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2010.03.09

■ウェタ デジタル『アバター』メイキング映像
  Weta Digital AVATAR MAKING

Avatar_pandora02

Weta Digital/features/avatar1/

 WETA DIGITALに『アバター』のメイキング映像の動画が6本公開されている。
 『AVATAR』が凄いのは先日の記事でも書いたけれど、もちろんIMAX他による鮮明な立体視のできるステレオ映像も素晴らしいが、さらに特筆すべきはパンドラのナヴィ世界の全てが3D-CGで描かれているということ。
 まさに全ての映像が人間の手で、スタジオではなくデスクトップで作成されているのだ。

 もちろんそれまでにもWETA DIGITALの過去の業績として紹介されているように、『ロード・オブ・ザ・リング』や『キング・コング』で3D-CGのみで生成された世界が我々の眼前に展開していた。しかしそれらはあくまでも映画の一部で採用されていたにすぎない。それが『アバター』ではほとんど全体の2/3の時間を占め、さらにそのナヴィ世界の日常描写含めた映像が実写よりも、リアルな世界として違和感なく描かれているのだ。先日の繰り返しになるが、これは画期的と言っていいと思う。

 その映像の仕組みの一端が垣間みられるのが、今回紹介するWETAが公開した映像。右の引用画像にあるように、パンドラの世界がまさにセルを重ねるように、みるみるCGを多層に連ねて構築されていくのがはっきりと示されている。
 背景から全ての映像がCGとして生成され重ねられている。そして面白いのは、雲や大気の表現。これが丁寧に描かれて重ねられることでリアリティが獲得されていく過程が興味深い。(ただこれだけではいったい何が画期的なのかわからない。あのフォトリアルなCGの秘密はモーションキャプチャー以外にもあるはずで、そこが激しく知りたい!)

 またわかりにくいが完成画像になったところで、右目用と左目用の二つの映像が並べて表示されているのもわかる。

 最後にその映像を掲載。

 これ、平行視で合成してあるので、眼を寄せてみると、きっとあの画面の奥行きがPCモニタに現れるはずです。(といいつつ、僕はこの横幅だとちゃんと立体視できませんでした(泣))

◆関連リンク
世界の巨匠・押井守監督が“日本敗北宣言”!

「向こうは予算600倍だよ!仮に同じ予算があっても僕には出来ない。日本では出来ない!」と語る監督。「ジェームス・キャメロンは終わってなかった。あの映 画のためにカメラから作って、3Dの方法論を作った。『T2』や『タイタニック』での積み重ねが生きているのが観ててわかる」と、作品を高く評価。

 かつて制作に乗り出した『G・R・M(ガルム戦記)』に触れ、「ガルムでやりたかったこと、“実写と同じ情報量を持ったキャラクターを使って、アニメーションと同じ画作りをする”ことを、『アバター』はやった」と語った。

 押井守の構想 CGで実写のようなアニメーションを作る、というのを、キャメロンは先にやってしまったわけで、悔しいでしょうね。

Avatar_stereo

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