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2009年10月4日 - 2009年10月10日

2009.10.09

■NASA 新型月面探査車:Electric Lunar Rover

Electric_lunar_rover Lunar Electric Rover(公式HP)

 すでにオバマ大統領就任パレード等で報道されているので旧聞に属するが、なかなかメカが面白いので、取り上げる。

 アポロ計画の時のムーンローバーは、フレームむき出しの無骨なスタイルだったのだけれど、今回は写真のようなデザインで、ちゃんと与圧部が設けられている。

 面白いのは、後部に取り付けられた宇宙服。この部分はスーツポートと名づけられ、服のバックパック部分がローバーの与圧部に組み込まれていて、内部から服の中に入り込むようになっている。

TechEBlog » NASA's Electric Lunar Rover

 この大統領パレードの時の映像の後半に、スーツポートから宇宙服の人間が歩き出す映像があるが、なかなか機能的。

Build It Bigger (Season 3): Lunar Electric Rover : Video : Science Channel

 そしてこのビデオに内部からスーツへ入っていく映像が収録されている。

 なかなか映像的に面白いこのローバーが、月面からの中継で映し出される日は、いつになるのだろうか。早く観てみたい。

◆関連リンク
拡大画像 002 | 【NASAからのおくりもの】新大統領にお目通りした新月面探査機 | マイコミジャーナル

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2009.10.08

■ラース・フォン・トリアー監督『Antichrist:アンチキリスト』予告篇

Antichrist
Apple - Movie Trailers - Antichrist
公式サイト

トリアー監督の「Antichrist」、カンヌに衝撃を与える

第62回カンヌ国際映画祭で17日、デンマークのラース・フォン・トリアー監督(53)のコンペティション部門出品作「Antichrist(原題)」が上映された。エンドロール中の観客からの少数の拍手は、大ブーイングにかき消された。

 ラース・フォン・トリアー監督の新作。いろいろと物議を醸しているらしい。
 全米公開は2009年10月23日。日本公開は現時点未定のようです。アメリカでのヒットの状況次第というところでしょうか。
 僕は、『ドッグヴィル』『マンダレイ』で嵌ったにわかトリアーファンなのだけれど、今回の新作も予告篇を観ると、独特の重く沈んだ映像美は健在で、ハードな展開になりそうで、期待の一本。DVD発売でもいいから、早く我々ファンの前に現れてほしいものである。 

当Blog記事
ラース・フォン・トリアーの新作2本  『The Boss of It All』『Antichrist:アンチキリスト』
『ドッグヴィル』   LARS VON TRIER "DOGVILLE"  
『マンダレイ』   LARS VON TRIER's "MANDERLAY"

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2009.10.07

■Maya Bloch:マヤ・ブロッホの絵画

Maya_bloch

ST-ART (Tumblr Quotes / Unquotes Ultimate Future Image Lab経由)

 イスラエルのテルアビブ在住の女性アーティスト Maya Bloch:マヤ・ブロッホの描く油絵がとてもいいので、御紹介。

 最近、Tumblrにハマって、通勤電車で毎日数百枚の写真や絵画を凄いスピードで閲覧している。
 Tumblrは、自分の趣味に合うメンバーをFollow設定することで、自動的に自分の趣味に合う映像の閲覧が可能となる。これだけ大量の自分の好みに合う静止画芸術を、高速のスピードでいつでもどこでも観られるようになったのは凄い現実ではないかと思う。

 これもそこから見つけた画家の作品。Tumblrがなかったら、テルアビブの画家の作品と出合うなどということは、きっとありえなかったでしょう。
 この画風、以前、紹介した日本人画家加藤泉氏のタッチに近いところがある。
 幻想的でとろけるような表現が素晴らしいです。

◆関連リンク
・当Blog記事
加藤泉「人へ」 : KATO Izumi - Dear Humans
  (ARATANIURANO(アラタニウラノ)こけら落とし)

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2009.10.06

■感想 北野武監督 『アキレスと亀』

『アキレスと亀』(amazon)

 裕福な家に生まれた少年の真知寿(まちす)は“画家になる”夢を持っていた。 しかし突然両親が亡くなり、環境が一変してしまう。(略)
 真知寿の前に、ひとりの理解者が現れる。(略)やがてふたりは結ばれ、愛と希望に満たされ、様々なアートに挑戦する。しかし作品は全く評価されない。 ふたりの創作活動は、街や警察をも巻き込むほどにエスカレートしていき、家庭崩壊の危機にまで直面してしまう・・・・・・。

::::: アキレスと亀 :::::(公式HP)北野武インタビューより

 昔、新宿歌舞伎町の裏の方は、横尾(忠則)さんや寺山修二さん、唐十郎さんとかの時代だから、怪しいのがいっぱいあってね。(略)
 “大駱駝艦”の麿赤児さんが白塗りで踊っていて、それもアートかなぁと思ったり(笑)。急におじさんが壁に激突したりね。「アクション・ペインティング」って言って、壁にペンキをバンバンぶつけっていって、今度は身体ごとぶつかっていって、前に投げたペンキで足を滑らせて顔面を壁に激突させて鼻血を出したりしてね、その顔が意外におもしろかったりして。あんなことをしてなんだかよくわからないけど、「アーティストだ!」って言い張ってた時代なんだよね。そのパロディをやってみたんだ。

 北野武『アキレスと亀』をDVDで観た。なかなかの傑作。

 予告篇やポスターを見ると、恋愛映画のようなコピー「スキ、だから。スキ、だけど」が記載されているが、まるでそんな映画ではない。芸術コメディ映画と言ったらピッタリではないか。

 前半のタッチはコメディ映画とは異なり、昭和30年代の牧歌的な風景の中で、芸術家を目指す歪んだ目標を持たされてしまう主人公真知寿(まちす)の子供時代をしっとりと見事に描いている。ここの展開や映像美は北野武の面目躍如。

 後半、柳 憂怜と監督自らが演じる青年と老年の芸術家のシーン。
 これ、赤瀬川原平原作?? って思わせるような、60年代の彼らの活動「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」や「ハイレッド・センター」を彷彿とさせるシーンがある。
 その後の夫婦での芸術への様々のアプローチ。コントのような芸術乱れ打ちがいい!赤瀬川原平ファンは必見である。>>ミのつく職人さん(^^;)。

 自転車と車による衝突アート。ボクシングと、水中で死にかける際まで行って描く絵、本当の死を前にして描かれる口紅での極限の絵画。

Photo

 この後の主人公の自殺シーンといい、芸術をパロディにしていた映画が、その究極の姿を描く時に、「死」が登場するのはまさに北野武映画である。

 最後に。映画で登場する数々の絵画は、北野武の直筆とのこと。
 この絵がとてもいい。この映像を見るだけでもこの映画は価値がある、と思う。まるで片山健を思わせるようなサイケでプリミティブなタケシの絵に注目。

◆関連リンク
赤瀬川原平 - Wikipedia

1960 年、吉村の誘いで「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」に参加。(略)赤瀬川は、ゴム・チューブを素材としたオブジェを製作した。(略)
1963年、高松次郎・中西夏之とともにハイレッド・センター(3名の頭文字により命名)を結成。「首都圏清掃整理促進運動」などのパフォーマンスを行う (詳細は『東京ミキサー計画―ハイレッド・センター直接行動の記録』 (ちくま文庫)を参照)。赤瀬川は個人としても、扇風機などの身の回りの品物を包装紙で包む「梱包作品」を制作。このコンセプトは最終的に、缶詰のラベル を缶の内側に貼って宇宙全体を梱包したと称する「宇宙の缶詰」に至る。

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2009.10.05

■金田伊功FOREVER ― IK YOSHINORI KANADA

Img_3004 金田伊功を送る会(アニドウ)
金田本三部作
(漫画映画家@越智一裕のblog)

2009年8月30日、杉並公会堂にて催された「金田伊功を送る会」にご来場いただいた方に無償でお配りしたA6版24Pのフルカラー冊子。

スタジオ雄さんが編集を引き受けてくださり、短期間で素晴らしい本に仕上げてくださいました。
FOREVERは、Special~GREATに続く形になるようにと、アニドウのなみきさんが命名されたものです。

 送る会には参加できませんでしたが、当日参加者に配布された『金田伊功FOREVER』という小冊子を入手しましたので、簡単に御紹介します。(これは送る会への運営費カンパ者にアニドウなみきたかしさんより送付いただけた物です。お忙しいところ、ありがとうございました>>なみき会長)

 版型がわかるように、徳間書店から刊行されていた『金田伊功Special』と並べてみました。越智さんがA6版と書かれていますが、これはA5サイズです。ページ数は表紙と裏表紙を入れて24ページ。
 本冊子の編集デザインは、発起人にも名を連ねる小黒祐一郎氏と岡本敦史氏,松本昌彦氏(スタジオ雄)。

■CONTENTS

表紙   ダイターン3と波乱万丈のイメージスケッチ

P 1- 2 『幻魔大戦』火炎龍の映画画面見開き+「アニメの星よ永遠に」と題された業績をまとめた文。「彼はアニメを進化させたのだ。金田伊功の登場はアニメ史における大事件だった」と記されている。

P 3- 4 『さよなら銀河鉄道999』プロメシュームの映画画面見開き+前記文章の続き。「金田アニメには「快楽」があった。それも官能的な快楽だ」。同感です。この「官能」の分析をいずれこのBlogでもしっかりと書いてみたいものです。

Img_3007 P 5- 6 『ザンボット3』原画4枚(「ブッチャー最期の日」の涙を流す勝平のアップ2枚とザンボットのバストショット,剣のシーン)+「ブッチャー最期の日」デスカインと源五郎アップの画面

P 7- 8 『ヤマト』映画版 原画2枚(古代アップ他)+『ドンデラマンチャ』原画2枚+イメージスケッチ+『ブライガー』,『モスピーダ』,『009』のOP画面各1

P 9-10 金田氏の写真19枚(子供時代から最近まで)+略歴。

P11-12 『風の谷のナウシカ』 原画3枚(ナウシカとミト2枚,戦闘機操縦席のアスペル)+『となりのトトロ』 鉄塔の上のネコバス。

P13-14 『バース』 イメージスケッチ2枚+『ミスター味っ子』味皇の画面+『DOWN LOAD』原画1枚,キャラデザイン画+『超特急ヒカリアン』原画3枚(街の情景とヒカリアン剣)

P15-16 『ゲッターロボG』 イメージスケッチ1枚+作品リスト

P17-18 作品リスト続き+『ブライガー』イメージスケッチ

P19-20 牧子夫人の言葉とイラスト+金田氏らくがきメモ

P21-22 送る会発起人リスト+スタッフリスト+奥付

裏表紙 金田氏の落書きのキャラと「ナマステェ」の文字

 コンパクトながら、原画の迫力とともに金田氏の業績がきっちりとまとまって伝わる、素晴らしい冊子になっています。スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

◆関連リンク
 本 - ANIMATED PEOPLE in PHOTO なみきたかし写真集〜世界のアニメ作家たち -
 アニドウから刊行されている写真集。金田氏も登場されている。
本 - 月刊ベティ創廃刊号 -
 金田伊功の漫画「わが青春のフロレーシア」収録。

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