« ■デヴィット・リンチ絵画展@コペンハーゲン「ジ・エアー・イズ・オン・ファイアー展」 David Lynch "The Air is on Fire" @ Copenhagen Gallery of Contemporary Art GL STRAND | トップページ | ■感想 ジャン=ピエール・ジュネ監督『ミックマック』
  ジルベール・ペイール:Gilbert Peyre の機械人形 »

2010.10.14

■ zozi監督「岩国基地航空ショーに行ってきました」「ひたすらくるくるダブルラリアット」

Photo「岩国基地航空ショー フレンドシップデー2010に行ってきたよ」([Frenz2010])(Youtube)

 リアル航空ショー映像に、内外の架空航空機映像が登場。
 ホームムービーでよく見かけるような映像に、空想科学が混入して、素晴らしい完成度。是非、まずはご覧あれ!

 このタッチはどこかで一度観たことがあると思ったら、広島のお祭りに何気なく、アニメキャラとかがARのように登場する「お祭りに行ってきた~広島ふれあい街歩き」を撮られたzoziさんの作品だった。

 twitterで尋ねてみた。「この手法って実写カメラの手振れとCG映像の振れのマッチングは、どうやっているんだろうか。今の3D-CGソフトって、自動的に実写映像の画像解析で手振れをCG映像に反映する機能があるんですかね?素人なのご存知の方、御教示下さい。」

 y_akiさん、SekaiDeSaisinさん、pacchiiさん、SatosYamagさん、melonVFX他から情報をいただいた。本当にありがとうございます。
 この技術、マッチムーブというらしい(本当に素人ですみませんorz)。

◆マッチムーブ:Match Move
マッチムーブ - Wikipedia

"実写映像からカメラの動作を検出することをカメラトラッキングといい、実写内の移動オブジェクトの動作を検出することをオブジェクトトラッキングという。 代表的なマッチムーブソフトウェアとして英国2d3社の boujou が挙げられるが、廉価版でも60万円と、まだまだ個人が手を出すには厳しい値段である。 5万以下の比較的安価なマッチムーブソフトとしては、SynthEyes、VooCAT等がある。 またフリーウェアではvoodoo camera tracker(maya、3dsMAX、blender等に出力可能)がある。"

ニコニコ大百科

"マッチムーブソフト 2D
(物体を追跡し、さまざまな特殊効果を付けられる)
    * AfterEffects

3D
・ただしカメラトラッキングのみ(カメラの動きを立体的に解析)
    * VoodooCameraTracker(無料)
    * VooCAT(VoodooCameraTrackerの製品版。低価格で手軽。ただし機能は少ない。)

3D(カメラの動きを立体的に解析。または物体の動きを立体的に解析し、さまざまな合成・特殊効果を実現できる)
    * SynthEyes Camera Tracker (低価格であるが機能は充実)
    * boujou(商業用・すごく高い)
      PF Track"

 素晴らしい。以前『宇宙戦争』で吃驚した技術が既にフリーウェアもある!

twitter / zozi009さん

"マッチムーブソフトを使ってます。フリーソフトでもありますが、うちはSyntheyesです。詳しくは私のマイリストから見てください。解説動画がいくつかありますので。"

 そして「岩国基地航空ショーに行ってきました」の作者の方からレス。
 マイリスト等からメイキングを以下、御紹介。

◆メイキング (zozi009さんのマイリスト(Youtube)より)
ミクのいる風景~解説編の解説
[3D]ミクのいる風景~カメラ買ったので実写合成してみた・解説編
Studio Sleipnir zoziさんのメイキングを紹介したHP

 マッチムーブソフトは、市販のSyntheyesを使用。実写映像から画像解析で抽出した映像のポイントごとのデータから、キャラクタを立たせる平面と位置を定義。そして三角測量の原理で求められたカメラ位置データを使用して、アニメーションを作成ということのようだ。
 加えて、カメラの手振れを抑えるために、
ステディカムのマリーンを使用されているとのこと。
 最後はCG映像を実写になじませるため、After Effectで画質を調整されているのがわかる。
 zozi009 さんのステディカム撮影風景は「お祭りに行ってきた~広島ふれあい街歩き」メイキングで観られます。

Photo_2

[実写合成]ひたすらくるくるダブルラリアット(Youtube)

 そしてzoziさんの別のPV作品。元気の出る歌に溌剌としたアニメで、なかなか気持ちのいい作品。歌が耳から離れなくなります(^^;)。
 この手法、独特の世界が構築されていて、素晴らしい。どこかで観た風景に奇想映像が混入、というワクワクする映像になっている。
 普段、眼の大きいキャラには近づかない当Blogですが、これは気持ちのいい仕上がりだったので、御紹介。

◆関連リンク
CG★ソフトなんでも覚書: マッチムーブ 3
 各種ソフト紹介記事
SynthEyes Camera Tracker - Andersson Technologies LLC
マッチムーブ@ wiki - SynthEyesユーザーマニュアル日本語訳
Voodoo Camera Tracker HP 日本語訳 - PukiWiki
インディゾーン@オンライン

"SynthEyes 2008 Mac版 (カメラトラッキング、マッチムーブソフト) 60,270円"

Voodoo camera tracker + Blenderでマッチムーブをやってみる。 - Ray of 3-Dimension

◆おまけ 『FRENZ 2010』

"Web上で話題の映像クリエイターによる、新作映像上映イベント"

 「岩国基地航空ショーに行ってきました」が上映されたイベント。
 いくつかの動画が観られるので、面白そうなものをミニ紹介。

 ・FRENZ 2010 - FRENZ 2010夜の部オープニングムービーを公開しました!.

『FRENZ 2010』夜の部のオープニングムービー”Assemblage”

 シャープでかっこいい、TV番組のタイトルバックのような映像。こういう映像は、もうアマチュアでも一般的なのか。凄いなー。
トリノコシティ PV
 40メートルPの曲と文字の動きが気持ちいい。
aspect
 夕焼けの工場がいい。
Echo~世界に一人の女の子と映写機の話~
 映写機という素材がいい。背景とか映像も良い。

|

« ■デヴィット・リンチ絵画展@コペンハーゲン「ジ・エアー・イズ・オン・ファイアー展」 David Lynch "The Air is on Fire" @ Copenhagen Gallery of Contemporary Art GL STRAND | トップページ | ■感想 ジャン=ピエール・ジュネ監督『ミックマック』
  ジルベール・ペイール:Gilbert Peyre の機械人形 »

コメント

 青の零号さん、こちらもThanks!

>>技術面は門外漢ですが、映像センスと適度に混ぜられたオタクテイストに感動。
>>懐かしのDAICON FILMによるオープニングアニメを、3D実写で見た気分です。

 たしかにそんなテイスト。
 で、新しい映像の胎動を感じたのも似ている。

>>・・・ということはzoziさんも、将来は大物監督になりそうな感じ!

 ! そんな作品を作り出していただけたら、とても嬉しいですね!

投稿: BP(青の零号さんへ) | 2010.11.06 18:11

遅ればせながら拝見しました。
もう映像的に航空ショーの枠を超えた驚異の世界w
技術面は門外漢ですが、映像センスと適度に混ぜられたオタクテイストに感動。
懐かしのDAICON FILMによるオープニングアニメを、3D実写で見た気分です。
・・・ということはzoziさんも、将来は大物監督になりそうな感じ!

投稿: 青の零号 | 2010.11.06 01:24

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24373/49694542

この記事へのトラックバック一覧です: ■ zozi監督「岩国基地航空ショーに行ってきました」「ひたすらくるくるダブルラリアット」:

« ■デヴィット・リンチ絵画展@コペンハーゲン「ジ・エアー・イズ・オン・ファイアー展」 David Lynch "The Air is on Fire" @ Copenhagen Gallery of Contemporary Art GL STRAND | トップページ | ■感想 ジャン=ピエール・ジュネ監督『ミックマック』
  ジルベール・ペイール:Gilbert Peyre の機械人形 »