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2009年2月1日 - 2009年2月7日

2009.02.06

■ブラザーズ・クエイ『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』関連

Pianotuner_of_earthquakes『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』
 ブラザーズ・クエイの幻想博物館

 09.1/17-30 (名古屋シネマテーク)

The Pianotuner of Earthquakes
 アート・アニメーションの先駆者として名高いブラザーズ・クエイが、鬼才テリー・ギリアムを製作総指揮に迎え完成させた、幻想的な実写長編作品。

Aプロ~Dプロ 全16作品

 名古屋でも上映されたのだけれど、仕事他でバタバタしているうちに見逃してしまった。

 ということでDVD情報(shamonさんからも教えてもらいました)。

『 ブラザーズ・クエイ ショート・フィルム・コレクション』

ブラザーズ・クエイ『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』

 どちらも09.3/27発売。ということでまだしばらくおあずけ状態。

◆関連リンク
Brothers Quay - Wikipedia
Sanatorium Under the Sign of the Hourglass - Wikipedia
 クエイ兄弟の06年短編作品。これもブルーノ・シュルツ原作。
Bruno Schulz.org
Festival international du film de La Rochelle - Sanatorium Under the Sign of the Hourglass.

Sanatorium Under the Sign of the Hourglass Directed by Stephen Quay, Timothy Quay Grande-Bretagne - 2006 - 9 min - Beta SP - color & b/w Synopsis Cast & Crew Animation: Brothers Quay Production: Koninck Studios

YouTube - The Quay Brothers at European Graduate School 2006.
Amazon.co.jp: シュルツ全小説 (平凡社ライブラリー): ブルーノ シュルツ, Bruno Schulz, 工藤 幸雄: 本.
YouTube - Brothers Quay
・ポール・ベリー YouTube - Sandman, The (1992)
 直接クエイと関係はないけれど、、、。これもいい。

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2009.02.05

■ヤノベケンジ ネクタイ & 絵本「トらやんの大冒険」原画展@豊田市美術館

Photo『ヤノベケンジ ネクタイ』(ラムフロム)

 核戦争後のサバイバルをテーマに、「アトム・スーツ」という名の放射線防護服を着てチェルノブイリを訪問し、写真作品などを制作するアーティスト、ヤノベケンジ。
 その「アトム・スーツ」のドローイングがネクタイに織り込まれています。 CULTURAL TIE ロンドンのギャラリーオーナーが企画したCULTURAL TIES PROJECT。世界的に有名なアーティストがデザインを提供。
 各300本限定製作で、特製アクリルケースにシリアルナンバー入りのカードが入っています。

 定例のヤノベ氏関連2題。
 まずはネクタイがAmazonに出品されている。

 アトムスーツがネクタイの中に閉じ込められて、なんだか窮屈そう。
 どうせなら、ネクタイよりTシャツでしっかりイエローなアトムスーツを描いてほしい。

 本当はアトムスーツフィギュアがとてもほしいのだけれど、、、。

スケジュール|豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art).

ヤノベケンジ展│絵本「トらやんの大冒険」原画展 3/7(SAT) - 3/29(SUN)

ヤノベケンジ展:ウルトラ 4/11(SAT) - 6/21(SUN)

 以前紹介した『ウルトラ』の開催期間が二つに分かれて、前半が『絵本「トらやんの大冒険」原画展』に変更されていた。

 『ヤノベケンジ展:ウルトラ』の準備が遅れているのだろうか。
 ULTRA TODAY: ヤノベプロジェクトキックオフミーティングによると京都造形大でプロジェクトはスタートしているようなのだけれど、、、。

 やはりウルトラの準備は、ウルトラ大変なのでしょう。

 ウルトラな衝撃を早く観たいけれど、でも「トらやんの大冒険」原画展も観られるので、一粒で二度おいしい!?

◆関連リンク
ラムフロム インターネットストア ヤノベケンジ
  その他 現代アートグッズ 奈良美智他

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2009.02.04

■日本科学未来館 「岩田洋夫:博士の異常な創作」

Hiroo_iwata メディアラボ第3期展示
「岩田洋夫:博士の異常な創作」
 日本科学未来館

2009年1月21日(水)~2009年5月11日(月)
@未来館3階「情報科学技術と社会」
《ロボットタイル》
 歩行者は、位置を変えずに無限に歩き続けることができる。
《フローティングアイ》 (当Blog記事)
 頭上に浮かぶ飛行船の視点により、自身の眼が宙を舞う体験がもたらされる。
《メディアビークル》
 球形ディスプレイを搭載した小型ビークル。
 実世界とバーチャル世界を自由に動き回る。
《アノマロカリス》
 物理的な形や硬さが与えられるスクリーンに映像を投影。
《ハプティックユニット》
 バーチャルな物体の硬さや重さを人工的に合成し呈示する。
《ジャイロマスター》
 ジャイロモーメントを用いた空中力覚呈示装置。

メディアラボ第3期展示
~デバイスアートの第一人者、岩田洋夫教授による「博士の異常な創作」展レポート
(RobotWatch)

技術的な思想としては、現代の電子メディアが視覚と聴覚のみで、身体が経験する世界をすべて伝えられていないという点に端を発している。失われた身体性を獲得するため、体で感じる情報を人工的に作りだして表現することが重要ととらえているそうだ。

 メディアが持つ「失われた身体性」の獲得というのも面白い視点ですが、むしろ、失われた部分よりも、さらに拡張していく部分に興味を持つ。

Photo_3 一番は、やはり以前も取り上げたフローティング・アイ
 このマッドさは感動的。飛行船を空に飛ばし、カメラ映像をワイヤードで地上の歩行者へ送り、その頭部につけた球形ディスプレイに表示する。
 視点の拡張により、脳の感覚がどう変容するか。逆さメガネを付けても人間は数時間で慣れて普通に生活できるという。このフローティングアイに慣れた時の、感覚の変容は一度ぜひ体感したい。(もし関係者が読まれていたら、是非お願いします。声をかけて下され!)

 あとメディア・ビークルも素晴らしいアート。
 まず機能から組み立てられたこのデザインが秀逸。人間が座ってその頭部に球形ディスプレイを置いたデザインは、まさにその目的にぴったりで機能美としかいいようがない、っていうか機能コミック美(^^;;)としか言えないこの愛嬌あるフォルムが最高。

 これは観に行かないといけないでしょ。というわけで次回の東京出張があったら、お台場へ寄りたい。

岩田氏以外の作品として唯一展示されていたのが、アーティストのジェームス・クラー氏による、「3Dディスプレイキューブ」。メガネなどを利用した立体映像ではなく、格子状に1,000個の白色LEDを配し、ディスプレイそのものが立体的に作られているという作品だ。

 当Blog記事3D Display Cubeで紹介したJames Clar氏の作品も観られる。
 こういう3Dものはネットを通した画像で神髄はわからないので、実物を体験したい。

◆関連リンク
ドームシアターガイア | 日本科学未来館

立体視映像(デジタルプラネタリウム)番組 「バースデイ ~宇宙とわたしをつなぐもの~」

 未来館へ行ったら、rockwellさんにコメントで教えてもらったドームシアターガイアにも是非寄ってこないと。コンテンツは、国立天文台の4D2U Projectの映像。
メディアビークルの動画
DEVICEART.ORG.デバイス・アートとは

立体映像を手に持って楽しめるキューブ型3Dディスプレイの開発に成功 ~ 裸眼で複数の人と立体映像を共有 ~
 これはNICTによる別のキューブ型ディスプレイ。

当Blog記事
筑波大学 岩田洋夫教授 Floating EYE:フローティングアイ
James Clar - Lighting Design [3D Display Cube]

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2009.02.03

■新刊メモ 『『話の話』の話―アニメーターの旅 ノルシュテイン』
『コマ撮りアニメーションの秘密』『肩胛骨は翼のなごり』
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

クレア キッソン『『話の話』の話―アニメーターの旅 ユーリー・ノルシュテイン』

1979 年、世界はかつてない30分もののアニメーションを目にする―仔狼、詩人、若い男女、列車、リンゴ…戦後、ノルシュテインが子供時代を過ごしたマーリナ・ ローシャの思い出が流れ込む映像が記憶そのものであるかの『話の話』。ノルシュテインの人生を辿ることで難解とされる映像に記憶の断片を探り当て映画完成 までの当局との争いのドラマを見る本格的論考、アニメーターの旅。

 出版社 未知谷の本。
 こんな本が出版されていることがとても嬉しい。凄くマニアックでいい本を出しますね、未知谷って(おすすめは、幼い頃のティプトリーを描いた『ジャングルの国のアリス』とか『ユーリー・ノルシュテイン』とか。
 このノルシュテインの『話の話』のあの映像の論考。これは是非読みたい。

ユーリー・ノルシュテイン『フラーニャと私』

 ノルシュタインでこんな本も出てるんですね。

オリビエ コット『コマ撮りアニメーションの秘密―オスカー獲得13作品の制作現場と舞台裏』

本書ではアカデミー短編アニメ映画賞を受賞した珠玉のアニメーション13作品、「隣人」、「フランク・フィルム」、「砂の城」、「ハエ」、「アン ナ&ベラ」、「木を植えた男」、「バランス」、「マニピュレーション」、「階段を降りるモナリザ」、「クエスト」、「老人と海」、「岸辺のふた り」、「ハーヴィ・クランペット」に着目。著者が、各作品の監督と制作に携わった関係者へのインタビューを通じ、各作品の制作舞台裏を明らかにし、これら 作品に使われたハイレベルな制作技術を独自の視点で紹介。

 これも深そうな本。実物を見ていないので、中味はわからないのですが、それにしてもこちらもため息の出るような貴重な一冊。映像のメイキング本には眼がないのです。

デイヴィッド アーモンド『肩胛骨は翼のなごり』

【カーネギー賞/ウィットブレッド賞受賞】 古びたガレージの茶箱の陰に、僕は不可思議な生き物をみつけた。青蠅の死骸にまみれた彼は誰……それとも、なに? ありふれた日常が幻想的な翳りをおびる 瞬間、驚きと感動が胸をひたす。英国児童文学の新しい傑作!

 表紙と帯の「宮崎駿推薦」の文字につられて手に取った。
 児童文学でこの表紙はちょっとと思うのだけれど、、、。

スコット・フィッツジェラルド『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

ブラッド・ピット主演×デビッド・フィンチャー監督の同名映画原作。老人の姿で生まれ、若返っていった男の、哀しくも美しい物語。 「人生は夢であると感じることはないだろうか。どんなに幸福な瞬間でも、過ぎ去ってしまえばもう、本当にあったのかどうかさえわからない。写真を見ても、 ただぼんやりとした記憶が残っているだけだ。そして、F・スコット・フィッツジェラルドぐらいそうした感覚に取り憑かれ続けた作家もいないだろう。」―― 訳者あとがきより

 文庫も出ているけれど、表題作だけで一冊にしたこちらを紹介。
 この本を書店で観るまで、フィンチャーの新作がフィッツジェラルド原作と知らなかったので、実は吃驚。それにしてもこれの映画のCMの量は凄いですね。フィンチャー作品でも飛びぬけているのではないかと、、、。

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2009.02.02

■NHK わたしが子どもだったころ「映画監督 押井守」
 【映像遺伝子解明録】押井守 父親の虚構 虚構の幼年期

Nhk_bs BShi 次回予告と放送予定 わたしが子どもだったころ
   (野良犬の塒経由)

2009年2月4日(水)22:00-22:44
再放送:2月6日(金)12:00-12:44
『映画監督・押井守』
ディレクター  佐藤善木(テレビマンユニオン)

テレビマンユニオン - 佐藤ディレクターコラム
【映像遺伝子解明録】 vol.5 押井守さんの番組を作りました

 この番組は、著名人の少年時代をドラマとドキュメンタリーで綴る形式の番組で、今回も押井監督の小学校から高校時代にかけてをドラマ化しております。

 迷宮のような作品作りをする押井監督の少年時代とは、どんなものだったのか? これが実は、数々の押井作品に勝るとも劣らぬほどの、迷宮・迷走ぶ りでございまして。何せ押井監督の父上は、私立探偵を生業としていた方なのです。そして監督ご本人が「オヤジのことは、自分にとっても未だに最大の謎である」と認めるほどの、矛盾に満ちた人物で・・・。 そんな父君との日々を描いていったら、番組自体も実話でありながら、まるでフィクションのような、不思議なテイストに仕上がりました。

わたしが子どもだったころ「映画監督 押井守」(NHK 番組表)

映画監督、押井守。夢と現実、真実と虚構の境界線をあいまいにした独特の世界を作り出す。1952年、東京・大森に生まれた。父親は浮気調査を行う私立探偵。うそつきな父に振り回され、うそに対する感覚をまひさせていった。高校時代、学業で落ちこぼれ、学生運動に生きがいを見いだす。「革命の大義のためには親にも教師にもうそは許される」、父親譲りのうそで家族と社会に反旗を翻した。

 僕がこの番組を知ってネットで関連情報を読んで感じた不思議な気持ちを体感いただきたくて、長ーい引用になってしまったけれど、この番組、押井守ファンには必見。
 この不思議なドキュメントの紹介文を読んで僕がイメージしたのは、『押井守版ルパン3世』押井監督自伝版(!)。

 このドキュメントが実は押井守による虚構であると想像してみる。

 押井の父親は、探偵であったのは事実であるとしても、実はごく普通の庶民的な家庭人であった。NHKからこの番組の出演依頼があった時、この犬監督の頭に一つの着想が浮かぶ。ドキュメント番組に虚構を持ち込み、幻の子供時代を描き、自分の幻想的映画作品にTV番組を近づける。そして自分の過去を虚構化し、現実の過去を消去する。

 これは自分の過去を東京から消失させる押井守のたくらみである。

 BSの後、NHK総合でも放映されるらしいので(放映予定は現在未定)、ファン必見!

◆関連リンク
真・女立喰師のイメージ - あれから40年・・アンヌのひとりごと
 こちらは女立喰師 ひし美ゆり子が語る父親。
LOHAS TALK 小黒一三氏による押井インタビュー

幼稚園に行く前から、ほぼ毎日お父さまと映画を見に行っていたんだそうです。平日に映画!?お父さまの職業は、なんと私立探偵。暇で家にいたくないからと息子を連れて映画館へ通っていたようです。

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