を所望の皆さんも、名前と言語だけの宇宙旅行はいかがですか。古来、名前はその人の存在を象徴する呪術的なイメージを持つ。空へ飛んでいった名前がいずれ遠い未来に発見されて、なんらかの存在論的な意味を持つかも、、、、なーんてことを考えながら、自分の名前が旅立つのを楽しみましょう。

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2009.12.15

■感想 大森望編『NOVA 1 書き下ろし日本SFコレクション』

大森 望 編『NOVA 1 - 書き下ろし日本SFコレクション』
河出書房新社

●北野勇作「社員たち」   
得意先から帰ってきたら、会社が地中深くに沈んでいた
●小林泰三「忘却の侵略」   
「冷静に観察すればわかることだ。姿なき侵略者の攻撃は始まっている」
●田中啓文「ガラスの地球を救え!」   
……なにもかも、みな懐かしい……SFを愛する者たちすべての魂に捧ぐ ●円城塔「Beaver Weaver」   
海狸(ビーバー)の紡ぎ出す無限の宇宙のあの過去と、いつかまた必ず出会う
●飛浩隆「自生の夢」   
七十三人を死に追いやった稀代の殺人者が、かの怪物を滅ぼすために、いま、召還される。
●伊藤計劃「屍者の帝国」   
わたしの名はジョン・H・ワトソン。軍医兼フランケンシュタイン技術者の卵だ。——圧巻の絶筆、特別収録

12/20『NOVA 1』刊行記念
大森望氏×新城カズマ氏×円城塔氏トークイベント
出演:大森望×新城カズマ×円城塔
日時:12月20日(日) 午後5時〜(開場4時半)
会場:オリオン書房 ノルテ店ラウンジ
参加料:500円

 書き下ろしでSFの新しいアンソロジーシリーズがスタート。
 一本づつ読んで、twitterで感想と考課点を付けていったので、ここで全編まとめてみます。twitterというメディア、短編SFの感想を書くのにはなんだか適したメディアですね。140文字がなんだかいい長さで、しかも誰かに読んでもらっているということで、一篇づつ書いていく根気が続く(^^;)。

 点数は、たまにしか更新しない日記『NOVA 1』考課表に合わせて、+ 3 〜 - 3としました。言わずもがなですが、点数は個人の趣味に合うか合わないか、という側面が強いと思うので、そんな風に見ていただけると幸い。

●北野勇作「社員たち」+1
この倦怠感に溢れた奇想の象徴するのは僕たちサラリーマンの日常?月曜をひかえた日曜日の夜のようだ。

●小林泰三「忘却の侵略」+1
ハードSFなウルトラQか。何が起こっているのか分からない前半の展開がいい。謎解きはもうひとひねりあったら傑作だったかも。

●藤田雅矢「エンゼルフレンチ」 0 (コンセプト+2) 
無人探査機ネタに弱い私にど真中w ドーナツネタもいいのだけど、小説の魅力が何故か弱い。新海誠の背景画があれば+1

●山本弘「七歩跳んだ男」0 
月面本格ミステリー。タイトルもいい。この話はSFでなくてまさにミステリー、SFアンソロジーとしてはどうかと。でも科学ハードSF的なトリックによるミステリーてもっとあってもいいですね。

●田中啓文「ガラスの地球を救え!」+2 www
田中啓文を初読書。これ最高じゃないですか!和製ワイドスクリーンバカSF(^^) 手塚登場も感動したけどラストは涙なしに読めませんww. アニメファンもこの一作のために #NOVA1 買いましょう。
これぞまさにヤマト復活編!波動砲が唸る!

●田中哲弥「隣人」+1
これは強烈。隣人 笠玉利氏の言葉とか言語コミュニケーションの壊れっぷりがいい。世界の奇妙なずれ方がたまらない珍味。臭いさえなければなー。

●斉藤直子「ゴルコンダ」-2 
世にも奇妙な物語でドラマ化されそうな話。タイトルの意味が分からないのは僕だけ?

●牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」-1
言語による現実改変は何でもありになるが故に、スプラッタでは迫力を削ぎまくり。

●円城塔「Beaver Weaver」+1 
論理を外側から描写した詩のような作品。硬質でリリカルなタッチのいつもの円城節がここちいい。「SFは絵だ」説から言えば、これはまぎれもないSF。そして今回はバカSF度は限りなく薄い。

●飛浩隆「自生の夢」+3 
傑作。P416「そのとき人類の言葉は....脳油を浴びて。」の一文に痺れる。全人類が描き出して来た意識の表出物としての過去の書物の堆積がある形で変容し進化する。この後の物語の広大な空間を夢想させるところも凄い。

●伊藤計劃「屍者の帝国」+2
霊素とか、脳や意識に切り込んでいく題材と、大英帝国の雰囲気が素晴らしい。これが遺作でこの先が読めないというのは、本当に残念です。

◆総論
 実は恥ずかしながら、このアンソロジーに登場する作家11人中で初読が6人。いかに僕が最近の(?)日本作家を読んでいなかったか、、、。
 題材自由で、各作家の特徴が出ている短編なようで、自分に合う作家を見つけるのにもいいかも。僕は、田中啓文がポイント高かったので、これからちゃんと長編他、読んでみようかと(^^)。ちまたの評判はこの短編不評なようだけれど、このめちゃくちゃ開き直った作風、僕は好きかも。題材がこのBlog向きというところも高得点の理由なのだけれど、、、。

 なんにしてもSFの幅の広さがよくわかるいい一冊になっています。後半3作ほどが言語による現実改変テーマだったりするけれど、これも仮想空間と現実空間のどちらを舞台にするかで、当然だけれど、受け取り方が全然違うというのが、僕としては連続で読んで比較することでわかったポイントで、なかなか満足だったり。

◆関連リンク
『NOVA 1』 考課表結果 - たまにしか更新しない日記
 今のところ、5人の方の投票が掲載されている。僕の点と特に異なるのは田中啓文「ガラスの地球を救え!」。傑作なのに(^^;)。

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2009.12.14

■NTTドコモ docomo CM 鉄人vs.ブラックオックス篇

Docomo_tetujin_vs_black_okks

ドコモ for PC データ通信もドコモ品質で! | NTTドコモ
YouTube - NTT docomo for PC 鉄人vs.ブラックオックス篇

 「鉄人28号vs.ブラックオックス篇」が放映スタート。
 前回のデザインを引き続き継承しているが、ディテイルが動いたり、イメージは少し違う。
 蒸気が出たり、スチームパンクな雰囲気。現代日本の街並みに、このスチームパンクがいい感じでマッチしている。映像の切り取り方も巨大感を出していて素晴らしい。

 これはいずれこのデザインで映画化されたらいいなー、と思う出来だ。
 スタッフは前作と同様、TUGBOATとオムニバスジャパンである。

テレビCM : データ通信「鉄人vs.ブラックオックス」篇 | 企業情報 | NTTドコモ

クリエイティブディレクター/プランナー TUGBOAT
アートディレクター 加藤 建吾(TUGBOAT 2)
コピーライター 道面 宜久(TUGBOAT 2)
プロデューサー 春田 寛子(株式会社東北新社)
制作 野中 直(株式会社東北新社)
ディレクター 井上 小玉
CGディレクター 古賀 庸郎(オムニバス・ジャパン)

◆関連リンク
・当Blog記事
 ■NTTドコモ docomo CM 鉄人28号

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2009.12.11

■モスクワ「超女碑」と「超男」 彫刻像、修復
  Рабочий и Колхозница

A_worker_and_a_female_collective_fa
maksmasterov: Рабочий и Колхозница
  修復の様子を写真で紹介したサイト。

ソ連時代を象徴する彫刻像、修復が進む

ロシア・モスクワ(Moscow)で修復作業が進む旧ソ連時代の女性彫刻家ヴェラ・ムーヒナ(Vera Mukhina)による彫刻像「労働者とコルホーズの女性(A Worker and a Female Collective Farmer)」

MARKETING IN CHINA_19:「超女碑」と「超男」.

1937 年のパリ万博のソ連館の前に飾られた「労働者とコルホーズの女性像」のことだとわかった。その像は24メートルという巨大なもので(超女碑は台座を入れて 7メートル)、向かって左の労働者がハンマーを、右のコルホーズの女性が大鎌を持ち、二人は片方の足を大きく前に踏み出し、まさに、未来に向かって前進を するといった前傾姿勢をとっている。後に、モスクワに移され、国民経済達成博覧会場の前に置かれていた。

 これも、tumblr経由で見つけたもの。ステンレスの巨人。中国では上にあるように、「超女碑」と「超男」と呼ばれているようである。なんだか奇想な感じなので、紹介してみました。

 リンク先で巨人の写真をお楽しみ下さい。

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2009.12.10

■NIF: National Ignition Facility 国立点火施設

National_ignition_facility

National Ignition Facility & Photon Science - The Power of Light(公式HP)

YouTube - Super Laser at the National Ignition Facility - KQED QUEST

世界最大のレーザー核融合設備NIFに潜入(写真&動画) :Gizmodo Japan

サンフランシスコにほど 近い「ローレンス・リバモア国立研究所」。 ここには米政府が総額30億ドル投じたレーザー核融合施設「National Ignition Facility(NIF)」があります。水素原子を融合させ、小さな星、引いては理論上は無限のパワー源にさえ近づける…そんなちょっとキワどいものを 目指している知る人ぞ知る国家プロジェクトです。

 以前、日本の核融合科学研究所 大型ヘリカル装置LHDを紹介して以来、核融合技術施設のワンダーな映像に惹かれているのだけれど、このアメリカのNIF: National Ignition Facility 国立点火施設も核融合テクノロジー・アートしている。

 国立点火施設というネーミングがあまりにもショボイ。映像も土岐の 大型ヘリカル装置LHDのセンス・オブ・ワンダーには敵いませんが、それでも「超」を目指す技術だけが持つ深遠な美しさがあります。技術については、残念ながら詳しく調べる時間がないので、ご勘弁を。(上のギズモードジャパンの記事は、技術の紹介の翻訳がなんだか変です。)

◆関連リンク
National Ignition Facility - Wikipedia, the free encyclopedia
米、核兵器の性能検証へ 国立点火施設が完成 - 47NEWS(よんななニュース).

 1997年に建設を開始。入力より大きいエネルギーを生み出す「点火」と呼ばれる状態を、2010年に実現することを目指すとしている。

当Blog記事
核融合科学研究所 大型ヘリカル装置LHD
核融合科学研究所 大型ヘリカル装置一般公開(1)LHDそのテクノロジーとアート
大型ヘリカル装置一般公開(2) 夢の核融合発電実現まであと29年(目標) 

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2009.12.09

■シーグラフ アジア@横浜 SIGGRAPH Asia 2009

Siggraph2009
SIGGRAPH Asia 2009
Art Gallery Preview >Multimedia > SIGGRAPH Asia 2009
2009.12/16 - 19

 コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術を中心としたデジタルメディア、デジタルコンテンツ分野を代表する国際カンファレンス&展示会 シーグラフが日本にも登場!
 最先端の研究やビジネス動向が把握でき、更に人気の国際アートフェスティバル、国際アニメーションフェスティバルで先端のコンテンツを体験して下さい。

 今まで考えたらSIGGRAPHの記事って、書いたことがなかったような、、、。
 ニューオリンズで8月に開かれたSIGGRAPH 2009のアジア版が横浜で開催される。Art Galleryのリンク先にあるCGアニメと、インタラクティブアートが観てみたいものです。近郊の方はどうぞ。

YouTube - SIGGRAPH Asia 2009 Computer Animation Festival Trailer
 アトムほか、今年のCGアニメーションのPV。これは必見かと。

◆関連リンク
New Orleans | Attendees | SIGGRAPH 2009 ニューオリンズ
YouTube - SIGGRAPH 2008 Computer Animation Festival Preview
 昨年のPV。冒頭画像の宇宙服CGはここにちらっと出てくる。

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2009.12.08

■新刊メモ『月のかぐや』『ユリイカ 特集=若冲』
 『思考する豚』『人間の消失・小説の変貌』
 『曲がれ!スプーン』『訳者解説』『ドラマ&影』

 最近、新刊メモをさぼっていたので、溜ってしまいました。
 ちょっと長いですが、ご勘弁を。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)『月のかぐや』 (新潮社)

こんな月、見たことない! 誰もが目を見張る、新たな月の美がここに。

2009年6月に使命を果たした月周回衛星「かぐや」。最新の科学データを基に、未公開オリジナル画像をふんだんに使った月の写真集が完成。ナスカの地上絵を凌駕する「月面絵」や迫力ある南極点、月のマリアナ海溝など「月の名勝地」をムーントラベル! プロジェクト秘話や科学的発見も満載の一冊。

 ぜひ、ハイビジョンのBlueRayディスクも出してほしい。

『ユリイカ2009年11月号 特集=若冲』 (青土社)

特集*若冲 〈動植綵絵〉・モザイク画・〈象と鯨図屏風〉・・・永遠に新しい絵師のすべて
【徹底討議】 21世紀の若冲 書き換えられる日本美術史 / 辻惟雄×山下裕二

 もう既に随分前に、この雑誌出てたような記憶になってますが、まだ11月号だったんですね。

ライアル・ワトソン『思考する豚』

ワトソンは、人類学、生物学、地理学、心理学といった視点から、豚の鼻が なぜあんな形をしているのか、その不思議な鳴き声、耳の形等を考察し、いか に豚が鋭い洞察力を持った動物であるかを検証する。また豚の「心の理論」 についても迫り、その蔑まれた存在に光をあてた、渾身の大著。

 豚の心! ワトソンは確か昨年亡くなられたのですよね。
 我々世代には『生命潮流』がインパクトをもたらした作家です。

笠井 潔『人間の消失・小説の変貌』

小説、評論、共に精力的に活動を続ける著者が、鋭い感性で時代を代表する作品群を読み解く。『容疑者Xの献身』など話題のミステリのみならず、『1Q84』 『グロテスク』など幅広く文芸作品を扱い、さらにドラマ、アニメ、コミックにいたるまで、ジャンルをまたいで論じることで遷りゆく時代を浮彫りにした、力作時評集。

 相変わらず旺盛な評論を続けてますね。最近、読んでないので、この本はチェック。ところで笠井潔はまだtwitterに現れないのだろうか。mixiでは見かけたけど、、、。

上田 誠『曲がれ!スプーン』

“ 本物”のエスパーたちがひそかに集まる喫茶店「カフェ・ド・念力」に、超能力番組の女性ADが迷い込んだ。なんとか能力に気づかれぬまま帰ってもらおう と、エスパーたちは悪戦苦闘するが……(「曲がれ!スプーン」)エアコンのリモコンを壊してしまい、熱さにうだるSF研究会の前に、なんとタイムマシンが あらわれた!?(「サマータイムマシン・ブルース」)SF的ガジェットをたくみに活かした群像劇で注目を集める若手劇作家、上田誠の初戯曲集がついに刊 行。映画化原作の2篇に加えて、両作の世界観を繋ぐ書き下ろし短篇小説「犬も歩けば」を特別収録!

「サマータイムマシン・ブルース」はSF研出身者、必見の映画でしたが、これは芝居のシナリオ。演劇版も是非観たいものです。

山形 浩生『訳者解説 -新教養主義宣言リターンズ』

「訳者のネームバリューで本が売れる稀有な翻訳家」と言われる山形浩生は、 そのあとがきの面白さでも知られる。ことに自然科学、経済、社会学系の翻訳書に おけるあとがきは、その本の概要のみならず、当該分野におけるポジショニング、 評価などがコンパクトにまとめられていて、「本編よりも面白くてわかりやすい」と評判。 (略)ロングセラー『新教養主義宣言』から10年ぶりの姉妹編、遂に刊行。

 「本編よりも面白くてわかりやすい」って。
 でも僕も氏の訳書は、あとがきだけ立ち読みすることが確かに多いなー。

スタンリー・キューブリック『ドラマ&影 : 写真1945‐1950』

映画制作者スタンリー・キューブリックが、1945年から1950年までに撮影した写真を、「都会の生活」「エンターテイメント」「セレブリティ」「人間の行動」の4つのテーマに分類し、収録する。

 先日、ロフト名古屋のジュンク堂へ初めて行った。
 図書館みたいな内装でとにかく本がぎっしり。このボリュウムは名古屋一かも(?)。少なくともこうした美術書・映画関係本は最大の在庫と思う。こんな本が出ているのも(出版は既に4年前)、
ジュンク堂で見て知りました。

 これはスタンリー・キューブリックのまさに原点ですね。
 画をきりとるセンスがまさにキューブリック。ダンスとか、時計仕掛けのオレンジを彷彿とさせます。

◆関連リンク
スタンリー・キューブリック - Wikipedia

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2009.12.06

■早川書房『S-Fマガジン』50周年記念アートブック『Sync Future』

早川書房『S-Fマガジン』50周年記念アートブック『Sync Future』
(Sync Future公式HP)

◆表紙イラストは数々のアニメーション映画賞を受賞した加藤久仁生(ROBOT)  
◆日本を代表するクリエイター25名と25冊のSF小説がコラボレーション
 
磯光雄×飛浩隆『グラン・ヴァカンス廃園の天使I』
菊地大輔(GAINAX)×野尻抱介『太陽の簒奪者』
森本晃司(STUDIO4℃)×伊藤計劃『虐殺器官』他25組

 いよいよ発売です。どんなイメージが繰り広げられているか、楽しみ。
 公式サイトSync Future事務局 (SyncFuture) on Twitterで下記のイベントを知りましたので、御紹介。しかし雑誌の50周年でこうしたメディアミックスな企画というのも珍しい。さすがSF!

Sync_future 『Sync Future』収録イラストが飛び出す!『BUGGER vol.4』
 2009年12月8日(火) 17:30~

VUENOS TOKYO『BUGGER vol.4』
日時 :2009年12月8日(火) 17:30~
場所 :VUENOS TOKYO
内容 :BURGER KING official support PARTY 『BUGGER vol.4』内タイアップイベント。ロックバンド LiquidFunk「FuturePlayer」に乗せて、アートブック『Sync Future』収録イラストの立体変換バージョンを特別展示。

 この「立体変換」というのは、映像として3D化して、プロジェクタで会場に映し出すということ(とtwitterで返事いただきました)。ロックとのコラボはどんなイメージを会場に作りだすんでしょうね。観たくてしょうがないのですが、東海地区からは遠い。火曜に東京出張は、、、ないし(^^;)。

Sync Future事務局 (SyncFuture) on Twitter

拡張現実コンテンツのプログラム開発&360度カメラ技術は、クレッセント様にご提供頂いております。

 クレッセントというのは立体映像機器を扱う会社。
 そしてsync futureの
企画・制作・プロデュースをしているのが、STEREOSCOPIC 3D/立体映像 - LUCENT PICTURES ENTERTAINMENT, INC | ルーセント・ピクチャーズエンタテインメントという会社。

当社で企画・開発・プロデュースする作品には、次世代の映像表現として世界的に注目を集めている「立体映像技術」を積極的に採用しております。

 2D-3D変換とかしているらしいので、今後、過去の日本の映像作品のステレオ化とか、いろいろな活躍を期待したいと思います。個人的には金田伊功のアニメートを3D化したものを是非観たい!

◆関連リンク
『S-Fマガジン 2010年 01月号』

創刊50周年記念特大号 PART・1 海外SF篇 本誌創刊50周年の記念特大号・第一弾。本誌の50年を彩ってきたSF界を代表する作家たちの本邦初訳作品を訳載する。さらに、名作SF5篇を再録する。そのほか、記念エッセイ、SFマガジン年表で構成する。

 『sync future』関連で磯光雄氏がインタビューされています。そして巻末の執筆者コメントで、「新作の準備作業中」とあります。やっと、ついに!
S-Fマガジン - Wikipedia

 1959年(昭和34年)12月、アメリカ合衆国のSFとファンタジーの専門誌『ファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクション』誌と提携して創刊された。初代編集長として福島正実を迎え、日本SFの黄金時代を演出した。
 創刊号では、ロバート・シェクリイ『危険の報酬』、フィリップ・K・ディック『探検隊帰る』、アイザック・アシモフ『やがて明ける夜』、アーサー・C・クラーク『太陽系最後の日』、レイ・ブラッドベリ『七年に一度の夏』等を掲載している。

 最後にSFマガジンの50周年にちなんで、わたくし事。

 実は、2009.12/6は両親の金婚式。今日初めて1959年12月に、SFマガジンと両親の結婚生活がスタートして、どちらも50年なのに気がついた。父、母、そしてSFMにおめでとう!

 我々60年代はじめに生まれたSFファンは、まさにSFMと50年近くを過ごしているSFM世代なんだということを、この事実から改めて認識した次第。

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2009.12.04

■トークライブ 「宇宙はそんなに遠くない!」
 宇宙作家クラブメンバーによるロケットエンジン開発

Rs68

ホリエモンとロケットまつりな面々が本当に宇宙開発を始めていた件 - Imamuraの日記.

この人たちが、もう3年も前から自分たちの手でロケットエンジンを作っているなんて、まったく思いもよらなかった。

ウェブマガジン「魚の目」でも宇宙論を展開する堀江貴文が、ロケットまつりでお馴染みの松浦晋也、笹本祐一、あさりよしとおを迎えて本気で話す宇宙の未来。

Togetter(トゥギャッター) - まとめ「ロフトプラスワン・トークライブ」
ホリエモン・トークライブ - 大塚実の取材日記

笹本
堀江さんが拘置所で見ていた設計図を元に
パイプを切って
東急ハンズでも売ってないので

あさり
しかし俺の家にはあれが1年居座って
別に秘密にしてなかったが
人に聞かれればロケットのエンジンだ、と

 SF作家と漫画家と宇宙科学ジャーナリストとITベンチャー元社長でロケット開発、まるでSFみたい。エキサイティング!
 特に、この引用のくだり、東急ハンズで買った部品を組み込んだロケットエンジンが
、『夏のロケット』の漫画家の家にあるって、なんか格好良すぎる。

 先日、 ヴァージンギャラクティックのスペースシップツーの記事で書いたように、欧米ではベンチャー企業による民間宇宙旅行が現実化する動向。それに対して、日本にもこういう動きがあるのはとても頼もしい。

 ホンダ、トヨタ(そして以前はソニー)といった大企業が次世代のテクノロジーの夢として、ロボット技術に注力する中、日本でも宇宙関連でベンチャー企業が次世代の産業をになうようになったら、凄いだろうなー。(宇宙産業の難しさは市場規模が確保できるかどうか。民間の観光狙いはその点、可能性があるのかもしれない。)
 

※写真はイメージ。
 Wapedia - Wiki: RS-68 (ロケットエンジン) NASAのジョン・C・ステニス宇宙センターにおいて、試験運転を行う開発段階のRS-68エンジン。

 町工場と東急ハンズの部品で作られたエンジンの写真が早い時期に一般公開されることを望みます。

◆関連リンク
宇宙作家クラブ:Space Authors Club
宣伝;11月24日(火曜日)、ロフトプラスワンのトークライブに出演します: 松浦晋也のL/D

 では、我々はいかにして宇宙をめざすべきなのか。少々考えにくい顔合わせで展開する、「宇宙への行き方」をお楽しみあれ。

先日のロフトプラスワンのイベントでは。|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba.

というわけで私たちも微力ながら、民間宇宙開発推進のために頑張っていくつもりです。まだまだ実際の宇宙空間到達は先になるとは思いますが。。。

当Blog記事
Virgin Galactic:ヴァージンギャラクティック SpaceShipTwo:スペースシップツー

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2009.12.03

■フライシャー兄弟『バッタ君町に行く』 リバイバル公開

Photo_2

映画「バッタ君町に行く」(ジブリ美術館ライブラリ) 作品解説

(略)やっぱりどこかでばかなアニメーターがお祭りみたいな気分とか、仲間に自慢したいとか、羽目を外して勢いで延々と描いたものは、見ている方にも何か喜びとして伝わってくるんですよ。(略)

アニメーション映画監督 宮崎 駿氏

おーいハニー。 アニドウ会長日記 (なみきたかし氏)

「雪のなんたらやなんとか農場なんてどーでもいい作品をやらないで、さっさとこれをやってほしかったですね」とつい口を滑らす。

 フライシャー兄弟の名作『バッタ君町に行く』が12/19から公開されます。
 上のお二人の言葉から、その傑作の度合いはお分かりいただけると思います。

 もともとフィルム1/24で読んで、ずっと観たかった映画。
 (確か)テレビで放映された時にビデオに録って、そのアニメートに感嘆して何度か観ました。

 にしても、なみき会長の言葉、いいですねー。ジブリもこれ、そのまま宣伝文句に使えばいいのにって無理ですね(^^;)。

◆関連リンク
Mr. BUG GOES TO TOWN - Google 画像検索
リチャード・フライシャー『マックス・フライシャー アニメーションの天才的変革者』

「時代のせいでおもしろくないものと、時代を超えておもしろいものがあるはずで、その時代を超えるものをやっぱりフライシャーは持っているんです」——宮崎駿

ベティ・ブープを生み、ポパイ、スーパーマンをアニメーションにした男。ディズニーに比肩する天才アニメーターの栄光と挫折の生涯を、その息子である名映画監督が温かく描き出す。アニメーションファン必読!

マックス・フライシャー製作、デイブ・フライシャー監督『バッタ君町へ行く』
 DVDはなく、ビデオも絶版。昔、録画したビデオを発掘せねば。NHKだったっけ?

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2009.12.02

■神聖かまってちゃん「ロックンロールは鳴り止まないっ」


YouTube - ロックンロールは鳴り止まないっ 神聖かまってちゃん

子供ノノ聖域(神聖かまってちゃん公式ブログ)

mono(リーダー,Key)  の子(Vo&Gt,曲作り)  みさこ(Dr&Cho)  ちばぎん(Ba&Cho)

 朝、ラジオZIP-FMで偶然聴いたインディーズバンドの曲。流れた曲に軽いショックと眩暈を受けてYoutubeでもう一度聴いた(一度で終わらず朝の電車で三度ほど)。

 神聖かまってちゃん「ロックンロールは鳴り止まない」。PVにはビートルズとセックスピストルズと戸川純と清志郎も応援に駆け付けている(?)。

 グループのネーミングはどうかと思うけれど、歌はボーカルと曲想がぶっ飛んだ感じで凄いと思う。新しい息吹。

 騙されたと思って一度聴いてみてください。音楽に疎い僕にも凄さは分かります。(ただしファンキーな曲がダメな方はご遠慮下さい(^^;;))

◆関連リンク
YouTube - 23才の夏休み 神聖かまってちゃん
ロックンロールは鳴り止まないっ PV作りました(.mp3)
 神聖かまってちゃんの の子 がアップしているので正式リリース。
の子 プロフィール - Stickam JAPAN!(スティッカム)
[タグ] 神聖かまってちゃん(ライブとPV)

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2009.12.01

■チャーリー・カウフマン監督『脳内ニューヨーク』 
SYNECDOCHE, NEW YORK

Photo
映画『脳内ニューヨーク』公式サイト アメリカ公式HP
 Nagoya Cinematheque Monthly

 劇作家ケイデン・コタード(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、画家の妻アデル(キャスリーン・キーナー)、娘のオリーヴとニューヨークに暮らしていた。上演中の演劇は高い評価を得ているが、夫婦の間には深い溝が。やがてアデルは、娘を連れてベルリンへ旅立ち、いつまで待っても帰ってこない。が捨てる神あれば拾う神あり。ケイデンは、業績が認められ「天才賞」を受賞、その賞金をすべて注ぎ込んだ一大プロジェクトを計画する。それは現実のニューヨークの中に、もうひとつ巨大なニューヨークのセットを建設し、演劇を行うというプランだった……。124分。

 チャーリー・カウフマンが前作『エターナル・サンシャイン』(脚本)から4年あけて、初監督作品を作り上げた。

 、、、と言いつつ、今日までこの映画のこと、知りませんでした。カウフマンでこのストーリー、これは奇想映画そのものではないでしょうか。こんな映画をチェックし逃していたとは!!
 東京公開は11/14。名古屋では12/23-30の一週間だけ上映予定。全国でも10館程度だけしか公開劇場がない。あれ、よほどこの映画、評判が悪いのでしょうか。予告篇をみると、渋そうではあるけれど、、、。

Synecdoche_new_york  掲載したポスターは日本のものはポップだけれど、アメリカのは至って地味。だけれど、なかなか飛行船の俯瞰が素晴らしい。米の公式HPの表紙も右の絵で抑えたトーン。
 原題"SYNECDOCHE, NEW YORK"のSYNECDOCHEは、「提喩法(一部で全体を, 全体で一部または一般的なものを表す修辞法) 」というやや複雑な意味らしい。

 アメリカ版が本来のイメージを伝えているように思える。はてさて、結果は?

◆関連リンク
当Blog記事
ミシェル・ゴンドリー監督 『エターナル・サンシャイン』

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