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2010.05.12

■感想 神山健治著『小説 東のエデン 劇場版』

神山健治著『小説 東のエデン 劇場版』

 充実した読後感。映画で扱われていた日本の空気のコア、金銭についてのテーマが深堀りされてる。僕は『劇場版II Paradise Lost』でその部分の趣旨が今ひとつ掴みきれなかったので、興味深く読んだ。

 特にP340に書かれた次のセリフ「みんながお金を払う側になってしまったら?自分がもらっている以上のものを、払う側でいたいがために払い続けているとしたら?」。
 これは問題の核心かもしれない。滝沢とその母のエピソードとして描かれた500円玉の件。ここが突き崩せたら、日本の空気を大きく変えられるのではないか、というのが神山監督のアプローチなのである。

 本書でもエデンに続篇の可能性があることは読み取れる。
 是非、再度このテーマについての深堀と、それによる日本人の意識改革のアプローチをいつか再挑戦してほしいものである。

※このテーマについてのみの記述になったが、本書は基本、劇場版のノヴェライズでセリフもほぼアニメのまま。しかしその背景情報として直接描かれていなかった部分がかなりのスペースで書かれていて、ファンには興味深い。

◆ 関連リンク
『 東のエデン完全設定資料集』
神山健治監督『アマゾン限定 東のエデン 劇場版I The King of Eden + Air Communication Blu-ray』

当Blog記事
感想 神山健治 小説 『東のエデン』

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