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2008年12月28日 - 2009年1月3日

2009.01.03

■ズジスワフ・ベクシンスキー関連映像ライブラリ
  DmochowskiGallery.net - film library

Dmochowskigallery DmochowskiGallery.net - film library 

 昨日に続いて紹介するベクシンスキーに関する"お年玉"情報。
 僕はこのページを見つけた時に、ネットの広大さを、センス・オブ・ワンダーの神(いるのか!?)に感謝しました(^^)。

 ベクシンスキー研究家/紹介者/蒐集家であるAnna and Piotr Dmochowski夫妻のヴァーチャル・ギャラリーにおかれた、ベクシンスキーにまつわるフィルム9本。(パリに氏のリアル・ギャラリーMusée-galerie de Beksinski' というのが1989 and 1995にあったようです。Galerie Dmochowski, Musée-Galerie de Beksiński, 43, rue Quincampoix Paris 4e, 1995)

 このドモコフスキー氏所蔵のベクシンスキーの絵を借り受ける形で、この動画とともにどこかの日本の美術館で展覧会を開催してほしい。どっかのキュレータさん、ここ観られていないかなー。

 以下、各作品へのリンクと内容紹介と感想。
 興味のわいたものをご覧ください。不安感をあおる映像と音楽にドキドキする。

“The tribute to Beksiński” Bogdan Dziworski’s film, 1985 20min

 ベクシンスキーの絵に雰囲気のある曲と実写映像がインサートされたPVというか、イメージビデオ。冒頭 タンゴのダンスの実写にあの重厚な絵が映し出される。

 ベクシンスキーのアトリエが映る開始5分のところからが素晴らしい。崩壊する街。音と映像の鬼気迫る雰囲気。ベクシンスキーの絵をオブジェ化した映像。

 楽しげな音楽を背景にポーランドの市民たちの踊りにインサートされるベクシンスキーの不気味な絵。

 食物を食べる音にかぶる死を充満させたベクシンスキーの絵。

Conversation_of_the_master_with_the“Conversation of the Master with the Death” Franciszek Kuduk’s film. 1973.

 これはベクシンスキーのインタビューと絵を音楽入りで紹介した映像。教会音楽のような荘厳な曲が絵に合う。そして墓場を歩くベクシンスキー。
 絵の細部の拡大がなされているのだけれど、映像が小さいため、残念ながら筆のタッチまでは読み取れない。ハイビジョン映像でこうしたフィルムが撮られれば、展覧会が開催されなくても、ベクシンスキーの絵の細部を堪能できるはずなのだけれど、、、。

“Gallery of 35 million” – an interview given to Franciszek Kuduk from Polish television 22分

 共産主義下のポーランドでこのような番組がTVで放映されていた事実。(国営TV局だよね?)
 幼児がこの絵をTVの前で偶然見てしまったら、、、。

 上のインタビューもだけれど、ベクシンスキーが自身の絵の飾られた部屋(アトリエ?)で自作について語っている映像が20分くらい続くのだけれど、何を語っているのか、ものすごく知りたい。ポーランド語の分かる方、是非訳してください。この孤高の作家がどんな脳内映像イメージを語っているか興味大。

The vernissage of the first exhibition of Beksiński in Paris, autumn 1985 12分

First_exhibition_of_beksinski_in_pa

 パリの個展の様子。
 街に張られたポスター。ベクシンスキーの絵が当時のパリの街に溢れたと思うと、凄い。

7 films shot by Beksiński about the process of creating his paintings. 1987 The work painted between 19.06 – 29.06.1987 4分

 制作プロセスを下絵から観られるメイキング。

An_interview_given_to_barbara_dyksiAn interview given to Barbara Dyksińska from Polish TV. 1991 19分

 女性によるベクシンスキーへのインタビュー。
 墓場でビデオカメラを回すベクシンスキー。そこにあるベクシンスキー家の墓。
 死の漂う彼の絵は、墓場からそうしたイメージを得ていたのかもしれない。

“Three voices on Beksiński” Polish TV, 1995 27分

 ポーランドではこれだけアート系の番組だろうが、ベクシンスキーをとりあげているということは、かなり著名だったのであろう。

 この番組には、3人の評論家(?)(Henryk Waniek,Tadeusz Nyczek氏)によるディスカッションが含まれている。
 そして18分くらいのところから絵のメイキング映像。最初描かれていたものが途中から全く違う絵に変わっていく様子が2作品で示されている。

 途中でインサートされたベクシンスキーの百面相。
Facehorz

Private Video. Beksiński. 1989

 ベクシンスキーにより自邸で撮られた家族のビデオ。
 緑色のカレーライスチックなものを食べるベクシンスキーとか生活感たっぷり。

Private Video. Beksiński. 1989 10分

 自邸の整頓されたオーディオセットとアトリエのビデオ。
 自作をカメラで撮影したり、絵のフレームを制作する様子。
 このあたりはベクシンスキーの生活が写されており、作家の存在に空想を残しておきたい向きは、視聴はお薦めできません。これをみると普通のお父さんです(^^;)。絵とのギャップ大。

 ということで以上、8本のフィルムでベクシンスキーの創作の秘密に触れられる!?(ポーランド語がわかればね(^^;))

 家族が正月番組をニコニコしながら観ている横で、陰鬱だったりするこれら映像を何本も観ている私っていったい??な気分。今年も思いやられます(^^;)。
 にしても自分としては偶然ながら、Blogとして最高のスタートが切れたと思っているから、たちが悪い。

 でもこのビデオがポーランドでかつて正月番組として流されていたら、その彼我の差は凄いかも。

◆関連リンク
・展覧会 Miejska Galeria Sztuki w Częstochowie - ZAPRASZAMY.
 ポーランドでの一周忌の展示会ミュージアム・ベクシンスキーを伝える記事と映像。
 端正なグレーのギャラリーに飾られたベクシンスキーのあの作品たち。
 作品のプロジェクタ映写もあり。シルバーのフレームに入れられた作品。
 映像は男性ボーカルの妖しい重厚な曲がぴったり。Horz
DmochowskiGallery.net - news. 2006.2/21- 没後1周忌の展覧会 個人所蔵の作品を次の年まで土曜と日曜に観られるとある。場所は、A hall of the City Art Gallery(Czestochowa: チェンストホーバ市)。今現在の開催は不明であるが、ポーランドへ行かれたら要チェック。Czestochowa - Silesian, ポーランド共和国 | TIXIK.com.

Muzeum Zdzisława Beksińskiego
DmochowskiGallery.net - shop.ポーランド?(もしかしたらフランス )の画集2つの通販
DmochowskiGallery.net - library.

My three-volume correspondence with Beksinski (in Polish).     * Volume 1. Years 1983-1995

 日本人(東洋人)らしき人物が100万ドルでベクシンスキーの絵をPiotr Dmochowski氏から購入したという記述がある。あとここに800ページにおよぶ研究書のPDFとかが置かれている。

“The tribute to Beksiński” Bogdan Dziworski’s film, 1985の監督Bogdan Dziworskiの関連リンク
 traveling with the ghost: Bogdan Dziworski.
 日本語で記述があるのはここだけ。Bogdan氏、写真家のようです。
 Bogdan Dziworski on artnet 

画集『ベクシンスキー』(楽天)
Zdzilsaw Beksinski 『The Fantastic Art of Beksinski』 (革装本)

当Blog記事
エディシオン・トレヴィル 画集  『ズジスワフ・ベクシンスキー』再復刻版 出版
画集 『ファンタスティック・アート・オブ・ベクシンスキー』  Zdzilsaw Beksinski  "The Fantastic Art of Beksinski".
ポーランド現代絵画孤高の巨人  ズジスワフ・ベクシンスキー:Zdzilsaw Beksinski.

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2009.01.02

■エディシオン・トレヴィル 画集
  『ズジスワフ・ベクシンスキー』再復刻版 出版

Photo

『ズジスワフ・ベクシンスキー』
editions treville - pan-exotica
- エディシオン・トレヴィル -

 (スジスワフ・ベクシンスキーを語るスレ経由)

 死、腐敗、損壊。言い知れぬ寂寥感と恐怖に支配され永遠の廃墟と化した時空。それでも画幅にはエロスの魂だけが虚ろに木霊している。先頃刺殺体で発見されたポーランド孤高の画狂ベクシンスキーの日本唯一の作品集、追悼復刻版!

3,990yen(税込)
155mm×216mm 104頁
A4判 ISBN 4-309-90638-9

 我ながら正月からいきなり黒縁の写真でスタートするのは気がひけるのですが、昨年のアクセス解析で、人気の高かったポーランドの孤高の画家ベクシンスキーから本年のスタートをきりたいと思います。本年もこんなBlogですが、皆さん、よろしくお願いします。

 今日と明日、ベクシンスキー関連で見つけた新しい情報を掲載します。(明日の記事はこれ→ベクシンスキー関連映像ライブラリ DmochowskiGallery.net - film library 貴重なフィルムのリンク集です。)

 まずは、「大吉」のおみくじをひいた後、ふとベクシンスキーネタをネットで探していて見つけた嬉しいニュースからです(これは僕にとっては最高のお年玉でした)。あの幻の(ネットでは2~3万円で古本が取引されていた)日本で唯一出版された画集が二度目の復刻発売されます。

 購入はこちらからです。
画集『ベクシンスキー』(楽天ショップ)
ベクシンスキー - editions treville online shop〈エディシオン・トレヴィル オンラインショップ〉。僕はしっかり先ほど発注しました。待ち望んでいた方は是非どうぞ。

◆関連リンク
ひねもすのたりの日々: 画集「ベクシンスキー」
 shamonさんによる本画集の詳細レビュー
ベクシンスキー画集(ちょい高画質)‐ニコニコ動画(ββ)
YouTube - Zdzilsaw Beksinski.スライドショー+音楽。
Amazon
Zdzilsaw Beksinski 『The Fantastic Art of Beksinski』 (革装本)

当Blog記事
ベクシンスキー関連映像ライブラリ  DmochowskiGallery.net - film library 
画集 『ファンタスティック・アート・オブ・ベクシンスキー』  Zdzilsaw Beksinski  "The Fantastic Art of Beksinski".
ポーランド現代絵画孤高の巨人  ズジスワフ・ベクシンスキー:Zdzilsaw Beksinski

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2008.12.31

■2008年 究極映像研のアクセス解析

■2007年 究極映像研のアクセス解析

 一年間、究極映像研にアクセスいただき、ありがとうございました。
 昨年に続き、アクセスの状況をまとめ、一年を締めくくりたいと思います。

Ufil_access_2008_2 ◆総アクセス数
 右図に示したのがGoogleで記録された年間のアクセス状況。総アクセス448421件、平均1228件/日です。

 昨年が総アクセス53万件、平均1450件/日なので、15%ほどダウン。特にグラフを見てわかるのが11月からの落ち込み。本業に忙殺され記事が減り、かつ一本づつにかける時間が減っていたので、そうしたところがまさにアクセス数に出ているのでしょうね。

 やはりこういうのは如実に数字に出るので怖いです。と言っても年が明けても相変わらず仕事は忙しいので、どうなることやら。あたたかく見守っていただければ幸いです。

◆記事ごとアクセス数
 
これも年間で示せるといいのですが、ココログの機能としては4ヵ月の分析しかできないので、今年の9月からの集計です。

 特に比率を見てもらうといいかと思います。

                                                                                                                                                                       
 記事アクセス数比率
1トップページ40,62322.3%
2■世界初海中ホテル「ハイドロポリス&   ドバイ衛星観光 4,9102.7%
3■   『ファンタスティック・アート・オブ・ベクシンスキー』3,8722.1%
4■HDR(High Dynamic   Range)写真3,7432.1%
5■デジタル3Dシネマ方式比較  リアルD   v.s. ドルビー3D1,9721.1%
6■『電脳コイル』探索  複合現実と強化/拡張現実1,8101.0%
7カテゴリ ロボット1,8031.0%
8■空中撮影 摩天楼 ブルジュ・ドバイ1,8011.0%
9■ポーランド現代絵画孤高の巨人 ベクシンスキー1,6650.9%
10■F14戦闘機が音速を超えた瞬間1,6560.9%
11■電動バイク Axle EV-X71,6160.9%
12■DIYパルスジェットエンジン by   Bruce Simpson1,4450.8%
13■リンチ監督の新作は資生堂リバイタルグラナスCM1,3460.7%
14■池谷裕二 『進化しすぎた脳  』 感想・11,3140.7%
15■作曲 : 菅野よう子, Ilaria   Graziano " i do "1,2840.7%
16■『スタジオジブリ・レイアウト展』宮崎駿   金田伊功1,1520.6%
17■巨大ロボット2点 La Machine   & Festo1,0660.6%
18カテゴリ テクノロジー1,0100.6%
19カテゴリ 立体映像9620.5%
20■神山健治 『攻殻機動隊 S.A.C.   SSS』謎解き9410.5%

 今年アクセスが伸びたのが「ドバイネタ」。
 検索サイトからのアクセスが伸びているようです。検索ワードでランクを見ると、これもはっきりとデータが示しています。

◆検索ワードとアクセス数

                                                                                                                                                                       
 検索ワード/フレーズ 件数比率
1 ベクシンスキー1,6891.9%
2 ハイドロポリス1,4471.6%
3 HDR9561.1%
4 Hydropolis Hotel8801.0%
5 ブルジュ・ドバイ8731.0%
6 パルスジェット5920.7%
6 究極映像5920.7%
8 HDR写真5090.6%
9 パルスジェットエンジン4020.4%
10 ドバイ 海中ホテル3580.4%
11 site:bp.cocolog-nifty.com3510.4%
12 町山智浩3490.4%
13 究極映像研究所3300.4%
14 海中ホテル3250.4%
15 グーグルムーン3150.4%
16 未来の車3130.3%
17 hdr3060.3%
18 金田伊功2970.3%
19 ベクシンスキー 公式2870.3%
20 ズジスワフ・ベクシンスキー2620.3%

 これもココログの9~12月の結果。バブルがはじけたドバイのニュースで、「ハイドロポリス」をネット検索する人が増えたのでしょうね。 あとベクシンスキーがトップ。これは次のAmazonの結果にも表れています。

◆アマゾンアフェリエイトの冊数

                                                                                                           
 品目件数
1The Fantastic Art of   Beksinski46
2電脳コイル (ロマンアルバム)11
3電脳コイル ビジュアルコレクション8
4進化しすぎた脳 (ブル-バックス)5
5リボルテックヤマグチ No.43   鉄人28号4
5アニメーションノート no.9   (2008)4
5光車よ、まわれ! (ピュアフル文庫 あ   2-1)4
5巨人譚 (光文社コミック叢書SIGNAL)4
5美術手帖 2008年 09月号 [雑誌]4
10Harold & Purple   Crayon: More Harold Stories3
10EPSON インクカートリッジ   ICBK503
10ゆらぐ脳3
10攻殻機動隊STAND ALONE   COMPLEX原画集3
10深井克美―未完のランナー   (ミュージアム新書)3
10篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝 3
10進化しすぎた脳 (ブル-バックス)3
10電脳コイル企画書3

 ベクシンスキーが圧倒的にトップ。洋書なのに凄い。
 これは昨年の結果と同じ。今年は特に右側の柱部分に、常にベクシンスキーのこの画集を置いたのが結果を伸ばしたと思われます。もしかしてこの洋書の冊数を日本一紹介しているサイトになるのかも(^^;)。

 あとは『電脳コイル』関係が地道にランクイン。こうした好きな作品を多くの方に(といってもわずかですが)紹介できているのは記事を書く原動力になります。
 また皆さんにいただいたポイントで、次の記事の資料(兼自分の趣味ですが(^^;;))を入手して紹介したいと思います。

 というわけで一年を簡単に数字でまとめてみました。
 ではでは来年もできる限り、世界の究極映像作品を追いかけていきますので、お付き合いいただければ幸いです。良いお年を!!

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