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2010.10.25

■新刊メモ 上田 早夕里『華竜の宮』

上田 早夕里『華竜の宮』 ハヤカワ・オンライン

"陸地の大半が水没した25世紀、人工都市に住む陸上民の国家連合と遺伝子改変で海に適応した海上民との確執の最中、この星は再度人類に過酷な試練を与える。黙示録的海洋SF巨篇!

ホットプルームの活性化による海底隆起で、多くの陸地が水没した25世紀。未曾有の危機と混乱を乗り越えた人類は、再び繁栄を謳歌していた。陸上民は残された土地と海上都市で高度な情報社会を維持し、海上民は海洋域で〈魚舟〉と呼ばれる生物船を駆り生活する。
陸 の国家連合と海上社会との確執が次第に深まる中、日本政府の外交官・青澄誠司は、アジア海域での政府と海上民との対立を解消すべく、海上民の女性長(オサ)・ツキソメと会談する。両者はお互いの立場を理解し合うが、政府官僚同士の諍いや各国家連合の思惑が、障壁となってふたりの前に立ち塞がる。
同じ頃、IERA〈国際環境研究連合〉はこの星が再度人類に与える過酷な試練の予兆を掴み、極秘計画を発案した——。
最新の地球惑星科学をベースに、地球と人類の運命を真正面から描く、黙示録的海洋SF巨篇。"

 傑作「魚舟・獣舟」に繋がる世界の物語。
 僕は今日から読むので、今回は関連リンク集とします。あの独特の奇想世界をこんな長編でじっくり体験できるとは、嬉しい。

当Blog関連記事(追記)
■感想 上田 早夕里『華竜の宮』: ★究極映像研究所★

◆関連リンク
『 S-Fマガジン 2010年 12月号』
 『華竜の宮』は10月22日発売予定です
 (上田早夕里さんのBlog Nomadic Note 2)

"『華竜の宮』刊行記念・著者インタビュウが掲載されます。「魚舟・獣舟」から「華竜の宮」へと至った裏話、創作秘話などが語られています"

上田早夕里ブログ(縦書きブログ)

"(略) 最終的に私が選んだのは、現行の「華」ではなく「燁」。ただ、「燁」は《ヨウ》としか読めません。これが《カ》と読めたら、 漢字そのものが持つ意味と併せて最高のタイトルだった(燁は「輝く」という意味)のですが、「ヨウリュウノミヤ」では何だか語感がよくありません。

 そこで「燁」という字を分解し、片方を使うことにしました。「火」と「華」。幸いどちらも《カ》と読めますが、「火竜」よりも「華竜」のほうが、わけのわからん感じが強くていいのでこちらを選びました(略)"

 こちらのブログは、運営会社の都合で年内で閉鎖されるようなので、早めにリンク先をご覧になることを推奨。
カバー絵が来ました
 (上田早夕里さんのBlog Nomadic Note 2)
・牧真司氏のつぶやき
 Twitter / @shinji maki.Twitter / @shinji maki: 承前

"上田早夕里『華竜の宮』読了。たいへんな力作。ふつうに書けば、ゆうに10冊にはなる分量のアイデアとプロットの芽を詰めこんでいる。地球規模の大厄災によって、環境保全とか共生などの考えかたが失効し、人類が生き延びるために遺伝子操作も当然となった未来が舞台。

「魚舟・獣舟」と共通の設定だが、この長篇は、環境が大きく変容しながらも依然として政治や経済の利害、地域や人種による格差の中に生きている人類のありようを扱っている。主人公は外交官。とくに後半はスターリングや眉村卓を思わせる展開"

上田 早夕里『魚舟・獣舟』

"現代社会崩壊後、陸地の大半が水没した未来世界。そこに存在する魚舟、獣舟と呼ばれる異形の生物と人類との関わりを衝撃的に描き、各界で絶賛を浴びた表題 作。寄生茸に体を食い尽くされる奇病が、日本全土を覆おうとしていた。しかも寄生された生物は、ただ死ぬだけではないのだ。戦慄の展開に息を呑む「くさびらの道」。書下ろし中編を含む全六編を収録する"

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