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2010年7月

2010.07.30

■感想 片渕須直監督『マイマイ新子と千年の魔法』

DVD『マイマイ新子と千年の魔法』

 評判のいい『マイマイ新子と千年の魔法』、DVDが7/23発売されたので待ち望んでレンタルで観た。

 豊潤な土地と子供時代の描写が圧巻。
 ウィスキーボンボンの後のハンモックシーンくらいから涙腺の内圧が上がりっ放し。それが何故だか解析できない、、、片渕須直監督の組上げた魔法にやられました。

 涙腺内圧上昇の理由は、子供時代のディテイルの描き方がひとつの大きな要因だろう。自分が今、思い出す子供時代は記憶の時間のベールの向こう側でぼんやりとしている。この映画のディテイルは脳の皺の奥底に埋もれているその記憶を掘り起こしてくれるような感覚がある。

 見事な自然描写と、主に新子のモノローグによる子供時代の心象描写。色鉛筆をナイフで削る感覚、麦の中を進む足元。そして昭和30年の町並みと学校生活の細やかな描写。こうした諸々が過去の自分の記憶の残滓と共鳴し、脳内に立ち上がる。

 これが内圧上昇の根幹にあるものだと僕はぼんやりと感じた。

 随分とタイプは違うが、こうした作用で思い出すのが岩井俊二監督作品。特に『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』である。少年時代のほのかな恋愛感情と大人の事情による別離を描いたこの作品が描いたディテイルを僕は思い出していた。岩井監督も登場人物の心象を凄く繊細に画面に定着する演出をされるのだけれど、今回の片渕須直監督の筆致も、その演出力が素晴らしい。

 アニメーションのテクニックについては、日常芝居とファンタジーの緩急自在の作画とか良かったのだけれど、僕にとっての『マイマイ新子と千年の魔法』は、やはりこの演出につきる。もちろんその演出を支える映像技術、画面構成/作画監督の浦谷千恵、尾崎和孝両氏の功績が大きいことは言うまでもないのだが。

 映画の疑似体験としては、是非この映画は子供達に見せたいですね。
 一番いいのは、昔の小学校でやっていたような講堂での上映会。クラスのみんなとこういう映画をワクワクしながら観るのって、きっと得難い経験になると思うのだけれどなー。

■その他

・防府に一時住んでいた金田伊功氏と3年3組の関係について片渕監督が語られている。DVDの発売日は7/23だが、金田氏の一周忌の7/21でも良かったように思う。

・金田氏と今回の映画の作画のつながりとして、小林治的フォルムの登場人物が出ていたが、なんだかそのあたりは源流で繋がっている気が。

・浦谷千恵さんはアニドウ→ジブリ、尾崎和孝氏は『電脳コイル』の印象が強い。浦谷さんはFilm1/24とかにイラスト描かれていて昔から知っているので(もちろん誌面でだけw)、エンディングタイトルでメインスタッフと知って嬉しかった(^^)。

・今敏、細田守、片渕須直、磯光雄、湯浅政明といった各監督の作品をあのレベルで作り続けているマッドハウスって、既に実力的にはスタジオジブリ以上かも。少なくとも演出力では超えている。

・これだけ実力のある映画なので、宮崎駿が静かに一部の人気を得ていたのが、一気に大ヒットへ行ったように、今後、きっと片渕須直監督の映画は認められていくように思う。本来のジブリの正当な進化系がここにあるって感じ。

◆関連リンク
高樹のぶ子『マイマイ新子』
 演出の描いた心象風景の根幹にきっとこの原作があるように思う。この小説は是非一度読んでみたい。
片渕須直 - Wikipedia
岩井俊二監督『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

7/30追記
ファンタジア映画祭にて、最優秀アニメ賞を受賞! - 映画「マイマイ新子と千年の魔法」公式ブログ

ベスト・アニメーション(長篇):マイマイ新子と千年の魔法
ベスト・アニメーション(短篇):Bastien Dubois’ MADAGASCAL
ベスト実写映画(長篇):川の底からこんにちは(石井裕也監督)
実写部門グランプリ:川の底からこんにちは
アニメ観客部門グランプリ:サマー・ウォーズ(細田守監督)

 サマー・ウォーズとのダブル受賞。マッドハウス、凄い! スタッフの皆様、おめでとうございます!

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2010.07.29

■BLU監督「BIG BANG BIG BOOM - the new wall-painted animation」

BIG BANG BIG BOOM - the new wall-painted animation by BLU from blu on Vimeo
Twitter / 鈴木卓爾 ぶったまげました!

 ぶったまげました! RT @konoyono このアニメーションはちょっとほんとうに事件だとおもいます, 震撼 http://vimeo.com/13085676

 長編第二作『ゲゲゲの女房』の一般試写を先頃終えられた、鈴木卓爾監督のツィートで知って、夜中に凄いものを観てしまった(^^;)、ので皆さんにも御紹介。
 まずは騙されたと思って上の動画を一度観て下さい。

Twitter / 鈴木卓爾: @butfilp BLUって監督さんは何者

 BLUって監督さんは何者なんですかね。ドキュメンタリーとアニメーション、紙と絵と時間の境界を越えてしまっている。ストリートアーティストであり、デジタルアニメーション作家であり、ドキュメンタリストであり、ファンタジスト。

 本職の鈴木監督にこのように見事にまとめていただくと、僕が紹介する余地がなくなるのですが、本当に鈴木監督が言われるような領域を越境したダイナミックなアートがここにあります。

BLU VIDEO

 BLU監督のHP。ここに16本の動画が置かれている。
 ぼくはまだ数本しか観ていないが、しっかり全部いずれ観てみたいもの。

BLU > WALLS

 BLU氏の動画のベースになったアートが、ウォールペインティング。
 ここにその作品群がある。

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2010.07.28

■どんなカメラも立体映像化 LOREO 3D lens in a Cap 9005
 御手軽フルハイビジョン立体3Dビデオカメラ

Loreo_3d_camera

LOREO 3D Lens in a Cap 9005(Loreo Asia Ltd.)
(どんなカメラでも立体写真を撮影できるようにしてしまうレンズが発売 - GIGAZINE 経由)

 昨日予告した簡易的に3D撮影をするための秘密兵器、LOREO 3D lens in a Cap 9005を御紹介。香港の立体写真機器メーカ、ロレオ社の製品である。

 わずか150ドルの3Dカメラソリューション。これを通常の一眼デジタルカメラに装着すれば立体写真、動画機能があれば、立体ハイビジョン動画が撮れる(はず)。

Sample_3dlenscap9005apsc_004_1024

 ロレオのサイトにあったサンプルを引用して説明すると、このレンズキャップを装着すると、二眼分の左右映像がひとつの画面に収まって撮影される。そしてそれを裸眼平行視で観ると、貴方の脳内に3D画像が浮かび上がるというもの。

 現在、立体映画撮影をするのに最安価な商品だろう。

 欠点は、裸眼立体視のできる人しか観ることが出来ないこと。大画面では裸眼立体視が不可能なので、眼の間隔に近い大きさの上映が必要なこと。まあ昨日のパナソニックの1/100の価格なので、この程度の我慢はしかたないでしょう(^^;)。

Loreo Product Photographs - LOREO 3D Photokit MK II
 LOREOは僕にとってはなじみ深い。これに近いLOREOの立体写真カメラを持っているのだ。これも原理は上と同じで簡易だけれど、なかなかしっかり立体写真が撮れるので上のレンズも期待できるかと。

◆関連リンク
 僕はまだ一眼デジカメ(ハイビジョン動画付き)を持っていない。ハイビジョンカメラとしては、ソニー 小型ハイビジョンハンディカムHDR-HC1なので、これで3D動画が撮れるようなものを探してみた。
デジタルカメラ・デジタル一眼・レンズ通販サイトPentax Online Shop

レンズ前面に装着して立体写真をワンショットで撮影できるアダプターと、立体写真を見るための3Dイメージビュワーのセット。撮影したものが立体的に浮かび上がってくる、リアルな画像が楽しめます。

 このペンタックスのはレンズなしのタイプ。こちらの方が僕のハンディカムとの組み合せにいい。
『PENTAX ステレオアダプターDセット』

 ワンショット撮影で左右の視点の異なる像を分割して記録します。
 撮影した画像をプリントして、3Dイメージビュワーを用いて見ると、立体画像を鑑賞できます。
 使用可能なレンズは35ミリ判換算で、焦点距離が約50mm相当の画角が得られるズームまたは単焦点レンズです。

HDR-HC1はフィルター径 37mmなので、このアダプタの52mmに合わせるのには『カメラ用ステップアップリング(37mm-52mm)』が必要になる。
 と、ここのところはほとんど僕の個人メモですね(^^)。

Loreo 3D LENS IN A CAP(デジカメWatch)
Loreo Products Online - International Order Page
ソニー、3Dメガネ不要で360度立体表示が可能なディスプレイ「RayModeler」を開発 - GIGAZINE

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2010.07.27

■Panasonic 一体型二眼式フルHD3Dカメラレコーダー AG-3DA1

Step_into_3d

Ag3da1

AG-3DA1 | Professional 3D Production Systems | Panasonic
 世界初、一体型二眼式フルHD3Dカメラレコーダー。

・約2.8 kg以下の軽量ボディで、高い機動性を発揮。
・3.2型(16:9)約92.1万ドットのLCDモニターを装備。Lch/Rch/オーバーレイ表示への切り替えが可能。
・HD SDI(×2、サイマル出力)に加え、HDMI 1.4a(フレームシーケンシャル出力)を搭載。
・SDIで接続した外部レコーダーのRECスタート/ストップ制御が可能なAUTO REC機能搭載。

 トップの画像は、Panasonicの3Dへの取り組みを総合的に紹介するサイトの映像からキャプチャーしたもの。これがまず素晴らしい。NASAに是非ともこんな映像の3D中継を実現してほしいものである。そしてそれを地上にダウンリンクして、劇場または家庭で3Dプロジェクター上映する。
 そんなすぐそこにある未来が是非実現してほしい。

 その際に宇宙飛行士orロボットが使用するのが、ここで紹介するコンパクトな世界初のフルHD3Dビデオカメラかもしれない。
 わずか2.8kg、20年程前に家庭用のハンディビデオカメラが発売された時と同じくらいの重量で、フルハイビジョン動画を実現できるとは技術の進化に感動する。体格的にもちょうど僕が買った8mmビデオカメラと同じくらい。値段は桁がまだひとつ違う、220万円。

 というわけでまだ業務用で個人にはこれは手がでない。

 そこで明日は、今、現在個人が簡単に入手できるものすごーく安価な3Dハイビジョンビデオカメラについて、紹介する。最近見つけたのだけれど、これは僕もすぐ発注するつもり。AG-3DA1と値段の桁がふたつ違う(^^;) 乞うご期待!

◆関連リンク
イベント・展示会情報 | Professional 3D Production Systems | Panasonic
 AG-3DA1を体感できる。

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2010.07.26

■Takafumi Tsuchiya:土屋貴史監督の動画作品

With_rain

takcom™ 
 (公式HP)
motion:動画作品

 twitterで知り合ったアーティストtakcomstudioさんのPV作品をHPで拝見した。

 全部で7作品が掲載されている。どれも素晴らしい作品なのだけど、そのうちで僕が特に好きな作品を紹介させていただく。

With Rain _2007

for an artist called ‘aus’ (Released on Motteer, U.K) .

 黒の拡散の幻惑! 墨汁を水中に落とした映像を画像処理されているのだろうか。
 円谷英二の時代から核爆発等の特撮の表現として使用されている映像をデジタル処理化することで、幻惑的な作品として昇華している。
 女性ボーカルの声と相まって素晴らしい新鮮な感覚を生成している。

AIrport _2010
 Air_portvert

Video for U.S artist VITAL. officialvital.com Copyright ©2010 Black Sky Recordings LLC.

 引用させていただいた画像にあるように光の描写が素晴らしい!
 光に振動する都市。その上空を乱舞する光。そして時々挿入される女性の姿。
 爽快感と叙情がハイブリッドしている見事な映像。

20100725_171454_2

Pico_2009

Video for the experimental jazz quintet “SJQ”.

 シャープな図形が音楽に合わせて動く。動きの突飛さが凄く面白い。
 金田伊功氏のアニメートのデザイン画的な感覚が好きな方には、きっと楽しめると思う。シャープなイメージは他ではなかなか体験できないものだ。
 そして、これは3Dの大画面で、奥の奥まで図形が続いているようなものを観てみたい。きっと凄まじい映像ショーになるだろう。 

Photo_2

Ida walked away _2010

Video for portalnd band “AU”.

 足元の映像が視点を上げていって俯瞰になる瞬間とか、とても気持ちいい映像。
 特に右の引用部分が連続するシーンはみもの。

◆関連リンク
static(takcom™)
 CDジャケットの静止画像作品。
音に生命が宿るMVとは?土屋貴史監督 SJQ「Pico」

本MVの監督は、 東京で活動する映像作家・土屋貴史(takcom™)氏。土屋氏は1979年生まれ、大学在学中の1999年頃からデザイナーやディレクター映像制作に携 わる映像制作をスタート。現在はTV局のモーションID制作などを手がけるほか、モーショングラフィック・ツール「Quartz Composer」とVJソフト「Modul8」を駆使したビジュアル・ライブも精力的に行っている。

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2010.07.23

■デイヴィッド・リンチ新画集『闇の光彩』『リトグラフ』
 David Lynch "Dark Splendor" "Lithos"

David Lynch『Dark Splendor』

ハードカバー: 352ページ
出版社: Hatje Cantz Pub
発売日: 2010/10/31
商品の寸法: 30.8 x 24.6 x 3.2 cm

Amazon.comでは2010/8/31

David Lynch『Lithos』

ハードカバー: 160ページ
出版社: Hatje Cantz Pub
発売日: 2010/10/31
商品の寸法: 30.9 x 24.4 x 2.3 cm

Amazon.com では2010/8/31

 デイヴィッド・リンチの新画集 "Dark Splendor"(闇の光彩?)、"Lithos"(リトグラフ)がAmazonに出ている。発行はドイツの出版社。下記のリンク先をみると、どちらもドイツでのリンチ展に関連して出版されたもので、ドイツでは既に出版されている模様。

Hatje Cantz Verlag | David Lynch - Dark Splendor

Exhibition schedule: Max Ernst Museum des LVR, Brühl, November 22, 2009–April 18, 2010

Hatje Cantz Verlag | David Lynch - Lithos, 2007-2009.

Exhibition schedule: Musée du Dessin et de l'Estampe Originale, Gravelines, France, June 27–October 17, 2010

 これら全部、ほしいのだけれど、追いかけていると懐が大変。リンク先の出版社公式ページで割と大きめの複数枚の絵が見られるので、とりあえずこれで我慢。
 コムデギャルソンアートスペースSixでの8月の展示会で販売されることを期待したい。

◆関連リンク
MAX ERNST MUSEUM BRUHL
 ドイツブリュールにあるマックス・エルンストミュージアム。ここで"Dark Splendor"展は開催された。
 展示関連情報は以下リンク。
YouTube - Brühl - David Lynch - Dark Splendor
T E X T U R E: DAVID LYNCH: DARK SPLENDOR OPENS
hamid & company: David Lynch – Dark Splendor

当Blog過去記事
デイヴィッ ド・リンチ個展 DARK SPLENDOR & New Paintings @ GRIFFIN Gallery

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2010.07.22

■シュルレアリスム画 incognito22's Gallery

Triumph_of_christianity_by_incognit

incognito22's Gallery
 tumblrで見つけたシュルレアリスム画。
 もちろんダリのあの絵にインスパイアされたもの。

 この方の絵は枚数が少ないけれど、他にもこのサイト、多くのシュルレアリスム画が掲載されている。

#the-surreal-arts deviantART gallery
 これがそのギャラリーの入り口。
 数々の絵が掲載されているが、ざっと観て、僕が気に入ったのは、これら。

Ghost Song by ~vimark Magi by *TALONABRAXAS
Ecce Homo 95 "HEAVEN IS HELL" by ~Polygonist
Disaster Victim Identification by ~brainforest
The Observer by ~artsublime
 どれもクリックして損はないと思いますが、少しショッキングなものもあるので、ご注意を。

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2010.07.21

■CGWORLD 2010年8月号
  第2特集 ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破

Cgworld_eva

[雑誌] CGWORLD 2010年8月号 vol.144|ワークスコーポレーション
第2特集 ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破

 「『エヴァ』はくり返しの物語です」 1作目『序』のティーザーポスターで語られた庵野秀明総監督の言葉である。旧作からの卓越した画作りと、新たに参入したデジタル技術が融合して他に例を見ないほど、「くり返し」の映像制作が行われていた。BD/DVD発売を記念し、株式会社カラー デジタル部への取材を通してその技術を紹介する。

『ヱヴァ』をCGからのアプローチで形作る CGモデル制作
 前作『序』では一部のカットにおいてエヴァのCGモデルが活用されたが、本作ではさらに物語の要となる戦闘シーン等でより大胆にCGが用いられた。また、新たに登場する2号機や仮設5号機をはじめ、初号機も本作用に改めてモデリングされている。その制作過程を詳解しよう。

 第二特集なのだけれど、全7頁のボリュウムが寂しい。記事もそれほど突っ込んだものでなく、Blu-rayについていた特典映像のメイキングに到底追いついていない。
 それにしても、かなり革新的な映像進化を成しているので、もっと『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のCGメイキングって、あちこちで語られてもいいと思うのだけれど、、、。

 Cinefex誌とかで徹底特集してもいいのではないか。
 で、海外版で世界へ記事展開。あの映像はそれくらいのレベルと思うけど。

◆関連リンク
DVD『CGWORLD 2010年8月号 vol.144』
 他の号はあるのに、なんとエヴァ効果で現在Amazonで最新号なのに売り切れ。
 古本が2200円とプレミアがついている。『Cut』の二度のEVA特集表紙といい、出版界の救世主か!?
Cinefex 日本版 — Cinefex日本語版

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2010.07.20

■Quick Japan 神聖かまってちゃん特集

Quickjapan

『クイック・ジャパン90』(Amazon)

◆ 神聖かまってちゃん
国民的ロックバンド宣言
評論・祭りのあとのロックンロール
メンバーインタビュー 非リア充という渇望リア充という憂鬱
神聖かまってちゃんのひとりでできるもん
神聖かまってちゃんとの遭遇
伊藤 剛/エリィ(Chim↑Pom)/大槻ケンヂ/大根 仁/川島 明(麒麟)/久保ミツロウ/坂井真紀/佐藤友哉/水道橋博士/七尾旅人 /能町みね子/濱野智史
配信全曲レビュー
神聖かまってちゃん事件史

巻頭表紙特集記念 神聖かまってちゃん×Quick Japan スペシャルコラボレーションソング (クイック・ジャパン - QuickJapan)

バンド初の巻頭表紙大特集を記念して、 なんと、神聖かまってちゃんのヴォーカル・の子さんがQuick Japanとのコラボソングを制作!

 びっくりしたぁ〜。本屋でやけにサイケな表紙の雑誌があるな、と思ったら、Quick Japanの神聖かまってちゃん特集。
 あまりの表紙の派手さに、とりあえず購入はひかえました。

 リンク先に、ボーカルの の子 が歌う「クィック・ジャパンのテーマ」。はっきり言って、このいい加減さがいい(^^;)。

◆関連リンク
当Blog記事
神聖かまってちゃん 「ロックンロールは鳴り止まないっ」

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2010.07.19

■感想 クリストファー・ノーラン監督『インセプション:inception』

Inception
Apple - Movie Trailers - Inception
インセプション(公式HP)

 クリストファー・ノーラン『インセプション』非IMAXで観てきた。
 予告篇がとにかくイギリスSF的で期待したのだけれど、やはり脚本がイアン・ワ トスンでもクリストファー・プリーストでもないところがNG(^^;)。奇想方面の追求が足らず、少し奇妙な設定のアクション映画と言ったところに落ち着いている。
 夢や現実という概念を持ち出しているが、それらの扱いは極めて定型的。そして哲学的に悩むようなところはなく、そうした映画を期待した向き(>>自分)には肩すかし。
 しかも夢を観ている人の体にある物理的な力が働くと、それが夢の世界全体に作用するという描写が噴飯もので笑い出しそうなシーンも(<<これはかなり辛口の見方でしょう)。

 出色の街が折り畳むあのイメージをもっと本篇と密接に絡めてほしかったし、海辺のビル街の廃墟も主人公の心象風景の具現化として深く映像化してほしかった。
 現実/夢の対比としては調剤師の店の奥の老人達の観ている夢をきっちりと映像化して、観客を幻惑の極みへ叩き込むべきなのでは(^^;)。

 と批判的に書いたけれども、ハリウッドアクションにしては渋めのC・ノーランの映像とハンス・ジマーによるエレクトリカルな音楽はなかなか心地いい。あと脇役のジョゼフ・ ゴードン=レヴィットのシャープな演技も。

ハンス・ジマー - Wikipedia

 キーボードとシンセサイザーの演奏者として、「ラジオ・スターの悲劇」で有名なバグルスなどのバンドと仕事をしていた。

 あ、ジマーってバグルス「ラジオ・スターの悲劇」と関係有なのか。

ラジオ・スターの悲劇 - Wikipedia.

 グループメンバーのトレヴァー・ホーンはJ・G・バラードの短編「音響清掃」に影響を受けた曲だと語る。この短編は、世界中の音楽を吸い取る音響清掃人が、 下水道でオペラ歌手と出会う話である。

 へぇー、これは知らなかった。C・ノーラン、ここでもイギリスSFと地下水脈で繋がってる。(以前映画化した『プレステージ』はもろにクリストファー・プリースト『奇術師』原作。)

 バラード短編「音響清掃:The Sound-Sweep」邦題は「音を取りのける男」(『ザ・ベスト・オブ・バラード』ちくま文庫)手元にあるはずだけど読んだ記憶がない(^^;)。 『インセプション』観て思ったけど、C・ノーランってバラードの映画化が合いそう。僕は自分の好きな『夢幻会社』を希望(^^;)

 ノーラン監督には、バットマンをもう一本当ててもらって、ビッグバジェットで、英国風幻想バリバリの映画を撮ってほしい。

◆関連リンク
"Adventures In Modern Recording" Vermilion Sands
 バグルス「ヴァーミリオン・サンズ」この動画なかなか。
J・G・バラード『夢幻会社』

当Blog過去記事
クリストファー・ノー ラン:Christopher Nolan監督  "インセプション:Inception" 予告篇
クリストファー・ノーラン監督『The Prestige:プレステージ』
クリスト ファー・ノーラン監督 The Dark Knight 予告編
サム・スコギンズ監督 J・G・バラード原作『夢幻会社』 Sam Scoggins: 'Unlimited Dream Company' Film

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2010.07.16

■感想 京極 夏彦『死ねばいいのに』電子本

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『死ねばいいのに』

 京極夏彦『死ねばいいのに』、右の写真のiPhone版を読了。初電子書籍。
 フォントを標準から1つ大きくしたのが僕の眼球にちょうどいい。全1588頁(19字×7 行)。約5秒程で1頁めくる。
 物理的な本では402頁。約1/4の頁数。ページをめくるスピードは4倍になる。
 このスピードが電子書籍の快感かも。
 
 これだけ読みやすいならiPhone+電子書籍でOK。本棚の増殖も防げるし、、、。
 物理的な本はよほど気に入った本をコレクションとして買うことになっていくんだろうな。

 そして『死ねばいいのに』の内容について。
 ひさびさの京極夏彦だったけれど、いやーな人間書かせたら抜群にうまいねー(^^;;)。人の来歴とそれによる性格描写に論理的/感覚的 説得力持たせたら日本一。
 で、今回ある意味、日本の縮図的に感じてしまうわがままな人物が目白押し。
 その部分のデティルは、自分に帰ってくる部分もあって興味深い。

 にしても後半、主人公が探求するある人物の像がラストでその焦点を結ぶシーンの鮮やかさ。周りの人物ばかりがクッキリ描かれ、ピントがボケていたその中心人物に急速にフォーカスが合っていく。
 その人物の興味深い人となり。うまいなー、京極夏彦。
 そしてラスト、この人物のことをもっと知りたい、と想像力を膨らませる余韻が残る。

Photo_2

 iPhoneのキャプチャ画面。上左が標準。上中が最小、上右が最大の文字。
 僕が読んだのは標準より1個文字が大きい、下段中央の文字。これで全1588頁。

 下段に示したのは、ページを上にズラすと現れる操作メニュー。文字を縦横変えたり、ページ指定、明るさ、検索等の操作が出来る。

◆関連リンク

Mm9

山本弘『MM9』日本SF初のiPadアプリ版
 SFとしては日本初! テクノロジーの先端を描く文学のはずなのだから、もっと電子化進んでほしい。値段も付録も嬉しいし。  

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2010.07.15

■RED Digital Cinema - EPIC-X S35

Photo

RED / Index 公式                          

 2540プログレッシブで60fpsまでのRAWファイル収録。4520 x 2540 ピクセルで、Mysterium™ はあなたの掌の中で純粋なデジタル映像であるウルトラHD映像を録画します。

 フィルムカメラ同様に被写界深度とフォーカスを合わせることができます。Mysterium™ は29平方ミクロンピクセルに66db以上のS/N比で処理します。
 12,065,000ピクセルという超高解像こそウルトラHDと呼べる映像です。

 雑誌『ビデオサロン』で見た超ハイビジョンカメラ。これ、アメリカのベンチャーのものなのですね。業界では有名のようで今さら紹介しても、新しくはないのだけれど、なんと言ってもこのカメラのデザインと構造が素晴らしいので取り上げた。

 各機能ごとに四角いブロックで組み合せていく、このプラグマティックなデザイン! ハイビジョンの次世代をこうしたカメラに奪われないよう、SONYとPANASONICにも頑張ってほしいもの。

YouTube - Createasphere - RED Digital Cinema - EPIC-X S35 - Hands On Preview - Playback

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2010.07.14

■鴻上尚史 脚本・演出 虚構の劇団『エゴ・サーチ』

Ego_searching

虚構の劇団(公式HP)

 エゴ・サーチとは、インターネット上 で、自分の本名やハンドルネームで検索すること。(略)インターネットには、あなたの知らないあなたの情報があるかもしれない。
 物語は、エゴ・サーチの結果、インターネットで出会ったもう一人の自分。 そんなふうに始まる。

Twitter / 鴻上尚史: クールジャパンの収録前のわずかな時間も、台本のことを ....

 クールジャパンの収録前のわずかな時間も、台本のことを考える!台本だーーーーーーーーーーーい!おーい、台本!ノンキそうな顔をしてどこに行くんだい?鴻上 の頭には来ないのかい?おーい、台本。

 9/10(金)にスタートする予定の鴻上尚史の新しい芝居。『エゴ・サーチ』。
 台本を書く作家の産みの苦しみがTwitterで呟かれている。このツィートにコメントしたら、短いけれど鴻上氏から返事が!! (20年以上、芝居は数えるくらいしか観れなかったけれど、本は恐らくその9割程は読んでいるコーカミさんからのレスは、ファンである僕には法外な喜び、、、(^^;))

Twitter / 鴻上尚史: なります! RT @butfilp: 傑作になること ....

なります! RT @butfilp: 傑作になることをお祈りします!映画も期待してます! RT @KOKAMIShoji そうです RT @butfilp これの台本ですか? http://yfrog.com/ed8j9qj RT @KOKAMIShoji ..おーい、台本!

Twitter / 鴻上尚史: ありがとさんです。 RT butfilp "エ ....

 というTwitter話、鴻上氏から傑作宣言も出ましたので、期待して待ちたいもの。
 ネットで出会う「もうひとりの自分」って、とてもP・K・ディック的世界を想像してしまう。

 それにしても、毎回、虚構の劇団のポスターは素晴らしい!

◆関連リンク
虚構の劇団『リアリティ・ショウ』 [DVD]
虚構の劇団『グローブ・ジャングル』[DVD]
虚構の劇団『監視カメラが忘れたアリア』【DVD】

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2010.07.13

■鴻上尚史監督 新作映画『恋愛戯曲 私と恋におちてください。』

Hp

「恋愛戯曲」- 映画.com 公式HP

 メガホンをとる鴻上が、2001年に発表した舞台「恋愛戯曲」が原案。
 シナリオを一行も書けない女性脚本家が「なんでもするから書いてくれ」と懇願するプロデューサーに「私と恋に落ちて」と頼むことから始まるコメディ。強制的に始まった2人の恋愛を軸に、脚本をめぐり振り回されるテレビ局スタッフたちの騒動にも焦点を当てる。

 劇作家・鴻上尚史の映画監督 長編第三作の情報がオープンになってきた。
 以前から、鴻上氏のtwitterでは、映画の撮影の終了や編集の過程が語られていた訳だけれど、これで情報が確定した訳だ。2010.9/25(土)公開予定。

 前二作『ジュリエット・ゲーム』と『青空の一番近い場所』は、僕の期待が大きすぎたのかもしれないが、映画としてはそれほど傑作という訳ではなかった。
 あんなに面白い第三舞台の演劇に比べて何故だろう、と当時、思ったものです。
 映画の現場と、映画的文法に対する慣れが充分じゃないのかなー、とか。

 僕が鴻上尚史の芝居で凄いと思う、コミカルなシーンと哲学的なシーンのハイブリッドとか、スピーディな会話劇、音量がガンガン変わるBGM、、、そうしたエッセンスが映画の文法にうまくハマっている傑作であることを、今度こそ期待したい。
 今回、初めて自身の芝居からの映画化。芝居で表現されたその経験を最大限に発揮した時にどんな映画となるか!?

◆関連リンク
KOKAMI@network vol.8『恋愛戯曲』【DVD】

鴻上尚史『恋愛戯曲』 

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2010.07.12

■感想 ジョナサン・モストウ監督『サロゲート』とAnybots

ジョナサン・モストウ監督『サロゲート』

 人間のあらゆる社会活動を代行する“サロゲート”と呼ばれる身代わりロボットが開発され、人類は自宅からサロゲー トを遠隔操作するだけで、リアルな現実世界に生身の肉体をさらす必要はなくなった。

サロゲート』 オフィシャルサイト
 もともとアール・キューブ・ロボティクス技術に強い関心を持つ(下の過去記事リンク参照)当Blogとしては、外せないテーマの映画。、、、と言いつつ実は最近までこのブルース・ウィルスの映画がテレイグジスタンステーマとは知りませんでした。
 ということで、ブルーレイをレンタルで観ました。

 で、映画はまさにテレイグジスタンステーマを追求し、エンターテインメントとして纏めるとしたら、というアイディアに満ちていて、それなりのストーリー。
 クライマックスの人類全体を巻込むシーケンスとか好きなのだけれど、映画全体はとても喰い足りないものに、、、。
 たぶん余りにあり得ない設定(人々がほぼ全人類、遠隔ロボットに人生を置き換えるわけがない)と、本来テレイグジスタンスで避けて通れないアイデンティティの問題がコア・テーマになっていないからだと思う。
 もっとこのネタなら、ストーリーはSFのセンス・オブ・ワンダーを描けたはずなのだけれどなー。残念。

 ということで、これだけでは余りにつまらないので、ブルー・レイの特典映像に入っていたテレプレゼンス・ロボットAnybotsについて、調べてみた。
 このロボット、アメリカのベンチャーで秋に新モデルが発売される予定とのこと。 

Anybots

Anybots、遠隔操作ロボット「QB」を開発(Robot Watch)

  新ロボットQBは重さが約16kg。高さは中央の棒を伸び縮みさせることで、86〜188cmの間で調節できる。パソコンとネットワークを通じて遠隔操作 し、離れた場所にいる人と高品質の音声・ビデオでやり取りできるというQAの基本的な機能を残しながら、重さを約9kg軽くして持ち運びやすくした。

GetRobo Blog: Anybotsがテレプレゼンス・ロボットを正式発表、価格は15,000ドル

  Anybotsが今日、米国でテレプレゼンス・ロボット「QB」を正式ローンチした。リリースによると、この秋に発売で、価格は15,000ドル(今の為 替レートで約140万円)。同社のホームページも新しくなり、「One-Click Commuting」(ワン・クリック通勤)というキャッチフレーズがついている。

Anybots - One-Click Commuting(公式HP)
 写真にあるように、当初の開発では二足歩行ロボットとして構想されていた。
 しかし徐々に技術とコストの現実性から、足がセグウェイになり、腕がなくなり、最後はボディもただの棒になってしまった。
 この経緯は、ロボットの夢が現実になっていく時の苦悩を示していて大変痛々しい。
 テレプレゼンスでやれることも限定されていて、とてもキャッチフレーズの「One-Click Commuting」は遠いだろう。

 でもこの分野のテクノロジーには凄く期待しているので、今後もウォッチしていきたい。

◆関連リンク
サロゲート (映画) - Wikipedia

『サロゲート』(原題:Surrogates)は、2009年のアメリカ映画。原作はロバート・ヴェンディティとブレット・ウェルデルによる同名のアメリカ ン・コミック。

Robert Venditti / Brett Weldele『Surrogates-Graphic-Novels』

Robert Venditti / Brett Weldele『Surrogates 2 -Graphic-Novels』

YouTube - Up Close with Anybots QB Telepresence Robot.

PCMag.com Editor-in-Chief gets up-close and personal with this new virtual person robot from Anybots. It's called QB and is remote-controlled via any PC.

YouTube - Anybots launches robot co-worker for remote collaboration.
 CEO Bob christopherの解説。
Dexter and Monty are Anybots: Dynamically balancing walking humanoid robots : Tech Digest
 二足歩行型Antbotsとセグウェイ型Antbotsのバランス勝負
YouTube - CES 2009: Anybots QA Demo

 

◆当Blog過去記事
アレック ス・リベラ監督 テレイグジスタンス・ロボットSF  『スリープ・ディーラー:The Sleep Dealer』
東大舘暲研究室  相互テレイグジスタンスの第二世代  テレサ2とツイスター4に関する報告
TELESAR とTele-Existence Master-Slave System マスターとスレーブが同期して動くシーンはなかなか感動。
当 Blogアール・キューブ関連記事

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2010.07.09

■原將人インタビュー

金子遊のこの人に聞きたい Vol.9 原將人(映画作家)インタビュー
 PART1 少年時代〜高校時代
(映画芸術HP)

 劇映画第2弾『天翔る(あまかける)』の公開も控える作家に、自由に映画半生を語ってもらった。(金子遊)

原 しかも、映画監督の大叔父さん、後で触れますが、前衛生け花の叔父さんもいたんです。...中学2年の時、朝日新聞にアラン・レネの『去年マリエンバートで』の紹介記事が出ていた。難解でよく分からない映画であり、これを何十回も見に行く大学生がいる、で も何十回見ても分からないらしい、とか何とか書いてあって、これはぜひ見なくてはと思ったんですね。まあ、ぜひ見なくてはというか、その大学生にも分から ない映画が自分には分かるんじゃないか、挑戦してやろう、みたいな気持ちだったのかな。
 まあ、生意気なガキですよね。

 原将人監督のインタビュー。映画少年〜青年への時代が語られている。

 その部分も面白いが、僕が特にチェックしたのは、『20世紀ノスタルジア』に続く「劇映画第2弾『天翔る(あまかける)』の公開も控える」という部分。ついに新作長編が公開か! 待ち望んでいただけにこの情報は嬉しい。
 『天翔る(あまかける)』をキーワードに検索してみたが、まだネットにこの映画の情報はない。05年に撮影がスタートすると言われていた『仲よき事は 美しき哉』はどうなったのだろう。タイトルが変わったのかもしれない。
 今後の情報公開を期待したい。

◆関連リンク
当Blog記事
■原将人監督 最新作 『マテリアル&メモリーズ』情報: ★究極映像研究所★
■ 原將人始動 ! 『仲よき事は 美しき哉』
■ 原將人『父と子の長い旅』
■CDメモ 原 正孝(原将人)『 はつくにしらすめらみこと』

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2010.07.08

■ゴア・ヴァービンスキー監督『RANGO:ランゴ』予告篇2

Rango_02

Rango - Movie Trailers - iTunes.

Official Site:     http://www.RangoMovie.com
Director:     Gore Verbinski
Cast:     Johnny Depp, Isla Fisher, Abigail Breslin, Bill Nighy, Stephen Root, Ray Winstone, Beth Grant...
Writers:     Gore Verbinski, John Logan, James Byrkit

Synopsis
The story of a chameleon with an identity crisis.

CIA☆こちら映画中央情報局です:ジョニー・デップがペットの冒険アニメ「ランゴ」に主演!!、声優だけじゃなく、キャラの動物を全身で演じるみたいです!!

 このCGアニメの実際の製作を手がけるのが、ジョージ・ルーカスのILM(インダストリアル・ライト&マジック)で、ゴア・ヴァービンスキー監督は、同社の最 新技術を使い、「ジョニー・デップのパフォーマンスを、余すところなくキャプチャーし、CGのキャラクターに置き換える」と、「ランゴ」の特徴を語ってい るからです。

 ジョニー・デップがアイデンティティ・クライシスに陥ったカメレオンを演じる『ランゴ』、予告篇の第二弾が公開され、デップの振り付けによるカメレオンの奇想な映像が観られる。

 これを観てると、本当にCGって、奇想でファンキーな映像にピッタリなツールなんだと思えてくる。

◆関連リンク
・当Blog記事
 ■ハイビジョン・レポー ト 異星生物の動物園
Zoo_chameleon_1
 僕の撮ったカメレオンのデジタル写真。CGと比較してみて下さいww。
 カメレオンって、凄くCGに向いているキャラクタですね。
 ■ゴア・ ヴァービンスキー監督『RANGO:ランゴ』 予告篇

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2010.07.07

■特殊視覚生体 デメニギス:Macropinna microstoma

Macropinna_microstmaデメニギス - Wikipedia

 本種の最大の特徴は頭部および眼球である。デメニギスの頭部は透明なドーム状の膜で覆われ、内部は液体で満たされている。眼球は他のデメニギス類と同様に筒状となっており(管状眼と呼ばれる)、軸を回転させることにより前方-真上の範囲で視点を変えることができる

YouTube - Macropinna microstoma: A deep-sea fish with a transparent head and tubular eyes(動画)

 デメニギス:学名Macropinna microstoma。「カスペ!・ヘンな生き物100連発第3弾」というTV番組で見かけた頭部が液体ドームで、その中に緑色の透明目玉が格納されている深海魚。
 外に出ている黒い部分は眼ではなく鼻らしい。
 素晴らしい眼球、この深海魚は特殊視覚生体とでも呼ぼうか。

 この生体は、人の想像力を超えてる感覚。さすが神様、良い仕事してます(^^;)。

 この凄い眼を観て『眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く』という本を思い出した。おそらくこの生物もカンブリア紀に地球生物が視覚を初めて持った時から、深海で視覚をこのように極限まで進化させてきたのだろう。

 まさに人造かCGに見えるが、それらが描き出してきたどんな生物よりも奇妙かもしれない。SFXの想像力は、まだまだ地球生物の奇想に追いついてないw。

◆関連リンク
Monterey Bay Aquarium Research Institute
 この映像を撮ったMBARI:モントリーベイ水族館研究所。
MBARIニュースリリース
 Researchers solve mystery of deep-sea fish with tubular eyes and transparent head

 デメニギスの研究結果
YouTube - Magnapinna sp. - The Long-armed Squid
 こちらの動画の深海生物も凄い。アビスの世界だ! 深海は異星。
 MBARIのロボット深海艇、いい仕事している。

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2010.07.06

■デイヴィッド・リンチの展覧会 コムデギャルソンアートスペースSixで開催!!

 そして京都造形芸術大学の飯田高誉准教授のtwitterでこんな情報も飛び込んできた!

Twitter / TAKAYO IIDA: そのデヴィッド・リンチの展覧会がコムデギャルソンアー ....

  デヴィッド・リンチの展覧会がコムデギャルソンアートスペースSixにて8月7日からスタートします。展覧会内容は絵画最新作と実験的な短編映画上映を 組み合わせたものとなります。ある種の場末感が漂っている雰囲気でオーディエンスに見てもらえるように川久保玲さんが演出します。乞うご期待!

 飯田高誉氏は1991年の「デヴィッド・リンチ:イメージの創始—絵画&素描」展を担当されたキュレータ。現在、大阪心斎橋のコムデギャルソンアートスペースSixのディレクターをされているとか。

 その御本人からのつぶやきは、たぶん初公開情報なのではないか。ネットを検索してもこの情報は他にない。

David_lynch_gallerie_lafayette

 展示される絵画作品はパリのカルティエ財団で開催されたデヴィット・リンチ絵画展ジ・エアー・イズ・オン・ファイアー展のものか、ギャラリー・ラフェイエットのMachines, abstraction and Womenのもの(上の引用写真)のどちらかなんだろうか? 僕はどちらか選べといわれたら、後者。絵画と異なり、立体のものは特に実物でないとその本質はわからないと思うので。(いや、両方観られたら一番良いのだけれど、、、)
 展示が、川久保玲の演出というのも興味深い。
 リンチが構成するコムデギャルソンのファッション・ショーとかも良いかもしれない。

◆関連リンク
飯田高誉 - Wikipedia

「デヴィッド・リンチ:イメージの創始—絵画&素描」(1991年、東高現代美術館)

ツイン・ピークス 特集: デビッド・リンチとインターネット(映画.com)

映画監督デビッド・リンチの自 宅スタジオ(ハリウッド)を訪ねて、リンチ自ら開設したインターネットのホームページのことや、日本で12年ぶりに放映されるテレビドラマ「ツイン・ピー クス」について語ってもらった。

 飯田高誉氏のリンチインタビュー。

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2010.07.05

■デイヴィッド・リンチ新作「レディ・ブルー・上海」
 David Lynch "Lady Blue Shanghai"

20100704_144742

デビット・リンチ監督 Lady Diorの新作フィルム公開。(VOGUE.COM)

 パリとNYでそれぞれ撮影された「Lady Noir」「Lady Rouge」続く、「Lady Dior」をフィーチャーした新作フィルム「Lady Blue Shanghai」が公式サイトで公開中だ。

 今回舞台となるのは、国際都市として注目される上海。レトロフィーチャーな魅力いっぱいの街並を背景に、巨匠デビット・リンチがアイコンバッグ「Lady Dior」とオスカー女優マリオン・コティヤールを妖艶にとらえた。サイトではまた、スチールキャンペーンやフィルムのメイキングも紹介されている。

Chapter 3 of the Lady Dior saga : Lady Blue Shanghai(Lady Dior 公式HP)

 ひさびさのリンチの新作。16分の短編。
 そして姉妹篇として7分の短編"It holds the love" 。こっちは公式HPの「ポエム」をクリックするとマリオン・コティヤールによる詩の朗読とそれに合わせた7分間の映像を観られる。さらに他にはメイキングも掲載。

 既に5月に上記公式サイトで発表されていたらしい。日本のサイトでもいくつか紹介されているが、いずれもファッション関係サイトで映画関係では取り上げられていないようで、うちの視野にも入ってませんでした。<< 遅い!

 作品"Lady Blue Shanghai"が素晴らしい出来。リンチの固有アイコンの登場は定番としても、後半、上海を駆け夜景を背景にしたシーンは、リンチ映像としても一歩進化したのではないか。

 『ロスト・ハイウェイ』や『インランド・エンパイア』でもコマがブレて飛ぶシーンはいくつかあったけれど、今回はそれを連続した映像として描いている。ここの表現は新しい。

Lady_blue_shanghai_night

 是非、映像で観てもらいたいが、特にこの引用シーン。マリオン・コティヤールが上海の夜景に蕩けていくようなシーンは特筆。リンチの最新の達成がここにある、と言ったら言い過ぎだろうか。

◆関連リンク
 Lady Diorの他の2作「Lady Noir」「Lady Rouge」は別監督です。でもなかなかいいので以下にリンク。
Lady Dior
 Lady Noire, Lady Rougeをクリック。

 「Lady Noir」は、olivier dahan脚本・監督。リンチ作品にインスパイアされているようにみえます。

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2010.07.01

■ArcAttack:アークアタックのテスラ・コイル・パフォーマンス

"SciFun.info - ArcAttack Band is Playing Music With Tesla Coils"

MAKE: Japan : ArcAttack! - テスラコイルから人体に放電し音楽を奏でる

 ArcAttack! は、自作のユニークなDJセットを使い、音と光の「感電」パフォーマンスを披露します。HVDJがPAシステムから音楽を繰り出すと、特製の DRSSTC(二重共振半導体テスラコイル)が同期して楽器になります。このハイテクなマシンは、連続的な稲妻のような放電光を発生し、同時に、初期のシンセサイザーのようなバチバチと歪んだ矩形波サウンドを奏でます。 ArcAttack!はオースティンで生まれたハイテクパフォーマンスグループです。2005年から活動しています。メンバーは、Joe DiPrima、Oliver Greaves、Tony Smith、John DiPrima、Patrick Brown、Craig Newswangerの6人。

Arcattack_band_is_playing_music_wit

ArcAttack公式HPのビデオコーナー

 まずは何はなくともこれらの映像を観て下さい。これはクール!! テスラコイルで体にアークを流して演奏。
 テルミンが50年代SF映画とすれば、こちらは60年代のサイケビジュアル!

 この特異な容姿は、ファラデー・スーツと呼ばれる金属の網状の着衣によるもの。恐らく表面を金属で覆い、金属と体の間には絶縁シートが装着されていると考えられる。
 テスラ・コイルで作られた高電圧は、足元の電極へ向けて電気抵抗の低いところに稲妻を残して流れて行く。手と脚を動かすことで、その経路が変わり、放電は音楽と体のパフォーマンスに合わせてステージで蠢く。たぶんテスラ・コイルの電圧を音楽の周波数または音圧でコントロールしていると思われる。

"MythBuster Grant Imahara gets ArcAttacked"

 こちらはシンプルなロボットドラムとの共演。それでも圧倒的な迫力がある。
 テスラ・コイルは昨年のヤノベケンジ「ウルトラ-黒い太陽」で間近に放電を見たのだけれど、この映像だけでは伝わらない迫力がある。近くに高電圧が帯電し空気が不穏にブルブルと震える感じ。それとロックンロールの大音響が鳴り響くアークアタックのコンサート会場の迫力を本当に知るには、現場で体感するしかないだろう。

 日本でテスラモーターズのEVがもうすぐデビューだろう。その時にキャンペーンとして、アークアタックには是非来日してほしい>>トヨタ広報部殿、よろしく!

"ArcAttack Singing Tesla Coil Demo @ SXSWi 2010"

 こちらは大学の屋外での演奏。こちらもシンプルだが観客との距離が近くダイレクトな客の興奮が伝わってくる。画質は良くないが、これにはまさに痺れる。
 こういう馬鹿な人たちと同世代に生きれて幸せだぜ!!って感覚(^^;)。

◆関連リンク
@ArcAttack twitterがあるのだが、既に放置され、新たなつぶやきはないようだ。
当Blog過去記事
テスラ・モーターズ と テスラ・コイル
感想『ヤノベケン ジ―ウルトラ』展@豊田市美術館 作品「ウルトラ-黒い太陽」起動!!
ヤノベケンジ-ウルトラ展 図録
世界最大の プラネタリウム建造中@名古屋市科学館

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