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2009年7月12日 - 2009年7月18日

2009.07.17

■感想 ボブ・レターマン、コンラッド・ヴァーノン監督『モンスターVSエイリアン』

Monsters_vs_alienMONSTERS VS ALIENS
: In Theaters March 27, 2009
(米 公式HP)
モンスターVSエイリアン (日 公式HP)

 タイトル通りのモンスターとエイリアンの戦いを描いた待望の3D-CGアニメをデジタル3Dシネマ REAL Dの劇場で観てきた。

 想像どおりの作品で満足。
 しかしストーリーも立体映像としても、その想像を大きく超えることがなかったのに少し不満(可もなく不可もなくって評価です)。
 我々は、立体映像の可能性を本当に開花させた度肝を抜かれるような映画にいつ出会えるのだろうか。(キャメロンの『アバター』?)

 予告にある絵がら通り、コメディタッチで描かれる戦いだけれども、ユーモアのセンスがなかなか好みで◎。

 コックローチ博士のマッドサイエンティストチックな笑い方が最高。
 BOB、ミッシングリンク、ムシザウルスといったモンスターの面々もいい味出している。
 あと気に入ったのが、90歳のモンガー将軍。
 こんな物に動じないとぼけたジジイになりたいものです(^^)。

 とにかく能天気な描写が素敵。
hr/photos/stylus/25134-Monsters_Aliens_341x182.jpg
 それから、ムシザウルスの最後の活躍は注目。

 3Dはreal D方式。戦闘シーン、宇宙シーンで威力を発揮している。
 特にゴールデンゲートブリッジのシーンが最高にスペクタクル。重量感と立体感。
 ムシザウルスには惚れました(^^;)。

 次の立体映画は、やはり予告でやってたピクサーの『ボルト』でしょう。これも楽しみ。

◆関連リンク
EnterJam 町山智浩のアメリカ映画特電.

第80回 2009/04/16 up 『モンスターVSエイリアン』で怪獣好きのお父さんも大喜び

 本作の舞台、田舎町モデストはルーカスの生まれ故郷とのこと。
The Inside Scoop · InTru3D Archive.
 IntelとDreamWorksのコラボ。
 InTru3Dは立体映画の上映方式でなく、制作システムのようですね。
Intru™ 3D, 3D Animation with Intel and Dreamworks
 アニメの歴史を語って、最後にInTru 3Dのロゴを示したIntelの予告編。
3-D vision doesn't waver

◆関連当Blog記事
映画『モンスターVSエイリアン』 オフィシャルブログ
デジタル3Dシネマ方式比較  リアルD:REAL D   v.s. ドルビー3Dデジタル:Dolby 3D Digital Cinema.
デジタル3D CGシネマ 立体映画 REAL D  ロバート・ゼメキス監督『ベオウルフ/呪われし勇者』

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2009.07.16

■新刊メモ 『定本アニメーションのギャグ世界』
 『光瀬龍 SF作家の曳航』

森 卓也『定本アニメーションのギャグ世界』
 (アスペクト ASPECT ONLINE)

 ミステリマガジンの連載をまとめ、1978年に奇想天外社から発売された森卓也著『アニメーションのギャグ世界』を、書き下ろしエッセイ、オリジナル「トムとジェリー」全作品解説、単行本未収録アニメーション評論などを追加収録して復刻しました。

 大部のアニメ解説書。
 森卓也氏は東海地区在住、地元中日新聞に映画評を書かれていたので、なじみ深い。「トムとジェリー」全作品解説ってなんか凄い偉業。
 森卓也氏は『カリオストロの城』から宮崎アニメを高く評価していた。今回の追加分にも『ポニョ』評が掲載されている。

光瀬龍, 大橋博之『光瀬龍 SF作家の曳航』

光瀬龍没後十周年メモリアルとして刊行。 大学生時代に菊川善六名義で書かれた未発表習作「肖像」を含む、単行本未収録作品13編(加筆され単行本化される以前の雑誌での初出バージョン等を含む)とエッセイ39編。 光瀬自身が単行本のあとがきや雑誌のエッセイなどで語った心象風景やこだわりが、各作品へと昇華される過程を、徹底検証してつまびらかにした「光瀬龍自伝」。

 光瀬龍のエッセイを自伝風に構成し掲載。
 既に亡くなって10年になるのですね。
 数々の在りし日の写真も掲載されていて、ファン待望の書。
 この方が描く詩情あふれる宇宙は、もっと広く評価されてもいいと思います。

◆関連リンク
光瀬龍−SF作家の曳航(ラピュータ公式)

●第一章 幼い頃──記憶の中に灼きついて消えないもの 【エッセイ】幼い日の記憶/私のUFO体験/ある疑惑/夢は哀しいか/懐かしきブリキ製の夢/あとがきにかえて/私の《ファーブル昆虫記》/あとがきにかえて/三月が来ると/有明と無明の間/あとがきにかえて 【小説】帝都上空に敵一機 【解題】大橋博之
●第二章 青年の頃──意欲と情熱だけを抱いて彷徨う 【エッセイ】岩手県南、前沢町 茫洋と流れる北上川/《上野原》の想い出/私の正月/あとがき 【小説】見果てぬ夢を ロン先生の青春記 【エッセイ】遠い海鳴り—ロン先生の虫眼鏡/後記—闇市の蜃気楼/ここは遠きブルガリヤ・ドナウのかなた/幸福な作家、団鬼六氏/アメリカ・カンゴッタン/美人するとき/ロン先生の公開日記──ああ 青春/夢の後に または私のディエンビエンフー 【小説】肖像(菊川善六) 【小説】二十年前、新宿で 【解題】大橋博之
●第三章 作家の道──流浪の末に辿り着いた終着点 【エッセイ】火星年代記から漢書に托したもの/タイタン六世の頃/あとがきにかえて/あの頃とSFマガジン 【小説】タイタン六世 【小説】晴の海1979年 【解題】大橋博之
●第四章 時空の旅──人はそれを東洋的無常観とよぶ 【エッセイ】あの頃のこと/あとがきに代えて 【小説】暁はただ銀色 【エッセイ】作者の言葉/「派遣軍還る」あれこれ/《派遣軍還る》を書いた頃/あとがき/私の『東キャナル市』 【小説】残照一九七七年 【小説】ある日の阿修羅王 【小説】説法 【小説】 廃虚の旅人 【エッセイ】アンドロメダ・ストーリーズ 【小説】少女イル外伝 決闘《毒蜘蛛亭》 【解題】大橋博之
●第五章 今、再び──虚無を呑み込む暁の砦 【エッセイ】ある女性/行きつけの床屋さん──青坊主万歳!/龍おじさんのへそまがり動物記 わが家のフクロウ 子ネコそっくり/ハナと歩く ロン先生の虫眼鏡・番外編 【小説】 暁の砦 【解題】大橋博之 光瀬龍 略年譜 【解説】 光瀬龍は、なぜ光瀬龍なのか(大橋博之)  編集後記

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2009.07.15

■クリストフ&ウルフガング・ロイエンシュタイン兄弟『バランス』
 Christoph & Wolfgang Lauenstein監督「Balance」

Balance

YouTube - Balance - Christoph y Wolfgang Lauenstein (1989)

 ドイツのクリストフ&ウルフガング・ロイエンシュタイン監督による1989年アカデミー短編部門受賞作。7分間の不条理で奇想な作品。
 限定された空間に閉じ込められた人間の憂鬱な不条理は、映画『CUBE』他へ影響しているのかもしれない。

 昨日記事にしたシェーン・アッカー監督『9』の背番号の付いたくすんだ布袋の人物たちには、あきらかに本作の影響がみてとれる。

 実は寡聞にして、この監督の作品は初めて触れたのだけれど、他の作品もじっくり観てみたいものです。以下、ネットにある作品を紹介。

Lauenstein & Lauenstein Filmproduktion(公式HP)
 Balance & Beyondのコーナーの諸作が「Balance」と同一のキャラクターのシリーズになっている。

YouTube - saturn - christoph & wolfgang lauenstein
YouTube - The Fall

◆関連リンク
アカデミー短編アニメーション賞

1989年度(第62回) ★ 『バランス』"Balance " ウォルフガング・ロイエンシュタイン Wolfgang Lauenstein、クリストフ・ロイエンシュタイン Christoph Lauenstein(ドイツ)

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2009.07.14

■シェーン・アッカー監督『9』予告篇
  Director: Shane Acker - 9 - Official Trailer

Timur_bekmambetov_9
Apple - Trailers - 9 YouTube - 9 - Official Trailer
9 | Film Overview | Focus Features Movies |(公式HP)

Release Date: 9 September 2009
Cast: Elijah Wood, John C. Reilly, Jennifer Connelly, Crispin Glover
Director: Shane Acker
Writer: Shane Acker, Ben Gluck

 ティム・バートンとティムール・ベクマンベトフのプロデュースによる新人監督シェーン・アッカーの初長編。声優にはあのクリスピン・グローヴァーもクレジットされています。このマニアックさ。
 ベースになったのは、シェーン・アッカー監督の同名の短編。
 こちらは2006年にアカデミー短編部門にノミネートされ、他の映画賞も受賞している。(9 (2005) - Awards)

YouTube - 9 - Animated Short (High Quality) animation by Shane Acker
 オリジナルの10分の短編。
 映像だけでストーリーがわかる。画面構成とアニメートとデザインのセンスが素晴らしい。この雰囲気、大好き。
 長編は登場人物も増え、映像もゴージャスになっている。短編に比べると、ずいぶんエンタテインメントに振っているように見える(それでいいんだけど)。
 短編の陰鬱なさびしげなイメージも捨てがたいので、是非、オリジナルもご覧ください。

◆関連リンク
Shane Acker(IMDb)
ShaneAcker.com
 ここのfilmsでオリジナルのもっと鮮明な映像が見られる。すばらしいディテイルです。
YouTube - Epson Projection - Shane Acker
 短編「9」の監督へのインタビュー。映し出されるプロダクションスケッチも素晴らしい。
YouTube - mr.grenade シェーン・アッカーの短編
「ささくれ」 “Hangnail” シェーン・アッカー
 (海から始まる!?/ウェブリブログ)

 学生時代の2Dアニメ。これは"痛い"作品。
ティム・バートンが絶賛した才能 シェーン・アッカー『9(ナイン)』
 (海から始まる!?/ウェブリブログ)

 実際に監督は、この作品で、ヤン・シュヴァンクマイエルやブラザーズ・クエイ、Lauenstein兄弟にオマージュを捧げていて、Lauenstein兄弟の“Balance”にインスパイアされて、この作品を作ったとも語っています。

 やはりそこに繋がりますか。
 もちろん『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』の影響はあるのでしょうが、東欧のシュールレアリスムの波紋がここまで広がっているわけです。
 Lauenstein兄弟の“Balance”については明日の記事で紹介します。これもいい!

当Blog記事
デヴィッド・ブラザーズ,クリスピン・グローヴァー監督  スティーブン・C・スチュワート脚本主演  『It is Fine. Everything is Fine!』

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2009.07.13

■『Cut (カット) 2009年 08月号』特集:ヱヴァンゲリヲン『破』
 Director:Hideaki Anno "Evangelion:1.0"北米予告篇

Cut_0908_3『Cut (カット) 2009年 08月号』(ロッキングオン)
 Cut 編集部 次号予告

特集:『破』が教え る、エヴァンゲリオンは生き続ける。 
貞本義行=完全独占描き下ろし表紙イラスト CUT2009年8月号は、7月18日発売
 公開されるやいなや驚異的な数字を叩き出し、見事興行成績のトップに躍り出た『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。今回CUTでは、シリーズの風雲急を告げ るこの衝撃作を徹底分析すべく、大特集を決行します!! CUT独占入手の描き下ろしイラストから、庵野秀明総監督の右腕として知られる鶴巻和哉監督のロング・インタビュー、貞本義行、坂本真綾ら主要製作陣・キャスト陣の必読テキストまで! 完全保存版の全22Pです!!
松原秀典 イラスト 鶴巻和哉 イラスト 平松禎史 イラスト 本田雄 イラスト 鶴巻和哉 インタビュー 貞本義行 インタビュー 坂本真綾 インタビュー 緒方恵美/林原めぐみ/宮村優子/三石琴乃 インタビュー

 あまりとなえさんのちゃいるどふーず・ねばー・えんど | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破のコメント欄で知ったCUTの特集号、詳細がロッキングオンのHPに出ました。

 イラスト陣の人選が素晴らしい。これで吉成曜が入っていれば作画マニア向けにはかなりのレベルでしょう。いったいCutって何雑誌だっけ(^^;) ? というか渋谷陽一の映画オタクなセンスがいいのか、それとも単なる商売人なのか、、、、(^^;)
 『破』関連の書籍がまだ少ない中、この雑誌は売れますよ、きっと。

Eva01_usa_verApple - Movie Trailers - Evangelion 1.0.

# Director:Hideaki Anno
# Cast:Allison Keith-Shipp, Spike Spencer, Colleen Clinkenbeard, Caitlin Glass, John Swasey, Brina Palencia

 09.7/17から公開される北米版のヱヴァンゲリヲン1.0の予告篇がAppleのサイトに掲載されている。

 ポスターはいまひとつの出来だけれど、いつも観ているAppleのサイトに、このように掲載されるとどこか晴れがましい(^^;)。のでスナップショットを載せてみました。

 予告篇は当然、英語。
 本篇の迫力のあるシーンを時系列無視で並べてあり、なかなかスピーディに仕上がっている。でもナード向けの内容かな。
 もっと要塞都市の側面を強調して、使徒の特異な映像をつないで、ヤシマ作戦のハードな作画をうまく見せれば、かなり大人のエンタテインメントな映画として売ることもできるはずなのに、ちょっと残念。せっかくAppleの一般的なサイトで宣伝するのだから、、、。

 加えて、Official Site http://www.funimation.com/Evangelionのリンクがつながらない。今度の週末に公開なのに、これで大丈夫なのだろうか、と心配になる。

◆関連リンク
『Newtype (ニュータイプ) 2009年 08月号』(角川)
 CutとNewtypeの表紙、普通、逆じゃない(^^)
・当Blog記事
 ネタばれ感想 庵野秀明総監督 摩砂雪;鶴巻和哉監督 『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破  YOU CAN(NOT) ADVANCE.』

 以前書いた文章が要点をえないものになっていたので、書き直しました。ポイントは、これはやはり巨大ロボットアニメではなく、人造人間進化ものだって視点です。

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2009.07.12

■墨岡雅聡監督「バス・アマリリス:BASS AMARYLLIS」
 @PFF上映会

1988_basu 日本インディペンデント映画史シリーズ②
  ぴあフィルムフェスティバル の軌跡 vol.2

東京国立近代美術館フィルムセンター
プログラム.pdf (pdf ) 
     ([mixi] 墨岡雅聡コミュ経由)

The History of Japanese Independent Cinema II
Retrospective of Pia Film Festival vol.2
2009.6.30-7.24

7/2(木) 6:00pm 7/12(日) 0:00pm
バス・アマリリス (39分・8mm・カラー)

88年(第11回)最優秀音響賞受賞。

 彼は“自分の音”を探していた。歌う、叫ぶ、たたく。「俺の聞きたい音はこんな音じゃな~い!!」何度もリフレインされる音と映像はやがてポップな音楽となって観客に届く。墨岡雅聡はその後TBS系列「三宅裕司のえびぞり巨匠天国」(1991年)の出場監督としても人気を集めた。

’88(監)(脚)(編)(音)(出)墨岡雅聡(撮)(編)(出)山本康晴(撮)大坪英彦、山下秀児(出)弥生健生、日野哲也、古川寛、中原むつき

 本日7/12の上映会情報です。
 あの「前向きでいこう」の墨岡雅聡監督作品、ぴあフィルムフェスティバルの入選作「バス・アマリリス」が上映されます。
 今、この情報を知ったところなので、上映まであと3時間。東海地区在住の僕は、とても残念なのですが観に行くことはできません。
 東京在住のファンの方には、貴重な情報になるかと思い、取り急ぎ掲載します。

 墨岡監督作品に39分間浸れると思うと、、、あー、観たい!!

◆関連リンク
PFFアワード1988|ぴあフィルムフェスティバル(PFF)公式ホームページ.

彼は“自分の音”を探してい た。歌う、叫ぶ、たたく。でも彼の音はなかなか見つからない。「俺の聞きたい音はこんな音じゃな~い!!」音探しの旅は切なくも続く。何度もリフレインさ れる音と映像はやがてポップな音楽となって観客のアンテナに届く。ビデオ世代の映像遊びをフィルムで見せたことがこの映画のミソ。これは、今、最先端を疾 走しようとする若者のリアルな姿だ。

海外映画祭 1989年 ブリュッセル・スーパー8&ビデオ・フェスティバル (ベルギー)

 なんと墨岡作品がブリュッセルでも上映されていた。
 ベルギーにも墨岡ファンがいるのかも!
・海外のサイトに何か情報がないか、ググってみると、
 2009 Law Day Road Race.

Masatoshi Sumioka, 43

 マラソンの記録にこの同じ名前の方が毎年のように記録されています。
 残念ながら、墨岡監督は既に鬼籍に入られているので、もちろん別人であるはずなのですが、年齢もちょうどこのあたりのはず。なんだか今も前向きに走る墨岡監督がいるようで涙をさそいます。

・当Blog記事 ■墨岡雅聡監督 『前向きでいこう』

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