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2010年9月

2010.09.30

■新刊メモ 『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』『巨大仏!!』『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』『編集進化論 ─editするのは誰か?』『ダーウィンの子供たち』『ロボット残党兵』

『ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)』

"男はいつもと違う色の天井の下で目覚めた。ここはウィネトカか?それとも……。人生を飛び飛びに生きる男女の奇妙な愛を描いた、SF史上に残る恋愛時間SFの表題作。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/星雲賞の三冠を獲得した、テッド・チャンのアラビアン・ナイトとハードSFを融合させた書籍初収録作、時間に囚われた究極の愛の形を描いたプリーストの名作ほか、永遠の叙情を残す傑作全13篇を収めた時間SFのショウケース。"

 実はまだ本を見てない。うちの近所の本屋、最近、ハヤカワSFですら全部は入らなくなってしまった。どうなってんでしょう。
 ネットで探しても(早川書房のページにすら!)収録短編のリストがないのが、残念。

中野 俊成『巨大仏!!』

"ウルトラマン(40m)やゴジラ(50m)よりもデカい。日本最大の“違和感”パラダイス。鎌倉大仏×9=ウルトラマン×3=最大120mの巨大仏。世界初の巨大仏写真集。
「ロンドンハーツ」「アメトーーク」などを手がける放送作家・中野俊成が珍妙な構図で撮り続けた28体"

 普通の街の情景に突然現れる巨大建造物。
 奇想建築と、その奇想な風景が堪能できる。是非、実物も見てみたいものだ。

村上 春樹『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』

"13年間の内外のインタビュー18本を収録。なぜ書くのか、創作の秘密、日本社会への視線、走ることについてなどを語りつくす"

 作家は白日夢を観るのが仕事というわけですかね??
 ここ13年の村上春樹の軌跡を確認できるのだろうか。

仲俣暁生編『編集進化論 ─editするのは誰か?』

"これからの編集者は、デスクワークが中心の知識集約型の仕事だけでなく、フィールドに飛び出し、 プロジェクトを立ち上げ、他業種との幅広いコラボレーションのもとで行なわれます。...本書はさまざまな領域で活躍する現役の編集者を中心に書かれました。紙メディアが長い歴史のなかで養ってきた「編集の原理」を受け継ぎつつ、 ウェブ編集やプロジェクト編集、日常編集など、今後さらなる展開をみせる「未知なる編集」をどう考えればいいのか?"

 ネット社会での編集という業態の広がりの分析、ということでしょうか。
 なかなか面白そうな切り口。

グレッグ・ベア 『ダーウィンの子供たち』

"遺伝子に潜むウイルスによる新人類の誕生から12年、において感情を理解し、動くそばかすで語り、ふたつのことを同時に話す—旧人類にとって“ウイルス・チルドレン”と呼ばれるその子供たちは明らかに異質な存在だった。"

横尾 公敏『ロボット残党兵 (1)』

"架空の第二次世界大戦を舞台に、日本軍が開発した人型兵器=サイボーグを主人公に、さまざまな陰謀があぶりだされていく。 タイトルは、前谷惟光の往年のギャグまんが「ロボット三等兵」のもじりである。シリアスな展開をかねたブラックユーモアとも読める味のある逸品だ。"

横尾 公敏『ロボット残党兵 4―妄想戦記』

 (1)の方で、なか身が確認できる。絵のタッチ、ストーリーともなかなか面白そう。
 (4)が新刊ですね。

◆関連リンク
asahi.com:妄想戦記 ロボット残党兵1 [作] 横尾公敏

"時は昭和18年1月、満州国とモンゴルの境界上の戦線で、日本軍の機械化人間が初めて実戦に投入される。〈日の丸人〉と名付けられたわずか28体の“新兵 器”が、巨大戦艦のようなソ連の〈超弩級(どきゅう)多砲塔戦車〉を粉砕。それを契機に、各国が兵器としての機械化人間の開発、実戦配備に力を注ぐように なり……。"

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2010.09.29

■世界最小のストップモーションアニメ Sumo Science's "Dot"

Jpg

YouTube - Dot. The world's smallest stop-motion animation character shot on a Nokia N8

 ケータイNokia N8 + 顕微鏡で撮影された9mmの女の子を主人公にした豆粒のようなコマ撮りアニメ。
 こういうミクロものって、元々日本人の十八番だったはずなのに、こういうのが今まで日本でなかったのは、なんだかちょっと残念(^^;)。

YouTube - Dot. The making of.
 約5分のメイキング。細密な人形の動きがどう作られたか、なかなかメイキングも楽しい。

◆関連リンク
Sumo Science's videos on Vimeo 同監督の他の作品。

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2010.09.28

■感想 OOPS! - Open Ogaki Planetarium Session (岐阜 おおがきビエンナーレ 2010 温故地新)

Oops_2

OOPS! - Open Ogaki Planetarium Session (岐阜 おおがきビエンナーレ 2010 温故地新)

"2010.9/25 14:00-18:00
IAMAS DSPコース+モバイル・メディア・プロジェクト+NxPC.Lab

 コスモドームのプラネタリウムを使用して、「温故地新」をテーマとした音楽や映像を中心とする展示やライブ演奏を行ないます。星空の投影とともにお楽しみいただける先進的で魅力的な作品を制作しました。
 出演者:Craftwife、kazuomi eshima、栗山 絵吏、鈴木 由信、トウマ シノブ、三澤 太智"

 当日の朝、twitterで知って、近所なので聴きに行ってきた。

Oops_menu

 時間が合わず、聴けたのは、後半の江島 和臣、鈴木 由信、トウマ シノブの3氏による演奏、約1時間のみ。

 プラネタリウムでのコンサートというのは、実は初めての経験。
 澄んだ電子音が素晴らしく、星空の投影とともに、気持ちよく聴くことが出来た。映像は投影機の星以外にも、人の表情をドット表示したものとかが流されていて、なかなか実験的映像な気分。

 興味深かったのは、そこにライブで演奏者とボーカルがいるのに、曲自体はMACを通して加工してスピーカーから流れるので、生演奏のライブ感覚が、そこで演奏されているのに、どこか遠くで奏でられているように聴こえたこと。
 澄んだ音と相まって、どこか彼岸の演奏を聴いているような気分になり、不思議な気持ちだった。もっと長く、ずっーと聴いていたくなったのは僕だけだろうか。

◆関連リンク
OOPS! - Open Ogaki Planetarium Session | NxPC.Lab - Next dimension Plural media Club experience. Laboratory
 参加アーティスト紹介他
NxPC.LIVE on USTREAM: NxPC.Lab (新次元多層メディア的クラブ体験研究室) UStream
 当日、こちらでUSTされたようですが、アーカイブは現時点、ないみたい。
Eshima Kazuomi (江島 和臣) - IAMAS DSP
【ぐらぐら】Kazuomi ESHIMA performance rehearsal @ USTREAM - IAMAS DSP こういう音楽。
YouTube - kafuka-Line, Cycling version これもたぶん江島氏の音楽。
Craftwife (HP)
YouTube - Craftwife-led-tie-demo2

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2010.09.27

■感想 鴻上尚史監督『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』

Hp

映画『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』公式サイト

 鴻上尚史監督『恋愛戯曲』、初日のレイトショーを観てきたが、劇場貸切。他にお客のいない映画館で映画を観たのは、相当久しぶり。TV局とのタイアップ等なしで、広告も劇場も少なく、苦戦を強いられているのだと思う。
 
 で、作品については映画と同じ3層構造で感想、書きます。
 3層構造は、この映画は夢の話ではないけれど、『インセプション』恋愛ドラマシナリオ版な感じ(^^;)。

 <第1層>一般映画視点
 <第2層>メタフィクション視点
 <第3層>第三舞台ファンとしてのコア視点

◆<第1層> 一般映画視点

 この映画は鴻上尚史が自分の先端の劇作手法でなく、一般に受ける、わかりやすい映画を狙って作ったと思われる。前半はワクワクするし、なかかな楽しめた。少しひねった恋愛映画という感じ。

◆<第2層> メタフィクション視点

 映画の1層は、TV局と作家の創作を巡る、面白いドラマになっていたと思う。しかし2層、3層のレベルが低すぎる。
 望ましくは、2層で優秀なTVドラマレベルの達成、3層で良質なコメディとしての達成が欲しかった。そうすれば、全体として面白い映画になっていたと思う。

◆<第3層> 第三舞台ファン視点

 鴻上尚史の映画3本を、初日に観てきた僕の期待は、あの第三舞台の芝居、シャープでシニカルな笑いと速射砲のようなスピードで語られる深刻な哲学の、絶妙で奇跡的な融合の劇作手法が、どう映画として昇華するかという一点だ。

 残念ながら今回の映画も、第三舞台の芝居の衝撃が、映画としてスクリーンに再生されることはない。これは予算の問題ではないだろう。芝居と映画は演出手法が異なる、と考えているのか。劇作での演出アプローチが映画ではとられていない。(特に第三作の『恋愛戯曲』は顕著に普通の映画)

 僕はあの演劇の手法がどう映画に昇華するかが観たいのだけれど、、。役者の速射砲のセリフは特に予算のない映画でも実現できる。哲学とユーモアの融合も脚本の練込み次第。そして音楽の使い方、突然でかくなるボリュウムとか映画でもやればいいのに。鴻上尚史は、その演劇的演出の導入で、映画にある種の変革を起こせるのではと期待していたのは僕だけだろうか。
 しかし、眼前に展開されたのは、残念なことに、またも新人監督の映画習作という仕上がり。
 ファンとして、こんな風に書きたくはなかったのだけれど、第三舞台の革新を求めるのであれば、この映画は残念としか言いようがないのであった。

◆蛇足 『恋愛戯曲』音楽で最後にひとつ苦言

 甲本ヒロト「リンダリンダ」が劇中で使われているが、ブルーハーツファンとしても、第三舞台ファンとしてもこの曲の使い方にはがっかり。でかいボリュームで映画のテンションに合わせてガンガン鳴らしてほしかった。本当に残念。
 彼自身も大好きな歌のはずなのに、鴻上尚史、どうしてしまったのだろう。
 何か、楽曲使用でクリアできない問題があったのだろうか。

◆関連リンク
映画にしたかった舞台作品 「恋愛戯曲」
 鴻上尚史監督インタビュー (MSN産経ニュース)

 

 劇場映画としては16年ぶりの監督作となった、劇作家・演出家の鴻上尚史は「映画の神様と握手させてもらうために長い階段を上っている感じ」と、独特の表現で手応えを語る。

 

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2010.09.24

■Youtube フルHDより高解像度な4K2Kビデオをサポート

YouTube、フルHDより高解像度な4K2Kビデオをサポート - ITmedia エンタープライズ.

" YouTubeが、1080pの約4倍の解像度である4K(日本では4K2K)の動画に対応した。現行のPCではオーバースペックだが、今秋発売予定の「Google TV」での視聴を前提としているようだ。

 米Google傘下のYouTubeは7月9日(現地時間)、フルHD(高精細)と呼ばれる1080p(解像度1920×1080ピクセル)の約4倍の解像度を持つ、4K(解像度4096×2304ピクセル)の動画をサポートしたと発表した。(略)このレベルの解像度を日本では一般に「4K2K」と呼んでいる"

YouTube - 4k Resolution (こちらにいくつか動画あり)
 冒頭に掲載したのは、この4K2K高解像度の動画のひとつであるが、引用してくると1080pが最高画質(右下の数字をクリックして解像度を選択できる)。

 さらに画面をクリックしてYoutubeに行くと、4K2Kの解像度で観ることが出来る。といいつつ、さすがに光ネットでもこれだけの帯域は確保できず、うちのPCでは、コマ落ちどころかほとんど再生されない。

 ネットのさらなる高速化が必要とは言え、既にTV放送より先にハイビジョンの4倍の高解像度放送をネットが実現したのは凄い。なにしろこのように自分のHPに上のように貼付ければ、いずれ手軽に(!?)ハイビジョン以上の動画を扱えるのだから。

 これをもし本当に「Google TV」がキーコンテンツとして実現したら、やっとハイビジョンの設備投資が完了しつつあるTV放送には驚異になるかもしれない。

◆関連リンク
スーパーハイビジョン - Wikipedia
 7680画素×4320ラインなので、4K2Kのさらに4倍の解像度ですね。

当Blog過去記事
スーパーハイビジョン:Super Hi-Vision

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2010.09.23

■fuRo 世界最大級の二足歩行ロボットの脚部のプロトタイプ1号「core(コア)」

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fuRo公式HP core robot design project
fuRo:core:ムービーギャラリー
fuRo:core

"「core」 に搭載した関節駆動用大型モーターシステムは、大出力ブラシレスモーター(定格1200w 最大3000w シニアカーや電動スクーターのモーターは600w以下)と減速機、電磁ブレーキ、絶対角度センサーから構成される関節駆動ユニットと、モーター制御駆動ユ ニットから構成されている。

衝撃吸収機構は、独立可動型吸収器4台と並列可動型吸収器1台から構成され、脚着地の際の衝撃力を約80%吸収可能(定点高さ落下試験による測定)であり、機体の安定動作を実現した。"

fuRo:core:スペック

"可搬能力 100 [kg] 、移動方式 2 [脚] 、関節構成 6 [関節/脚] 、重量 230[kg] 、全高 1915[mm] 、脚リンク 450[mm] 、足幅 350[mm] 、足裏 300[mm]×210[mm]"

fuRo:core:プロジェクトの経緯

"未来の社会や世界の状況に合わせ、この技術が応用されることを期待し、またこの技術が ”核 ”となり今後様々なシーンに合わせたロボットが生まれる。そんな願いや想いを込め今回発表するロボットの名前を「core」とした"

[ロボタイムズ]ロボット+テクノロジー専門ニュースサイト

"coreの開発で培われた技術や開発された機器を応用して、中型サイズのロボット「PJ」(仮称)および「パーソナルモビリティ」(仮称)を2011年に開発するとした"

 千葉工大 fuRo 古田貴之所長の二足歩行ロボ「core」が発表された。
 1.9m程の腰から下の巨体。古田氏がめざましTVの電話インタビューで、可搬重量100kgは、車椅子の代わりになる。これをめざしてずっと開発してきた。技術はできたので、事業化検討中との事。
 以前、講演会で聴いた自身の子供時代の車いす体験から来ているこの夢の実現に、いよいよ直接のアプローチが始まったということなのですね。

 でもそのために必要となる、階段とか不整地とかを歩く映像も観たかった。

 素晴らしいのはHPに書かれている通り、部品開発も自前でやっていること(企業とのコラボで)。講演会の時もロボットが市場として成立するには、支える部品の完成がないと、と強くいわれていたので、そのあたりを戦略的に取り組まれているのに本気度が!!

 トップの引用写真は、HPのプレスリリース的資料からですが、アルミ削りだしとは言え、部品のリアルな写真が充実している。(何よりかっこいい。)
 こうした細部を前面に出しているのは、この戦略のイメージを裏打ちするためと考えられます。人乗用ロボットが実現するのを楽しみに待ちたい。

◆ヤノベケンジとのコラボレーション

ヤノベケンジ×古田貴之 街を歩く巨大ロボット構想スタート! (?)
 これ、うちの過去記事ですが、以前、ネットの対談を読んで記事にしました。
 今回の"core"はこの企画にも使われるのか!? ヤノベケンジとのコラボがいずれ実現すれば凄いですね!この脚にヤノベデザインの身体を載せて、是非街を闊歩してほしい。

◆関連リンク
【森山和道の「ヒトと機械の境界面」】 千葉工大fuRo、大型2足歩行ロボット「core」を発表 〜可搬重量100kg、世界最大級

 ランドマークプロジェクトとしての「core」を通して開発される各種ロボット部品の実用化と事業化も進める予定だ。各部品は、fuRoの開発した部品を売るための会社組織であるフューロワークス株式会社で事業化される予定だ(古田所長が社長を兼務している)。

 足の衝撃吸収機構のアップのムービー他と、詳細な動向分析記事です。
 森山さんのロボット記事は、いつもながらこの分野では他の追従を許さない、深度です。是非ご一読を。
古田 貴之『不可能は、可能になる』

"「余命八年」の難病から奇跡の回復を遂げた、ロボット研究者の「不自由なものをなくす未来社会の実現」に向けた感動ドキュメント。
「もしかしたら、余命は八年—。」絶望から始まった感動のストーリー。バク転するロボットはこうして生まれた"

当Blog記事
ハイビジョン レポート ヤノベケンジ 巨大ロボット ジャイアント・トらやん

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2010.09.21

■"Lighting Choreographer" @ アルスエレクトロニカ:ARS ELECTRONICA 2010

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アルスエレクトロニカ( ARS ELECTRONICA 2010)
  塚本研究室 blog! | 神戸大学工学研究科

(パフォーマンスをされた Twitter / minoru fujimoto さん経由)

"ARS ELECTRONICA 2010でのパフォーマンス動画です"

 光を用いたダンス・パフォーマンスの動画が2本公開されているので御紹介。
 LEDの進化により、このような多種多様の光を用いたアートが可能になったということですね。

 このウェアラブル光スーツの詳細について、minoru fujimotoさん御本人から情報をいただいたので、以下、御紹介。(twitterでのやりとりで情報いただき、ありがとうございました!)

情報処理推進機構:未踏IT人材発掘・育成事業:2009年度下期 採択案件概要

"チーフクリエータ:藤本 実(神戸大学大学院 工学研究科電気電子工学専攻 博士後期課程1年)(注.09年時点)

テーマ名
 身体表現を拡張するウェラブル大量フルカラーLEDモジュール制御システムの開発

 本プロジェクトでは、ステージパフォーマンスに利用可能な安定したシステム構築を目的とし、衣服に装着した大量のフルカラーLEDモジュールを 制御可能なシステムの開発を行う.提案するシステムは、衣服に装着するLEDモジュールと、そのLEDを無線通信を用いて制御するハードウェア、ダンサー 自身が音楽と動きに合わせた光のパターンを作成できるソフトウェアからなる。

 ソフトウェアとして、ダンスなどのパフォーマンスにおいて振付けを行う時と同じように、LED等の専門知識がなくてもダンサー自身がLEDの制御を行え るシステム「Lighting Choreographer」を開発し、ダンサーにとって新しい表現を可能とするツールを目指す。"

 そして御本人からメールいただいたこのパーフオーマンスの秘密。

"私のテーマは、
「身体表現を拡張するウェアラブルパフォーマンスシステムの開発」であり、 身体に光という要素を取り入れると、どのような表現が可能になるか? という内容を研究しています。
 静的なディスプレイなどの映像表現は多様なものがあるが、動く物体に対して光をどのように利用すると有効か?という点を模索しています。

Wearable_led_performance

 センサなどを用いて動きに光が反応しているわけではなく、 添付の図のようなソフトウェアを開発し、音楽を編集するソフトウェアのようにダンサー自身が簡単に光のパターンを作成できるようになっています。ダンサー自身が自分の表現したいものに合わせて光のパターンを音楽のタイムライン上に配置しています。単に動いた部分が光る、という単純なものではなく、人の意思を光によって拡張し、新しい表現を可能とするシステムを目指しています。 "

 ウェラブルコンピュータの新しい形の提案。そして添付いただいた画像は、光のシーケンサソフトのようです。インターフェースもわかりやすそうで、そして何より楽しそうです。
 こんなパフォーマーが日本のあちこちの街に現れたら、素晴らしいですね。

 リンク先の動画鑑賞をお薦め!
 Twitter / minoru fujimotoさんによると10月に神戸でパフォーマンスされるということです。

◆関連リンク
Wearable LED Performance. 藤本 実さんHP

"主に3つのパフォーマンスシステムを提案します

Lighting Choreographer
音楽に合わせた光の制御パターンの編集を簡単に行えるアプリケーション.ダンサーは音楽編集ソフトのようなアプリケーションを用いて,自分の好きなように光の振付けを行えます.

Wearable LED Mime
パントマイムなどのパフォーマンスにLEDを用いるシステム.動作のタイミングが重要なパフォーマンスでは,高精度で安定したシステムが必要となる.これらの要件を満たすような新しい動作認識の手法を提案する.

Wearable LEDJ
音楽をコントロールするDJ・映像をコントロールするVJのように身体に配置されたLEDを操作するシステム. 通常のVJはディスプレイやプロジェクタを用いた固定的なものであり,移動することはできない.身体に配置された光をリアルタイムで制御することによって,移動型のVJシステムとなる. ディスプレイなどとは違い,観客とのインタラクションも可能となる新しいVJシステム."

 さらに研究テーマは進化していくようです!

・当Blog記事
 ArcAttack:アークアタックのテスラ・コイル・パフォーマンス
 ダンスと光ということだと、先日紹介したこんなパフォーマンスも刺激的。

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2010.09.20

■加藤泉展 「日々に問う」@箱根彫刻の森美術館

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箱根 彫刻の森 美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM|加藤泉 日々に問う
 2010年9月18日(土) - 2011年1月30日(日)

 いいですねー、この面構え。なんか好きなので、とにかくすぐにも観に行きたいですが、箱根ではそうもいかず。会期中に行けたらいいのですが、、、。

箱根 彫刻の森 美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM|制作風景 加藤泉 日々に問う

 「日々に問う」の制作風景。完成した全貌は見えないけれど、これはかなり巨大な作品ですね。実物でしか体験できないセンス・オブ・ワンダーがありそうだ!

◆関連リンク
加藤泉 日々に問う...箱根彫刻の森美術館 | アート&デザイン|新図書館ラボ

"(略)当初は油彩画を中心に制作していましたが、閉塞感から脱却するために、2005年より彫刻(木の直彫りに彩色)を作り始めました。その彫刻は、あたかも絵画が 立体化したようで、アフリカ美術を思われるプリミティブ(原始的)な存在感を放っています。モティーフは風景の中にたたずむ人間(原初的な形をした胎児〜 成人)で、人体の突起部が伸びて花や芽、根に変容する植物性が顕在しています。 本展では、植物シリーズの彫刻を中心に、人と植物が融合した芸術による風景を作り出します。作品に込められている生と死、静と動といった両極の要素が、展 示にの構成に反映され、未発表作品や高さ3mの新作も展示されます。 加藤泉の作品を通して自然とともにある人間をさまざまな視点から見つめ、自然と芸術の力を感じ取る機会とします。 (チラシより)

当Blog関連記事
加藤泉「人へ」 : KATO Izumi - Dear Humans@ARATANIURANO(アラタニウラノ)

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2010.09.17

■ヤン・シュヴァンクマイエル公式サイト+新作『サバイビング・ライフ(理論と実践)』情報

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JanSvankmajer.com

 下記『サバイビング・ライフ(理論と実践)』のベネチア映画祭のプレビューを伝えるページに紹介されていたヤン・シュヴァンクマイエル公式サイト。
 現在のところ、内容は十分とは言えず、最新作の情報も掲載されていない。

 ということでここは簡単な紹介に留め、以下に新作『サバイビング・ライフ(理論と実践)』の情報。

Diary of a Shinjuku Thief: Venice Film Festival Preview: Jan Svankmajer’s Surviving Life (Theory and Practice)

Now, at last, Svankmajer has let his imagination loose, and has once again proven that hands-on animation can still provide more dimension than the mechanics of technology in digital 3-D. If Svankmajer wants 3-D he’ll use an object and animate it by meticulously moving it frame by frame, as well as placing it together live-action movement.

 3D技術を使わなくてもここまでの映像が可能である、というようなことが書いてある。冒頭の引用写真はこのサイトの画像であるが、映画はこうしたコラージュの多用になるようである。
 しかしこのコラージュをそのまま映画で動画として動かそうとすると、今までの映画より相当に技術的に大変なのではないか。デジタルで処理すれば、容易にできるようなシーンも手作業では凄いことになりそうである。
 上の文章には、3D技術と書いているが、もしかしたら2Dのデジタル技術は使用しているのかもしれない、と思ったこのスチルである。
 はてさて、どういう映像になっているか、楽しみである。

◆関連リンク
ヤン・シュヴァンクマイエルの5年ぶりの新作は『サバイビング・ライフ(理論と実践)』!(Blog 海から始まる!?さん)

  この作品に先立って、シュヴァンクマイエルは、夢に関する28分の短編ドキュメンタリー「夢を縫い合わせる(シュヴァンクマイエルが話す様々な夢/映画の 話) 」“Přešít svůj sen”(Sewing through dream (Oral Variations of the Svankmajer Dream/film)を発表しています。  この作品は、「サバイビング・ライフ(理論と実践)」の製作中に完成させたもので、映像の錬金術師たるシュヴァンクマイエルの、現実世界と夢の世界を 行ったり来たりする深層に、見る者を誘い込むような作品で、断片的な映像がモザイクのように構成されている、と紹介されています。

 いつもながら頭抜けた情報量に脱帽。特にチェコ語からのストーリー翻訳とこのドキュメンタリーの情報が貴重。
 そして最近この記事に追加されたのが、ベネチアでのアウト・オブ・コンペティションで『サバイビング・ライフ』が上映された際のシュヴァンクマイエルの写真。ひさびさにその元気な姿が日本人の眼に伝えられた記事になっている。
Sewing throught dream (Oral Variations of the Svankmajer Dream/film)/Přešít svůj sen (Orálne variácie na sen/film Jana Švankmajera).

A documentary capturing Jan Švankmajer during the making of his new film Surviving Life. A mosaic pieced together from fragments of film shooting plunges the viewer into the depths of the maestro’s alchemy of creation, incessantly oscillating between dream and reality.

 そしてそのドキュメンタリーの紹介記事。

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2010.09.16

■iOS 4.1 HDR撮影 下呂 禅昌寺 & 緑の館

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アップル - iPhone - iOS 4ソフトウェアアップデート

"iPhone 4の新しいハイダイナミックレンジ(HDR)設定を使って、露出の異なる複数の画像を自動的に1枚に合成し、より幅広い光の表現を持った美しいHDR写真を撮ることができます"

 ということで、アップデートしたiPhoneを持って、日帰りミニ撮影旅行。

禅昌寺

"天下十刹に数えられている「禅昌寺」...国の天然記念物に指定されている 推定樹齢1200年余の大杉は圧巻だ"

 iOS 4.1では、写真を一度撮影すると、通常写真とHDRを両方保存する機能がある。そして右がiPhoneで撮ったHDR写真。
 一目でわかるのは、ダイナミックレンジが広がり、空の明るい部分の発色がしっかりと表現されるとともに、明るい部分の細かな表情がしっかり映し出されていること。

Flicker HDR写真
 僕しては本当は、このリンク先のようないわゆるHDR写真、エッジが効いたサイケな写真が撮れると期待したのだけれど、あくまでもAppleの設定は、より綺麗に普通に写真が撮れることをめざしている。
 iOS 4.1の設定でもっといろいろと弄れると面白いのだろうが、今はバカチョン優先でレベル設定できるようにはなっていない。今後のアップデートを期待したい。

◆樹齢1200年余の大杉

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 このHDR機能で撮った写真を紹介。禅昌寺の巨木。
 樹齢1200年、高さ45m、根元の周囲12m(禅昌寺のチラシより)。これは一見の価値あり。

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 特に根元の瘤が凄い。まるでゴジラかビオランテ。
 色合いがうまく出ているか、心配だが、実物の迫力は凄い。
 水木しげる翁なら、ここにどんな妖怪を見るのだろうか。

自家焙煎珈琲の店 緑の館

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 飛騨高山 留之助商店 店主のブログで紹介された SFXマン スタン・ウィンストンが愛したリングトースト・サンドイッチを食べるために下呂市萩原の緑の館へ寄った。(リンク先のスタン・ウィンストンへの中子真治氏の追悼文が泣けます)
 まず店内。
 しっとり落ち着いた茶のイメージで統一された店内には、古い掛け時計が無数に時を刻んでいる。
 そしてガラス棚に収納された骨董カメラ。特に僕はムービーカメラに興味津々。左の下がそのカメラなのだが、写真でよく見えるだろうか。

20100911_200654

 そして最後に目的のリングトースト・サンドイッチ(iOS4.1で右が #HDR 写真)。
 周りがカリカリに焼けていて、豚カツとのコンビネーションが香ばしく、とても美味しい。
 そしてカツサンドを食べ終わると、その下のリング状のパンに蜂蜜バターが塗られていて、そのままデザートに。
 美味しいパンを味わいながら、自ら出資して緑の館inハリウッドを作りたかったスタン・ウィンストンのSFX映像を思い浮かべたのでした。もしかしたら、この席に座っていたかも。

◆関連リンク
Video coming soon to a camera near you
 プロセッサの性能が上がるとこんなことができるんだ!HDR映画が観たい!
iOS 4.1のHDR撮影、通常画像と比較(WIRED VISION)
 こちらもおとなしめの映像ですね。もっとエッジのたった画像になるかと期待したのだけれど。

当Blog過去記事
HDR(High Dynamic Range)写真

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2010.09.15

■感想 ディーン・デュボア,クリス・サンダース監督『ヒックとドラゴン』

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【ベネチア映画祭】3D映画部門は『アバター』『ヒックとドラゴン』が同点グランプリ

"清水監督率いる 審査員団は、15本のノミネート作品の中から、「まったく違う視点で作られているのが面白い」(清水監督)と、同点だった『アバター』(ジェームズ・キャメロン監督、20世紀FOX映画)とドリームワークスのアニメーション『ヒックとドラゴン』(ディーン・デュボア、クリス・サンダース監督)の2作品をグランプリに選出"

ヒックとドラゴン (映画) - Wikipedia

2010年4月27日、ドリームワークス・アニメーションのCEOであるジェフリー・カッツェンバーグは、続編映画の計画あり、さらにテレビシリーズの構想もあることを『ハリウッド・レポーター』誌で明らかにした。公開は2013年後半を目標としている。

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 新3D映画元年に『アバター』と、この『ヒックとドラゴン』という傑作が登場したことは映画史に残っていくんだろう、そしてベネチアがそれを認めた(しかもその審査委員長が清水崇監督!)。
 という嬉しいニュースを伝えておいて、あと、感想。

◆感想
 神は細部に宿る。物語よりディテールを語るべきだろう。
 3Dの効果を出す為のドラゴンのアップとか、ヒックの豊かな表情、そして炎の中に立つ少女のポーズ、トゥースと初めて心通わせるシーンのガムランの様な音楽、自ら作った道具を用いた飛行シーン...。
 キャラクターデザインは、スチルでは抵抗あったけど、3D動画として表情が加わると、なかなか情感に溢れていて素晴らしい。
 フォトリアルなCGとアニメと実写の中間のキャラクターの見事な融合。ここまで異世界を眼前に表現できる映像技術があれば、ハリウッドが、多分いまだ実現していない本格的な異世界本格SFの映像化も可能だろう。(『アバター』は異世界エンタテインメント/アクション映画であって、本格SFではないと思うので、、、(^^;))

 そして、巨龍との闘い。怪獣映画最大のガメラの火炎を超えたかも。

 動きの感覚とレイアウトも素晴らしかった。飛行シーンと空中戦はアバターに勝るとも劣らない。3D感はともかく、スピードとシャープな画面設計は上かも。(キャメロンは映像のスタイリストというより物量の監督ですからね。)

 1回観ただけなので断言出来ないけど、観てる間、レイアウトがいいシーンがいくつもあったと記憶。
 実は未来少年コナンを思い出して観てた。海辺の街、物と体を使う少年(少々頭でっかちだけど(^^))、浮遊感のある飛行シーン、そして画面レイアウト設計。

◆初Xpand 3D
 今までReal DとIMAX 3Dは観ていたけれど、今回、時間帯が合わず初Xpand 3D。びっくりしたのは、暗いシーンでのモアレ縞のひどさ。暗いシーンで階調がとにかくガタガタ。メガネを取ると縞が見えないので明らかに液晶の悪影響。RealDではほとんど感じたことはないのだが、、。
 電子式液晶シャッター眼鏡なので、眼鏡の個体がたまたま悪かった可能性もある。叩いて直せば良かったのかな(^^;)。とにかく、違和感、でかかった。

◆関連リンク
ディーン・デュボア - Wikipedia クリス・サンダース - Wikipedia
YouTube - How to Train Your Dragon Official Trailer
YouTube - Behind the Scenes (The making of and original scores) - How to Train Your Dragon
 CG制作風景。動画の動きのチェック会等、メイキング。
ヒックとドラゴン - Wikipedia
 原作ではトゥースでなく、トゥースレスなんですね。

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2010.09.14

■S.R.ディレイニー『ダールグレン:Dhalgren』舞台化 Jay Scheib "Bellona, Destroyer of Cities"

Photo

Twitter / shinji maki: 昨日のファン交二次会

"昨日のファン交二次会には、国書のTさんがいらしており、待望の『ジャリ全集』や、近日刊行の『ダールグレン』の話など。ぼくが「そういえば『ダールグレン』が舞台化されましたよね?」..."

 牧真司さんのtwitterによると、ついにサミュエル.R.ディレイニー/大久保譲訳『ダルグレン』の翻訳が、国書刊行会から出るようだ!
 まだ国書刊行会のこれから出る本のページには、未来の文学の続刊としか表示されていない。
 そして興味深かったのは、もうひとつ後のつぶやき...。

Twitter / shinji maki: (承前) ダールグレンを舞台化

"ダールグレンを舞台化したBellona, Destroyer of Citiesのプレス・リリース(PDF)"

 超大作『ダルグレン』の舞台化! これは凄い。
 というわけで、ネットで関連情報を調べてみた。

Jay Scheib : Simulated Cities / Simulated Systems
 "Bellona, Destroyer of Cities"
(公式HP)

 この公式HP、演出家Jay Scheibの"Simulated Cities / Simulated Systems"のPart.2として、Samuel R. Delany "Dhalgren"原作で、"Bellona, Destroyer of Cities"が作られたとある。ここのダウンロードページにあったのが、トップに掲載した舞台写真の引用である。そしてその舞台の映像が以下。

SundayArts News 4/4/10

 毎週のアートニュースを伝えるSundayArts Newsの2010年4/4号、このPod Castに舞台の映像がある。リンク先の4/4分をクリック、iTuneでダウンロードして3:12-4:00の部分を見て下さい。

 これを観ると、短いながら、芝居と映像を融合した舞台であることがわかる。貧弱なヒアリングで聴くと、演出家Jay ScheibがMITの教授みたいだ。

 もちろん原文で『ダールグレン』を読めるわけもなく、どんな話かもよく知らないので、この映像を観てもどういうシーンかはわからない。それにしても、どんな長大な芝居で、どのようにイマジネーションを刺激する芝居なのだろう...。

 公式HPには、Institute of Contemporary Art, Bostonにて、2011年5月に再演される予定とのこと。お近くの方は、是非(^^;)。

◆関連リンク
・ディレイニーとの『ダールグレン』に関する対話のMP3

サミュエル・R・ディレイニー, 大久保譲訳『ダールグレン(1) (未来の文学)』
サミュエル・R・ディレイニー, 大久保譲訳『ダールグレン(2) (未来の文学)』

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2010.09.13

■デイヴィッド・リンチを撮るドキュメンタリー映画 制作プロジェクト"Lynch three Project"

Lynch_three_projecthorz

.: Lynch three Project :..

" LYNCH three PROJECT について  

 現在、私達は長編ドキュメンタリー映画(全三部作)『LYNCH』の第三部『LYNCHthree(リンチ・スリー)』の製作準備段階に入っています。このサイトを通して、世界中のデヴィッド・リンチファンの皆さんに映画製作の過程をご紹介したいと思います。

 オンライン寄金の方法: 寄付(一口50ドル)をして下さった方に期間限定で、デヴィッド自筆イラスト(自画像)入りグッズ(ポスター・Tシャツ・トートバッグの中から希望の一品 を選択)をお礼として差し上げます。また、寄付して頂いた方専用のメンバーズサイトにて特典映像などの各種コンテンツがご覧になれます。"

よくある質問

"誰がこのプロジェクトを手がけているのですか。 このプロジェクトは、第一部『LYNCH(one)』・第二部『LYNCH2』の監督とプロデューサーが手がけています"

LYNCHthreePROJECTさんの当Blogへのコメント

"この度、全三部作・長編ドキュメンタリー映画の第三部『LYNCHthree』日本語公式サイトが完成しました。David Lynchファン必見のプロジェクトですので是非ご欄下さい。"

 上のコメントでご紹介いただいた、リンチが監督するドキュメンタリーではなく、リンチを撮るドキュメンタリー。おそらく映画撮影や絵画作成といった、リンチの芸術活動を記録ドキュメンタリーだろう。
 下記リンクにある「リンチ1,2」の続篇とのこと。僕は残念ながら、この二本を見ていないので、詳細はわかりません。どなたか、鑑賞した方、コメントでどんな映画か書いていただけると嬉しいです。

 「寄付」となっているが、このリンク先ページには、上記の記載はあるが、監督名も責任者名もなく、またリンチの写真は掲載されているが、彼がこのプロジェクトを公式に認めているかどういう立場で関係しているかも書いていない。
 失礼ながら、「寄付」という言葉に対して、若干それらが気になります。
 皆さん、寄付される場合は、自己責任で御願いします。(紹介する立場として、この程度の注意は書かざるを得ないのでご容赦を。)

◆関連リンク
LYNCHthreePROJECT (LYNCHthree) on Twitter
DVD『インランド・エンパイア+リンチ1』

<ドキュメンタリー「リンチ1」> ●ディスク2「リンチ1」はリンチの創作活動から素顔までを網羅するファン必見ドキュメンタリー! 「リンチ1」はリンチ監督に2年間密着して鬼才の秘密に迫る84分のドキュメンタリー。 これまで映画祭とニューヨークでの限定公開でしか見られなかった作品を完全収録。 ロサンゼルスの自宅内部や彼が創作活動をするスタジオなどが映し出されるだけでなく、 リンチのタバコやコーヒーへの惑溺ぶりや旺盛な食欲などの素顔にも迫り、リンチの全貌に触れることが出来る。 米マスコミからも「奇才デヴィッド・リンチのにやにや顔の裏側が見られる」(エンターテインメント・ウィークリー誌)、 「このドキュメンタリーは、この個性派監督の謎に接近している」(ニューヨーク・ポスト紙)と絶賛されるファン必見の1作。

DVD『Lynch (One)』
LYNCHthreeJAPAN (LYNCHthreeJAPAN) on Twitter
 twitterアカウントはこちら。

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2010.09.09

■フランソワ・ヴォーティエ リドリー・スコット『ブレード・ランナー』を使った現代アート

Photo_2

CIA☆こちら映画中央情報局です: リドリー・スコット監督のSF映画の金字塔「ブレード・ランナー」の全カット=16万7,819コマを使った現代アートの幻想的なトリビュートの実験ビデオ!!

"フランスのアーティスト、フランソワ・ヴォーティエさんが、リドリー・スコット監督が1982年に発表した、フィリップ・K・ディック原作のSF映画のカルト作「ブレード・ランナー」の公開25周年を記念して作られたファイナル・カット・バージョン(2007年)の全カット=16万7,819コマ(上映時間:1時間51分52秒)を抜き出して、不思議な次元を作り出した実験的な映像芸術をご覧下さい…!!"

 これはなかなか凄い。是非、リンク先で鑑賞下さい。
 音楽はヴァンゲリスのサントラから、映像は『ブレード・ランナー』の全コマをフィルム形状にして使用。白い光る箱をガイドにブレランの世界を縦横無尽に駆け抜ける4分13秒。

 これを3Dで観たくなったのは僕だけではないはず。
 こうした奥行きをうまく使用した映像は立体映画で見ると、その世界への没入感が全く違うと思うのだ。

◆関連リンク
フランソワ・ヴォーティエ : françois vautier の他作品
 フランスのアーティスト、フランソワ・ヴォーティエには、こんな作品がある。
 いずれも重層的に映像を加工した作品。
 ・arte thema "BOWIE" on Vimeo デイヴィッド・ボウイのこれもい
BLADE RUNNER revisited: 3.6 gigapixels by François Vautier.

"  This film was made as a unique picture with a resolution of 60.000 x 60.000 pixels (3.6 gigapixels)     It was made with 167,819 frames from ‘Blade Runner’.
1>first step : the “picture” of the film
I extracted the 167,819 frames from ‘Blade Runner’ (final cut version,1h51mn52s19i)     then I assembled all these images to obtain one gigantic image of colossal dimensions : a square of approximately 60,000 pixels on one side alone, 3.5 gigapixels (3500 million pixels)
2> second step : an illusion
I placed a virtual camera above this big picture. So what you see is like an illusion, because contrary to appearances there is only one image. It is in fact the relative movement of the virtual camera flying over this massive image which creates the animated film, like a film in front of a projector."

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2010.09.08

■村上隆氏 ベルサイユ展 "Exhibition by Takashi Murakami in the Château de Versailles"
 小林治監督 短編アニメ「Six Hearts Princess」

Takashi_murakami

Takashi MURAKAMI "Oval Buddha Silver 2008", "Tongari-Kun 2003 - 2004", "Flower Matango (d) - 2001 - 2006"

"Exhibition by Takashi Murakami in the Château de Versailles"
 村上隆氏のヴェルサイユ宮殿での個展HP。
 荘厳な宮殿に、村上氏の現代アート作品が展示される。上の公式サイトからの引用写真、このヴィジュアルはなかなか衝撃的。
 現地で、実際にあの巨大な建物と広大な庭園の中で、村上作品を観た時に、どんな脳内イメージが沸き上がるか、興味津々。

Togetter - 「ベルサイユ宮殿で上映される村上隆制作の新作アニメに関するツイート」
 そしてこの展示会で上映される村上隆氏の短編アニメーションに関する情報。
 村上隆氏twitter(takashipom)のつぶやきより以下スタッフ等、情報をまとめてみた。

プロデューサー : 竹内 宏彰
監督 : コバヤシオサム
構成 : 山下卓  監修 : 佐藤順一
振り付け : 前田健  キャラクターデザイン : mebae
オープニング : TYOアニメーション エンディング : シネグリオ
上映時間 : 約5分

"(現在進行形)今は最後の編集作業。ほんと、フィルムを造るって、命、捧げないと出来ないなぁ〜って。短編なのに思うのです。

開発中の画面

これで長編の制作等始まってしまったら、どうなるんだろう、、、と、びびるのです。「INOCHI」というプロジェクトの頃から、渡航直前まで編集スタジオに入って、そこから旅立つ機会が増えました。

昔は「インフェルノ」という編集機が魔法の玉手箱でしたが、今は「フレーム」と言うのになったらしい。いつも編集機の前でしかあれこれ出来ないので すが、今回ははじめて手描きのアニメーション現場、もろに体験させて頂き、普通に見ている手描きアニメがいかに天才級か実感。

McGとのプロジェクトからPrincessモノ、やろうね、って言ってて、そういうもんです。ヴェルサイユ宮殿で日本式のアニメ、上映します。"

 ベルサイユの上記公式HPには、小林治さんのアニメに関する情報はまだ載っていないみたいである。それにしても上のポップアート作品もだが、小林治さんのPrincessモノのアニメが宮殿で上映されるというのも、なんだか凄い。
 フランスでは日本文化が若者の間でクールだと評価されているようだが、現地では下記リンクにあるような批判的な動きもあるようだ。
 短編の完成と現地での評判が楽しみだ。

◆関連リンク
村上隆さんが仏ベルサイユ宮殿で回顧展開催 - Ameba News [アメーバニュース]

" フランス、ベルサイユ宮殿で2010年9月12日から12月12日にかけて、現代美術家・村上隆さんの回顧展が開催されることがわかった。仏メディアが報じた。  2008年のアメリカの美術家ジェフ・クーンズ氏、2009年のフランス人アーティスト、グザビエ・ヴェイヤン氏に続いて開催される回顧展となる。ベルサイユ宮殿の15の部屋を使って、多数の絵画や彫刻を展示する。"

・ベルサイユ宮殿美術館、2010年は村上隆展を開催 写真8枚 国際ニュース : AFPBB News

"村上氏には国際的なカルト的人気があるが、色鮮やかで大胆なスタイル、そして時に陽気なひわいさも含んだ作品は、ベルサイユ宮殿美術館の伝統を重んじる来場者を怒らせる可能性もある。"

・時事ドットコム:ベルサイユ宮殿での村上隆作品展に反対運動=フランス

" 村上氏はベルサイユ美術館のサイトで、「ベルサイユ宮殿は西洋の歴史の偉大なシンボルの1つだ。私の想像の中のベルサイユは、一種の完全に分離された非現実の世界となった。それが私が今回の展示会で表現しようとしたものだ」と語っている。"

・OSAMU-NO-VISION-OF-DREAM

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2010.09.07

■ふらっとアニメーション トークイベント1 CALF in 春日井

Vert

pigeon-label - ふらっとアニメーション

"トークイベント1〈入場無料〉
今、最注目のアニメーションレーベルCALFの作家お二人によるトーク&上映会です。
平成22年9月4日(土) 17:00〜
場所:文化フォーラム春日井・交流アトリウム
ゲスト:大山慶・水江未来(CALF)
飛入りゲスト : トーチカ ナガタタケシ,モンノカヅエ(CALF)
進行:吉田雅彦"

 ふらっとアニメーショントークイベント1 CALF in 春日井。
 吉田雅彦氏の司会のもと、大山慶氏,水江未来氏と、あいちトリエンナーレで来名古屋のトーチカ ナガタタケシ氏,モンノカヅエ氏を加えた、彼らのアニメーションの秘密に迫るトーク。
 写真上は右から大山,水江,吉田の各氏。中央は会場の大画面に映し出された「HAND SOAP」メイキング映像。下は右からモンノ,ナガタ,大山,水江の各氏。

 まずは今回の上映作品をダイジェストで流しながら各作家についての紹介。
 僕はこのあたり作家さんの情報をほとんど持っていないので、とても参考になった。で、生来のメモ魔の血が騒ぎ13ページ(^^;)メモ。

 続いて、今日の本題であるCALF in 春日井。CALFの設立目的から現状についての説明。大山氏が述べた「DVDだけで生計は立たないが、短編アニメで将来売れるような状況を作り出すための、遠い未来のための起爆剤にしたい」という言葉が印象的だった。
 iTune、Youtube、USTといったネットメディアの発達に対し、アニメーションは言語に頼らないコミュニケーションが可能。市場を世界に求めて、広く薄く世界から収益を得るようにして、遠い未来と言わず短編作家が作品だけで食える状況が早くできることを切に願います。

 そして各作家の技法について。
 トーチカの技法は以前に(デジスタ?)見たことがあったのだけれど、ビデオで初めて見る水江未来氏,大山慶氏のメイキング映像は自分にとって新鮮で貴重だった。
 水江氏「PLAY GROUND」は、紙にシャープペンの手描きで緻密な細胞群を描き込んでいく。そしてその紙を水彩で着色。特に紙が水で縮むのを重要な手作り感の演出に使っているというのがポイント。ディジタルでそれらしい処理を入れることも出来るのだけれど、あえて手描きにこだわっているとのこと。
 「MODERN」はビル群をシャーペンで描き、色はPCで炭の絵を重ね手描き感を出した。それにより6000枚を2ヶ月で制作。従来の全手塗りだったら1年はかかっていたとのこと。
 アニメーションの、膨大に時間のかかる映像に打ち込む作家の姿勢。あの細胞を連続して描くということの、気の遠くなる作業に思いを馳せてしまった。

 そして大山氏の「HAND SOAP」のメイキング。
 皮膚とか、カサブタとか、お母さんの髪の写真をストックしておいて、それをテクスチャーとしてPC上で貼付けていく。デジタルだけれども、こちらもとても根気のいる手作業だ。
 「HAND SOAP」のあの男の子の顔は、メイキング用で描いた時は、1枚を完成させるのに1時間かかったとのこと。丹念に皮膚のテクスチャー他を作家が自分の脳内イメージに合うところまで、チューニングしていく様が画面に映し出されていた。
 そして背景へのこだわり。
 静止画をただうしろに置くのでなく、数枚の背景を用意してそれを入れ替えて、フワフワと動くようにする。画面には他にも吐く息とか別のノイズも入れて、ゆらぐようなフィルムを狙っているということが語られた。
 いずれもハンドメイドな雰囲気の熟成がキーワードのように感じた。

 そんな話が続いた会場は、夕日が落ちて黄昏れ闇が迫る。
 闇の中で、大画面モニタに映像として映るトーチカのPiKAPiKAの光がとても美しくはえる。この周囲の黄昏と語られる言葉と映像の混ざり合う瞬間。何故かその瞬間が、子供の頃の夕暮れの感覚を思い出させて、映像を見る極上の一瞬を感じた。

 という感慨に並行して、トークは続く。
 大山氏の話でもうひとつ興味深かったのは、子供時代(中3)に、近所にあったパイオニアのLD視聴コーナで、シュヴァンクマイエルの映像と遭遇した話。偶然観たとんでもない映像にショックを受け、脳に仕舞ってあった。そして映像作るようになって再開し、あっあの映像だ! となった。
 「自分の作品もたとえばヨーロッパで15歳くらいの少年に観られて、あれはいったい何だったんだろうとひっかかりを持たせられたら」と語る大山氏。きっとあの衝撃的な映像は、次世代のアートアニメータを何人も生み出す起爆剤になっていると思う。

 僕は「HAND SOAP」を観て、シュヴァンクマイエルやクエイのような実写+コマ撮りの作品も構想されないのかな、と思った。劇場作品として日本でもそんな作品が撮られるのを夢想しつつトークを聞いてた。あの手法は日本では馴染みがないかもしれないけれど、アートアニメをエンターテインメントとして劇場上映へ持ち込んでいくのには優れたアプローチであると思うのだけれど、、、。

 以上1時間半に及ぶトークショーのエッセンスを簡単に紹介してみた。
 今回、twitterでイベントに集まる作家さんの様子(徹夜明けで新幹線を乗り過ごすんじゃないか、とか)を読みつつ参加したので、なんか妙に普通の展覧会と違うリアルな体験をすることができた。手に汗握りながら、、、(大げさ(^^;))。
 吉田さんはじめスタッフの皆さん、それからCALFの4人の作家の方々、たいへん充実した時間をありがとうございました!

◆関連リンク
DVD > 水江未来作品集 - 水江未来作品集 - CALF インディーズレーベル
DVD > TOCHKA作品集 - トーチカ作品集 - CALF インディーズレーベル
LOVEトリーズ

"09/23(木):トリエンナーレスクール no.5(ゲスト:トーチカ
時間:18:00 - 19:30
場所:ATカフェ"

 トークショー会場でトーチカの御二人から配布されたチラシより

"<PiKAPiKA>ワークショップ開催。
先着50名限定。それ以上は見学可。
ATカフェ:地下鉄「伏見」駅下車。1番出口より北東へ徒歩3分"

当Blog関連記事
映像作品のインディーズレーベル「CALF:カーフ」誕生!
あいちトリエンナーレ2010 Huang Shih Chieh, Zhang Huan, TOCHKA

 

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2010.09.06

■感想 ふらっとアニメーション@文化フォーラム春日井・ギャラリー

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pigeon-label - ふらっとアニメーション

"ふらっとアニメーションでは、いつでも気軽に”ふらっと”立ち寄っていただけるよう、3つのテーマでそれぞれ1時間ほどのプログラムを繰り返し上映します。 いくつかの作品は原画やイメージボード、アニメーション装置の展示も行います。 また、CALFのメンバーをお招きしてのトークイベントや、地元出身作家の岡田昭憲さんによるアニメーションの作り方の解説やアニメーション装置を紹介するトークイベント、ワークショップなども開催します。

ますます注目を集めるアニメーションの世界を様々な角度からお楽しみください。

■開催日:2010年9月4日(土)~9月12日(日)
■時間:10:00~17:00
(土曜日のみ20:00まで、入場は終了時間の30分前まで)
■会場:文化フォーラム春日井・ギャラリー
■アクセス: 愛知県春日井市鳥居松町5丁目44番地"

 企画・監修の吉田雅彦さんのtwitter(pigeon_yoshida)で知って、9/4初日に行ってきた。
  全31本の作品上映と、各作品の原画、絵コンテ、イメージボード、素材(人形、切り絵)等々による多角的なアートアニメの展示。動画作品のリストは、上記リンクをご覧下さい。
 以下、展示品をリストアップ。

・植草 航 『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』 イメージボード 1点, 背景 2点。オリジナルイラスト 7点
・岡田 昭憲 『時の灰』 イラスト 1点, 人形 4点,  セル 4点
・水江 未来 『PLAYGROUND』『MODERN』 原画 多数(数百(千?)枚の束)
・新海 岳人 『ステイタス』『山と人』 構想メモ、絵コンテ 多数
・西島 真弓 『環境レストラン』 原画 11点
・北村 愛子 『服を着るまで』 イメージボード 3点, 原画 9点
・岡本 将徳 『パンク直し』 『ばあちゃん-GRANDMA-』 切り絵素材 数点

 最近の日本の自主制作アートアニメの動向を一望できる素晴らしい展示会になっている。
 今日はお客さんが少なかったけれど、東海地区の自主映像ファンの方は是非。
 会場はゆったりしてて図書館もあってなかなか快適!

 僕は、<地域>パートは残念ながら2本くらいしか観られなかったけれど、他は全て観た。全部で3時間は会場のスクリーンを観て充実。

 特に作品では、奥田昌輝『くちゃお』の絵本のような自由な作画でぐにゃぐにゃ動くキャラクタとか、和田淳『わからないブタ』のシュールレアリスムな物語と映像、『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』の斬新な2Dアニメ描写、水江未来 『PLAYGROUND』『MODERN』の超絶手描き抽象映像、大山慶『HAND SOAP』の退廃的な叙情映像に痺れた。

 いずれの作品も若い作者が多いためか、現代的な空気を感じさせて、僕のようにひさびさにこうした上映会に足を運んだファンには、隔世の感もあるが、いろいろと考えさせられる点もあった。
 特に以前のこうした上映会の作品にくらべて、さわやかな情感を表現した作品が少なくなっているように思った。多くなっているのがシュールな情景を重いタッチで描いた作品。僕としては好みの作品なのだけれど、、、。
 サンプル数としては、僕の眼に触れている作品って、そんなに多くないので、たまたまの傾向なのかもしれないが、作品たちがある痛みをともなって迫ってきたような気がするのだけれど、どうなのだろうか。

 17:00〜開催されたトークイベントについては、明日、掲載。

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2010.09.03

■アルスエレクトロニカで金田伊功紹介!
 Japan Media Arts Festival | Ars Electronica Festival 2010 "ROBOT-ISM"

Twitter / 阿部芳久さん

@butfilp アルスエレクトロニカでのメディア芸術祭展示では、金田伊功氏が手がけられた『ザンボット3』や『ブライガー』などの映像や、絵コンテや原画などをパネル化して氷川竜介氏の解説によって紹介しています。

Japan Media Arts Festival | Ars Electronica Festival 2010

ARS ELECTRONICA 2010, "ROBOT-ISM"
Storyboard by Mr. Kanada Yoshinori
Full-scale Gundam
Movies: Evangelion: 1.0

 Twitterで阿部芳久さんに教えていただいたオーストリアリンツ市のアルスエレクトロニカのメディア芸術祭展示の情報。「ロボットイズム」と名付けられた展示らしい。
 金田伊功のあのアニメートがメディア芸術として紹介される。大きな反響を呼ぶ事を望みたいが、どれだけの規模の展示か、気になる。
 おそらく平成21年度(第13回)文化庁メディア芸術祭 功労賞 金田 伊功(文化庁メディア芸術プラザ)の展示パネルあたりがベースになっているのではないだろうか(推定)。

◆関連リンク
・「メディア芸術祭イスタンブール展
 川瀬浩介氏BearingsGlocken2, 児玉幸子氏Morph Towerとか細田守監督の『サマーウォーズ』絵コンテ等々、こちらも充実!

当Blog過去記事
第13回文化庁メディア芸術祭 金田伊功 特別功労賞HP
第13回文化庁メディア芸術祭 特別功労賞 金田伊功氏受賞

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2010.09.02

■ヤン・シュヴァンクマイエル Beginner's Fair@下北沢GAoh! Jan Svank

1008biginner

企画展・イベント情報|下北沢GAoh!(ガオ)

2010.8/31-9/19
"いよいよ2011年夏、シュヴァンクマイエルは新作映画と数々のドローイングやオブジェを携え、日本全国の美術館などで展覧会、上映会が行われます。それに先駆け、巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルを知りえる入門編ともいえるフェアをここ下北沢GAoh!で開催いたします"

上の情報はTwitter / 松本里美さん経由

シュヴァンクマイエルの新作映画は来年上映らしい。ワーオ。下北沢GAoh!でこんなのもある。蔵書票も展示されるんだなあ。これはリトですね。チェコ大使館で見たコラージュアリスの流れのようです。

 07年制作のジークレと蔵書票の展示。
 海洋堂のアリスフィギュア!というのも掲載されている。一瞬、シュヴァンクマイエルのアリスがフィギュア化と驚いたが、ティム・バートン版だった。残念。

 そしてもうひとつの情報、シュヴァンクマイエルの新作『Surviving Life』について。日本上映は来年になるようだ。

Surviving Life - Wikipedia, the free encyclopedia.

Release date(s) Venice Film Festival: September 2010 (2010-09) Czech Republic: 4 November 2010

 チェコでは2010.11/4公開予定。 エヴァ・シュヴァンクマイエロバー亡き後の新作の変貌はいかに。

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2010.09.01

■新作情報 ブラザーズ・クエイ監督 『マスク』(スタニスワフ・レム原作) Brothers Quay "MASKA" Stanislaw Lem

Maska

Twitter / Image Forum: 再びソウルより。ブラザーズ・クエイの新作『MASKA ....

"再びソウルより。ブラザーズ・クエイの新作『MASKA』を観る。ポーランドで製作したからか、初期の作品に近いテイストの作品だった。心を宿した殺人人形の話。原作はスタニスワフ・レムの短編、音楽:クシシュトフ・ペンデレツキ。Y"

 ブラザーズ・クエイの新作情報。そしてなんとポーランドのSF作家スタニスワフ・レムとのコラボレーション! これは素晴らしい取り合わせかもしれない。
 未知の人類とは全く違う知性体を描き続けたレムと、孤高のダークな映像作家ブラザーズ・クエイ。二人の組み合せによる異界の映像化に期待が高まる。

 動画はないけど、Googleに画像がいろいろある→Brothers Quay "MASKA"
 いぶし銀な映像! 暗く匂い立つような奇想が染み出ている。

◆関連リンク
Film premiere from award-winning animators the Quay Brothers • Blog • Serious.

"Maska synopsis:
‘It’ is created piece by piece, limb by limb, and then with a sudden ‘rush of gender’ takes the shape of an automaton disguised as a beautiful female Duenna sent on a mission into a courtly kingdom to mercilessly track down a prince and kill him. Although she is programmed to kill, she is also capable simultaneously of questioning this programation and it is this friction between the soul and the machine that keeps one suspended between belief and disbelief."

 2010.3/17にワールドプレミアが開催された、とのこと。日本公開情報はまだないようだ。どなたかご存知なら教示下さい。
 シノプシスは、殺人をプログラムされた美女オートマトン。確信と不信を浮遊する魂とマシーンとか、レムと、クエイの今までの作品を彷彿とさせる。

Maska2_2

Brothers Quay Animation Event | What's On | Edinburgh International Film Festival 2010

"A conversation with the enigmatic twin duo behind some of the finest animated films ever made."

スタニスワフ・レム(Stanislaw Lem)著作リスト

"「マスク」 Maska (1977)   
Tr:深見弾(Dan Fukami) S-Fマガジン(S-F Magazine)1981/9 No.277 Ill:岩淵慶造(Keizo Iwabuchi)"

 邦訳「マスク」はSFM277号訳出とのこと。
 原作が掲載されたSFマガジン、持っているはずなので、発掘して読んでみよう、と思っていたが発掘失敗。僕の積読SFMはどこに埋もれたんだぁー!
スタニスワフ・レム・コレクション 短篇ベスト10 9月刊行予定
 関口時正・沼野充義・芝田文乃ほか訳

" 2000年にポーランドで刊行されたベスト短篇集をもとに、『ロボット物語』や泰平ヨンものから「三人の電騎士」「マスク」「テルミヌス」「ドンダ教授」「泰平ヨン第二十一回の旅」など十篇を集成した新訳アンソロジー。"

 調べたら、映画にあわせてか(?)、「マスク」を収録したアンソロジーが今月刊行予定とのこと!
ブラザーズ・クエイ - Wikipedia
Brothers Quay - Wikipedia, the free encyclopedia

 

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