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2009年7月26日 - 2009年8月1日

2009.07.31

■陶芸作家 林茂樹:Shigeki Hayashi
 The Entertainment Ceramics

Shigeki Hayashi The Entertainment Ceramics.(公式HP)

Image4 第8回国際陶磁器展美濃 陶芸部門 銅賞

KOZ-O D:30.0×W:30.0×H:60.0
幼 児を月から地球に搬送するKAGUYA-SYSTEM(2004)、QP(2006)と続く、幼児とスペーススーツをモティーフとする作品である。陶磁器 独特のガラス質の釉肌がもたらす光沢は、その独自のサイエンス・フィクションに相応しく無機的な光を放つが、幼児の肌は19世紀のアンティーク・ドールで あるビスクドールのように、視覚的には人肌に近い質感をもっている。

 雑誌で見かけた現代アートな陶芸品。
 一度是非、観てみたいと展覧会を探してみたら、なんと隣町でやってました。他はパッとしないけれど、陶芸には強い地区なのでこういう時は嬉しい(^^)。

 まず下記の展示を週末に観に行く予定です。

岐阜県現代陶芸美術館-contents 企画展

会 場  岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
岐阜県多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
TEL 0572-28-3100  FAX0572-28-3101
会期 2009年7月11日(土)~2009年9月23日(水・祝)
林 茂樹 「QP」 2006年

Shigeki Hayashi News

へうげて、暮らすか
 会期 2009/7/31 - 8/16
 場所 クラスカ (東京都目黒区中央町1-3-18)
CAMARD オークション
 開催日 2009/10/9
 展示会 2009/10/8
 場所 Drouot会場9,rue Drout 75009 Paris FRANCE
ART OSAKA 2009
 会期 2009/8/21 - 23
 場所 堂島ホテル 8F、9F、10F、11F
 (大阪市北区堂島浜2-1-31)

◆関連リンク
ART YARD Informer: 林 茂樹.

林さんが影響を受けたアーティストを教えて下さい。

数え上げればきりがないのでとりあえず…、陶芸では深見陶治、リチャード・ノトキン、伊村俊見、彫刻では高村光太郎、三木富雄、細川宗英、天野裕夫、造形家では竹谷隆之、絵画ではシュールレアリスム全般、ピカソ、クリムト、岸田劉生、イラストレーターは、永野護、出渕裕、プロダクトデザイナーは 深澤直人、吉岡徳人、音楽はミスチル、小説は村上春樹、映画はキューブリック、お笑いはラーメンズ、現代アートは榎忠、ヤノベケンジ、…多すぎてまとめき れません。

◆関連リンク
当Blog記事
「中島晴美展:NAKASHIMA HARUMI」@多治見市文化工房ギャラリーヴォイス
 陶芸で以前紹介した作品について。これも異次元怪獣のようでいいです。

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2009.07.30

■アラン・ムーア作,エディ・キャンベル画 『フロム・ヘル:From Hell』出版予定

Fromhell_cut 『フロム・ヘル』 | トピックス : みすず書房

翻訳 = 柳下毅一郎
B5判並製カバー装
2009年10月10日刊行
[上]288頁/予価 2730円
[下]312頁/予価 2730円

アラン・ムーアの本領たるダイナミックな構成力と想像力、奥行きのある世界観が遺憾なく発揮された傑作にして怪作。(略)ノンフィクション・ノベルに奇想をハイブリッドした異例の形式を採用している。

東京国際ブックフェア: 映画評論家緊張日記

 本はまちがいなく傑作なので、できるだけ多くの人に手にとってもらいたいとひたすら願うのみである。たぶんSFファンには「『ウォッチメン』のアラン・ ムーア」でいいんだろうし、翻訳文芸ファンに届くのはそんなに心配してない。気になっているのは、いちばん読んで欲しいミステリ・ファンと漫画読者で、こ の層に『フロム・ヘル』の凄さを伝えるにはどうしたらいいものか、なかなかに悩みが深いのだ。

  「ノンフィクション・ノベルに奇想をハイブリッド」。刺激的なコピーです。
 遅まきながら先日読んだ『ウォッチメン』が傑作だったので、これも期待。

 このネタはあちこちで既に語られているわけだけれど、アラン・ムーアの奇想がどういう決着を描くのか。考えるとなんだか恐ろしいラストが待っていそうである。

◆関連リンク
ちゃいるどふーず・ねばー・えんど | アラン・ムーア「フロム・ヘル」出ます
Alan Moore『From Hell』
 なか見検索で数ページ、内容が観られます。
アルバート&アレン・ヒューズ(監督『フロム・ヘル』

1888 年のロンドン、ホワイトチャペル。(略)
ロンドン のアヘン窟ではアバーライン警部がアヘンの幻覚の中である殺人事件を目撃していた。路地を歩く女性、背後に迫る視線、女の顔に浮かぶ死の恐怖、飛び散る鮮 血、ぶどうの房の小枝、息絶えて横たわる女の体、死体を切り刻むリストン・ナイフ……。しかし、それは単なる幻覚ではなく、現実の世界で起きていた殺人事件だった。

YouTube - Alan Moore Discusses WATCHMEN: The Mindscape Of Alan Moore.
 アラン・ムーアを描いたドキュメンタリー。
 『ウォッチメン』のラストをムーアが語っています。

当Blog記事
感想 アラン・ムーア原作/デイブ・ギボンズ作画『ウォッチメン』

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2009.07.28

■ジェームス・キャメロン監督『アバター』公式サイト & コミックコン

AvatarcomicconJ・キャメロン監督『アバター』公式サイト
 Official Avatar Movie site
    Avatar International Release Dates

JAPAN 18/12/2009

 キャメロンの『アバター』の公式サイトがオープン。今のところコンテンツは、世界各国の公開日を記したページのみ。これによると全世界ほぼ同時公開。日本はアメリカと同じ2009.12/18。

 立体映画としての公開がポイントのわけで、世界の、そして日本の劇場の何割が3D上映なのか、気になるところ。

コミックコンで映像公開

 シネマエキスポアムステルダム2009に続き、アメリカのコミックコンでも24分のフッテージの試写が行われたようです。
 アメリカの3D映画情報サイトMarketSawで複数の記事が出ているので紹介します。

Avatar Footage Report: Pandora is REAL
 (以下明記ないものは全てMarketSaw - 3D Movies and Technologyより)

Cameron has visited another planet and shot footage there.
キャメロンは、他の惑星を訪れて、そこで映像を撮った。

The non-human characters are real.There is no problem with the uncanny valley here.
人間でないキャラクターがリアル。ここには不気味の谷の問題はない。

Avatar Trailer on Aug. 21 & 15 Minutes of Footage!

 20世紀FOXから予告篇公開についてアナウンスがあったとのこと。
 8/21に15分の予告編が公開。またIMAX & 限定した劇場では3D版予告編も公開されるらしい。これは駆け付けねば!

More Pictures from Mattel's Avatar Booth!

 オモチャのマテル社『アバター』ブースの様子。各種フィギュアの写真が掲載されている。
 ネタばれ必至なので、リンク先を見るのはご注意を。

Avatar Panel Vids! (MarketSaw)

 COMIC CONでスピーチするジェームス・キャメロン。それにしても年とりましたね。

◆関連リンク
Avatar Scenes Shown at Cinema Expo!

It's nothing you can imagine, it's real.
あなたが想像することができるものは何もない。それはリアルです。
Cameron made a new planet and took a cam there.
キャメロンは、新しい惑星を作って、カムをそこに連れて行きました。

Avatar Toys Show Off Augmented Reality "i-TAG" System.
 ミックスドリアリティ MR:Mixed Reality技術によるアバタートイ
More Pictures from Avatar Party! 写真数点。ネタばれ注意
BREAKING: Exclusive Photos From AVATAR After Party At CineExpo!!!
 写真数点。ネタばれ注意

James Cameron's Avatar: The Game | Ubisoft ゲームの公式HP

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2009.07.27

■THE ANIMATOR 1/YOSHINORI KANADA*金田伊功特集号
 と その後の金田伊功作品についてのメモ

The_animator_1_yoshinori_kanadamini
THE ANIMATOR 1/YOSHINORI KANADA*金田伊功特集号《1970-1981》

発行 idly(アイドリー) 1982.10/17
企画・編集 A.H.S.(アッシュ♡アニメーション資料保存会) 岡崎信治郎
構成執筆 池田憲章・徳木吉春・中村学・草刈健一・岡崎信治郎
P142 + 小冊子acrobanchi op & ed 金田伊功 絵コンテ

 本棚の金田伊功さん関連資料を眺めていて、この同人誌のことをひさしぶりに思い出して、思わず読み返していました。

 1982年発行のこのファンジン、僕は単なる通販での購入者にすぎないのだけど、執筆者の方々の熱い想いのこもった一冊。あまりこの手の同人誌を持っていないのだけれど、金田関連の中でもかなり充実している一冊ではないかと思う。
 ネットで検索しても、あまり情報がない(以下、関連リンクにまんだらけの情報を掲載)。
 ということで簡単ですが、このファンジンの編集執筆者の方々に敬意を表す意味で御紹介。

Kanada_tokushyuu_contents_2作品研究

 左が全体の目次。
 作品研究がACT 1 ~ 3、TVアニメ編(57頁分), 映画編(11頁分), オープニング編(21頁分)に別れている。特にこの時代、金田さんの仕事はTV本編の分量が多く、それに多くのページを割いている。

 内容的には執筆陣による作品ごとの金田作画解説と原画/動画/TV画面(たぶん当時は写真撮影されたもの)の掲載。かなりの枚数の原動画が掲載されていて、金田氏の作画がダイレクトに確認できる。中にはシーンの原画が連続で掲載されていたり、タイミングシートが載っていて資料的にもかなり充実している。

 続くパートでは、作品リストと関連出版物リスト。作品リストはかなり詳細に原画を書かれた話数も記載。当時としては画期的な情報であった。(現在ネットでは関連リンクに掲載した2つのリストが存在する)

F14ムーの白鯨 第一話

 作品研究の一部として掲載されていたのが、『ムーの白鯨』第一話に登場するF14戦闘機 トムキャットの設定画。
 この作品、第一話のみだが、金田氏の原画とメカ作監としての仕事である。

 これ、実は僕が今一番見返したい金田アニメート。ネットにも掲載がない、DVDも出ていない。

 F14の空中戦が描かれているのだけれど、そのスタイルと動きがとにかくとても気持ち良かった記憶。飛行機の空中での浮遊感をリアルに表現していて、この後もここまでの戦闘機の作画は、他で観られないのではという出来だった。

 この同人誌の情報だが金田氏の父親は航空自衛隊のパイロットだったという。戦闘機乗りのDNAと、そしてたぶん幼少時に見た父の操る飛行機の映像の記憶が、金田アニメートのルーツのひとつなのかもしれない。

 (先日の『東のエデン』最終話の戦闘機描写もなかなか凄かったですが、記憶の『ムーの白鯨』 トムキャットには勝てませんでした(^^;))

「金田伊功 総論!? アクションに魂を入れるアニメーター」

 そしてトリに掲載されているのは「金田伊功 総論!? アクションに魂を入れるアニメーター」と題された池田憲章氏による評論。
 「まず『ゲッターロボG』ありき」「スタジオZとその仲間達 ①ほとばしる情感 ②独特の構図とアングル ③空間を切りさく光 ④そのしゃれっ気と冗談性 ⑤未完の大器なのかどうか!?」という構成で書かれた文章は、円谷を語る池田氏の筆致と同様にここでも熱く、とても嬉しくなる。
 また特にメカアクションやパースやポーズに話題が行きがちな金田作画であるが、かなり人物の感情描写に素晴らしさを見出しているところが、池田氏の視点。当時映画のメカや特殊効果的な作画が中心になっていた金田氏の起用について、一石を投じている。

 『ダイターン』での担当作品を見れば判るのだが、日本でシャレたハードボイルドを描ける数少ないアニメーターであると思う。

 僕も金田氏のそんな側面が大好きだっただけに、本当にそんな作品がこの後、登場していたらと思うと、本当に残念でならない。
 そして最後に書かれた「未完の大器なのかどうか!?」。

 まるで暴れ馬みたいなアニメーションで、集団作業の中で、どういう場所を得ていくのか―などと考えてしまうのだ。

 金田氏が亡くなった今、この言葉はずしりと胸に響く。
 私見だけれど、この後の大作映画での主にSFX的シーンでの活躍、宮崎駿作品での原画頭としての個性を活かしつつ抑えた作画等、素晴らしい仕事であることは確かなのだけれど、この特集本で書かれている奔放な時代に、金田氏の将来作り上げるだろう作品へ僕らが抱いた期待に、それらが沿ったものであったかどうかは疑問である。

 金田さんの「暴れ馬みたいなアニメーション」を中心に据えて、それを作品の情動とダイレクトに結びつけた傑作を我々は期待していたのだと思う。そうした作品と演出家(もしくはプロデューサー)との出会いが、残念ながら金田伊功という天才アーティストに見合うバランスでなされなかったのだと思う。
 歴史にifはないのだけれど、メインスタッフとしてクレジットされた押井守版ルパン三世での金田さんの画面構成の仕事が実現していたらと思うと、残念でならない。(WEBアニメスタイル COLUMN 歴史の分岐点・押井守版『ルパン』参照)

◆関連リンク
DMM.com [ムーの白鯨視聴ページ 第1話~第10話] アニメチャンネル動画
 現在2184円で全話、観られます。
ムーの白鯨 第1話 白鯨めざめる! | アニメ | 動画はShowTime (ショウタイム)
金田伊功 作品DATA(金田式:kanada style)
作画@wiki - 金田伊功
THE ANIMATOR 1/ YOSHINORI KANEDA*金田伊功特集号 - まんだらけトピックス

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